仮想通貨取引所の選び方
(画像=PIXTA)

2020年から2021年前半にかけて暗号資産(仮想通貨)の価格が急騰しました。2021年5月以降は値上がりが落ち着き、調整局面に入りましたが、今のうちに仮想通貨に投資したいという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、仮想通貨取引所の選び方とおすすめの取引所、稼ぎ方のコツを解説するので、ぜひ参考にしてください。

仮想通貨取引所の選び方

仮想通貨取引所を選ぶうえでまず押さえておきたいのが、仮想通貨取引所には、「取引所」と「販売所」の2種類があるということです。

販売所では、ユーザーと仮想通貨取引所の間で仮想通貨の売買が行われます。メリットは、操作が簡単で初心者でも取引しやすく、売買を希望するタイミングですぐに取引が成立することです。一方デメリットは、売買にかかる実質的な手数料が取引所より高めに設定されていることです。

取引所では、ユーザー同士で仮想通貨の売買が行われます。メリットは売買にかかる実質的な手数料が販売所より安い傾向があり、売買方法にもさまざまな種類があることです。一方デメリットは、注文がすぐに成立するとは限らないこと、仮想通貨取引所によっては取り扱い銘柄が限られることです。

日本国内の多くの仮想通貨取引所は販売所・取引所の2つの購入方法に対応していますが、中には販売所のみ、取引所のみという仮想通貨取引所もあるため、注意が必要です。

仮想通貨の取引所選び7つのポイント

続いて、仮想通貨取引所を選ぶための7つのポイントを紹介します。

どの仮想通貨を取り扱っているか

現在、数千種類の仮想通貨があるといわれており、取り扱っている仮想通貨の銘柄は、仮想通貨取引所によって違います。口座開設の際は、取り扱っている仮想通貨の種類をよく確認しておきましょう。

時価総額・知名度ともに最も高いビットコインは、基本的にどの仮想通貨取引所でも取引できます。しかし、ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインは、仮想通貨取引所によっては取り扱いがない場合があります。

仮想通貨に投資するなら、それぞれの仮想通貨の特徴を知り、興味のある仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所を選びましょう。

2021年10月現在、日本国内で最も仮想通貨の銘柄数が多い仮想通貨取引所はコインチェックです。

coincheck

管理体制は整っているか

2018年、悪意あるハッカーの攻撃によって大量の仮想通貨が流出する事件が起きました。この事件から「仮想通貨は危険」というイメージが世間に浸透しましたが、流出の原因は仮想通貨取引所の管理体制であり、仮想通貨の仕組みそのものはいまだかつて一度も破られたことはないといわれています。

安全に仮想通貨投資を行うためには、仮想通貨取引所の管理体制やセキュリティをチェックしておく必要があります。顧客資産の保管方法などを確認し、金融サービスのノウハウがある仮想通貨取引所を選びましょう。

取引高は高いか否か

仮想通貨取引所によって、取引高には違いがあります。取引高が多いということは、それだけ多くの投資家が口座開設して実際に取引していることなので、一定の安心感につながります。

2021年7月現在、日本国内で最も取引高が高い仮想通貨取引所はビットフライヤーです。

biyFlyer

信頼できる会社か否か

金融庁は利用者保護のため、仮想通貨取引所の登録審査を行っています。仮想通貨取引所で口座開設する際は、金融庁の登録を受けているかどうかを確認しましょう。また、大手金融会社の傘下にある仮想通貨取引所だと、安心感が増します。信頼できる会社かどうかを、多方面から確認しましょう。

ツールやアプリは使いやすいか

ストレスなく取引するためには、ツールやアプリの使いやすさも重要です。使いやすさの基準は投資経験や好みによっても変わるため、いくつかの仮想通貨取引所で口座開設し、自分に合った仮想通貨取引所を利用することをおすすめします。

dmmbitcoin

手数料・スプレッドは安いか

取引にかかる実質的な手数料にも注目しましょう。仮想通貨の取引では、仮想通貨取引所が公開している手数料のほか、スプレッドと呼ばれる実質的な手数料がかかる場合もあります。スプレッドとは、売値と買値の差額のことで、仮想通貨取引所によって異なります。

手数料として差し引かれる金額は、スプレッドが広いほど大きくなり、スプレッドが狭いほど小さくなります。仮想通貨取引所を比較するときは、売値と買値の差を比較して、スプレッドの狭いところを選びましょう。

流動性は高いか否か

流動性が高いと取引が成立しやすく、流動性が低いと取引が成立しにくくなります。流動性は、取引量が多いほど高くなります。取引所の取引板を見て、注文量や注文価格をチェックしましょう。

仮想通貨によって取引量は変わるため、取引量の多い仮想通貨を取り扱っているかどうかチェックするのも1つです。

仮想通貨のおすすめ取引所5選

仮想通貨は比較的新しい投資対象であり、仮想通貨取引所によって、取り扱っている銘柄や管理体制が異なります。仮想通貨取引所で口座開設する前に、それぞれの特徴を踏まえて比較検討することが大切です。

