投資を始めようとして情報収集をしている人のなかには、人によって意見が違いすぎて何から始めればよいのか迷子になっている人もいるだろう。少額投資では意味がないなどの意見を目にして、「やっぱり投資はまだ早いのでは?」と感じている人もいるかもしれない。

ただ、判断を先送りにすればするほど、将来への備えが不十分になる。平均年収が上がらない日本では、年齢を問わず早めに投資による資産形成を考える必要があるだろう。

ここでは、投資初心者が何から始めるべきかについて、おすすめの投資や勉強法を解説する。

  1. 投資初心者は少額から始めよう!
  2. 投資初心者におすすめの投資5選
    1. つみたてNISAで投資信託へ投資
    2. ポイント投資
    3. iDeCo
    4. 日本株の1株投資(単元未満株)
    5. 米国株
  3. 投資初心者が知っておきたい3つのリスクへの対応策
    1. 信用リスク
    2. 価格変動リスク
    3. 流動性リスク
  4. 投資初心者におすすめの投資先の選び方
    1. 投資信託:保有コストと投資対象から選ぶ
    2. 日本株:配当利回りや株主優待から選ぶ
    3. 米国株:配当が増えている株(連続増配株)から選ぶ
  5. 【まずは勉強したい投資初心者向け】おすすめの勉強法3選
    1. 日経新聞を読む
    2. 証券会社のYouTubeチャンネルを見る
    3. テレビ東京の経済・ビジネス番組を見る
  6. 投資初心者のよくある疑問・質問
    1. 投資したらどれくらい増えるのかイメージがつきません
    2. 少額投資は意味がないのでしょうか?
    3. どうしても本で勉強したいのですがおすすめはありますか?
  7. 投資初心者は証券会社に口座開設してみよう

投資初心者は少額から始めよう!

投資初心者は、少額から始めるのがおすすめだ。

つみたてNISAで買える投資信託なら最低100円から始められる。全額ポイントで投資をすれば、現金を使わずに投資家になることも可能だ。

もちろん、投資金額は大きいほうが利益は大きくなる。一方で、失敗したときのダメージも大きくなり、場合によっては1日で1ヵ月分の給料を失うこともある。 投資は思うようにいかないことも多いので、まずはおこづかいなどの余裕資金で始めたほうがよい。

「本などで勉強してから……」と考える人は多いが、知識を身につけるよりも実践していったほうが何倍も勉強になる。どうしても勉強から始めたい人は、【まずは勉強したい投資初心者向け】おすすめの勉強法3選からチェックしてほしい。

投資初心者におすすめの投資5選

投資初心者におすすめの投資は、以下の5つだ。

つみたてNISAやポイント投資から検討してみるといいだろう。個別株に興味がある人は、日本株や米国株から始めるのも選択肢のひとつだ。

■おすすめの投資5つの比較表

  最低投資金額 口座管理手数料 投資先の選びやすさ
つみたてNISA 100円 無料
ポイント投資 実質0円 無料
iDeCo
(毎月拠出)
月5,000円 月171円~(※)
日本株
(単元未満株)
銘柄による 無料
米国株 銘柄による 無料
※開設時に2,829円必要。金融機関により手数料は異なる

つみたてNISAで投資信託へ投資

つみたてNISAは、投資信託の最低投資金額である100円から買えるので、投資初心者でも始めやすい。

つみたてNISAは、2018年にスタートした少額からの長期、積立、分散投資を支援するための非課税制度だ。対象商品は投資信託とETF(上場投資信託)の合計225本に厳選されている(2023年4月7日時点)。

年間の投資枠は40万円で、投資から得られる利益や分配金(配当金)は非課税になる。対象商品は以下の条件を満たすものだけが選ばれているので、安心して投資が始められるだろう。

なお、2024年以降は新NISAが始まるが、つみたて投資枠の対象商品は現行のつみたてNISAと変わらない予定だ。

対象商品になるための条件

  • 購入手数料が無料であること
  • 保有コスト(信託報酬)が一定水準以下であること
  • 保有コスト(信託報酬)を投資家に開示すること
  • 20年以上の長期運用が前提であること
  • 毎月分配金を出すものではないこと

投資家に人気のある海外株式を主な投資対象としたインデックス投信の平均保有コスト(信託報酬)は、金融庁が定める年率0.75%(税抜き)を大きく下回る年率0.30%(税抜き)になっている。

