エポスゴールドカードは、丸井グループのクレジットカードであるエポスカードのゴールドランクカードです。元々エポスカードを持っている人はカードの種類を切り替えるだけで利用可能で、最初からゴールドカードを作ることもできます。
この記事ではエポスゴールドカードの特徴について、メリットやデメリットも紹介しつつ解説していきます。ベーシックカードとの違いもわかるようになっているので、興味がある人はぜひ参考にしてください。他のカードも気になる方はおすすめのカードをチェックしてみましょう。
エポスゴールドカードの特徴
エポスカードは、小売業を中心に全国で事業を展開している丸井グループのカード事業部門である株式会社エポスカードが発行運営するクレジットカードです。
【エポスゴールドカードのスペック】
年会費 | 5000円(税込) ※条件付無料 | 追加カード | 家族カード・ETCカード |
ポイント還元率 | 0.50%~1.25% | 付帯保険 | 海外旅行 ※10/1~利用付帯に変更 |
貯まるポイント | エポスポイント | 電子マネー機能 | - |
交換可能マイル | ANAマイル・JALマイル | スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay・楽天ペイ |
引用元:エポスゴールドカード
年会費は条件付きで無料、家族カードもゴールド機能を満喫
エポスゴールドカードはエポスプラチナカードに次ぐ上位カードで、年間50万円以上の利用で翌年からの年会費が永年無料となります。追加発行されたすべての家族カードにも、ゴールド機能が備えられています。海外旅行での優待サービスも充実しており、海外の主要空港のラウンジが優待利用できる特典が付帯しています。
ベーシックカードに比べて、エポスゴールドカードはより手厚い海外旅行傷害保険が自動付帯(※10/1~利用付帯に変更)しています。海外旅行中の病気やけがはもちろん、携行品の破損や盗難などの損害に対してもきめ細かく補償されます。
クレジットカードの利用ごとに「エポスポイント」が付与され、さらに年間利用金額に準じてボーナスポイントが加算されます。ボーナスとして加算されるのは、年間50万円以上の利用で2500ポイント、年間100万円以上の利用なら実に1万ポイントです。
通常は2年の有効期限があるエポスポイントですが、ゴールドカードのポイントは有効期限がないので失効する心配もありません。ポイントは家族で共有することが可能です。
ベーシックカードの利用額次第でインビテーションも
一般ランクのエポスカードを持っている場合、年間30万円以上の利用でアップグレードのインビテーションが届きます。ベーシックカードは年会費無料なので、まずはそちらから作成してもよいでしょう。
エポスゴールドカードのメリットとは
ここではエポスゴールドカードならではのメリットを紹介していきます。
ポイントも有効期限なし
エポスポイントは基本的にすべてのVisa加盟店でのカード利用で、200円につき1ポイントが付与されます。
ベーシックカードではポイントの有効期限は2年間ですが、エポスゴールドカードでは有効期限がありません。ポイントを家族で貯めて、ポイントだけで高額なショッピングも可能です。
3つのお気に入り店登録でポイント3倍!公共料金にも?
エポスゴールドカードで多くのユーザーに喜ばれているのが、200円の利用で3ポイントが還元される「ポイントアップショップ」サービスです。
よく利用する店を3つまで登録でき、そこでクレジットを利用すれば、基本の3倍のポイント(200円の利用で3ポイント)が付与されます。
ポイントアップショップの対象店舗は範囲が広く、日用品の購入で利用する店舗のほか、モバイルSuica、Yahoo!公共料金など、コンスタントに発生する支払いに使うこともできるので、ポイントをどんどん貯めることが可能です。
さらに、マルイ(OIOI)・モディ・ENEOSでんき・MONA新浦安を登録すると、4倍のポイント(200円の利用で4ポイント)が付与されます。実に2%という超高還元率です。
マルイ実店舗やエポスポイントショップ経由のネットショッピングで1%以上還元
マルイ実店舗でのショッピングでは、基本的に200円利用で2ポイントの1%還元になります。
エポスポイントのネットショップ「たまるマーケット」を経由すると、提携店舗でのショッピングでポイントを1%以上貯めることが可能です。「たまるマーケット」では、Yahoo!ショッピングやAmazon、楽天市場などの大手ネット通販も含めた400店舗以上のショップが利用できます。
年4回のマルイの優待時は10%お得に!
