【2023年最新】新NISAにおすすめの証券会社ランキング!低コストで始められるものや準備したほうがいいことは?

新NISAのおすすめ証券会社5選!今年中に準備したほうがいいことも紹介
(画像=NET MONEY編集部)

2024年から新NISA(新しいNISA)が始まります。新NISAは投資可能額が増え、非課税期間も無期限となるため、現行の一般NISAやつみたてNISAと比べてさらに使い勝手が良い制度です。

新NISAにおすすめの証券会社は、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、auカブコム証券です。

本記事では、新NISAで投資を始めることを検討している人や、既にNISAは活用しているものの新NISA開始に合わせて銀行や証券会社の口座を変更すべきか悩んでいる人に向けて、おすすめの証券会社5選を紹介します。今年中に準備しておいたほうがいいことも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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  1. 新NISAの仕組みをおさらい
  2. 新NISAのおすすめ証券会社
    1. SBI証券
    2. 楽天証券
    3. マネックス証券
    4. auカブコム証券
    5. 松井証券
  3. 新NISAは銀行と証券会社のどちらで始めるのが良いか
    1. 新NISAを銀行で始めるデメリット
  4. 新NISAのおすすめ証券会社で買える投資信託
    1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
    2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    3. SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
    4. ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
    5. eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
  5. 新NISAのメリット
    1. 非課税保有期間が無期限
    2. 現行の一般NISAとつみたてNISA併用が可能
    3. 年間投資上限額が最大360万円に拡充
    4. 売却後の翌年に非課税保有枠が復活
  6. 新NISAのデメリット
    1. 利益を出さない限り税制メリットは享受できない
    2. 損益通算ができない
  7. 来年の新NISAに向けて今年中に準備したほうがいいこと
    1. そもそも投資できる余裕があるのか考える
    2. NISA口座は今年中に開設しておく
    3. 株アプリで値動きに慣れておく
  8. 新NISAのおすすめ証券会社についてよくある質問
    1. 成長投資枠とつみたて投資枠でおすすめは違う?
    2. 銀行と証券会社のどっちがおすすめ?
    3. 証券会社ならSBI証券と楽天証券のどっちがおすすめ?
    4. 今のNISA口座とは別の証券会社に新NISA口座を開設できる?
    5. 現行の一般NISAやつみたてNISAの証券会社/銀行から口座を変更することによるデメリットはある?
    6. 新NISAはいつから始まる?
    7. 新NISAに変わるタイミングで特定口座のみ残し、NISA口座だけ別の口座にできる?
    8. 証券口座を変更するつもりはないが、新NISA口座を新たに開設する必要はある?
  9. 新NISAが始まる来年まで待つ必要はない

新NISAの仕組みをおさらい

新NISA(新しい個人年金制度)は、2024年から日本の年金制度の一環として導入され、個人が老後の生活資金を積み立てる仕組みです。

この制度では、特定の金融商品(例: 投資信託、株式、債券)を選んで最大で5年間にわたり最大1,200万円まで積み立てが可能です。積み立てた資産は将来の年金受給時に税金が軽減され、個人の老後資金を増やすことが期待されます。

■新NISAの仕組み

新NISAのおすすめ証券会社5選!今年中に準備したほうがいいことも紹介
(画像=NET MONEY編集部)

新NISAの成長投資枠では、現行の一般NISAで購入できた(一部銘柄は対象外)個別株式や投資信託、ETFに投資が可能です。また、つみたて投資枠では現行のつみたてNISAと同様の投資信託が購入できます

新NISAのおすすめ証券会社

新NISAは、大手ネット証券の口座開設をして始めるのがおすすめです。

銀行は個別株を購入できないため、個別株も投資対象となる新NISAには向いていません。

また証券会社でも、取引手数料や投資信託の銘柄数を比較すると、対面証券よりも大手ネット証券のほうが新NISAに向いています。

新NISAのおすすめ証券会社5選!今年中に準備したほうがいいことも紹介
(画像=NET MONEY編集部)