投資信託の保有コスト(信託報酬)は、高いものでは年率2.0%を超えるものもあり、つみたてNISAの対象商品が極めて低コストであることがわかる。

年率1.0%保有コストが高い投資信託で毎月3万円ずつ投資をすると、同じリターンでも20年間で100万円以上損をしてしまうので、いかに低コストな投資信託を選ぶかが重要だ。

つみたてNISAで投資をするなら、低コストな投資信託を多数取り扱っているSBI証券がよいだろう。つみたてNISAの取扱銘柄数は192銘柄(2023年4月14日)と業界トップであるだけでなく、つみたてNISAでのポイント投資にも対応している。

日本株や米国株、IPO(新規公開株)の取扱銘柄も充実しているので、つみたてNISAはSBI証券で始めよう。

\100円からはじめられる/

ポイント投資

楽天ポイント、Pontaポイント、Tポイントをはじめとしたポイントが投資に使えるポイント投資は、現金を使わずに投資ができるので気軽に始められる。

ポイント投資に対応する商品は証券会社によって異なるが、投資信託へのポイント投資は複数のネット証券が対応している。

■ポイント投資の比較表(ネット証券3社)

  楽天証券 SBI証券 マネックス証券
対象ポイント 楽天ポイント ・Tポイント
・Pontaポイント(※)
マネックスポイント
対象商品 ・投資信託
・つみたてNISA
・日本株
・米国株
・バイナリーオプション
・投資信託
・つみたてNISA
投資信託
※VポイントはつみたてNISAには非対応、dポイント、JALマイルはポイント投資非対応

ポイント投資を始めたい人は、メインで使っているポイントに応じてネット証券を選んだほうがよいだろう。特にこだわりがないなら、ポイント投資の対象商品が豊富な楽天証券を選ぼう。

楽天証券は、投資信託だけでなく日本株や米国株にもポイント投資に対応している。2022年以降クレジットカード決済でのポイント還元率やSPU(スーパーポイントアッププログラム)条件の見直しなど何度かサービスの改悪があったものの、楽天銀行、楽天カード、楽天市場、楽天モバイルを使う人なら楽天ポイントを貯めるのは簡単だ。

そこまでヘビーユーザーにならなくても、年間2~3万ポイントの楽天ポイントを貯めることはできる。ポイント投資をきっかけにして、普段使う銀行やクレジットカードなどを見直す機会にしてもよいだろう。

\楽天ポイントで0円投資/

iDeCo

口座管理手数料が毎月かかる点や60歳まで原則出金できない点など、つみたてNISAと比べて制約の多いiDeCoだが、節税したいと考えている人なら選択肢のひとつになる。

iDeCoは個人型確定拠出年金の愛称で、私的年金制度のひとつだ。つみたてNISAと同様に利益の非課税メリットが受けられるだけでなく、毎年の掛金全額が節税(所得控除)になる。

毎月5,000円(年間6万円)の掛金で年間9,000円の節税になる。
※所得税5%、住民税10%、復興所得税を考慮しない場合

ただし、iDeCoは一度開設すると口座の解約や出金は原則できない。開設時に2,829円の手数料がかかるだけでなく、以下の口座管理手数料を最短60歳まで払い続けることになる。

SBI証券はiDeCoの口座管理手数料が最も安い金融機関のひとつであり、金融機関によってはもっと高い場合もある。

iDeCoの口座管理手数料(SBI証券の場合)

  • 掛金を拠出した月:171円/月
  • 掛金を拠出しない月:66円/月

iDeCoを始める前に、毎月5,000円(年間6万円)以上の掛金を安定して60歳まで出し続けられるのかを考え、慎重に検討したほうがよい。

\1株売買もしやすい/

日本株の1株投資(単元未満株)

個別株への投資がしたい初心者は、日本株の1株投資が最も始めやすい。

トヨタ自動車や任天堂など、日本の有名企業に少額投資できる。日本株は、手数料無料かつリアルタイムで売買する場合は、SBI証券や楽天証券などで100株ずつ買わなければいけないが、手数料を払えば1株から売買できる。

たとえば、トヨタ自動車の株を100株買おうとすると18万800円必要だが、1株投資なら手数料を含めても1,900円以内で購入可能だ(2023年4月14日15:00時点)。

