証券会社に足を運ぶ時間が無い人にも、手軽に証券口座を開設できるネット証券。在宅のまま口座を開設できるだけでなく、取引も好きな時間で行えることや手数料が安いことからも、利用者数が急激に伸びている。

本稿では、ネット証券の口座開設に関する知識やランキングを、一挙まとめてご紹介しよう。

目次

  1. ネット証券各社の口座開設数
    1. 【口座数ランキング】
  2. ネット証券口座開設の予備知識
    1. 【証券口座の種類:特定口座と一般口座の違い】
    2. 【証券口座の種類:特定口座の源泉徴収ありとなしの違い】
    3. 【本人確認に必要な書類】
    4. 【NISA口座の流れ】
  3. ネット証券口座開設方法
  4. ネット証券の口座開設後の注意点
  5. ネット証券口座開設まとめ
この記事に登場する専門家

ネット証券各社の口座開設数

まず、現在のネット証券の口座開設実績について見てみよう。

【口座数ランキング】

ネット証券 口座開設数 説明
SBI証券1位
SBI証券
720万口座 口座開設数や、売買代金のシェアでもNo. 1を誇るSBI証券。それ以外にもIPO(新規公開株)の取扱数や外国株の取扱数などでも他社に差を見せつけている。
楽天証券2位
楽天証券
700万口座 楽天会員なら、取引手数料100円ごとに楽天スーパーポイントが貯まるなどサービスが手厚い。楽天会員でなくても、オンライントレードツールの「マーケットスピード」を利用すると日経テレコン21(楽天証券版)が使える。
マネックス証券3位
マネックス証券
219万口座 米国株(アメリカの株)を購入するならマネックス証券である。また、株初心者に優しく株初心者無料勉強セミナーもあり、少額投資も充実。外資系金融機関のJPモルガンのレポートも無料で読める。
4位
auカブコム証券
197万口座 国内最大手である、三菱UFJフィナンシャル・グループの一つ。リスク管理追求型という名の通り、損をしないことを重要視している。また三菱UFJフィナンシャル・グループの一つなので情報の質と量に信頼があり、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレポートが無料で読める。
5位
松井証券
130万口座 10万円までの手数料無料で、10~30万円の投資なら300円の手数料。NISA口座を開設すれば、取引金額によらずに永久に手数料が無料。
6位
GMO証券
49万口座 GMOクリック証券の手数料は業界最安水準である。また投資ツールもシンプルで操作性が高い。
※2022年6月1日現在
※データはSBI証券楽天証券松井証券マネックス証券au カブコム証券GMOクリック証券各公式ページより引用
 

口座数においてはSBI証券の圧倒的優位が見て取れる。100万以上の口座数があるネット証券が4社もあることからも、ネット証券の存在が一過性のブームではなく、多くの人の投資ツールの一つとして根付いていることが分かるだろう。

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ネット証券口座開設の予備知識

口座開設の際に疑問に思うことも多いであろう、証券口座の種類、本人確認に使用できる書類について説明しよう。

【証券口座の種類:特定口座と一般口座の違い】

口座申し込みを行う場合、証券口座の種類を選択する項目がある。その項目では「特定口座」か「一般口座」を選択する。

「特定口座」とは、確定申告に関わる手続きを簡便化するための年間取引報告書を、証券会社が作成してくれる口座のことである。投資による利益を確定申告するためには、一つ一つの取引の履歴を取っておく必要があり、また繁雑な計算作業を各自で行う必要がある。しかし、特定口座を選択しておけば、取引履歴をまとめた年間取引報告書が証券会社から郵送されてくるので、確定申告もスムーズかつ簡単に行えるのだ。

特定口座を開設すると、証券会社や金融機関は、特定口座内における上場株式などの議渡損益を管理し、年間の損益を計算した「特定口座年間取引報告書」をお客様と所轄の税務署へ交付します。

引用元:特定口座|投資の時間|日本証券業協会

【証券口座の種類:特定口座の源泉徴収ありとなしの違い】

特定口座には、「源泉徴収あり」の特定口座と、「源泉徴収なし」の特定口座が存在する。口座申請の際も、一般口座と源泉徴収ありの特定口座、源泉徴収なしの特定口座の3つの中から選択するようになっている。

