IPO, IPO投資
(画像=ZUU online編集部)

IPO投資といえば上場時の高い値上がり期待から人気の投資方法だ。中小型株の分析において証券業界内でも定評のある岡三証券株式会社でのIPO投資について検討してみよう。実績や魅力は? 始めるにはどうすればいいのだろうか。

目次

  1. 岡三証券株式会社とは
  2. IPO取り扱い実績
  3. 2つの区分でIPO抽選
  4. IPO株の手数料は?
  5. 岡三証券株式会社でのIPO投資の魅力
  6. 様々なキャンペーンを実施中
  7. 口座を開設するには
  8. 実際にIPO投資を始めてみる
    1. IPO投資をすぐ始めたい方はこちら

岡三証券株式会社とは

岡三証券とは岡三証券グループの中核を成す準大手証券会社だ。岡三証券グループには岡三証券をはじめ投資信託業務を行なう岡三アセットマネジメント等がある。大手証券会社や銀行の傘下には入らず独立系の証券会社として事業を行なっており、関東、関西、中部を中心に全国に62店舗を展開している。

ネットトレードが人気の昨今でも同社の基本的な営業スタイルは対面営業が中心だ。オンライントレードももちろんサービスを提供しているが、岡三証券株式会社内における独立事業部門「岡三オンライン証券カンパニー」がオンライン専業組織として事業をおこなっている。

岡三証券では中小型株の分析において証券業界内でも定評がある。大手証券会社や証券アナリストが調査の対象にしていない中小型株であっても同社では調査がしっかりとなされており、中小型株に強い証券会社として有名である。

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IPO取り扱い実績

岡三証券株式会社のIPO株の取り扱い実績について、2020年は39件であった。2017年は37社で、2016年もIPO取り扱い実績40社と多くの銘柄を扱っている。

2017年の岡三証券株式会社のIPO取扱い銘柄を個別に見ていこう。同社が取り扱ったIPO株のうち、主幹事を務めたものは以下の通りだ。

・フュージョン <3977>
札幌市に本社を構えるダイレクトマーケティング専業の企業だ。2017年2月23日に札幌証券取引所の新興市場である札幌アンビシャスに上場を果たした。

・エコモット <3987>
札幌地盤の企業であり、IoTインテグレーションを展開する企業だ。2017年6月21日に札幌証券取引所の新興市場である札幌アンビシャスへ上場を果たした。

・トレードワークス <3997>
金融関連会社のシステム開発・保守・運用などを手掛けている。2017年11月29日に東証JASDAQスタンダードへ上場を果たした。

・ミダック <6564>
東海地区が地盤の産業廃棄物の処理・管理業者である。名証第2部に2017年12月22日に上場を果たした。

主幹事を務めた銘柄を見てみると、札幌証券取引所の新興市場である札幌アンビシャスへの上場が2社、名古屋証券取引所の第2部への上場が1社、東証JASDAQスタンダードが1社と中小型株の中でも地方証券取引所の2部や新興市場等への上場が目立つ。

普段から中小型株に強いと言われている岡三証券株式会社であるが、IPOの主幹事についても中小型株の取り扱いに強みを持つ。特に中小型株のIPO場合、株式の発行枚数が少ないことが多く、需給面で需要が大幅に上回り人気化することが多々ある。しかし発行株式数が少ないためIPO株の配分は各証券会社とも非常に少なくなる傾向がある。

ただし主幹事を務める証券会社にはIPO株の大部分が配分されることが多い。中小型株でなかなか当選しにくいIPOに関しても、同社が主幹事を務める案件であれば、当選確率は他社で抽選に申し込むよりも大幅に上昇すると言えよう。

もちろんIPOで主幹事を務めた4社以外にも2017年はほぼ日刊イトイ新聞を提供するほぼ日 <3560> や博多ラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングス <3561> など31社の引受幹事や委託幹事を務めIPOの取り扱いをおこなった。

2つの区分でIPO抽選

岡三証券株式会社でのIPO抽選は抽選方法が2つに区分されている。1つ目は一定抽選による配分だ。岡三証券株式会社に割り当てられたIPO株のうち、10%の数量に関しては完全平等に抽選をする。この抽選での当選数量は1人あたり1単位の割り当てとなる。抽選時には顧客に乱数を付し機械的に抽選する為、大口の顧客であっても普段取引の無い顧客であっても当選確率は同じである。ただし同社に割り当てられるIPOの株数によっては一定抽選による配分は行われない事もあるので注意して頂きたい。

