FXの少額取引におすすめの口座は「最低取引通貨量が1000通貨以下」で「スプレッドが狭い」かつ「初心者でも使いやすい取引ツール」を提供するFX口座です。この記事では少額FXにおすすめの口座11選をランキング形式でご紹介します。
また少額から始めるメリットや利益を得るコツも紹介しているので、初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
動画内で紹介!
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少額FXにおすすめの口座11選
少額から始めたい初心者向けに厳選したおすすめFX口座11個について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して紹介します。
少額から始めたい初心者が気をつけるべき最小取引単位や取引コストの安さ、取引ツールの使いやすさなどを比較して選んでいます。
FXを少額取引から始めたい方にはSBI FXトレードか松井証券がおすすめです。どちらも1通貨単位から取引が可能となっており、少額の資産でも色々な通貨を分けてトレードを行ったり、時間分散でエントリーを細かく分けることが可能であるため、手軽に取引をスタートできるでしょう。
少額投資に向いているのは、SBI FXトレードと松井証券の2社です。
初心者が少額から始めるなら、スプレッドが狭く、通貨ペア数が豊富なSBI FXトレードがおすすめです。
\少額からFXを始めるなら!/
ここからは、それぞれの口座の特徴について比較しつつ、詳しく解説していきます。
1位:SBI FXトレード
SBI FXトレードのメリット
- ◎ 米ドル円のスプレッドが0.18銭と狭い
- ◎ 1通貨から取引できるため、数円で取引可能
- ◎ 取り扱い通貨ペア数が34種類と多い
- ◎ 宝くじ付きつみたて外貨(積立FX)ができる
SBI FXトレードのデメリット
- △ 取引量が多くなるとスプレッドが広くなる
- △ デモ口座が無い
SBI FXトレードは、少額から取引を始めてみたいと考えている初心者におすすめです。
多くのFX会社では1,000通貨や10,000通貨からの取引が一般的となっていますが、SBI FXトレードでは1通貨から取引できます。
レバレッジを最大限に活用すれば、約6円(またはそれ以上の数値を想定)程度の資金からスタートすることも可能です(1ドル=150円の場合)。
少額で取り組めば、取引に失敗して万が一全額失っても、生活に影響が出る可能性は少ないでしょう。
SBI FXトレードはネット証券最大手のSBI証券やSBI新生銀行、SBI損害保険などのグループ会社で、ネット金融サービスを幅広く提供するSBIホールディングスの100%子会社です。
国内にはさまざまなFX会社がありますが、これだけの大手企業をバックボーンに持つところはなかなか存在しません。
大手金融グループならではの安心感があることも、SBI FXトレードが多くのトレーダーから選ばれる理由の一つといえるでしょう。
「宝くじ付きつみたて外貨」も初心者におすすめできるサービスの一つです。毎日・毎週・毎月といった一定間隔で外貨に投資する、いわゆる積立FXです。
外貨預金よりも安い手数料で運用でき、スワップポイントによる利益も狙えます。
いつでも売却できるので、タイミング次第で大きな利益を得ることも不可能ではありません。
さらに一定期間の保有ポジションの残高に応じて、年2回ジャンボ宝くじがもらえるので着実に資産形成しつつ、一攫千金も狙えます。
これは他社ではほとんど見られないユニークなサービスです。
住信SBIネット銀行の自動入金サービスを使えば、毎月自動的に銀行口座からFX口座へ入金されるため、買付を忘れる心配がないのも便利な点といえるでしょう。
2位:松井証券
松井証券のFXのメリット
- ◎ 1通貨から取引できるため、数円で取引可能
- ◎ 業界最狭水準のスプレッド
- ◎ 電話サポートが24時までで夜間でも安心
- ◎ 100円から自動売買が出来る
松井証券のFXのデメリット
- △ 取り扱い通貨ペア数が20種類と少ない
- △ スワップポイントがあまり高くない
- △ オンラインセミナーの開催や情報配信が少なめ
FXに対して「大損する」「借金を抱える」などネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実際のところリスクはある程度コントロールできます。
投資額を最小限に留めておけば、その分リスクも抑えられるのです。
松井証券FXはすべての通貨ペアで1通貨から取引ができるので、リスクを抑えて取引を始めてみたい人にぴったりです。
初心者が取引する機会の多い米ドル/円のスプレッドは1Lotあたり0.2銭なので、デイトレードのように1日のうちに何回も取引する場合もコストがかさみにくく、安心して取引できます。
100円から自動売買を利用できるのも、松井証券の大きなメリットです。
自動売買は事前に設定したプログラムをもとに自動で取引をするサービスで、初心者でも専門知識不要で取り組めるハードルの低さが魅力です。
自動売買では1,000通貨からの取引が一般的となっていますが、松井証券はFX業界ではじめて1通貨からの取引を可能としました。
取り扱っている20種類の通貨ペアは全て自動売買に対応しているので、100円程度入金しておけば幅広い通貨ペアを自由に取引できるでしょう。
3位:マネーパートナーズ
マネーパートナーズのメリット
- ◎ 主要通貨ペアの少量取引はスプレッドがかからない
- ◎ 最小取引単位が100通貨
- ◎ 取引ツールの使いやすさ
- ◎ 約定力が高い
マネーパートナーズのデメリット
- △ デモ口座がない
マネーパートナーズFXは100通貨から取引できるので、少額から投資を始めたい初心者に向いています。
レバレッジを活用すれば、数十円~数百円程度の投資で始められるので、万が一取引に失敗しても少ないダメージで済むでしょう。
口座開設手数料や取引手数料、入出金手数料など各種手数料も無料なので、取引コストに圧迫されて利益が少なくなる心配もほとんどありません。
米ドル/円のスプレッドの狭さはマネーパートナーズの大きな特徴です。5万通貨までの注文なら原則0円※なので、少額の投資であればコストを気にせず思う存分取引できます。
狙ったタイミング・価格で取引が成立しないと、利益を得られなかったり損失が拡大したりする可能性があるため、約定率の高さはFXにおいて重要なポイントです。
とくに取引数量が多いほど、約定率が最終的な損益に及ぼす影響は大きくなります。
マネーパートナーズで口座を開くと「外貨両替・受取サービス」が利用できます。これは、銀行や両替専門店などと比べてお得な手数料で外貨への両替ができるサービスです。
