一般的に暗号資産(以下仮想通貨と呼ぶ)において使われる「取引所」という言葉は二つの意味で使われているため、混同してしまうことがあります。
一つ目は、Coincheck(コインチェック)やbitFlyer(ビットフライヤー)といった「暗号資産交換業者」の一般的な呼び方としての「取引所」という使い方です。
二つ目に、暗号資産交換業者において、仮想通貨を売買する方式の一つとしての「取引所」という使い方があります。この二つ目の「取引所」の売買方式と比較されるものとして「販売所」があります。
どちらでも仮想通貨の売買ができるので、どのような違いがあるのか気になる人も多いでしょう。そこで今回は「取引所」と「販売所」の違いを説明していきます。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
特徴 | 仮想通貨取引所とユーザー間で取引をする | ユーザー同士で取引をする |
メリット | ・取引が簡単 ・注文がその場で成立する |
取引手数料が安い |
デメリット | 取引手数料が高い | ・成行や指値で注文する必要があり、やや複雑 ・指値の場合は注文が成立しない場合もある |
手数料の種類 | 販売所取引手数料+広いスプレッド | 取引所取引手数料+狭いスプレッド |
- 取引所はユーザー同士で仮想通貨の取引を行うところ
- 販売所は交換業者とユーザーで仮想通貨を取引するところ
- 仮想通貨の取引に不慣れな人は販売所での取引がおすすめ
取引所と販売所の違い
取引所と販売所はどちらも、暗号資産交換業者で提供されている取引サービスです。二者には以下のような違いがあります。
- 取引する相手の違い
- 手数料の違い
・取引する相手の違い
まず、取引所と販売所では取引相手が異なります。取引所がユーザー同士で取引するのに対し、販売所は交換業者と取引します。
取引所を利用する場合、取引相手は他のユーザーなので、仮想通貨の価格を決めるのは需給関係です。一方で、販売所では業者が仮想通貨の価格を決定するため、業者によって提示する価格が大きく異なることもあります。
・手数料の違い
次に、手数料も異なります。
取引所では売買の際に発生する取引手数料に加えて、狭いスプレッド(買値と売値の差額)がかかります。一方で、販売所の取引は値と買値の差額であるスプレッドが取引所に比べ広くなっています。
取引所とは?メリットやデメリット
そもそも取引所とは何なのか?メリットやデメリットについても解説します。
取引所の概要
取引所とはユーザー同士が仮想通貨の取引を行うための場所です。
取引所で仮想通貨を購入したい場合、欲しい仮想通貨の種類を選び、いくらでどのくらいの数量を買いたいのかを入力します。その後、入力した金額で買いたい人が現れて取引が成立すると、仮想通貨を購入できます。
取引所では売買が成立する際に取引手数料が発生し、この手数料と狭いスプレッドが交換業社の収益となります。
取引所では、直近の売買状況を反映した市場価格があり、市場価格とかけ離れた金額で注文を出しても取引が成立しにくいです。ほかのユーザーの注文情報が並んだ板(※)を見ながら注文を出すことで、約定しやすくなります。
「板」とは?
売り方と買い方が出している注文を並べたものを板と呼びます。現在では、仮想通貨が取引できる業者の投資情報ツールで簡単に見ることができるようになりました。
引用元:SMBC日興証券 | 初めてでもわかりやすい用語集
取引所のメリット
取引所を利用することのメリットを紹介します。
・手数料が安い
取引所のメリットとして、手数料が安いことが挙げられます。取引所では売買の際に売買手数料が発生しますが、売買手数料は非常に安く設定されていることが多いです。
以下は、3つの交換業者における取引所のビットコインの取引手数料の比較表です。
Taker手数料 | Maker手数料 | |
---|---|---|
Coincheck | 0.000%(BTC) | 0.000%(BTC) |
GMOコイン | 0.05% | -0.01% |
SBI VCトレード | 0.05% | -0.01% |
このように3つの業者で、取引手数料は-0.01%~0.05%程度と、かなり安く設定されていることが分かります。これは、1万円の取引で-1円~5円が手数料としてかかることになります。
この取引手数料に加えて、スプレッドがかかりますが販売所に比べて狭くなっています。取引時のコストを節約したいときは、取引所を利用するといいでしょう。
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また、取引所取引にはMaker・Takerという注文の仕方があるため、その違いを解説します。
- Takerとは?
