コインチェック(Coincheck)の評判・口コミは?手数料や安全性を徹底解説
(画像=NETMONEY編集部)

これから仮想通貨投資を始めたい初心者の方は、知名度の高さから最初に利用する取引所としてコインチェック(Coincheck)が候補として上がるでしょう。

しかし、「コインチェック(Coincheck)は危ない」といううわさを耳にしてセキュリティ面が不安な方、そして「Coincheckの手数料は高すぎる」という口コミを見てコストが気になる方もいるのではないでしょうか。

実のところ、Coincheckのセキュリティ面は強化されており、安心して利用出来ます。手数料面については出金、送金手数料はやや高めの設定ではあるものの、取引手数料が無料の通貨もあるため「高すぎる」ということはありません。

本記事では、Coincheckの評判・口コミを軸にして情報を整理しました。

Coincheckの基本データや貸仮想通貨(レンディング)サービス、アプリ上で取引所を使う方法、他社と比較した銘柄数や手数料のポイントをまとめています。

  1. コインチェック(Coincheck)は危ない企業ではない!基本情報を紹介
  2. コインチェック(Coincheck)の良い評判・口コミからわかる【メリット】
    1. 初心者でも使いやすいスマホアプリを提供している
    2. 貸仮想通貨(レンディング)に対応している
    3. 電気やガス料金もビットコインで支払うサービスがある
    4. 暗号資産の積立に対応している
  3. コインチェック(Coincheck)の悪い評判・口コミからわかる【デメリット】
    1. 送金手数料が高い
    2. スプレッドが広がりやすい
    3. アプリで取引所が利用できない
    4. 取引所での取り扱い銘柄が少ない
  4. コインチェック(Coincheck)の手数料
  5. コインチェック(Coincheck)での仮想通貨の始め方
  6. コインチェック(Coincheck)に関するよくある質問
    1. コインチェック(Coincheck)は取引所に対応している?
    2. コインチェック(Coincheck)の手数料は高すぎるって本当?

コインチェック(Coincheck)は危ない企業ではない!基本情報を紹介

項目 内容
商号 コインチェック株式会社
代表者名 蓮尾 聡
設立年 2012年(2012年8月28日)
本社所在地 〒150-6227東京都渋谷区桜丘町1番4号 渋谷サクラステージ SHIBUYAサイド27階
資本金 3億8,500万円
従業員数 202名(2024年3月末時点)
口座数 約220万口座(2025年3月5日現在)
加入協会 一般社団法人 日本暗号資産等取引業協会
一般社団法人 日本ブロックチェーン協会
一般社団法人 日本暗号資産ビジネス協会
特定非営利活動法人 日本ネットワークセキュリティ協会

Coincheckは2012年に設立され、2014年8月に暗号資産取引サービス「Coincheck」を開始しました。

2018年1月に大規模なハッキング事件を経験しましたが、同年4月にマネックスグループによる買収が行われ、経営体制を刷新しました。

ハッキング被害により「Coincheckは危ない」というイメージもありましたが、その後は被害者への迅速な補償と再発防止策を実施しています。

2019年1月には関東財務局より暗号資産交換業者として正式登録を受け、法的にも認められた安全な取引所として運営されています。

さらに、2024年12月には親会社のCoincheck Group N.V.が米ナスダック市場に上場を果たし、国内取引所の親会社として初の米国上場を実現しました。

セキュリティの高い仮想通貨取引所4選!安全性についてもわかりやすく解説
仮想通貨取引所おすすめ12社比較ランキング!【初心者向け】

他の仮想通貨取引所と比較する

 
GMOコイン

総合評価

1位

手数料評価1位

スマホアプリ 1位

 
bitbank

総合評価

2位

手数料評価5位

スマホアプリ 2位

 
BITPOINT

総合評価

3位

手数料評価3位

スマホアプリ 6位

 
sbivc

総合評価

4位

手数料評価4位

スマホアプリ 9位

 
Coincheck

総合評価

5位

手数料評価2位

スマホアプリ 5位

コインチェック(Coincheck)の良い評判・口コミからわかる【メリット】

初心者でも使いやすいスマホアプリを提供している

口コミ

40代男性仮想通貨投資歴:5年以上

5

Coincheckのスマホアプリに関しては、他の日本の暗号通貨取引所の取引アプリよりも群を抜いて使いやすいです。チャートも見やすく、売買も直感的に操作できます。外出先からも手軽にビットコインやアルトコインの売買ができて便利です。

