
初心者が仮想通貨を始める時に最も難しいと言われているのは最初の購入です。一度口座開設から購入までを経験すると2回目以降は簡単に乗り越えられます。
この記事では、口座開設から日本円の入金、そして実際の取引までを実際の取引の図と合わせて解説します。ぜひ、仮想通貨の始め方のガイドとして使用して下さい。
また、投資初心者がよく抱える不安を解消するため、失敗を避けるためのポイントも詳しく説明します。少額投資から始める方でも利益を得る可能性があることを、具体例とともにお伝えします。
この記事を読んで、安心して仮想通貨投資をスタートしましょう。
ビットコイン(仮想通貨)の始め方・買い方を徹底解説【超初心者向け】
ビットコインを買うときの一般的な流れは以下の通りです。
取引所や本人確認の方法によっても異なりますが、数十分~当日中に取引をスタートできる取引所もあります。郵送で手続きをすると口座開設までに数日かかることもあるため、なるべく早く取引を始めたい人は、スマホアプリなどから手続きできる取引所を選びましょう。
仮想通貨取引所を選ぶ
ビットコインを買うために、まずは仮想通貨取引所を選びましょう。仮想通貨取引所を選ぶときのポイントは以下の2つです。
- 入出金手数料は無料か
- 販売所だけではなく取引所も利用できるか
取引にかかるコストを最小限に抑えるため、入出金手数料が無料の取引所を選ぶことをおすすめします。
仮想通貨の取引では「日本円を入金して仮想通貨を購入」「仮想通貨を売却して日本円を出金」といった資金移動が発生します。もし毎回手数料が発生すると、利益が目減りしてしまい、資産が増えにくい状況に陥ることもあるでしょう。
入金手数料は無料の取引所が増えていますが、出金手数料は取引所によって異なり、数百円程度かかるケースもあります。少額投資を考えている初心者の方は、頻繁に出金すると利益がほとんど残らなくなる可能性もあるので注意しましょう。
また、ビットコインの取引方法には、以下の2通りがあります。
- 販売所:仮想通貨業者との間でビットコインを売買する
- 取引所:他のユーザーとの間でビットコインを売買する
初心者の場合は、注文方法がシンプルでわかりやすい販売所でビットコインを買うのも一つの方法です。しかし、販売所は取引所に比べるとスプレッドが広い傾向にあります。
買値と売値の差のことで、実質的な取引コストにあたるものです。
また、指値注文や(価格を指定した注文)成行注文(価格を指定せず、売買の成立を優先する注文)など、さまざまな注文方法を利用できるのも取引所の特徴です。
「販売所」だけではなく、手数料を抑えつつ柔軟な取引ができる「取引所」も利用可能な仮想通貨取引所を選んだほうがよいでしょう。
口座を開設する
取引所を選んだら、次に口座開設の手続きを進めましょう。仮想通貨取引の口座開設は証券口座などに比べるとシンプルで、スマホ一つあれば完了します。
一般的な口座開設手順は以下の通りです。
- メールアドレスを登録する
- 申し込みフォームに個人情報を入力する
- 本人確認書類やマイナンバー書類を提出する
取引所の公式サイトやスマホアプリからメールアドレスを登録します。確認メールが届いたら、認証用URLをクリックして氏名や住所など必要情報を入力しましょう。
本人確認書類の提出方法は取引所によって異なりますが、主に以下の3つの方法があります。
- スマホアプリで提出:カメラで書類や顔写真を撮影し、その場でアップロード
- 専用ページにアップロード:PCやスマホで書類を撮影し、アップロードする
- 郵送で提出:書類のコピーを郵送する
なるべく早く取引を始めたい場合は、スマホアプリでの提出がおすすめです。例えばGMOコインの場合「アプリでかんたん本人確認」を利用すると、最短10分で取引をスタートできます。
\最短10分でビットコインを購入できる/
口座に日本円を入金する
口座が開設できたら、取引を開始するために日本円を仮想通貨取引所に入金します。主な入金方法として、銀行振込、コンビニ入金、クイック入金などがあります。
初心者におすすめなのは銀行振込です。手数料が比較的安く入金手続きも簡単であるため、スムーズに入金できます。
一方、コンビニ入金やクイック入金は手数料が高くなりがちですが、即時反映される点がメリットです。
一例としてCoincheckの入金手数料と入金反映時間を表にまとめたので、参考にしてください。
振込方法 | 反映時間 | 手数料 |
---|---|---|
銀行振込 | Coincheckの 確認完了後 |
無料 (振込手数料は負担) |