銀行両替と比べると10分の1程度の手数料で済むので、海外旅行や海外出張に行く機会の多い人はぜひ利用してみましょう。
4位:LINE FX
LINE FXのメリット
- ◎ LINEと連携ができる
- ◎ スマホアプリの操作性が高い
- ◎ スプレッドが狭くて取引コストが安い
LINE FXデメリット
- △ デモ口座がない
LINE FXは、LINE証券が運営するFXサービスです。LINEと連携することが可能なので、ツールを使った取引から分析に必要な情報の収集まで、使い慣れているアプリから手軽に実施できるという特徴があります。
FX取引を始めるのにハードルを感じている初心者の方には特に向いているFX口座です。
LINE FXのアプリは、スマートフォンでの操作性を特に意識して設計されています。
スマートフォンでの注文方法もクイック注文が搭載されており、ワンタッチで瞬時に注文を出すことができます。
LINE FXは、スマホでFX取引を手軽に始めたい初心者の方からだけでなく、投資経験者の方からも評価が高いという特徴があります。その理由は取引コストの安さにあります。
FX会社 | LINE FX | GMOクリック証券 | 外為どっとコム | 松井証券のFX※1 | みんなのFX | DMM FX |
---|---|---|---|---|---|---|
米ドル円 | 0.2 | 0.2銭原則固定 | 0.2銭原則固定(例外あり) | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
ユーロ円 | 0.4 | 0.4銭原則固定 | 0.4銭原則固定(例外あり)※ | 0.5 | 0.4 | 0.5 |
ポンド円 | 0.6 | 0.9銭原則固定 | 0.9銭原則固定(例外あり) | 0.6 | 0.9 | 0.9 |
上記の表からわかる通り、LINE FXのスプレッドは手数料が安いと評判の人気口座と比較しても、非常に低コストです。
「かんたん本人確認」を利用すると最短翌営業日から取引することが可能なので、早速取引を始めたいという人はそれを利用して口座を開設すると良いでしょう。
5位:GMOクリック証券
GMOクリック証券のメリット
- ◎ GMOインターネットグループの信頼と実績
- ◎ チャート上から注文を出せるため、スキャルピングで便利
- ◎ バイナリーオプションができる
GMOクリック証券のデメリット
- △ 取り扱い通貨ペア数が20種類と少ない
- △ 強制ロスカットが発動すると手数料がかかる
GMOクリック証券は、大手企業のグループ会社ならではの安心感が魅力です。
GMOクリック証券の親会社であるGMOフィナンシャルホールディングス株式会社を含めて、GMOインターネットグループでは子会社9社が上場しています。
大切なお金を知らない企業に預けることに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、GMOクリック証券ならその点は安心です。
GMOクリック証券は取引する際に、余計なコストがかかりにくいのも魅力です。口座開設費用・口座維持費用・取引手数料は全て無料なので、安心して取引できるでしょう。
実質的な取引コストに該当するスプレッドも原則固定で業界最小水準となっています。
初心者の多くが取引するであろう米ドル/円なら、スプレッドは0.2銭原則固定。つまり、1,000通貨取引する場合、取引コストは2円しかかかりません。
FXの口座選びでは、取引ツールの使いやすさも注目すべきポイントです。GMOクリック証券ではスマホから取引する際に便利な専用アプリが用意されています。
アプリからなら、登録不要で本番と同様のレート・環境でのデモ取引が利用可能です。
チャートの見方や注文の操作に慣れるまで繰り返し練習できるため、はじめてFXに取り組む方も不安や疑問点を解消してから本番の取引に臨むことができるでしょう。
Apple Watchと連携すれば、外出先から手軽に注文・チャートの確認ができます。
取引に慣れてきたら「プラチナチャート」を使ってみるのも良いでしょう。
プラチナチャートは相場分析に役立つ高機能なツールで、38種類のテクニカル指標と25種類の描画オブジェクトを利用できるのが特徴です。ツールを活用しながらさまざまな手法を試すことで、勝率アップを目指せるでしょう。
6位:GMO外貨
GMO外貨のメリット
- ◎ バイナリーオプションができる
- ◎ スワップポイントが高い
- ◎ スマートフォンアプリが高機能かつ使いやすい
GMO外貨デメリット
- △ スプレッドが狭い時間帯が短い
GMO外貨のスプレッドは業界最狭水準となっており、コストを抑えて取引できるのがメリットです。
スプレッドは米ドル/円で0.2銭原則固定となっており、取引手数料もかかりません。
初心者にとってはイメージがつきにくいかもしれませんが、取引量が多くなるほどスプレッドが最終的な利益に与える影響も大きくなります。
例えば、1万通貨の取引を1日10回、100日間続けた場合、スプレッドが0.1銭違えば利益に1万円の差が出ることになるのです。
取引コストは決して軽視できないポイントといえます。現在は「全9種スプレッド縮小キャンペーン」が開催中のため、ユーロ/円やユーロ/米ドルはさらに狭いスプレッドで取引可能です。
取引ツールが充実しているのも、GMO外貨をおすすめできる理由の一つです。特にスマホアプリはシンプルな見た目ながら必要な機能が揃っており、初心者にとっては使いやすく感じられるはず。
通貨ペアごとのスワップポイントを一覧で確認できる画面や、通貨ペアと1分足をセットで確認できる画面などがあるので「今どの通貨ペアで取引すべきか」を判断しやすくなっています。
AppStoreでも4.2と高評価を得ており、多くのユーザーから支持を得ています。
7位:みんなのFX
みんなのFXのメリット
- ◎ トレーダーを選ぶだけで自動売買ができる
- ◎ バイナリーオプションができる
- ◎ スワップポイントが高い
- ◎ 取り扱い通貨ペア数が34種類と多い
みんなのFXのデメリット
- △ オンラインセミナーの開催や情報配信が少なめ
- △ 証拠金維持率100%以下で強制ロスカットされる
- △ デモ口座がスマートフォンに対応していない
みんなのFXは、スプレッドの狭さに定評があるFX会社です。特にメジャー通貨ペアのスプレッドは、米ドル/円で0.2銭、ユーロ/円は0.4銭と非常に狭くなっています。
スプレッドは実質的な取引コストにあたるので、狭いほど利益を出しやすくなるでしょう。
トルコリラ/円のスワップポイントは10Lotあたり200円、メキシコペソ/円は10Lotあたり251円(2023年8月3日時点)と非常に高水準となっています。
