JCB法人カード8種類を比較!法人カードを選ぶポイントとおすすめの一枚は?
(画像=PIXTA)

JCB法人カードはJCBが法人向けに発行しているクレジットカードです。法人カードを持つことで、経理業務を簡略化することができるため、導入を検討している代表者や経理担当者も多いのではないでしょうか。

JCB法人カードだけでもいくつか種類があるので、導入時にはどれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。この記事では、JCB法人カードの8種類を徹底比較するので参考にしてください。

法人向けクレジットカードとは

法人向けクレジットカードとは、法人口座で引き落としができ、従業員にカードを追加できるカードです。

法人や個人事業主に対して発行されるクレジットカード

対象は法人や個人事業主です。中小企業・個人事業主向けのカードがビジネスカード、大企業向けのカードをコーポレートカードと呼ぶこともあります。

また、使用人数が20名を超えるか超えないかも分類基準のひとつです。

法人利用に特化した特典がある

個人カードにはない、法人カードならではの特典があるケースもあります。発行会社やカードの種類によって内容は異なりますが、JCB法人カードの場合、利用明細データと会計ソフトのデータを連携させることが可能です。

会員専用WEBサービス「MyJCB」からカードご利用代金明細が確認できます。カード使用者ごとの経費支出が確認でき、予算管理に役立ちます。

引用元:ビジネスで活躍するサービス

法人向けクレジットカードを作るメリット

ビジネスでの会食や業務用品を購入する際には、個人向けクレジットカードを利用することもできます。それにもかかわらず、企業が法人向けクレットカード持つのは、以下のようなメリットがあるからです。

経理業務の簡略化

経理担当者は従業員が支払った交通費や交際費を取りまとめる必要があります。法人向けクレジットカードを導入することで、「支払い先」「金額」「日付」がまとめて利用明細に記載されるので、経理担当者や従業員の経理事務負担を軽減することができるのです。

キャッシュフローの繰り延べ・明確化

企業のキャッシュフローを改善するためには、売掛金回収を早める一方、買掛金や経費支払い期間を延ばすことが大切です。法人向けクレジットカードを導入すると、現金支払いと比べて支払い期間を延ばすことができるため、キャッシュフローの改善にもつながります。

明細として形に残るので、何がキャッシュフローを圧迫しているのか明確にすることも可能です。

私的利用との区別がつけやすい

物品や会食の費用を従業員のクレジットカードで支払ってしまうとビジネスとプライベートの区別がつきにくくなってしまいます。法人カードを従業員向け発行しておけば、従業員は業務に関する費用支払い時にプライベートのクレジットカードを使う必要がありません。

ポイントも貯まる

ビジネス関連の支払いでは、金額が高額になるケースもしばしばあります。法人カードにはポイント還元されるものがあるので、高額支払いした分多くのポイントを貯めることができます。

ポイントで業務に関連する物品を購入すれば、経費削減にもつながるでしょう。

ご利用金額に応じて、JCBのOki Dokiポイントがたまります。光熱費のお支払いや、備品購入もカード払いにすることで、毎月ポイントをためることができます。

引用元:いつもの支払いがカード払いでおトクに

法人カードを導入するデメリット

一方で、法人カードを導入することで以下のようなデメリットがあります。

不正利用のリスクがある

従業員に法人カードを渡しておくと、従業員は自由に会社のお金を使うこともできてしまいます。そのため、法人カード導入にあたって社内でのルール作りが不可欠です。

年会費

個人向けカードでは、所定の条件を満たすことで年会費が無料になるケースがあります。一方、法人カードでは初年度が無料であったとしても次年度以降は年会費がかかることが多い点がデメリットです。

ただし、年会費は経費に計上することはできます。

法人カードを選ぶ際のポイント

個人向けのクレジットカードと同じく、法人カードにもさまざまな種類があります。選ぶ際のポイントを解説します。

事業規模

法人カードは事業規模によって入会できるカードが異なることがあります。選ぶ際には、自社の規模が該当するのか確認するようにしてください。

使用人数

法人カードでは、従業員向けに追加でカードを発行できるケースが多いです。しかし、カードによっては使用人数に制限があることもあります。

申し込み前に、何名にカードを付与する予定なのかをイメージしておくべきでしょう。

ポイント還元率

法人カードも、種類によって還元率が異なります。法人向けカードを選ぶ際には、還元率を重視するのかそれとも便利性や他のサービス内容を重視するのか確認しておきましょう。