コンビニ入金 | 即時 | 3万円未満:770円 3万円以上30万円以下:1,018円 |
クイック入金 | 即時 | 3万円未満:770円 3万円以上50万円未満:1,018円 50万円以上:入金金額×0.11% + 495 円 |
自分のニーズに合った入金方法を選択し、仮想通貨取引所に日本円を入金しましょう。
銘柄を選択して購入する
仮想通貨取引所の口座へ入金できたら、実際に仮想通貨を購入してみましょう。最低購入価格は取引所によって異なりますが、GMOコインの場合は約15円から購入できます(2025年2月18日時点)。
ビットコイン以外では、以下のような銘柄も人気です。
価格(※1) | 最低取引単位(※2) | 最小購入金額(※3) | |
イーサリアム(ETH) | 41万5,135円 | 0.0001ETH | 42円 |
リップル(XRP) | 398.374円 | 0.1XRP | 40円 |
ソラナ(SOL) | 2万6,078円 | 0.005SOL | 130円 |
ドージコイン(DOGE) | 39.352円 | 1DOGE | 40円 |
ステラルーメン(XLM) | 50.708円 | 3XLM | 152円 |
エイダ(ADA) | 120.979円 | 1ADA | 121円 |
アバランチ(AVAX) | 3,755円 | 0.01AVAX | 38円 |
チェーンリンク(LINK) | 2,827円 | 0.1LINK | 283円 |
※1:GMOコインの販売所形式における購入価格
※2:GMOコインの販売所形式における最低取引単位
※3:執筆時点(2025年2月18日)の価格に、最低取引単位を乗じて算出。小数点以下は四捨五入
上記の通り、少額から投資できる仮想通貨も多いので、将来性のある通貨を選んで購入してみましょう。仮想通貨を選ぶときのポイントについては後述します。
ビットコイン(仮想通貨)はどこで買うべき?手数料が安いおすすめの取引所3選
ここからは、初心者におすすめの仮想通貨取引所ランキングと、おすすめ3選を紹介します。
GMOコイン
- 東証プライム市場上場のGMOコインが運営しているので安心できる
- 入出金・送金・取引手数料が無料
- 口座開設が早い
- スプレッドが広い
- 追証がある
- 取引規制(売り・買い)がある
GMOコインは2016年10月に設立された仮想通貨取引所です。東証プライム市場上場のGMOグループが運営しており、信頼性の高い取引所として累計口座数は約70万口座に達しています(2024年12月時点)。
- 貸暗号資産は2種類のコースから選べる
- 毎月500円から積立ができる
- スマホアプリは2つのモードをスタイルに合わせて選べる
ビットコインの長期保有を考えている人におすすめなのが貸暗号資産サービスです。
仮想通貨を貸し付けるだけで貸借料を得られるサービスのこと。銀行と比較してリスクは高いものの、年利5%~20%以上のリターンを得られる可能性もある。
GMOコインでは、以下の2種類からコースを選べます。
- 「貸暗号資産ベーシック」:貸出期間最短1ヶ月、最大年率10%
- 「貸暗号資産プレミアム」:貸出期間最短1週間、年率15%以上を狙える
相場が不安定なときは短期間、安定しているときは長期間貸し出すといった柔軟な運用が可能です。
またGMOコインでは、500円から積立投資が可能です。積立頻度を「毎月」または「毎日」から選択できるので、自分の投資スタイルに合わせた運用ができます。

GMOコインのスマホアプリは、初心者でも直感的に操作できる「ノーマルモード」とテクニカル指標や描画ツールが使える「トレーダーモード」を自由に切り替えられるため、幅広いユーザーにおすすめです。
\ビットコインを買うなら!/
bitbank

- チャートが見やすい
- 取引所で取引できる通貨が多い
- セキュリティ評価 国内No.1
- レバレッジ取引ができない
- レンディングサービスの年率が低い
- 出金手数料が高い
bitbankは2014年5月に設立された仮想通貨取引所です。国内最大級の取扱銘柄数を誇り、2025年1月末時点では41銘柄(取引所の取扱銘柄)を取引できます。
- 第三者機関によるセキュリティ格付けで国内No.1
- TradingViewのチャートが使える
- スマホアプリの評価が高い
bitbankは仮想通貨取引所のセキュリティに関するランキングを公表している「CER.live」において、国内No.1の取引所と評価されています。実際に創業以来10年間、ハッキングなどの事故は起きていません。また、国内の暗号資産取引所として初めて、情報セキュリティ管理の国際規格である「ISO27001」を取得しています。