\総合口座数No.1/

新NISAを始めるネット証券会社の選び方は、現行のNISAと同じで以下のような判断基準となります。

今回はこの条件を全て満たしている5社をおすすめの会社として紹介します。各社の違いを把握して自分に合ったネット証券で口座開設をしましょう。

証券会社の選び方
  • 取扱銘柄数が豊富か
  • 手数料は安いか
  • クレジットカード積立(クレカ積立)に対応しているか
  • ポイントを使った投資ができるか
  • 投資信託の保有でポイントが獲得できるか
※取引手数料は一般NISA口座での取引で発生する手数料。日本株は約定代金が100万円、米国株は約定代金が1万ドルの場合にかかる手数料を記載。(2023年9月19日現在)
*1……買付時の国内取引手数料は全額キャッシュバック
*2……1ドル=140円で計算。ほかにも「現地委託手数料」と「諸経費」が発生
*3……1ドル=140円で計算。

おすすめのネット証券5社について、詳しく解説します。

SBI証券

新NISAのおすすめ証券会社5選!今年中に準備したほうがいいことも紹介
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新NISAにおすすめのネット証券1社目は、SBI証券です。

■SBI証券の概要表

つみたて投資枠の
取扱銘柄数
210銘柄
クレカ積立に対応するカード 三井住友カード
アプラスカード
タカシマヤカード
東急カード
UCSマークのついたクレジットカード
大丸松坂屋カード
オリコカード
クレカ積立で貯まるポイント Vポイント
アプラスポイント※
タカシマヤポイント※
TOKYU POINT※
Uポイント/majicaポイント※
QIRAポイント※
オリコポイント※
クレカ積立で使えるポイント Tポイント
Vポイント
Pontaポイント
クレカ積立還元率 0.5~5.0%
投資信託の保有によるポイント還元率 最大0.25%
単元未満株の投資
IPO投資
外国株の
取扱国数
9ヵ国
米国株の
取扱銘柄数
5,052銘柄
IPO実績
(2022年)
89銘柄
単元未満株の
取扱銘柄数
約3,500銘柄
※2023年11月20日現在

SBI証券は、つみたて投資枠で購入できる銘柄数が業界最多の証券会社です。さまざまな投資信託からつみたて投資枠で投資をする銘柄を選びたい人は、SBI証券を検討しましょう。

さらに、SBI証券は、外国株の取扱国数も多いことも特徴です。アメリカや中国に加えて、タイや韓国、マレーシアなどの企業の株式を購入できます。

そのため、新NISAの成長投資枠で外国株に投資したい人も、SBI証券での口座開設を検討してみてください。

\つみたて投資枠の取扱銘柄数が業界最多/

楽天証券

新NISAのおすすめ証券会社5選!今年中に準備したほうがいいことも紹介
(画像=NET MONEY編集部)

新NISAにおすすめのネット証券2社目は、楽天証券です。

■楽天証券の概要表

つみたて投資枠の
取扱銘柄数
201銘柄
クレカ積立に対応するカード 楽天カード
クレカ積立で貯まるポイント 楽天ポイント
クレカ積立で使えるポイント 楽天ポイント
クレカ積立還元率 0.5~1.0%
投資信託の保有によるポイント還元率 0.0175~0.0341%
単元未満株の投資
IPO投資(NISA口座で) ×
外国株の
取扱国数
6ヵ国
米国株の
取扱銘柄数
4,464銘柄
IPO実績
(2022年)
65銘柄
単元未満株の
取扱銘柄数
1,602銘柄
※2023年11月10日現在

楽天証券は、SBI証券に劣るものの外国株の取扱国数が多く、アメリカや中国、シンガポール、タイなどの企業の株式を購入可能です。

また、クレジットカードで投資信託の積立投資を決済する「クレカ積立」をおこなうと、楽天ポイントをもらえます。貯めた楽天ポイントは、国内株式や投資信託、米国株式の購入にも利用可能です。

そのため、さまざまな海外の株式に投資したい人や楽天ユーザーでよく楽天ポイントが貯まる人などは、楽天証券での口座開設を検討してみてください。

\楽天ポイントが貯まる、使える/

マネックス証券

マネックス証券
(画像=NET MONEY編集部)

