FXおすすめスワップポイントランキング

FX会社別スワップポイント比較
(画像=NET MONEY編集部)

FXでは、高金利通貨を買って低金利通貨を売った場合にスワップポイントを得られます。

スワップポイントとは
(画像=NET MONEY編集部)

まず、スワップポイントは基本的にどれだけ高いか大切です。なぜなら、付与されるスワップポイントを狙った取引では、スワップポイントの小さな差が積み重なり、大きな利益の差になるからです。

一方、売買差益を狙う取引がメインの場合は、スワップポイントのプラスマイナスの差が小さいことが重要になります。マイナススワップが大きいと、買いと売りの両方で取引したときに、スワップポイントが大きくマイナスになりやすいからです。

今回はこの2つの点を抑えつつ、15年以上FXトレード歴がある筆者がスワップポイントという観点でFX会社をランキング化しました。また、それぞれの特徴も解説していきます。

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株式会社ヴェリタ

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ヴェリタは東京の校正・編集会社です。校正専業では珍しい「派遣元事業者」「有料職業紹介事業者」の資格を取得しています。

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  1. LIGHT FX
  2. みんなのFX
  3. IG証券
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  6. GMO外貨
  7. GMOクリック証券
  8. ヒロセ通商
  9. MATSUI FX
  10. DMM FX

1.LIGHT FX

LIGHT FX
引用:LIGHT FX
通貨ペア数
(LIGHTペアを含む)
44通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円
(LIGHTペア)
240円 -240円
トルコリラ円
(LIGHTペア)
27円 -27円
メキシコペソ円
(LIGHTペア)
27.1円 -27.1円
南アフリカランド円
(LIGHTペア)
19.1円 -19.1円
※2023年9月27日 1万通貨あたりのスワップポイント

LIGHT FXはスワップポイントが非常に高いです。特に高金利通貨ペアのスワップポイントが目立ちます

通貨ペアには、通常の通貨ペアと「1取引の最大発注数量20万通貨」、「取引上限300万通貨」に制限されている「LIGHTペア」の2種類がありますが、LIGHTペアの方が若干スワップポイントは高いため、おすすめです。例えば、米ドル円の1万通貨あたりのスワップポイントは通常の口座が230円、LIGHTペアが240円となっています。

また、LIGHT FXは買いと売りのスワップポイントが同じ、または売りの方がほんのわずかに大きい形です。つまり、売買差益を狙う取引がメインで買いと売りの両方の取引を行った場合、スワップポイントが大きくマイナスになることがほぼ無くなります。

通貨ペア数が44通貨ペア(LIGHTペアを含む)と、他社と比べて多めなのも魅力です。

LIGHT FXはスワップポイント狙いの取引と、売買差益を狙う取引の両方でおすすめできるFX会社です。

2.みんなのFX

みんなのFX
通貨ペア数 34通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 230円 -230円
トルコリラ円 20円 -20円
メキシコペソ円 24.1円 -24.1円
南アフリカランド円 17.1円 -17.1円
※2023年9月27日 1万通貨あたりのスワップポイント

みんなのFXは、前述したLIGHT FXと同じトレイダーズ証券が運営するFX会社であり、こちらもスワップポイントの高さに定評があります。ただし、LIGHT FXのLIGHTペアでのスワップポイントと比べると、こちらの方が低いです。

LIGHT FXの通常のペアのスワップポイントは、基本的にみんなのFXと同じになっており、大きな資金を運用する人は、どちらでもスワップポイントはほぼ同じになると考えられます。

しかし、みんなのFXはバイナリーオプションができる、自動売買ができるといったメリットがあるため、これらのメリットに魅力を感じる人はみんなのFXを選ぶとよいでしょう。

さらに、みんなのFXは買いと売りのスワップポイントがほぼ同じになっており、売買差益を狙う取引を有利に進めることができます。

スワップポイントだけでなく、バイナリーオプションや自動売買に興味がある人にみんなのFXはおすすめです。

3.IG証券

IG証券
引用:IG証券
通貨ペア数 約100通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 222円 -256円
トルコリラ円 49円 -69円
メキシコペソ円 25円 -29円
南アフリカランド円 17円 -21円
※2023年9月27日 1万通貨あたりのスワップポイント