また、取引ツールにはPC版・スマホアプリ版ともに、高性能チャートのTradingViewを採用しています。100種類を超えるテクニカル指標を使用できるため、初心者から上級者まで快適に取引できるでしょう。

スマホアプリでは、販売所と取引所両方の取引ができます。無駄のないスッキリした画面レイアウトが特徴で、スマホから手軽にビットコインの取引をしたい人におすすめです。
\取扱銘柄数も多い!/
BITPOINT

- ステーキング報酬の年率が国内No.1
- 取引所手数料がMaker,Takerともに無料
- 2種類の積立投資が可能
- 取扱通貨数が少ない
- スプレッドが広い
- 問い合わせの返信が遅いことがある
BITPOINT(ビットポイント)は、2016年3月に設立された仮想通貨取引所で、SBIグループの一員です。
- 現物取引の手数料が無料
- 積立投資の方法が2種類から選べる
BITPOINTは、販売所・取引所を問わず、現物取引の手数料が無料です。取引所手数料が無料の業者はほとんどないため、短期売買中心のトレーダーでもコストを抑えやすいメリットがあります。

また「パックつみたて」と「個別つみたて」の2種類の積立方法があり、自分の投資スタイルに合わせて選択できる点も魅力です。
- パックつみたて:ビットコインを含む複数の仮想通貨を組み合わせて積立できる
- 個別つみたて:ビットコインなど特定の仮想通貨を積立できる
積立投資の手数料も無料なので、長期的にコストを抑えながら資産を増やしたい人に向いています。
\現物取引の手数料が無料!/
将来性の高い仮想通貨を選ぶポイント
将来性の高い仮想通貨を選ぶ上で、重要なポイントを5つにまとめて解説します。
1つのポイントだけでなく、複数のポイントとプロジェクトの実力や方向性と、トレンドを総合的に評価することにより、1万種類以上ある通貨の中から、将来性のある通貨を絞り込めるでしょう。
ポイント | 期待できる理由 | 該当銘柄 |
---|---|---|
資金調達できるか(VCや個人投資家の支持があるか) | ・技術開発への注力が可能 ・プロジェクトの継続性が高まる ・優秀な人材確保 |
バイナンスコイン(BNB) アバランチ(AVAX) チェーンリンク(LINK) など |
スケーラビリティがあるか(低コストでスムーズな取引ができるか) | ・処理速度がの向上 ・手数料の低コスト化 ・開発者、ユーザーの増加 |
ソラナ(SOL) ポリゴン(MATIC) ドージコイン(DOGE) など |
ユーザビリティに優れているか(使える場所が多いか) | ・利用可能な範囲の拡大 ・需要の増加に直結 ・ビジネス面での利用拡大に期待 |
ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) リップル(XRP)など |
エコロジーに配慮しているか(消費電力に配慮しているか) | ・環境負荷の低減 ・地球温暖化対策に貢献 ・持続可能性 |
ソラナ(SOL) ポリゴン(MATIC) カルダノ(ADA) など |
ビジネス活用できるか(実用性があるか) | ・信頼性が向上 ・実利性の向上 ・長期利用や大型契約の可能性 |
イーサリアム(ETH) チェーンリンク(LINK) カルダノ(ADA)など |
資金調達できるか(VCや個人投資家の支持があるか)
仮想通貨の価格が伸びるためには、VC(ベンチャーキャピタル)や個人投資家からの資金調達が重要です。資金調達しやすい銘柄は、プロジェクトの継続性や成長性が高く、今後の発展が期待できるためです。資金調達により、技術開発が継続できたり、優秀な人材が確保できるといったメリットがあります。
例えば、アバランチを手掛けるAva Labsは、2022年4月までに過去7度の資金調達ラウンドで合計約360億円を調達しています。アバランチを支援するVCの中には著名なY Combinator、Andreessen Horowitz(a16z)が含まれています。
資金調達後は仮想通貨市場全体の下落とともにアバランチの価格も下落していますが、2023年1月にはアマゾンAWSやカナダのECプラットフォーム「Shopify」と提携するなど、地道に開発活動をつづけたことで価格は回復傾向に転じました。
安定的に資金調達ができるプロジェクトは将来性が高いといえるでしょう。
スケーラビリティがあるか(低コストでスムーズな取引ができるか)
