「仕事のモチベーションが上がらない」
「どうやったら毎日イキイキとモチベーション高く仕事に臨めるのだろう」
多くの社会人が、モチベーションの問題に頭を悩ませています。
毎日ガミガミうるさい上司、やってもやっても評価されない評価制度、単調すぎる作業……など、モチベーションが下がる要素は日々の業務の至るところにあります。しかし、自身のモチベーションをコントロールすることはキャリアを築いていく上で非常に重要です。この記事では、モチベーションをコントロールする方法を解説していきます。
仕事のモチベーションで悩まないための心構え
「本当に今の仕事を続けていていいのだろうか」
「今の職場では自分の評価は低いままだ……」
「将来に繋がりはするのだろうけど、どうしても日々の単調な作業に飽きてしまう;」
など、モチベーションに関するさまざまな悩みは誰しも持っているはずです。
ここからは、そんな悩みといかにうまく付き合っていけばよいのか、モチベーションのコントロール方法を具体的に考えてみたいと思います。
1.モチベーションは上げずに保つもの
先ほども解説した通り、最終的な目標さえしっかり持てているならば、単調作業に関するモチベーションは些末な問題です。その場合「モチベーションは下がって当然」と割り切っても問題ありません。
日々、単調な作業を繰り返していると、どうしてもモチベーションは下がります。しかし、「この下積みをしてこその将来」と先を見据えて取り組めば、モチベーションはとてもフラットな状態で持続し、コツコツと着実に自分のステップアップの階段を登っていけるはずです。
モチベーションを高く維持するために、「職場を変える」のも一つの手段です。
\転職してモチベーションアップ/
2.モチベーションよりも成果に目を向ける
とはいえ、やはり「毎日同じ作業」や、「上司に同じミスを指摘されて……」など、モチベーションが下がってしまう要素は日常の中にたくさんあります。
そんな時はどうしても落ち込みがちでやる気も失せてしまいますが、そこから改めてスイッチを切り替えるべく、まずは目先の自分のモチベーションの問題よりも、簡単に取り組める成果に目を向けましょう。
あなたがもし営業マンだったとして、何千億の契約をいきなり勝ち取ってくるような大きな成果ではありません。
何千億の成果の最初のスタートは、本当に小さなことからスタートしています。例えば、もしかするとその成果の最初のステップは「まずは電話帳をめくること」から始まっているのかもしれないのです。
その「小さな成果」をコツコツと積み上げて大きな成果を勝ち取り、モチベーションもそれに連なるようにして勝手に上がっていくものなのです。
モチベーションが上がる職場に転職するのも一つの選択肢です。なお、弊社が2021年5月に転職経験者2,400名を対象にした調査を実施したところ、転職で「年収が上がった」と答えた人は685人と全体の28.5%でした。
\収入アップの転職にオススメ!/
転職エージェント6選
3.仕事に取り組む「自分だけの理由」を明確にしておく
モチベーションが下がり、「自分は今何をしているんだろう? これでいいのかな?」と頭を悩ませている時に、モチベーションを上げる効果的な方法があります。それは「自分だけの理由」を改めてしっかり意識することです。
その仕事に対するモチベーションは、仕事内容が単調ならば下がってしまうのは仕方ありません。それでも、自分だけの理由が明確ならば、自分を納得させることができます。
「毎日毎日、上司にガミガミ言われて辛いな…」と、モチベーションが極端に下がっている場合も同じです。転職をすれば、そうした環境から逃れることはできますが、それをしない理由は、例えば妻子の為だったり、自分が守るべき責務の為だったりするのではないでしょうか。これらも立派な「自分だけの理由」になりえます。
ただ、ここで要注意なのは、守るべき人のために自分を犠牲にしすぎることです。嫌なのに我慢していると、、結局体調や精神面のトラブルにつながり、守るべき人を守れないことになってしまう可能性さえ出てくるということを肝に銘じておきましょう。
あまりにストレスフルな職場、給料が良いばかりに非常に危険な仕事など、無理をしてモチベーション問題で頭を悩ませる前に、「自分に合った仕事はいくらでもある」と半ば開き直って、改めて今の自分の仕事を冷静に見つめてみるーー。それくらいの余力はしっかりと残しておきましょう。
4.十分な休息を取るように心がける
どんなに猛烈な仕事人間でも、休息は必要です。健康あってこその仕事です。モチベーションが下がり気味で……と悩んでいるくらいなら、一度、有給休暇を消化してしっかりとリフレッシュしてみましょう。
例えば小さな旅に出たり、温泉に浸かったり、美味しいものを思う存分食べたり……。心身ともに休息をしっかりと取れば、自ずと「よし、明日から頑張るぞ!」となるものです。
仕事にモチベーションは必要なのか
