数あるビジネスカード の中でも、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」は、ビジネスオーナーにとって有力な選択肢になるでしょう。実際に申し込むにあたっては、事前に実際に利用している人からの評判を調べることが重要です。 この記事では、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを検討している人のためにその評判や特徴をまとめて解説します。他のカードも気になる方はおすすめのカードをチェックしてみてください。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード とは?

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを持っていれば、ビジネスや旅行などの場面で、充実したサービスを受けることができます。プラチナ・カードらしい、多種多様な優待が特徴です。基本的なスペックは以下のようになっています。

アメックスビジネスプラチナ
年会費(税込) 16万5000円
ポイント還元率 0.5%
ポイント メンバーシップ・リワード
交換先マイル ANA・JAL・スカイマイル
追加カード ETCカード
付帯保険 国内・海外旅行、ショッピング
電子マネー
スマホ決済 Apple Pay

他のプラチナカードとの比較

アメックス系の上級カードは複数あります。以下でアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードとセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの比較結果を示しました。

  アメックス セゾン
年会費(税込) 16万5000円 2万2200円
ポイント還元率 0.5% 0.5%~1% ※
ポイント メンバーシップ・リワード セゾン永久不滅ポイント
交換先マイル ANA・JAL・スカイマイル ANA・JALマイル
追加カード ETCカード ETC・家族カード
付帯保険 国内・海外旅行、ショッピング 国内・海外旅行、ショッピング
電子マネー
スマホ決済 Apple Pay Apple Pay
主な特典 航空券や乗車券などの手配、ホテルメンバーシップなど 法人口座、コンシェルジュなど
※ ご利用金額1,000円(税込)ごとに永久不滅ポイントが1ポイント(約5円相当)付与されます。また、交換商品によっては、1Pの価値は5円未満になります。

年会費の安さとポイントの基本還元率ではセゾンが有利な印象です。一方、ックスの方が充実の特典を受けられる上、ステータスも高く感じてもらいやすいでしょう。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの評判

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの評判は、どのようなものがあるのでしょうか。良いものと悪いもの両方紹介します。

良い評判

・ステータス性が高い

・限度額に制限がない

・プライオリティパスもついているので海外出張でも余裕のある出発ができる

良い口コミとしては、ステータスの高さを評価する声が見られました。他にも限度額に制限がないことや、プライオリティパスのような空港関連サービスなどのメリットを挙げる口コミも見られます。充実したサービス内容からくる利便性は、多くのユーザーに伝わっているようです。

悪い評判

・コインパーキングでアメックスが使えない場面によく直面する

・年会費が高い

・デスクが電話に出るのが遅い

一方で、アメックスを使える場面が少ないという不満が見られました。利用可能な場所が限られていると、好きな店でカード決済ができないおそれがあります。他にも年会費の高さやコンシェルジュの対応など、気になる場面を挙げるユーザーがいるようです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードのメリット

アメックスのビジネス・プラチナ・カードには、多数のメリットがあります。ビジネスサポートや空港関連のサービスをはじめ、充実した内容に注目してみましょう。

ビジネスサポートもプラチナ

ビジネスサポートの充実性は見逃せません。会計やリボ払い、ETCなどさまざまな観点から仕事を支える特典が満載です。

クラウド会計ソフト freee

個人事業主や中小企業向けのクラウド会計ソフトである「freee」に、カードの利用情報を取り込むことができます。アメックスのビジネス・カードには経費を決済できる機能があるため、freeeとの相性がよく、経費精算の効率を高めることができるでしょう。

ペイフレックス あとリボ for Business

ビジネス目的で使ったお金をリボ払いで支払うこともできます。これは毎月の支払額を統一して、必要な総支払額がゼロになるまで金利とセットで決済する形式です。起業時の資金や想定外の出費が出たときには、リボ払いにすることでメリットが感じられる場面があるかもしれません。

カードローン

アメックスのビジネス・プラチナ・カードを使って、カードローンを組むことが出来ます。こちらも起業や事業拡大時に必要になった資金、想定外の出費への対応に役立つでしょう。ただし金利もそれなりにつくため、計画的に利用することが重要です。

ビジネス・セービング

宅配料金などのコスト削減を受けられる優待サービスです。2021年6月時点では、同年9月30日まで特定の宅配会社よりキャンペーンを受けられます。主なサービスは以下のとおり。

