転職エージェントは使わない方がいい?
(画像=NET MONEY編集部)

転職エージェントは、求人紹介や面接対策など転職活動をサポートしてくれる頼もしい存在です。中には「転職エージェントは使わない方がいい」と言う人もいるため、利用を迷っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、転職エージェントのメリットとデメリットを解説します。「転職エージェントは役に立たないのでは?」と感じている方におすすめの転職サイトも紹介するので、転職を成功させたい方は参考にしてみてください。

  1. 転職エージェントを使わない方がいい5つのデメリット
    1. 紹介される求人が自分に合わないケースがある
    2. 非公開求人が魅力的とは限らない
    3. 担当者のサポートや質に差がある
    4. ペースが合わずにプレッシャーになる
    5. 連絡が遅く煩わしさを感じることがある
  2. 転職エージェントを使うべき5つのメリット
    1. 代わりに求人を探してくれる
    2. 企業情報や自分の市場価値などの情報が得られる
    3. 非公開求人へアクセスできる
    4. 書類や面接のサポートが受けられる
    5. 企業と条件交渉をしてもらえる
  3. 転職エージェントを使わない方がいい人の特徴
    1. 勧められると断れずに流されたことを後悔する人
    2. 自分で積極的に動いて交渉・決断していきたい人
  4. 転職エージェントのメリットとデメリットについてまとめ

転職エージェントを使わない方がいい5つのデメリット

転職エージェントは、効率良く転職活動をするために利用する方が多いです。一方で「転職エージェントは使わない方がいい」と言われる理由は以下のとおりです。

転職エージェントを使わない方がいい5つのデメリット
  • 紹介される求人が自分に合わないケースがある
  • 非公開求人が魅力的とは限らない
  • 担当者のサポートや質に差がある
  • ペースが合わずにプレッシャーになる
  • 連絡が遅く煩わしさを感じることがある

5つのデメリットを順番に解説します。
 

紹介される求人が自分に合わないケースがある

転職エージェントは、経験やスキル、希望を元にしてそれぞれに沿った求人を紹介してくれます。ただ、紹介された求人が自分に合わないと感じるケースもあります。具体的には、以下のような相違です。

  • 希望する業種ではない
  • 給与や待遇に納得できない
  • 中小企業より大企業が良い

例えば、大手メーカーを希望しているのに全く知らない業界の会社を紹介されたり、望んでいない営業職を勧められたりすることがあります。希望が明確な人ほど「転職エージェントは役に立たない」「使わない方がいい」と感じやすい傾向です。

一方で、自分では知り得ないような業種や職種を選択肢に入れることで、新たな発見があり転職が成功するケースもあるでしょう。もちろん、希望にぴったりな求人の紹介を受けて、満足している人もいます。

非公開求人が魅力的とは限らない

転職エージェントの求人には、インターネット上に掲載している求人と、非公開の求人の両方があります。非公開求人は登録しないと見られないため、どんな求人があるのかと期待がふくらむ方もいるでしょう。

非公開求人には人気企業や有名企業も多いですが、自分にとって魅力的とは限りません。選択肢が広がることは間違いないものの、非公開求人に期待しすぎると落胆する可能性があります。

非公開の情報を得るために、片っ端から転職エージェントに登録するような使い方は避けた方が良いでしょう。管理や連絡の確認が煩雑にならないよう、希望の業種や条件の求人に強みを持つ2~3社に留めておくのがおすすめです。

担当者のサポートや質に差がある

転職エージェントの利用者の中には、担当コンサルタントがいまいちで「使わない方がいい」と不満を漏らしている人がいます。担当者の質には差があり、相性が合わないこともある点がデメリットです。

  • サポートが不十分
  • 話がかみ合わない
  • 情報に違和感を覚える

力量のあるコンサルタントの場合、サポートの手厚さや紹介・相談内容に頼もしさを感じます。一方で、何度話しても希望をくみ取ってもらえなかったり、熱量を感じられなかったりするケースもあるでしょう。

中には担当者を変えてもらえる転職エージェントもあるので、合わないと感じたら相談してみるのも1つの方法です。また、転職への熱意を誠実に伝えることで、コンサルタントからもより良いサポートが受けられる可能性もあります。

ペースが合わずにプレッシャーになる

転職活動中であっても「今の会社で働きながら別の仕事も探したい」と、転職を焦っていない方もいるでしょう。転職エージェントが積極的すぎると、ペースに付いていけずプレッシャーを感じる場合があります。