みんなのFXでは他社よりもスワップポイントが1円でも高い場合に、差額分のキャッシュバックを受けられる「スワップNo.1チャレンジキャンペーン」も不定期で開催しているので、チェックしておきましょう。
FX口座と同時に自動売買ができる口座(「みんなのシストレ」)を開設できるのも大きなメリットです。
みんなのシストレは、優秀なトレーダーを選ぶだけで始められる手軽さが特徴。難しい設定は不要なので、専門知識がなくてもベテラントレーダーと同じような取引ができます。
全て自動で取引してくれるため、仕事中や寝ている間に利益を狙うことも可能です。
収益率や取引回数に基づいたランキングも公開されているので、トレーダー選びに迷うことはほとんどありません。
スマホでの取引にも対応しており、SNSでフォローする感覚で取引に取り組めます。
8位:ヒロセ通商
ヒロセ通商のメリット
- ◎ スキャルピングが公認されている
- ◎ 取引ツールが高機能かつユーザーの意見が取り入れられる
- ◎ 食材や食事などプレゼントがユニーク
- ◎ 取り扱い通貨ペア数が54種類と非常に多い
ヒロセ通商のデメリット
- △ スワップポイントがあまり高くない
- △ 米ドル円のスプレッドが0.2~2.0銭と幅が広い
- △ 通貨ペアによってはスプレッドが狭い時間帯が短い
ヒロセ通商は、取扱通貨ペアの豊富さが魅力のFX会社です。メジャー通貨からマイナー通貨まで、合計54種類の通貨ペアが取引可能となっています。
イスラエルシェケル(ILS)やハンガリーフォリント(HUF)など、他社ではほとんど取引できない通貨ペアも幅広く取り扱っているのが特徴です。
選択肢が豊富なので、さまざまな通貨ペアで取引を試してみるのもよいでしょう。自分に合った得意な通貨ペアを見つければ、安定的に利益を出せるようになるかもしれません。
なお、ヒロセ通商は2023年オリコン顧客満足度ランキングの「FX取引 通貨ペア、発注方法」部門で第1位に輝いています。
各種手数料が安く、少ないコストで取引できるのもおすすめのポイントです。口座開設手数料や口座維持手数料は無料で、基本的に入出金の手数料もかかりません。
スプレッドも業界最狭水準となっているため、安心して取引できるでしょう。
ヒロセ通商では取引量に応じて、もれなく食品がもらえるキャンペーンを定期的に実施しています。
最低10万通貨程度の取引がプレゼントを受け取るための条件となっており、比較的ハードルが低いのも嬉しいポイント。
10万通貨は、1万円の資金で1日3回の取引を1ヶ月程度続ければ達成できる金額です(米ドル/円=140円、レバレッジ25倍とした場合)。
初心者にとって心強い味方となるのが「さきよみLIONチャート」です。
テクニカル分析を自動で行い、結果を売買のシグナルで表示する「シグナルパネル」と、過去のデータから直近のチャートの形状と似たものを見つけ出し、将来の価格を予測する「さきよみチャート」の2つの機能があります。
9位:外為どっとコム
外為どっとコムのメリット
- ◎ オンラインセミナーの開催や情報配信が充実
- ◎ マイナー通貨ペアのスプレッドが狭い
- ◎ 24時間のサポート体制を取っており、初心者でも安心
外為どっとコムのデメリット
- △ スキャルピングが非推奨となっている
- △スプレッドが狭い時間帯が短い
外為どっとコムは、取引コストを抑えたい人にぴったりのFX会社です。
口座開設・口座維持手数料はもちろん、取引手数料や入出金手数料も基本的に無料となっています。スプレッドも業界最狭水準。
米ドル/円やユーロ/米ドルなどのメジャーな通貨ペアだけではなく、南アフリカランド/円やメキシコペソ/円などのマイナーな通貨ペアも0.2~0.3銭程度の狭いスプレッドで取引できるのが特徴です。
ロイター社がプロ向けに提供している速報ニュースや、機関投資家のポジション情報を確認できるなど、マーケット情報も充実しています。
これらの情報をうまく活用できれば、相場が大きく変動するタイミングをスピーディーに捉え、より多くの収益を狙えるでしょう。
着実に資産形成したい初心者にとっては、FX積立のサービスがあるのも嬉しいポイント。FX積立は、毎日・毎週・毎月といった一定の頻度で外貨に投資するサービスです。
一般的なFXとは異なり最大レバレッジは3倍に制限されているため、レバレッジを1倍にすれば外貨預金とさほど変わらないリスクで取引できます。
銀行で外貨積立をするよりも安いコストで運用でき、さらにスワップポイントによる収益も狙えるのも特徴です。
1通貨から投資できるので、通貨ペアによっては100円程度からスタートできます。FX特有のリスクが気になる人や少額から始めてみたい人にはぴったりのサービスなのでぜひ活用してください。
10位:LIGHT FX
- スワップポイントが業界最高水準
- スプレッドが業界最狭水準
LIGHT FXはスワップポイントで稼ぎたい初心者におすすめのFX会社です。
LIGHT FXのスワップポイントは業界最高水準で、トルコリラ/円のスワップポイントは10Lotあたり250円、メキシコペソ/円は10Lotあたり280円、南アフリカランド/円は10Lotあたり200円(2023年8月3日時点)となっています。
LIGHT FXのスプレッドは業界最狭水準となっているため、コストを抑えた取引が可能です。
レバレッジをかけて自己資金以上の大きな金額を取引できるFXでは、スプレッドの広さが利益の大小につながるといっても過言ではありません。
1銭、2銭といった小さな金額でも、取引数量が大きくなれば最終的には大きな差が生じます。
初心者が取引する機会の多いメジャー通貨のスプレッドはとくに狭く設定されており、原則固定で米ドル/円は0.2銭、ユーロ/円は0.4銭といった低コストで取引できます。
11位:JFX
JFXのメリット
- ◎ 約定スピードが最速0.001秒と非常に速い
- ◎ スキャルピングが公認されている
- ◎ 世界で最も利用されている取引ツールMT4が使える
JFXのデメリット
- △ スワップポイントが低め
- △ 証拠金維持率100%以下で強制ロスカットされる
- △ スプレッドが狭い時間帯が短い
- △ サポートの時間が8時から20時とやや短め
JFXは業界トップクラスの取り扱い通貨ペアを誇るFX会社です。他社では取り扱いが少ないマイナーな通貨ペアを含めて、41種類の通貨ペアを取引できます。
初心者のうちは米ドル円やユーロ/米ドルなど、メジャーな通貨ペア以外で取引する機会はあまり無いかもしれません。
しかし、JFXであれば初心者を卒業した後でも、物足りなさを感じることはないはずです。
選択肢が多いので、為替差益だけではなくスワップポイントを狙う、異なる通貨ペアでポジションを保有しリスクを分散させる、などさまざまな戦略が試せるでしょう。
しかし、JFXはスキャルピング用の口座として多くのトレーダーから選ばれていることもあり、約定スピードの速さには定評があります。
