(画像:NET MONEY編集部)
  1. ネット証券とは
  2. ネット証券の特徴
    1. オンラインで完結する
    2. 取引商品が豊富にある
    3. 取引コストが安い傾向にある
  3. 手数料が安いネット証券の比較
  4. 手数料が安いネット証券5選
    1. DMM株
    2. GMOクリック証券
    3. 楽天証券
    4. auカブコム証券
    5. SBI証券
  5. 手数料以外に証券会社を選ぶ際のポイント
    1. 銘柄数
    2. ポイント還元率
    3. クレカ積立ができるか
    4. 初心者向けの情報の充実度
    5. つみたてNISAがつかえるか
  6. どの基準でネット証券を選ぼうか迷ったらまずは手数料を見よう
  7. ネット証券に関するQA

これから投資をスタートしたいと考えている人、証券口座を開設しようとしている人は、どの証券会社にするか悩んでいるのではないでしょうか。

そのような人には「ネット証券」がおすすめです。

ネット証券は投資家にとって嬉しいさまざまな特徴を有しています。その中で最も注目したいのは「手数料の低さ」です。

ただし、ひとくちにネット証券会社といってもさまざまな企業があり、それぞれメリットやデメリットが異なるため、各社の特徴を理解して選ぶことが重要です。

そこで今回は、ネット証券会社の手数料を中心に、各社の特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。

ネット証券とは

ネット証券会社とは「インターネット専業証券会社 」の略であり、「オンライン証券」と呼ばれることもあります。インターネット上で株式や投資信託の取引を実行できるサービスを提供しており、店舗型証券会社と比べて低コストで運用できるのが特徴です。

主なネット証券会社としては、SBI証券や楽天証券 などがあげられます。ネット証券会社は、インターネットやスマートフォンの普及 も相まって証券業界の中でも大きく成長 しています。

ネット証券の特徴

ネット証券会社の主な特徴は以下の3つです。

ネット証券会社の主な特徴

  • オンラインで完結する
  • 取引商品が豊富にある
  • 取引コストが安い傾向にある

これらの特徴について1つずつ説明します。

オンラインで完結する

ネット証券会社が持つ1つ目の特徴は、オンラインで完結するという点です。

店舗型証券会社の場合、実店舗や電話で営業担当者と相談しながら取引を実施することが一般的です。一方、ネット証券会社の場合は、インターネット上でほぼすべての手続きや取引が完結します。

口座開設はもちろん、国内株式や外国株式、投資信託などさまざま金融商品を、パソコンやスマートフォンでどこからでも取引できる点はネット証券会社ならではの特徴といえます。

日々忙しいビジネスパーソンはもちろん、昨今のコロナ禍により外出を自粛している人などには嬉しいポイントといえるでしょう。

取引商品が豊富にある

ネット証券会社が持つ2つ目の特徴は、取引商品が豊富にあるという点です。

現在、ネット証券業界は激しい利用者獲得競争を繰り広げており、その一環として、各社とも取引サービスや取扱銘柄の増加に力を入れています。

一例を挙げると、ネット証券会社大手であるSBI証券が提供しているサービスは以下のとおりです。

国内株式  
外国株式 ・9ヵ国
・米国株式5,000銘柄以上
投資信託 ・2,600件 以上
債券 ・87件
FX -
先物オプション -
CFD(くりっく株365)/eワラント -
金・銀・プラチナ -
NISA ・184本(つみたてNISA対象)
iDeCo ・84件

このように、取引商品の種類が豊富という点はネット証券会社の特徴といえます。

取引コストが安い傾向にある

ネット証券会社が持つ3つ目の特徴は、取引コストが安い傾向にあるという点です。

ネット証券会社は基本的に店舗を有しておらず、さまざまな手続きや取引はインターネット上で完結します。また、投資家1人ひとりに営業担当がつくこともありません。そのため、店舗の家賃や光熱費、店舗で働く従業員の人件費など、費用を大幅にカットできます。