例えば「良い仕事があれば転職したい」とゆったり構えているところに、毎日コンサルタントから連絡がくると負担が大きいです。もちろん、ペースを合わせてもらうよう相談もできますが、転職エージェントは内定・入社までサポートするのが役割です。

「転職はまだ先」と考えているならば、転職エージェントは使わない方がいいかもしれません。転職サイトで求人を確認しつつ、転職活動を本格化するタイミングで転職エージェントを利用するのもおすすめです。

連絡が遅く煩わしさを感じることがある

転職エージェントの多くは、コンサルタントを介して企業と連絡を取ります。企業の担当者に直接連絡するよりも、スピードの面では劣るでしょう。煩わしさを感じるのは、以下のポイントです。

  • 面談の日程や選考結果の連絡が遅い
  • 交渉内容が上手く伝わらない
  • 毎回コンサルタントを介すのが面倒

連絡が企業で止まっているのか、それとも転職エージェントなのか分からないと、モヤモヤしてしまうことがあります。特に、自分で積極的に動ける方は「転職エージェントを使わない方がいい」と感じるかもしれません。

企業と直接コンタクトを取るなら、ハイクラス転職サイトの「ビズリーチ」がおすすめです。厳選された企業からスカウトがきて直接コンタクトが取れるため、煩わしさを感じずに転職活動ができます。

転職のプロフェッショナルであるヘッドハンターに相談も可能なので、まずは登録後に職務経歴書を作成してスカウトを受け取りましょう。

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転職エージェントを使うべき5つのメリット

転職エージェントは使わない方がいいと感じる人がいる一方で、多くのメリットもあります。

転職エージェントを使うべき5つのメリット
  • 代わりに求人を探してくれる
  • 企業情報や自分の市場価値などの情報が得られる
  • 非公開求人へアクセスできる
  • 書類や面接のサポートが受けられる
  • 企業と条件交渉をしてもらえる

それぞれを順に解説します。

代わりに求人を探してくれる

転職エージェントは、職務経歴書や希望などを元にして求人を探してくれます。自分に合った求人紹介を、転職のプロから受けられるのは大きなメリットです。

求人は量が膨大なだけでなく、新着の情報も次々と更新されるため、希望に合った条件に目を通すだけでも一苦労です。また、自分の経験やスキルを活かせるのはどの仕事か分からず、応募段階で二の足を踏むケースも多いでしょう。

希望に合う求人を紹介してもらえるだけでなく、自分では知り得なかった企業を選択肢に入れることもできます。転職の視野を広げる意味でも、転職エージェントを使うのはおすすめです。

企業情報や自分の市場価値などの情報が得られる

転職エージェントを利用すると、個人では調べられないような企業の内部情報が手に入る可能性があります。転職サイトだけでは分からない社風や仕事内容など、会社を選ぶ上で大切な情報を得られます。

企業の情報を詳しく知っておくことは、入社後に「思っていたイメージと違う」といったミスマッチを防ぐためにも重要です。転職エージェントを使った情報収集を心がけると、転職で成功できる可能性もふくらみます。

また、転職エージェントでは企業情報だけでなく自分の市場価値の情報も得られます。転職活動が上手くいかない理由の1つが「高望み」です。自分を過大評価してしまうと、年収などの待遇面で折り合いがつかなかったり、条件を狭めすぎたりする可能性があります。

あなたが転職エージェントに希望を伝えて「条件に合う中で紹介できる求人がない」と言われた場合、すぐに自分の価値を見誤っていると気づきます。経験やスキルに合った求人を示してもらうことで、転職活動がスムーズになるでしょう。

非公開求人へアクセスできる

転職エージェントには、一般公開されていない「非公開求人」があります。求人サイトやハローワークでは見つけられない案件もあり、選択肢が広がるだけでなく人気企業や優良企業も多いのがメリットです。求人が公開されていない理由は、以下のとおりです。

  • 人気企業で応募が殺到するのを防ぐため
  • 特定の経験やスキルを持つ人材を求めているため
  • 同業に知られずに事業を拡大したいため
  • 現職者に知られずに後任を探したいため

このように非公開求人には、条件やポジションが良い仕事や、成長中・安定企業の求人が含まれています。優良企業や好待遇を希望する方にとって、非公開求人は魅力的です。

書類や面接のサポートが受けられる

転職エージェントの多くは、書類や面接のサポートがあります。自分の魅力を伝えることが苦手と感じている方は、転職エージェントを上手く活用することで選考を有利に進められるでしょう。具体的には、以下のサポートを受けられます。

