【2025年7月最新】仮想通貨(ビットコイン)のスプレッド比較!スプレッドについて徹底解説!
(画像=NET MONEY編集部)

仮想通貨取引におけるスプレッドとは、「買値」と「売値」の差額のことです。これは、取引所で仮想通貨を購入・売却する際に発生する実質的なコストとなります。

「仮想通貨を取引したいが、スプレッドが高い...」「手数料を安く抑える方法はある?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、各仮想通貨取引所の販売所取引におけるビットコイン・イーサリアム・リップル・ソラナのスプレッドを徹底比較するとともに、手数料を安く抑える方法も紹介します。

仮想通貨のスプレッド比較!一番狭いのはGMOコイン
  1. 仮想通貨取引所のスプレッドとは?
    1. スプレッドの計算方法
    2. スプレッドは取引のタイミングによって異なる
  2. 仮想通貨のスプレッド比較!一番狭いのはGMOコイン
    1. 1位:GMOコイン
    2. 2位:BitTrade
    3. 3位:bitbank
    4. 4位:楽天ウォレット
    5. 5位:SBI VCトレード
  3. おすすめの仮想通貨取引所ランキング
  4. 主要取引所における各通貨のスプレッド比較
  5. スプレッドが広すぎると儲からない?手数料を安く抑える方法
    1. 販売所よりも取引所を利用する
    2. 取引する通貨によって取引所を使い分ける
    3. スプレッドの広がるタイミングを避ける
  6. 海外の仮想通貨取引所のほうが国内取引所よりもスプレッドが狭い?
  7. 仮想通貨のスプレッドに関してよくある質問
    1. 仮想通貨のスプレッドは広すぎる?

仮想通貨取引所のスプレッドとは?

仮想通貨取引におけるスプレッドとは買値と売値の差額のことであり、実質的な手数料として捉えられています。

例えばGMOコインの販売所画面を見ると、ビットコインの購入価格が1BTC=10,905,319円、売却価格が1BTC=10,373,352円となっています(2024年5月30日に調査)。この場合のスプレッドは、531,967円(約4.88%)です。

GMOコインのビットコイン(BTC)販売所画面
GMOコインの販売所画面から引用

仮に、ビットコインを購入して価格が変わらないうちに売却した場合、スプレッド分の約4.88%が損失となります。

スプレッドは仮想通貨取引所によって異なります。そのため、なるべくスプレッドが狭い仮想通貨取引所を選ぶことで、実質的な手数料を抑えることが可能です。

また、販売所ではなく取引所を選ぶことで、販売所よりも狭いスプレッドと取引手数料での取引が可能になります。

例えば、GMOコインの暗号資産FXの画面を見ると、ビットコインの購入価格が1BTC=10,646,697円、売却価格が1BTC=10,625,425円となっています(2024年5月30日に調査)。この場合のスプレッドは、21,272円(約0.20%)です。

GMOコインの暗号資産FXの販売所画面
GMOコインの販売所画面から引用

スプレッドの計算方法

スプレッドは販売所画面の購入価格と売却価格の差を出すことで計算できます。さらに、購入価格と売却価格の差を購入価格で割ることで、購入した直後に売却した場合、何%損するかを計算することができます。

取引画面にはスプレッドが表示されていないことがほとんどのため、自分で計算しましょう。

スプレッドの計算方法

(購入価格-売却価格)÷購入価格×100=スプレッド(%)

GMOコインの販売所で、イーサリアムを取引する場合を例に計算します。イーサリアムの購入価格は1ETH=601,330円、売却価格は1ETH=571,997円となっています(2024年5月30日に調査)。この場合のスプレッドは、29,333円(約4.88%)です。