- テイカー(Taker)またはテイカー注文とは、取引板に並んでいる既存の注文で約定する取引、取引板に並んでいる注文に合わせた約定を行う取引を指します。約定により取引板から注文を取り除く(take)ことになるため、市場から流動性を奪うといった表現がなされます。
またテイカー取引は、メイカーが取引板に出した価格に対して注文を入れることで成立します。数量のみ注文する成行注文は、すべてテイカー注文となります。
- Makerとは?
- メイカー(Maker)とは、取引板にない価格で注文を出すこと、あるいはそれら注文により約定した取引を指しています。新たな価格を提示し売買の流れを生む可能性があるため、市場に流動性を作る(make)・提供すると表現されることもあります。一般には、メイカーは注文後にすぐに約定となるわけではなく、まず取引板に並ぶ(表示される)状態となります。
GMOコインとSBI VCトレードでは、Maker注文のビットコイン取引手数料が-0.01%となっています。これは「マイナス手数料」と呼ばれ、取引成立時に約定金額に応じた日本円を受け取ることができます。
さらにGMOコインでは、「Post-Only」を導入しています。これを利用すると、Takerとなる注文は取消となり、Makerとなる注文のみ発注されます。確実にマイナス手数料を受け取りたい方はGMOコインがおすすめです。
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・成行注文や指値注文を利用できる
取引所では成行注文や指値注文といった、複数の注文方法を利用できるメリットがあります。
成行注文は値段を指定せずに注文することを指し、成行注文をするとすぐに、板にある注文の中で一番有利な相手と取引が成立します。
一方、指値注文とは価格を指定して発注する方法のことで、希望通りの価格で、他のユーザーから注文が入ったら約定する仕組みになっています。
成行注文では、その仮想通貨を必ず売りたい、もしくは必ず買いたいときに、確実に注文を成立させられます。それに対し、指値注文は現在価格よりも有利な価格で注文したいときに有効です。
成行注文と指値注文をうまく使い分けることで、想定通りの価格で取引しやすくなるでしょう。
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取引所のデメリット
取引所にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
・流動性が低い・取引量が少ない仮想通貨では注文が成立しにくい
取引所では、流動性が低い、取引量が少ない交換業者や仮想通貨において、注文が成立しにくくなるデメリットがあります。理由は、取引所ではユーザー同士で取引を行うため、ユーザーが少ないと注文が成立しにくいためです。
ビットコインやイーサリアムといったメジャーなコインであれば取引が活発なため注文の成立のしやすさは問題ないでしょう。一方、マイナーなアルトコインの場合は注文が成立しづらいことがあります。
Maker注文に比べTaker注文の方が手数料は高い傾向にありますが、取引が成立しやすいです。Taker注文でも取引が成立しない場合は、販売所での取引を検討しましょう。
流動性が低いとなかなか取引が成立しないケースがあるのが、取引所のデメリットです。
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・販売所と比べて取扱コインが少ない
取引所は販売所と比較して、取り扱う仮想通貨の種類が少ないことがあります。
比べてみると、以下表のように複数の交換業者において、取引所のほうが販売所よりも取り扱い通貨が少ない傾向があります。
交換業者名 | 販売所の取扱い通貨数 | 取引所の取扱い通貨数 |
---|---|---|
Coincheck | 26種類 | 8種類 |
bitbank | 38種類 | 38種類 |
GMOコイン | 21種類 | 23種類 |
BITPOINT | 21種類 | 11種類 |
SBI VCトレード | 24種類 | 7種類 |
GMOコイン、bitbank以外の業者では、取引所よりも販売所の方が、取り扱い銘柄が豊富であることが分かります。そのため、取引所で特定の仮想通貨を取引しようとしても、取扱いがなく売買できないことが多いです。
bitbankは、取引所の取扱い通貨数が38通貨と国内トップクラスです。マイナーな通貨への投資も可能になります。
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販売所とは?メリットやデメリット
ここでは、販売所についてメリットやデメリットを含め、詳しく解説します。
販売所の概要
取引所ではユーザー同士で仮想通貨の取引をするのに対し、販売所では交換業者とユーザーが仮想通貨を売買します。
販売所で仮想通貨を購入する場合は、欲しい仮想通貨の種類を選択し、数量を入力し注文すれば取引が完了します。
このように、購入方法がシンプルで誰にでも分かりやすいので、仮想通貨の初心者や、完結な手順で仮想通貨を購入したい人にとって使いやすいです。
