dカードのポイントの貯まりやすさとは?還元率をチェック!
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クレジットカードを選ぶ際、気になるのがポイント還元率です。できれば「還元率の高いカードを選びたい」という人は多いのではないでしょうか。

この記事では、NTTドコモの発行する「dカード」にスポットを当てポイントの貯まりやすさを解説します。「還元率はどの程度なのか」「上乗せしてポイントを貯める方法があるのか」についても確認してみましょう。

ドコモ発行のクレジットカード・dカードとは

ドコモのクレジットカード「dカード」は、以下の2種類です。

・dカード
・dカードゴールド

どちらかを選択して作ることができますが、それぞれに特徴があります。自分に合ったものを選ぶためにも詳しい内容を確認していきましょう。

dカード・dカードゴールドの基本的情報

dカードの申込条件は、以下のとおりです。以下を満たしている人が申し込めます。

・満18歳以上(高校生除く)であること
・個人名義であること
・支払い口座は本人名義のものであること
・NTTドコモが定める条件を満たすこと

dカードゴールドの申込条件は、年齢の部分が異なっており、収入についての条件も加わります。それ以外はdカードと同じです。

・満20歳以上(学生は除く)
・安定した継続収入があること

ブランド

dカードのブランドは、以下の2つです。こちらは、dカード・dカードゴールド共通です。

・mastercard
・VISA

年会費

dカード・dカードゴールドの年会費は、以下のようになっています。

・dカード:永年無料
・dカードゴールド:1万1,000円(税込)

dカードは永年無料ですが、dカードゴールドは年会費が1万1,000円必要です。特典などを見てどちらにするかを選択しましょう。

ポイント還元率

dカードとdカードゴールドのポイント還元率は、ショッピング時の還元率は同じですが、ドコモ携帯電話料金・ドコモ光利用料金の還元率が違います。

カードの種類 還元率(ショッピング時) 還元率
(ドコモ携帯電話料金・ドコモ光利用料金)
dカード 100円(税込)=1ポイント 1,000円(税抜)=10ポイント(1%)
dカードGOLD 100円(税込)=1ポイント 1,000円(税抜)=100ポイント(10%)

付帯保険

旅行時にクレジットカードを使う人は、dカード・dカードゴールドの付帯保険についても確認しましょう。特に補償額の違いは要チェックです。dカードの場合は、補償年齢の条件もあります。 ※以下の補償金額は最高額です。障害・損害の程度によって補償金額は異なる場合もあります。

【dカード】
補償対象者:29歳以下のdカード会員本人と家族会員

保険の種類 補償
国内旅行傷害保険 ・傷害死亡保険金:1,000万円
・傷害後遺障害保険金:40万~1,000万円
・入院保険金:日額3,000円
・通院保険金:日額1,000円
・手術保険金:入院保険金日額の5倍または10倍
・国内航空便遅延費用特約
海外旅行傷害保険 ・傷害死亡保険金:2,000万円
・傷害後遺障害保険金:80万~2,000万円
・傷害・疾病治療費用:200万円
・賠償責任:2,000万円
・携行品損害:20万円
・救援者費用:200万円

【dカードゴールド】
補償対象者:dカードゴールド会員本人と家族会員

保険の種類 補償
国内旅行傷害保険 ・傷害死亡保険金:5,000万円
・傷害後遺障害保険金:200万~5,000万円
・入院保険金:日額5,000円
・通院保険金:日額3,000円
・手術保険金:入院保険金日額の5倍または10倍
・国内航空便遅延費用特約
海外旅行傷害保険 (カッコ内は家族の補償額)
・傷害死亡保険金:1億円(1,000万円)
・傷害後遺障害保険金:400万~1億円(40万~1,000万円)
・傷害・疾病治療費用:300万円(50万円)
・賠償責任:5,000万円(1,000万円)
・携行品損害:50万円・盗難時30万円(15万円・自己負担額3,000円)
・救援者費用:500万円(50万円)
・海外航空便遅延費用特約