  • 応募書類の添削
  • 模擬面接
  • 面接日の調整
  • フィードバック

応募書類の添削や面接の対策を受けると、より企業の求める人材と合致していることをアピールしやすくなります。自分のスキルや魅力を客観的に教えてもらえるだけでなく、選考でどのようなポイントが重視されるかを知れるのがメリットです。

転職エージェントのサポートの手厚さは、エージェントや担当者によって異なります。希望するサポートが受けられない場合は、他のエージェントにも登録するか、担当者を変えてもらえないか確認してみましょう。

企業と条件交渉をしてもらえる

採用企業に年収など待遇面の条件を交渉することは、個人では切り出しにくく難しいと感じる方も多いです。転職エージェントを利用すると、担当コンサルタントに企業と条件の交渉を依頼することができます

転職エージェントの担当者には、内定が出る前に希望する条件を伝えておきましょう。内定を承諾すると、提示された条件で合意したことになります。後から交渉することは基本的にはできず、企業からの信頼も損なわれてしまいます。

「希望を伝えられないまま承諾してしまった」とならないために、早めに転職エージェントに交渉を依頼し、納得がいく条件で転職するのがおすすめです。

転職エージェントを使わない方がいい人の特徴

転職エージェントを使わない方がいい人は、大きく分けて以下の2つのパターンです。

転職エージェントを使わない方がいい人の特徴
  • 勧められると断れずに流されたことを後悔する人
  • 自分で積極的に動いて交渉・決断していきたい人

それぞれを解説します。

勧められると断れずに流されたことを後悔する人

転職エージェントを使わない方がいい人は、ずばり断れない人です。以下に該当しないか確認しておきましょう。

  • 転職エージェントに勧められるととりあえず応募してしまう
  • 担当コンサルタントの顔色が気になる
  • 自分のキャリアプランや希望条件を主張できない

これらに当てはまる人は、勧められるままに自分に合わない求人に応募したり、転職の判断を急かされてしまったりして不本意な転職をする可能性があります。断れない人は転職エージェントの営業目標のために振り回されないよう、注意が必要です。

断れずに流されそうなら、家族や友人に相談して進めるなど、1つ1つの決断を大切に行うようにしましょう。転職エージェントは上手く利用すれば、転職を効率よく進められます。

自分で積極的に動いて交渉・決断していきたい人

転職エージェントを使わない方がいい人のもう1つのパターンは、自分ですべてを行いたい人です。

  • 志望する企業や業界がはっきりしている人
  • 自分で積極的に情報収集・行動できる人
  • 転職に活かせる広い人脈を持っている人
  • 条件交渉が得意で自ら企業と対話したい人

希望がはっきりしていて自ら情報収集や行動をしたい場合、転職エージェントを介することが煩わしく感じるかもしれません。担当コンサルタントが「使えない」と思うなら、企業と直接連絡が取れる転職サイトを選ぶのもよいでしょう。。

おすすめは、登録すると企業から直接スカウトが届く「ビズリーチ」です。ビズリーチは厳選された企業と直接コンタクトが取れるので、効率的な転職活動ができます。転職エージェントを使わないで、自ら行動したいなら、まずはビズリーチに登録しましょう。

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転職エージェントのメリットとデメリットについてまとめ

転職活動をスムーズに進める上で、転職エージェントの情報提供やサポートは魅力です。一方で、紹介される求人が自分に合わない、担当者のサポートの質にばらつきが見られるなどのデメリットもあります。希望の業種や条件が明確で、自ら企業と交渉できる人は、エージェントのサポートを受けても満足できない可能性があるでしょう。

自分に合った転職エージェントや転職サイトを選ぶことは、転職活動の第一歩です。自分に合ったエージェントを見つけて、転職を成功させましょう。

転職活動をスムーズに進める上で、転職エージェントの情報提供やサポートは魅力です。一方で、紹介される求人が自分に合わない、担当者のサポートの質にばらつきが見られるなどのデメリットもあります。希望の業種や条件が明確で、自ら企業と交渉できる人は、エージェントのサポートを受けても満足できない可能性があるでしょう。

自分に合った転職エージェントや転職サイトを選ぶことは、転職活動の第一歩です。自分に合ったエージェントを見つけて、転職を成功させましょう。