会社名 内容
西濃運輸 カンガルーミニ便運賃契約の優待
DHL DHLエクスプレスワールドワイド輸送料金を定価より10%割引
オフィス・デポ 商品代金から3%の割引

ETCカード

ETCカードがあれば、高速道路の料金所をスムーズに通ることができます。年会費無料で、会員本人なら1人20枚まで入手可能です。

ボーナスポイント・パートナーズ

アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードを対象加盟店で使うことで、効率的にポイントを稼げるプログラムです。最大で還元率が5%まで上がるので、チャンスがあれば積極的に活用しましょう。

補助金・助成金検索

ビジネスでは資金繰りに困る場面も多いため、補助金や助成金が欠かせません。アメックスでは個人事業主や中小企業の経営者を対象に、資金のサポートを受けられる可能性を診断できるサイトにアクセスが可能です。申請や書類作成を代行してもらいたい場合、カード会員はコンサルティング費用として33万円で利用可能となっています。

調査とコンサルティング

ビジネス情報の「ジー・サーチ」を月会費無料で使うことができます。他にも「プロフェッショナル・サービス」として弁護士や税理士などに相談できるなど、ビジネス情の問題を解決できる糸口をつかむこともできるでしょう。

福利厚生の優待が充実

福利厚生として使える優待が多いことも魅力の一つです。「クラブオフ」で心身をリラックスできたり、レストランやダイニングで、このカードのメリットを感じることができるでしょう。

クラブオフ

クラブオフは心身のリフレッシュを目的とした福利厚生プログラムです。対象店舗は国内外20万カ所以上におよびます。カード会員だけでなく、追加カードを所有する社員も使えるなど、社員の福利厚生プランとしても利用ができます。

レストラン・ダイニングの優待

食事の際に優待を受けられるのもメリットです。全国約200のレストランでのコース料理を2名以上での利用で1名分無料になる他、一流ホテルのレストランやバーで、ウェルカムドリンクを提供してもらえたり、個室の利などの優待が受けられます。仕事で必要なコミュニケーションの場を設けるうえで役に立つでしょう。

ホテル・メンバーシップ

ホテルの上級メンバーシップへ登録でき、部屋を無料でアップグレードしてもらえたりレイトチェックインが可能になるなど、ホテルで上質のサービスが受けられます。

また、国内ではホテルの無料宿泊券がもらうこともできます。条件は毎年のカード更新で、その度に1度だけ無料宿泊券を入手できる仕組みです。ビジネスに限らず、仕事の疲れを癒やすための旅行に有用でしょう。

ファイン・ホテル・アンド・リゾート

世界1,500カ所以上のホテルが加盟しているプログラムで、対象施設の予約により様々な特典を楽しめます。

特典内容は100米ドル相当分のホテルクレジット、2名分の朝食サービス、客室内のwi-fi無料などとなっています。アメックスの上級会員ならではの優雅なサービスを味わえるチャンスといえるでしょう。

その他様々な優待

アメックスのビジネス・プラチナ・カードでは、他にも様々な優待サービスがあります。たとえばヘリコプターやクルーザーなどを手配してもらえる「ビジネス・プラチナ・トラベル・サービス」は注目です。

他にもゴルフコースのプレイ料金が1名分だけ無料になるなど、さまざまな場面でお得感を味わえます。

旅行保険が自動付帯で補償・家族もOK

国内・海外問わず旅行保険が自動付帯となっていて、国内で5,000万円まで補償、海外も最大5,000万円まで補償が下ります。会員の家族が旅行先でケガを負ったときも、同様に保険が下りるしくみです。

日本と海外では医療制度が異なるため、旅行先でケガを負うと想定外のコストを背負う可能性があります。そうしたときには、クレジットカードに保険の自動付帯があると助かるでしょう。

キャンセル・プロテクションが50万円まで

キャンセル・プロテクションは、やむを得ない事情で出張やイベントに参加できなかったときの補償措置です。航空機の遅延や病気やケガによる入院を受けたときなどに利用できます。 購入したまま使えなかったチケットやホテル代には、本来キャンセル費用がかかります。しかしキャンセル・プロテクションの利用によりコストの補償が可能です。アメックスのビジネス・プラチナなら年間最高50万円までの補償となっています。