30歳以上の人は、dカードゴールドでないと旅行保険が付帯されていなので注意してください。

ETC・家族カード

dカード・dカードゴールドともにETCカード・家族カードを作ることができます。特徴を把握しておきましょう。

【家族カード】
・家族の買い物に使える
・家族の利用分もdポイントが貯まる
・利用分は1つの口座からまとめて引き落とし

年会費は、以下のとおりです。

カードの種類 年会費(税込)
dカード 無料
dカードGOLD 1枚目:無料
2枚目以降:1枚につき1,100円

【ETCカード】
・家族会員ごとにETCカードを作ることができる
・ETCカードの利用でもdポイントが貯まる

年会費は、初年度無料です。2年目以降は、前年度に一度もETCカード利用の請求がない場合に限り550円(税込)かかります。

電子マネー

dカード・dカードゴールドでは「iD(アイディ)」という電子マネーが使えます。iDは、dカードと連動すれば、わざわざチャージする必要はありません。また、iDでの買い物でもdポイントが貯まります。

スマホ決済

利用者が多い「スマホ決済」。dカード・dカードゴールドでも以下のスマホ決済が利用できます。利用できる電子マネーはiDです。

・iPhone・Apple Watch:Apple Pay
・Androidスマートフォン:Google Pay、おサイフケータイ

このほか、dカードのスマホ決済には「d払い」があります。ドコモユーザーは、携帯電話料金と合算して引き落としてもらうことも可能です。こちらは、スマートフォンにアプリをダウンロード、dカードと連携させて利用します。

ケータイ補償つき(ドコモユーザーのみ)

dカード・dカードゴールドには「dカードケータイ補償」がありますが、ドコモユーザーのみとなっています。補償内容は、以下の表のとおりです。

  dカード dカードGOLD
補償金額 新端末の購入金額や頭金、事務手数料のうち最大1万円 新端末の購入金額や頭金、事務手数料のうち最大10万円
補償対象年数 携帯電話端末の購入後1年以内 携帯電話端末の購入後3年以内

カードの種類で補償金額・補償対象年数が異なりますので気を付けてください。

dポイントを高還元率で貯める方法

dポイントは、dカードで買い物をしたり、ドコモの携帯電話料金をdカードで支払ったりすることで貯めることができます。さらに効率よく貯めたい場合は、どうすればいいのでしょうか。

ゴールドカードならドコモのケータイの料金支払いで10%!

dカードゴールドであれば、ドコモの携帯電話料金の支払いで1,000円(税抜き)に付き100ポイント、つまり10%のポイントが還元されます。ドコモのサービスを使っている人は見逃がせないサービスです。

dカードでもドコモ光なら10%

ドコモの携帯電話料金だけではなく、ドコモ光の利用料金をdカードで支払っても1%のdポイントが付与されます。

カード利用自体の還元率はどこでも1%

dカードで買い物をすれば、100円(税込)に付きdポイントが1ポイント付与されます。必ず1%のポイント還元があるので、0.5%程度の還元率のクレジットカードに比べるとポイントが貯まりやすくなっています。dカード・dカードゴールドは、高還元率のカードを探している人は要注目です。

dポイント加盟店での利用でポイント2重取り

dポイント加盟店で買い物をすると1%のポイントが付与されます。さらにdカードを使って買い物をするともう1%プラスしてポイントが貯まります。このようにポイントの2重取りも可能です。

マツキヨ最大4%!特約店でdカード支払いなら還元率が2~4%

dカード特約店では「特約店ポイント」が付与されます。ドラッグストア「マツモトキヨシ」では、100円(税込)ごとに3%のポイントが付与されます。さらにdカードで支払いをすると、支払金額の1%のdポイントが付きます。合計最大4%ものdポイントが付与されるというメリットがあります。