国内・海外旅行傷害保険が必要かどうか

付帯される保険内容も注目すべきポイントです。出張が多い会社であれば、国内・海外旅行傷害保険が付帯されているものを選ぶことで、出張の都度保険に加入する手間を省くことができます。

ETCを使うかどうか

ETCカードを使えば、有料道路の料金が30%(使用回数によっては50%)割引されます。従業員が業務で遠距離を移動する機会が多いなら、経費削減のためにETCカードが追加できる法人カードを選ぶのがおすすめです。

JCB法人カードの基本的性能

ここまで一般的な法人カードについて説明してきました。続いて、JCB法人カードの基本的性能を確認していきましょう。

タクシーや新幹線等の交通費もカード決済可能

JCB法人カードでタクシーや新幹線などの交通費も決済可能なので、出張に関する経理事務も省略可能です。また、法人会員はJCBタクシーチケットやJR東海のチケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」も利用できます。

Oki Dokiポイントがたまる

利用金額に応じて、JCBのOki Dokiポイントがたまります。Oki Dokiポイントはさまざまな商品やマイルへの交換、キャッシュバックが可能です。

WEBサービスで利用明細の確認可能

WEBサービス、MyJCBを利用できます。カード利用代金明細が会社のPCでいつでもチェック可能です。

利用明細データの会計ソフトへの取り込みが可能

利用明細データは「弥生」や「freee」といった会計ソフトに取り込むことができます。経理担当者の入力手間を省略することができ、業務効率化につなげることが可能です。

JCB法人向けカードは3種類

カード分類 JCB法人カード JCB CARD Biz JCBビジネスプラス法人カード
申込条件 法人または個人事業主 法人代表者または個人事業主 法人または個人事業主
発行可能枚数 複数枚 1枚(本人のみ) 複数枚
還元率 0.5% 0.5% ~3%
特徴 スタンダードな法人カード
従業員に複数枚発行可能
法人の本人確認書類不要
個人感覚で使えるカード
キャッシュバック型が特徴のカード
最大3%の高還元率

今回はスタンダードな「JCB法人カード」に加え「JCB CARD Biz」「JCBビジネスプラス法人カード」を紹介します。

JCB法人カードやJCBビジネスプラス法人カードが従業員への追加カード発行が可能なのに対し、JCB CARD Bizでは代表者しか使用することができません。また、JCBビジネスプラス法人カードはポイント還元ではなくキャッシュバック型という点が特徴です。

次からさらに詳細な特徴をみていきましょう。

JCB法人向けカード8種類比較

カード分類 JCB法人カード JCB CARD Biz JCBビジネスプラス法人カード
カード種類 一般 ゴールド プラチナ 一般 ゴールド プラチナ 一般 ゴールド
申込条件 法人または個人事業主 法人または個人事業主 法人または個人事業主 法人代表者または
個人事業主
法人代表者または
個人事業主
法人代表者または
個人事業主
法人または個人事業主 法人または個人事業主
利用可能枠 - - - - - - - -
年会費 【年会費】
1,375円(税込)
*初年度年会費無料
【使用者追加1名様ごと】
1,375円(税込)
【年会費】
11,000円(税込)
*初年度年会費無料
【使用者追加1名様ごと】
3,300円(税込)
【年会費】
33,000円(税込)
【使用者追加1名様ごと】
6,600円(税込)
1,375円(税込)
*初年度年会費無料
11,000円(税込)
*初年度年会費無料
33,000円(税込) 【年会費】
1,375円(税込)
【使用者追加1名様ごと】
 1,375円(税込)
【年会費】
11,000円(税込)
【使用者追加1名様ごと】
3,300円(税込)
発行可能枚数 複数枚 複数枚 複数枚 1枚(本人のみ) 1枚(本人のみ) 1枚(本人のみ) 複数枚 複数枚
還元率 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% ~3% ~3%
付帯保険
[旅行傷害保険]
海外最高3,000万円(利用付帯)
国内最高3,000万円(利用付帯)
海外最高1億円(利用付帯)
国内最高5,000万円(利用付帯)
海外最高1億円(利用付帯)
国内最高1億円(利用付帯)
海外最高3,000万円(利用付帯)
国内最高3,000万円(利用付帯)
海外最高1億円(利用付帯)
国内最高5,000万円(利用付帯)
海外最高1億円(利用付帯)
国内最高1億円(利用付帯)
海外最高1億円(利用付帯)
国内最高5,000万円(利用付帯)
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険]
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)
2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)
2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)
2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)
4万円限度
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)
2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)
2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)
2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)
4万円限度
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)
2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)
2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)
2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)
4万円限度
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)
2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)
2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)
2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)
4万円限度
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)
2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)
2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)
2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)
4万円限度
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外
最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円)
国内
-
海外
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
海外
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
海外
最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円)
国内
-
海外
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
海外
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
海外
最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円)
国内
-
海外
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内
最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
ETCカード ◯ 年会費無料 ◯ 年会費無料 ◯ 年会費無料 ◯ 年会費無料 - ◯ 年会費無料 ◯ 年会費無料 ◯ 年会費無料

