年会費3,300円(税込)でゴールドカード並みの特典を受けられるJCB GOLD EXTAGEは「いずれはゴールドカードを持ちたい!」と考えている人に最適のカードです。

この記事では、おすすめカードと比べた際のJCB GOLD EXTAGEのメリットや評判、申込方法について詳しく紹介します。

JCB GOLD EXTAGEの基本情報

JCB GOLD EXTAGEは「JCB ゴールドの20代限定版」と言えるカードです。まずは、基本情報を確認しておきましょう。

JCB GOLD EXTAGE
 
年会費 3,300円(税込)※初年度無料

家族会員は1人無料、2人目以降は1人1,100円(税込)
還元率 0.75%~10.25%
ポイントの種類 Oki dokiポイント
国際ブランド JCB
申込対象者 20~29歳で安定継続収入がある※学生不可
家族会員は本会員と生計を一にする配偶者・親・子ども(高校生を除く18歳以上)
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay
電子マネー
旅行傷害保険
(死亡・後遺障害の場合)
海外・国内とも最高5,000万円
※JCB GOLD EXTAGEで宿泊施設や交通費などを支払った場合、適用される
国内・海外航空機遅延保険 ・乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)
・出航遅延費用等保険金(食事代)
・寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費など)
・寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費など)
ショッピングガード保険 海外・国内とも最高200万円(1事故につき自己負担額3,000円)
空港ラウンジサービス 国内の主要空港、ハワイの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できる
特典 JCBのポイントプログラム「Oki Dokiポイント」
1,000円(税込)につき1ポイント付与され、入会後3ヵ月間は3倍、入会後4ヵ月以降は1.5倍。海外利用でポイント2倍
追加できるカード 家族カード、ETC、QUICPay
カード更新 入会して5年後の初回更新時、審査のうえ自動的にJCBゴールドに切り替え。切り替え後の年会費は1万1,000円(税込)
締め日/支払日 -

JCB GOLD EXTAGEのメリット

JCB GOLD EXTAGEのメリットは、ゴールドカードよりも安い年会費でゴールドサービスが利用できることです。

年会費が安い

初年度の年会費は無料で、翌年以降も3,300円(税込)というリーズナブルさです。ゴールドカードの年会費が1万1,000円(税込)なので約3分の1に抑えられます。

ポイント特典がお得

JCBカードのポイントプログラム「Oki Dokiポイント」は、通常1,000円(税込)のカード利用に付き1ポイント付与されます。JCB GOLD EXTAGEカードを持っていると、「新規入会ボーナス」として入会後3ヵ月間は、通常の3倍のポイントが付与され、入会後4ヵ月目以降1年までは「EXTAGEボーナス」として通常の1.5倍のポイントが貯まります。

JCBカードは、海外でのカード利用やAmazon、スターバックスなどの特約店でのカード利用の際にポイント還元率がアップすることも魅力です。またJCBが運営するポイントアップモール「Oki Dokiランド」経由でネットショッピングを利用すると、ポイントがアップします。これらのサービスと新規入会ボーナスやEXTAGEボーナスと組み合わせて使うとさらにポイント還元率が高くなるでしょう。

付帯保険が充実している

JCB GOLD EXTAGEでは「旅行傷害保険」「国内・海外航空機遅延保険」「ショッピングガード保険」の3つの保険が付帯しています。旅行傷害保険は、交通費や宿泊料金などを事前にJCB GOLD EXTAGEで支払った場合、最高5,000万円まで補償してくれる利用付帯です。一般的なJCBカードの補償金額が国内外ともに最高3,000万円なのでより手厚い補償内容となっています。事故や病気、けが、携行品の盗難なども補償されます。

ゴールドカードならではの特典

国内外に40以上ある空港ラウンジサービスやゴールド会員専用デスク、医療や健康相談が24時間できる「ドクターダイレクト24」といったサービスが無料で利用できるなど、ゴールドカードならではの特典も付いてきます。

JCB GOLD EXTAGEのデメリット

リーズナブルな価格でゴールドカードと同様のサービスを利用できるJCB GOLD EXTAGEですがデメリットもあります。

申し込み対象が20歳以上29歳以下

「20代限定のゴールドカード」とうたっているように、入会できるのは20歳以上29歳以下のみで学生は不可です。安定した収入を得ていることが条件となるので、正社員や公務員などが想定されています。

5年後の初回更新時に切り替えになる

入会から5年後、初回更新を迎えるタイミングで審査が行われ、問題なければ自動的にJCBゴールドカードに切り替わります。JCB GOLD EXTAGEの年会費は3,300円(税込)でしたが、ゴールド会員になると1万1,000円(税込)に大幅アップします。もし入会後5年後に到来するJCBゴールドへの更新時期よりも前に退会すると、カード発行手数料2,200円(税込)を支払わなければなりません。

ただしJCBゴールドは、JCB GOLD EXTAGEよりも補償が手厚くなり、海外旅行傷害保険は最高1億円、ショッピングガード保険も最高500万円までの補償にグレードアップします。また全国約1,200カ所のゴルフ場のプレー予約を手配してくれるサービスや、グルメ優待サービスなど、JCB GOLD EXTAGEにはないサービスを受けられる点は魅力です。

デメリットを踏まえると、JCBゴールドカードへの切り替えを見越したうえでJCB GOLD EXTAGEに入会するほうがよいでしょう。

JCB GOLD EXTAGEの評判は?