100株未満(1~99株)の日本株を単元未満株といい、ネット証券なら手数料は安い。

■単元未満株の手数料(ネット証券3社)

  楽天証券 SBI証券 マネックス証券
購入手数料 0.22%(※) 無料 無料
売却手数料 11円+0.22%(※) 0.55%
(最低55円)
0.55%
(最低52円)
リアルタイム取引
ポイント投資
※参考価格に応じて計算されたスプレッドが事実上の手数料となる

頻繁に売買をする人は、手数料の安い楽天証券がおすすめだ。

ただし、2023年4月17日にスタートしたばかりであり、取扱銘柄数は473銘柄(うちリアルタイム取引は98銘柄)にとどまる。有名企業の株は取り扱っているものの、日本株全体の10%前後しか対応していない。

楽天証券の単元未満株サービスでは買えない銘柄が多いため、長期保有を前提にするならSBI証券を選んだほうがよいだろう。SBI証券なら、単元未満株でも日本株全体の9割以上を取り扱っている。

米国株

日本株に抵抗がある人は、米国株を選んでもよいだろう。

米国株には、日本株と比べてAppleやAmazonをはじめとした世界的な有名企業が圧倒的に多い。日本株とは異なり、1株でも制約なくリアルタイムで売買できる。

一方で、為替手数料がかかる証券会社が多い点や、売買手数料が日本株と比べて高い点には注意したい。

■米国株の手数料(ネット証券3社)

  マネックス証券 楽天証券 SBI証券
為替手数料
(1米ドルあたり)
購入時:無料
売却時:25銭
25銭(※) 25銭
売買手数料 0.495%
(上限22米ドル)
0.495%
(上限22米ドル)
0.495%
(上限22米ドル)
※あらかじめ円から米ドルに両替する場合は22銭分キャッシュバックあり

手数料が気になる人は、マネックス証券で一般NISA口座を開設して、一般NISAで米国株に投資をすると、購入時の手数料を実質無料にできる。

一般NISA口座を開設するとつみたてNISA口座は開設できないが、2024年以降は新NISAに一本化され、事実上つみたてNISAと一般NISAの併用が可能だ。

マネックス証券のメリットは米国株の手数料だけではない。クレジットカードによる投資信託の積立(クレカ積立)のポイント還元率が1.0~1.1%あり、クレジットカードの年会費も実質無料だ。クレカ積立は一般NISAやつみたてNISAにも利用できる。

米国株から投資を始めたい人は、マネックス証券のNISA口座を開設しよう。

\購入手数料実質無料/

投資初心者が知っておきたい3つのリスクへの対応策

どの投資を選ぶにしても、投資には3つのリスクがある。投資先を選ぶ前にリスクを把握して、リスクへの対応策を知ることで大きな損失を回避することができるだろう。

投資初心者が知っておきたい3つのリスクへの対応策
  1. 信用リスク
  2. 価格変動リスク
  3. 流動性リスク

信用リスク

日本株や米国株に投資をする人は、信用リスクに注意したい。信用リスクとは、投資した会社が将来も存続しているか確実ではないことをいう。最悪の場合は、会社が破綻して株式の価値がゼロになることもある。

頻繁に起きることではないが、最近ではアパレル企業のレナウンが破綻した。破綻までいかなかったとしても、ジェネリック医薬品大手の日医工は自力で経営再建ができない状態になり、私的整理によって株式の価値が大きく下がった。

有名企業でもこのようなリスクはあるので、個別企業の株を買うときは会社の利益(業績)が安定している株式に投資をすることや、投資先の業績を定期的に把握しておくことを心がけたい。

価格変動リスク

どの投資先にも価格変動リスクは必ずある。価格変動リスクとは、株価や投資信託の基準価額が毎日変動することにより、評価額が変わることをいう。投資をする以上、完全に回避することはできないリスクだ。

価格変動リスクは、分散投資(時間の分散、地域の分散、金融商品の分散)を行うことで抑えられる

時間の分散は、毎月定期的に同じ金額を投資する手法が効果的だ。つみたてNISAなら、毎月積立(または毎週、毎日積立)が設定できるので、一度設定するだけで時間の分散ができる。