国内航空機遅延費用も補償

国内の航空機の出発や到着が遅れたときに、遅延費用や手荷物紛失などの補償を受けられる制度です。条件は国内線のチケットをカード払いすることです。

乗継や出航の遅延および欠航、手荷物の受取の遅延などに対しては最高3万円の補償を受けられます。手荷物の紛失で受け取れなくなったら最高6万円まで補償が可能です。

ビジネス・プラチナ・カード・アシスト

アメックスのビジネス・プラチナ会員なら、出張などのとき、こちらのサービスに交通機関や宿泊施設の手配を任せられます。具体的には航空券、JR乗車券、ヘリコプターなどの手配、世界中のホテルの予約も頼めるのが特徴です。

プラチナな空港サポート

空港サポートも本格的です。国内外1400以上の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で使えるプライオリティパス無料で付帯していたり、スーツケースの無料配送を業者にまかせたりできます。出張や旅行時には積極的に使ってみましょう。

追加カードが4枚まで無料・ETCカードも複数枚所有できる

アメックスのビジネス・プラチナ・カードは、4枚まで無料で追加できる他、会員本人ならETC用は20枚まで持つことができます。カード追加をある程度許容しているのも魅力です。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードのデメリット

アメックスのビジネス・プラチナ・カードでは、年会費の高さやポイントの貯めづらさなどに気をつけましょう。4つのデメリットについて詳細をまとめました。

年会費が高く感じることも

年会費は税込で16万5000円で、アメックスの中でもとくに高く感じるでしょう。サービスのレベルが高い分、会費も高くなっております。入手を考えているなら、何年も支払い続けられるかを検討する必要があるでしょう。

ポイント還元率が低い

アメックスのビジネス・プラチナ・カードは100円ごとに1ポイントたまりますが、1ポイントが1円として交換できるかといえばそうではありません。ポイント還元率やマイルの交換率が上がる「メンバーシップ・リワード・プラス」には無料で加入できていている状態ではありますが、それでも還元率は1%以下なので、ポイント還元率は低いといえるでしょう。

無料でANAマイルに交換できるが上限が4万マイル

プラチナ・カードを持っていれば、他のカードだと有料のメンバーシップ・リワードのANAコースへの自動登録を受けられ、 無料でポイントをマイルに交換できます。ANAマイルは1000ポイントが1000マイルとなり、還元率は1%なので、悪いほうではありませんが、年間で上限が4万マイルになっております。旅行機会が多い人にとっては不便かもしれません。

コンシェルジュの対応が遅いときがある

口コミではコンシェルジュの対応に不満を示すユーザーもいました。アメックスは大手カードブランドなので、他のユーザーへの対応に追われて、自身への応対が始まるまで時間を要するケースもあるでしょう。

しかし、やはり年会費がそれなりなので、最上級のサービスを望まれ不満がうまれてしまうのは無理ないことともいえます。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの作り方

公式サイトにおける該当カードの紹介ページで、申込ボタンを押します。その後会社や申請者の氏名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を入力しましょう。

本人確認や収入に関する質問への回答、勤務先や経営会社なども入力し、ひととおり内容が整ったら申請となります。審査通過ならカード入手が可能です。

キャンペーンや入会特典は?

アメックスのビジネス・プラチナ・カードは、豊富な特典が強みです。たとえば「ビジネス・プラチナ・トラベル・サービス」で航空券やジェット機などの手配、ホテルの予約を業者に代行してもらえます。

他にも「ホテル・メンバーシップ」の利用により、特定宿泊施設の上級会員プログラムへの無条件登録を済ませられるのもポイントです。この他にも上質なサービスが目白押しなので、公式サイトの情報と照らし合わせてみましょう。

上質なサービスが魅力

アメックスのビジネス・プラチナ・カードは、上級クラスらしい充実のサービスがポイントです。ホテルやレストラン、航空券などで幅広い優待を受けられます。

ビジネスでの接待や旅行などで積極的に活用しましょう。カードを使うことにより、周囲にステータスをアピールでき、信用を深められ流でしょう。収入に余裕が出てきて、上質なサービスを受けたいと思ったら、アメックスのプラチナ・カードがおすすめです。