先ほど分類した3種類のカードは、それぞれ一般カードとそれ以外のカードに分類することができます。細分化した8種類のカードの特徴は以下の通りです。

JCB法人カード

JCB法人カードはスタンダードなタイプで、従業員への追加カードも発行可能です。一般、ゴールド、プラチナの3種類あります。

一般

 
カード種類 JCB法人カード 一般
申込条件 法人または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 【年会費】1,375円(税込)
*初年度年会費無料
【使用者追加1名様ごと】1,375円(税込)
発行可能枚数 複数枚
還元率 0.5%
付帯保険
[旅行傷害保険]
海外 最高3,000万円(利用付帯)
国内 最高3,000万円(利用付帯)
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険(利用付帯)]
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円)
国内 - 
ETCカード ◯ 年会費無料

主な特徴
・国内・海外航空機遅延保険や国内のショッピングガード保険なし
・初年度年会費は無料
・発行可能枚数は複数枚

スタンダードなタイプで、複数枚発行可能です。利用した金額に応じてOkiDokiポイントが還元されます。

年会費もお手頃ですが、付帯保険が手薄い点に注意してください。

ゴールド

 
カード種類 JCB法人カード ゴールド
申込条件 法人または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 【年会費】11,000円(税込)
*初年度年会費無料
【使用者追加1名様ごと】3,300円(税込)
発行可能枚数 複数枚
還元率 0.5%
付帯保険
[旅行傷害保険]
海外 最高1億円(利用付帯)
国内 最高5,000万円(利用付帯)
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険(利用付帯)]
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
ETCカード ◯ 年会費無料
ETCスルーカードN

主な特徴
・国内・海外航空機遅延保険や国内ショッピングガード保険も付帯
・初年度年会費無料
・発行可能枚数は複数枚

JCB法人カード一般よりも付帯保険が充実しています。年会費は1万円越えで少し高めです。

プラチナ

 
カード種類 JCB法人カード プラチナ
申込条件 法人または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 【年会費】33,000円(税込)
*初年度年会費無料
【使用者追加1名様ごと】6,600円(税込)
発行可能枚数 複数枚
還元率 0.5%
付帯保険
[旅行傷害保険]
海外 最高1億円(利用付帯)
国内 最高1億円(利用付帯)
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険(利用付帯)]
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
ETCカード ◯ 年会費無料
ETCスルーカードN

主な特徴
・JCB法人カードの最上級で年会費初年度無料なし
・付帯保険が充実しており、旅行傷害保険は国内・海外最高1億円(利用付帯)
・発行可能枚数は複数枚

JCB法人カードの最上級のため、年会費は33,000円(税込)と高めに設定されています。その分、付帯保険は充実しています。

JCB CARD Biz

JCB CARD Bizも一般、ゴールド、プラチナが存在します。

一般

 
カード種類 JCB CARD Biz 一般
申込条件 法人代表者または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 【年会費】1,375円(税込)
*初年度年会費無料
発行可能枚数 1枚(本人のみ)
還元率 0.5%
付帯保険
[旅行傷害保険]
海外 最高3,000万円(利用付帯)
国内 最高3,000万円(利用付帯)
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険(利用付帯)]
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円)
国内 - 
ETCカード ◯ 年会費無料
ETCスルーカードN

主な特徴
・国内ショッピングガード保険付帯なし
・法人の本人確認書類不要で簡単に申し込むことができる
・ ETCスルーカードNは申し込めないので個人カードと同じETCスルーカードを申し込む

法人の本人確認書類不要で簡単に申し込むことができるカードです。その代わり、従業員カードを発行することができません。

また、ETCスルーカードNも申し込むことができないため、従業員ごとにETCカードを持たせたいという企業は別の法人カードを選んだ方が良いでしょう。

ゴールド

 
カード種類 JCB CARD Biz ゴールド
申込条件 法人代表者または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 【年会費】11,000円(税込)
*初年度年会費無料
発行可能枚数 1枚(本人のみ)
還元率 0.5%
付帯保険
[旅行傷害保険]
海外 最高1億円(利用付帯)
国内 最高5,000万円(利用付帯)
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険]
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
ETCカード ◯ 年会費無料
ETCスルーカードN