販売所では業者が購入価格と売却価格を決めますが、売却価格は購入価格より低く設定されます。購入時は高く買い、売却時には安く売ることになりますが、この価格差がスプレッドと呼ばれ交換業者の利益となります。
販売所のメリット
販売所での取引がおすすめな場合があります。ここでは販売所のメリットについて紹介します。
・取引が簡単で初心者におすすめ
販売所には販売所に比べ取引が簡単というメリットがあります。取引が簡単なのは、交換業者が購入および売却価格を決めているため、自分で取引する価格を決める必要が無いからです。
販売所で仮想通貨を購入する際には、欲しい銘柄を選択し、購入量を入力するだけで取引できます。また、取引画面に煩雑な箇所が無いので、初心者でも直感的に仮想通貨を購入しやすくなっています。
各交換業者がリリースしている仮想通貨アプリでも販売所での取引に対応していることが多く、時間や場所を選ばず取引できるのも販売所の利点と言えます。
アプリで仮想通貨を売買するなら、Coincheckアプリがおすすめです。
暗号資産交換業者アプリでダウンロード数が5年連続No.1の実績があり、暗号資産取引の未経験者にも使いやすいUI/UXと評判です。
コインチェック株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:蓮尾 聡、以下当社)の提供する「Coincheckアプリ」が、国内の暗号資産取引アプリにおける2023年の年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を記録したこと、および累計のアプリダウンロード数が600万ダウンロードを突破したことをお知らせいたします。「Coincheckアプリ」がダウンロード数「国内No.1」を獲得するのは、2019年から5年連続です。 ※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
引用元:Coincheck プレスリリース
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他にも、取引所とは違い取引相手がすぐに見つかるので、売買が即座に成立するのも販売所のメリットと言えるでしょう。
・取引できる銘柄の種類が多い
多くの暗号資産交換業者で、取引所よりも販売所の方が、取引できる仮想通貨の種類が多い傾向があります。以下の表のように、Coincheck(コインチェック)やSBI VCトレード、BITPOINTでは、取引所よりも販売所のほうが取り扱い通貨数が豊富です。
交換業者名 | 販売所の取扱い通貨数 | 取引所の取扱い通貨数 |
---|---|---|
Coincheck | 28種類 | 16種類 |
BITPOINT | 21種類 | 11種類 |
SBI VCトレード | 24種類 | 7種類 |
このように取引所と比較して、販売所の取り扱い通貨が多い交換業者が複数存在することが分かります。販売所を使ったほうが欲しい通貨を購入できる可能性が高いでしょう。
販売所のデメリット
同様に販売所にはデメリットもあるので、紹介していきます。長所だけでなく短所も把握し、販売所を利用するかどうかを検討しましょう。
・取引所と比べて取引コストが高い
販売所ではスプレッドが広い、取引コストが高いのがデメリットになります。
取引所では、売買の際に取引手数料が発生しますが、手数料は安価な設定となっています。例えば、Coincheckでビットコインを取引した場合の手数料は0.000%です。
一方で、販売所では取引手数料が無料だとしても、購入価格と売却価格の差額であるスプレッドが発生します。このスプレッドが、取引所の取引手数料よりも高くなることがあります。
一例として、NET MONEY編集部では、2023年11月~12月の期間に各暗号資産交換所のビットコインのスプレッドを5回調査しました。その5回の平均値を以下の表で紹介します。
・ビットコインのスプレッド(5回の調査の平均)一覧
スプレッド | 販売所 手数料 |
|
---|---|---|
Coincheck | 5.8% | 無料 |
DMM Bitcoin | 3.9% | 無料 |
bitFlyer | 5.8% | 無料 |
GMOコイン | 4.8% | 無料 |
LINE BITMAX | 2.8% | 無料 |
BITPOINT | 5.7% | 無料 |
SBI VC Trade | 4.4% | 無料 |
BitTrade | 4.5% | 無料 |
bitbank | 4.8% | 無料 |
Zaif | 5.9% | 無料 |
- スプレッドの計算式
スプレッド(%)=(買値-売値)÷買値×100
表の通り、ビットコインのスプレッドは約2.8%~約5.9%の間で設定されているということが分かりました。
スプレッドは、通貨の流動性や価格の変動性などに基づいて変化するため、取引するタイミングごとに異なる可能性があることに注意が必要です。
販売所取引ではスプレッドがかかりますが、取引所取引では無料、もしくは安い取引所手数料と販売時に比べ狭いスプレッドで仮想通貨を売買できます。そのため、取引所での取引をおすすめします。
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まとめ:取引所と販売所のどっちを使うのがおすすめ?
