暗号資産に関する利用実態調査

株式会社ZUU(代表取締役:冨田和成、東証グロース4387)が運営する金融情報メディア「NET MONEY」(https://zuu.co.jp/media/)は、この度暗号資産の利用実態についてアンケート調査を実施いたしました。

利用実態調査の詳細

調査概要

 調査実施期間  2022年6月
実査機関 株式会社クロス・マーケティング
 調査目的  暗号資産取引所口座保有者への利用に関する調査
 調査対象  暗号資産取引所の口座を保有している方
 調査方法  インターネットリサーチ
 調査対象者数  1,000名
 調査対象地域  日本国内
 母集団  暗号資産(仮想通貨)取引所で口座を有する国内の20歳から59歳の男女1,000名

「暗号資産に関する利用実態調査」のサマリ

暗号資産は投資対象として始められる方が多く、決済手段など投資以外の用途で活用しようと考えている人はまだ少数派のようです。暗号資産は少額で投資できることが魅力で、取引所を選ぶ理由の第一位は「会社の知名度・信頼性」でした。最も期待する暗号資産はビットコインで全体の48%を占めました。

【質問1】口座開設を検討した暗号資産(仮想通貨)取引所をお知らせください。

  回答数
bitFlyer 256 15%
Coincheck 243 14%
GMOコイン 222 13%
楽天ウォレット 200 12%
DMM Bitcoin 130 8%
SBI VCトレード 97 6%
bitbank 93 5%
BITPOINT 80 5%
LINE BITMAX 72 4%
Zaif 52 3%
Liquid by FTX 39 2%
SBI VCトレード 37 2%
DeCurret 30 2%
その他 168 10%

上位4社(bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、楽天ウォレット)が均衡しています。その他の割合も多くなっています。

※複数回答可

【質問2】実際に口座を開設した暗号資産(仮想通貨)取引所をお知らせください。

  回答数
bitFlyer 219 15%
Coincheck 206 14%
GMOコイン 190 13%
楽天ウォレット 181 13%
DMM Bitcoin 108 8%
SBI VCトレード 73 5%
bitbank 69 5%
BITPOINT 60 4%
LINE BITMAX 60 4%
Zaif 42 3%
Liquid by FTX 24 2%
SBI VCトレード 22 2%
DeCurret 20 1%
その他 166 12%

上位4社(bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、楽天ウォレット)が均衡しており、その他の割合も多く、検討した取引所と同様の結果になっています。

※複数回答可

【質問3】メインで利用している暗号資産(仮想通貨)取引所をお知らせください。

  回答数
bitFlyer 163 16%
Coincheck 153 15%
GMOコイン 139 14%
楽天ウォレット 132 13%
DMM Bitcoin 68 7%
SBI VCトレード 42 4%
BITPOINT 36 4%
bitbank 36 4%
LINE BITMAX 34 3%
Zaif 13 1%
Liquid by FTX 10 1%
SBI VCトレード 5 1%
DeCurret 5 1%
その他 164 16%

上位4社(bitFlyer、Coincheck、GMOコイン、楽天ウォレット)が均衡しており、その他の割合も多く、検討した取引所と実際に解説した取引所と同様の結果ですが、その他の割合が増加しています。

※複数回答可

【質問4】今利用している暗号資産(仮想通貨)取引所を選んだ理由のうち、最もあてはまるものをお知らせください。

  回答数
会社の知名度・信頼性 147 15%
取扱銘柄(通貨)数の多さ 129 13%
各種手数料の安さ 126 13%
口コミ・評判 98 10%
スプレッドの低さ 75 8%
アプリ・取引ツールの使いやすさ 74 7%
最低取引金額の低さ 71 7%
セキュリティの高さ 60 6%
レバレッジ取引が可能 42 4%
その他 178 18%

1位は「会社の知名度・信頼性」でした。盗難被害の多い暗号資産らしい結果となっています。

【質問5】実際に暗号資産に投資している金額をお知らせください。

  回答数
~5万円未満 266 27%
5万円以上~10万円未満 124 12%
10万円以上~30万円未満 103 10%
30万円以上~50万円未満 79 8%
50万円以上~100万円未満 97 10%
100万円以上~300万円未満 62 6%
300万円以上~500万円未満 31 3%
500万円以上~800万円未満 18 2%
800万円以上~1000万円未満 12 1%
1000万円以上~ 24 2%
投資していない 184 18%

5万円未満が一番多く全体の27%を占めました。少額投資を行っている方が多いようです。

【質問6】暗号資産(仮想通貨)取引を始めた(始めようとしている)理由・目的は何ですか?