新NISAにおすすめのネット証券3社目は、マネックス証券です。

■マネックス証券の概要表

つみたて投資枠の
取扱銘柄数
199銘柄
クレカ積立に対応するカード マネックスカード
クレカ積立で貯まるポイント マネックスポイント
クレカ積立で使えるポイント マネックスポイント
クレカ積立還元率 1.1%
投資信託の保有によるポイント還元率 最大0.08%
単元未満株の投資
IPO投資(NISA口座で)
外国株の
取扱国数
2ヵ国
米国株の
取扱銘柄数
4,907銘柄
IPO実績
(2022年)
61銘柄
単元未満株の
取扱銘柄数
約4,100銘柄
※2023年11月20日現在

マネックス証券はNISA口座での米国株、中国株式の買付手数料が全額キャッシュバックされるため、実質手数料0円で米国株式や中国株式を購入可能です。

また、年会費無料のマネックスカードを使ったクレカ積立のポイント還元率は1.1%で、年会費無料のカードを使ったクレカ積立のなかではポイント還元率がもっとも高くなっています。毎月3万円の投資信託の積立投資をすれば、月に330ポイント、年間で3,960ポイントを獲得可能です。

米国株や中国株式を新NISAでお得に購入したい人、年会費無料のカードを使ったクレカ積立でより多くのポイントを獲得したい人は、ぜひマネックス証券での口座開設を検討してみてください。

\米国株式、中国株式の買付手数料が実質無料/

auカブコム証券

auカブコム
(画像=NET MONEY編集部)

新NISAにおすすめのネット証券4社目は、auカブコム証券です。

■auカブコム証券の概要表

つみたて投資枠の
取扱銘柄数
204銘柄
クレカ積立に対応するカード au PAY カード
クレカ積立で貯まるポイント Pontaポイント
クレカ積立で使えるポイント Pontaポイント
クレカ積立還元率 1.0%
投資信託の保有によるポイント還元率 最大0.24%
単元未満株の投資
IPO投資(NISA口座で)
外国株の
取扱国数
1ヵ国
米国株の
取扱銘柄数
1,877銘柄
IPO実績
(2022年)
23銘柄
単元未満株の
取扱銘柄数
約3,200銘柄
※2023年11月19日現在

auカブコム証券は、投資信託のクレカ積立でPontaポイントをもらえますポイント還元率も1.0%と高水準なため、投資信託の積立投資でお得にPontaポイントを貯めたい人はauカブコム証券のクレカ積立を検討してみてください。

また、つみたて投資枠の取扱銘柄数も200銘柄と多いため、さまざまな銘柄から投資先を選びたい人にもおすすめです。

\クレカ積立でPontaポイントがもらえる/

松井証券

松井証券
(画像=NET MONEY編集部)

新NISAにおすすめのネット証券5社目は、松井証券です。

■松井証券の概要表

つみたて投資枠の
取扱銘柄数
201銘柄
クレカ積立に対応するカード MATSUI SECURITIES CARD
クレカ積立で貯まるポイント 松井証券ポイント
クレカ積立で使えるポイント 松井証券ポイント
クレカ積立還元率 0.5%
投資信託の保有によるポイント還元率 最大1.0%
単元未満株の投資
IPO投資(NISA口座で)
外国株の取扱国数 1ヵ国
米国株の取扱銘柄数 3,573銘柄
IPO実績(2022年) 55銘柄
単元未満株の取扱銘柄数 ——
(購入不可)
※2023年11月20日現在

松井証券は、つみたて投資枠の取扱銘柄数が197銘柄と比較的多いです。さまざまな銘柄からつみたて投資枠での投資先を選びたい人は、松井証券を検討してみてもいいかもしれません。

一方で、松井証券は1株から日本株に投資できる「単元未満株」の取扱いがありません。そのため、少額から日本株に投資したい人は、SBI証券やマネックス証券など単元未満株の取扱いがある証券会社での口座開設を検討しましょう。