ここまで、取引所と販売所それぞれの違いやメリット、デメリットを解説しました。結局、取引所と販売所のどちらを利用したら良いか迷っている人もいるでしょう。
結論、NET MONEY編集部では、取引所の利用をおすすめします。
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ある程度取引に慣れた中級者以上の方は、コストを節約しながら取引所を有効活用できるでしょう。
初心者の方は注文が少々複雑なため、最初は使いこなせない場合があります。まずは、少額の取引から始めて徐々に慣れていくことがおすすめです。
取引所の取引手数料は、販売所のスプレッドに比べて少額のため、資金が少ない初心者におすすめの取引形式と言えます。
特に短期間で頻繁に取引する場合、販売所を利用すると売買の度に広いスプレッドが発生しますが、取引所ならばスプレッドが狭く安価な手数料で売買できます。
BITPOINTでは、取引所手数料がMaker・Takerともに無料のため、スキャルピング取引をメインにするトレーダーにもおすすめです。
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一方、販売所での取引がおすすめの場合もあります。それは、投資したい通貨が販売所でのみ売買可能なときです。
スプレッドにかかる手数料よりも、仮想通貨の値上がり益が期待できる場合は、販売所での購入を検討しましょう。
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仮想通貨交換業者の取引所・販売所対応一覧
各仮想通貨交換業者の取引所・販売所の取扱い通貨数、ビットコインの取引所手数料、販売所手数料を一覧で紹介します。
・各仮想通貨交換業者の取引サービス比較表
各交換業者について詳しく紹介します。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)では、販売所と取引所の両方の形式で、取引サービスを提供しています。販売所と取引所はいずれも取引画面がシンプルで見やすいデザインですが、特にアプリからもアクセスできる販売所は、直感的に操作しやすくなっています。
販売所では28種類の通貨を取り扱っており、Coincheck(コインチェック)の取り扱い通貨31種類のうち、ほとんど全て売買できます。
一方で、取引所は16種類の仮想通貨を売買でき、注文価格や数量を指定して、板を使った取引ができます。
また、トレードビュー(Tradeview)を利用すれば、様々な分析ツールを利用したチャート分析をした上で、取引所での売買が可能です。(※2024年10月17日~BC(ブラッドクリスタル)追加)
Tradeviewとは、Google ChromeやSafariなどのWebブラウザ上で利用できるトレーディングツールのことで、チャート分析に役立つ豊富な分析ツールやテクニカル指標を搭載しています。
Coincheckで暗号資産の取引をする場合も、Tradeviewを使ってチャート分析を行い、価格動向の予測をすることが可能です。
また、Tradeviewは暗号資産以外にも株式、FX、先物など、さまざまな金融商品のリアルタイム相場とチャートを利用することができます。さまざまなインジケーター(テクニカル指標)を使って価格予測をするトレーダーの方には、必須のツールといえるでしょう。
引用元:Coincheck|暗号資産(仮想通貨)のチャートの見方とは?Tradeviewの使い方を解説
\初めての仮想通貨ならCoincheck!/
コインチェックは、とにかくアプリのチャートが見やすいところがいいです。
チャートは基本的な値動きの線だけでシンプルですし、通貨も一覧で値動きが見れますので、情報を一気に見やすくなっています。
昔仮想通貨流出事件がありましたが、現在はセキュリティーも安定しています。
またコインの種類数は29種類ほどあり満足できる多さです。
コインチェックは板取引、もしくは販売所でもビットコインに限ってはスプレッドが狭く設定されているので、ビットコインのみ取引したい人はおすすめです。
アプリやブラウザはビギナーの方にも使いやすく、登録も簡単だしとにかく早いので、とりあえず投資やクリプトを触ってみたい人はコインチェックから始めるのが良いと思います。
