住宅ローン金利は今、過去最低水準にあるといわれています。借り換えで金利が下がれば、数百万円単位で総支払額が少なくなることもあります。

この記事では、ソニー銀行での住宅ローンの借り換えを検討している人に向けて、ソニー銀行の特徴や利用する時の注意点、人気の借り換え商品をご紹介します。

ソニー銀行の住宅ローンおすすめポイント

(画像=PIXTA)

ソニー銀行は、オリコン顧客満足度調査で11年連続で総合満足度1位を獲得しています。住宅ローンの借り換え先を選ぶ時は、つい金利の低さにばかり目が向きがちです。しかし、手数料や団信の内容にも注目し、総合的なバランスを踏まえて借り換え先を決めることが大切です。

ソニー銀行が圧倒的な人気を誇る理由を見ていきましょう。

変動金利が低い!商品内容と金利に強み

2021年7月現在のソニー銀行の住宅ローン(借り換え)の金利は次の通りです。

変動セレクト住宅ローン 変動金利0.507%
固定セレクト住宅ローン 固定金利(10年)0.600%
住宅ローン 固定金利(2年)0.700%

2021年7月現在、住宅ローン(借り換え)の金利相場は次の通りです。

変動金利 0.310%~1.250%
固定金利 0.280%~0.850%

相場から見ると、ソニー銀行の「変動セレクト住宅ローン」の変動金利は、低い水準だとわかります。

オリコン顧客満足度調査の評価項目別ランキング(2020年)を見ても、「商品内容」「金利」のどちらでもソニー銀行は1位を獲得しています。

保証料・繰り上げ返済手数料がどちらも0円

住宅ローンを借りる時は、万一返済できなくなった場合に備えて、保証会社と保証契約を結びます。この時に支払うのが、保証料です。

銀行によっては3万3,000円の保証料が設定されていることがありますが、ソニー銀行ではどの商品を選んでも保証料は0円です。

また、毎月の返済とは別にまとまった金額を返済する「繰り上げ返済」にかかる手数料を繰り上げ返済手数料と言います。今は繰り上げ返済手数料無料の銀行がほとんどで、ソニー銀行も無料です。

住宅ローンの借り換えは複数申し込みが当たり前

借り換えを複数申し込むメリット

  • 最低金利でなく、実際の金利がわかる
  • 比較して、条件が良いローンを選べる
  • 他社の条件を提示して交渉することで、
    金利が安くなるケースがある

住宅ローンの借り換えを複数申し込むメリットは?

住宅ローンを複数申し込むメリット

  • 他社の住宅ローン商品を比較検討できる
  • 比較して、条件が良いローンを選べる

「住宅ローンの借り換えを手数料を含め、しっかり検討したい」と言った理由から、複数の住宅ローンの仮審査に申し込みを考えている人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのがモゲチェックです。

モゲチェックは、一度の申し込みで、どの金融機関であれば住宅ローンを減らすことができるかがわかります。

また申し込みはwebで5分で完結し、登録や手数料など費用が一切かかりません

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5つのプランから選べる団信!上乗せ金利の低さにも要注目

住宅ローンを組む時は、返済中に万一のことがあった場合に備え、団信(団体信用生命保険)に加入することが一般的です。団信の内容は銀行によって違うので、住宅ローン選びでは、しっかり団信を比較検討しましょう。

ソニー銀行の住宅ローンは、団信の保障が充実しているという特徴があります。具体的には、5つの団信のプランが用意されています。

プラン 上乗せ金利 保障内容
一般団信 なし 死亡保障、高度障害保障等。
がん団信50 なし 死亡保障、高度障害保障、がん保障(50%)等。
がん団信100 0.1% 死亡保障、高度障害保障、がん保障、がん診断給付・がん先進医療給付等。
3大疾病団信 0.2% 死亡保障、高度障害保障、がん保障、急性心筋梗塞・脳卒中保障、がん診断給付・がん先進医療給付等。
生活習慣病団信 0.2% 死亡保障、高度障害保障、がん保障、がん診断給付・がん先進医療給付、生活習慣病長期入院時保障、入院一時金給付等。
一般ワイド団信 0.2% 死亡保障、高度障害保障等。

選べるプランが2~3種類という銀行もある中で、ソニー銀行の団信のプランは充実しており、自分に合ったものを選べます。また、がん団信100は、上乗せ金利が0.2%という銀行も多く、ソニー銀行の0.1%は良心的な金利水準といえるでしょう。

生活習慣病に特化したプランがあり、長期入院時に保障を受けられるのも心強い点です。家系や食生活から糖尿病の不安がある人、健康診断で指摘され高血圧が気になっている人は、検討してみるといいかもしれません。

団信を組む時は、あわせて既存の保険の見直しをすることをおすすめします。特にソニー銀行の団信は充実しているので、保障の重複する保険をスリム化することで、保険料を抑えて家計の負担を軽減できる可能性があります。

来店不要で手続きが簡単、対面・オンライン相談も可能

「手続きのために何度も銀行に足を運ぶ時間がない」という気持ちから、借り換えの決心がつかないという人もいます。しかし、ネット銀行であるソニー銀行なら、わざわざ銀行窓口に行く必要がありません。司法書士手続きを除き、すべての銀行手続きがネットで完結します。

手続きの流れは次の通りです。

1.公式ホームページから仮審査申し込み(最短60分)。メールで仮審査結果が通知される。
2.必要書類をアップロードもしくは郵送する。メールで本審査結果が通知される。
3.現在の借入先に完済の申し出をし、必要書類を依頼する。
4.必要書類の提出。ソニー銀行の司法書士と面談(30分程度)、登記手続き。
5.電子契約を結び、借り換え完了。