地域の分散は、世界の株式に投資する投資信託を買うのが最も手軽だ。つみたてNISAの対象商品である「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」なら、1本の投資信託で世界中の株式に分散投資できる。

金融商品の分散は、リスクがほとんどない商品(現金や預金)とリスクのある商品(投資信託や株)にわけるのが最もわかりやすい。それぞれを50%ずつにして、年1回のペースでバランスを整えるのがよいだろう。

分散投資は、つみたてNISAで「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」に積立投資をすることで簡単に実現できる。SBI証券のつみたてNISAなら、かんたん積立アプリを利用してスマホ1台で分散投資を始めることが可能だ。

\スマホから簡単に分散投資/

流動性リスク

マイナー企業の株に投資するときは、流動性リスクにも注意したい。をいう。

トヨタ自動車やAppleのような有名企業なら十分な取引量があるので問題ないが、1日に100株しか取引されない企業もある。流動性リスクを抑えたいなら、少なくとも1日に10万株以上取引されている株を選ぼう。

投資初心者におすすめの投資先の選び方

投資初心者におすすめの投資先の選び方は、商品ごとに異なる。ここでは、投資信託、日本株、米国株にわけて紹介する。

投資信託:保有コストと投資対象から選ぶ

投資信託は、保有コスト(信託報酬)や投資対象から選ぶとよい。

投資信託には購入手数料、保有コスト(信託報酬)、売却手数料(信託財産留保額)の3つのコストがあるが、人気のある商品は購入手数料と売却手数料が無料であるものがほとんどだ。

基本的には、同種の商品同士で保有コストを比較して安いほうを選ぼう。たとえば、楽天VTI、SBI VTIはどちらも同じ米国ETF(VTI)に投資する商品だが、保有コストはSBI VTIのほうが安い。

■楽天VTIとSBI VTIの保有コスト比較

  楽天VTI SBI VTI
信託報酬 年率0.132% 年率0.0638%
保有コスト(※) 年率0.19% 年率0.11%
※2022年7月までの直近1年、保有コストには信託報酬を含む

投資対象は、基本的には海外株式に投資するものがよいだろう。直近のリターンを比べると海外株式のほうが高い。

■eMAXIS Slimシリーズの比較表

  全世界株式(除く日本) 全世界株式(オール・カントリー) バランス(8資産均等型)
投資対象 海外株式 ・国内株式
・海外株式
・株式
・債券
・不動産
直近3年リターン
(年率)
23.62% 23.03% 11.26%
(2023年4月14日時点)

投資信託へ投資をするなら、保有コストが安い銘柄の多いSBI証券がおすすめだ。スマホアプリでつみたてNISAを含む投資信託の積立が簡単に設定できるので、投資初心者でも投資が始めやすい。

\スマホアプリで簡単操作/

日本株:配当利回りや株主優待から選ぶ

日本株は、配当利回りや株主優待から選ぼう。本来はきちんと業績をみて企業を選ぶのが筋ではあるが、初心者がいきなり決算資料を分析するのは厳しいだろう。

まずは株価に対する配当金の割合(配当利回り)が3~4%くらいの日本株を買うのがおすすめだ。優待がほしい人は優待狙いで株を選んでもよい。

ただし、1株投資をする場合は、配当は1株分もらえるが優待は一部銘柄を除いてもらえない。また、配当や優待は金額の減少や改悪、最悪の場合は廃止もある。できる限り複数企業の株を買ってリスクを抑えよう。

おすすめ銘柄などの詳細は「株初心者はいくらから始められる?少額投資のメリットや1万円で投資できる銘柄を紹介」をチェックしてほしい。

配当や優待目的で日本株への1株投資を始めたい人は、SBI証券を選ぼう。楽天証券と比べて手数料は高いものの、取扱銘柄は3,800銘柄以上と楽天証券の約8倍ある。

\日本株の少額投資ができる/

米国株:配当が増えている株(連続増配株)から選ぶ

米国株は、配当が毎年増えている株(連続増配株)から選ぼう。日本株と比べて情報収集しづらい面はあるので、投資初心者は冒険しすぎないほうがよい。

米国株のなかには、50年以上連続で配当を増やしている株がある。

主な連続増配株(50年以上)

  • PG(プロクター・アンド・ギャンブル)
  • JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • KO(コカ・コーラ)