口コミ

30代男性仮想通貨投資歴:3年~5年

5

これは文句なしで満点です。アプリはチャート含めシンプルでみやすくその中でもチャートのみならず経済ニュースや今後の相場予想など初心者の方でも勉強になるような項目がたくさんあります。ウィジェットを設定することでホーム画面にてチャートを確認することができるというのもいいですね。

Coincheckの提供するアプリは、暗号資産の取引経験がない人でも直感的な操作ができると評判です。

Coincheckのアプリは、2023年の暗号資産取引アプリのダウンロード数が国内ナンバーワンであるのに加えて、累計ダウンロード数が650万ダウンロードを突破しています。(※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2024年1月~6月、データ協力:AppTweak)

以下の画像はCoincheckのアプリのチャート画面です。銘柄の値動きが一目で分かります。

Coincheckアプリ 販売所画面
引用=Coincheckアプリ

投資経験があまりない人でも現在の価格が過去と比べて上昇しているのか下落しているのか判断できるので、購入する際の判断がしやすくなるでしょう。

Coincheckアプリ ディスカバー画面
引用=Coincheckアプリ

また、現在の取引ランキングや暗号資産関連のニュース、Coincheckで取引しているトレーダーの相場予想といった情報を確認できます。仮想通貨の値動きの背景を知りたいときや、他の投資家の考えを参考にしたいときに便利です。

\アプリの使いやすさが圧倒的/

【2025年最新】仮想通貨・ビットコイン取引所アプリのおすすめ10選!

貸仮想通貨(レンディング)に対応している

口コミ

30代男性仮想通貨投資歴:3年~5年

3

貸暗号資産については海外では当たり前のサービスであり幅広くトレードできるいいサービスかと思います。その反面借金が発生するものでもあるので焦ってトレードする方などにとっては向いていないため余剰資金で余裕を持ってトレードするべきだとは思います。

Coincheckの貸仮想通貨サービスは、ユーザーが保有する仮想通貨を一定期間Coincheckに貸し出し、満期時に同量の仮想通貨と利用料(利息)を受け取れるサービスです。

最大の特徴は、Coincheckで保有する仮想通貨を預けておくだけで最大年率5.0%の利息を得られる点です。

通貨によって契約期間は異なりますが、最短14日から最長365日まで選択可能で、期間に応じて利率が変動します。

■貸出期間と年率
期間 年率
14日間 1.0%
30日間 2.0%
90日間 3.0%
180日間 4.0%
365日間 5.0%

最小貸出額は約1万円相当からと、少額からでも始められます。

このサービスは特に長期保有者に向いています。売却予定がない仮想通貨を預けるだけで利息を受け取れるため、積極的なトレードはしないものの着実に資産を増やしたい投資家に適しています。

ただし、一度貸し出すと中途解約ができず、通貨を引き出せないため、価格が急落した際に売却できないリスクがあることは理解しておきましょう。

\レンディングに対応/

レンディング(貸仮想通貨)とは?仕組みやおすすめ取引所・利率を紹介

電気やガス料金もビットコインで支払うサービスがある

口コミ

40代男性仮想通貨投資歴:3年~5年

4

アプリの操作性がかなり良くて、取引もすごくスムーズに行える点が大変気に入っています。電気料金の支払いにビットコインを利用できるのもとても便利でした。

Coincheckでは、仮想通貨の取引だけではなく、電気やガス料金をビットコインで支払うことができます。

Coincheckのサービス
  • Coincheckでんき
  • Coincheckガス
Coincheckでんき
引用=Coincheck

CoincheckでんきやCoincheckガスのサービスは、電気料金およびガス料金をビットコインで支払って割引を受けたり、利用料金の一部をビットコインで受け取れるサービスです。CoincheckでんきやCoincheckガスの利用で、現在支払っている電気代やガス代よりもお得になる可能性があります。

