20代前半の若いうちの転職活動は、職歴が浅いため難しいというイメージがあります。しかし、そうした人たちに向けた転職サイトを利用することで転職が成功する確率も高まるでしょう。

この記事では、そうした転職サイトの一つである「キャリトレ」の特徴や評判などについて解説してきます。

キャリトレとは?

(画像=PIXTA)

キャリトレは若手向けの転職サイト

キャリトレは、株式会社ビズリーチが運営している転職サイトで、初めての転職を本気で成功させたい20歳代の若手を対象としています。

キャリトレは数多くある転職サイトの中では後発ですが、2019年5月の時点で会員数は54万人以上となっています。新規登録会員の73%が20歳代となっていることからも若手の割合が多いことが分かるでしょう。

同じ株式会社ビズリーチが運営している転職サイトには「ビズリーチ」があります。「ビズリーチ」は、主に年収600万円以上のハイクラス層がターゲットとなっています。

キャリトレのサービス内容

キャリトレの一般的な転職サイトとは異なる特徴として「レコメンド機能」が挙げられます。キャリトレのレコメンド機能は、登録した職歴・希望条件などをAIが分析し、自分自身と相性が良い求人を勧めてくれます。

実際にアプリに表示された求人情報に対して、「興味がある」「興味がない」と選択することにより、AIが学習するため、レコメンドの精度をさらに高めることができます。AIがある程度企業を絞ってくれるため、具体的な転職先が決まっていない場合でも、自分の希望に近い企業が見つかる可能性があるでしょう。

もう一つの特徴として「スカウト」と「プレミアムスカウト」の「2種類のスカウト機能」が挙げられます。

一般的なスカウトは、登録されている情報と企業が希望している条件をAIが自動的にマッチングして自動的に送られてきます。一方、「プレミアムスカウト」は登録されている情報を企業の担当者ヘッドハンターが見て、実際に会いたいと思った求職者に対して送られてきます。

この2種類のスカウト機能により、自分では考えてもいなかった企業からスカウトを受け取る可能性あるのです。また、キャリトレは20代の登録者が多いことから、キャリア相談を公式ツイッターで行ってくれる「キャリトレさん」など、今までの転職サイトにはなかったユニークなサービスが多く存在します。

キャリトレを利用した人からの評判は?

実際にキャリトレを利用した人から、どのような評判を得ているのでしょうか。

キャリトレを利用して良かったという評判

● プラチナスカウトでスカウトされる
● 簡単に求人をチェックできる
● キャリトレに登録するのが簡単

上記で解説しましたが、キャリトレにはプラチナスカウト機能があります。プラチナスカウトとは、企業の採用担当者自身が直接求職者にスカウトすることです。

一般的な転職サイトでは、応募してから企業が選考を進めます。しかし、プラチナスカウト機能でスカウトされた場合は企業側から求職者が「選ばれている」ため、その後もスムーズに選考が進む可能性が高いと言えるでしょう。

また、キャリトレは転職アプリのため、通勤時間など短い時間でも求人をチェックすることができます。さらに、他の転職サイトと比較しても簡単に登録することができます。

一般的な転職サイトは今までの学歴、経歴、職歴など細かい情報を入れる必要がありますが、キャリトレの場合はスマホで必要最低限の簡単な情報を登録するだけで利用することができます。

一方、20代の第二新卒がキャリトレのターゲットとなっているため、30歳以降の求人数はどうしても少なくなります。しかし、30歳以上だからといってキャリトレに登録できないわけでも、スカウトが掛からないわけでもありません。

また、キャリトレは転職エージェントではなく、スカウト型の転職サイトになります。そのため、キャリアアドバイザーなどからの履歴書の書き方や面接の対策などのサポートを受けることはできませんので注意しましょう。

キャリトレはどんな人におすすめ?

実際、キャリトレを利用する場合、どんな人におすすめなのでしょうか?ここまで解説したようにキャリトレのサービス内容的に多くの人が満足していますが、その中でも下記のような人にはさらにおすすめです。

今までの経験や能力を生かした転職を行いたい人

キャリトレはプラチナスカウト機能があるため、今までの経験や能力が評価されて企業からスカウトが届く可能性があります。

そのため、これまでの経験や能力を生かした転職を行いたい場合は、企業向けのプロフィールに今までの経歴・実績・スキルなどを登録しておけば、それらを評価する企業からスカウトを受け取る可能性もあるでしょう。

