スプレッドはFX取引における実質的な手数料(コスト)であるため、同じ通貨ペアなスプレッドが狭いほど取引に有利です。しかし、「スプレッドが狭いFX口座はどこか」「なぜFX会社によってスプレッドが異なるのか」といった疑問を持つ人も多いようです。
そこで今回は、各FX会社の通貨ペア別のスプレッド(手数料)を徹底比較し、スプレッドが狭いおすすめ口座や、FX会社間でスプレッドが異なる理由、約定力の重要性などについて解説します。
国内FX会社のスプレッド比較ランキング!
ここでは、国内FX会社における主要通貨ペアのスプレッドを徹底比較し、手数料を抑えたいトレーダーにおすすめの会社をランキング形式で紹介します。
主要通貨ペアのスプレッドに加えて、取引にかかる手数料に大きな影響を持つ「約定力」も重視しています。
比較項目 | 比較基準 |
---|---|
スプレッド | メジャー通貨(米ドル円、ユーロ円、 ポンド円、ユーロドル、ポンドドル) のスプレッドを比較して集計 |
約定力 | 各社の約定力を①カバー先金融機関数 ②ユーザーからの評価で集計 |
国内FX会社のスプレッド比較ランキング1位はマネーパートナーズFXです。
マネーパートナーズは米ドル円のスプレッドが0.0銭(5万通貨まで)と業界最狭水準のスプレッドを提供しています。取引コスト無しで米ドル円の取引ができるのは、他社にはない非常に大きなメリットだと言えます。
他のメジャー通貨ペアのユーロ円やポンド円に関しても、スプレッドが0.0銭で取引することができるので、手数料を抑えたいトレーダーはマネーパートナーズ一択といえます。
FXのスプレッドを理解するための基礎知識をわかりやすく解説!
スプレッドという言葉自体は知っていても、具体的な仕組みまで理解している人は少ないかもしれません。FXのスプレッドについて理解を深めるために、以下の6つを学んでおきましょう。
スプレッドとは
FXにおけるスプレッドとは、取引をする際の買値(Ask)と売値(Bid)の差額のことです。国内のFX会社の多くが取引手数料を無料としているため、こスプレッドがFXの実質的な取引コストになっています。
例えば、米ドル/円を買う時の価格が135.727円、売る時の価格が135.725円なら、差額である0.002円(0.2銭)がスプレッドです。
スプレッドは「狭い」「広い」といった形で表現されます。スプレッドが狭いほど安く買って高く売れるため、トレーダーにとって有利です。反対に、スプレッドが広いとコストが高くなり、トレーダーには不利になります。
一般的にスプレッドが狭いFX会社で取引をしたほうが支払いコストを抑えられるため、利益を出しやすくなります。
スプレッドと手数料の違い
前述の通り、スプレッドとは取引をする際の買値と売値の差額のことです。一方、手数料とはFXの口座を開設したり取引をしたりする際にかかる料金を指します。多くの場合、手数料は取引手数料を意味します。
- 口座開設手数料:口座の開設時にかかる費用
- 口座維持費:口座の維持・管理にかかる費用
- 取引手数料:通貨を売買する時にかかる費用(スプレッドとは別)
- 入金手数料:FX会社の口座への入金時にかかる費用
- 出金手数料:FX会社の口座からの出金時にかかる費用
- ロスカット手数料:ロスカットされた際に支払う費用
国内のFX会社の場合、一般的に口座開設手数料や口座維持費、通貨を売買する際の取引手数料などは無料です。ただし、ロスカット手数料などが発生する場合もあるため、事前の確認が求められます。
銭とpipsの違い
FXのスプレッドを表す単位には「銭」と「pips(ピップス)」の2種類があります。これらの使い分けは、取引する通貨ペアによって決まります。
まず、取引する通貨ペアの片方が日本円の場合、「銭」が用いられます。例えば米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円などが、「銭」が使われる代表的な通貨ペアです。初心者は米ドル/円やユーロ/円などを取引することが多いため、「銭」のほうがなじみのある人も多いかもしれません。