連続増配株だからといって今後も増配し続けるとは限らないが、米国企業は日本企業と比べて投資家(株主)を重視する傾向がある。

長年連続増配を続けてきた企業は、増配を期待して買っている投資家を裏切らないように、できる限り増配を続けるだろう。

米国株への投資を始めるなら、一般NISAなら米国株の購入手数料を実質無料にできるマネックス証券がおすすめだ。

\購入手数料実質無料/

【まずは勉強したい投資初心者向け】おすすめの勉強法3選

投資をはじめる前に勉強したい初心者は、新聞やYouTube、経済・ビジネス番組で勉強するのがおすすめだ。初心者がいきなり本で勉強するのはおすすめしない。

本で勉強しようとしても、書いてある情報は出版当時のものであり、最新情報ではない。読むと役に立つ本はあるが、そのような本に限って内容が難しい傾向があり、初心者には理解しづらいだろう。

一方で、読みやすい本は初心者向けにわかりやすくしすぎて、語解や勘違いが起きやすいものもある。

できる限り最新情報を収集できるもので学ぼう。

【まずは勉強したい投資初心者向け】おすすめの勉強法3選
  1. 日経新聞を読む
  2. 証券会社のYouTubeチャンネルを見る
  3. テレビ東京の経済・ビジネス番組を見る

日経新聞を読む

これから投資を始めようと考えている人は、日経新聞を読もう。

ほかの新聞と比べて日本経済や世界経済に関する内容が多く、勉強になる。用語解説などもあるので、数年読めばひととおりの知識は身につく。最低限の知識や世の中の流れがわかってきたら、実際に投資を始めてみよう。

\日経テレコンが利用可能/

証券会社のYouTubeチャンネルを見る

活字が苦手な人は、証券会社のYouTubeチャンネルを見てみよう。新聞と比べて情報の鮮度は劣るが、投資に対する考え方や商品の注文方法などが学べる。

主なネット証券のYouTubeチャンネルは以下のとおり。

動画=戻る

テレビ東京の経済・ビジネス番組を見る

自宅にテレビがあってテレビ東京が映る地域であればなら、テレビ東京の経済・ビジネス番組を見てもよいだろう。平日夜10時(金曜日のみ夜11時)からはじまる「ワールドビジネスサテライト」は、投資初心者でもわかりやすく経済関連のニュースが学べる。

ただし、投資に直接役立つ話題は少ないため、あくまで参考程度にするのが無難だ。

投資初心者のよくある疑問・質問

ここでは、投資初心者のよくある質問や疑問をQ&A形式でまとめている。投資を始めるうえでの参考にしてほしい。

投資したらどれくらい増えるのかイメージがつきません
投資に絶対はないが、積立投資なら金融庁の資産運用シミュレーションで毎年の想定利益(利回り)、積立金額、投資期間を入力すればおおよその金額はイメージできる。あくまで目安だが、海外株式に投資する投資信託なら毎年平均5%程度の利益は見込めるので、それをもとに計算してみるとよい。
少額投資は意味がないのでしょうか?
意味がないわけではない。
投資は金額が大きいほうが効果があるのは事実だ。ただし、今資産をたくさん持っている人でも、最初は少額投資から始めた場合がほとんどである。意味がないといって投資をしなければいつまでたっても始められない。
どうしても本で勉強したいのですがおすすめはありますか?
金融庁が個人投資家の投票によるランキング形式で公表した初めての投資!おススメの一冊ベスト10から選ぶのがおすすめだ。
人気だから、売れているからという基準で選ばないこと。

投資初心者は証券会社に口座開設してみよう

投資初心者は、まずは証券会社に口座を開いてみよう。証券口座は銀行口座と同様に、口座を開くだけなら無料で簡単に誰でもできる。商品を買わない限り、料金は一切かからない。

これから勉強する人でも、投資を始める人でも、証券会社に口座がなければ日本株や米国株は買えない。投資信託は銀行でも買えるが、ネット証券と比べてあまりにも取扱銘柄数が少ないだけでなく、手数料や保有コスト(信託報酬)が高い傾向もある。

どれか1社を選ぶなら、日経テレコンが利用できる楽天証券がおすすめだ。ほかのネット証券と比べて初心者向けに配慮されており、ホームページやスマホアプリも見やすく使いやすい。まずは楽天証券に口座を開設してみよう。

\投資初心者におすすめ/