1区分目の全顧客平等の抽選にはずれてしまった場合は2区分目のステージ制抽選が行われる。このステージ制抽選とは、手数料を多く支払っている同社の得意客に対してはIPO抽選の当選確率が上昇するという優遇がなされる制度だ。ステージ抽選ではステージT、ステージ1、ステージ2、ステージ3の合計4つにステージが別れており、それぞれのステージによって当選確率が変わるのだ。

具体的な当選確率は銘柄ごとに変動するということで公開されていないが、当選確率は以下の通りステージTが最も低く、ステージ3が最も高くなっている。

抽選における優遇度は
ステージ3>ステージ2>ステージ1>ステージT

それぞれのステージの条件は以下の表の通りだ。

ステージの条件(法人口座を除く)
ステージ3……3カ月の合計手数料100万円以上
ステージ2……3カ月の合計手数料50万円以上100万円未満
ステージ1……3カ月の合計手数料50万円未満
ステージT……通信取引口座、インターネットでのIPO申込み

新規に口座を開設した場合はステージ1からのスタートになるが、通信取引口座の方やインターネット経由でのIPO抽選の申し込みの場合はステージTの扱いとなる。岡三証券株式会社ではIPO株の全量を抽選としているが、ステージ制の導入で結果的に対面取引での優良顧客が優先的にIPO株の配分を受けやすい仕組みとなっている。

IPO株の手数料は?

IPO抽選に運良く当選することができた場合は購入・売却について考える必要がある。岡三証券株式会社でのIPO株の売買手数料について紹介しよう。基本的にIPO抽選に当選し、公募価格で購入する場合は購入手数料が無料となっている。売却時のみ各証券会社の定める売買手数料を支払う必要がある。

岡三証券株式会社の売買手数料は以下の通り(パーセンテージは約定代金にかかる割合)だ。

約定代金……支店口座/通信取引口座/オンライントレード(2019年10月1日現在)
100万円以下……1.265%/0.8855%/0.6325%
100万円超300万円以下……0.935%+3300円/0.6545%+2310円/0.4675%+1650円
300万円超500万円以下……0.825%+6600円/0.5775%+4620円/0.4125%+3300円
500万円超700万円以下……0.77%+9350円/0.539%+6545円/0.385%+4675円
700万円超1000万円以下……0.715%+1万3200円/0.5005%+9240円/0.3575%+6600円
1000万円超3000万円以下……/0.55%+2万9700円/0.385%+2万790円/0.275%+1万4850円
3000万円超5000万円以下……0.22%+12万8700円/0.154%+9万90円/0.11%+6万4350円
5000万円超……0.11%+18万3700円/0.077%+12万8590円/0.055%+9万1850円

なお手数料上限がそれぞれ27万5000円、下限が支店口座2750円、通信取引口座2200円、オンライントレード1980円となっている。

岡三証券株式会社でのIPO投資の魅力

岡三証券株式会社でのIPOの魅力はなんといっても中小型株に強いという点だ。中小型株の場合は新規上場時の株数が少ない場合が多く、人気化し高値が付く可能性もある。特に同社の場合は2017年の主幹事の実績においても、札幌アンビシャスや名証2部への上場などがあり、小型の銘柄であるために初値が大幅に上昇することも珍しくない。そんなお宝IPO株である中小型株の主幹事を同社が務めることも多くあり、主幹事ならではの配分株数の多さにも期待が持てる。

もちろん主幹事だけでなく引受幹事や委託幹事も多く務めるため、年間を通して多くの件数のIPO抽選に申し込むことが可能だ。

公平な抽選を心掛けている点も同社の魅力と言えよう。IPO株の10%は完全抽選であり、残りの90%も優良顧客優先ではあるが、ルールに則った抽選が行われている。その為誰しもがIPO抽選で当選する可能性があるからだ。

対面取引が主体であるという点も同社の特徴の一つである。IPO株の人気が高いからといって全ての銘柄の初値が上昇するわけではない。中には公募割れとなったIPO株も存在する。そのようなIPO株について抽選や購入を迷った場合には、支店の担当営業員に相談をして様々な情報を得ることも可能だ。