■2つのお得なプラン
サービス ビットコインでの支払い時の割引額 ビットコインで受け取る場合
Coincheckでんき 最大7% 最大7%
Coincheckガス 最大3% 最大3%
2024年6月時点
参考:CoincheckでんきCoincheckガス

\電気やガスの支払いも可能/

暗号資産の積立に対応している

口コミ

30代男性仮想通貨投資歴:3年~5年

3

便利な機能かと思います。小さく積み立てていくことにより数年後には大きな資産となっていることが例を挙げて説明されておりコツコツ貯めていくという行為においてはとても使いやすくいいサービースだと思います。

Coincheckつみたて
引用=Coincheck

Coincheckは積立サービス「Coincheckつみたて」を提供しています。

Coincheckつみたてとは、毎日もしくは毎月、暗号資産の定期購入ができるサービスのことです。一度設定してしまえば、銀行引き落としで自動購入できるため、手間がかかりません

積立サービスは、暗号資産を活用した長期的な資産形成を考えている人におすすめです。

スポット購入に比べて短期でハイリターンを狙うことは難しいですが、少額ずつ購入タイミングを分散して投資するので、高値づかみのリスクを減らしながらコツコツ資産形成できます。

Coincheckで積立可能な暗号資産は業界最多の26種類です。少額から幅広い通貨に分散投資することで、特定の通貨が暴落するリスクを抑えられます

\仮想通貨の積立ができる/

仮想通貨(ビットコイン)積立投資はどこがいい?メリットやおすすめ取引所を徹底解説!

コインチェック(Coincheck)の悪い評判・口コミからわかる【デメリット】

コインチェック(Coincheck)の悪い評判・口コミからわかる【デメリット】

送金手数料が高い

口コミ

40代男性仮想通貨投資歴:3年~5年

3

取引手数料は許容範囲ですが、出金手数料や送金手数料がもう少し安いとかなり嬉しいです。特に頻繁に出金する際は、手数料がとても気になります。具体的には、日本円の出金手数料が他の取引所と比較してやや高いと感じています。

Coincheckの送金手数料は通貨によって異なり、他の仮想通貨取引所に比べて高い場合があります。

例えば、Coincheckとbitbank、GMOコイン、BITPOINTのビットコイン(BTC)とリップル(XRP)の送金手数料を比較します。

■仮想通貨の送金手数料比較
  ビットコイン(BTC) リップル(XRP)
Coincheck 0.0005BTC(変動手数料制) 0.15XRP
bitbank 0.0006BTC 0.1XRP
GMOコイン 無料 無料
BITPOINT 無料 無料
2024年6月時点
参考:CoincheckbitbankGMOコインBITPOINT

GMOコインやBITPOINTは仮想通貨の送金手数料が無料になっている一方、Coincheckやbitbankは手数料がかかります。他の仮想通貨取引所や、ウォレットへ頻繁に送金する予定がある場合は、手数料が無料の仮想通貨取引所を選ぶとよいでしょう。

仮想通貨取引所の手数料比較ランキング!安くビットコインを買う方法も紹介

スプレッドが広がりやすい

口コミ

40代男性仮想通貨投資歴:5年以上

2

販売所形式での手数料は高めなのが難点です。取引アプリで特にビットコインやアルトコインの売買をする際には売買スプレッドが広いこともあって、短期間での取引は不利です。手軽に売買できる一方で、高い売買スプレッドがあるので短期間での投資は向かないです。

口コミ

20代男性仮想通貨投資歴:5年以上

3

手数料は若干高めで、特に販売所での購入時に感じました。販売所でのスプレッドが広いので、少額取引の場合、コストが気になります。取引所での注文を利用すると手数料が安くなるので、大きな取引をするユーザーにはそちらの方が適しています。全体的に手数料に関しては他の取引所と比較してやや高めに感じました

