カードローン利用時に注意しておきたいリスク

簡単な審査で融資を受けることができるカードローンは、利便性の高いサービスです。

しかし、「お金を借りる」という行為には、さまざまなリスクがあることを十分に理解しておかなければなりません。カードローンを利用する前に、把握しておきたいリスクとその対策について解説します。

  1. カードローン利用時に留意すべきリスク
    1. 高い金利を支払わなければならないリスク
    2. 返済長期化のリスク
    3. 多重債務に陥るリスク
    4. 住宅ローン審査などに影響を及ぼすリスク
  2. カードローンのリスクへの対策
    1. 必要な分だけ借り入れを行い、余裕があれば繰り上げ返済する

カードローン利用時に留意すべきリスク

高い金利を支払わなければならないリスク

少額から気軽に利用できるというメリットがあるカードローンですが、その金利は、住宅ローン(0.数%~1%程度)や自動車ローン(2%~5%)と比較すると、高い傾向があります。銀行系でも2%~15%程度、消費者金融系では3%~18%程度の金利が設定されていることが多いです。

「使い道の自由度が高い」というメリットの反面、金利が高く、支払う利息も多くなりがちという点は理解しておきましょう。

返済長期化のリスク

カードローンでは、月々の返済額を数千円程度に抑えることもできます。返済額が少なければ、日常生活への影響も最小限にすることができるでしょう。

一方で、当然のことながら返済のスピードは落ちることになります。利息支払い分が返済額のほとんどを占めているというような状態が続けば、元本を減らすことができず返済が長期化するというリスクもあります。

毎月の返済のプレッシャーが小さかったとしても、返済が長期化すれば、支払う利息も増える点には注意が必要です。

多重債務に陥るリスク

気軽に利用できることはカードローンの大きなメリットです。現在では、コンビニのATMやアプリなどを利用して、「いつでも・どこでも」借り入れをすることができます。

しかし、こうした気軽さによって、頻繁に借り入れすることが習慣化してしまう利用者もいます。返済が長期化したとしても結果的に完済できればよいですが、さらなる借り入れを行い、最終的に多重債務に陥ってしまうということもあります。

住宅ローン審査などに影響を及ぼすリスク

カードローンを利用すると、信用情報機関に情報を登録されることになります。

金融機関は、ローンの利用状況を加盟している信用情報機関に報告しています。この情報は、他の金融機関が照会できるようになっており、融資の審査などの参考にされています。

たとえば、信用情報機関に複数社のカードローン利用の報告があれば、新たな金融機関で融資を申し込んだとしても審査に通過できないということになります。このように信用情報機関に登録された情報が住宅ローンや教育ローンの審査に悪影響を及ぼす可能性があるといわれています。

ただ、延滞などを起こさず完済すれば、それほど影響がないというケースもあるといわれています。「カードローンを利用すると必ず他のローンサービスの審査に通過できなくなる」というわけではありませんが、利用情報が信用情報機関に登録されるということは理解しておいたほうがよいでしょう。

専門家のコメント

カードローンのリスクへの対策

必要な分だけ借り入れを行い、余裕があれば繰り上げ返済する

上述したように返済の長期化は、さまざまなリスクを招く可能性があります。そのため、まず借り入れを必要最小限とすることが重要です。

借入額が大きく、返済に一定以上の期間がかかる場合は、とにかく「計画的に」返済を進めることが重要です。返済先が複数社にわたる場合は、おまとめローンなどを利用して金利を抑え、返済額を圧縮するという選択肢もあります。

カードローンはリスクを理解した上で利用すれば、利便性もあるサービスです。しっかりと自己管理をした上で、利用するとよいでしょう。