IG証券の評判・口コミを徹底解析！FXからバイナリーオプション、CFDまで解説

IG証券は英国のロンドンに本拠地を構え、世界で31万人以上が利用している世界的な証券会社です。FXだけでなく、バイナリーオプションやノックアウトオプション、株式や株価指数CFDなど幅広い銘柄を取り扱っていることが、他の証券会社には無い大きな魅力になっています。

しかし、英国系の証券会社であるため情報が少なく、「IG証券の評判や口コミはどうなのか」、「どういったメリットやデメリットがあるのか」、「ノックアウトオプションとはどんな取引なのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回はIG証券のリアルな評判・口コミを徹底解析し、メリットやデメリット、取り扱い商品などを解説していきたいと思います。

目次

IG証券の基本情報

IG証券は世界的なオンライン証券会社であり、IGグループはロンドン証券取引所の株価指数である「FTSE250種総合株価指数」に採用されている優良企業です。

さらに、世界で31万人以上が利用しており、高い信頼性や安全性があります。日本の金融庁からの認可も受け、日本のルールに従いサービスを提供しています。

取扱金融商品の幅広さがIG証券の大きな強みになっており、例えばノックアウトオプションは、国内ではIG証券を含めわずかなFX会社しか取り扱っていません。

また、豪華なキャッシュバックキャンペーンを行っていることもポイントです。

平日の朝にドル円、ダウ平均など、アナリストの注目銘柄の売買タイミングやトレンドの予想をお知らせしてくれる「モーニングメール」をはじめ、ユーザーへの情報提供にも力を入れています。

＼取扱商品の多さが魅力／

CFDサービスを提供している

CFDとは、「Contract for Difference」の頭文字を取ったものであり、日本語では「差金決済取引」と呼ばれます。CFDは簡単に言えば、差額だけのやり取りが発生する取引です。つまり、現物の受け渡しは行わずに、反対売買によって出た金額の差で決済するということです。

IG証券では株式CFDや株価指数CFD、商品CFDなどを取り扱っており、広い意味で言えばFXもCFDに含まれます。CFDはFXと仕組みやルールがよく似ていることから、FX経験者なら非常に馴染みやすい商品です。

そのため、外国為替市場が大きく動く日は為替に投資するFX、商品市場が大きく動く日は金や銀・原油などに投資できる商品CFDを取引するなど、市場の状況によって使い分けることが比較的簡単であり、これがCFDの大きなメリットになっています。

ノックアウトオプションを提供している

ノックアウトオプションとは、オプション取引の一種であり、外国為替などの売買差益を狙う金融商品です。あらかじめ取引での最大損失額を決められることから、FXよりリスクが限定的であることが大きな特徴です。

さらに、最大損失額の決め方によっては、FXよりも少ない資金で大きなロットを取引できるため、資金効率がより高くなります。IG証券のノックアウトオプションでは、実質1,000倍以上のレバレッジをかけることも可能です。

ノックアウトオプションは「ノックアウト価格」と名付けられた損切ラインを、原資産価格に近い距離に設定するほどオプション料は低くなります。逆に、原資産価格から遠い距離に設定するほどオプション料は高くなるという仕組みです。

そのため、損切りができずに含み損が拡大してしまうことを防げるというメリットもあります。「ノックアウト価格＝逆指値注文」と考えると、FX経験者の人は分かりやすくなるでしょう。

＼「世界規模」の売買比率が分かる／

バイナリーオプションとは

バイナリーオプションとは、バイナリーが「二者択一」を、オプションが「選択権」を示す、二者択一の選択権を売買する為替取引になります。つまり、「あらかじめ決まっている判定時刻に為替レートが判定基準と比べて高いか低いか」によって、ペイアウトの有無が決まります。

ペイアウトとは権利行使条件を満たした買い手に、あらかじめ定めた金銭を支払うことです。簡単に言えば、予想が当たった時に支払われる払戻金です。

条件を満たしていない場合には権利行使が行われず、ペイアウトが0円となります。要するに、予想が外れた場合は払戻金が0円になるということです。

バイナリーオプションは判定時刻に合わせて、チケット（オプション）の購入期間が設定されています。バイナリーオプションではこのチケットを購入することで、ペイアウトをもらえる権利を獲得します。

IG証券の良い評判・口コミ【メリットとは？】

この項目では、IG証券の良い評判を紹介していきます。

実質1,000倍以上のレバレッジをかけられる「ノックアウトオプション」

IG証券のノックアウトオプションでは、実質1,000倍以上のレバレッジをかけることができます。なぜなら、ノックアウトオプションは設定したノックアウトレベル（価格）によって、その必要証拠金（＝損失額）が決まるからです。

例えば、現在のドル円のレートが150円の場合、「ブル（上昇）」を「1ロット（1万通貨）」、「ノックアウトレベル」を149.90円で指定すると、必要な証拠金は「10ポイント（pips）×100円＝1,000円」になります。