\アプリダウンロード数 No.1!/
GMOコイン
GMOコインでは、販売所と取引所の両方で仮想通貨の取引ができます。
販売所では21種類の仮想通貨を取り扱いしており、PCブラウザの取引画面や、スマホアプリの「ノーマルモード」で販売所を利用できます。ノーマルモードは取引画面がシンプルで分かりやすいです。
取引所では現物取引とレバレッジ取引の両方ができます。現物取引は23種類、レバレッジ取引は5種類の銘柄を取引可能です。
取引ツールとしては、PC専用ツールの「WebTrader」もしくは、スマホアプリ「GMOコイン 暗号資産ウォレット」のトレーダーモードを利用できます。PC用ツールとスマホアプリのいずれでも、様々なインジケーターや描画ツールで、テクニカル分析を行えます。
販売所では21種類、取引所では23種類と、販売所よりも取引所の方が取り扱い銘柄が多い業者は稀です。アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の売買に際に、GMOコインの取引所を利用すると、販売所より取引コストが安くなります。
GMOコインの良いところは、口座開設までの対応がとても早い点です。パソコンから公式サイトにアクセスして顔写真付きの身分証を用意していれば、あとは画面の指示に従って手続きをすれば開設依頼をすることができました。また取り引き専用アプリも用意されている点は便利で、さすが大手だと思えます。
良くないと思った点は、PC用ツールの性能がやや弱いという点です。
レバレッジに特化したツールと謳われていますが、歩み値は見にくくて使う機会がありません。 ですが仮想通貨取り引きが初めてだという方にとっては、とても簡単に口座開設ができるところです。少額から取り引きもできるので、お試しというスタイルで始めてみたい方にもおすすめできます。
アルトコインの取り扱いが25種類と国内の仮想通貨取引所のなかではかなり多いのが良いです。さらに、これまでにハッキングをされたことがないという安全性の面でも信頼できる仮想通貨取引所だなと思います。
一方で最低出金額が1万円からなのはいただけません。せめて1000円単位でも出金できるように変更してもらいたいです。また、チャットやメール対応だけでなく電話対応もしてほしいです。
\取引所の通貨数が豊富!/
SBI VCトレード
SBI VC Tradeは、SBIグループが運営する仮想通貨交換業者です。
販売所と取引所両方のサービスを提供しており、PCブラウザとスマホアプリから、両方のサービスを利用できます。
取り扱い通貨数は全24種類で、このうち販売所では24種類全ての通貨を取り扱っており、取引所で売買できるのは7種類です。
また、13種類の通貨で、レバレッジ取引ができるため所有資金以上を運用することもできます。レバレッジ取引はPCブラウザはもちろん、アプリからも行えるため、外出先や隙間時間でもトレードチャンスを逃す可能性が低いと言えるでしょう。
SBI VC Tradeの取引可能通貨は、24種類とそれほど多いわけではありません。しかし、様々な金融サービス運営経験を持つSBIホールディングスの取引所を使いたい場合に、利用価値があるでしょう。
\SBIグループで安心の暗号資産投資/
DMM Bitcoin
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)は、販売所形式の取引のみ対応しています。取り扱い通貨数は現物で28種類です。
またDMM Bitcoin(DMMビットコイン)では、販売所で2倍のレバレッジをかけたトレードができます。PCブラウザの取引ツール、スマホアプリいずれからでもレバレッジ取引が可能なので、場所を選ばずに証拠金の2倍の資金を動かした取引が可能となっています。
ただし、取引の際には取引コストとして必ずスプレッドが発生します。しかし、DMM Bitcoin(DMMビットコイン)唯一の注文方法である、BitMatch注文を利用すれば取引コストを節約できます。
BitMatch注文では、利用客の注文どうしをマッチングすることでミッド(仲値)価格で取引が成立します。Bitmatch注文を利用すると、Bitmatch手数料が掛かりますが、通常の注文におけるスプレッドと比較して取引コストが安く済む可能性があります。
- BitMatch注文とは?