その他の特約店ポイントの例は、以下のとおりです。

企業名 dポイント還元率
ENEOS 1.5%
JAL 2%
JTB 3%

スマホアプリでd払い支払い方法をdカードに設定するとどこでも1.5~2.5%

スマホアプリのd払いを利用する際、引き落としをdカードから行うように設定するとdポイントが付与されます。最大3重取り可能で2.5%のポイントが貯まります。

ポイントを使う:1ポイント1円でたくさんのお店で利用できる

dカードの利用で貯めたdポイントは、買い物などで利用可能です。1ポイント=1円で利用できるため、積極的に貯めていきましょう。買い物以外の使い方もあるため確認しておきましょう。

iDにチャージして利用も可能

dポイントは、iDへのチャージにも利用できます。iDへのチャージは、100ポイントから可能です。期間限定・用途限定のポイントの交換もできるため、無駄なくポイントを使いたい人にはおすすめです。なおdポイントをiDに交換する際は、以下の注意点があります。

・有効期限は交換後6ヵ月間
・iDへの交換はドコモの携帯電話回線契約者に限られる

JALマイルに交換

dポイントは、JALマイルとの相互交換も可能です。

dポイント→JALマイル dポイント5,000ポイント=JALマイル2,500ポイント
※交換は5,000ポイント単位
 交換可能なdポイント上限数1ヵ月当たり4万ポイント
JALマイル→dポイント JALマイル1万マイル=dポイント1万ポイント
※交換は1万マイル単位
 交換可能なマイル上限数は2万マイル(同一年度内に2回)

「dポイント→JALマイル」「JALマイル→dポイント」で交換単位が異なるため、よく確認しておきましょう。また交換の上限もあるため、こちらも要確認です。

dカードのデメリット

dカードのデメリットは以下のとおりです。

旅行保険はゴールドのみ

30歳以上の人で旅行保険を付与したい場合は、dカードゴールドを持つ必要があります。なおdカードゴールドは、年会費1万1,000円が必要です。頻繁に旅行へ行かない人は、多少もったいないと感じる面もあるかもしれません。

dカードの評判は?

dカードの評判は、どのようになっているでしょうか。利用者の声を見ていきましょう。

・ドコモユーザーならdカードゴールドを持ったほうがいい
・付帯サービスが少ない

携帯電話利用料金のポイント還元目当てでdカードゴールドを保有する人もいるようです。しかし「コールセンターがつながりにくい」「付帯サービスがほとんどない」といった面もあります。

dカード申し込みの流れ

dカードの申し込みの流れは、以下のとおりです。
※オンライン申し込みの場合

1 公式サイトでdアカウント・パスワードを入力してログイン
dアカウントを持っていない場合、発行手続きも必要
2 ログイン後、申し込み画面でカードブランドを選び、申込者情報を入力
※入力時は以下の書類を準備しておくと便利です
・引き落とし口座が確認できるもの(キャッシュカードなど)
・本人確認書類(運転免許証など)
・勤務先の情報が分かるもの(勤務先名・住所・電話番号など)
3 受付メールが届いた後、審査開始。カード到着まで最短で5日程度

2021年現在やっている入会キャンペーンは?

dカード入会キャンペーンは、以下のとおりです。※2021年7月現在

入会時

新規申し込みと同時にドコモ携帯電話料金をdカード払いに設定すると、dポイント1,000ポイント進呈

入会後の利用

入会~入会翌月末・翌々月に利用すると、利用金額に対して25%のdポイントを還元
※還元上限:2,500ポイント(計5,000ポイント)
※エントリーが必要

dカードは高還元で人気!さらにポイントを得たいならばゴールドを選ぼう!

dカードは、利用金額の1%の還元があるため、人気です。さらにポイントを得たいと考えている人は、dカードゴールドを選択してください。ドコモ携帯電話やドコモ光の利用料金なら、10%もの還元が得られます。またdポイント加盟店、dカード特約店での利用でポイントの上乗せも可能です。ドコモを利用している人もいない人もdカードをお得に活用していきましょう。