SBI FXトレードの評判・口コミは？SBI証券との違いも解説

SBI FXトレードは、口座開設者数30万人を超える、国内有数の人気を誇るFX会社です。利用ユーザーからは、スプレッドの狭さや少額から取引できる点が高く評価されています。

また、積立FXという独自のサービスも提供しています。特にこれからFXを始めたいと考えている人におすすめのFX会社です。

この記事では、SBI FXトレードの評判・口コミを解説するとともに、SBI証券との違いや口座開設の流れも紹介します。SBI FXトレードの利用を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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目次

SBI FXトレードの良い評判・高評価のポイント

SBI FXトレードの良い評判としては、次のような意見がありました。

スプレッドが業界最狭水準

SBI FXトレードのスプレッドは業界最狭水準です。

次の表は、2024年4月時点のスプレッドを、SBI FXトレードと他社で比較したものです。

SBI FXトレードでは、ドル/円（1～100万通貨）を他社よりも狭いスプレッドで取引できます。ユーロ/円やポンド/円についても、他社よりも若干狭いスプレッドで取引できるケースが多い傾向にあります。

ただし、SBI FXトレードのスプレッド実績を見ると、注文数量によってスプレッドが広がりやすくなる通貨ペアもあるため、注意が必要です。

以下のスプレッド実績はドル/円のものですが、1～100万通貨と注文数量の多いケースではスプレッドに大きな違いがあります。

ドル/円の注文数量に対する基準値

これからFX取引を始める人や注文数量が少ない人でしたら、狭いスプレッドで取引ができるでしょう。

大手SBIグループが運営する安心感

SBI FXトレードを運営するSBI FXトレード株式会社は、証券業・銀行業・暗号資産・ヘルスケアなど幅広い事業を行うSBIホールディングスの一員です。

SBIホールディングスは東証プライム市場に上場しており、2023年3月期の売上高は9,985億円と1兆円にも迫る勢いのある会社です。

またSBI FXトレード株式会社の自己資本規制比率は1,518.7％（2023年3月末）と、他社よりも資本力が高いため、安心して利用しやすいでしょう。

各社の比較

少額から取引できる

SBI FXトレードは、少額からFXの取引をしたい方におすすめのFX会社です。なぜなら、SBI FXトレードの最低取引単位は1通貨だからです。

たとえば、レバレッジ25倍でドル/円を1通貨取引するのに必要な証拠金は約5円（1ドル130円の場合）です。

最低取引単位が1,000通貨や1万通貨に設定されている他社と比べると、資金が少なくてもFXの取引を始めやすいと言えます。

各社の比較

また、1通貨での取引はデモ口座とは異なり、約定力やスプレッドなど本番とまったく同じ環境での取引が可能です。

積立FXサービスがある

SBI FXトレードは、積立FXサービスを提供している数少ないFX会社です。積立FXとは、「FXの仕組み」を使う外貨の積立投資のことで、次のようなメリットがあります。

• 一度設定をすれば、毎日レートを確認しなくて良い
• レバレッジ1～3倍の安全運用でロスカットのリスクを避けやすくなる
• 投資タイミングの分散により高値づかみを避けられる
• 貯まったスワップポイントも活用できる
• 買い付け時の手数料がかからない

積立FXではレバレッジが1～3倍に抑えられるため、ロスカットへの不安がある人でも安心して取引できるでしょう。

積立FXサービスを取り扱っている会社はSBI FXトレードのと外為どっとコムの2社です。

FX会社の比較

SBI FXトレードの積立FXと外為どっとコムのらくらくFX積立の2社に大きな違いはありません。

SBI FXトレードなら住信SBIネット銀行からの自動入金に対応しているため、入金を忘れて買付停止になるリスクがありません。忙しくて定期的なFX口座への入金を忘れそうな人でも安心して長期の投資をしやすいでしょう。

SBI FXトレードの悪い評判・低評価のポイント

一方で、SBI FXトレードの悪い評判としては次のようなものがありました。

サポートの対応時間が短い

SBI FXトレードは、オペレーターによるサポートの対応時間は、月～金曜日の午前9時～午後5時と、他社に比べて短いため注意が必要です。

日中仕事で忙しい人は、帰宅後にオペレーターにつないで質問することができません。チャットであれば、24時間365日対応しているものの、込み入った内容について聞くのは難しいでしょう。