- 当社の提示するミッド(仲値)価格を参考として、一定の有効期限内(発注から30秒)におけるミッド(仲値)価格で取引が成立する注文方法です。
取引対象となる銘柄、数量に対してお客様同士の注文をマッチングしますが、約定におけるお客様の取引相手は当社となります。
お客様の注文が他のお客様の注文と一部又は全部が対当した場合、その一部又は全部についてマッチングが成立し、マッチング時点におけるミッド(仲値)価格で約定します。
一方で、有効期限内にお客様の注文が他のお客様の注文と対当しなかった場合は、その一部又は全部についてマッチングは成立せず、成行にて時価で約定します。
まずはDMMが運営元なので、運営会社には十分な信頼感が持てるのは大きなメリットだと思います。アプリでのトレードも使いやすく、現物取引であればDMMbitcoinが一番ベストではないかと思います。
長期保有であればデメリットは感じませんが、短期で売買を繰り返すトレーダーの場合は、スプレッド幅が広く損益に結構な影響を与えてしまいます。 またメンテナンスが平日水曜の昼の時間帯なので、会社員の空き時間に使えないのもデメリットです。
サポート面では分からない事はLINEで気軽に質問出来るので良いと思います。また口座開設キャンペーンもやっているので、新規登録の方は口座開設で1000円が貰えるのは嬉しいです(2024年2月時点)。
デメリットとしては、レバレッジ取引をするなら新たにマイナンバーカードの提出をしなければならない事や、売り買いして利益を出金するのに3日かかる事などが挙げられます。
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LINE BITMAX
LINE BITMAXはLINEが運営する仮想通貨取引所です。販売所で7通貨、取引所では1通貨(FINSCHIA:フィンシア)のみ取引可能となっています。
スマートフォンアプリに特化した交換業者なので、PCからのアクセスはできません。口座開設から入金、取引まで全てスマートフォン上で行う流れになります。
スマホアプリで買いたい仮想通貨を選択し、銘柄を選択し購入したい金額を入力し「OK」をタップすることで完了します。
また、LINE BITMAXでは最大2倍のレバレッジ取引が可能です。さらに、予約注文を使えるので、チャートを常に監視していなくても、好きな価格を設定し注文価格に到達した場合に自動注文が行われるよう設定できます。
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BITPOINT(ビットポイント)
BITPOINTでは、販売所「BITPOINT」と取引所「BITPOINT PRO」の両方で取引ができます。
販売所「BITPOINT」では21種類の仮想通貨を取り扱いしており、PCブラウザやスマホアプリからアクセスできます。
取引所での売買は「BITPOINT PRO」で行います。「BITPOINT PRO」では11種類の仮想通貨を取り扱っており、板形式で成行、指値、逆指値の注文を利用できます。
チャートにはTradingViewが採用されており、様々なチャート分析が可能です。「BITPOINT PRO」はスマホアプリからはアクセスできないので、ブラウザからアカウントにログインして利用しましょう。
BITPOINTでは、他で取り扱いのないユニークな仮想通貨を取り扱う特徴があります。
2024年2月27日には、日本で始めてOSHI(オシトークン)という銘柄の取扱いを始めました。
アプリでは販売所しかないので使えないと思っていましたが、web版ではbitpoint proという取引所での取引を提供していました。(アプリからは気づかない)
手数料が安いことや、逆指値などもおけて優秀だと感じました!!アプリは資産の確認にしか使いません。 せっかくweb版のproの方で板取引しているのだから本当にもったいないです。 取引所の板取引をアプリでもできるようにすればもっと利用しますね。
他にない暗号資産があるのは評価できます。 ただし…スプレッドが広すぎ。 短期トレードするなら他の取引所をお勧めします。
bitbank(ビットバンク)
bitbankでは、取引サービスとして、販売所と取引所の両方を提供しています。
bitbankの取り扱い通貨数は38種類と豊富で、販売所と取引所のいずれでも、全ての銘柄を取引できます。