主な特徴
・国内・海外航空機遅延保険や国内ショッピングガード保険も付帯
・法人の本人確認書類不要で簡単に申し込むことができる
・ETCスルーカードNは申し込めないので個人カードと同じETCスルーカードを申し込む

JCB CARD Biz 一般に補償内容を充実させたカード。付帯保険の補償内容や、年会費はJCB法人カードゴールドと同じです。

プラチナ

 
カード種類 JCB CARD Biz プラチナ
申込条件 法人代表者または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 【年会費】33,000円(税込)
*初年度年会費無料
発行可能枚数 1枚(本人のみ)
還元率 0.5%
付帯保険
[旅行傷害保険]
海外 最高1億円(利用付帯)
国内 最高1億円(利用付帯)
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険]
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
ETCカード ◯ 年会費無料
ETCスルーカードN

主な特徴
・付帯保険充実しており、旅行傷害保険は国内・海外最高1億円(利用付帯)
・法人の本人確認書類不要で簡単に申し込むことができる
・ETCスルーカードNは申し込めないので個人カードと同じETCスルーカードを申し込む

JCB CARD Bizの最上級のカードです。年会費が高い分、旅行傷害保険などの付帯保険が充実しています。

国内・海外のホテル・航空券の手配など旅行に関する各種サポートを受けるプラチナ・コンシェルジュデスクも利用可能です。

JCBビジネスプラス法人カード

JCBビジネスプラス法人カードは2種類のカードがあります。

JCBビジネスプラス法人カード

 
カード種類 JCBビジネスプラス法人カード
申込条件 法人または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 1,375円(税込)
【使用者追加1名様ごと】
 1,375円(税込)
発行可能枚数 複数枚
還元率 ~3%
付帯保険
[旅行傷害保険(利用付帯)]
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険(利用付帯)]
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円)
国内 ー
ETCカード ◯ 年会費無料
ETCスルーカードN

主な特徴
・保険付帯は海外のショッピングガード保険のみ
・還元方法はキャッシュバック。最大3%の還元率が見込める
・初年度年会費は無料、発行可能枚数は複数枚

ポイント還元ではなく、キャッシュバックという点が最大の特徴です。最大3%の高還元が見込めますが、利用合計金額が5万円未満の場合、キャッシュバックの対象外という点に注意してください。

JCBビジネスプラスゴールド法人カード

 
カード種類 JCBビジネスプラスゴールド法人カード
申込条件 法人または個人事業主
利用可能枠 -
年会費 11,000円(税込)
【使用者追加1名様ごと】
3,300円(税込)
発行可能枚数 複数枚
還元率 ~3%
付帯保険
[旅行傷害保険(利用付帯)]
付帯保険
[国内・海外航空機遅延保険(利用付帯)]
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)2万円限度
出航遅延費用等保険金(食事代)2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)4万円限度
付帯保険
[ショッピングガード保険]
海外 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
国内 最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円)
ETCカード ◯ 年会費無料
ETCスルーカードN

主な特徴
・旅行保険、国内・海外航空機遅延保険、ショッピングガード保険が付帯
・還元方法はキャッシュバック。最大3%の還元率が見込める
・初年度年会費は無料、発行可能枚数は複数枚

JCBビジネスプラス法人カードはキャッシュバックがメリットですが、JCB法人カードよりも付帯保険が少ない点がデメリットです。付帯保険内容が気になる方は、旅行保険、国内・海外航空機遅延保険、ショッピングガード保険が付帯したJCBビジネスプラスゴールド法人カードが良いでしょう。

そのほか企業と提携したものもある

今回紹介したカード以外にも、JCBでは企業と提携した法人向けカードを発行しています。例えば、ANA JCB法人カードはANAグループの便に搭乗した際にボーナスマイルが貯まる点がメリット。

「クレジット機能付カード」と「ガソリン専用カード」の使い分けが可能で自動車の利用が多い企業向けのコスモコーポレートカードもあります。

法人カードも還元率が選ぶポイントのひとつ

JCB法人向けクレジットカードを持つことで、業務の効率化を図ることができます。法人向けカード選びで迷っている方は、個人向けと同じようにまずは還元率に注目してみることも大切です。

JCB法人カードで経費削減と業務効率の改善を図ってみてはいかがでしょうか。

専門家コメント及びに記事の監修

新井智美
新井智美
CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、これまでに1,000件以上の執筆・監修業務を手掛けている。 公式サイト:https://marron-financial.com/

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