IG証券は約100通貨ペアと圧倒的な通貨ペア数を誇り、加えて高金利通貨ペアのスワップポイントが高く、付与されるスワップポイントを狙った取引に向いています

例えば、メキシコぺソ円のスワップポイントは、スワップポイントの高さに定評のあるみんなのFXとほぼ同じです。

ただし、IG証券は買いと売りのスワップポイントの差が大きく、売買差益を狙う取引ではスワップポイントが大きくマイナスになりやすいです。そのため、スイングトレードや長期トレードでは、売買の方向に配慮する必要があります。

スワップポイントの日々の変動幅も他社と比べて大きめであることから、IG証券で取引する場合はこまめにスワップポイントを確認するようにしましょう。

4.SBI FXトレード

通貨ペア数 34通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 315円 -328円
トルコリラ円 25円 -40円
メキシコペソ円 26円 -29円
南アフリカランド円 17円 -20円
※2023年9月28日 1万通貨あたりのスワップポイント

SBI FXトレードは通貨ペア数が34通貨ペアと多いことから取引の選択肢が幅広く、さらに米ドル円など人気が高い通貨ペアから高金利通貨ペアまで、多くの通貨ペアのスワップポイントが高くなっています。つまり、スワップポイントを狙った取引がしやすい環境です。

ただし、トルコリラ円など一部の通貨ペアでは買いと売りのスワップポイントの差が大きく、売買差益を狙う取引では場合によってスワップポイントが大きくマイナスになる可能性があります。そのため、通貨ペアによってはスイングトレードや長期トレードにおいて、売買の方向に配慮するようにしてください。

SBI FXトレードは1通貨から売買可能であることも大きな特徴であり、少額かつスワップポイント狙いの取引をしたい人におすすめです。

5.外為どっとコム

通貨ペア数 30通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 250円 -280円
トルコリラ円 20円 -45円
メキシコペソ円 25円 -35円
南アフリカランド円 17円 -27円
※2023年9月27日 1万通貨あたりのスワップポイント

外為どっとコムは全体的にスワップポイントが高く、特に米ドル円などのスワップポイントが非常に高くなっています

例えば、ドル円の買いスワップは250円であり、LIGHT FX(LIGHTペア)の240円やみんなのFXの230円を上回るほどです。

さらに、トルコリラ関連の通貨ペアがトルコリラ円、米ドルトルコリラ、ユーロトルコリラと3種類用意されているのも特徴になっています。つまり、トルコリラを取引したい人にとっては、外為どっとコムならより多くの選択肢から通貨ペアを選ぶことができるのです。

加えて、公式サイト内でトルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドといった高金利通貨のレポートが配信されている点も大きな魅力になっています。高金利通貨は情報が少なく、高金利通貨に特化したレポートで効率的に情報が得られることは非常に便利です。

ただし、買いと売りのスワップポイントの差が大きく、特に高金利通貨ペアでは差がかなり大きくなっています。したがって、売買差益を狙う取引では場合によって、スワップポイントが大きくマイナスになる可能性があります。

外為どっとコムでのスイングトレードや長期トレードでは、売買の方向によく注意した方がよいでしょう。

6.GMO外貨

GMO外貨
引用:GMO外貨
通貨ペア数 24通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 243円 -253円
トルコリラ円 25円 -45円
メキシコペソ円 28円 -48円
南アフリカランド円 18円 -38円
※2023年9月28日 1万通貨あたりのスワップポイント

GMO外貨は全般的にスワップポイントが高いですが、特に米ドル円やメキシコペソ円、南アフリカランド円などのスワップポイントが非常に高くなっています。

日々のスワップポイントの変動も安定しており、安心してスワップポイントを狙った取引ができるFX会社の一つです。

GMO外貨はスワップポイント狙いの取引が有利であり、売買差益を狙う取引ではポジションの方向に気を付けてください

7.GMOクリック証券

通貨ペア数 20通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 239円 -242円
トルコリラ円 30円 -47円
メキシコペソ円 27円 -27円
南アフリカランド円 19円 -19円
※2023年9月28日 1万通貨あたりのスワップポイント