\つみたて投資枠の取扱銘柄数が多い/

新NISAは銀行と証券会社のどちらで始めるのが良いか

新NISAを銀行と証券会社のどちらで始めるべきか悩んでいる人も多いでしょう。結論としては、証券会社で始めたほうが良いです。 理由は、銀行の場合、取扱銘柄数が少ない、個別株やETF(上場投資信託)の購入ができない、手数料も高い商品が多いなどデメリットが多いためです。

以下はネット証券と銀行の投資商品数や引き落とし先、最低積立投資金額を比較した表です。

ネット証券 銀行
SBI証券 楽天証券 ゆうちょ銀行 三菱UFJ銀行
積立NISA投資商品数 209本 204本 15本 12本
銀行引き落とし先 450箇所以上の銀行等に対応 自行のみ
最低積立投資金額 100円~ 1,000円~
※2023年12月08日現在

表を見てわかるように、ネット証券では多くの商品を少額から投資することが可能で、銀行引き落とし先も450箇所以上で対応しています。そのため、銀行よりネット証券で新NISAを始めることをおすすめします!

新NISAを銀行で始めるデメリット

新NISAを銀行で始めるデメリット5つ
  • 取扱銘柄数が少ない
  • 個別の株やETF(上場投資信託)
    の購入ができない
  • 手数料が高い
  • 最低積立金額が高い
  • 積立頻度が毎月積立のみ

銀行でNISAを始める一番のデメリットは、取扱商品数が少なく、投資先の選択肢が少なくなることです。 例えば現行のつみたてNISAでは、人気のネット証券であるSBI証券や楽天証券が200本以上取り扱っているのに対して、銀行は15本程度と明らかな差があります。 また、銀行では個別の株やETFを購入ができません。

加えて銀行のNISAは、店舗やオンラインで相談ができるメリットはありますが、その分保有時にかかる「信託報酬」が高く設定されている商品が多く、コストが高い点も注意しましょう。

さらに、ネット証券会社では最低積立金額が100円からとなっており、積立頻度も毎日設定できる会社が多いのに対して、銀行では最低積立金額が1000円、頻度も毎月積積立のみと柔軟な投資がしづらいという欠点もあります。

以上の点から、新NISAは銀行ではなく証券会社で始めるのが良いでしょう。

新NISAのおすすめ証券会社で買える投資信託

紹介した証券会社で購入可能な、新NISAでの投資におすすめの投資信託の銘柄を5本紹介します。

なお、新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠のどちらでも投資信託を購入可能です。そのため、最大で年間360万円分の投資信託を購入できます。

投資信託以外に個別株への投資も考えている人は、関連記事を確認してください。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

新NISAにおすすめの投資信託1つ目は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。アメリカの大企業約500社にまとめて投資できます。

■過去3年のチャート

■eMAXIS Slim 米国株式(S&PP500)の概要表

基準価額 2万4,291円
純資産総額 2兆9114億円
連動する指標 S&PP500指数
トータル
リターン
(1年)
9.20%
信託報酬 年率0.0935%
組入銘柄数 503銘柄
組入上位
5銘柄
アップル(7.0%)
マイクロソフト(7.0%)
アマゾン(3.4%)
エヌビディア(2.9%)
アルファベットA(2.4%)
※2023年11月20日現在

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は過去1年のトータルリターンが+19.22%、過去3年のトータルリターンも+93.21%と高いです。また、信託報酬(手数料)も低いため、アメリカ企業への投資でコストを抑えながら大きなリターンを狙いたい人におすすめの銘柄となっています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

新NISAにおすすめの投資信託2つ目は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。全世界の株式にまとめて投資できます。

■過去3年のチャート

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の概要表

基準価額 2万828円
純資産総額 1兆6,864億円
連動する指標 MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
トータル
リターン
(1年)
10.66%
信託報酬 年率0.0572%
組入銘柄数 2,846銘柄
組入銘柄の
上位5ヵ国
アメリカ(61.7%)
日本(5.6%)
イギリス(3.7%)
フランス(2.8%)
カナダ(2.8%)
※2023年11月20日現在

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、世界各国の株式に分散投資したい人におすすめです。現在はアメリカ企業への投資割合が多いですが、経済状況などによって国の投資割合は調整されます