圧倒的な低コストを実現できる背景には、このような理由があるのです。

この取引コストが安いという点も、ネット証券会社の特徴の1つです。

手数料が安いネット証券の比較

以下は、今回紹介するネット証券会社の情報を一覧にまとめたものです。

  DMM株 GMOクリック証券 楽天証券 auカブコム証券 SBI証券
口座開設時間 最短即日 最短2営業日後 最短翌営業日 最短翌営業日 最短翌営業日
1約定ごとの手数料
(現物株)
~5万円以下 55円 50円 55円 55円 55円
~10万円以下 88円 90円 99円 99円 99円
~20万円以下 106円 100円 115円 115円 115円
~50万円以下 198円 260円 275円 275円 275円
~100万円以下 374円 460円 535円 535円 535円
~150万円以下 440円 550円 640円 約定金額×0.099%+99円
※上限:4,059円
640円
~3,000万円以下 300万円以下:660円
300万円超:880円
880円 1,013円 1,013円
3,000万円超 930円 1,070円 1,070円
1日定額手数料
(現物株)
~100万円以下 - 0円 0円 0円 0円
~200万円以下 - 1,238円 2,200円 2,200円 1,238円
~300万円以下 - 1,691円 3,300円 3,300円 1,691円
300万円超
※以降100万円ごとに加算
- 295円 1,100円 1,100円 295円
キャンペーン ・はじめてのFX口座開設+お取引で最大30万円キャッシュバック! ・はじめてのFX口座開設+お取引で最大30万円キャッシュバック! ・先物・オプション祝日取引スタートキャンペーン
・【期間限定】最⼤50,000円分のギフトポイントをプレゼント!LINEでつながるお友達紹介キャンペーン
・<エントリー要>CFD入金+取引デビューキャンペーン
【CFD】米国株価指数CFDキャッシュバックキャンペーン
・米国株式の移管(入庫)でもれなく200ポイントプレゼント&米株取引手数料80%キャッシュバック!
・国内現物株式手数料全額キャッシュバックキャンペーン
・Pontaポイントを抽選で500名さまにプレゼント!eMAXIS Slim で積立デビューキャンペーン!
・【エントリー要】信用取引口座開設キャンペーン
・米国株式投資デビュー応援~最大10,000円!米国株式売買手数料キャッシュバックキャンペーン
・25歳以下現物株式手数料無料プログラム
・ご家族・ご友人 紹介プログラム
・【CFD(くりっく株365)デビュープログラム】はじめてのお取引で最大50,000円キャッシュバック!
・【投資信託移管入庫手数料はSBIが全額負担!】投信お引越しプログラム!
・Wow!株主デビュー!~米国株式手数料Freeプログラム~
・25歳以下現物手数料0円プログラム
・【米国株式移管入庫手数料はSBIが全額負担!】米国株式移管入庫手数料まるっとおまかせプログラム!
・【SBI証券のポイント投資ご紹介プログラム】
・【先物・オプションデビュープログラム】はじめての先物・オプション取引で最大100,000円キャッシュバック!
・【ロボアドデビュープログラム】はじめての運用開始&積立利用で最大2,500円プレゼント

手数料が安いネット証券5選

ここまで、ネット証券会社の特徴を紹介しました。その特徴の1つとしてあげた取引コストは、証券会社によって金額が異なります。

ここでは、手数料が安いネット証券会社として以下の5社を紹介します。

手数料が安いネット証券会社

  • DMM株
  • GMOクリック証券
  • 楽天証券
  • auカブコム証券
  • SBI証券

DMM株

引用:DMM株

手数料が安い証券会社の1社目として紹介するのは、DMM株です。

特徴

DMM株はその名前が示すとおり、グループ売上約3,055億円 を誇るDMMグループの1社です

2022年3月期の「業務及び財産の状況に関する説明書」 によれば、DMM株は10万8,000件の口座を有しています。なお、前期からは約2万1,000件増加していることから、同社の好調なビジネス状況が伺えます。