マルイでは優待セールが年に4回開催されます。実店舗やネットショップで期間中にショッピングをすると、10%オフとなります。
年間100万円利用で実質還元率1.5%
エポスゴールドカードは前述のとおり、年間利用金額に準じてボーナスポイントの加算があります。
年間50万円以上の利用なら、ボーナスとして加算されるのは2500ポイントですが、100万円以上だと1万ポイントになるので、利用時の基本還元率と合わせるとおよそ1.5%の還元率です。
マルイの実店舗やたまるマーケット経由で利用すれば、さらに高い還元率となるでしょう。
家族でポイントを貯め放題!
家族カードでのポイントはまとめることができるので、家族みんなで利用してボーナスポイントを目指すと比較的到達しやすいでしょう。
ポイントを「エポスVisaプリペイドカード」に等価交換できる
エポスポイントは「エポスVisaプリペイドカード」に等価でチャージして、利用できます。また、利用200円ごとに1円の割合でエポスVisaプリペイドカードにキャッシュバックされます。
海外旅行をエグゼクティブな気分で
海外の主要空港のラウンジを優待利用でき、エグゼクティブな旅を楽しめます。
海外旅行中に病気やけがをした場合や、持ち物を紛失した場合に補償してもらえる旅行保険も付帯されています。
ベーシックカードの場合、治療費は270万円までが補償の上限となりますが、エポスゴールドカードは上限300万円です。携行品補償はベーシックカードと同じ20万円となります。
また、旅行で万が一の事態が発生した場合の補償金額は、傷害死亡・後遺障害などは上限1000万円、賠償責任の上限は2000万円です。
ただし保険の適用に関しては、エポスゴールドカードの本会員のみが対象で、家族カードには付帯していません。
保険の内容は、以下のとおりです。
傷害治療費用(1事故の限度額) | 300万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 300万円 |
賠償責任(免責なし・1事故の限度額) | 2000万円 |
救援者費用(1旅行・保険期間中の限度額) | 100万円 |
携行品損害(免責3000円・1旅行・保険期間中の限度額) | 20万円 |
引用元:エポスゴールドカード
※保険期間は毎年4月1日から翌年3月31日までで、なおかつエポスカード会員である期間を指します。
※携行品損害は1個・1組・1対あたり10万円が限度です。
※カード付帯サービスの内容は予告なく変更される場合があるようなので、注意を要します。
海外でアクシデントに見舞われても、24時間日本語によるサポートがあるので安心です。
スマホ決済も対応
エポスゴールドカードでチャージ対応可能なスマホ決済は「モバイルSuica」「楽天Edy」「Apple Pay」です。
スマホ決済ではないですが、「スターバックスカード」「au PAY プリペイドカード」にもオンラインでチャージ可能です。ちなみにスターバックスカードは、5000円チャージすると50ポイント(1%)付与されます。
エポスゴールドカードのデメリット
エポスゴールドカードのデメリットにも目を向けておきましょう。
基本還元率は0.5%なので工夫しないと貯まりにくい
スーパーやコンビニなどのショッピングで利用できるのは便利ですが、例えば390円の買い物だと200円分の1ポイントしかつきません。ポイントを貯めるには、ポイントアップショップのサービスを利用したり、公共料金を支払うのに使ったりするなどの工夫が必要です。
できるだけ支払いを集約しないと、なかなかポイントが貯まらないのがデメリットと言えるでしょう。
国内旅行保険が付帯していない
海外旅行に対するサービスは比較的充実していますが、国内旅行保険は付帯していません。そのため、日本国内の旅行を好む人には、その分メリットが少なく感じるでしょう。
とはいえ、日本国内で受けられる優待サービスもあるので、気になる人はチェックしてみてください。
初年度に集中利用して、永年無料でゴールドランクを
エポスゴールドカードの特徴やメリット、デメリットなどを詳しく紹介しました。エポスのベーシックカードを持っている場合、年間30万円を超える利用があればほぼ自動的にゴールドカードのインビテーションが届いてアップグレードできるので、そのシステムを利用してもよいでしょう。
もちろんゴールドカードからの入会でも、年間50万円以上の利用で年会費は永年無料になりますし、ゴールドランクの優待サービスが最初から利用できるので悪くありません。
エポスゴールドカードのポイントは有効期限がないことや、ボーナスポイントが付与されることなどを考えると、人によってはメリットが大きくなります。
海外旅行や年間のショッピングの予定などをよく考え合わせて、どちらに申し込むかを決定するとよいでしょう。