インタビュー

「マイナビエージェントでなければ出逢えなかった」精度が高いマッチングと転職エージェントの活用法


※本サイトはマイナビをはじめとする各事業者のプロモーションを含みます。

今回は、新卒時から18年間以上、人材業界でキャリアアドバイザーとして活躍される吉田陽子さんに、総合大手転職エージェント「マイナビエージェント」が他社サービスと異なる点や、企業と求職者とのマッチングにおいて気を付けている点をお聞きしました。取材を通して明らかになった、吉田さんの人材紹介業という職業に対する思いや、求職者へのメッセージをお伝えしましょう。

吉田さんがそっと教えてくれた今求められる人材の特徴や、転職エージェントの活用法も紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

ー簡単に自己紹介をお願いいたします。

吉田さん:大学卒業後、新卒の時代から人材紹介業に携わって参りました。現職マイナビエージェントには約14年間勤めています。主にIT業界担当のキャリアアドバイザーとして、企業と求職者との縁をつないでいく現場経験を積んだのち、今年10月に事業運営・企画、組織開発の部署に異動しました。

アナログさとRA・CAの連携力がマイナビエージェントの強み

ー貴社サービス「マイナビエージェント」について、他社サービスと異なる点や、総合大手転職エージェント・サイトとしての強みをお聞かせください。

マイナビエージェントはよく「総合型」といわれますが、お客様対応はどちらかというとアナログで、一人ひとり丁寧に対応することを心がけています。弊社の特徴として挙げられるのが、法人営業の、リクルーティングアドバイザー(RA)と、求職者の転職支援を担当するキャリアアドバイザー(CA)が同じ部門で働いていることです。

リクルーティングアドバイザー(RA)とは
リクルーティングアドバイザーとは、クライアント企業の採用をサポートする仕事です。課題を持つクライアント企業に対して人材を紹介したり、採用活動の提案を行ったりします。

キャリアアドバイザー(CA)とは
キャリアアドバイザーとは、リクルーティングアドバイザーが企業へのヒアリングで得た情報をもとに、スキルなどマッチする求職者へアプローチをする仕事です。また求職者への求人情報の提供、履歴書や職務経歴書の書き方指導、面接日程のセッティング、条件の交渉などを担当します。

ー他社エージェントではRAとCAが別の部門で動いているケースも多いですよね。勤務しているビルが違うなど。

吉田さん:そうですね、その点、弊社は一緒になって動いています。企業の採用課題解決に関するスキルが求められるリクルーティングアドバイザーと、求職者の転職支援に関するスキルが求められるキャリアアドバイザーとで、各分野の専門性を磨き伸ばしつつ、しっかりと連携することが可能です。

企業と求職者のマッチングにおける「精度の高さ」を担保するために欠かせない、「RAとCAの連携力の強さ」がマイナビエージェントの強みといえます。

ーマッチングの精度を高めるため、連携において気を付けている点はありますか?

吉田さん:RAとCAがしっかりと適切な距離感でコミュニケーションをとることですね。密接に連携して進めているからこそ、どっちのボールなのか不明瞭になってしまうことがあるので、そういう場合は距離感を見直し、会話を重ね、適切な距離でコミュニケーションをとるようにしています。

ー企業と求職者とのマッチングにおいて気を付けていることを教えてください。

吉田さん:企業や求職者へのヒアリングは入念に行うように気を付けています。企業が本当に求めている人物像や、お任せしたい業務内容の詳細を聞くことで、どういった経験やスキルを持つ方がマッチするのかわかります。

また、スキルや経験のマッチはもちろんなのですが、人物的に社風にあうか、転職理由などマインドが企業の価値観にフィットするかなど、ソフト面のマッチングも考慮する必要があります。ヒアリングによってしか聞き出せない情報、把握できない人格面から、求職者と企業にとっての最適なマッチングを生み出す、それこそ、エージェントが介在していく価値だと思っています。

転職理由や志望動機の書き方、面接も手厚くサポート

ーー転職理由の伝え方について、どのようなサポートをされているのか教えてください。ネガティブな理由であるなど、どう伝えればいいかわからないという求職者も多いと思います。

吉田さん:転職理由をきれいにまとめすぎても「本音なのかな?」と企業に思われてしまうケースもあります。ネガティブな理由であっても隠したり嘘をついたりする必要はありません。大切なのは、退職を決意した理由について自分で分析できているか、それに対する解決策を導き出せているか、という点です。

例えば残業時間が長すぎた、というのが退職理由であったとしたら、どのような業務を任されて、なぜそれを業務時間内に終わらせることができなかったのか、自分のスキル面からも分析して、さらに次の職場では「優先順位を決めてタスクを終わらせていく」など、解決策も併せて伝えるように求職者の方をサポートいたします。

ー応募したい企業がわかっているけれど志望動機をどう伝えればいいかわからない、不明瞭である、という場合も、サポートしていただけるのでしょうか?

吉田さん:そうですね。志望動機についても、チャレンジしてみたいこと、伸ばしていきたいスキルがない人はいないんです。ですから、求職者の方とのカウンセリングでお話しを通して、そういう気持ちを引き出し、求職者の方みずから言語化できるようにサポートしています。

ー面接についてですが、業界によってアピール方法やサポート内容は異なるのでしょうか?そもそも、今どのような人材が求められていると吉田さんは思われますか?