厳密にはこれに「ノックアウト・プレミアム」というスリッページに対する保証料が少額かかりますが、レバレッジを計算すると「150円×1万通貨÷1,000円＝1,500倍」となり、国内FXの最大25倍と比べて非常に高いレバレッジをかけられることが分かります。

レバレッジ25倍の場合、ドル円のレートが150円の時に1万通貨保有するには「150円×1万通貨÷25倍＝6万円」の必要証拠金が最低でも必要になることから、IG証券のノックアウトオプションの必要証拠金で求められる1,000円は、通常のFXと比べて資金効率が非常に良いのです。

取り扱い商品が非常に豊富

IG証券は取り扱い商品が非常に豊富であることが、その大きな特徴になっています。IG証券の具体的な取り扱い商品は、以下の通りです。

特にノックアウトオプションや債券先物を取引できる証券会社は非常に少なく、IG証券は豊富な選択肢から自分に合った商品を見つけられる貴重な証券会社です。CFDは買いだけでなく売りもできることからリスク分散としても使いやすく、手軽にリスクを分散させたい人にもIG証券はおすすめできます。

＼3ステップで簡単口座開設／

スマホアプリのテクニカル指標と時間足が多い

IG証券はスマホアプリが高機能であり、テクニカル指標と時間足が多く搭載されています。テクニカル指標は30種類以上搭載されており、これはPCの取引ツールと同じ数です。

さらに、表示できる時間足も豊富で、1秒足や3分足といった珍しい時間足までカバーしています。そのため、中上級者になっても使い続けやすいスマホアプリです。

チャート上で直感的に発注することもできます。チャート右上にあるレートパネルをタップすることで注文画面が表示され、スピード注文をすることが可能です。

さらに、指値や逆指値は指で上下にスライドさせることが可能です。チャートを見ながら設定できるため、高値や安値、テクニカル指標の位置を見ながら設定することができ、非常に便利な機能になっています。

高機能なスマホアプリを使いたい方には、IG証券のスマホアプリが非常におすすめです。

スリッページが起こらない「ノースリッページ注文」

IG証券では独自の機能として、スリッページが起こらない「ノースリッページ注文」を使うことができます。スリッページとは、注文した価格と約定する価格にずれが発生することのことですが、IG証券ではノースリッページ注文を使うことで、これを無くすことが可能なのです。

ノースリッページ注文では維持証拠金の約0.2％程度の保証料が必要ですが、ノースリッページ注文によってポジションが決済されなければ、保証料がかかることはありません。

例えばFXでは、損切りのために逆指値注文を入れた場合、注文を入れた価格よりも不利な価格で約定し、損失が想定より大きくなってしまうことがよくあります。しかし、ノースリッページ注文を使うことでスリッページが発生しなくなるため、リスク管理がより簡単になるのです。

「世界規模」の売買比率が分かる

IG証券では他の多くのFX会社と異なり、世界規模の売買比率が分かります。なぜなら、IG証券はグローバルな展開をしている証券会社だからです。

売買比率とは、トレーダーが「ロング（買い）」と「ショート（売り）」のどちらのポジションを持っているかについての割合を示すものです。

日本だけで営業しているFX会社の場合、売買比率が日本のものに偏ってしまいますが、世界的な証券会社であるIG証券であれば、世界中のトレーダーの売買比率を確認することができます。

＼「世界規模」の売買比率が分かる／

IG証券の悪い評判・口コミ【デメリットとは？】

IG証券は取り扱い商品の豊富さなどから高い評価を得ていますが、逆に低評価となっているポイントもあります。

以下で順に解説していきます。

スプレッドが変動制で取引コストが高くなることがある

IG証券は変動制スプレッドを採用しているため、時間帯やマーケットの状況によって取引コストが高くなる場合があります。

FXにおけるスプレッドとは、買値（BID）と売値（ASK）の差です。スプレッドは実質的な取引コストにあたるもので、スプレッドが狭いほど取引コストは低くなります。

FX会社が提供するスプレッドには大きく分けて「変動制」と「原則固定」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

IG証券は変動制スプレッドを採用しているため、市場の状況によって取引コストが大きく変動する可能性があります。

ただし、変動制スプレッドだからといって、常に他社よりもコストが高くなるわけではありません。以下のように通貨ペアや時間帯によっては主要FX会社と遜色ないスプレッドになるケースもあります。

また口コミでは「スプレッドが狭い」との意見もあり、必ずしも不利とは言えません。

そもそも、原則固定スプレッドであっても、経済指標の発表時や取引参加者の少ない早朝などの時間帯では、スプレッドが拡大する可能性があります。

とはいえ、取引時間中のスプレッドが読みにくいという点はデメリットになりうるので、安定的にコストを抑えた取引がしたいなら、原則固定スプレッドのFX会社で取引した方が良いでしょう。