JCB GOLD EXTAGEを実際に使った人はどのように評価しているか見てみましょう。

JCB GOLD EXTAGEの良い口コミ・評判

最も多かったのは「年会費が安いわりに付帯保険や特典が通常のゴールドカードと変わらない」という声です。特に旅行傷害保険とショッピングガード保険の内容については「このカードの最大のメリット」と称賛する人が多いようです。ポイント還元については「思ったよりも貯まりやすい」という声が聞かれました。

楽天やAmazonなどでは、ポイントが2倍以上になるため、ネットショッピングのヘビーユーザーにとっては見逃せないポイントです。5年後にJCBゴールドカードに切り替えになることについてもデメリットと捉えるよりは、「最初からゴールドカードを使うことを想定すれば問題ない」といった意見もあります。ただ「JCBは入会審査が厳しい」と指摘する人もいました。

「JCB GOLD EXTAGEは上場企業に勤める人などが、いずれはゴールドカードやさらに上のランクのカードを目指すための練習として、新卒で作るカード」という印象の人もいるようです。口コミにも「クレジットカードの利用履歴など実績面から考えると、20代でゴールドカードを持ちたいと思っても審査が通らないと思い、このカードにした」とゴールドカードの入門編と捉えている人がいました。

もっとも「ゴールドカードに切り替える気はなくても、5年間使うためにとりあえず作っておいても損はない」という声もあります。

アイコン

・年会費が安いわりに付帯保険や特典が通常のゴールドカードと変わらない

・旅行傷害保険とショッピングガード保険が充実

・ポイントは思ったよりも貯まりやすい(楽天やAmazonなどではポイント2倍以上)

・5年後にJCBゴールドカードに切り替えになることについては、最初からゴールドカードを使うことを想定すれば問題ない

・20代や新卒の人がゴールドカードの入門編として作るというイメージもある

JCB GOLD EXTAGEの悪い口コミ・評判

全般的に欠点の少ないカードという評価ですが、満足度が低いポイントとして挙がっていたのが「ステータス」です。「このカードを持っていても、あまりステータスにはならない」との意見が出ていました。またカードのデザインも「あまり格好良いとはいえない」と辛口の評価もあります。

さらに挙がっていたのが、「QUICPayを追加できるのはいいが、JCB GOLD EXTAGEとの一体型でないのが不満。財布の中でかさばる」という声です。コンビニなどで少額の買い物をする際、端末にタッチするだけで決済できるQUICPayがクレジットカードと一体になっていると便利ですが、JCB GOLD EXTAGEは一体型でない点がデメリットと感じる人もいるようです。

アイコン

・このカードを持っていても、あまりステータスにはならない

・デザインがあまり格好良いとはいえない

・QUICPayを追加できるのはいいが、JCB GOLD EXTAGEとの一体型でないのが不満

JCB GOLD EXTAGEの申し込み方法

JCB GOLD EXTAGEの申込方法には、オンラインと書面の2つの方法があります。

オンラインでの申し込み

JCBカード公式サイトのJCB GOLD EXTAGE紹介ページにいくと、画面の下に「カードを申し込む」というボタンが表示されます。このボタンを押して入会申し込みを行います。

申し込み手順

  1. 「カードを申し込む」というウィンドウが表示されたら、2種類あるカードデザインから好きなほうを選び「申し込む」というボタンを押す
  2. 会員規約などとともに表示されている「同意のうえ、入力へ進む」ボタンを押すと、申し込み内容の入力画面が出てくるので、必要事項を記入して「次へ進む」ボタンを押す
  3. 本人確認方法を設定する

本人確認方法には、以下の4つがあります。

・インターネットで支払い口座を設定する
「いますぐオンラインで口座を設定する」を選択し、支払い口座情報を入力します。その後、入会審査が行われ、カードが発行されます。本人確認書類などの提出は不要なので、最短3営業日でカードが発行され、約1週間で手元に届きます。支払い口座の設定ができる銀行は公式サイトで確認できます。
https://www.jcb.co.jp/ordercard/pop_nyukai/flow/bank.html

・運転免許証番号を入力する
運転免許証番号を入力し本人確認方法の「カードお届け時に運転免許証を確認」を選択します。入会審査後にカードが届けられるため、配達スタッフに運転免許証を提示して本人確認を行います。その後、口座振替依頼書で支払い口座を設定しましょう。この場合も、約1週間でカードが手元に届きます。

・本人確認書類を画像データでアップロードする
「本人確認書類を画像データで提出」を選び「運転免許証または運転経歴証明書、パスポート、住民票」のいずれかの画像データをサイトにアップロードします。後日カードを受け取ったら、口座振替依頼書で支払い口座を設定しましょう。

・郵送で必要書類を提出する(上記を選択できない場合)
本人確認方法を設定せずに画面を閉じます。登録したメールアドレスに受付完了メールが届き、のちに審査結果のメールが届きます。その後、審査が完了した申込者に支払い口座を設定するための必要書類が届くので、必要書類とともに以下のものを返送しましょう。

・必要事項を記入した書類
・本人確認書類2点(運転免許証・運転経歴証明書の有無で、提出書類が異なります)のコピー
・収入を証明する書類(源泉徴収票や確定申告書のコピーなど)

審査完了後、カードが届けられます。

書面での申し込み

インターネットで資料を請求し、届いた申込書に記入のうえ本人確認書類を同封して返送します。申込書がJCBに到着後、4週間程度でカードが届きます。

まとめ

この記事では、ゴールドカードの3分の1程度の年会費でゴールドカード並みの特典が受けられるJCB GOLD EXTAGEについて紹介しました。20代限定のカードなので新社会人でゴールドカードに興味がある人は、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。出張が多い人にとって空港ラウンジサービスや旅行傷害保険は、魅力的な特典と言えます。

また将来ゴールドカード、さらにはその上のランクのカードを持ちたい人には、カードの使用履歴を作るための第一歩としてもおすすめです。