スケーラビリティがある仮想通貨を選ぶことも将来性の高い通貨を選ぶ上で重要です。
スケーラビリティがあると、処理速度が高速かつネットワーク手数料が安価になるため、開発基盤に採用するプロジェクトが増加し、ユーザーも低コストで利用できるようになります。
ユーザーが低コストで利用できるようになると、通貨やNFTの取引が活発化することが期待できます。プラットフォームの利便性が高まるとユーザーが増加し、通貨の価格が上昇する可能性が高くなります。
ユーザビリティに優れているか(使える場所が多いか)
ユーザビリティが高い(使える場所、用途が多い)銘柄は、通貨を利用するユーザーが増加することで需要が高まり、価格上昇が期待できます。
例えば、ビットコインは一部の国で公的に支払手段として認められるなど、利便性が高まっています。リップルは使える場所こそ少ないですが、国際送金コストを極めて低く抑えられることから、ビジネス面での利用拡大に注目です。ユーザビリティは仮想通貨の将来性を示す1つの目安と言えます。
エコロジーに配慮しているか(消費電力に配慮しているか)
世界中で環境問題が注目される中、エコロジーに配慮したネットワークや銘柄に今後、注目が集まる可能性があるでしょう。
近年、仮想通貨の環境負荷(特に消費電力)が問題視されています。ビットコインマイニングに採用されるコンセンサスアルゴリズム※であるPoW(Proof of Work)では、大量の電力を消費します。2023年にはマイニングによる電力使用量はアメリカ全体の需要の0.6%~2.3%を占める事になり、二酸化炭素排出量が問題となっています。
実際、環境負荷への配慮から、イーサリアムやカルダノ、ソラナなどが電力消費量が少ないコンセンサスアルゴリズム「PoS」を採用しており、このような取り組みは他の通貨にも広がる可能性があります。
2021年には環境へ負荷を与えることが理由のひとつとして、中国がビットコインのマイニングを禁止し、価格が大きく下落しました。
このことから、エコロジーに配慮するPoSを採用するプロジェクトの需要が高まると考えられるでしょう。
ビジネス活用できるか(実用性があるか)
仮想通貨のビジネス利用といった観点は、将来性を計る上で重要なポイントです。ビジネスでの実用が進めば需要が高まり、市場価値の向上が期待できます。
主に以下の銘柄がビジネスで活用されています。
銘柄名 | 活用方法 |
---|---|
リップル(XRP) | 国際送金時のブリッジ通貨として採用 |
チェーンリンク(LINK) | SIMスワップ詐欺対策や貿易書類ネットワークに活用 |
ソラナ(SOL) | ソラナチェーンを採用したスマートフォン「Saga」の開発 |
アバランチ(AVAX) | AWS(Amazon Web Services)がAva Labsと提携し企業や政府機関に対してブロックチェーン技術の導入促進 |
ホワイトリストに入っているか
将来性の高い仮想通貨銘柄を選ぶポイントとして、ホワイトリストに登録されていることが挙げられます。
ホワイトリストとは、金融庁に登録された暗号資産交換業者が取り扱う仮想通貨の通称のことです。仕組みや用途が明確で、資金流出のリスクが低いと判断されたものに限られているため、安全性や信頼性が高いといえるでしょう。
以下は金融庁が発表する暗号資産の適切性の判断基準です。特に重要な箇所は編集部が赤字にしています。
取り扱う暗号資産の適切性の判断基準
引用元:金融庁|取り扱う暗号資産の適切性の判断基準
当局は、登録の申請の審査や暗号資産交換業者が取り扱う暗号資産の適切性の判断に当たっては、取り扱う暗号資産の仕組み(発行者、管理者その他の関係者や当該暗号資産と密接に関連するプロジェクトの内容等を含む。)、 想定される用途、流通状況及び当該暗号資産に使用される技術のほか、当該暗号資産を取り扱うにあたっての社内態勢の確保の状況等を踏まえ、テロ資金供与やマネー・ローンダリング等に利用されるリスク、 システムリスク等をはじめとする、当該暗号資産の取り扱いにより生じ得るリスクの内容について、申請者や暗号資産交換業者から詳細な説明を求めることとするほか、利用者からの苦情や、協会の意見等の外部情報も踏まえ、 利用者保護及び業務の適正かつ確実な遂行の確保の観点から、暗号資産交換業者が取り扱うことが適切かを判断するものとする。
初心者が仮想通貨で失敗しないために知っておくべきこと
初心者が仮想通貨投資で失敗しないために知っておくべきことは以下の2つです。
これを知っておくことで、市場の不安定さに対処し、投資リスクを管理するのに役立ちます。
