りそな銀行の住宅ローンへの借り換えを検討している人に向けて、悪い口コミ・いい口コミ、りそな銀行の住宅ローンの特徴、手数料に関する注意点、審査基準などをわかりやすく解説します。借り換えによるメリットも具体的な数字でシミュレーションしたので、ぜひ参考にしてください。

りそな銀行住宅ローンの口コミ・評判

(画像=PIXTA)

まず、価格.comに寄せられたりそな銀行の住宅ローン(借り換え)の口コミをいくつかピックアップしてご紹介します。

悪い口コミ・評判

悪い口コミはほとんどありませんでした。しいていえば、次のような審査への不満に触れている口コミがありました。

(60代男性/物件価格3,000万円/年収1,500~2,000万円未満)
優遇審査が不透明、審査期間が長すぎる。
家族がりそなに勤めいるので決めました。勧誘がたびたびあったが勧誘員の感じがよかったのと清潔そうなので良かったです。住宅金融公庫が高すぎたので残念でした。りそなは昔の大和なので安心だし庶民的な対応がよかったです。安くはないけど高くもないと思う。

いい口コミ・評判

全体的にいい口コミが多く、金利や団信など総合的に満足している様子がうかがえました。また、窓口対応がいいという口コミもたくさん寄せられていました。

(40代男性/物件価格3,140万円/年収400万円台)
金利が安く団信革命の保証も充実。
金利の低さ、保険オプションの充実。借り換えの前はがんなどの保証がなく、あっても0.5%上乗せでした。2009年に借り換えしたときより、金利がさらに1.5%近くも安くなり残高および残年数からしても借り換えをしたほうが金額の面、保険オプションの面から断然お特になるため絶対に借り換えしたほうが良かったです。

(40代男性/物件価格7,000万円/年収1,000~1,500万円未満)
ここまで下がったら、借り換えない理由がない。
借り換え金利が0.5%と圧倒的に安いのが一番の理由。ターミナル駅に支店があり、職場からも徒歩圏内で借り換えの作業が大変楽でした。さらに新規口座開設キャンペーンなどで非常にお得でした。窓口対応も非常に良く、文句なしです。

(30代男性/物件価格3,980万円/年収700万円台)
変動金利に借り換えしました。
フラット35でローンを借りていたが、最近の変動金利が低いのでどうしても気になり、銀行に試算を頼んだところ思いのほか毎月の返済額が減るようなので、借換を行いました。あと銀行ローンだと団信の費用も無料なので、その点でも毎月の家計に助かってます。

住宅ローンの借り換えは複数申し込みが当たり前

借り換えを複数申し込むメリット

  • 最低金利でなく、実際の金利がわかる
  • 比較して、条件が良いローンを選べる
  • 他社の条件を提示して交渉することで、
    金利が安くなるケースがある

住宅ローンの借り換えを複数申し込むメリットは?

住宅ローンを複数申し込むメリット

  • 他社の住宅ローン商品を比較検討できる
  • 比較して、条件が良いローンを選べる

「住宅ローンの借り換えを手数料を含め、しっかり検討したい」と言った理由から、複数の住宅ローンの仮審査に申し込みを考えている人も多いでしょう。

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りそな銀行住宅ローンに借り換えるメリット

りそな銀行の住宅ローンの借り換えは、口コミで高い評価を獲得していました。続いて、りそな銀行の住宅ローンの金利や団信の内容に注目し、借り換えのメリットを解説していきます。

金利の低さが業界のトップ水準

りそな銀行には「りそな借りかえローン(WEB申込限定プラン)」と「りそな借りかえローン」があります。変動金利・固定金利の最大金利引き下げ時の金利は次の通りです。なお、金利の引き下げ幅は審査結果によって変わります。

りそな借りかえローン(WEB申込限定プラン)

  全期間型 当初型
変動金利 0.430% -
固定2年 0.955% 0.955%
固定3年 0.955% 0.955%
固定5年 1.005% 1.005%
固定7年 1.005% 1.005%
固定10年 1.205% 0.595%
固定15年 1.555% 1.555%
固定20年 2.105% 0.895%