吉田さん:企業によって異なりますが、業界ごとで見ると、ある程度共通した傾向があります。例えばIT業界では、エンジニアとしてのスキルはもちろんなのですが、マネジメントを経験している、リーダーシップスキルがあるといったポータブルスキルを保有する方・ポテンシャルがある方が求められています。

また、新興のWebサービス企業ではプロダクト開発において、既存のやり方にとらわれず新しく柔軟な発想で、考えながら前に突き進んでいける推進力がある方が求められています。

ーなるほど。そういったポータブルスキルを保有する人材を確保するために、企業は面接で求職者のどのような点を見ているのでしょうか?

吉田さん:どういった経緯で今の仕事を選んでいて、転職を考えて、この先どうしていきたいのか、価値観や嗜好性、考え方も見ていると思います。ですので、求職者の方にはそういった点を面接で伝えられるように重点的にアドバイスしています。

キャリアオーナーシップの第一歩は自分を知ること

ー今、自らのキャリアを主体的に考え、納得のいく仕事、働き方を続ける「キャリアオーナーシップ」という考え方が注目されています。労働者がキャリアオーナーシップを意識するためにできることとはなんでしょうか?

吉田さん:キャリアオーナーシップを実践するためにできることは、自分について言語化・可視化することです。

転職する気はなかったとしても自分の経歴書を書き続けると自分がどんな経験を積んできて、どんなところが強みになっているのかを、可視化できます。日々仕事をしていると、振り返る暇もなく目の前のことをやり続けることが多いですよね。しかし、たとえ忙しくても、立ち止まることをしないと、この先自分がどうしたいのか、何ができるのかがわからないままなので、キャリアについて明確な意思を示せなくなります。

ですので、まずは気楽に書いてみることをおすすめします。経歴書といっても、書き出すのは身近なことで構いません。できるできないといったスキルや実績面はおいておいて、どんなことに興味があるのか、どんなことが好きか、こんなことやってみたい、こんなことが好きかも、という風に自由に書き出してみてください。言語化・可視化して自分自身の内面・感情に向き合う、気づく、ということを積み重ねると、「こんな仕事に挑戦してみたい」と自律的に考え行動に移せるようになります。

ー確かに、自分のことはなんとなくわかっている気がして、あえて言語化しようとしないかもしれません。まずは簡単に興味や好きなことを書いてみる、というのもキャリアオーナーシップにつながるのですね。

今すぐ転職しなくても中長期的なキャリア相談をできる

ー今すぐ転職したいわけではないけれど、なんとなくモヤモヤしているという状態でマイナビエージェントを利用することは可能なのでしょうか?

吉田さん:もちろんです。それに、そのくらいのタイミングからご相談いただけたら、キャリアアドバイザーと求職者の方とで、しっかりと理解を深め、精度が高いマッチングに向け併走できると思います。

弊社にご登録いただく方は今すぐ転職したい方もいれば、まだ検討中です、という方などさまざまです。弊社はサービスの利用期限がないので、中長期的なキャリア相談が可能です。「初回面談で今後の進みたい方向性や、やってみたい仕事内容などざっくばらんにお話して、次は何ヵ月後かにまたお会いして、そのときのご意向に沿って転職をご支援する」というケースも少なくなありません。

ー中長期的なキャリア相談をできることは、大変心強いですね。

吉田さん:そうですね。求職者の方の状況やお気持ちを最優先にしたいと考えています。

例えば、「仕事で心身ともにいい状態でない、けれどすぐに転職したいわけでない」、という方もいらっしゃいました。何がボトルネックになっているのか、こちらからいろいろ質問してみたんです。

その、なんでもない質問に回答する中で、その求職者の方は、「私の本音はそれかもしれません」と原因や、今後のキャリアの目的に気づかれました。カウンセリングを続けることで、求職者の方の顔が明るくなっていったことがとてもうれしかったです。

素直にまっすぐぶつかってきてほしい

ー納得のいく転職にするために、求職者は転職エージェントとどのような付き合い方をするのがいいのでしょうか?

吉田さん:転職エージェントの活用法としては「キャリアアドバイザーになんでも話す」のが1番です!そのために、こちらも自己開示してアウトプットしやすい環境を作ろうと励んでおります。素直に思っていることをぶつけていただき、それをベースにこちらからいろいろ提案したり、一緒に進んでいったりすることで納得感のある転職を実現できるのではと思います。

ー御社ではそのようにお客様目線でお仕事をなさっている方が多いのでしょうか。

吉田さん:そうですね。活躍している社員に共通している点は、向上心があることと、お客様のために頑張りたいと思っていることです。

ー最後に吉田さんのキャリアビジョンをお聞かせください。

吉田さん:個人では企業と求職者のご縁を繋ぐ、この仕事に誇りをもっているので、人材業界を成長させたいです。納得感をもって転職していい人生を送る人が、世の中に増えるといいなと思います。

弊社事業本部を代表していうと「マイナビエージェントを利用しなければ、この企業様との出逢いはなかった」「頼りになるエージェントに出会えてよかった」そんな風に思ってもらえるサービスを目指しています。まずは自分自身が推進して、体現することで、弊社全体がそんなサービスになるのではと確信しております。

ーありがとうございます。マイナビエージェントが「転職初心者がまず登録すべき転職エージェント」といわれる理由がわかりました。素直にまっすぐに自分を出せて、本当の自分と向き合いながら、自分だけでは成し遂げることができない転職を実現できそうです。