法人カードは個人事業主や企業経営者にとって、コスト削減や業務の効率を向上させるサポートをしてくれる存在です。法人カードには種類がたくさんありますが、有力な選択肢の一つとなるのが、JCB法人カードでしょう。

JCB法人カードの中にも複数種類があります。この記事ではJCBの法人・個人事業主向けベーシックカードとして、JCB一般法人カードに注目し、特徴や審査の難易度などを紹介していきますので、法人カードを検討する際の参考にしてください。

JCB一般法人カードを選ぶべき人はこんな人!

  • 法人または個人事業主の方!
  • 月々の経理を一本化して経費削減したい方!
  • 出張が多い業種の方!

JCB一般法人カードとは?

JCB一般法人カードは日本で唯一の国際ブランドであるJCBが発行している、法人・個人事業主向けカードです。名称に「法人」とありますが、法人だけでなく個人事業主でもカードを発行できます

株式会社ZUUが2021年6月に行ったアンケート調査ではJCB一般法人カードが非常にイメージの良いカードであることがわかりました。

アンケート

実査機関:クロス・マーケティング

【JCB一般法人カードの基本スペック】

JCB法人カード一般
カード評価
★★★★☆
年会費 1375円
(税込み・初年度無料)
追加カード ETCカード
ポイント還元率 0.30%~ 付帯保険 海外旅行・国内旅行・ショッピング
貯まるポイント Oki Dokiポイント 電子マネー機能 QUICPay
交換可能マイル JALマイル・ANAマイル・ SKY コイン・スカイマイル スマホ決済

引用元:JCB法人カード

還元率のメリット・デメリット

メリット

  • 優待特約店でボーナスポイントがたまる
  • Amazon利用であればポイントが3倍に
  • ポイントの交換先が豊富

デメリット

  • 基本還元率はやや低め

キャンペーンのメリット・デメリット

メリット

  • 最大で20,000円分ものギフトカードがもらえる
  • 使用者を追加すればさらに最大9,000円分のギフトカードがもらえる

デメリット

  • 最大の20,000円のギフトを受け取るには10万円以上の利用が必要

JCBが提供している法人カードは3種類あります。「JCB一般法人カード」「JCBゴールド法人カード」「JCBプラチナ法人カード」です。それぞれ年会費は異なります。

JCB一般法人カードはオンライン入会であれば初年度無料で、2年目以降は1375円(税込み)で追加カードも同じです。

JCBゴールド法人カードもオンライン入会は初年度無料、2年目以降は1万1000円(税込み)で、追加カードは3300円(税込み)となります。

JCBプラチナ法人カードは、3万3000円(税込み)で、追加カードは6600円(税込み)です。

 
カード名 JCB法人カード JCBゴールド法人カード JCBプラチナ法人カード
年会費 1,375円(税込)
※オンライン入会で初年度無料
11,000円(税込)
※オンライン入会で初年度無料
33,000円(税込)
追加カード 1,375円(税込)
※本会員が無料であれば無料
3,300円(税込)
※本会員が無料であれば無料
6,600円(税込)

このようにJCB一般法人カードの年会費は、最も安くなっています。カードの利用可能枠については公式サイトを参照にしてください。

専門家のコメント

また、JCB一般法人カードを他の法人カードと比較してみましょう。

 
jcb一般法人カード
三井住友ビジネスfor classic
アメックスビジネス
カード名 JCB一般法人カード 三井住友ビジネスカード for owners classic アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
年会費
1,375円(税込・初年度年会費無料)

1,375円(税込)