2025年3月30日時点の主要な国内仮想通貨取引所における人気の高い4つの通貨(BTC、ETH、XRP、SOL)のスプレッドを比較したところ、Coincheckは10位中8位となり、ややスプレッドが広い傾向にあることが分かりました。

■主要取引所のスプレッドランキング
順位 仮想通貨取引所 BTC ETH XRP SOL 平均スプレッド
1位 楽天ウォレット 4.54% 4.57% - - 4.56%(2銘柄)
2位 GMOコイン 4.79% 4.78% 4.39% 7.51% 5.37%
3位 BitTrade 5.41% 4.97% 3.32% 8.08% 5.45%
4位 bitbank 4.88% 4.88% 4.89% 7.69% 5.59%
5位 SBI VC Trade 5.28% 5.95% 5.94% 8.20% 6.34%
6位 Zaif 6.03% 7.14% - - 6.59%(2銘柄)
7位 BITPOINT 4.59% 6.85% 8.75% 7.20% 6.85%
8位 Coincheck 5.96% 6.92% 8.75% - 7.21%(3銘柄)
9位 bitFlyer 5.81% 6.76% 9.53% - 7.37%(3銘柄)
10位 LINE BITMAX 5.82% 7.56% 10.91% - 8.76%(3銘柄)
※2025年3月30日時点

ランキング1位となった楽天ウォレットは、ビットコインとイーサリアムの2銘柄の平均で最もスプレッドが狭く、長期保有だけでなく頻繁な売買にも適した取引所です。

販売所での取引を主に考えていて、スプレッドを抑えて取引したい場合は楽天ウォレットやGMOコインを選ぶとよいでしょう。

仮想通貨取引所12社のスプレッドを徹底比較!

アプリで取引所が利用できない

口コミ

20代男性仮想通貨投資歴:5年以上

2

スマホアプリ上で取引所での取引ができないので、そこが不満。基本的に取引所のほうが手数料が安いので、そちらを頻繁に利用するため。

Coincheckのスマホアプリは使いやすさを重視しており、基本的に「販売所」のみを表示しています。

とはいえ、実はスマホアプリで取引所を利用する方法も存在します。アプリ内の「Discover」→「FAQ/問い合わせ」→最下部にある「ビットコイン取引」の順にアクセスすれば、取引所が表示されます。

スマホアプリで取引所を利用する方法
引用=Coincheckアプリ

もしくは、アプリではなくスマホブラウザからCoincheckにログインすれば、取引所を利用できます。(スマホアプリでの取引所と同じ)

取引所は原則ユーザー同士で仮想通貨を取引するサービスです。別途手数料がかかりますが、販売所と比較してスプレッド(購入価格と売却価格の差額)が狭く、取引コストを抑えやすいというメリットがあります。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、数回取引すれば操作に慣れる程度の難易度のため、初心者の方も積極的に利用することをおすすめします。

取引所での取り扱い銘柄が少ない

口コミ

30代男性仮想通貨投資歴:3年~5年

2

最近では有名なミームコインも進出してきて増えてきましたがまだまだコイン数は少なく市場にある程度回ってからコインチェックに上場してきたようなコインはもう時価総額が上がりきってしまっていたりしてすでに遅かったりするため銘柄数はまだまだかと考えます。

2025年3月21日現在、Coincheckの取引所に対応する通貨数は20通貨です。国内の主要取引所と比較すると、取り扱い銘柄数がやや少ないことがわかります。

■主要取引所の取扱銘柄数比較(取引所)
取引所名 取引所取扱銘柄数
Coincheck 20銘柄
bitbank 42銘柄
GMOコイン 24銘柄
BITPOINT 24銘柄
SBI VC Trade 8銘柄
※2025年3月21日時点

対応する通貨は以下の20種類です。

Coincheck取引所で取引可能な通貨(20種類)
  • ビットコイン(BTC)
  • ブリリアンクリプトトークン(BRIL)
  • ラップドビットコイン(WBTC)
  • リスク(LSK)
  • モナコイン(MONA)
  • ダイ(DAI)
  • イーサリアムクラシック(ETC)
  • フィナンシェトークン(FNCT)
  • ドージコイン(DOGE)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • シバイヌ(SHIB)
  • ネム(XEM)
  • アイオーエスティー(IOST)
  • エンジンコイン(ENJ)
  • ブラッドクリスタル(BC)
  • アバランチ(AVAX)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • アイエムエックス(IMX)
  • チリーズ(CHZ)