  • 源泉徴収ありの特定口座を選択する場合

源泉徴収ありの特定口座を選択すると、証券会社が所得税や住民税を源泉徴収し、口座保有者に代わって納税することになる。税制の優遇措置や特例措置を受ける場合には、各自が確定申告して還付を受ける必要があるが、優遇措置・特例措置を受けない場合には確定申告も不要となる。

  • 源泉徴収なしの特定口座を選ぶ場合

源泉徴収なしの特定口座を選択すると、年間取引報告書を用いて各自が確定申告する必要がある。しかし、年間取引報告書があるので、一般口座と比較すると非常に簡便に確定申告を完了させることができる。

【本人確認に必要な書類】

公的な機関が発行した本人を確認する書類、つまり運転免許証やパスポート、住民基本台帳カード、健康保険証、年金手帳などが使用できる。

【NISA口座の流れ】

NISA(少額投資非課税制度)を活用するNISA口座は、本人確認書類以外にも住民票の写しの提出が必要となる

  • 証券口座を開設している場合

すでに証券口座を開設しているネット証券でNISA口座を開設する場合には、NISA口座申請書を請求して取り寄せ、必要事項を記入したNISA口座申請書と住民票の写しを同封して送付する。そして、税務署はNISA口座が重複して申請されていないかをチェックし、NISA口座が開設される運びとなるのだ。

  • 証券口座を開設していない場合

また、証券口座を開設していないネット証券でNISA口座を開設する場合には、NISA口座を申請する前に、まず証券会社の総合口座を開設する必要がある。いずれの場合もNISA口座開設には税務署でのチェックの時間が必要となるため、申請してから口座開設までに2週間から4週間程度かかる。

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ネット証券口座開設方法

例としてSBI証券の口座開設方法を紹介する。

STEP1 メールアドレスの登録

まずはメールアドレスを入力し、仮登録する。

口座開設申込方法
引用元:SBI証券

STEP2 認証コードの入力

登録したメールアドレス宛に届いた認証コードを入力する。

口座開設申込方法
引用元:SBI証券

STEP3 お客様情報の設定

氏名・住所・生年月日などの基本情報を入力する。

口座開設申込方法
引用元:SBI証券

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STEP4 規約の確認

各規約のPDFを確認し、同意のチェックボックスにチェックを入れる。

口座開設申込方法
引用元:SBI証券

STEP5 入力内容の確認

入力した内容を確認する。

口座開設申込方法
引用元:SBI証券

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STEP6 口座開設方法の選択

口座開設の方法を選択する。本人確認書類の提出をWEB上で行う「ネットで口座開設」または提出を郵送で行う「郵送で口座開設」がある。

口座開設申込方法
引用元:SBI証券

STEP7 口座開設申し込みの完了

申し込みが完了後、申し込み完了メールに次のステップが記載されている。
「ネットで口座開設」を選択した場合は、メールのアドレスから専用ページにアクセスし、本人確認書類の提出する。

株投資家のコメント

ネット証券の口座開設後の注意点

証券口座を初めて開設する初心者が注意すべき点は主につある。

  • パスワードの管理

まずはパスワードの管理があげられるだろう。ネットで簡単に資金を動かすことができるのがネット証券のメリットでもある。しかしその簡便さは、パスワードさえ知られてしまえば悪用される危険もあるというデメリットともなりうる。パスワード管理は厳重に行いたい。

  • 板の存在

また、リアルタイムでの株価の動きや、他の投資家が発注状況が分かる「板」を見ることができるのが、ネット証券の良い点である。しっかりと使いこなせれば、投資判断の戦力となること間違いなしだ。

  • 投資は自己判断で行わなければならない

その他にも、店舗で証券マンと話しながら投資を行うスタイルとは異なり、全ての取引を自己判断で行うのがネット証券の特徴でもある。一つ一つの取引を慎重に行うように注意したい。

ネット証券口座開設まとめ

全ての取引が自己責任であること、パスワードの管理は厳重にすることに留意し、各自のスタイルに合った投資を行っていこう。また、NISA口座は取得に時間がかかるので、なるべく早めに申請しておくと良いだろう。

かぶ1000さん
かぶ1000さん
中学2年(1988年)から株式投資を開始。専業投資家歴は30年を超える。2019年7月16日に累積利益で4億円を突破。PMV(プライベート・マーケット・バリュー)とカタリスト(触媒、材料)に重点を置いたネットネット株、資産バリュー株への投資がメイン。年間20%の運用利回りを目標に、いまだ日々研鑽を重ねる。
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