コインチェック

仮想通貨の取扱数:17種類(2021年11月現在国内最多)
購入方法:取引所・販売所
サービス:Coincheckつみたて、貸仮想通貨サービス、Coincheckでんき・ガス、Coincheckアンケート、ステーキングなど

コインチェックは2021年11月現在、取り扱っている仮想通貨の種類が国内最多の仮想通貨取引所です。Coin Market Capによると、2021年7月19日時点の取引高(24時間)は40億9,573万4,353円です。

過去に悪意あるハッカーがコインチェックを攻撃し、大量の仮想通貨が流出する事件がありました。その後はマネックスグループの傘下に入り、セキュリティ強化に注力したため、現在は厳しい管理体制のもと、安全に資産が管理されています。

コインチェックは国内仮想通貨取引アプリのダウンロード数No.1で、アプリの使いやすさに定評があります。他の投資家とリアルタイムで情報交換できるチャットも初心者にとってはうれしい機能です。

積立投資や貸仮想通貨にも対応しており、光熱費を払うとビットコインを受け取れるなど、個性的なサービスが充実しています。

コインチェック
(画像=コインチェック公式HPより)
コインチェックの概要
取扱通貨数(販売所) 16通貨
(BTC,XRP,ETH,BCH,XEM,FCT,LSK,LTC,ETC,XLM,MONA,QTUM,BAT,IOST,ENJ,OMG)
取扱通貨数(取引所) 5通貨
(BTC,ETC,FCT,MONA,PLT)
手数料(販売所) 無料
手数料(取引所) 無料
最低取引単位(ETH) 500円相当額(販売所)
500円相当額(取引所)
レバレッジ取引 取扱なし
入金手数料 変動手数料制
出金手数料 407円
送金手数料(ETH) 0.005 ETH
出典:Coincheck

ビットフライヤー

仮想通貨の取扱数:13種類
購入方法:取引所・販売所
サービス:ビットコインをもらう、ビットコインを使う、Tポイント交換、ステーキングなど

Coin Market Capによると、ビットフライヤーの2021年7月19日時点の取引高(24時間)は103億3,554万5,463円で、日本国内では最大規模の取引量を誇る仮想通貨取引所です。仮想通貨の種類は、コインチェックほどではありませんが、比較的多いと言えるでしょう。

ビットフライヤーも万全のセキュリティと管理体制をしいています。ビットフライヤーでは、80%以上のビットコインがネットワークから隔離されたコールドウォレットに保管されており、24時間監視システムが稼働しています。

ビットフライヤーには、「ビットコインをもらう」「ビットコインを使う」など、ポイントや通販の感覚でビットコインを使えるサービスも充実しています。

ビットフライヤー
(画像=ビットフライヤー公式HPより)
ビットフライヤーの概要
取扱通貨数(販売所) 13通貨
(BTC,ETH,ETC,LTC,BCH,MONA,LSK,XRP,BAT,XEM,XLM,XTZ,DOT)
取扱通貨数(取引所) 6通貨
(BTC,ETH,BCH,MONA,XRP,XLM)
手数料(販売所) 無料
※別途スプレッドあり
手数料(取引所) 0.01~0.15%
最低取引単位(ETH) 0.00000001ETH(販売所)
0.01ETH(取引所)
レバレッジ取引 2倍
入金手数料 銀行振込:無料
クイック入金:住信SBIネット銀行は無料
住信SBIネット銀行以外は330円
出金手数料 220円~770円
送金手数料(ETH) 0.005ETH
出典:bitFlyer

GMOコイン

仮想通貨の取扱数:15種類
購入方法:取引所・販売所
サービス:つみたて暗号資産、貸暗号資産、ステーキングなど

GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所で、株式投資やFX投資で培われたノウハウをもとに運営されています。

顧客資産は完全に分別してコールドウォレットに保管されていることから、投資家は安心して資産を預けられます。また、外部のセキュリティ専門家によるシステム脆弱性診断も実施しています。

仮想通貨の種類も比較的多く、積立投資、貸暗号資産などのサービスもあります。

GMOコインでは、仮想通貨のレバレッジ取引ができます。レバレッジ取引とは、元手の数倍の取引ができる仕組みのことです。例えば、レバレッジを最大の2倍にすると、10万円の元手で20万円分の取引ができます。レバレッジ取引は成功すれば大きなリターンを狙えますが、失敗すれば大きく損をしてしまうリスクがあります。初心者がレバレッジ取引をするときは、十分注意しましょう。