イーサリアムのスプレッド

(¥601,330-¥571,997)÷601,330×100=約4.88%

GMOコインのイーサリアム(ETH)販売所画面
GMOコインの販売所画面から引用

スプレッドは取引のタイミングによって異なる

スプレッドは、売買のタイミングによって変動します。変動する要因として、流動性の変化と急激な価格変動が挙げられます。

スプレッドは流動性の高い通貨で安定し、流動性の低い通貨で広がる傾向にあります。ビットコインやイーサリアムといった主要な通貨は活発に取引が行われているため流動性が高いです。一方、発行されたばかりの通貨は、ほとんど取引されないため、流動性が低いです。

また、価格が急激に変動しているタイミングではスプレッドが広がる傾向にあります。購入注文が売却注文に比べて圧倒的に多い場合、売却注文が約定しづらく購入価格が吊り上がります。

流動性が低い通貨や、価格が急変動しているタイミングはスプレッドが広がりやすいので、注意が必要です。

仮想通貨取引所の手数料比較ランキング!安くビットコインを買う方法も紹介
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仮想通貨のスプレッド比較!一番狭いのはGMOコイン

仮想通貨の取引コストを左右する販売所のスプレッドは、取引所ごとに大きな差があります。

ここでは、主要な国内仮想通貨取引所における人気の高い4つの通貨(BTC、ETH、XRP、SOL)のスプレッドを比較し、ランキング形式でご紹介します

2025年3月30日時点で、各通貨のスプレッドが最も低い取引所は以下の通りです。

各通貨のスプレッドが最も低い取引所
  • ビットコイン(BTC):楽天ウォレット(4.54%)
  • イーサリアム(ETH):楽天ウォレット(4.57%)
  • リップル(XRP):BitTrade(3.32%)
  • ソラナ(SOL):BITPOINT(7.20%)

調査の結果、スプレッドの狭いランキング1位はGMOコイン(平均5.37%)となりました

GMOコインでは4銘柄すべてで安定したスプレッドを提供しているため、ビットコイン以外の仮想通貨にも投資したい方におすすめです。長期保有だけでなく頻繁な売買にも適した取引所です。

仮想通貨のスプレッド比較!一番狭いのはGMOコイン

また、スプレッド以外の観点も加えて評価したランキングが気になる人は以下の記事も確認してみて下さい。

仮想通貨取引所おすすめ12社比較ランキング!【初心者向け】
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1位:GMOコイン

GMOコイン
画像引用=GMOコイン公式HPより
GMOコインの概要
取扱通貨数(販売所) 20通貨
取扱通貨数(取引所) 24通貨
最低取引数量(BTC) 0.000001 BTC(販売所)
0.00001 BTC(取引所)
取引手数料(販売所) 無料
取引手数料(取引所) BTC,ETH,XRP,DAIがMaker:-0.01%Taker:0.05%
その他がMaker:-0.03%,Taker:0.09%
送金手数料 無料
入金手数料 無料
出金手数料 無料
スマホアプリ GMOコイン 暗号資産ウォレット(ios/Android)
取引ツール(PC) WEB TRADER
貸暗号資産
積み立て暗号資産
2024年6月時点
出典:GMOコイン
GMOコインのメリット
  • 東証プライム市場上場のGMOコインが運営しているので安心できる
  • 入出金・送金・取引手数料が無料
  • 口座開設が早い
GMOコインのデメリット
  • スプレッドが広い
  • 追証がある
  • 取引規制(売り・買い)がある

GMOコインは2016年10月に設立された仮想通貨取引所です。東証プライム市場上場のGMOグループが運営しており、信頼性の高い取引所として累計口座数は約70万口座に達しています(2024年12月時点)

GMOコインの特徴
  • 貸暗号資産は2種類のコースから選べる
  • 毎月500円から積立ができる
  • スマホアプリは2つのモードをスタイルに合わせて選べる

仮想通貨の長期保有を考えている人におすすめなのが貸暗号資産サービスです

貸暗号資産サービスとは?