また、2023年9月8日から信託報酬が年率0.05775%へ引き下げられ、同様の指標に連動する投資信託では信託報酬が業界でもっとも低い(同じ信託報酬の銘柄はある)です。そのため、低コストで運用したい人にもおすすめの銘柄となっています。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

新NISAにおすすめの投資信託3つ目は、「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」です。

■過去のチャート(設立以降)

■SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの概要表

基準価額 1万3,972円
純資産総額 2,011億円
連動する指標 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
トータル
リターン
(1年)
+7.54%
信託報酬 年率0.0935%
組入上位
5銘柄
アップル(3.4%)
マイクロソフト(3.8%)
アルファベット(2.1%)
アマゾン(1.8%)
エヌビディア(1.5%)
※2023年11月20日現在

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、投資可能なアメリカ企業の株式のほぼ100%に投資できます。そのため、アメリカ市場全体にまとめて投資したい人は、購入を検討しましょう。

また、同様の指標に連動する「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の信託報酬は年率0.162%のため、よりコストを抑えて運用したい人にもおすすめです。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンド

新NISAにおすすめの投資信託4つ目は、「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」です。

■過去のチャート(設立以降)

■ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの概要表

基準価額 1万4,070円
純資産総額 210億円
連動する指標 NASDAQ100指数
トータル
リターン
(6ヵ月)
+21.75%
信託報酬 年率0.2035%
組入上位
5銘柄
アップル(11.0%)
マイクロソフト(10.4%)
アマゾン(5.7%)
エヌビディア(4.2%)
メタ・プラットフォームズ(3.9%)
※2023年11月20日現在

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドは、アメリカベンチャー企業が集まるNASDAQ市場に上場する時価総額上位100銘柄(金融銘柄を除く)で構成される指標への連動を目指す投資信託です。

最近設立されたばかりのファンドですが、アメリカの規模が大きいベンチャー企業にまとめて投資したい人は、ぜひニッセイNASDAQ100の購入を検討してみてください。

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

新NISAにおすすめの投資信託5つ目は、「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」です。日本を除く世界主要国の公社債(国や企業が発行する債券)に、まとめて投資できます。

■過去3年のチャート

■eMAXIS Slim 先進国債券インデックスの概要表

基準価額 1万2,992円
純資産総額 892億円
連動する指標 FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)
トータル
リターン
(1年)
+1.50%
信託報酬 年率0.154%
組入上位
5銘柄
アメリカ(47.6%)
フランス(8.3%)
イタリア(7.4%)
中国(7.0%)
ドイツ(6.2%)
※2023年11月20日現在

債券は一般的に株式よりも値動きが少ない資産です。そのため、リスクを抑えながら安定的な運用をしたい人は、eMAXIS Slim 先進国債券インデックスへの投資を検討してみてください。

ただし、リスクが少ない分、狙えるリターンも少ないことに注意が必要です。過去のトータルリターンは、過去1年で+2.94%、過去3年で+9.91%となっています。

大きなリターンを狙いたい人は、株式を投資対象とした投資信託の購入を検討しましょう。

新NISAのメリット

新NISAには4つのメリットがあります。2023年までのNISAと比較してより使い勝手が良い制度になりました。

それぞれメリットについて解説していきます。制度を知った上で投資を始めましょう!

非課税保有期間が無期限

新NISAでは非課税保有期間が無期限に延長されました。

現行のNISA制度では、それぞれ非課税期間が設定されておりました。

NISA制度の非課税期間
一般NISA 5年間
積立NISA 20年間
新NISA 無期限

金融庁が推奨している長期投資がしやすくなったといえるでしょう。

現行の一般NISAとつみたてNISA併用が可能

現行のNISAは一般NISAとつみたてNISAの2種類の枠があり、どちらかを選択する必要がありました。 しかし新NISAでは一般NISAは「成長投資枠」つみたてNISAは「つみたて投資枠」と名称が変わり、併用することが可能になりました。

