AMBI(アンビ)は20代のハイクラスの求人案件に特化した転職サイトで、2017年にローンチした、まだ新しいサービスです。人材紹介サービスの大手であるエン・ジャパン株式会社が運営しており、信頼性の高いサイトと言えるでしょう。

この記事では、AMBIに興味がある人たちに向けて、そのサービス内容や評判、メリットやデメリットなどについて詳しく紹介していきます。

AMBIとは?

(画像=PIXTA)

AMBIはひとことで言うならば「若手ハイキャリア特化型求人情報サイト」です。

ハイポテンシャルな20代を対象として、マネージャーや次世代リーダー、幹部候補などのポストの案件をはじめ、ハイレベルの業務に早期にチャレンジできる環境が約束された案件がメインで掲載されています。

「マイバリュー」で合格可能性を知ることができる

ビジネストレンドや活躍する若い人材のインタビューといった特集記事や、ヘッドハンターや採用担当者が求職者の合格可能性をジャッジする「マイバリュー」などの独自の機能が好評を得ています。ユーザーが自身のキャリアについて考えるきっかけを提示し、より一層活躍できそうな舞台を求める若い人材の転職活動をサポートしています。

合格可能性が「大」や「中」とジャッジされた案件以外にも、企業の採用担当者からスカウトのメッセージをダイレクトにもらえるケースもありチャンスが広がるでしょう。

比較的新しいサービスであるため、同業他社と比較して求人数が少ないかもしれません。しかし、マッチングの確率が高い少数精鋭型サービスといえるでしょう。なお、会員登録もサービスの利用もすべてが無料です。

プラチナスカウトメールについて

ユーザーにはスカウトメールとプラチナスカウトメールという2種類のオファーメールが届くことがあります。

スカウトメールの方は、ユーザーが職務経歴書を匿名で公開することによって、AMBIに参画している求人企業や紹介会社のヘッドハンターからのアプローチを受けることができるサービスです。

つまりユーザーは、自ら企業の求人案件を探して紹介の申し込みをする基本的なアクションだけではなく、スカウトのサービスを利用することで応募先企業の選択肢を大きく広げることができます。それによって、より自身の理想にかなう納得のできる仕事とのマッチングが実現しやすくなります。

そして、プラチナスカウトメールとは通常のスカウトとは重要度が異なる、スペシャルなアプローチです。

求人企業の採用担当者や紹介会社のヘッドハンターがユーザーのプロフィールやキャリア、スキルなどを見て関心を抱き、面談してみたいと強く思った時に送られるスカウトメールです。

プラチナスカウトでは、ユーザーが登録したキャリアやスキルやのどういうところに着目されたがわかります。そして、プラチナスカウトメールがたくさん来るということは、ユーザーがその企業のオファーに応えるかどうかは別として、それだけ人材価値が高いと考えることができます。

AMBIを利用した人からの評判は?

実際にAMBIを利用した方たちの口コミをいくつか紹介します。

●高年収の求人案件が多いという評判を聞いて利用してみたところ、本当に500万円未満の求人は見たことがない。

●マイバリューという合格可能性を大中小で教えてくれる機能で、ある企業の高い評価をもらった。エントリーはしなかったが次にスカウトメールが来た。試しにエントリーすると、すぐトントン拍子に内定をもらった。

●かつて就職を希望していたが叶わなかった大手企業の求人があり、応募してみたところ3年越しの内定を得ることができた。

●前職はいわゆるブラック企業だったので勤務を続けながらAMBIで転職活動をし、大手企業に転職できた。福利厚生が良くて残業が続くと早帰りさせてくれるため生活はすっかり変わり、AMBIを利用して本当に良かった。

●会員登録後、ヘッドハンティングされて入社した。ヘッドハンティングなどドラマの中のものというイメージがあったので、新鮮な驚きがあった。入社してからは仕事にやりがいを感じている。

●これといって取り柄がなく、案の定マイバリューで現実を知らされて一旦落ち込んだ。諦めずにどんどんあちこちの企業に応募していた中で、面接に進んだところがあり人柄をみてもらえて合格した。ハイクラス求人でも人柄や意欲を重視するところもあるので、スキルに自信がなくとも登録してみる価値はある。

●求人数は少ないと予想していたが、大手企業の情報しかないことを考えれば、むしろ多いのではないか。と豊富な選択肢から選んで応募できる優れた求人サイトだと思う。

全般的にはポジティブな評判が多くなっています。ただ、一部ではシステムがわかりにくいといった声もあったので、そのあたりが今後の課題になるでしょう。

ともあれ、ハイクラス求人にフォーカスしていることは看板通りのようです。スキルやキャリアを活かして転職が成功した人たちからの、利用して良かったという実感がこもった多くの口コミが印象的でした。

AMBIはどんな人におすすめ?