りそな借りかえローン

  全期間型 当初型
変動金利 0.625% -
固定2年 1.150% 1.000%
固定3年 1.150% 1.000%
固定5年 1.200% 1.050%
固定7年 1.250% 1.100%
固定10年 1.400% 1.050%
固定15年 1.750% 1.600%
固定20年 2.300% 2.150%

「全期間型」とは、借り入れ期間中の金利の引き下げ幅が変わらないプランです。「当初型」とは、借り入れ期間中の初期ほど金利の引き下げ幅が大きく、一定期間後に引下げ幅が変わるプランです。

最大の引き下げ幅は、「りそな借りかえローン(WEB申込限定プラン)」の全期間型では2.045%、当初型では当初は2.045~3.255%、固定期間終了後は2.045%です。「りそな借りかえローン」の全期間型では1.85%、当初型では当初は2.0~2.2%、固定期間終了後は1.6%です。

2021年7月現在、住宅ローン(借り換え)の金利相場は次の通りです。

変動金利 0.310%~1.250%
固定金利 0.280%~0.850%

相場から見ると、りそな銀行の変動金利は低い水準だとわかります。

2人に1人が選ぶ「団信革命」が人気!

りそな銀行の団信(団体信用生命保険)には、3つの種類があります。

プラン 上乗せ金利 保障内容
一般団信(特約なし) なし 死亡・高度障害状態になると住宅ローン残高が0円になります。
3大疾病保障特約 0.25% 死亡・高度障害状態になった時だけでなく、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態に該当した場合も住宅ローン残高が0円になります。
団信革命(特定状態保障特約付) 0.3% 死亡・高度障害状態になった時だけでなく、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態に該当した場合や、3大疾病以外の病気・ケガで所定の状態になった場合、要介護2以上になった場合にも住宅ローン残高が0円になります。

2019年中の調査で、りそな銀行の「団信革命」利用者の業種別データをみると、医療従事者が最も多いという結果でした。専門家からも高い支持を得ていることがわかります。また、同じく2019年中の調査によると、団信革命を利用可能な人のうち、2人に1人が実際に申し込みをしていました。

りそな銀行の住宅ローンに借り換えるなら、保障が充実した「団信革命」の活用も検討してみてください。

ネットで簡単に手続きが完結!窓口は土日祝相談可

りそな銀行は「りそな住宅ローン電子契約サービス」を提供しています。契約手続きがWebで完結するため、司法書士との手続き以外で、りそな銀行の窓口に行く必要がありません。そのため、忙しい人でも無理なく借り換えの手続きを進められます。

また、一部店舗は17時以降や土日祝日も営業しており、専門のスタッフが借り換えの相談に乗ってくれます。

WEBからの一部繰上返済は手数料0円

りそな銀行では、WEBで一部繰り上げ返済の手続きをすれば、手数料は0円です。繰り上げ返済はの最低金額は1万円からで、1万円単位で自由に金額を設定できます。また、りそなグループアプリで住宅ローン残高をリアルタイムでチェックできるので、返済計画を立てやすいのもメリットです。

各種ローン金利が最大3.0%優遇される

りそな銀行の住宅ローンに借り換えると、マイカーローンや教育ローン、リフォームローン、フリーローンなど、各種ローンの金利が最大3.0%優遇されます。今後もライフステージごとに、必要に応じてローンを組めるでしょう。

災害大国だからこそ備えたい!自然災害サポートオプション

台風や津波、地震などの自然災害は、いつ自分の身に降りかかるかわかりません。もし災害によって自宅が失われてしまえば、住宅ローンの返済と家賃の支払いが二重に発生してしまうことになります。

このような事態に備えるため、りそな銀行の住宅ローンには、「自然災害サポートオプション」が用意されています。自然災害サポートオプションに加入しておけば、自然災害が起きて住宅が損害を受けた時、一定の補償を受け取れます。

自然災害サポートオプションには、返済補償型と残高補償型の2種類があり、対象となる自然災害や補償内容はプランによって変わります。上乗せ金利は、年0.1~0.3%です。災害への備えをしておきたい人は検討してみてください。

りそなクラブの特典を享受できる

りそな銀行の住宅ローンを利用し、一定の要件を満たすと、りそなクラブの特典を享受できます。

給与の受け取り指定・りそなデビットカードの利用・りそなクレジットカードの利用という3つの要件を満たしたら、1万クラブポイントを受け取れます。受け取ったポイントは、nanacoポイント、Tポイント、WAONポイントなど、好きなポイントに交換できます。