仮想通貨は価格変動が激しいので変動リスクに備える
仮想通貨は価格変動が激しいため、大きなリターンを期待できる一方で、資産が大きく減少するリスクも伴います。そのため、初心者はこの価格の変動リスクに備える必要があります。
仮想通貨の10%以上の日々の価格変動は珍しくありません。たとえば、ビットコインは2024年4月12日から4月14日の2日間で最大約13%価格が下落しています。

こうしたリスクに備えて、以下の3つを意識しましょう。
備え方1:必ず余剰資金で投資する
仮想通貨投資には、日常生活や短期的に必要な資金を使わず、余剰資金のみを使用しましょう。生活費を投資して大きく損をすると、生活を維持できなくなるからです。
備え方2:少額かつ分散投資する
仮想通貨投資は、少額から分散投資することでリスクを抑えながら仮想通貨取引に慣れることができます。
たとえば、一度にまとまった資金を投資すると、高値での一括投資による損失リスクが大きくなります。しかし、定期的に均等な金額を投資することで、仮想通貨の平均購入価格を抑え、リスクを避けることができます。
備え方3:レバレッジ取引を避ける
初心者は、レバレッジ取引をしない方が安心です。レバレッジを利用すると、小さな市場の変動が大きな損失につながるリスクがあるからです。
仮想通貨市場は予測が難しく、経験豊富な投資家であっても予期せぬ損失を被ることがあります。したがって、初心者はレバレッジを避け、市場の動きに慣れることから始めるべきです。
\Coincheckで毎月自動積立!/
仮想通貨は手数料が安い取引所で売買する
仮想通貨取引には、販売所取引と取引所取引の二種類があります。取引所での取引の方が手数料が安くおすすめです。
取引所の方が、仮想通貨取引所が間に入らない分安く取引できます。取引所での取引にかかる手数料は取引所取引手数料のみですが、販売所での取引にかかる手数料は販売所取引手数料とスプレッドがかかります。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
特徴 | 仮想通貨取引所とユーザー間で取引をする | ユーザー同士で取引をする |
メリット | ・取引が簡単 ・注文がその場で成立する |
取引手数料が安い |
デメリット | 取引手数料が高い | ・成行や指値で注文する必要があり、やや複雑 ・指値の場合は注文が成立しない場合もある |
手数料の種類 | 販売所取引手数料+スプレッド | 取引所取引手数料 |
NET MONEY編集部が2023年11月23日から11月30日の間に実施した5回に及ぶ「暗号資産取引にかかる調査」でも、取引所の方が取引にかかる手数料は安い結果となりました。平均スプレッドの平均は2.8%~5.9%、取引所手数料は-0.02%~0.15%と、取引所の方が安く取引できます。
・ビットコインの販売所手数料、スプレッド、取引所手数料の比較
販売所手数料 | スプレッド (5回調査の平均) |
取引所手数料 | |
---|---|---|---|
Coincheck | 無料 | 5.8% | Maker:0.000% Taker:0.000% |
DMM Bitcoin(※) | 無料 | 3.9% | ¥73/0.001 BTC (BitMatch注文) |
bitFlyer | 無料 | 5.8% | 約定数量×0.01~0.15% |
GMOコイン | 無料 | 4.8% | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
LINE BITMAX | 無料 | 2.8% | - |
BITPOINT | 無料 | 5.7% | 無料 |
SBI VC Trade | 無料 | 4.4% | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
BitTrade | 無料 | 4.5% | Maker:0.000%~0.000% Taker:0.000%~0.000% |
bitbank | 無料 | 4.8% | Maker:-0.02% Taker: 0.12% |
Zaif | 無料 | 5.9% | Maker: 0% Taker : 0.1% |
2024年5月時点
引用元:Coincheck、 DMM Bitcoin、 bitFlyer、 GMOコイン、 SBI VC Trade、 BITPOINT、 LINEBITMAX、 ビットバンク、 BitTrade、 Zaif
販売所手数料 | スプレッド (5回調査の平均) |
取引所手数料 | |