仮想通貨を貸し付けるだけで貸借料を得られるサービスのこと。銀行と比較してリスクは高いものの、年利5%~20%以上のリターンを得られる可能性もある。

GMOコインでは、以下の2種類からコースを選べます。

GMOコインの貸暗号資産サービス
  • 「貸暗号資産ベーシック」:貸出期間最短1ヶ月、最大年率10%
  • 「貸暗号資産プレミアム」:貸出期間最短1週間、年率15%以上を狙える

相場が不安定なときは短期間、安定しているときは長期間貸し出すといった柔軟な運用が可能です。

またGMOコインでは、500円から積立投資が可能です。積立頻度を「毎月」または「毎日」から選択できるので、自分の投資スタイルに合わせた運用ができます。

GMOコインのスマホアプリは、初心者でも直感的に操作できる「ノーマルモード」とテクニカル指標や描画ツールが使える「トレーダーモード」を自由に切り替えられるため、幅広いユーザーにおすすめです。

\ビットコインを買うなら!/

GMOコインの評判・口コミ!メリットやデメリットも解説
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2位:BitTrade

Bittrade|取り扱い銘柄数ランキングNo.1
引用=BitTrade公式サイト
BitTradeのメリット
  • 取扱通貨数が国内最大級の43通貨
  • 取引所の取引手数料が無料
  • 高機能なスマホアプリ
BitTradeのデメリット
  • 仮想通貨の出金に手数料がかかる
  • 日本円の出金に手数料がかかる
  • レバレッジ取引の銘柄がビットコインのみ

BitTradeは取扱銘柄数やステーキング、貸暗号資産サービスなどが豊富で、初心者から上級者まで利用しやすいプラットフォームを提供しています。

BitTradeの特徴
  • 取扱通貨数が国内最大級の43通貨
  • スマホアプリが使いやすい
  • 積立投資に対応
  • レンディング(貸暗号資産)に対応

BitTradeは国内最大級の40通貨を取扱っており、ビットコインなどの有名な暗号資産だけでなく、ボバネットワーク、オントロジー、コスプレトークンなど、マイナーな暗号資産も多く取り扱っています。

また、BitTradeのスマホアプリはデザインがシンプルで初心者でも扱いやすいと人気を誇っています。トップページにすべての機能が配置されているため、利用したいサービスをすぐに見つけることが可能です。

BitTradeアプリ|トップ画面
引用:BitTrade

さらに、BitTradeは15通貨の積立投資や、ビットコインのレンディングにも対応しているため、暗号資産の長期保有をしたい人にもおすすめです。

\スマホアプリで暗号資産投資!/

3位:bitbank

ビットバンク|ワンタップでビットコインが買える取引所
画像引用=bitbank
ビットバンクの概要
取扱通貨数 41通貨
最低取引数量(BTC) 0.00000001BTC(販売所)
0.0001BTC(取引所)
取引手数料(販売所) 無料
(一部銘柄を除く)
取引手数料(販売所) メイカー: -0.02%
テイカー: 0.12%
(一部銘柄を除く)
送金手数料 0.0006BTC
入金手数料 無料
出金手数料 3万円未満:550円
3万円以上:770円
レバレッジ取引 2倍
スマホアプリ 仮想通貨 bitbank ビットコイン・リップル 取引所(ios/Android)
取引ツール(PC) ブラウザ上で使えるツールあり
貸暗号資産 -
積み立て暗号資産 -
2024年2月時点
出典:bitbank
ビットバンクのメリット
  • チャートが見やすい
  • 取引所で取引できる通貨が多い
  • セキュリティ評価 国内No.1
ビットバンクのデメリット
  • レバレッジ取引ができない
  • レンディングサービスの年率が低い
  • 出金手数料が高い

bitbankは2014年5月に設立された仮想通貨取引所です。国内最大級の取扱銘柄数を誇り、2025年1月末時点では41銘柄(取引所の取扱銘柄)を取引できます

bitbankの特徴
  • 第三者機関によるセキュリティ格付けで国内No.1
  • TradingViewのチャートが使える
  • スマホアプリの評価が高い

bitbankは仮想通貨取引所のセキュリティに関するランキングを公表している「CER.live」において、国内No.1の取引所と評価されています。実際に創業以来10年間、ハッキングなどの事故は起きていません。また、国内の暗号資産取引所として初めて、情報セキュリティ管理の国際規格である「ISO27001」を取得しています。