各社の対応比較

一方、他社ではSBI FXトレードよりも1～2時間早い時間からオペレーターによるサポートが開始しています。さらにFX会社によっては夜遅くまでサポートに対応しています。

よって、初心者でオペレーターと話したい人や聞きたいことがたくさんあるという場合は、不便さを感じるかもしれません。

金融商品の幅が狭い

SBI FXトレードは、他社よりも取り扱っている金融商品が多いとは言えません。

以下の表は、他社と取り扱い商品を比較したものです。

各社の取り扱い商品

SBI FXトレードの口座では、バイナリーオプションや国内株、外国株、投資信託などの取引ができません。1つの口座でFX以外の金融商品も取引したい人は不便さを感じる可能性があります。

ただし、同じグループ会社のSBI証券の口座を開設すれば、株や投資信託などの取引も可能です。FX以外の金融商品も取引したい人は、SBI証券との併用を検討してみてください。

SBI FXトレードとSBI証券のFX口座の違いとは

SBI証券では、株を担保にFX取引可能

SBI証券は、FX以外に国内株も取り扱っています。SBI証券では、同社の口座で保有している国内株式の評価額の70％分を担保にFXの取引が可能です。

たとえば、国内株の評価額が300万円ある場合、70％にあたる210万円分をFXのポジションを保有する証拠金として利用できます。

なお、ハイレバレッジ25コースでドル/円を取引する場合、1万通貨のポジションを保有するのに必要な証拠金は5万2,000円（1ドル130円の場合）です。210万円の保証金がある場合は、ドル/円なら約40万通貨を保有できます。さらに、国内株を担保にFXの取引をしている間も株主優待や配当金は通常通り受け取ることができます。

SBI証券で国内株を積極的に取引している人や長期保有をしている人は、国内株の保証金をFXの取引にも活用してみましょう。

SBI FXトレードの方がFX取引を始めやすい

FX取引を重視するのであれば、SBI証券よりもSBI FXトレードがおすすめです。

SBI FXトレードとSBI証券について比較しました。

SBI FXトレードとSBI証券の比較

SBI FXトレードでは、ユーロ/スイスフランや豪ドル/NZドルといったSBI証券では扱っていない通貨ペアも取引可能です。

また、1通貨から取引を始めることができます。多くの通貨ペアが1万通貨単位でしか取引できないSBI証券と比べると、資金の少ない人でも始めやすいでしょう。

加えて、1～100万通貨までの注文数量については、SBI証券よりも若干狭いスプレッドが適用されます。

このように、FXの取引のみを考えているのであれば、SBI証券よりもSBI FXトレードの方が使いやすくなります。

SBI FXトレードの始め方

SBI FXトレードの始め方は、「口座開設に申し込む」「本人確認をする」「ログインして取引ツールをインストールする」「取引画面から注文する」の4ステップです。

SBI FXトレードの口座開設には、マイナンバー番号のわかる書類（マイナンバーカード、マイナンバー入り住民票、通知カードのいずれか）と本人確認書類が必要です。

本人確認書類として認められる書類は、運転免許証、健康保険証、住民基本台帳カードなどがあります。また、SBI FXトレードに本人確認書類を提出する方法は3つです。

• スマホで撮影（オンライン本人確認）
• スマホで認証（オンライン本人確認）
• WEBアップロード/メール/郵送

口座開設完了までの期間を短縮したい人は、「スマホで撮影」を選びましょう。

口座開設の手続き完了後に、SBI FXトレードからログインIDが記載された「口座開設手続き完了のご案内」が送付されます。こちらをダウンロードして確認して、ログイン手続きを済ませましょう。

WEBアップロードやメール・郵送のように自宅にログイン情報記載の案内が届くまで待つ必要がないため、取引を早く始められるのがメリットです。

ログイン後は、SBI FXトレードの提供している取引ツールを使って取引をしましょう。この記事では、SBI FXトレードが提供する取引ツールの一つであるRich Client NEXTを例に使い方を解説します。