Coincheck取引所の銘柄数は少なめだといっても、BTCやETH、XRPやDOGEなど、主要な銘柄は用意されています。仮想通貨初心者にとっては十分満足できる銘柄が揃っているといえるでしょう。

ただし、近年注目されているSOL(bitbank、GMOコイン)や、スイ(BITPOINT)はCoincheck取引所では購入できません。

より幅広いアルトコインを取引所で売買したい場合は、豊富な通貨ラインナップを誇るGMOコインやbitbankとの併用も検討するとよいでしょう。

コインチェック(Coincheck)の手数料

Coincheckの各種手数料について紹介します。

仮想通貨投資を始める際に知っておくべき手数料は、日本円の入出金手数料や仮想通貨の取引手数料、送金手数料です。

日本円の入出金手数料

Coincheckの入金手数料は入金方法や入金金額によって異なります。出金手数料は、金額に関わらず一律で407円です。

入金方法は、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金の3つがあります。

銀行振込の入金手数料は無料です。ただし、銀行の振込手数料はユーザー負担となります。銀行によっては、一定回数までなら他行への振込手数料を無料にしているケースもあります。銀行側の振込手数料無料回数の範囲で振り込むのが、最も安い入金方法です。

コンビニ入金とクイック入金の手数料は、3万円未満なら770円、3万円以上は1,018円以上となっています。

■日本円の入金手数料一覧
入金方法 入金手数料
銀行振込(日本円) 無料(※1)
コンビニ入金(※2) 3万円未満:770円
3万円以上30万円以下:1,018円
クイック入金(※2) 3万円未満:770円
3万円以上50万円未満:1,018円
50万円以上:入金金額×0.11%+495円
2024年6月時点
参考:Coincheck

販売所の取引手数料(スプレッド)

Coincheckの販売所における取引手数料は無料です。しかし、販売所での取引はスプレッド(買値と売値の差額)が設定されており、実質的な手数料として捉えられています。

例えば、2024年6月19日の販売所の現物取引では、ビットコインの買値が1,061万1,205円(/1BTC)、売値が998万6,100円(1BTCあたり)となっています。このときのスプレッドは、「1,061万1,205円ー998万6,100円」で62万5,105円となっており、買値の約5.9%です。

Coincheck販売所 購入画面
(引用元:Coincheck販売所 購入画面)
Coincheck販売所 売却画面
(引用元:Coincheck販売所 売却画面)

販売所のスプレッドは、取引所に比べて広く、長期的にみると投資効率が悪くなります。頻繁に取引する人や手数料の安さを重視する人は販売所ではなく、取引所を利用しましょう。

取引所の取引手数料

Coincheckの取引所における取引手数料は、通貨によって異なります。例えば、ビットコイン(BTC)は、Maker注文の手数料が0.000 %、Taker注文の手数料も0.000 %となっているので、無料で取引できます。

他にも、イーサリアムクラシック(ETC)のTaker手数料は0.100 %です。これは1万円分の取引をして、10円が手数料としてかかる程度です。

取引所はスプレッドの広い販売所に比べて、手数料を抑えた取引が可能となっています。

Maker注文とは?
Maker注文とは、取引所の板にない価格・市場価格よりも有利な価格で注文を出すことです。Makerで注文を出す場合、すぐに約定はしません。

Taker注文とは?
Taker注文とは取引所の板に並んでいる価格で注文することです。市場価格で即座に取引を成立させることができます。

■取引所の取引手数料一覧
通貨名 Maker 手数料 Taker 手数料
ビットコイン(BTC) 0.000 % 0.000 %
イーサリアムクラシック(ETC) 0.050 % 0.100 %
リスク(LSK) 0.000 % 0.000 %
モナコイン(MONA) 0.000 % 0.000 %
パレットトークン(PLT) 0.050 % 0.100 %
フィナンシェトークン(FNCT) 0.050 % 0.100 %
ダイ(DAI) 0.000 % 0.000 %
ラップドビットコイン(WBTC) 0.000 % 0.000 %
ブリリアンクリプトトークン(BRIL) 0.050 % 0.100 %
2024年6月時点
参考:Coincheck