  回答数
少額から始められるから 323 20%
将来性がありそうだから 272 17%
勉強、経験になるから 210 13%
今後利用が広がりそうだから 192 12%
中長期的な利益が得られそうだから 148 9%
短期的な利益が得られそうだから 95 6%
現在決済手段として利用しているから 87 5%
トレンドだから 71 4%
周囲に勧められたから 60 4%
その他 150 9%

「少額から始められる」が最も多く、次に「将来性がありそうだから」が多い結果となりました。一般的な金融商品と比べて値上がり幅が大きく、少額でも大きなリターンが得られる可能性がある暗号資産の特徴を反映した結果と言えるのではないでしょうか。

※複数回答可

【質問7】暗号資産(仮想通貨)の投資に魅力を感じる点は何ですか?

  回答数
少額から投資できる 380 25%
高いリターンが期待できる 240 16%
取引が簡単である 196 13%
グローバルである 152 10%
現物の保有ができる 142 10%
証拠金取引ができる 93 6%
トレンドである 79 5%
その他 17 1%
特になし 194 13%

暗号資産を始めた理由と同様に「少額から始められるから」が一位となりました。

※複数回答可

【質問8】暗号資産(仮想通貨)を今後どのように活用したいですか?

  回答数
投資(長期保有) 462 36%
投資(短期保有) 268 21%
決済手段 173 13%
送金手段 120 9%
資金調達 92 7%
その他 167 13%

投資として暗号資産を活用していく方が半分以上を占めています

※複数回答可

【質問9】暗号資産(仮想通貨)は日本でも決済方法として広まると思いますか?

  回答数
広まると思う 530 53%
広まるとは思わない 470 47%

少しだけ「広まると思う」が多いですが、ちょうど半分に割れていると言えるでしょう。

【質問10】暗号資産(仮想通貨)の取引はいつから始めましたか?

  回答数
2014年以前 26 3.2%
2015年~ 14 1.7%
2016年~ 18 2.2%
2017年~ 53 6.5%
2018年~ 84 10.3%
2019年~ 110 13.5%
2020年~ 223 27.3%
2021年~ 192 23.5%
2022年~ 96 11.8%

2020~2021年に暗号資産取引を始めた方が多いようです。ビットコインが史上最高値を記録したのが2021年11月9日(2022/07/13現在)ですので強気相場が要因で取引をする方が増えたと言えるでしょう。

※無回答:184名

【質問11】最も期待している暗号資産(仮想通貨)を教えて下さい。

  回答数
ビットコイン(BTC) 480 48.0%
イーサリアム(ETH) 69 6.9%
リップル(XRP) 56 5.6%
ビットコインキャッシュ(BCH) 30 3.0%
テザー(USDT) 27 2.7%
バイナンスコイン(BNB) 25 2.5%
ポルカドット(DOT) 20 2.0%
モナコイン(モナコイン) 20 2.0%
カルダノ(ADA) 18 1.8%
ドージコイン(DOGE) 14 1.4%
ライトコイン(LTC) 13 1.3%
オーエムジー(OMG) 12 1.2%
ステラルーメン(XLM) 10 1.0%
コスモス(ATOM) 7 0.7%
エンジンコイン(ENJ) 7 0.7%
ネム(XEM) 5 0.5%
ファイルコイン(FIL) 4 0.4%
ハーモニー(ONE) 4 0.4%
クアンタム(QTUM) 4 0.4%
アイオーエスティー(IOST) 4 0.4%
リスク(LISK) 4 0.4%
トロン(TRX) 3 0.3%
イーサリアムクラッシク(ETC) 2 0.2%
テゾス(XTZ) 1 0.1%
ベーシックアテンショントークン(BAT) 1 0.1%
その他 160 16.0%

ビットコインがほぼ半数を占める結果になりました。