GMOコイン
(画像=GMOコイン公式HPより)
GMOコインの概要
取扱通貨数(販売所) 14通貨
(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM)
取扱通貨数 8通貨
(BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,XYM)
手数料(販売所) 無料
手数料(取引所) Maker:-0.01%
Taker:0.05%
最低取引単位(ETH) 0.001ETH(販売所)
0.01ETH(取引所)
レバレッジ取引 2倍
入金手数料 無料
出金手数料 無料
送金手数料(ETH) 無料
出典 : GMOコイン

DMMビットコイン

仮想通貨の取扱数:14種類
購入方法:販売所のみ

DMMビットコインは、DMMグループが運営する仮想通貨取引所で、金融サービスで培ったノウハウをもとに運営されています。顧客資産の95%以上をコールドウォレットに保管し、仮想通貨取引所を移動させる際は二人体制で承認するなど、万全のセキュリティ体制が特徴です。

DMMビットコインは販売所のみで、取引所形式の売買には対応していません。レバレッジ取引に力を入れているため、現物取引は「ビットコイン/円」「イーサリアム/円」「リップル/円」「ビットコインキャッシュ/円」「ライトコイン/円」「ステラ・ルーメン/円」「ビットコイン/イーサリアム」の7種類のみという点にも注意が必要です。

DMM bitcoin
(画像=DMM Bitcoin公式HPより)
DMM Bitcoinの概要
取扱通貨数(販売所) 現物:6通貨
(BTC,ETH,XRP,BCH,LTC,XLM)
レバレッジ:14通貨
(BTC,ETH,XEM,XRP,ETC,LTC,BCH,XLM,MONA,BAT,QTUM,OMG,ENJ,XTZ)
手数料(販売所) 無料
手数料(取引所)
最低取引単位(ETH) 0.001ETH(販売所)
ー(取引所)
レバレッジ取引 2倍
入金手数料 無料
出金手数料 無料
送金手数料(ETH) 無料
出典 : DMM Bitcoin

SBI VCトレード

仮想通貨の取扱数:7種類
購入方法:取引所・販売所
サービス:貸仮想通貨

SBI VCトレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所です。金融サービスの提供を通じて培ったノウハウをもとに、コールドウォレットでの保管をはじめとしたセキュリティ対策に注力しています。アプリでも高機能なチャートをチェックできるため、投資経験者も満足の仕様です。

ただ、2021年11月現在、7種類の仮想通貨しか取り扱っていません。購入したい仮想通貨があるかどうか、口座開設前にチェックしておくと安心です。他の仮想通貨取引所とあわせて使うのもいいでしょう。

SBI VCトレード
(画像=SBI VCトレード公式HPより)
SBI VCトレードの概要
取扱通貨数 7通貨
(XRP,BTC,ETH,BCH,LTC,LINK,DOT)
手数料(販売所) 無料
手数料(取引所) 無料
最低取引単位(ETH) 0.0001ETH(販売所)
0.0001ETH(取引所)
レバレッジ取引 取扱なし
入金手数料 無料
出金手数料 住信SBIネット銀行:無料
住信SBIネット銀行以外の金融機関:145円
送金手数料(ETH) 無料

仮想通貨で絶対に押さえておくべき利益を出すためのコツ

仮想通貨取引所で口座開設し、投資する仮想通貨を選んだら、いよいよ取引スタートです。続いて、仮想通貨への投資で稼ぐためのコツを3つ紹介します。

複数の取引所に登録する

1つ目は、複数の仮想通貨取引所に登録することです。仮想通貨取引所によって取り扱っている仮想通貨は異なります。人気の仮想通貨の取り扱いが新しくスタートしたとき、その仮想通貨取引所の口座を持っていないと、すぐに仮想通貨を購入することができません。

仮想通貨の価格は、数時間でも大きく変動します。口座開設の手続きに時間がかかり、投資のタイミングを逃してしまうことがないよう、あらかじめ複数の仮想通貨取引所に登録しておきましょう。

bitbank

長期保有する

仮想通貨は価格変動が激しいため、少し経験を積むと売買を繰り返したくなってしまうものです。しかし、売買を繰り返すほど手数料がかかり、「仮想通貨の乗り換え」を行ったときは、利益とみなされて税金もかかります。初心者のうちは、短期的な売買を繰り返さず、長期保有する姿勢が大切です。

定期的に分析をかける

仮想通貨の多くは成長途上です。アップデートによって新たな機能が付加されたり、大手企業との提携が進んだり、新しいプロジェクトがスタートしたり、変化のスピードが速いことが特徴です。仮想通貨を保有してからも、情報にアンテナを張り、定期的に将来性を分析しましょう。

将来性のある仮想通貨を見極めて利益を出そう

仮想通貨にはたくさんの種類があり、中には、将来大化けする通貨があるかもしれません。仮想通貨投資では、元手が数倍から数百倍になるケースも多々あります。調整局面に入り、価格が下落気味の今こそ、仮想通貨投資を始める絶好のチャンスと言えるかもしれません。