オンラインで自分の都合のいい時間帯・場所で手続きを進められるため、多忙な人におすすめです。開始から完了まで専任のローンアドバイザーが担当してくれるため、安心して手続きを進められます。なお、希望すれば、電子契約ではなく書面で契約することも可能です。

借り換えの前に、借り換え内容について相談したいという人もいるでしょう。そんな時は、CONSULTING PLAZAでの対面・オンライン相談が可能です。年末年始休業を除き、土日祝日も相談できます。

大手グループ会社ならではの安心感

ソニー銀行は、オーディオ機器などで有名な日本の大手電機メーカー、ソニーのグループ会社が運営するネット銀行です。ソニーグループは、映画や音楽といったエンターテイメント分野はもちろん、ソニー生命保険・ソニー損害保険など金融サービスでも長年ノウハウを培ってきています。また、ソニー銀行の設立は2001年で、20年の歴史があります。

このように、大手企業が運営しているからこその安心感も、ソニー銀行の魅力の1つといえるでしょう。

圧倒的人気は「変動セレクト住宅ローン」

ソニー銀行は、顧客の商品選択のデータ(2019年度)を公表しました。データによれば、新規借り入れ・借り換えともに「変動セレクト住宅ローン」が人気という結果でした。

新規借り入れ
変動セレクト住宅ローン 85%
固定セレクト住宅ローン 7%
住宅ローン 8%

借り換え
変動セレクト住宅ローン 67%
固定セレクト住宅ローン 10%
住宅ローン 23%

ソニー銀行の商品を見た時、変動金利が低い水準にあることが人気の理由でしょう。ソニー銀行では、手数料無料で金利タイプの変更ができるため、変動金利でスタートし、金利水準を見て金利変更するという人もいるようです。また、借り換えでは「住宅ローン」を選ぶ人の割合も増えています。

注意!払い戻しなしの事務手数料がある

ソニー銀行では、保証料・繰り上げ返済手数料は無料ですが、借り換えの際に事務手数料がかかります。事務手数料は、「変動セレクト住宅ローン」と「固定セレクト住宅ローン」では元金の2.2%、「住宅ローン」では4万4,000円です。

事務手数料は銀行によって違いますが、元金の2.2%が最も多いので、ソニー銀行の「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト住宅ローン」の手数料は一般的な水準といえます。また、元金によりますが、「住宅ローン」の4万4,000円は低い水準といえるでしょう。

ただし、事務手数料は保証料とは異なり、繰り上げ返済をしても、払い戻されることがありません。そのため、繰り上げ返済を積極的に行うなら、保証料あり・事務手数料不要の銀行を選んだ方がいい可能性があります。

手数料不要、数万円から数十万円の定額手数料という銀行もあります。ソニー銀行で手数料を抑えることを重視するなら、定額の「住宅ローン」を選ぶといいでしょう。

ソニー銀行の住宅ローンはこんな人に向いている

ソニー銀行の住宅ローンは、次のような人に向いています。

・金利はもちろん、総合満足度を重視して借り換えをしたい人。
・市場金利によって金利が見直される変動金利を選びたい人。
・充実した保障内容の団信に加入したい人。

逆に、次のような人はソニー銀行以外の銀行を検討した方がいいかもしれません。

・金利が変動しない固定金利を選びたい人。
・繰り上げ返済のめどが立っており、保証料がかかっても事務手数料を抑えたい人。
・ネット銀行そのものに不信感がある人。

ソニー銀行の住宅ローンの金利推移

ソニー銀行の「変動セレクト住宅ローン(借り換え)」の過去の金利推移は次の通りです。2017年から2018年にかけて変動金利が下がり、その後は低い水準が保たれているとわかります。

2021年7月 0.507%
2020年7月 0.507%
2019年7月 0.507%
2018年7月 0.507%
2017年7月 0.549%

気になるソニー銀行の審査基準は?

ソニー銀行の住宅ローンの審査基準は次の通りです。

・ソニー銀行に普通預金口座がある。
・満20歳以上満65歳未満で、完済時が満85歳未満(ワイド団信の場合は満81歳未満)。
・前年度の年収(自営業なら申告所得)が400万円以上ある。
・ソニー銀行指定保険会社の団体信用生命保険に加入できる(保険料はソニー銀行負担)。
・対象物件にソニー銀行第一順位の抵当権を設定できる。
・日本国籍、または永住権がある。

取り扱い地域は、日本国内全域の市街化区域です。市街化調整区域や離島などは、対象になりません。

また、融資金額は500万円以上2億円以下で、10万円単位で設定が可能です。

総合満足度が高いソニー銀行で住宅ローンの借り換えを

住宅ローンの借り換えで金利が下がり、トータルで支払う利息が少なくなれば、その分のお金を貯蓄や資産形成に回せます。子どもの教育費や両親の介護費用、自分たちの老後の生活費など、備えておくべきことがたくさんある中、高い金利で利息を支払い続けるのはもったいないことです。

住宅ローンの借り換えを検討している間も利息は発生しているので、熟考したあとは、思い切って決断することが大切です。

ソニー銀行は、金利・手数料・団信のバランスが良く、高い総合満足度を獲得しています。金利の低さを重視するなら「変動セレクト住宅ローン」、手数料の低さを重視するなら「住宅ローン」と、自分に合ったプランを選べます。

また、団信のプランが豊富で、少ない上乗せ金利で保障を充実させられるのも大きなメリットです。がんや生活習慣病が気になっているなら、住宅ローンの借り換えとあわせて既存の保険の見直しも行いましょう。

ネット銀行だからこそ、ネットで手続きが完結するのもうれしい点です。借り換えが可能かどうか知りたいなら、まずは仮審査に申し込んでみましょう。