約定スピードは最短0.001秒で、ポジション損益は0.2秒毎に更新されるので、予期しない価格で注文が成立するリスクはかなり少ないといえるでしょう。
キャッシュバックや食品のプレゼントがもらえるキャンペーンなどを定期的に実施しており、取引をするだけで特典を得られるのも初心者には嬉しいポイント。
現在は新規口座開設とマイナンバー登録を済ませるだけで現金1,000円のキャッシュバックを受けられ、取引額に応じて最大10万円のキャッシュバックを受けられるキャンペーンを実施中です。
食品がもらえるキャンペーンはほぼ毎月実施されていますが、プレゼントを受け取るハードルはやや低めに設定されています。
最低10万通貨程度の取引が条件となっているケースが多いため、10万円程度の資金で始めた場合、5~6回程度取引すればプレゼントをもらえる計算です(米ドル/円=140円、レバレッジ25倍で取引した場合)。
トレードスタイル別少額FXにおすすめの口座
FXを少額から始める際には自分ににぴったりのトレードスタイルを見つけるのも重要です、
以下の画像を参考にして自分にぴったりのトレードスタイルをみつけてみてください。
ここからはトレードスタイル別に少額FXにおすすめ口座を紹介します。
ヒロセ通商は少額からスキャルピングを行える
ヒロセ通商のメリット
- ◎ スキャルピングが公認されている
- ◎ 取引ツールが高機能かつユーザーの意見が取り入れられる
- ◎ 食材や食事などプレゼントがユニーク
- ◎ 取り扱い通貨ペア数が51種類と非常に多い
ヒロセ通商のデメリット
- △ スワップポイントがあまり高くない
- △ 米ドル円のスプレッドが0.2~2.0銭と幅が広い
- △ 通貨ペアによってはスプレッドが狭い時間帯が短い
ヒロセ通商は数少ない「スキャルピング公認」のFX会社であり、安心してスキャルピングをすることができます。
スプレッド(2023年4月4日時点の通常時)もスキャルピングで人気のあるドル円が0.2銭、ユーロドルが0.3pipsとなっており、業界最狭水準です。
取引ツールについても、スキャルピングに特化したシンプルな設計の「LION Basic」が用意されています。「最速0.001秒」という驚異的な約定スピードを誇っていることから約定力も高く、ヒロセ通商はスキャルピングに関しての取引環境が抜群です。
少額からデイトレードを始めるならマネーパートナーズ
マネーパートナーズのメリット
- ◎ 100通貨から取引ができる
- ◎ 取引コストが安い
- ◎ 便利な取引ツールが用意されている
- ◎ 通貨ペアが一通り揃っている
マネーパートナーズのデメリット
- △ 早朝にスプレッドが広がるので取引し難い
- △ 証拠金維持率100%以下でロスカットされる
- △ デモ口座がない
マネーパートナーズの「パートナーズFX nano」 は、少額でのFXのデイトレード、またはスキャルピング取引に適したコースです。
またFX nano のスプレッドは、業界で最狭の水準です。例えば、米ドル/円の取引では、5万通貨以下は常時0銭、5万通貨超は早朝を除き0.0~0.2銭と、特に少額取引が優遇されています。
また、その他の通貨ペアも総じて狭いスプレッドが提供されています。
また、取引手数料は無料となっています。このように1回あたりの取引にかかるコストが安いことは、1日あたり多回数の取引を行うデイトレードやスキャルピングで大変有利です。
FX nanoでは、PC、タブレット、スマホそれぞれで使える取引ツールが用意されています。
PC、タブレット用の「クイック発注ボード」は、必要な情報が1つの画面に集約され最短1クリックで注文が完了します。
また、スマホ用の「HyperSpeed Touch nano」は、最小限の動作で直感的に操作ができる優れた取引ツールです。
このように直感的に素早く操作ができる取引ツールは、迅速性が要求されるデイトレードやスキャルピングに最適です。
なお、FX nanoの通貨ペア数は21種類で、主要な通貨ペアが揃っているため、取引に困ることはありません。
スイングトレードを少額から始めるならSBI FXトレード
SBI FXトレードのメリット
- ◎ 米ドル円のスプレッドが0.18銭と狭い
- ◎ 1通貨から取引できるため、数円で取引可能
- ◎ 取り扱い通貨ペア数が34種類と多い
- ◎ 積立で長期的な視点の投資ができる
SBI FXトレードのデメリット
- △ 取引量が多くなるとスプレッドが広くなる
- △ デモ口座が無い
- △ スキャルピングが公認されていない
SBI FXトレードは、米ドル円のスプレッドが0.18銭(注文数量1~1,000,000通貨までの基準値、2024年3月22日調査時点)と非常に狭く、低コストで取引ができるFX会社です。
全ての通貨ペアを1通貨から取引できるため、少額でのトレードにも適しており、レバレッジを最大限に活用すれば、6円程度の資金からスタートすることも可能です(1ドル=140円の場合)。
スワップポイントも、米ドル円:242円、ユーロ円:201円(2023年9月20日実績、10,000通貨あたり)と高く、数日から数週間にわたり取引を行うスイングトレードにも向いています。
少額からFX自動売買を始めたいなら松井証券がピッタリ
松井証券のメリット
- ◎ 1通貨から取引できるため、数円で取引可能
- ◎ 最大レバレッジを4段階から選択できる
- ◎ 電話サポートが24時までで夜間でも安心
松井証券のデメリット
- △ 取り扱い通貨ペア数が20種類と少ない
- △ スワップポイントがあまり高くない
- △ オンラインセミナーの開催や情報配信が少なめ
自動売買の種類 | リピート型 |
---|---|
実績例 | 決済損益約3,300pips 203-4 移動平均乖離率(グランビル4)[ポンド/円] 2023/03/09~2023/05/18 |
通貨ペア数 | 20通貨ペア |
最小取引単位 | 1通貨 |
スプレッド(ドル円) | 0.2銭※1,000通貨まで |
取引手数料 | 1,000通貨あたり片道1円(スプレッドに含まれる) |
スマホアプリ | iPhone:App Store android:Google Play ※2023年7月頃、スマートフォン用アプリからの自動売買発注機能も追加予定 |
松井証券が運営する松井証券のFXの「100円から自動売買」は、名前の通り約100円(ドル円が100円の場合)という非常に少額から自動売買をできることが最大の特徴です。
ドル円のスプレッドが0.2銭(1,000通貨まで)※、取引手数料が無料と、取引コストが非常に低いことも大きな魅力になっています。
1通貨単位から自動売買ができるのはFX業界初の試みであり、初心者の方でも比較的安心して利用することができます。