PCブラウザの取引画面はもちろん、スマホアプリでも販売所と取引所の両方にアクセス可能です。スマホアプリの場合、下部メニューで「販売所」もしくは「取引所」を選択するだけで切り替えできるので、いずれで取引する場合にも非常に使いやすいと言えるでしょう。
実際にbitbankのアプリは使いやすさが高く評価されており、Apple Storeでは、3.1万件の評価の平均が4.6点(5.0点満点)となっています(2024年2月末時点)。
また取引量が豊富という利点もあり、流動性が高いため取引所で売買が成立しやすくなっています。
仮想通貨取引にまだ自信がない私にピッタリなアプリでした。サポートが充実してるから有難いと感じたのとアプリが使いやすいのが特徴的だと思います。それに取引手数料も安いので少しでも多く投資資金にお金を回せるのはとても重要な所でした。
これ一つインストールするだけで他に登録することなく取引をスタートできた点が非常にシンプルで手軽だなって感じました。アプリ関連は個人情報流出など危険性がありますが、ビットバンクはそういったニュースがないのでひとまず安心して利用できます。
自分はまだ使いだしてから日も浅いけど、使いやすさに驚愕しています。アプリ版の良いところは手軽さと見やすさだと思います。
いつでも操作入力ができ、レイアウトもスマホで見る想定で見やすく調整されてる点が気に入りました。通信環境についてもケータイ回線を利用しているので速度でイライラすることが無くなったのは大きかったですね。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)も他の暗号資産交換業者と同様、販売所と取引所の両方で仮想通貨を売買できます。
PCブラウザとスマホアプリのどちらからでも、PCブラウザの取引ツールとスマホアプリの両方にアクセス可能なので、デバイスを選ばないシームレスな取引や管理が可能になります。
また、プロ向け取引所「bitFlyer Lightning」では、現物取引では5種類の仮想通貨を取引可能です。
「bitFlyer lightning」には、仮想通貨FXができるLightning FXと、先物取引を行えるLightning Futuresの2種類があります。
Lightning FXと、Lightning Futuresでは、最大2倍のレバレッジをかけた取引ができ、売りから入る取引もできるため下げ相場でも利益を狙えます。
- 先物取引とはどのような取引ですか?
- 先物取引とは、ある商品(原資産)を、将来の決められた日(期日)に、取引の時点で決められた価格で売買することを約束する取引です。
知名度もあり信頼できる取引所だと思います。
個人認証は手間が掛かりましたが、その分厳密にしていると考えればそこまでマイナスポイントでは無いです。
仮想通貨の取引はビットフライヤーが初めてだったのですが、使い方などもわかりやすく初心者にも取り扱いやすいと思います。今となっては使い道が無くなってしまっているTポイントをビットコインに交換できるのもオススメポイントです。
購入する際も、少額から購入出来るのも良いポイントだと思います。
業界内でもセキュリティ面がかなり高いこと、仮想通貨を1円から買えること、手続きでの注意事項がポップで出ること、Tポイントでビットコインを買えること、等から仮想通貨取り引きの初心者にはかなりおすすめできると思います。
もし使用されるなら、住信SBIネット銀行を利用すれば、オンラインバンキングで手数料無料で入金でき、即座に資金が反映されるのでおすすめですね。
上級者の方は分かりませんが、自分のような投資初心者や中級者の方にはとても良いと思います。
Zaif(ザイフ)
Zaif(ザイフ)では販売所の「かんたん売買」と、取引所の「Orderbook trading」の両方で取引ができます。
取り扱い通貨数は22種類で、販売所は17種類、取引所は22種類全ての銘柄を取引可能です。
ビットコインやイーサリアムなどの有名な銘柄から、カウンターパーティやザイフなどの独自通貨も取り扱っているのが特徴です。
また、取引所「Orderbook trading」のチャートには、TradingViewが採用されており、様々なインジケーターや描画ツールでのチャート分析ができます。
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