DMM株の特徴は、取引コストが安く、取引ツールやアプリが充実している点です。

また、資産を有効活用するために、保有株式をDMM FXの証拠金として利用できる「DMMFX株券担保サービス 」などを提供している点も同社の特徴といえます。

メリット

DMM株のメリットは、手数料を安く抑えられるという点です。

投資でリターンを多く得るためには、可能な限り手数料を含む取引コストを抑える必要があります。 1回の取引における手数料はわずかでも、月単位や年単位になるとその合計額は無視できないものとなります。そのため、できるだけ手数料が安い証券会社を探している人が多いのではないでしょうか。

DMM株は、さまざまな取引の手数料が業界最安値水準となっています。具体的には以下のとおりです。

DMM株の手数料

  • 国内株式 (現物取引手数料) 55円~
  • 25歳以下の国内株式 (現物取引手数料) 実質0円
  • 国内株式 (信用取引手数料) 0円~
  • 米国株式取引手数料 0円 ※ 別途為替スプレッドが発生

また、取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まる点や、ツールが豊富な点も同社を利用するメリットといえます。

デメリット

DMM株のデメリットは、国内株式(現物取引)の手数料体系が1日定額コースに対応していない点です。

一般的な証券会社の多くは、国内株式(現物取引)に関する手数料体系として「1約定ごと」と「1日定額」の2種類を提供しています。そのため、利用者は自身の投資スタイルにあう手数料体系を選択できます。

しかし、DMM株は「1約定ごと」の手数料体系のみであるため、デイトレードのように頻繁な取引を行う人は手数料に注意が必要です。

また、取り扱っている金融商品が以下の4つだけという点もDMM株のデメリットです。

DMM株の取り扱っている金融商品

  • 国内現物株式
  • 国内信用取引
  • 米国株式
  • NISA ※つみたてNISAのぞく

他社では米国以外の外国株式や投資信託、債権なども取り扱っているところが多いため、金融商品の少なさは目立ちます。

手数料

DMM株の国内株式(現物取引)に関する手数料は以下のとおりです。

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~5万円以下 55円
~10万円以下 88円
~20万円以下 106円
~50万円以下 198円
~100万円以下 374円
~150万円以下 440円
~300万円以下 660円
300万円超 880円

DMM株の国内株式(信用取引)に関する手数料は以下のとおりです。

約定代金 手数料(税込)
~300万円以下 88円
300万円超 0円

キャンペーン

DMM株が実施しているキャンペーンは以下のとおりです。

キャンペーン名 期間 対象者 内容
取引手数料無料 - 新規口座開設および内部者情報の登録が完了した人 登録完了から1ヵ月間、国内株式取引手数料が無料
口座開設された方へ抽選で2,000円プレゼント - 新規で口座を開設した人 毎月抽選で10名に2,000円をプレゼント
25歳以下の方は現物取引手数料実質0円! 2021/4/30~ 25歳以下の人 当月の取引手数料を翌月20日にキャッシュバック

NISAの有無

DMM株で取り扱っているNISAの種類 は以下のとおりです。

NISA (一般NISA) 有り
つみたてNISA 無し
ジュニアNISA 有り

上記のとおり、DMM株では一般NISAとジュニアNISAには対応していますが、つみたてNISAを取り扱っていない点は注意が必要です。

なお、DMM株では一般NISAやジュニアNISAに関する取引手数料も0円となっています。

GMOクリック証券

手数料が安いネット証券会社の2社目として紹介するのは、GMOクリック証券です。

特徴

GMOクリック証券は、約2,414億円のグループ売上 を誇るGMOインターネットグループの1社です。

GMOクリック証券では2022年8月時点で、約49万7,600件 の証券口座を有しています。前年同月は約47万3,300件であり、2万4,000件程度伸びています。 そのため、GMOクリック証券もDMM株同様、順調にユーザーを獲得しているといえるでしょう。