加えて、自動売買の種類も初心者の方が利用しやすいリピート型になっており、シンプルな設定をするだけで自動売買を開始可能です。
2023年の7月から、スマホからでもFX自動売買が出来る注文機能がリリースされたため、初心者の方が手軽に自動売買を始めるのに特におすすめです。
少額でFXをやるメリット・デメリット
少額からFXを始めるのは初心者にとってはメリットが大きいです。
ここからは少額からFXを始めるメリットとデメリットを紹介します。
損失が限定される
少額から取引することの最大のメリットは、損失額が限定される点です。
FXではドローダウンという考え方があります。ドローダウンとは、資産曲線が最大であった時点からの下落率のことを指します。
FXにおいては多少のドローダウンは許容しなければならず、口座資金が大きいほど、一度のドローダウンで生じる損失額は大きくなります。
例えば100万円の口座資金で取引を行っていて、20%のドローダウンが発生した場合、損失額に換算すると20万円の損失となります。
ここでもし口座資金が1万円という少額であった場合、20%のドローダウンが発生したとしても、損失額としてはたったの2,000円です。
FXの取引の流れと感覚を学べる
FXを少額から始めることで、実際の資金を大量にリスクにさらすことなく、FXの取引の流れや感覚を学ぶことができます。買い注文や売り注文の操作ミス、ストップロス注文の設定ミスなど、初心者が陥りやすいトラブルを経験しながら、それに対する対処法や知識を身につけることができます。
また、実際の取引においては、含み損が発生することも多々あります。少額からの取引では、この含み損に対する心理的な影響を少なく抑えることができ、冷静な判断を維持しやすくなります。
デメリットは相場で生き残るのが難しいこと
少額でFXの取引をすることには損失を限定できるというメリットがあるものの、相場で生き残るのが難しいというデメリットもあります。
FXでの破産確率を割り出せる計算方法として「バルサラの破産確率」という確率理論があります。
バルサラの破産確率では、FXで生き残るために以下の3つの要素が重要であるとされています。
- 勝率:総トレード回数に対する勝ちトレードの割合
- 平均のペイオフレシオ(損益率):損失とリターンの割合の平均
- 資金率:総資金に対する許容損失額の割合
バルサラの破産確率によると、勝率と平均のペイオフレシオが高く、資金率が低いほど相場で生き残れる確率が高いとされています。
しかし少額でのFXでは、投資資金が少なくなってしまう分、資金率が高くなってしまうので破産確率が上がってしまうのです。
以下の画像は、資金率1%の場合と10%の場合のバルサラの破産確率表です。
表から分かる通り、資金率が高いほど破産する確率(%)も高くなっています。資金率が高いほど破産しないためには高い勝率とペイオフレシオが求められ、相場で生き残るのが難しくなるということになります。
少額から稼ごうとすると、どうしてもハイレバレッジを使わざるをえません。レバレッジが大きいほど、資金率が高くなるため相場で生き残るのが難しくなります。また、ハイレバレッジ取引では、ポジションの保有価格からロスカット水準までの値幅が狭くなるので、ロスカットされる可能性も高まります。
しかし、たとえ強制ロスカットとなっても、損失が少額に限定され、かつ成功すれば大きなリターンが狙えるのはやはり少額からFXを始めるメリットであると言えます。
FXで少額から利益を得るコツ3つを厳選して紹介
FXは少額からの取引でも利益を増やすことは十分可能です。とはいえ、やみくもに取引をするのでは、逆に損失を膨らませてしまうことになりかねません。少額からでも稼ぐためのコツをしっかりと理解し、最終的に大きく稼ぐことを目指しましょう。
通貨ペアはドル円やユーロドル、ユーロ円がおすすめ
初心者の方が少額でFXの取引をする場合、まずはドル円やユーロドルなどのメジャー通貨ペアを取引していくのがおすすめです。
というのも、ドル円やユーロドル、ユーロ円はレートの変動が穏やかであり、スプレッドも狭く、取引しやすい傾向があることで知られているからです。
2022年における日本人トレーダーに人気のある通貨ペアのボラティリティとスプレッドは、以下のようになっています。
2022年の通貨ペアごとのボラティリティとスプレッド
ボラティリティ | 通貨ペア | ※スプレッド |
---|---|---|
1位 | ポンド円 | 0.9銭 |
2位 | ユーロ円 | 0.4銭 |
3位 | 豪ドル円 | 0.6銭 |
4位 | ドル円 | 0.2銭 |
5位 | カナダ円 | 1.5銭~2.5銭 |
6位 | ユーロドル | 0.3pips |
値動きの激しい通貨ペアを取引し、一度の取引で多くの利益を得ることもFXの魅力の1つですが、初心者の方の場合は勝つことが先決になります。ドル円やユーロドル、ユーロ円といったメジャー通貨ペアでの取引に慣れてきた段階で、より値動きの激しいポンド円や豪ドル円、カナダ円などの取引にトライしてみるのがおすすめです。
リスクを負える方は新興国通貨もアリ
ただ、どうしても一気に稼ぎたい方やポンド円、豪ドル円などの取引も経験した方は、新興国通貨(マイナー通貨)を取引して大きな利益を狙うのもアリです。
新興国通貨は取引される量が少ないため、値動きが激しい傾向があり、狙える値幅もその分大きくなります。
例えば、トルコリラ円やメキシコペソ円、南アフリカランド円などは、値動きが激しくスワップポイントも高いという共通した特徴のある通貨ペアです。
ただし、社会的、軍事的な側面への懸念や財政状況によって、急変動するリスクが大きいというデメリットもあります。
さらに、ドル円やユーロ円などの主要通貨ペアと比べて、スプレッドが基本的に広いです。
したがって、新興国通貨を取引する場合は大きな利益が期待できるだけでなく、ハイリスクかつ取引の難易度も高いことを理解した上で取引するようにしてください。
レバレッジの設定は3倍がおすすめ
初心者の方の場合、最初は「レバレッジは3倍以下」を守って取引をするようにしてください。
なぜなら、レバレッジは高ければ高いほど、少額の資金でも大きな利益を得ることが期待できますが、逆に大きな損失を出してしまうこともあるからです。
また、国内のFX会社ではレバレッジを最大25倍までかけることができますが、レバレッジが25倍に近づくにつれてどんどんロスカットされやすくなり、損失が確定しやすくなります。
ロスカットとは、FX会社が定める一定の損失額を超えると強制的に決済される仕組みです。
レバレッジを高くすることは「ハイリスクハイリターン」であることを理解し、レバレッジをかけた取引の感覚がつかめてきてから徐々に高くしていくとよいでしょう。
積立FXを少額からレバレッジなしで始めてみよう!