一方、日本円以外の2つの通貨で構成されている通貨ペアの場合は、「pips」が使用されます。例えばユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルなどが、日本円以外の2つの通貨で構成されている代表的な通貨ペアです。
初心者の人にはやや理解しにくい使い分けかもしれませんが「1銭=1pip」と覚えておくと理解しやすいでしょう。
スプレッドの計算方法
スプレッドについて理解したところで、具体的な計算方法を見てみましょう。今回は、GMOクリック証券を例に説明します。
下の画像はGMOクリック証券のスマホアプリの注文画面です。GMOクリック証券では、米ドル/円のスプレッドが通常0.2銭に設定されています(※)。
スプレッドは買値(Ask)と売値(Bid)の差であるため、上の画像の場合「146.292円-146.290円=0.002円(0.2銭)」と計算できます。買値と売値の間に表示されている「0.2」という数値は、スプレッド額である0.2銭を意味しています。
また、取引コストの計算方法は以下の通りです。
- (例)1万通貨取引した場合の取引コスト
- 1万通貨×0.002円(0.2銭)=20円
次に、円が含まれないユーロ/米ドルなどのパターンも見てみましょう。この場合、計算の最後に円に換算する必要があります。
下の画像はGMOクリック証券のスマホアプリの注文画面です。GMOクリック証券では、ユーロ/米ドルのスプレッドが通常0.3pipsに設定されています。
スプレッドは買値(Ask)と売値(Bid)の差であるため、上の画像の場合「1.10866ドル-1.10863ドル=0.00003ドル」と計算できます。
ドル建てでの取引コストの計算方法は以下の通りです。
- (例)1万通貨取引した場合の取引コスト
- 1万通貨×0.00003ドル=0.3ドル
最後に円に換算します。
- (例)1ドル=150円の場合
- 0.3ドル×150円=45円
通貨ペアによってスプレッドが変わる理由
通貨ペアによってスプレッドが変わる理由には、主に以下の2つが挙げられます。
通貨ペアによって市場での価格の変動率(ボラティリティ)は異なります。一般的にボラティリティが高い通貨ペアはリスクも高く、それに応じてスプレッドも広くなる傾向があります。これはFX会社が価格変動のリスクを補うために、スプレッドを広げてリスク管理を図っているためです。
例えば、トルコリラ/円やメキシコペソ/円などの高金利通貨ペアは、政治的・経済的要因で価格が大きく変動することがあり、このような通貨ペアはより広いスプレッドが設定されます。
流動性が高い通貨ペアは取引量が多く、売買しやすいため、一般的にスプレッドは狭くなります。流動性とは、市場参加者がその通貨ペアをどれだけ活発に売買しているかを表す用語です。
例えば、米ドル/円やユーロ/米ドルといった主要通貨ペアは高い流動性を持ち、通常スプレッドが狭くなっています。これらの通貨ペアは取引量が多く流動性が高いため、売買が迅速かつ安定して行えるのです。
一方、中国人民元/円やロシアルーブル/円などのマイナー通貨ペアは流動性が低く、希望する価格ですぐに売買できない可能性があります。そのため、FX会社はリスクを考慮して広めのスプレッドを設定する傾向があります。
原則固定スプレッドと変動スプレッドの違い
原則固定スプレッド | 変動スプレッド | |
---|---|---|
スプレッドの変化 | 原則として一定 | 市場の状況により変動 |
メリット | 予想外の費用発生リスクが低い | 取引状況が良い場合は、狭いスプレッドで取引可能 |
デメリット | スプレッドが狭まらない | 取引状況が悪い場合は、スプレッドが広がる |
採用している国内FX会社 | 多い | 少ない |
FXのスプレッドには「原則固定スプレッド」と「変動スプレッド」の2つの形式が存在します。原則固定スプレッドでは、市場の価格変動にかかわらずスプレッドは通常一定に保たれます。一方、変動スプレッドは、価格変動に応じてスプレッドが広がったり狭まったりする形式です。
変動スプレッドではスプレッドが変わるため、取引のタイミングによっては利益が減ったり損失が増えたりすることがあります。そのため、国内の多くのFX会社では原則固定スプレッドを採用し、ユーザーが取引しやすい環境を提供しています。
FX会社によってスプレッドが異なるのはなぜ?