GMOクリック証券のスワップポイントは全体的に高いですが、特に現在「スワップポイント増量特典」を実施している、メキシコぺソ円と南アフリカランド円のスワップポイントが他社と比べて高いです。

メキシコぺソ円と南アフリカランド円のスワップポイントは、スワップポイントが非常に高いLIGHT FXに近い水準になっています。さらに、米ドル円やメキシコペソ円、南アフリカランド円の買いと売りのスワップポイントがほぼ同じになっており、売買差益を狙う取引も有利に進めることができます。

そのため、高金利通貨の買いだけでなく売りもしたい人に、GMOクリック証券はおすすめのFX会社です。

ただし、通貨ペア数が20通貨ペアと少なめであり、ロスカット時には1万通貨(南アフリカランド円とメキシコペソ円は10万通貨)あたり税込み500円のロスカット手数料が発生することには注意してください。

8.ヒロセ通商

ヒロセ通商
通貨ペア数 54通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 169円 -299円
トルコリラ円 20円 -50円
メキシコペソ円 24円 -50円
南アフリカランド円 16円 -35円
※2023年9月27日 1万通貨あたりのスワップポイント

ヒロセ通商はスキャルピングが公認されていることで有名ですが、実は高金利通貨ペアのスワップポイントが高いことでも知られているFX会社です。特に、メキシコぺソ円と南アフリカランド円は、スワップポイントが高くなっています

さらに、ポジションを決済しなくてもスワップだけ引き出せる「スワップ振替」機能があり、高金利通貨ペアのスプレッドが狭く、通貨ペア数が54通貨ペアと非常に多いといった魅力もあります。

ただし、主要通貨ペアから高金利通貨ペアまで、買いと売りのスワップポイントの差はかなり大きいです。そのため、売買差益を狙う取引では場合によって、スワップポイントが大きくマイナスになることに注意が必要です。

ヒロセ通商ではスワップポイント狙いの取引が有利であり、売買差益を狙う取引ではポジションの方向に配慮すべきでしょう。

9.MATSUI FX

MATSUI FX
引用:MATSUI FX
通貨ペア数 20通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 248円 -288円
トルコリラ円 26円 -36円
メキシコペソ円 24円 -34円
南アフリカランド円 16円 -26円
※2023年9月27日 1万通貨あたりのスワップポイント

MATSUI FXは米ドル円やユーロ円など、日本人トレーダーに人気のある通貨ペアのスワップポイントが高いFX会社です。

高金利通貨ペアでは、トルコリラ円のスワップポイントが高くなっています

ただし、米ドル円やユーロ円などのスワップポイントの変動幅は大きめです。加えて、高金利通貨ペアの買いと売りのスワップポイントの差がかなり大きくなっています。そのため、売買差益を狙う取引では場合によって、スワップポイントが大きくマイナスになることに注意が必要です。

MATSUI FXは1通貨から裁量取引や自動売買ができるため、少額でスワップポイントを狙った取引をしたい場合には利用してもよいかもしれません。

10.DMM FX

DMM FX
引用:DMM FX
通貨ペア数 21通貨ペア
【スワップポイント】
米ドル円 250円 -253円
トルコリラ円 取扱い無し 取扱い無し
メキシコペソ円 27円 -30円
南アフリカランド円 19円 -22円
※2023年9月29日 1万通貨あたりのスワップポイント

DMM FXは特に高金利通貨ペアのスワップポイントが高いFX会社ですが、残念ながら2023年9月現在トルコリラを取り扱っていません。とはいえ、メキシコぺソ円と南アフリカランド円のスワップポイントは、FX会社の中でもトップクラスの高さです。

さらに、買いと売りのスワップポイントにあまり差が無く、売買差益を狙う取引も有利に進めることができます。

トルコリラ円の取扱いが無く、最低取引単位が1万通貨であることはデメリットになりますが、サポート体制が充実しているため取引に不安がある人はDMM FXを利用して取引するとよいでしょう