FXを少額から始める際にはロスカットに気をつけながらも、レバレッジを使っていかないと儲けることは難しいです。
ただFX初心者の方の中には「なるべくリスクを抑えて運用したいな...」と思っている方も多いのではないでしょうか?
そのような方にはレバレッジなしでの取引をしてみましょう。
そのレバレッジなしで取引したい方には通常のFXではなく、積立FXがおすすめです
ここではなるべくリスクを抑えて取引を行ってみたい方にとってぴったりのな積立FXを紹介します。
お小遣い感覚で手軽に始めることが出来るので、ぜひ参考にしてみてください。
積立FXとは?
積立FXとは、「FXの仕組み」を使う外貨の積立投資のことです。積立投資とは、同じ金融商品の定期的かつ定額購入を継続し、長期的な目線で利益を得ようとする投資手法のことを言います。
「外貨への投資」は外貨預金をイメージされる方が多いと思いますが、外貨預金は主に銀行、積立FXはFX会社が取り扱うという違いがあります。積立FXは、通常のFXよりもリスクが大きく抑えられていること、外貨預金と違っていつでも売却可能なことが大きな特徴です。
また外貨預金と比較すると、税金が有利であることやFXならではのスワップポイントを受け取ることが出来るのも大きなメリットになります。
【シミュレーション】積立FXはどれだけ儲かる?
この項目では過去に積立FXを始めていた場合のシミュレーションから、どれぐらいの利益あるいは損失が生じ得たのかを解説していきます。
人民元/円を5年間運用していた場合
中国の経済成長に期待して人民元を買っていた場合、シミュレーションは以下の通りになります。
- 買い付け頻度:毎月
- 買い付け金額:1万円
- 運用期間:2018年1月から2022年12月(5年間)
- レバレッジ:2倍
総合金額 | 645,632円 |
---|---|
買付金額合計 | 600,000円 |
スワップ金額合計 | 45,632円 |
スワップポイントの金額合計は4万5,632円、利回りは約7.6%となりました。
日本円の預金ではほぼ金利が付かないため、非常に魅力的な数字と言えるでしょう。
また、2018年1月から2022年12月までの5年間で、人民元/円は約17円から約19円まで約2円上昇しています。
仮に平均取得単価がちょうど真ん中の18円になったとすれば、約19円まで約1円(約6%)上昇したということになります。
レバレッジ2倍であれば「約6%×2倍=約12%」上昇した分の値幅を取れたことになるため、「買付金額合計60万円×約12%=約7万2,000円」の為替差益も得ることができたということです。
合計の利益は「4万5,632円+約7万2,000円=約11万7,632円」となり、「約11万7,632円÷買付金額合計60万円=約19.6%」が5年間の利回りということになります。
メキシコペソ/円を1年間運用した場合
2022年に起きたロシアのウクライナ侵攻のタイミングで、メキシコが原油などの資源を豊富に有している資源国であることに着目し、メキシコペソ/円を買っていたらどうなっていたでしょうか。
- 買い付け頻度:毎週
- 買い付け金額:2,500円
- 運用期間:2022年1月から12月(1年間)
- レバレッジ:2倍
総合金額 | 145,642円 |
---|---|
買付金額合計 | 130,000円 |
スワップ金額合計 | 15,642円 |
スワップポイントの金額合計は1万5,642円、利回りは約12%となりました。
メキシコの政策金利は2022年5月14日現在11.25%と非常に高く、スワップポイントの高さが大きなメリットです。
また、2022年1月から12月までの1年間で、メキシコペソ/円は約5.6円から約6.7円まで約1.1円上昇しているため、仮に平均取得単価がちょうど真ん中の6.15円になったとすれば、約6.7円まで約0.55円(約9%)上昇したということになります。
レバレッジ2倍であれば「約9%×2倍=約18%」上昇した分の値幅を取れたことになるため、「買付金額合計13万円×約18%=約2万3,400円」の為替差益も得ることができたということになります。
合計の利益は「1万5,642円+約2万3,400円=約3万9,042円」となり、「約3万9,042円÷買付金額合計13万円=約30%」が1年間の利回りということになります。
トルコリラ/円を3年間運用した場合
次は高金利で知られるトルコリラで、中期的に積立FXをするとどれだけ儲かるのか見ていきましょう。
- 買い付け頻度:毎日
- 買い付け金額:500円
- 運用期間:2020年1月から2022年12月(3年間)
- レバレッジ:2倍
総合金額 | 638,611円 |
---|---|
買付金額合計 | 391,000円 |
スワップ金額合計 | 247,611円 |
スワップポイントの金額合計は24万7,611円、利回りは約63%となりました。
トルコの政策金利は2019年には24%まで上昇し、2024年5月14日現在でも8.5%と非常に高くなっています。
また、2020年1月から2022年12月までの3年間で、トルコリラ/円は約18円から約7円まで約11円下落したので、仮に平均取得単価がちょうど真ん中の12.5円になったとすれば、約7円まで約5.5円(約44%)下落したということになります。
レバレッジ2倍であれば「約44%×2倍=約88%」下落した分の値幅を損したということになるため、買付金額合計39万1,000円×約88%=約34万4,000円の為替差損が出てしまったということになります。
スワップポイントの24万7,611円よりも大幅なマイナスになってしまっており、いかに購入価格を平均化できる積立FXとはいえ、チャートの形状やファンダメンタルズもチェックすることが大切であることが分かります。
積立FXサービスを利用する場合のおすすめFX会社2選
積立FXサービスは2023年10月現在、2社で提供されています。それぞれのFX会社の積立FXの特徴について見ていきましょう。
SBI FXトレード
取り扱い通貨ペア | 米ドル/円、英ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円 中国人民元(CNH)/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円、香港ドル/円、メキシコペソ/円 |
---|---|
取引単位 | 1通貨単位ごと |
購入頻度 | 日次(毎営業日)・週次(毎週水曜日)・月次(毎月26日)から選択 |
レバレッジ | 1倍・2倍・3倍から選択 (※中国人民元(CNH)、南アフリカランド、トルコリラ、香港ドルは3倍の選択不可) |
SBI FXトレードは、業界で最初に積立FXサービスをスタートしました。SBI FXトレードでは積立FXを1通貨単位から始めることができ、用意された6通貨ペアの中から選んで取引をします。例えば、米ドル/円であればレバレッジをかけなくても(レバレッジ1倍)、130円という少額から取引することが可能です(1ドル=130円の場合)。また、住信SBIネット銀行からの自動入金サービスを利用すれば、保有口座へ自動で入金ができる点も、積立FXを継続していく上で非常に便利です。さらに、日本人に人気がある米ドル/円のスワップポイントが比較的高いことも魅力の一つと言えるでしょう。