日々の業務に対して、高いモチベーションをもって臨むことは重要ですが、「なぜモチベーションをコントロールすることが重要なのか」について、深く考えることはあまり多くないでしょう。
モチベーション次第で生産性が変化したり、毎日の充実度や達成感が変化します。日々似たような仕事をしている人でも、継続的にルーティン作業をこなすためには、やはりモチベーションは重要になってくるでしょう。
自分にとって仕事はどれくらい重要なのか考えてみる
「最近どうもやる気が…」
「なんだか仕事中に眠気が…」
といったケースは、どんな職位や職種の人でも起こり得ます。日常生活の中では体調も変化し、ある一定のバイオリズムで活発な時期と低調な時期とがあるのは当然のことです。
日々の中で、「その仕事に対する熱意」や「自分の将来にとって今の仕事がどれくらい重要なのか」という観点から、「どうしてもモチベーションが上がらない」ということもあるでしょう。
人生で重要なことに高いモチベーションがあるなら〇
例えば、「今この仕事をしているのは、自分にとって重要な次のステップアップのためにしていることだ」と、モチベーションが上がらなくても、下積みの料理人のようにひたすら今の仕事をこなして、毎日毎日、仕込み作業、皿洗いに励んでいる人もいます。
この場合、ある一定の高みにいる自分(目標としている自分)を目指して、単調な作業を繰り返していることになります。
人間の根本的な性質として、下記のような作業に関してはモチベーションが下がりやすくなります。
モチベーションが下がりやすい作業
- 単調な作業
- 同じ繰り返しの作業
- だらだらと長く続く作業
しかし「いずれは立派な料理人になって自分の店を繁盛させたい!」といった人生で一番重要な目標さえしっかり持っていれば、これらのモチベーションの低さは些末な問題だといえるのではないでしょうか。
だたし、次で説明するようなモチベーションの低さが下積み時代から見られる場合は要注意です。
仕事がこなせないほどにモチベーションが低いのは×
例えば、前述した料理人にはしっかりとした目標や人生における道筋がありました。
しかし、もしもこういった目標や人生の道筋がまったくない人に前述した3つの種類の作業を割り当てた場合、その人は確実に何の成果も(ひいては自分の将来にとっても)残せなくなるくらいのモチベーションの低さに見舞われます。
そして、そのモチベーションの低さは事故や怪我、大きな取り返しのつかないミスを呼び込みかねません。こういったケースには、以下のような仕事への取り組み方をしている場合に多くみられます。
モチベーションが低くなる仕事の取り組み方
- 興味本位で今の仕事をしている
- 給料が高いから今の仕事をしている
- 誘われたから今の仕事をしている
このような「とりあえず」な仕事への取り組みをしている場合、そのモチベーションの低さは本人にとっては本当に辛いものになります。
さらにその場合、だいたい上司や仲間から冷ややかな目で見られています。ミスでもしようものなら上司からきつい小言を言われる場面もあるでしょう。
そんな日々の繰り返しの中では、心も悲鳴を上げ、最悪の場合はメンタル的なトラブルに見舞われることとなってしまいます。
社内での相談や解決が難しい場合には、モチベーションが保てる仕事への転職を視野に入れてもよいかもしれません。
\収入アップの転職にオススメ!/
転職エージェント6選
仕事も含めた人生へのモチベーション管理に取り組んでみよう
人生においても、仕事においても、モチベーションは非常に重要です。このモチベーションをうまく自分でコントロールできる人は、いろいろな意味で成果を残す人物になり得ます。
自分のモチベーションをよく観察して、モチベーションが下がり気味になった時には、今回お話ししてきたモチベーションに対するスタンスで臨んでみましょう。きっとあなたのモチベーション管理の役に立つはずです。
仕事のモチベーションに関するよくある質問
なぜ仕事にモチベーションが必要なの?
仕事に対してモチベーションがあるかどうかで、生産性が変化します。また、日々の生活の充実度や仕事の達成感の有無にも関係します。仕事がこなせないほどにモチベーションが下がってしまう場合には、早急に対策を考えましょう。
仕事にモチベーションがない時はどうするべき?
仕事の最終目標がしっかりとある場合、モチベーションは下がって当然と割り切るのも一つの手段です。また、目の前の仕事に取り組む「自分だけの理由」を明らかにして意識するのも有効です。
調査概要
実査機関 | 株式会社クロス・マーケティング |
---|---|
調査目的 | 転職エージェント各社の利用状況および満足度に関する調査 |
調査対象 | 転職経験のある国内の20歳以上の男女 |
調査方法 | インターネットリサーチ |
調査対象者数 | 2400名 |
調査実施期間 | 2021年5月 |
調査対象地域 | 日本国内 |
母集団 | 転職経験のある20歳~59歳の男女2400名 |