FX会社によって提示されるスプレッドが異なるのは、各社のカバー先(買値や売値の生成元となるレートを取得する先)の数とシステムの性能が関係しています。
一般的に、多くのカバー先を持ち、優れたシステムを備えたFX会社ほど狭いスプレッドを提示することが可能です。
スプレッドはカバー先から提示されるレートに基づき、FX会社が価格変動リスクや自社の収益などを踏まえて独自に設定します。このスプレッドはトレーダーにとって実質的な手数料であるため、できるだけスプレッドの狭い口座を選ぶことが重要です。
「スプレッドが少しぐらい違っても大したことはないのでは」と思うかもしれませんが、取引回数が増えるほどコストの差は大きくなります。ここでは、GMOクリック証券とアイネット証券のケースを取り上げ、スプレッドの影響をシミュレーションしてみます。
以下の画像は、GMOクリック証券(左)とアイネット証券(右)のスマホアプリの注文画面です。例えば、米ドル/円の取引ではGMOクリック証券が0.2銭のスプレッドを提供しているのに対し、アイネット証券は2.0銭のスプレッドを設定しています。
スプレッドによる取引コストの比較(1万通貨取引した場合) | ||
---|---|---|
取引回数 | GMOクリック証券(スプレッド0.2銭) | アイネット証券(スプレッド2.0銭) |
1回 | 20円 | 200円 |
10回 | 200円 | 2,000円 |
50回 | 1,000円 | 1万円 |
100回 | 2,000円 | 2万円 |
500回 | 1万円 | 10万円 |
1,000回 | 2万円 | 20万円 |
取引回数が1,000回に達すると、スプレッドが0.2銭と2.0銭の場合で合計18万円(スプレッド18円分)ものコスト差が生じます。そのため、特に短期売買をメインとしていて取引回数が多いトレーダーは、スプレッドが狭い口座を選ぶ必要があるのです。
約定力とスプレッドの関係とは?
FX取引においてスプレッドの狭さは重要な要素ですが、同様に約定力の高さも欠かせない要素です。なぜなら、約定力が低いと注文した通りの価格での取引が成立しにくくなり、想定外の価格での取引を強いられる可能性が高まるためです。
約定力とは、トレーダーが注文した価格で取引を成立させる力のことです。言い換えると、市場において注文がいかに迅速かつ正確に執行されるかを示す指標と言えます。
約定力が低い場合、注文した価格と実際の約定価格に差が生じる「スリッページ」が発生しやすくなります。例えば、米ドル/円の価格が100.000円の時に買い注文を出したにもかかわらず、100.002円で約定した場合、0.2銭の不利なスリッページが発生したことになるのです。
このような状況で米ドル/円のスプレッドが0.2銭のFX会社を利用していたとしても、不利なスリッページが0.2銭発生したために、実質的な取引コストは0.4銭になります。
特に、狙う値幅が小さい短期売買では、取引時のわずかな価格差が利益に大きく影響するため、スリッページを最小限に抑える高い約定力が求められます。
FX業者を選ぶ際はスプレッドの狭さだけでなく約定力の高さにも注目し、可能な限り取引コストを抑え、希望通りの取引ができるよう努めましょう。
スプレッドが狭い国内FX会社3選!【低スプレッドで利益を獲得】
スプレッドが狭く、約定力の高さにも定評のあるおすすめのFX会社3社をご紹介します。
マネーパートナーズ「パートナーズFX nano」
マネーパートナーズのメリット
- ◎ 主要通貨ペアの少量取引はスプレッドがかからない
- ◎ 最小取引単位が100通貨
- ◎ 取引ツールの使いやすさ
- ◎ 約定力が高い
マネーパートナーズのデメリット
- △ デモ口座がない
マネーパートナーズには「パートナーズFX」と「パートナーズFX nano」という2種類のコースが用意されており、これらのうち米ドル/円などのスプレッドが0.0銭からとなっているのがパートナーズFX nanoです。
さらに、米ドル/円の他にもユーロ/円やポンド/円、豪ドル/円、メキシコペソ/円といった人気の通貨ペアのスプレッドが0.0銭からとなっています。
ただし、スプレッドが0.0銭からとなる注文数量には制限があり、米ドル/円は5万通貨まで、ユーロ/円や豪ドル/円は1万通貨までが対象です。とはいえ、米ドル/円であれば20万通貨までは0.1銭から取引できるなど、取引量が増えても狭いスプレッドで取引することが可能です。