外為どっとコム
取り扱い通貨ペア | 米ドル/円、豪ドル/円、ポンド/円、NZドル/円、カナダ/円、南アランド/円、トルコ/円、人民元/円、メキシコペソ/円、露ルーブル/円(注文受け付け停止中) |
---|---|
取引単位 | 外貨:1通貨単位 円貨:100円以上1円単位(最低1通貨相当) |
購入頻度 | 毎日・毎週水曜日・毎月26日から選択 |
レバレッジ | 1倍・2倍・3倍から選択(個人の場合) |
外為どっとコムもSBI FXトレードと同じく1通貨単位取引することができますが、通貨ペアに関してはSBI FXトレードより多い10種類を取り扱っています。外為どっとコムはメキシコペソなどの新興国通貨ペアのスワップポイントが比較的高めに設定されている点もメリットです
他にも、さまざまな投資に関する情報を無料で公開しているなど、初心者でも積立FXを始めやすい環境も用意されています。
したがって、外為どっとコムは新興国通貨ペアを取引したい方や、FX初心者の方におすすめです。
FXは少額から稼ぐことができる?実際にシミュレーション!
FXは少額から稼げると言われていますが、実際どのくらい稼げるのか以下の資金別にシミュレーションしていきます。
FX取引を始める前の参考にしてください。
今回は、米ドル/円のレートを140円と仮定してシミュレーションしています。
証拠金の計算方法は、以下のようになっています。
必要証拠金=現在のレート×(取引量)÷(レバレッジ)
しかし、最大レバレッジである25倍のレバレッジはロスカットの確率が上がるのでやめておきましょう。
レバレッジをかけたとしても5倍程度がおすすめです。
FXを1,000円から始めた場合の利益
FXを1,000円から始めた場合の利益は、以下のようになっています。
利益シミュレーション
レバレッジ1倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ25倍 | |
---|---|---|---|
1pips(0.01円) | 0.07円 | 0.35円 | 8.92円 |
5pips(0.05円) | 0.35円 | 1.75円 | 44.6円 |
10pips(0.1円) | 0.7円 | 3.5円 | 89.2円 |
20pips(0.2円) | 1.4円 | 7円 | 178.4円 |
1,000円からFX取引を始めた場合、1通貨から取引できるFX会社において7通貨から取引できます。
最大25倍のレバレッジを利用したとしても、178通貨しか保有できません。
利益は、数円~数百円です。
大きな利益を狙うのであれば、物足りなく感じるでしょう。
例えば、月の営業日を22日としてレバレッジ5倍で取引をし、一日の目標利幅を20pipsとします。
毎日目標の利幅を得られたとすると、獲得pipsは440pipsで利益は154円です。
勝率ごとの利益を以下の表にまとめているので参考にしてください。
負けた時の利益も20pipsとして計算しています。
勝率毎のシミュレーション
勝率 | 100% 22勝0敗 |
90% 20勝2敗 |
80% 18勝4敗 |
70% 16勝6敗 |
60% 13勝9敗 |
50% 11勝11敗 |
40% 9勝13敗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一月の利益 | 154円 | 126円 | 98円 | 70円 | 28円 | 0円 | -28円 |
利益額は少ないですが、FX初心者が取引に慣れるために1,000円から取引を始めるのはおすすめです。
取引に慣れて自信がついてきたら、証拠金の金額を上げてポジションサイズを大きくしていってください。
FXを5,000円から始めた場合の利益
FXを5,000円から始めた場合の利益は、以下のようになっています。
利益シミュレーション
レバレッジ1倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ25倍 | |
---|---|---|---|
1pips(0.01円) | 0.35円 | 1.78円 | 8.92円 |
5pips(0.05円) | 1.75円 | 8.9円 | 44.6円 |
10pips(0.1円) | 3.5円 | 17.8円 | 89.2円 |
20pips(0.2円) | 7円 | 35.6円 | 178円 |
5,000円からFX取引を始めた場合、1通貨から取引できるFX会社において35通貨から取引できます。
最大25倍のレバレッジを利用したとしても、892通貨しか保有できません。
利益は、数円~数百円です。
例えば、月の営業日を22日としてレバレッジ5倍で取引をし、一日の目標利幅を20pipsとします。
毎日目標の利幅を得られたとすると、獲得pipsは440pipsで利益は770円です。
ただし、毎日勝つことはFXのプロでも難しいでしょう。
70%の勝率を目指すのが、現実的です。
勝率ごとの利益を以下の表にまとめているので参考にしてください。
負けた時の利益も20pipsとして計算しています。
勝率毎のシミュレーション
勝率 | 100% 22勝0敗 |
90% 20勝2敗 |
80% 18勝4敗 |
70% 16勝6敗 |
60% 13勝9敗 |
50% 11勝11敗 |
40% 9勝13敗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一月の利益 | 770円 | 630円 | 490円 | 350円 | 140円 | 0円 | -140円 |
得られる利益は少ないですが、リスクを抑えながらFX取引の練習になるでしょう。
FXを1万円から始めた場合の利益
FXを1万円から始めた場合の利益は、以下のようになっています。
利益シミュレーション
レバレッジ1倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ25倍 | |
---|---|---|---|
1pips(0.01円) | 0.71円 | 3.57円 | 17.85円 |
5pips(0.05円) | 3.55円 | 17.85円 | 89.25円 |
10pips(0.1円) | 7.1円 | 35.7円 | 718.5円 |
20pips(0.2円) | 14.2円 | 71.4円 | 357円 |
1万円からFX取引を始めた場合、1通貨から取引できるFX会社において71通貨から取引できます。
最大25倍のレバレッジを利用すると、1785通貨保有できます。
利益は、数円~数百円です。
例えば、月の営業日を22日としてレバレッジ5倍で取引をし、一日の目標利幅を20pipsとします。
毎日目標の利幅を得られたとすると、獲得pipsは440pipsで利益は1,562円です。
レバレッジ5倍で取引した場合の勝率ごとの利益を、以下の表にまとめているので参考にしてください。
勝率毎のシミュレーション