また、りそな銀行のサービスグレードがルビー以上に上がることから、りそなグループATM手数料0円、コンビニATM利用手数料実質0円、振込手数料月間3回まで半額など、さまざまなメリットがあります。

りそな銀行住宅ローンに借り換えるデメリットは手数料

りそな銀行の住宅ローンには、さまざまなメリットがあります。一方で、りそな銀行の住宅ローンの手数料は決して安いとはいえません。

住宅ローンの借り換えでかかる費用には、金融機関や保証会社に支払う事務手数料があります。りそな銀行の住宅ローンの銀行事務手数料は「元金×2.2%」です。仮に元金が3,000万円なら、事務手数料は66万円です。

事務手数料は「元金×2.2%」が一般的なので、特別高いというわけではありません。しかし、定額の事務手数料を採用している金融機関では、事務手数料は数万円ということもあります。

また、保証会社に支払う手数料も3万3,000円かかります。最近は、保証会社に支払う手数料は0円という金融機関も増えてきました。

借り換えで金利が下がることで、手数料の負担をカバーできるかどうか、しっかりシミュレーションして借り換えを実行しましょう。

りそな銀行住宅ローンに借り換えの際の審査

続いて、りそな銀行の住宅ローンの利用条件や審査基準をお伝えします。

りそな銀行の住宅ローンを利用できる人

りそな銀行の住宅ローンは、50万円以上1億円以内で、1万円単位で設定できます。返済期間は1年以上35年以内で、1年単位で設定できます。

りそな銀行の住宅ローンを利用できるのは、次のような要件を満たす人です。

・借入時の年齢が満20歳以上満70歳未満、完済時の年齢が満80歳未満。
・前年の税込年収が100万円以上。
・給与所得者の場合、勤続年数1年以上。給与所得者以外の場合、勤続または営業年数が3年以上。
・現在の住宅ローンを2年以上正常に返済している。
・団信に加入できる。

勤続年数1年以上なので、転職後間もない人も申し込みが可能です。ただし、要件を満たすからといって、必ず審査に通るとは限りません。

りそな銀行の審査は厳しい?

りそな銀行の住宅ローンは、「個別審査」だといわれています。そのため、他のメガバンクと比較すると、点数だけでなく個人の状況を加味してもらえる可能性があります。とはいえ、地方銀行ほど個別性を重視するわけではありません。

不安な人は窓口で相談するか、思い切って事前審査に申し込んでみるといいでしょう。

りそな銀行住宅ローンに借り入れた場合のシミュレーション

当初借入額:2,500万円
返済期間:35年
金利:3%
毎月の返済額:9万6,000円
借り換え時の借入残高:2,400万円
当初借入からの経過年月:2年

上記の条件で、りそな銀行の住宅ローンに借り換え、変動金利0.43%が適用された場合(金利の変動はないものと仮定)、総返済額は約1,372万円減少します。また、毎月の返済額は6万2,000円になり、3万4,000円少なくなります。

りそな銀行住宅ローン借り換え手続きの流れ

りそな銀行の住宅ローンの借り換え手続きは、次のように進みます。

1.事前審査
Web申し込みと店舗申し込みを自由に選択できます。Web申し込みなら、24時間いつでも申し込めます。

2.正式審査
郵送もしくは来店で正式審査の申し込みをします。現在の借入先で、全額繰り上げ返済の手続きをします。

3.契約手続き
Webもしくは店舗を選択できます。Webの場合、自宅で電子契約をします。店舗では、書面の契約書に記入します。Webの場合も、司法書士等同席のもと、抵当権の設定が必要です。

4.融資実行
融資が実行され、借り換えが完了します。

りそな銀行の住宅ローンに借り換えるならシミュレーションを

りそな銀行の住宅ローンは金利水準が低く、窓口の対応も高い評価を得ています。また、Webで申し込みをすると、有利な金利が適用されます。専門家からも高い評価を得る充実した保障の「団信革命」も魅力です。

高めの手数料には注意が必要なので、しっかりシミュレーションで借り換えメリットを試算し、借り換えを実行してください。