また、100通貨単位から取引を始められることも、初心者にとって大きなメリットと言えるでしょう。100通貨単位であれば、1,000通貨単位や1万通貨単位からしか取引することができないFX会社と比べて、10分の1または100分の1といった少額でFXを始めることができます。
100通貨あたりの必要証拠金は多くの通貨ペア1,000円以下となっており、初心者やライトユーザーでも気軽に取引をしやすい環境が整っています。
条件はあるもののまったくコストをかけずに取引することができ、100通貨単位から取引を始めることもできるパートナーズFX nanoは、短期売買に挑戦したい初心者やライトユーザーにおすすめの口座です。
なお、短期売買をする上で一つ注意していただきたいのが、マネーパートナーズが秒単位のスキャルピングを認めていないことです。マネーパートナーズの約款では、「十数秒以内に複数回の注文を行う行為」が禁止されています。
そのため、もしあなたがスキャルピングをしたい場合は、「ヒロセ通商」などのスキャルピングを公認しているFX会社を利用するとよいでしょう。
パートナーズFX nanoの評判・口コミ
30代男性FX歴:5年以上
5
ドル円はわずか0.2銭ですので、他の大手FX業者と比較しても最高水準の狭さが実現されています。また、日本人に人気のユーロ円も0.4銭とこちらも業界最高水準に非常に狭く設定されています。また、利用している途中で、突然スプレッドが広がることは無かったことも高評価を付けた理由です。
40代男性FX歴:1年~2年
4
ドル円はわずか0.2銭ですので、他の大手FX業者と比較しても最高水準の狭さが実現されています。また、日本人に人気のユーロ円も0.4銭とこちらも業界最高水準に非常に狭く設定されています。また、利用している途中で、突然スプレッドが広がることは無かったことも高評価を付けた理由です。
LINE証券「LINE FX」
LINE FXはLINE証券が運営しているFXサービスで、業界最狭水準のスプレッドやLINEアプリとの連携が大きな特徴です。主要通貨ペアからマイナー通貨ペアまで、幅広く業界最狭水準のスプレッドを実現しています。
例えば、日本時間9時~翌5時までの「コアタイム」のスプレッドは、米ドル/円が0.2銭、ユーロ/円が0.4銭、ポンド/円が0.7銭に設定されています。
コアタイムは日本時間の9時から翌5時(29時)までと長時間に設定されており、この時間帯はスプレッドが「原則固定(例外あり)」です。日本時間の早朝以外をしっかりとカバーしているため、相場が動きやすい時間帯でも狭いスプレッドでの取引が可能です。
また、LINEアプリとの連携もLINE FXの利点の一つです。多くの日本人が日常的に使用しているLINEアプリの通知機能を活用することで、リアルタイムな情報収集が可能となり、取引チャンスの拡大につながる可能性が高まります。
スマホで専用の取引ツールを開かなくても、LINEのメッセージを確認する感覚でニュースや経済指標、為替レートの変動情報を手に入れられるため、ストレスが軽減されます。
加えて、LINE FXの取引画面は初心者から経験豊富なトレーダーまで直感的に操作できるよう設計されており、簡単にFX取引が行えます。
LINE FXの評判・口コミ
20代男性FX歴:3ヶ月~半年
5
比較的安価にやり取りできるかなと思いましたね。気軽にコストを抑えることができるのですごくありがたいですよ。ローコストが売りかなと思いますので、低コストを実現したいような人にはおすすめかなと思いましたね。
40代男性FX歴:3ヶ月~半年
4
安いと感じます。自分が良く利用する通貨が安いと感じたのも、利用したきっかけの一つでした。以前利用していたFX口座より安かったので、乗り換えしました。全体的にどの通貨でも安めの設定になっているように感じます。
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコムのメリット
- ◎ オンラインセミナーの開催や情報配信が充実
- ◎ マイナー通貨ペアのスプレッドが狭い
- ◎ 24時間のサポート体制を取っており、初心者でも安心
外為どっとコムのデメリット
- △ スキャルピングが非推奨となっている
- △スプレッドが狭い時間帯が短い