仮想通貨の送金手数料

仮想通貨の送金には、他の仮想通貨取引所の口座やウォレットからCoincheckへ入金する場合と、Coincheckから出金する場合があります。Coincheckは全ての通貨で入金手数料は無料、出金(送金)手数料は有料です。ただし、Coincheckユーザー間は無料で送金できます。

例えば、ビットコイン(BTC)の出金手数料は0.0005 BTCとなっています。これは日本円に換算すると、約5,340円です(※1)。また、リップル(XRP)の出金手数料は0.1 XRPとなっており、日本円に換算すると、約8.4円です(※2)。通貨によって送金手数料が大きく異なります。

※1:2024年5月28日のレート、1BTC= 1,068万1,043円で計算(参照:CoinMarketCap
※2:2024年5月28日のレート、1XRP= 83.72円で計算(参照:CoinMarketCap
■仮想通貨の送金手数料一覧
通貨 送金手数料
ビットコイン(BTC) 0.0005 BTC
イーサリアム(ETH) 0.005 ETH
イーサリアムクラシック(ETC) 0.01 ETC
リスク(LSK) 0.1 LSK
リップル(XRP) 0.15 XRP
ネム(XEM) 0.5 XEM
ライトコイン(LTC) 0.001 LTC
ビットコインキャッシュ(BCH) 0.001 BCH
モナコイン(MONA) 0.001 MONA
ステラルーメン(XLM) 0.01 XLM
クアンタム(QTUM) 0.01 QTUM
ベーシックアテンショントークン(BAT) 279.0 BAT
アイオーエスティー(IOST) 1.0 IOST
エンジンコイン(ENJ) 216.0 ENJ
パレットトークン(PLT) 1318.0 PLT
サンドボックス(SAND) 163.0 SAND
シンボル(XYM) 1.0 XYM
ポルカドット(DOT) 0.1 DOT
フレア(FLR) 0.1 FLR
フィナンシェトークン(FNCT) 17994.0 FNCT
チリーズ(CHZ) 473.0 CHZ
チェーンリンク(LINK) 3.0 LINK
ダイ(DAI) 50.0 DAI
メーカー(MKR) 0.018 MKR
ポリゴン(MATIC) 0.1 MATIC
エイプコイン(APE) 39.0 APE
アクシーインフィニティ(AXS) 5.0 AXS
インミュータブルエックス(IMX) 33.0 IMX
ラップドビットコイン(WBTC) 0.000918 WBTC
シバイヌコイン(SHIB) 2857220.0 SHIB
アバランチ(AVAX) 0.1 AVAX
ブリリアンクリプトトークン(BRIL) 1.5 BRIL
2024年6月時点
参考:Coincheck

ただし、BTC/ETH/ERC20のネットワークに対応している仮想通貨は、ネットワーク手数料の変動によって手数料を変える「変動手数料制」を採用しています。具体的には、ビットコインやイーサリアムをはじめとする16種類が変動手数料制の対象です。送金するタイミングによっては手数料が高騰する可能性もあるので、注意が必要です。

コインチェック(Coincheck)での仮想通貨の始め方

STEP1:メールアドレスとパスワードの入力

まず、コインチェック(Coincheck)の公式サイト右上にある「会員登録」をクリックします。

コインチェック公式サイト右上にある「会員登録」をクリック

メールアドレスとパスワードを入力する画面が表示されるので、コインチェックで使用したいメールアドレスとパスワードを入力し、「メールアドレスで新規登録」をクリックします。

コインチェック新規口座開設 メールアドレス登録画面

STEP2:届いたメールアドレスのURLをクリック

入力したアドレス宛にメールが届くので、本文に記載されているURLをクリックします。以上でメールアドレスの登録は完了です。

以上でメールアドレスの登録は完了です。コインチェック(Coincheck)のトップページに画面遷移しますので、右上の「ログイン」というメニューから「取引アカウント」を選択してください。

