「クレジットカードでANAマイルがためられるカードがないか」と探しているなら、ANAアメリカン・エキスプレス・カードは有力な選択肢になるでしょう。ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、年会費はかかりますがANAマイルがお得にたまり、他にも付帯サービスが多いのが魅力です。
この記事ではANAアメリカン・エキスプレス・カードを作ろうかどうか迷っている人に向けて、サービス内容や評判などを紹介します。他のカードも気になる方はおすすめのカードをチェックしてみてください。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードとは?
まず、ANAアメリカン・エキスプレス・カードのスペックを紹介します。
年会費 | 7700円 | 家族カード | 2750円 |
---|---|---|---|
ポイント還元率 | 0.5~0.75% | ETC | ETCカード |
たまるポイント | ANAアメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワード | 付帯電子マネー | 楽天Edy |
交換可能マイル | ANA、JAL、スカイ | 付帯保険 | 海外旅行、国内旅行、ショッピング |
スマホ決済 | Apple Pay | タッチ決済 | - |
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、アメリカの国際カードブランドであるアメリカンエキスプレス(アメックス)とANAがコラボして作られたカードです。ANAが提携先になることで、航空関係のサービスが手厚いことが特徴です。空港や付随するレストランなどでさまざまなサービスを受けられるので、幅広い年代に人気があります。
同時に提携先であるアメックスは日本の国際ブランドJCBとも提携しているため、JCB加盟店でも利用 可能です。他の国際ブランドと比べると若干シェアは低めですが、国内外でも幅広く利用されている人気のカードです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの良い評判
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの良い評判として以下のような声があります。
・同伴者1名までなら無料で空港ラウンジを使えるのでお得
・旅行保険がつくので安心して利用できる
・無料で空港のサービスが利用できるのがうれしい
・無期限ポイントのおかげで旅行の時間も有効に使える
・ポイントやANAマイルがたまっていく
このようにポイントのたまりやすさや有効期限の長さ、保険の付帯がつくことを評価する声が多いようです。とくにANAと連携していることで、ANAマイルがたまりやすいのが一番のメリットだといえるでしょう
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの悪い評判
一方で、ANAアメリカン・エキスプレス・カードの悪い評判としては、以下のようなものがあります。
・年会費やポイントの移行コストがやや高い
・家族カードが無料で利用できない
・旅行をする回数が少ないとお得感を覚えられない
・ポイントの還元率がやや低めに感じる
年会費や移行コストの高さ・家族カードが有料など、金銭的な面でのマイナスの評価があるようです。また旅行をする回数が少ない人には恩恵が受けられず、使いにくいとの声も一部あるようです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのメリット
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを使うことで、以下のようなメリットが得られるでしょう。
メリット
- ANAマイルがたまりやすい
- ANAマイルがたまりやすい
- 旅行保険が利用付帯
- 空港関連の付帯サービスが豊富
それぞれのポイントの詳細を以下にまとめて解説します。
ANAマイルがたまりやすい
ANAアメリカン・エキスプレス・カードを利用すると、ANAポイントもたまりやすいです。理由は、まず会員になると1000マイルのボーナスがつく点、カードの利用を続けると年に1000マイルがつく点にあります。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでつくポイントはマイルへの変更が可能なので、旅行によく行く人ほど恩恵を受けられるでしょう。また入会後3か月以内にカードを利用すれば最大で3000マイルが付与される点も魅力です。
マイルの内訳は100円が1ポイント・1マイルとなり、ANA航空券購入で100円=2.5マイルとなります。他にも加盟店でカードを利用すればポイントとマイルを同時に入手できる点、さらにはANAの航空便の利用で搭乗時にボーナスマイルがもらえる点も非常に魅力的です。
ANAマイル有効期限が実質無期限にできる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのポイント有効期限は、基本的には3年とされます。ただしアイテムに交換すると、有効期限が延びます。とはいえ3年以上利用がないとポイントが失効するのは痛手といえます。
もしマイルの有効期限を実質無期限にしたいのであれば、ポイント移行コースへの入会がおすすめです。入会中はポイントの有効期限が無期限となります。おすすめの使い方はポイントをずっとためておき、タイミングを見計らってマイルに移行する方法です。こちらの方法を使えば実質無期限でマイルを使えるようになります。
ただし年会費が6600円かかること、交換したANAマイルの有効期限は36か月間であるので、使わない時に交換しない点などには注意が必要です。
旅行保険が利用付帯
国内旅行でANAアメリカン・エキスプレス・カードを利用するとき、公共交通機関や宿泊料金などをカードで支払えば、最大で2000万円までの国内旅行傷害保険が付帯されるのも魅力の一つです。
また海外旅行のときにもチケットやツアーの料金をカードで支払えば、傷害死亡や後遺障害への保険として最大で3000万円までの海外旅行傷害保険が付帯されます。
空港関連の付帯サービスが豊富
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、空港関連の付帯サービスも豊富でとくにラウンジが利用できる点と、荷物を無料で運んでくれるサービスも大きな魅力です。
以下にそれぞれのサービスのポイントを紹介します。
■国内28か所・海外はホノルルで空港ラウンジを利用できる
カードと搭乗券を提示すれば、アメリカン・エキスプレスが提供する国内外29空港の空港ラウンジを、同伴者1名とともに無料で利用できるのもうれしいサービスです。