GMOクリック証券も、手数料や金利などの取引コストが安いのが特徴です。

また、GMOクリック証券のシステムは、グループ内のエンジニアが開発を担当しています。これにより、スピーディーにサービスを開発できる点も特徴の1つといえます。

メリット

GMOクリック証券のメリットは、手数料を含む取引コストを抑えられる点です。その手数料体系は、DMM株と同様に業界最安レベルとなっています。

また、GMOクリック証券の国内株式(現物取引)は、「1約定ごとプラン」と「1日定額プラン」という2種類の手数料体系に対応しています。そのため、それぞれの投資スタイルにあわせてプランを選べる点もメリットの1つです。

なお、GMOクリック証券の国内株式 (現物取引)に関する手数料は以下のとおりです。

GMOクリック証券の国内株式手数料

  • 国内株式 (現物取引手数料) 1約定ごとプラン 50円~
  • 国内株式 (信用取引手数料) 1約定ごとプラン 97円~
  • 国内株式 (現物および信用取引) 1日定額プラン 100万円まで0円

さらに、保有している株をGMOクリック証券に貸し出すことで利益を得られる「貸株サービス 」や、世界中の株価指数や原油および金などの商品などに投資できる「CFD 」など、幅広いサービスに対応している点も、GMOクリック証券のメリットといえます。

デメリット

GMOクリック証券のデメリットは、米国株を含む外国株式の取引に対応していない点です。

投資先として高い将来性や成長性を持つ国や企業を選ぶのは、投資を行ううえでの基本といえます。世界経済をけん引する米国や成長著しいアジアなどの新興国が投資先として人気を集めている のは、その将来性や成長性が支持されているのも一因です。

そのような人気を持つ外国株式に投資ができないことは、デメリットといえます。

また、一般NISAやジュニアNISAには対応しているものの、つみたてNISAの取り扱いがない点も、GMOクリック証券が持つデメリットの1つです。

手数料

GMOクリック証券の国内株式(現物取引)における手数料は以下のとおりです。

1約定ごとプラン

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~5万円以下 50円
~10万円以下 90円
~20万円以下 100円
~50万円以下 260円
~100万円以下 460円
~150万円以下 550円
~3,000万円以下 880円
3,000万円超 930円

1日定額プラン

約定代金 1日定額コース
手数料(税込)
~100万円以下 0円
~200万円以下 1,238円
~300万円以下 1,691円
300万円超
※ 以降100万円ごとに加算
295円

また、信用取引に関する手数料は以下のとおりです。

1約定ごとプラン

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~10万円以下 97円
~20万円以下 143円
~50万円以下 187円
~50万円超 264円

1日定額プラン

約定代金 1日定額コース
手数料(税込)
~100万円以下 0円
~200万円以下 888円
~300万円以下 1,320円
300万円超
※ 以降100万円ごとに加算
440円

なお、VIPプランの場合は、約定代金によらず手数料は0円となります。

キャンペーン

GMOクリック証券が実施しているキャンペーンは以下のとおりです。

キャンペーン名 期間 対象者 内容
はじめてのFX口座開設+お取引で最大30万円キャッシュバック! - 新規でFX取引口座を開設いただいた人
※既に証券取引口座を開設済みでもFX取引口座を未開設であれば対象
FX取引口座の開設月の翌々月末の最終営業日までに以下の取引条件を達成した場合に、取引数量に応じて以下金額をキャッシュバック

・500万通貨以上~1,000万通貨未満:5,000円
・1,000万通貨以上~2,000万通貨未満:1万円
・2,000万通貨以上~5,000万通貨未満:2万円
・5,000万通貨以上~20,000万通貨未満:5万円
・20,000万通貨以上~30,000万通貨未満:10万円
・30,000万通貨以上~40,000万通貨未満:15万円
・40,000万通貨以上~50,000万通貨未満:20万円 ・50,000万通貨~:30万円