自分と相性が良さそうな企業をストックしておきたい人

転職を成功させるために重要な要素の一つとして「転職候補の企業を多くストックしておくこと」があります。転職候補の企業が多ければ多いほど、自分に合った企業を見つけられる可能性が高くなるからです。

上記で解説したように、キャリトレにはAIによる「リコメンド機能」があり、送られてくる求人情報に対して「気になる」「気にならないか」を選択するだけで、自分に合った企業を検索してくれます。このリコメンド機能を活用すれば簡単に自分に合った企業の情報をストックすることができるでしょう。

キャリトレを利用する流れ

ここでは実際に、キャリトレを利用する流れについて解説します。

キャリトレに登録する

キャリトレに登録するには、最初に転職する希望時期・氏名・住所などを一問一答形式で答えていき、基本情報を登録する流れです。

基本情報を登録したら、就業状況・希望条件で今までの職種・業種・年収また希望条件について答えます。

最後に、今まで登録した内容を参考にして担当する業務を300字程度の文章にして入力し、マネジメント経験人数を選択すれば登録完了となります。

転職の準備期間

キャリトレに登録したら実際に利用すること異なりますが、まずは自分自身が目指すキャリアを明確にすることが重要です。

転職を探すにあたって軸を見つけたい場合には、キャリトレ独自のコンテンツである「ドリブン診断」で、何点かの質問に答えるだけで自分のキャリア感や重要にしている軸を知ることができます。

キャリトレではキャリアや転職活動に関する情報を動画・記事にて公開しているため、それらの情報から転職先のイメージをさらに深めることもできます。

転職活動の開始時にやるべきこと

定期的に企業から連絡が来ていないかをチェックします。企業からの連絡は「企業からの応募リクエスト」「面談・面接確約スカウト」の2種類です。

「企業からの応募リクエスト」とはプロフィールの内容に企業が興味を持ち、書類選考に合格する可能性が高い求人として知らせる機能で、書類選考が必ず合格になるわけではありませんが、企業からのリクエストであるため通過率は高くなりやすいでしょう。

一方「面談・面接確約スカウト」とは企業が経歴などから強い興味を持ち、「実際に会って話をしたい」ことを示します。「面談・面接確約スカウト」を受信した場合は「面談または面接が確約された」ことになるのです。

企業からの連絡と併用して「求人特集・公募」も見るようにしましょう。この「求人特集・公募」は期間限定で実施されているため、見逃さないために定期的にチェックするようにします。

気になる企業を見つけたら、書類選考に合格する可能性があるのかを確かめたい場合、キャリトレ独自に履歴書の内容・希望条件などの情報から書類選考に合格する可能性をS・A・B・C・Dの5段階で診断が可能です。「応募するハードルは高いものの、求人自体に興味がある」場合などに参考になるでしょう。

キャリトレを利用するメリット・デメリット

キャリトレを利用するメリット

キャリトレを利用するメリットは、上述した「レコメンド機能」「スカウト機能」といった独自のサービスを全てスマホ1台で行えることです。

その他にも、待遇面が好条件な求人が多く存在するのも魅力的といえます。さらにキャリトレで転職が決まった場合、入社祝いとして「Amazonギフト券5,000円」をWebやアプリで申請可能です。

キャリトレを利用するデメリット

キャリトレを利用するデメリットも存在します。まず、キャリトレを利用してただ待つだけでは、良い求人に出会うことはできません。

キャリトレにはAI分析によるレコメンド機能がありますが、AIに対してどのような求人に興味があるのかを示さなければならないため、「興味がある」ボタンを押すなど頻繁に情報を更新する必要があります。

キャリトレで理想的な転職を実現しよう

キャリトレは上記で解説したように、20歳代の求人数がかなり多くなっています。そのため、20歳代での転職活動を行う場合はキャリトレを利用することが最も理想的な転職を実現する近道になるでしょう。

転職活動を希望しても、実際にどのように情報を得たら良いのか分かりません。そのような場合、キャリトレに登録することにより自分と相性が良い求人をAIが分析して紹介してくれます。

転職活動を行うにあたって多くの求人情報を知っていることが重要です。キャリトレを利用することにより短い時間でも自分に合った多くの求人情報を得ることができるため、転職活動をスムーズに進めることができます。キャリトレは今までの転職サイトとは異なり、独自のサービスを持ち合わせているとともに、そのサービスをスマホ1台でスムーズに使用することが可能です。

20代で転職活動を検討している方はキャリトレの登録も簡単にできるため、一度登録し、自分にとって理想的な転職を実現させてください。