---|---|---|---|
Coincheck | 無料 | 5.8% | Maker:0.000% Taker:0.000% |
DMM Bitcoin(※) | 無料 | 3.9% | ¥73/0.001 BTC (BitMatch注文) |
bitFlyer | 無料 | 5.8% | 約定数量×0.01~0.15% |
GMOコイン | 無料 | 4.8% | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
LINE BITMAX | 無料 | 2.8% | - |
BITPOINT | 無料 | 5.7% | 無料 |
SBI VC Trade | 無料 | 4.4% | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
BitTrade | 無料 | 4.5% | Maker:0.000%~0.000% Taker:0.000%~0.000% |
bitbank | 無料 | 4.8% | Maker:-0.02% Taker: 0.12% |
Zaif | 無料 | 5.9% | Maker: 0% Taker : 0.1% |
2024年5月時点
引用元:Coincheck、 DMM Bitcoin、 bitFlyer、 GMOコイン、 SBI VC Trade、 BITPOINT、 LINEBITMAX、 ビットバンク、 BitTrade、 Zaif
各暗号資産交換業者で販売手数料は無料となってます。スプレッドの平均は2.8%~5.9%、取引所手数料は-0.02%~0.15%となっています。
このように、取引所での取引の方が、販売所での取引に比べて手数料が安いことが分かります。
手数料の差は長期投資において大きな影響を及ぼすため、より低い手数料の取引所での取引が推奨されます。投資効率を高めるためにも、手数料の低い取引所を選択しましょう。
\取引所のBTC取引手数料が無料!/
ビットコイン(仮想通貨)に関するよくある質問
仮想通貨の始め方に関するよくある質問とその回答を紹介します。
- 初心者の仮想通貨投資は失敗する?
-
仮想通貨投資は、その高い変動性と複雑性のため、初心者にとっては特に挑戦的な場合があります。失敗のリスクは確かに存在しますが、市場の不安定さに対処して、投資リスクを管理する方法があります。 それは、「価格の変動リスクに備えること」と、「取引所を利用して手数料を低くすること」の2つです。
- 仮想通貨は楽天証券で購入できる?
-
楽天証券は証券会社であるため、仮想通貨の購入できません。仮想通貨は金融庁に登録されている暗号資産交換所でのみ売買ができます。楽天証券では仮想通貨の取引はできませんが、同じく楽天グループの暗号資産交換所である「楽天ウォレット」では取引可能です。
- 仮想通貨はSBI証券で購入できる?
- SBI証券は証券会社であ
るため、仮想通貨の購入できません。仮想通貨は金融庁に登録されている暗号資産交換所でのみ売買ができます。SBI証券では仮想通貨の取引はできませんが、同じくSBIグループの暗号資産交換所である「SBI VC トレード」では取引可能です。
- ビットコイン投資は少額だと儲からない?
-
ビットコインは少額の投資でも、大きな利益を得られる可能性はあります。例えば、2024年9月から12月にかけて、ビットコインは700万円台から1,600万円台へと上昇しました。ビットコイン以外の仮想通貨でも、過去に何百倍もの価格上昇を記録した銘柄があります。
短期間で価格が高騰した事例- シバイヌコイン(SHIB):約50万倍
- ガラ(GALA):493.2倍
また、ビットコインのレバレッジ取引に対応している取引所もあります。レバレッジをかけた場合は、口座に預けた資金の最大2倍の金額を取引できるため、得られる利益もより大きくなります。このように少額投資でも、値上がり次第で大きなリターンを狙うことは可能です。
- ビットコインは今後どうなる?
-
ビットコインは、多くの専門家の間で今後1~2年の間に価格が上昇すると予想されています。主な理由は以下の通りです。
ビットコインの価格上昇につながる要因- 2024年の半減期から1年が経過する
- トランプ大統領による規制緩和が期待されている
- 決済需要が高まる可能性がある
- 機関投資家の参入が増えていく可能性がある
ビットコインは発行枚数に上限があり「デジタルゴールド」と呼ばれています。需要が高まれば、今後も価格が上昇する可能性はあるでしょう。