「外貨ネクストネオ」は、外為どっとコムが提供しているFXサービスです。業界最狭水準のスプレッドや、豊富な情報とセミナーの提供がトレーダーにとって大きな魅力となっています。
為替介入や円相場の変動時には、外為どっとコムのディーリングルームの画像や映像がメディアで使われることが多いため、社名に親しみを感じる人も多いでしょう。
外貨ネクストネオは通常から狭いスプレッドを提供していますが、キャンペーンを利用すると、より優遇されたスプレッドでの取引が可能です。
例えば2024年7月29日~8月31日に実施されていた「業界最狭水準スプレッドキャンペーン」では、南アランド/円のスプレッドが0.3銭、ユーロ/円が0.4銭、ユーロ/米ドルが0.3pips(原則固定・例外あり)に設定されていました。
また、外為どっとコムは情報提供やセミナーの豊富さにも定評があります。特に、外為どっとコムが運営している「マネ育ch」では、米ドル/円などの主要通貨ペアに加え、高金利通貨ペアや株価指数など幅広い銘柄を取り上げています。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から丁寧に解説しているため、初心者から上級者まで取引のノウハウを効率的に学ぶことが可能です。
また、動画形式での学習を好む人には、「外為どっとコム 公式FX動画ch」がおすすめです。米ドル/円を中心に、さまざまなコンテンツを配信しています。
リアルタイムで最新情報を入手したい人には、オンラインを中心としたライブセミナーもおすすめです。チャット機能を使って質疑応答ができるセミナーもあり、疑問点や詳細を気軽に質問できます。
外貨ネクストネオの評判・口コミ
30代男性FX歴:3年~4年
4
主に米ドル/円をトレードしているので、外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の米ドル/円のスプレッドは基本固定ななめ、かなり安心感はある。また、相場が激しく動く指標時も他の会社よりもスプレッドの幅が広がらず安定しているところが良い。
30代男性FX歴:5年以上
4
シンプルに主要国の通貨ペアのスプレッドが狭く、取引負けしないのがいいと思います。 ドル円であれば0.2銭、ユーロドルなら0.4銭と狭く、デイトレなどの短期売買も取り組みやすく感じます。 約定力も高く、滑らないのもいいですね。
FXのスプレッドに関してよくある質問
FXのスプレッドに関してよくある質問をまとめたので、疑問がまだ残っている方は参考にしてみてください。
- スプレッドが広がるのはなぜ?
FXのスプレッドが広がるのは、取引量が減少し流動性が低下したり、大量の売買注文に著しい偏りが発生したりするタイミングです。狭いスプレッドはトレーダーにとって嬉しいですが、取引タイミングによって拡大することを受け入れ、取引時間帯や日程などに十分に注意しながら取引しましょう。
- スプレッドが広がるのはどんな時?
スプレッドはまず流動性が低下する時間帯に拡大しやすいです。例えば、日本時間の早朝や注目度の高い経済指標の発表時、世界の祝日などがそれに該当します。また大量の売買注文に著しい偏りが発生するタイミングでもスプレッドが広がる傾向があり、具体的には、ロンドン市場とニューヨーク市場のオープン時間などがそれに該当します。また突発的な事件などの際にも、注文が殺到するためスプレッドが不安定になる傾向があるので、初心者の方は新規取引を控え、保有ポジションは迅速に決済を行なうようにしましょう。
【この記事の著者】金子剛さん
投資家×Webライター
FXトレーダー。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。15年以上のFXトレード歴があり、2013年に開催されたFXコンテスト(Forex.com社開催)で優勝も経験。FXを始め、株、仮想通貨、コモディティなども手広く取引している。
◼︎保有資格
・日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト
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・プロフィール
当記事で紹介している会社は、すべて金融庁から許可を受け財務局に登録されおり、かつ金融先物取引業協会に加入している業者です。
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