この変更によって、今後はNISA制度を使った資産形成がより柔軟にしやすくなりました。

年間投資上限額が最大360万円に拡充

現行NISAでは年間の投資上限額が最大120万円(一般NISA)と設定されていましたが、新NISAでは最大360万円まで拡充されました。

また新NISAでは「生涯非課税限度額」という制度が導入され、合計1,800万円(成長投資枠は1,200万円。価格は買付価格ベース)の買付が可能です。

つまり年間360万円の投資を5年間継続すると、非課税枠が埋まるということです。

NISA制度の年間投資額
一般NISA 120万円
積立NISA 40万円
新NISA 360万円

投資枠が増えたため投資できる商品の選択も増えるかと思います。

売却後の翌年に非課税保有枠が復活

現行のNISAは一度商品を売却をすると非課税枠が消えてしまいますが、新NISAでは商品売却の翌年に非課税保有枠が復活します。

長期運用すること自体は前提ですが、一時的にまとまったお金が必要になった場合に商品を売却、また投資が可能になったタイミングで再開するといった、柔軟な資産運用が可能になりました。

新NISAのデメリット

新NISA制度には、2つのデメリットがあります。

メリットだけではなく、デメリットも理解して投資のリスクを知ることは資産形成をしていく上でも重要です。

利益を出さない限り税制メリットは享受できない

新NISAに限定した話ではありませんが、投資の運用実績が悪い場合には元本割れの(損をする)リスクもあります。

NISA制度の税制メリットは、あくまで利益が出た場合に享受できるものであり、損失が発生した場合は活用できません。

NISA制度は利益が出て初めてメリットを享受できる制度ということを必ず覚えていきましょう!

損益通算ができない

2023年までのNISA制度と変わらず損益通算ができないのもデメリットです。

損益通算とは、投資による利益と損失を相殺することです。 特定口座や一般口座などの課税口座では、投資を行って発生した利益(その年の利子や配当金、売却益など)に税金がかかる一方、損失が出た場合には利益から差し引いて、税金を減らすことが可能となっています。

しかし、NISA制度では損益通算ができないため、課税口座の利益全額に課税がされてしまいます。

来年の新NISAに向けて今年中に準備したほうがいいこと

2024年から始まる新NISAに向けて、今年中に準備しておくべきこと3つを紹介します。

そもそも投資できる余裕があるのか考える

来年の新NISAに向けて準備しておいたほうがいいことの1つ目は、「そもそも投資できる余裕があるのかを考えること」です。

投資信託であれば100円から購入可能ですが、新NISAはあくまでも長期投資のための制度です。貯金がまったくない状態で新NISAで投資を始めると、急な支出が生じた際に購入した商品を売却する羽目になります。

これでは、投資を長く続けることはできません。投資は、最低限の貯金があるうえで始めるのが鉄則です。そのため、まずは最低限の貯金があるかを確認したうえで新NISAで投資をすべきかを検討しましょう。

NISA口座は今年中に開設しておく

来年の新NISAに向けて準備しておいたほうがいいことの2つ目は、「NISA口座を今年中に開設しておくこと」です。

2023年につみたてNISAか一般NISAの口座を開設すれば、2024年から新NISAの口座が自動的に開設されます。2023年中に口座を開設すれば、新NISAの非課税枠とは別に40万円(つみたてNISA)か120万円(一般NISA)の非課税枠で投資が可能です。

また、口座開設に費用はかからないため、口座だけ開設して新NISA開始まで放置してもデメリットはありません。ぜひ、新NISAを始める予定の人は、2023年中につみたてNISAか一般NISA口座を開設しておきましょう。