13,200円(税込)
還元率
0.30%~1.49%

0.50%~2.50%

0.50%
締め日・支払日 公式サイト参照 15日締め・翌月10日払い
月末締め・翌月26日払い
3日締め・当月21日払い
7日締め・当月26日払い
19日締め・翌月10日払い
付帯保険 海外旅行:最大3,000万円(利用付帯)
国内旅行:最大3,000万円
ショッピング:最大100万円
海外旅行:最高2,000万円
 ショッピング:最高100万円
海外旅行:最大5,000万円
国内旅行:最大5,000万円
ショッピング:最大500万円
経費精算 会計freee & 弥生会計 勘定奉行 会計freee
特徴 freee、弥生会計との連携があるので会計処理が楽チン! 年会費が安く、ポイント還元率が高い 海外出張の際、24時間サポートセンター利用可能!
発行日数 最短3営業日 最短7営業日 2週間程度
おすすめ利用シーン 経費精算でたまったポイントで備品を購入 コンビニ利用でポイントアップ 付帯保険やサポートセンターが出張をサポート
キャンペーン 最大30,000円分ギフトカードプレゼント 最大29,000ポイントプレゼント 準備中
申し込み

引用元:三井住友カード, JCBカード, アメリカン・エキスプレス・カード

ここからは個人事業主や経営者に優しい、JCB一般法人カードの具体的な特徴を詳しく見ていきましょう。

JCB一般法人カードの特徴を紹介

JCB一般法人カードの特徴として、経費の削減効果節税効果旅行傷害保険やショッピングガード保険の付帯などがあります。また、キャンペーンでポイントプログラムがお得になったり、新規入会でJCBギフトカードがもらえるといったメリットもあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

年会費は経費に算入可能なので節税にも

通常の個人向けクレジットカードの年会費は、基本的に経費計上はできません。しかし、JCB一般法人カードの2年目から必要な年会費は、会計上、経費に分類できます。小さい額ですが毎年のことなので、節税効果があるでしょう。

また、さまざまな備品や事務用品などを法人カードで購入すると、そのまま経費として計上できるので経理上の処理も非常にシンプルです。

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※引用:JCB法人カード

旅行保険やショッピング保険も無料で付帯

JCB一般法人カードには2種類の付帯保険があります。

旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)は海外旅行で最高補償額3000万円、国内旅行でも最高補償額3000万円です。海外旅行保険については利用付帯となっており、保険の適用には旅費をJCB一般法人カードで支払っている必要があります。

ショッピングガード保険は海外でのショッピングのみが対象ですが、最高100万円(1事故につき自己負担額1万円)までの補償が付いているので、海外での買い物も安心でしょう。

新規発行でJCBギフトカード、クレジット10万円利用でさらに

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※引用:JCB法人カード

また、JCB一般法人カードユーザーにJCBギフトカードがプレゼントされる以下の2種類のキャンペーンも開催中です。

【インターネット限定 企業応援新規入会キャンペーンでもれなくJCBギフトカードプレゼント!】

キャンペーン期間中(2021年9月30日まで)に申し込みが受け付けされたJCB一般法人カードのユーザーに、もれなくJCBギフトカード3,000円分がプレゼントされます。

【10万円(税込み)以上の利用でJCBギフトカード1万7000円分プレゼント!】

キャンペーン期間中(2021年9月30日まで)にJCB一般法人カードを申し込み、入会の翌月末までに10万円(税込み)以上のクレジット利用があるユーザーにJCBギフトカード1万7000円分がプレゼントされます。

インターネット限定 企業応援新規入会キャンペーン|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード

日々の業務で必要な事務用品もデリバリー可能

アスクルが提携している「アスクルサービス」は、オフィス用品をお得に購入できるだけでなく、配達もしてもらえます。

航空チケットの取得も手軽かつコスト削減

「JAL ONLINE」では、国内線の予約と発券が24時間365日可能です。手間がかからずにコストを削減できます。カードを使ってチケット代を支払うので、ポイントもどんどん貯まります。

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※引用:JCB法人カード

企業の福利厚生として優待利用できるサービス

JCB一般法人カードの優待特典として、「福利厚生倶楽部」で限定割引サービスが受けられます。保養所やスポーツクラブの利用はもちろん、資格取得や育児支援などの福利厚生サービスを全国でお得な料金で受けられます。