口座管理手数料がかかるケースがある

IG証券では、口座管理手数料がかかるケースがあるため注意が必要です。他社では口座管理手数料が無い場合が多いですが、IG証券では以下の条件全てに該当した場合に発生します。

以上の条件全てに該当した場合、口座管理手数料が月550円（税込）発生してしまいます。そのため、しばらくIG証券を利用しない場合、口座にある証拠金を全額出金しておくとよいでしょう。

FXの少額取引ができない

IG証券では、残念ながらFXの少額取引ができません。なぜなら、取引最低単位が1万通貨となっているからです。

現在は1,000通貨から取引できるFX会社が多く、1万通貨からしか取引できないことはデメリットになります。例えば、ドル円のレートが150円の時に1万通貨保有するには6万円の証拠金が必要ですが、1,000通貨であれば6,000円で済みます。

したがって、IG証券でFXを少額取引したい場合、ノックアウトオプションを利用しましょう。

または、松井証券の「MATSUI FX」のような、1通貨から取引できるサービスを利用するのもおすすめです。

取引ツールに慣れるまで時間がかかる

IG証券の取引ツールは高機能であるがゆえに、慣れるまで時間がかかりがちです。加えて、1つの取引ツールでほぼ全ての取り扱い商品を取引できる（スマホアプリの場合、バイナリーオプションはブラウザから）点も、使いづらさを感じてしまう要因になっています。

カスタマイズ性の高さも慣れれば便利ではありますが、慣れるまでは戸惑うかもしれません。したがって、本番の取引をする前にデモ口座を利用し、どんな機能があるのか、取引はどのようにするのかなどを確認しておきましょう。

バイナリーオプションの最低取引金額が高め

IG証券のバイナリーオプションは、最低取引金額が高めになっています。他社では数十円から取引を始められるのに対し、IG証券では約800円と高いです。

しかし、例えばトレイダーズ証券の「みんなのオプション」では、50円から取引を始めることができます。

バイナリーオプションはルールがシンプルであり、利益と損失の金額が決まっているためリターンとリスクが限定的であることから人気が高いですが、少額から気軽に取引できないことはデメリットといえるでしょう。

＼50円から取引できる／

IG証券の始め方

IG証券での取引に興味があるものの、口座開設や使い方がよく分からないという人も多いかと思います。そこで、この項目では画像付きでIG証券の口座開設と使い方を分かりやすく解説していきます。

IG証券の口座開設の流れ

IG証券の口座開設は、3ステップで簡単に行うことができます。

ここからは、IG証券の口座開設の流れを分かりやすく解説します。

まずは、IG証券の公式サイトの画面右上にある、緑色の「口座開設」ボタンを押しましょう。

画面が切り替わったら、名前やメールアドレス、ユーザー名などを入力していきます。入力が完了したら、画面下にある「次へ」ボタンをクリックしましょう。

続いて、生年月日や性別などを不備の無いように選択・入力していきます。

フォームへの入力が完了したら、次に本人確認書類とマイナンバー確認書類を送付します。「スマートフォンで本人確認」であれば最短1営業日で口座が開設され、審査時間を大幅に短縮することが可能です。

「スマートフォンで本人確認」を利用できる条件は、マイナンバーカードまたはマイナンバー確認書類＋運転免許証を持っていることです。また、申し込みに必要な書類とその組み合わせは、以下の画像のようになります。

「スマートフォンで本人確認」の場合

「郵送で本人確認」の場合

書類提出後に審査が行われ、審査に通ると口座番号とパスワードが送付されます。スマートフォンで本人確認をした場合は、審査完了後にメールが届いて口座開設が完了します。

通常の審査で口座開設をした場合は、IG証券から郵送される書類を受け取り、メールアドレスとパスワードを入力してログインし、「有効化する」ボタンを押すと口座開設完了になります。通常の審査だと手続き完了までに3～5営業日かかります。

＼3ステップで簡単口座開設／

IG証券の使い方

口座開設が完了すれば、いよいよIG証券で取引をすることができます。IG証券の使い方を、FXの取引をする場合を例として見ていきましょう。

今回はインストール無しで簡単に始められる、「Webブラウザ版取引システム」を使います。

まずは、IG証券公式サイトの画面右上にある、「ログイン」ボタンを押しましょう。

ログイン画面にメールアドレスとパスワードを入力してログインしたら、画面右にあるトライオートFXの「ログイン」ボタンを押してください。画面が切り替わったら、FX口座の「取引画面を開く」ボタンをクリックします。

取引画面が表示されたら、画面左上の「FX」ボタンを押し、通貨ペアを選択すると取引を始めることができます。

あとは、ロット数やスリッページ許容幅などを選んで注文しましょう。また、チャート画面を右クリックすると表示される「テクニカル分析」から、チャートに表示されるテクニカル指標を追加・変更することができます。

IG証券に関するよくある質問

この項目では、IG証券を利用するにあたって知っておきたいこと、注意すべきことをまとめてご紹介していきます。

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  著者 NETMONEY（ネットマネー）編集部