NISAの有無

GMOクリック証券で取り扱っているNISAの種類は以下のとおりです。

NISA (一般NISA) 有り
つみたてNISA 無し
ジュニアNISA 有り

GMOクリック証券では一般NISAとジュニアNISAのみ対応しており、つみたてNISAは取り扱っていない点には注意が必要です。

楽天証券

引用:楽天証券

手数料が安いネット証券会社の3社目として紹介するのは、楽天証券です。

特徴

楽天証券は、楽天グループに属するネット証券会社です。同社はSBI証券とならび「ネット証券業界の2強」と称されています。

楽天証券は、 2022年6月末時点で約805万件の証券口座を有しています。また、2022年上半期(1月~6月)には、新規に91万8,000件の口座が開設されており、現在もなお大きく成長している証券会社です。

その他、国内株式の委託個人売買代金シェアはSBI証券(41.7%)に次いで2位(33.5%)に位置するなど、ネット証券業界では突出した規模を有していることがわかります。

さらに、楽天証券の利用者は投資経験を持たない初心者が80%を占めている点や、年齢層と顧客資産セグメントに偏りがなく、さまざまな層の利用者を取り込んでいる点は、楽天証券ならではの特徴といえます。

メリット

楽天証券を利用するメリットは、楽天経済圏の恩恵を享受できる点です。

楽天証券は単独のネット証券会社としても、手数料の安さや取引ツールの豊富さなど利用者に嬉しいポイントを豊富に提供しています。そこに楽天グループ各社との連携を加えることで、そのお得度はさらにアップします。

一例をあげると以下のとおりです。

  連携内容 特典
ハッピープログラム ・楽天銀行口座開設
・マネーブリッジ申込
・国内株式取引や投資信託保有などでポイント獲得
・ATM手数料が最大で7回/月無料
・同行間振込手数料が何回でも無料
など
楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立 ・楽天カードで楽天キャッシュ(電子マネー)をチャージ
・投信積立金額を楽天キャッシュで決済
・最大1.0%のポイント還元 (2022年12月末までのキャンペーン)
楽天カードクレジット決済 ・投信積立の引落方法として楽天カードを指定 ・カード決済額の0.2%もしくは1.0%が楽天カードから付与

もちろん、楽天カードでの決済によって獲得した楽天ポイントを、株式や投資信託などの購入にあてることも可能です。

このように、グループ企業が提供しているサービスを連携して利用することで、よりお得度がアップする点は楽天証券のメリットといえます。

デメリット

楽天証券のデメリットは、ポイントサービスがわかりにくいという点です。

楽天証券のポイントサービスといえば、楽天グループの共通ポイントである「楽天ポイント」をイメージする人が多いと思います。ただ、楽天証券は「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」 という2種類のポイントサービスを提供しています。

「楽天ポイントコース」では、楽天グループ共通の楽天ポイントが貯まります。また、ポイント投資の対象 が、「国内株式(現物)」「米国株式(現物・円貨)」「投資信託」「バイナリーオプション」と幅広いのが特徴です。

一方の「楽天証券ポイントコース」 では、楽天証券内で利用できる楽天証券ポイントが貯まります。この楽天証券ポイントは、JALマイレージバンクの「JMBマイル」に交換してJALの航空券と引き換えたり、投資信託を買い付けたりすることが可能です。

なお、楽天市場で買い物をした場合にポイント還元率がアップする「SPU (スーパーポイントアップ)」の対象になるためには、月末時点で「楽天ポイントコース」を選択しておく必要があります。