高いコスパが特徴の法人カード

年会費の安さもさることながら、JCB一般法人カードはさまざまな面でコスト削減につながります。企業経営全体で高いコスパを実現させてくれるカードです。

例えば、JCB一般法人カードで決済した分の支払いは口座から引き落とされるので、それまで経費の支払いでかかっていた振込手数料も一切かかりません。毎月のことなので、年間では相当な節約になるでしょう。

さらに貯まったポイントをマイルや他社ポイントに変えたり、提携先でショッピングに使ったり、職場用の備品に交換したりすることも可能なので、経費率を下げることができます。

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※引用:JCB法人カード

カードで決済した1ヵ月間の社費利用額の支払いサイトに約1~2ヵ月の余裕が生まれるため、キャッシュフローの改善にもつながるでしょう。

JCB一般法人カードの審査の難易度は?

JCB一般法人カードの審査基準は、公開されていません。審査の難易度は予想するしかありませんが、ネット上の情報などを基に推定すると審査通過率は比較的高いようです。

特に個人事業主は、審査に有利な場合があるといわれています。個人事業主の場合、個人のクレジットカードと同じような手軽さで申し込みができます。事業規模が比較的小さいこともあり、前述のように事業主本人のクレヒス(クレジットヒストリー=返済履歴)がとりわけ重要視されるようです。

もちろん、法人用のクレジットカードの審査であっても、経営者個人の信用情報はかなりの比重で審査に関係するといわれます。逆に言えば、個人事業主や企業経営者の個人のクレヒスが良好であれば、その信用力で審査が通る可能性もあります。

クレジットカードの取引は、担保も保証人も必要ありません。つまり「信用取引」です。それだけに、個人事業主や経営者自身の信用が大いに関係します。そのためにも、個人のカードの利用状況に注意し、クレヒスに傷をつけないように気をつけましょう

JCB一般法人カードはどんな人におすすめ?

JCB一般法人カードは海外よりも国内移動が多い個人事業主や企業経営者に、特におすすめできます。交通機関を頻繁に利用する場合はもちろん、ETC付帯カードを利用する人にもおすすめです。

海外に行くとJCBが利用できない店舗やサービスもあるので、海外向けにVisaまたはMastercardのブランドの付いたカードを別で利用し、国内ではJCBを利用するとよいでしょう。

JCB一般法人カードを手に入れるために必要なことは?

個人事業主は法人格を持たないので、カードの申し込みの際に登記簿謄本などを提出する必要はありません。本人確認書類(運転免許証のコピーなど)があれば大丈夫です。

法人として申し込む場合は、発行日から半年以内の「現在事項全部証明書」か「履歴事項全部証明書」のいずれか1点の原本あるいはコピーと、法人代表者の運転免許証などが必要です。

法人の場合、実質的支配者の確認が求められることがあるようです。実質的支配者とは、議決権の25%超を保有する支配的な影響力を持つ個人を指しますが、組織のタイプによって確認の手順が異なるので、注意が必要です。

コスパ最強のJCB一般法人カードを手に入れよう

個人事業主や企業経営者に絶大な人気を誇る、JCB一般法人カードの特徴や審査基準について紹介しました。国内を飛び回る経営者には大変使い勝手がよく、コストパフォーマンスも高いカードです。

自身や従業員が国内での行き来が多い個人事業主や経営者であれば、JCB一般法人カードは役に立つでしょう。ここでの情報を参考に、申し込みを検討してみてください。

新井智美
新井智美
CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、これまでに1,000件以上の執筆・監修業務を手掛けている。
公式サイト:https://marron-financial.com/

調査概要

実査機関 クロス・マーケティング
 調査目的  クレジットカード保有者へのイメージに関する調査
 調査対象  クレジットカードの利用または保持している方
 調査方法  インターネットリサーチ
 調査対象者数  500名
 調査実施期間  2021年6月
 調査対象地域  日本国内
 母集団  クレジットカードの利用または保持している、20歳~69歳の男女500名