以下に利用可能な国内外の空港の一覧を紹介します。
地域 | 空港名 |
---|---|
北海道・東北地方 | 新千歳空港 函館空港 青森空港 秋田空港 仙台国際空港 |
関東地方 | 羽田空港第1ターミナル 羽田空港第2ターミナル 羽田空港第3ターミナル 成田国際空港第1ターミナル 成田国際空港第2ターミナル |
中部・北陸地方 | 新潟空港 富山空港 中部国際空港 小松空港 |
近畿地方 | 伊丹空港 関西国際空港 神戸空港 |
中国・四国地方 | 岡山空港 広島空港 米子空港 山口宇部空港 高松空港 松山空港 徳島空港 |
九州・沖縄地方 | 北九州空港 福岡空港 長崎空港 大分空港 熊本空港 鹿児島空港 那覇空港 |
海外 | ホノルル国際空港 |
■スーツケース無料配送サービスなども充実
空港関連のサービスでもとくにうれしいのが、スーツケースなどの手荷物の無料配送サービスです。海外旅行のときには荷物も多くなりがちだが、帰国の際空港から自宅までスーツケースを無料で配送してくれるのはうれしいサービスです。
成田国際空港や中部国際空港・関西国際空港などを利用するなら、ぜひサービスを受けてみるとよいでしょう。
ANA関連のお店でショッピングがお得
空港内でのショッピングに関しても、全日空商事空港ショップでカードを利用して買い物をすれば1000円(税込)以上の料金が、5%OFFとなる点もうれしいポイントです。
ポイント還元率やANAカードマイルプラス加盟店についての詳細は、以下のようになっています。
・空港内免税店では5~10%OFFの割引がある
・国内線・国際線の機内販売でも5%OFFの割引がある
・空港内店舗「ANA FESTA」を利用すれば10%OFF割引が利用できる
・パッケージツアーにも5%OFFの割引がある
・ANAカードマイルプラス加盟店を利用すればさらに100円または200円につき、1マイルがたまる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには空港や旅行に関連する複数のショッピング割引があるので、買い物の際はカードの利用がおすすめです。
ショッピング保険も付帯している
ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、ショッピング保険も付帯しています。カードで支払った商品が不慮の事故などで破損した場合、原則1名まで年間最高200万円まで補償されるのは大きなメリットです。ただし「補償期間は90日以内」「補償の限度額は購入店の領収書に記載された金額で、損害部分の価値を超えた補償はされません(いずれの補償でも一度の事故について1万円の免責が発生する)」ので注意しましょう。
オンライン・プロテクションで安心ネットショッピング
ANAアメリカン・エキスプレス・カードではカードの紛失や盗難、オンラインでの不正利用についても補償がされます。もしそれらの事故が起きたとしても、原則料金を支払わずに済むのは大きなメリットでしょう。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのデメリット
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには、以下のようなデメリットがあります。
デメリット
- 年会費がかかる
- 家族カードが有料
- ポイント移行費がかかる
■年会費がかかる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が7700円かかるのは大きなデメリットだ。他のANA一般カードと比較してみても少し高い設定といえます。
ただカードにはANAのサービスの他にも、アメックスならではの特典もついているので一概に年会費がデメリットになるとは限りません。
■家族カードが有料
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは年会費もかかりますが、家族カードも有料となります。家族カードをプラスするには、さらに2750円がかかるのでその点はデメリットでしょう。
■ポイント移行費がかかる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ポイントをANAマイルに移行するために「ポイント移行コース」への登録が必須です。その場合ポイントの有効期限が無期限となる点は魅力的ですが、参加費用として年に6600円(自動更新)がかかるのもデメリットのひとつです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの作り方
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、オンライン上でカードが発行できます。
発行までの手順は以下の通りだ。
- 必要情報をフォームに入力
希望のカードを選択し、申込みフォームに必要情報を入力します。申し込む本人が記入する必要があるので注意する必要があります。 - 申し込み後の審査
審査には10日間ほどかかるので、結果が出るまで待ちましょう。 - 本人確認手続きの依頼
個人向けか法人向けかで違うので、必要書類を提出します。 - カードの発行
新規カードが本人宛てに届くが受け取り方法の変更は不可能です。 - カードの利用開始
必ずカードの裏面に署名した上で利用開始となります。
キャンペーンや入会特典は?
現在は新規入会特典として、ご入会後4ヶ月以内のカードご利用で最大61,000ポイントが獲得可能となっています。
詳細は以下の通りです。
キャンペーン詳細
- ご入会後4ヶ月以内のカードご利用で最大61,000ポイントプレゼント!
- ご入会で1,000マイルプレゼント(プロダクト付帯特典)
- ご入会後4ヶ月以内に50万円のカードご利用で20,000ボーナスポイントプレゼント
- ご入会後4ヶ月以内に120万円のカードご利用で15,000ボーナスポイントプレゼント
- ご入会後4ヶ月以内に150万円のカードご利用で10,000ボーナスポイントプレゼント
普段の買い物でANAマイルを貯めたい人におすすめ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードがおすすめの方は、ステータスシンボルとしてカードが欲しい方や、サポートや付帯保険が充実したカードを持ちたい方、普段の買い物でANAマイルをためたい人です。
年会費が無料にならない上、ANAマイルに移行するには「ポイント移行コース」への入会が必須で、別に年会費もかかってくるのは残念ですが、サービス内容を考えると持っておいて損はないでしょう。メリットやデメリットを確認の上、カードの発行をするのがおすすめです。
この記事でANAアメリカン・エキスプレス・カードが便利と感じたなら、ぜひ利用を検討してみてください。