また、取引ツールにはPC版・スマホアプリ版ともに、高性能チャートのTradingViewを採用しています。100種類を超えるテクニカル指標を使用できるため、初心者から上級者まで快適に取引できるでしょう。

bitbankのスマホアプリ

スマホアプリでは、販売所と取引所両方の取引ができます。無駄のないスッキリした画面レイアウトが特徴で、スマホから手軽にビットコインの取引をしたい人におすすめです

\取扱銘柄数も多い!/

ビットバンク (bitbank)の評判は?手数料や取引所の取扱通貨を解説
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4位:楽天ウォレット

楽天ウォレット
画像引用:楽天ウォレット
項目 内容
取扱通貨数 全11通貨現物取引(BTC、ETH、BCH、OAS、POL)証拠金取引(BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、ADA、DOT、XLM、XTZ)
最低取引数量 (BTC) 現物:100円相当から購入可証拠金取引:0.01BTC
販売所取引手数料 無料
取引所取引手数料
送金手数料 (BTC) 0.001BTC
入金手数料 無料
出金手数料 (JPY) 300円(税込)
レバレッジ取引 最大2倍
スマホアプリ 楽天ウォレットの仮想通貨取引アプリ(iOS、Android)
取引ツール(PC) あり(証拠金取引のみ)
貸仮想通貨 なし
積立仮想通貨 なし
楽天ウォレットのメリット
  • 楽天ポイントで仮想通貨を購入できる
  • 仮想通貨を直接楽天キャッシュにチャージできる
  • 楽天銀行と連携することでリアルタイム入出金が可能
楽天ウォレットのデメリット
  • 購入できる通貨数が5種類と少ない
  • 取引所形式で通貨を取引できない

楽天ウォレット株式会社は2016年に設立され、金融庁の登録を受けている仮想通貨交換業者です。

楽天ポイント・楽天キャッシュ・楽天銀行などの「楽天経済圏」と密接に連携している点が特徴です。

楽天市場や楽天カードを使用して貯まった楽天ポイントを1ポイント1円相当として、最低100ポイントから仮想通貨の購入に利用できます。

さらに、楽天ウォレットで保有している仮想通貨を、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」として入金できます。

楽天キャッシュは楽天サービスだけでなく、楽天ペイアプリを使えば実店舗での支払いにも利用できるため、日本円に換金する手間が省ける点がメリットだといえるでしょう。

デメリットとして挙げられるのが、楽天ウォレットでは2025年3月時点で現物取引できる仮想通貨が5銘柄と、他の仮想通貨取引所と比較して少ない点です。

そのため、普段から楽天サービスを利用しており、イーサリアムやビットコインなど主要な通貨にのみ投資する方におすすめの取引所だといえるでしょう。

\楽天経済圏の利用者におすすめ!/

楽天ウォレットの評判・口コミって実際どう?独自のメリット、デメリットを徹底比較!
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5位:SBI VCトレード

SBI VCトレードのステーキングサービス
画像=SBI VCトレード公式サイト
SBI VCトレードの概要
取扱通貨数 36通貨
最低取引数量(BTC) 販売所:0.00000001
取引所:0.00000001
レバレッジ:0.00000001
取引手数料(販売所) 無料
取引手数料(取引所) Maker -0.01%,
Taker 0.05%
送金手数料 無料
入金手数料 無料
出金手数料 無料
レバレッジ取引 2倍
スマホアプリ VCTRADE mobile
取引ツール(PC) VCTRADE web
貸暗号資産
積み立て暗号資産
2025年6月時点
出典:SBI VCトレード
SBIのメリット
  • 運営者がSBIグループなので安心感がある
  • 取引手数料が無料
  • スプレッドが狭い
SBIのデメリット
  • 流動性が低く約定しにくいことがある
  • 定期メンテナンスがある