勝率 | 100% 22勝0敗 |
90% 20勝2敗 |
80% 18勝4敗 |
70% 16勝6敗 |
60% 13勝9敗 |
50% 11勝11敗 |
40% 9勝13敗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一月の利益 | 1,562円 | 1,278円 | 994円 | 710円 | 284円 | 0円 | -284円 |
勝率70%を維持してコツコツトレードを続けられれば、一年で8,520円の利益になります。
大した利益に見えないかも知れませんが、投資額に対して約85%の利益が出ていることになります。
FXを5万円から始めた場合の利益
FXを5万円から始めた場合の利益は、以下のようになっています。
利益シミュレーション
レバレッジ1倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ25倍 | |
---|---|---|---|
1pips(0.01円) | 3.57円 | 17.85円 | 89.28円 |
5pips(0.05円) | 17.85円 | 89.25円 | 446.4円 |
10pips(0.1円) | 35.7円 | 718.5円 | 892.8円 |
20pips(0.2円) | 71.4円 | 357円 | 1785.6円 |
5万円からFX取引を始めた場合、1通貨から取引できるFX会社において357通貨から取引できます。
最大25倍のレバレッジを利用すると、8928通貨保有できます。
利益は、最大レバレッジをかけた場合、約1,785円となります。
毎月コツコツ利益を積み上げていけば、かなりの金額になるでしょう。
例えば、月の営業日を22日としてレバレッジ5倍で取引をし、一日の目標利幅を20pipsとします。
毎日目標の利幅を得られたとすると、獲得pipsは440pipsで利益は7,854円です。
レバレッジ5倍で取引した場合の勝率ごとの利益を、以下の表にまとめているので参考にしてください。
勝率毎のシミュレーション
勝率 | 100% 22勝0敗 |
90% 20勝2敗 |
80% 18勝4敗 |
70% 16勝6敗 |
60% 13勝9敗 |
50% 11勝11敗 |
40% 9勝13敗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一月の利益 | 7,854円 | 6,426円 | 4,998円 | 3,570円 | 1,428円 | 0円 | -1,428円 |
勝率70%を維持してコツコツトレードを続けられれば、一年で42,840円の利益になります。
投資金額が5万円にもなってくると利益は、毎年家族で旅行に行けるほど大きくなってきます。
FXは少額から始められますか?
利用するFX会社によりますが、数円単位の少額から取引が始められます。
レバレッジを最大限に活用すれば、1通貨の場合は6円程度、1,000通貨の場合でも6,000円程度の資金からFXが始められます(1ドル=140円の場合)。
1通貨や100通貨の少額ではじめられるFX会社は限られてくるため、できるだけ少額でトレードしたい方はFX会社選びが重要です。
- SBI FXトレード:1通貨から取引可能
- 松井証券「松井証券のFX」:1通貨から取引可能
- マネーパートナーズ:100通貨から取引可能
FXならやるならいくらから?
FXをやるなら、練習であれば1,000円程度、本格的な投資の場合は5万円以上の資金ではじめるのがおすすめです。
1,000円で取引した場合、1日の損益は数円~数百円程度になるため、取引に失敗しても、生活に影響が出る可能性は少ないでしょう。
5万円で取引した場合、1日の損益が数千円~数万円となるため、大きな利益が望める反面、損失のリスクも大きくなってしまいます。
FXをやるなら、まずは1,000円程度で経験を積み、5,000円、1万円、5万円と少しずつ金額を大きくしていくのがおすすめです。
取引金額ごとの損益をシミュレーションしましたので、参考にしてみてください。
「FXは少額から稼ぐことができる?実際にシミュレーション!」
FXの最低取引額はいくらから
FXの最低取引額は、1通貨であれば約5.6円、1,000通貨だと約5,600円ほどあれば取引が始められます。
取引単位、レバレッジごとの必要証拠金(最低取引額)は、下記のとおりです。(1ドル=140円の場合)
取引単位 | レバレッジ25倍 | レバレッジ10倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ1倍 |
---|---|---|---|---|
1通貨 | 5.6円 | 14円 | 28円 | 140円 |
1,000通貨 | 5,600円 | 14,000円 | 28,000円 | 140,000円 |
10,000通貨 | 56,000円 | 140,000円 | 280,000円 | 1,400,000円 |
数円~数千円で取引できるとはいえ、レバレッジが大きいほど、損失を強制決済するロスカットのリスクも大きくなります。
みんなのFXの最小取引単位は?
みんなのFXの最小取引単位は1,000通貨(0.1lot)です。
レバレッジ最大の場合、米ドル円だと約6,000円(1ドル=140円の場合)ほどあれば取引できます。
みんなのFXは、スプレッドはドル円が0.2銭、ユーロ円が0.4銭(2023年6月15日時点の通常時)と狭く、低コストで取引できるだけでなく、約定率も高いのが特徴です。
また、取引ツールの機能性が高く、経済指標までのカウントダウンやAI予測の売買サインなど取引の参考になる情報を見ながら取引ができます。
1万通貨の1pipsは?
1万通貨の1pipsは、米ドル円やユーロ円など円ベースの通貨ペアの場合、100円になることが一般的です。
1pipsあたりの単位は通貨ペアや会社によって変わりますがが、一般的に円ベースのペアは1pips=0.01円(1銭)、ドルベースの通貨ペアは1pip=0.0001ドル(0.01セント)で計算される場合がほとんどです。
下記表は、円ベースの通貨ペアのpipsごとの金額です。(1pips=0.01円の場合)
取引単位 | 1pips(0.01円) | 10pips(0.1円) | 100pips(1円) |
---|---|---|---|
1通貨 | 1銭 | 10銭 | 1円 |
1,000通貨 | 10円 | 100円 | 1,000円 |
10,000通貨 | 100円 | 1,000円 | 10,000円 |
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日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。15年以上のFXトレード歴があり、2013年に開催されたFXコンテスト(Forex.com社開催)で優勝も経験。FXを始め、株、仮想通貨、コモディティなども手広く取引している。
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