AMBIは20代で大手企業や高額年収、高い職位、活躍の舞台の大きさややりがいなどを求めて転職したい人におすすめです。

ただし地方の案件はあまりなく、首都圏や関西圏などの都心部にある大手企業の求人が多いため、都会で働きたい思いを持っている人たちにもおすすめできます。

AMBIを利用する流れ

AMBIを領するためには、まずは無料会員登録が最初のステップです。

登録後、求人情報を選んで募集企業に直接、あるいは紹介会社(転職エージェント)にエントリーを行えば、1週間以内に返信があります。

企業の場合は、そのまま企業の採用担当者との面談となります。

紹介会社の場合は、紹介会社の担当者との面談後、企業の紹介になります。

案件によって面談は省略して紹介に至るケースもありますが、面談を行って紹介会社にユーザーのキャリアやスキル、要望などを把握しておいて紹介してもらう方が、マッチングの可能性は高くなるでしょう。

なお、面談の際に応募書類をブラッシュアップするためのサポートやキャリア相談を受けられます。

AMBIを利用するメリット・デメリット

AMBIを利用するメリットとデメリットを、それぞれ紹介しておきます。

AMBIを利用する場合のメリット

高額年収や企業規模の大きさ、上級の役職などのハイクラスの条件を持つ案件がメインだということが、最大のメリットでしょう。

求人案件に対して「興味あり」としておくことによって、登録している企業やヘッドハンターから、どれくらい可能性が見込めるかを示す「合格可能性」が届きます。これは同業他社のサイトには見られないAMBI独自の機能です。会員登録をして試してみるとよいでしょう。

また、マイバリューでは良くも悪くも自分の人材価値が客観的にジャッジされるので、前向きに捉えられる人にとっては価値があります。ほかにも「ジブン分析」サービスが利用できます。このサービスは、エン・ジャパン株式会社が開発して1987年より行ってきた転職の適性検査を応用したユーザー向けサービスです。

15分間ほどのテストを受検することにより、ユーザーの「キャリアタイプ指向性」などの特性を「見える化」してくれます。これは焦らずに中長期的なキャリアビジョンを考えるための第一歩として大いに利用価値があるでしょう。

AMBIを活用して転職に成功した人は、それをAMBIに報告すると5,000円分のAmazonギフト券がお祝いとしてもらえます。

AMBIを利用する場合のデメリット

最大のデメリットは誰でも利用することができるわけではないという面です。年収400万円以上であることが利用の条件となります。20代前半であれば、なかなかその条件は満たせない場合もあるでしょう。

また、当然ながらハイクラス求人であるため求職者に求められる条件の質は高く、内定を簡単にもらうのが難しい場合もあります。ハイクラスの求人案件に採用されるのを目指すのであれば、そういうレベルに伴った高度な専門性や将来性あるスキルが必要です。

そういった素養を持っていないユーザーの場合は、登録しても企業や転職エージェントから企業からスカウトメールをもらうのは難しいかもしれません。

第二新卒や既卒の20代前半の方であれば、それまでのキャリアも身につけたスキルもまだまだこれからという感じになるため、応募できる選択肢が少なくなります。

また、都心部の求人は豊富でも地方の求人が少ないことをデメリットと感じる人もいるでしょう。2021年の前半においては、AMBIにおよそ64,000件程度の求人案件が集められています。ところが、その中で関東方面の求人案件がおよそ58,000件にのぼり、9割以上を占めていることになります。

ほかには電話で問い合わせはできないこと、などが挙げられるでしょう。

こうしてメリットとデメリットを見てみると、やはりハイクラス求人だけあって活用のしがいがあるのはスキルやキャリアを積極的にアピールできる人です。多くの転職サービスがあるので、自分に合うものを活用しましょう。

AMBIで理想的な転職を実現しよう

AMBIに興味がある転職志望者の人たちに向けて、サービス内容や評判、メリットやデメリットなどについて詳しく紹介しました。

おおむね好評価が多く、費用もかからないためハイクラス求人を狙っている方は登録して損をすることはないでしょう。特に都心部で働きたい方ならには打ってつけです。

ハイクラス転職に興味がある方はここでの情報を参考に、一度登録して試してみてはいかがでしょうか。