SBI VCトレードは、2016年に設立された暗号資産取引所です。SBIグループが運営しており、国内取引所ではめずらしい通貨の取り扱いもあります。

SBI VCトレードの特徴
  • 34銘柄で貸暗号資産が可能
  • ステーキング対象が14銘柄と豊富
  • アプリでさまざまなサービスの利用が可能

SBI VCトレードでは、取り扱いのある全36銘柄のうち34銘柄で貸暗号資産のサービスを提供しています。

貸暗号資産の年率は、募集案件や銘柄、貸出期間によって異なりますが、過去の案件では最大で年率20%の収益を得られたことがあります。

銘柄 ポルカドット
貸出期間 14日間
最小数量 3,000DOT
最大数量 6,000DOT
年率 20%

また、SBI VCトレードのアプリは、インジケーターでのテクニカル分析や入出金などにも対応しています。

スマホアプリ1つあれば、すべての操作が完結するので、取引のタイミングを逃すこともありません。出先での取引が多い人にはおすすめです。

\スマホアプリが便利/

SBI VCトレードの評判や口コミから徹底解説!メリットやデメリットを紹介
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おすすめの仮想通貨取引所ランキング

スプレッドの狭さや手数料といった条件を含めた総合的な観点から、仮想通貨取引所のおすすめをランキング形式でまとめました。

2025年6月時点
※銀行からの入金の場合は、振込手数料がかかります
※1 ※ 国内暗号資産交換業者における2016 年~2024 年の差金決済および先物取引を含んだ年間出来高。
(日本暗号資産取引業協会が公表する統計情報および国内暗号資産交換業者各社が公表する取引データに基づき当社にて集計。日本暗号資産取引業協会の統計情報については2018年以降分を参照)
ランキングの根拠についてはこちら
引用元:GMOコインCoincheckBitTradebitFlyerLINEBITMAXZaifSBI VC TradeBITPOINTビットバンクOKCoinJapanCointrade

総合力で一位であるGMOコインは取扱通貨の豊富さに加え、手数料の安さや使いやすいアプリ設計で多くのユーザーから支持されています。本ランキングで上位に入る取引所は、取引手数料だけでなく、スプレッド(買値と売値の差)も含めた実質コストが低く抑えられている点が共通しています。これにより、頻繁に取引を行うユーザーでも無駄なコストを抑えることができ、利便性とコストパフォーマンスの両立がなされている点が魅力でしょう。さらに、アプリの使いやすさや多彩な取引・運用サービスにより、多様な取引を実現できるものほど総合的に見たときにおすすめです。

主要取引所における各通貨のスプレッド比較

各通貨の主要取引所におけるスプレッドをランキング形式でまとめました。

■ビットコインのスプレッド一覧比較表
順位 仮想通貨取引所 スプレッド (%)
1位 楽天ウォレット 4.54%
2位 BITPOINT 4.59%
3位 GMOコイン 4.79%
4位 bitbank 4.88%
5位 SBI VC
トレード
5.28%
6位 BitTrade 5.41%
7位 bitFlyer 5.81%
8位 LINE BITMAX 5.82%
9位 Coincheck 5.96%
10位 Zaif 6.03%
2025年3月30日時点
■イーサリアムのスプレッド一覧比較表
順位 仮想通貨取引所 スプレッド (%)
1位 楽天ウォレット 4.57%
2位 GMOコイン 4.78%
3位 bitbank 4.88%
4位 BitTrade 4.97%
5位 SBI VC
トレード
5.95%
6位 bitFlyer 6.76%
7位 BITPOINT 6.85%
8位 Coincheck 6.92%
9位 Zaif 7.14%
10位 LINE BITMAX 7.56%
※2025年3月30日時点
■エックスアールピーのスプレッド一覧比較表
順位 仮想通貨取引所 スプレッド (%)
1位 BitTrade 3.32%
2位 GMOコイン 4.39%
3位 bitbank 4.89%
4位 SBI VC
トレード
5.94%
5位 BITPOINT 8.75%
6位 Coincheck 8.75%
7位 bitFlyer 9.53%
8位 LINE BITMAX 10.91%
Zaif 取扱いなし
楽天ウォレット 取扱いなし
2025年3月30日時点
■ソラナのスプレッド一覧比較表
順位 仮想通貨取引所 スプレッド (%)
1位 BITPOINT 7.20%
2位 GMOコイン 7.51%
3位 bitbank 7.69%
4位 BitTrade 8.08%
5位 SBI VC
トレード
8.20%
※2025年3月30日時点