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様々なキャンペーンを実施中

現在、岡三証券株式会社では2つのキャンペーンを実施中だ。

・毎月実施されている個人向け国債キャンペーン
岡三証券株式会社のお得なキャンペーンといえば、毎月行われている個人向け国債のキャンペーンだろう。たとえば2019年12月5日から2019年12月30日までの間に、新規資金により個人向け国債(変動10年、固定5年)を額面100万円以上購入した方に現金がプレゼントされる。金額は100万円で2500円、以降100万円増える毎に2500円がさらに増額される。1000万円以上になると、個人向け国債(変動10年)の場合はさらに増額され、1000万円以上で3万5000円、以降100万円毎に3500円が受け取れる。

・資産運用応援キャンペーン
2019年11月1日から2019年12月30日までの期間中に、対象になる投資信託、内外債権を新規で300 万円以上購入すると、1万円がプレゼントされ、100万円ごとにさらにその金額は増えていく。なお、NISAやつみたてNISAでの購入は対象にならないので注意が必要だ。

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株投資家のコメント

口座を開設するには

岡三証券株式会社でIPO投資をするためにはまず口座開設が必要だ。同社の口座は支店の営業員が担当として付く対面取引が主体の支店口座とカスタマーセンターへの発注が主の通信取引口座の2種類がある。

支店口座を開設する場合は自宅近くの支店で手続きをする必要がある。その際は印鑑、本人確認書類、通帳又はカードが必要となる。もし近くに支店が無い場合はカスタマーセンターでの対応となり、その際は支店口座ではなく通信取引口座の開設となる。

通信取引口座の開設方法は電話又は同社のWebサイト上から口座開設用紙を取り寄せ、記入したうえで返送する必要がある。書類提出後は普通のネット証券とは違い岡三証券株式会社から電話連絡があり、10分程度の説明がある。その後に開設となるが、約3週間程度開設までに時間がかかる為、IPOへの申し込みの際には間に合わない可能性もある。狙ったIPOに間に合わせるためには、なるべく早めに口座開設をしておくことをおすすめする。 (右田創一朗、元証券マンのフリーライター)

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8月のIPO銘柄を紹介:株式会社クラシコム<7110>

会社名 クラシコム
市場・コード/業種 グロース・7110/小売業
上場日 8月5日
申込期間(BB期間) 7月25日~8月2日
おすすめ証券会社

SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)、DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止、みずほ証券(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事)、いちよし証券

フィスコ分析による 市場の注目度 ★★★(最高★5つ)

株式会社クラシコム<7110>は8月5日に東証グロース市場に上場予定の、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」の運営を行い服飾雑貨等の販売を行う企業である。

同社は2006年9月の設立後、2007年9月に自社ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を開設して、北欧ヴィンテージ食器の販売を開始した。以降、北欧雑貨の取扱い(2008年8月)、オリジナルブランド「KURASHI&Trips PUBLISHING」のアパレル・雑貨販売本格化(2017年3月)、「北欧、暮らしの道具店」アプリリリース(iOS版2019年11月、Android版2020年4月)を経て、現在に至っている。

業績は下記の推移である。

2020年7月期 売上高34億円、経常利益5.6億円、当期純利益3.7億円
2021年7月期 売上高45億円、経常利益7.9億円、当期純利益5.7億円
2022年7月期(予想) 売上高51億円、経常利益8.3億円、当期純利益5.5億円

増収増益が続いているが、もう1点注目すべきは利益率の高さである。2021年7月期の経常利益率は17%であり、ECサイト運営事業者としては非常に高い。決算の開示がある2017年7月期以降、高い利益率で黒字が維持されている。また、2021年7月期の自己資本比率も70%であり非常に高い。なお、株主は青木社長(株式シェア75%)、佐藤取締役(同20%)など個人株主のみである。

YouTubeやSNSの積極的な活用で、「北欧、暮らしの道具店」は独自の世界観を構築し、高い利益率を維持してで成長が続いている。IPO後も高い利益率を維持しながら成長を続けることが出来るのか、という点が今後の注目ポイントになると考える。

プロフィール

”石井僚一”

・石井僚一

金融・投資ライター

大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家・ライターに。 株式市場の解説や個別銘柄の財務分析、IPO関連記事を得意としている。株式会社ZUUでは長くIPO記事を担当。
複数媒体に寄稿しており、Yahoo!トップページに掲載実績あり。

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響煇嚆矢(ひびき・こうし)
響煇嚆矢(ひびき・こうし)
2011年に数十万円を元手に株式投資をスタートし、日本株のトレードで2018年には運用資産5億円を達成した敏腕投資家。