すると、ログイン画面が表示されるので、先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。

STEP3:本人確認書類の提出

コインチェックのマイページ画面

コインチェック(Coincheck)でのサービス利用における、各種重要事項の承諾について、「各種重要事項を確認する」をクリックしましょう。

コインチェック 重要事項の確認と承諾

コインチェック(Coincheck)で口座開設するにあたって重要事項を提示しているので必ず目を通してから承諾事項に同意しましょう。

コインチェックのマイページ画面

コインチェック(Coincheck)で口座を開設するためには、本人確認書類の提出や個人情報の入力が必要となります。

「本人確認書類を提出する」ボタンをクリックすると、「電話番号認証」の画面が開きます。SMSを利用して、電話番号の認証をするため、必ず携帯電話、もしくはスマートフォンの番号を入力するようにしましょう。

コインチェック 電話番号認証のための画面

電話番号を入力したら、受信したSMSメッセージに記載されている6桁の認証コードを画面に入力してください。

固定電話のみを利用されている方などは、画面下に記載されている「SMSを受信できない方はこちら」をクリックして手続きを進めましょう。電話番号認証が完了すると、「各種重要事項同意のお願い」という画面が表示されるので、必ず確認してから同意するようにしましょう。

各種重要事項同意が完了すると、本人確認書類の提出画面が現れ、個人情報の入力が必要となります。このあとのステップで送信する本人確認書類の画像と内容が一致しているかどうかを審査で確認されるため、記入内容に間違いがないように気をつけましょう。

次に、IDセルフィ―画像のアップロードを行います。アップロードする本人確認書類と自分自身の顔を並べて写真撮影をし、アップロードすることで本人確認を行います。

最後に、本人確認書類の写真をアップロードをします。使用できる本人確認書類は以下となります。

使用できる本人確認書類
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のものに限定)
  • パスポート(顔写真のあるページと住所のページを提出)
  • 住民基本台帳カード
  • 個人番号(マイナンバー)カード
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

アップロードする写真はピントがずれていたり、顔部分が見えづらかったりすると、再提出を求められる場合があるため注意しましょう。コインチェック(Coincheck)側で、本人確認書類の確認が終わると、本人確認完了のメールが届いて完了となります。

ビットコイン(仮想通貨)の買い方、始め方は?初めて購入する初心者向けに徹底解説

コインチェック(Coincheck)に関するよくある質問

コインチェック(Coincheck)は取引所に対応している?
Coincheckは取引所に対応しており、PCブラウザ版ではトップページに取引所が表示されています。しかし、アプリ画面では取引所メニューが表立って表示されず、販売所をメインで利用することになります。
もしスマホアプリから取引所を利用したい場合は、「Discover」→「FAQ/問い合わせ」→最下部にある「ビットコイン取引」の順にアクセスすると取引所が表示されます。
または、スマホブラウザからCoincheckにログインすることでも利用可能です。
コインチェック(Coincheck)の手数料は高すぎるって本当?
Coincheckの手数料は取引所では主要銘柄の手数料が無料なものの、日本円と仮想通貨の送金手数料がかかることから、他社と比較してやや高めに設定されています。Coincheckの取引所手数料はBTCやETH、XRPなどの主要銘柄はメイカー、テイカー共に無料と、非常に安価な水準です。
一方、日本円の出金時に1回につき407円かかる点や、仮想通貨の送金手数料が必要なことから、「Coincheckの手数料が高い」と感じる人がいるのも事実です。他社と比べると、GMOコインは日本円、仮想通貨共に出金無料(日本円の大口出金は400円)を打ち出しています。BITPOINTは取引所の手数料はすべて無料、日本円は月1回無料、仮想通貨の送金手数料も無料のため、よりコストを抑えられます。
頻繁に出金をしない、もしくは取引所でBTCとETHを取引するなら、Coincheckの手数料負担はそこまで大きくならないでしょう。他の取引所とうまく使い分ければ、十分メリットが得られる取引所です。