ビットコインのスプレッドは4.54%~6.03%の範囲で比較的安定していますが、100万円相当のBTC取引では、最大で約1.5万円のコスト差が生じる計算になります。なかでも、1位の楽天ウォレットが最も狭いスプレッドを提供しており、取引頻度が高いユーザーにとっては有利な選択肢となるでしょう

一方で、イーサリアムのスプレッドは4.57%~7.56%と、取引所間でのばらつきが大きく、100万円相当の取引では最大で約3万円のコスト差が生じます。ただし、上位4位の取引所間ではスプレッド差が0.4%程度と小さいため、すでに利用している取引所や他の仮想通貨の取引条件も考慮し、総合的に判断することが重要です。

エックスアールピーに関しては、スプレッドが3.32%~10.91%と、取引所間で最大約7.6%もの大きな開きがあり、100万円相当のXRP取引では最大で約7.6万円のコスト差が生じます。このように差が大きいため、1位のBitTradeが最も狭いスプレッドを提供しており、2位のGMOコイン(4.39%)と比較しても約1%の差があります。頻繁に取引する場合にはこの差が積み重なり、取引コストに大きく影響するため、BitTradeが最適な選択肢となるでしょう。

また、ソラナ(SOL)のスプレッドは7.20%~8.20%の範囲内に収まっており、取引所間では約1%の差があります。100万円相当の取引であれば、最大で約1万円のコスト差が発生します。そのため、スプレッドが最も狭いBITPOINT(7.20%)を選ぶことで、取引コストを抑えることができます

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スプレッドが広すぎると儲からない?手数料を安く抑える方法

スプレッドが広いことで、実質的な手数料が高くなり、利益が目減りする場合があります。手数料を安く抑えるためにはスプレッドが狭い取引所の利用がおすすめです。

取引所での取扱いがない通貨は、別の仮想通貨取引所の利用を検討するか、スプレッドが安定したタイミングで取引をするようにしましょう。

販売所よりも取引所を利用する

仮想通貨の取引手数料を安く抑えるために、販売所よりも取引所を利用するようにしましょう。販売所ではスプレッドが広く設定されていますが、取引所では狭いスプレッドと-0.02%~0.15%程の取引手数料で売買が可能です。

販売所は、CoincheckやGMOコインといった暗号資産交換業者とユーザーが取引をします。一方、取引所はユーザー同士が取引をするという違いがあります。

??ビットコインの取引所手数料一覧
  ビットコイン取引所手数料
Coincheck Maker:0.000%
Taker:0.000%
GMOコイン Maker:-0.01%
Taker:0.05%
bitbank Maker:-0.02%
Taker: 0.12%
BitTrade Maker:0.000%~0.000%
Taker:0.000%~0.000%
SBI VCトレード Maker:-0.01%
Taker:0.05%
BITPOINT 無料
Zaif Maker: 0%
Taker : 0.1%
bitFlyer 約定数量×0.01~0.15%
DMM Bitcoin ¥73/0.001 BTC
(BitMatch注文)
LINE BITMAX 取引所での取扱なし

販売所よりも取引所を利用することで、実質的な手数料を安く抑えることができ、スプレッドが広くて儲からないという事態を防ぐことが可能です。

暗号資産(仮想通貨)の取引所と販売所の違いは?おすすめなのはどちらか徹底比較
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取引する通貨によって取引所を使い分ける