このように、ポイントサービスの構造がかなり複雑となっている点は、利用者にとってデメリットといえます。

手数料

楽天証券の国内株式(現物取引)における手数料は以下のとおりです。

超割コース 国内株式(現物取引) ※ 1約定ごとの手数料体系

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~5万円以下 55円
~10万円以下 99円
~20万円以下 115円
~50万円以下 275円
~100万円以下 535円
~150万円以下 640円
~3,000万円以下 1,013円
3,000万円超 1,070円

また、国内株式(信用取引)に関する手数料は以下のとおりです。

超割コース 国内株式(信用取引) ※ 1約定ごとの手数料体系

約定代金 1日定額コース
手数料(税込)
~10万円以下 99円
~20万円以下 148円
~50万円以下 198円
~50万円超 385円

なお、楽天証券では1日の取引額に対して手数料が発生する「いちにち定額コース」を提供しています。このコースは、現物取引と信用取引を合算した1日の合計取引金額で手数料が決まります。詳細は以下のとおりです。

いちにち定額コース

1日の約定代金合計 1日定額コース
手数料(税込)
~100万円以下 0円
~200万円以下 2,200円
~300万円以下 3,300円
300万円超
※ 以降100万円ごとに加算
1,100円

キャンペーン

楽天証券が実施しているキャンペーンは以下のとおりです。

キャンペーン名 期間 対象者 内容
先物・オプション祝日取引スタートキャンペーン 2022/9/16~2022/11/24 8:00 ・当キャンペーンにエントリーした人 キャンペーン対象日の先物・オプション取引手数料を50%キャッシュバック
【期間限定】最⼤50,000円分のギフトポイントをプレゼント!LINEでつながるお友達紹介キャンペーン 2022/9/9~2022/11/30 以下のすべてを満たす人
・期間中に専用LINEアカウントより友だちを紹介すること
・友だちが期間中に紹介用リンクより口座開設申し込みおよび開設を行うこと
・友だちが期間中に初期設定およびマイナンバーを登録すること
1名の友だち紹介に対してgiftee Box 5,000円分のポイントをプレゼント
※ ポイント特典の対象となるのは最大10名分まで
<エントリー要>CFD入金+取引デビューキャンペーン 2022/9/1 0:00~2022/11/30 23:59 以下のすべてを満たす人
・期間中にエントリー
・期間中に初めてCFD口座へ入金
・期間中に初めてCFD取引を実施
CFD口座に入金で100ポイント、CFD取引で100ポイントをプレゼント
※ 特典のポイントは楽天証券ポイント
【CFD】米国株価指数CFDキャッシュバックキャンペーン 2022/9/1 0:00~2022/11/30 23:59 以下のすべてを満たす人
・期間中にエントリー
・米国株価指数CFDのUS30、US500、NAS100のいずれかの取引を実施
米国株価指数CFDのUS30、US500、NAS100の新規取引合計Lots数に対し、1Lotにつき8円を上限なしでキャッシュバック
米国株式の移管(入庫)でもれなく200ポイントプレゼント&米株取引手数料80%キャッシュバック!     株式取引手数料(税込)の80%を円貨にてキャッシュバック

NISAの有無

楽天証券で取り扱っているNISAの種類は以下のとおりです。

NISA (一般NISA) 有り
つみたてNISA 有り
ジュニアNISA 有り

上記のとおり、すべてのNISAに対応している点は楽天証券が持つ強みの1つといえます。

auカブコム証券

手数料が安いネット証券会社の4社目として紹介するのは、auカブコム証券です。

特徴

auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループに属する ネット証券会社です。

今回紹介する中では、唯一のメガバンク系かつメガ通信キャリア系のネット証券会社で、ネット証券業界でも独自のポジションを築いています。

なお、auカブコム証券の口座数は2022年8月時点で約146万8,200件です。 前年の同月には約132万4,300件だったことから、1年間で約14万3,900件程度口座が増加しており、堅調に利用者を獲得している様子が伺えます。

auカブコム証券の特徴としては、システムを完全に内製化している点があげられます。

ネット証券会社では、システム開発を外部のIT企業などに発注しているケースが一般的です。しかし、auカブコム証券は「店頭FXサービス・くりっく365」以外の全取引システムを自社で開発しています。