どこの証券会社で口座を開設しようか迷ったら、取扱銘柄数が多く、クレカ積立やポイントサービスなどが充実したSBI証券がおすすめです。

\迷ったらSBI証券!/

一般NISAとつみたてNISAを始める前に知っておきたいことは、関連記事で詳しく解説しています。

株アプリで値動きに慣れておく

来年の新NISAに向けて準備しておいたほうがいいことの3つ目は、「株アプリで値動きに慣れておくこと」です。

新NISAで実際に投資する前に、株アプリを使って実際にどれくらいの値動きがあるのかについて慣れておきましょう。株式は、意外と値動きが激しいです。

新NISAを始めようと思っている証券会社の株アプリを入れれば、値動きを簡単に把握できます。アプリの見やすさや使いやすさを重視する人は、楽天証券がおすすめです。

\アプリが使いやすい!/

おすすめの株アプリについては、関連記事で詳しく解説しています。

新NISAのおすすめ証券会社についてよくある質問

新NISAのおすすめ証券会社に関するよくある質問を紹介します。

成長投資枠とつみたて投資枠でおすすめは違う?
成長投資枠、つみたて投資枠どちらにおいてもSBI証券がおすすめです。SBI証券は、成長投資枠とつみたて投資枠どちらにおいても取扱銘柄数が充実しています。

ただし、「楽天ポイントを投資で使いたい」など特定のメリットを重視する人は、他のネット証券も選択肢に入るでしょう。

なお、新NISAでは成長投資枠とつみたて投資枠で別の証券会社を選ぶことはできないため注意しましょう。

\取扱銘柄数が多い/

銀行と証券会社のどっちがおすすめ?
新NISAは、証券会社がおすすめです。

銀行では、株式の購入ができません。そのため、新NISAの成長投資枠で株式を購入する可能性が少しでもある人は、銀行での口座開設は選択肢に入らないでしょう。

また、銀行は投資信託においても取扱銘柄数が少ないなどのデメリットがあります。NISAを銀行で始めるデメリットについては、関連記事で詳しく解説しているので、確認してみてください。
証券会社ならSBI証券と楽天証券のどっちがおすすめ?
SBI証券がおすすめです。

取扱銘柄数やポイントサービスにおいて、SBI証券のほうが楽天証券よりも充実しています。ただし、楽天ポイントを使って投資がしたい人や保有している楽天プレミアムカードでクレカ積立をしたい人などは、楽天証券が良いでしょう。

SBI証券と楽天証券の比較については、関連記事で詳しく解説しています。
今のNISA口座とは別の証券会社に新NISA口座を開設できる?
可能です。一般NISAやつみたてNISAを開設している証券会社とは別の証券会社に、新NISAの口座を開設できます。

2023年10月1日から、新NISA口座の金融機関変更手続きが可能です。今のNISA口座がある金融機関に口座を変更したい旨を伝えて書類をもらい、受け取った書類を新NISA口座を開設したい証券会社に提出してください。

NISA口座の金融機関変更については、関連記事で詳しく解説しています。
現行の一般NISAやつみたてNISAの証券会社/銀行から口座を変更することによるデメリットはある?
あります。
新NISAに合わせて現在使っている証券会社や銀行から口座変更する場合、2023年10月から12月の間に手続きが必要です。その際に、現在保有する株式や投資信託は新しい金融機関へ移管できないため、商品の売却もしくは非課税で保有しなくてはいけなくなるというデメリットがあります。
新NISAはいつから始まる?
2024年1月から始まります。
これまでのつみたてNISAや一般NISAは、2023年12月末に新規買付が終了し、2024年1月からは新NISAに切り替わります。
新NISAに変わるタイミングで特定口座のみ残し、NISA口座だけ別の口座にできる?
特定口座はそのままでNISA口座のみ別の証券会社へ移管することは可能です。ただし、現在NISA口座で保有している商品の移管はできないので注意しましょう。
証券口座を変更するつもりはないが、新NISA口座を新たに開設する必要はある?
現行の一般NISAやつみたてNISAの口座を既に持っている場合は、新NISA口座は自動で開設されます。 新たに新NISAの口座開設をする必要はありません。

新NISAが始まる来年まで待つ必要はない

NISA口座の開設は、新NISAが始まる来年まで待つ必要はありません。

2023年中につみたてNISAか一般NISAの口座を開設しておきましょう。自動的に新NISAの口座が開設されることに加え、新NISAの非課税枠とは別につみたてNISAや一般NISAの非課税枠を使って投資ができます

また、口座を開設するなら取扱銘柄数やポイントサービスが充実しているSBI証券がおすすめです。ぜひ、SBI証券で一般NISAやつみたてNISAの口座開設を検討してみてください。

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