取引をしたい仮想通貨が取引所で取り扱われていない場合があります。そのような場合は、別の仮想通貨取引所の利用をおすすめします。

仮想通貨取引所によって、販売所でのみ取扱いのある通貨と取引所でのみ取扱いのある通貨、両方で取扱いのある通貨が異なります。

例えば、仮想通貨ソラナ(SOL)を取引する場合、SBI VCトレードでは販売所でのみ売買が可能ですが、GMOコインでは販売所と取引所の両方で売買が可能です(2025年4月時点)。そのため、GMOコインの口座を開設して、取引所でソラナを購入することをおすすめします。

取引所に取引したい通貨があるかどうかで仮想通貨取引所を使い分けることで、スプレッドとして取られる実質的な手数料を安くすることが可能です。

スプレッドの広がるタイミングを避ける

取引の利便性を重視する場合や、取引したい通貨が販売所にしかない場合に、販売所を利用することもあるでしょう。その場合は、スプレッドが広がるタイミングを避けて取引をしましょう。

スプレッドが広がるタイミングとして、流動性が低いときと価格が急変動しているときが挙げられます。

ここでいう流動性の低いときとは、主に深夜から早朝の欧米・アジアの市場が動いておらず注文の少ない時間帯を指します。取引量が少なくなることでスプレッドが開きやすいため避けるべきでしょう。

加えて価格が急変動しているときの取引もリスクを伴います。経済指標の発表、要人の発言といった直後は慎重に取引を行う必要があるでしょう。

 

このタイミングを避けることで、スプレッドが安定した売買価格での取引が可能になります。

 

海外の仮想通貨取引所のほうが国内取引所よりもスプレッドが狭い?

海外の仮想通貨取引所は、国内取引所と比較してスプレッドが狭い傾向があります。?理由は、海外取引所はユーザー同士が直接取引する「取引所」形式を主流としているためです。

例えば、海外取引所MEXCのビットコインのスプレッドは0.01ドル(2025年3月30日時点)と、ほぼ価格差がありません。

海外取引所MEXCのビットコインのスプレッド
引用=MEXC

ただし、海外取引所を利用する場合、以下のような点に注意する必要があります。

海外取引所の注意点
  • ドル換算のため税金の計算がやや煩雑になる
  • 日本語に対応していない取引所もある
  • 詐欺に遭う可能性がある

海外取引所では取引がドル建てのため、確定申告時に取引時点での日本円への換算作業が必要となり、為替レートの変動も考慮した計算が求められます。

また、多くの海外取引所サイトは日本語表記に対応していますが、サポートが日本語に対応していない取引所もあるため、トラブル時に十分なサポートを受けられない可能性があります。

さらに、海外取引所の突然の閉鎖リスクや、セキュリティ対策の不足、偽サイトによるフィッシング詐欺などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

これらのリスクを考慮すると、取引コストを抑えたいのであれば、国内取引所の取引所サービスを利用した方が安全だといえるでしょう。

仮想通貨のスプレッドに関してよくある質問

仮想通貨のスプレッドに関してよくある質問

仮想通貨のスプレッドは広すぎる?

仮想通貨のスプレッドは、FXと比較すると全体的に広がりやすい傾向があります。

理由として、FXは取引量が多く市場が成熟しているのに対し、仮想通貨市場はFX市場と比較して買い手・売り手の数が少なく、価格変動が激しくなるためです。

例えば、GMOコインが提供する外国為替FXの代表的な通貨ペアのスプレッドは0.06%~0.08%です。これに対し、仮想通貨取引のスプレッドは約4.5~10%と大きく開いています。

GMOコインが提供する外国為替FXの代表的な通貨ペアのスプレッド
引用:GMOコイン
銘柄 スプレッド(%)
USD/JPY 0.06%
EUR/JPY 0.07%
GBP/JPY 0.07%
AUD/JPY 0.08%

販売所を利用して仮想通貨を取引する際は、取引コストを十分考慮した上で投資戦略を立てることが重要です。