以下の画像はRich Client NEXTのトップ画面です。

取引をする際は、画面上部にある新規注文を押しましょう。

SBI FXトレードでは、成行注文だけでなく、指値・逆指値・OCO注文など多彩な注文パターンに対応しています。

注文は、注文パターン・通貨ペア・売買・数量を選択の上、注文確認後に注文発注ボタンを押すだけです。

保有中のポジションの確認や決済をするときは、決済注文から行います。決済時は、対象のポジションを選択した上で、注文パターンと価格、有効期限、数量を選んで、注文確認後に注文発注ボタンを押しましょう。

建玉ごとの個別決済だけでなく、複数の建玉をまとめて決済することもできる便利な仕様となっています。また、プライスボードから直接注文できる2WAY注文、相場に追従しながら損切りの逆指値を移動できるトレール注文にも対応しています。

投資情報からは、FX関連のニュース、経済指標および指標カレンダーなども確認できるので、取引ツールのみでファンダメンタルズ分析ができます。

また、チャートからテクニカル指標や描画ツールを使ってテクニカル分析をすることも可能です。

左上のテクニカルの「設定」を押すと、テクニカル指標が追加できます。トレンドラインやフィボナッチなどを追加したい場合は、右上にあるボタンから追加できるので、ぜひ利用してみてください。

SBI FXトレードの取引ツールRich Client NEXTなら、注文はもちろん、テクニカル分析やニュース、経済指標の確認なども1つのツールでできます。

SBI FXトレードの基本情報

SBIグループはもともと、SBI証券および住信SBIネット銀行株式会社の口座を保有する人のみにFXサービスを提供していました。そうしたなか、個人投資家へのFX取引の浸透や市場拡大を受け、若年層など新たな顧客層の獲得を目指して2012年5月30日からサービスを開始したのがSBI FXトレードです。

SBI FXトレードは、FX会社としては後発での参入でありながら、口座開設者数を順調に伸ばしています。開業から3年後の2015年8月には口座数10万口座、2017年6月には口座数20万口座、そして2020年9月には口座数が30万口座を突破しました。

一般的なFX取引以外のサービスにも参入しています。2015年12月に積立FX、2018年10月にオプションFX（2023年2月にサービス終了）、2020年8月にFX専業会社では初めてとなる暗号資産CFD取引の取り扱いを始めました。

また、SBI FXトレードでは、以前まで以下の取引ツールを提供していました。

• SBI FXTRADEリッチクライアント
• SBI FXTRADE スマートフォンアプリ(白)
• SBI FXTRADE　モバイルWEB版
• FXアプリ「カベプラ」
• SBI FXTRADE　旧WEB版

現在では、スマホからの取引はSBI FXトレードと暗号資産CFD取引、パソコンからの取引はRich Client NEXTを提供しており、さらに利用しやすくなっています。

SBI FXトレードの特徴は以下です。

• 1通貨から取引が可能
• 業界最狭水準のスプレッド
• 34通貨ペアの取引が可能

SBI FXトレードでは、業界最小の1通貨取引が可能です。1通貨取引ならドル円を約5円から取引を始められます。最低取引単位を1,000通貨以上にしている他社と比べると、取引で発生する損失も抑えられるので、初めてのFXに不安がある人でも安心して取引できると言えるでしょう。

加えて、SBI FXトレードは業界最狭水準のスプレッドを提供しているので、初心者だけでなく上級者にもおすすめです。

100万通貨までならドル/円が0.18銭、ユーロ/円が0.48銭（5月分のスプレッド実績値）と、狭いスプレッドで取引できます。

ドル/円が0.2銭、ユーロ/円が0.5銭のFX会社が多いことを考えれば、SBI FXトレードの方が取引コストを抑えやすくなります。

さらに、ユーロ/円やポンド/円など多くの通貨ペアでは、500万通貨までならスプレッドが大きく拡大しません。大口の注文であっても取引コストを抑えられるでしょう。

FAQ

SBI FXトレードを使う際によくある質問に回答します。これからSBI FXトレードで取引を始めてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。