これは、auカブコム証券の「システム基盤こそが最大の差別化要因」という考えに基づくものであり、同社ならではの特徴といえます。

メリット

auカブコム証券を利用するメリットの1つは、高機能なツールを利用できる点です。

ネット証券会社は利用者に取引ツールを提供しています。ただ、その機能性や操作性は証券会社ごとに大きく異なり、中には直感的に操作しづらいツールもあるようです。

一方で、auカブコム証券の取引ツールは利用者から高い評価を得ています。その評価の一例が「MINKABU」のランキングです。

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドが毎年実施している「MINKABU ネット証券年間ランキング」によれば、2022年版の「ネット証券のチャート機能ランキング」および「ネット証券の銘柄検索ランキング」において、auカブコム証券の取引ツールが1位を獲得しています。

このような高機能ツールを利用できるのは「システム開発力」が優れているからこそであり、auカブコム証券を利用するメリットといえます。

また、auカブコム証券のポイントサービスではPontaポイントを貯めたり、ポイント投資したりすることが可能です。日常的にPontaポイントを利用している人にはメリットとなるはずです。

デメリット

auカブコム証券を利用するデメリットとしては、外国株式の取扱銘柄が少ない点があげられます。

auカブコム証券では、2022年1月に米国株式サービスをスタートしました。ただし、2022年9月時点での取扱数は1,532銘柄しかありません。競合であるSBI証券は、米国株式だけで5,000を超える銘柄 を取り扱っており、米国だけではなくアジアを中心に8ヵ国へ投資が可能です。外国株式への投資を検討している人にとって、この差はauカブコム証券のデメリットといえます。

また、約定代金によっては手数料がやや高めとなっている点もデメリットの1つです。

auカブコム証券の「ワンショット手数料」では、約定代金が100万円を超える場合、約定金額×0.099%+ 99円 で算出した金額 が手数料となります。仮に約定代金が100万円だった場合は、100万円 × 0.099% + 99円 で算出された「1,089円」の手数料が発生します。

前述したDMM株での100万円以下の手数料は374円であるため、auカブコム証券の手数料のほうが割高です。

このように、やや高額な取引に関する手数料体系については、auカブコム証券のデメリットといえます。

手数料

auカブコム証券の国内株式(現物取引)における手数料は以下のとおりです。

ワンショット手数料 国内株式(現物取引) ※ 1約定ごとの手数料体系

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~5万円以下 55円
~10万円以下 99円
~20万円以下 115円
~50万円以下 275円
~100万円以下 535円
100万円超 約定金額 × 0.099% (税込) +99円
※ 上限は4,059円

また、信用取引に関する手数料は以下のとおりです。

1約定ごとプラン

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~10万円以下 99円
~20万円以下 148円
~50万円以下 198円
~50万円超 385円

auカブコム証券は1日定額コースの手数料も提供しています。なお、1日定額手数料は、現物株式と信用取引の合計約定代金で計算されます。

1日定額手数料

1日の約定代金合計 1日定額コース
手数料(税込)
~100万円以下 0円
~200万円以下 2,200円
~300万円以下 3,300円
~400万円以下 4,400円
~500万円以下 5,500円
500万円超
※ 以降100万円ごとに加算
1,100円

キャンペーン

auカブコム証券が実施しているキャンペーンは以下のとおりです。

キャンペーン名 期間 対象者 内容
国内現物株式手数料全額キャッシュバックキャンペーン 2022/9/1~2022/11/30※約定日ベース 以下のすべてを満たす人
・2022年9月以降に口座を開設
・期間中にエントリー
・au IDを証券口座に登録
・対象期間中に国内現物株式(プチ株除く)を1,000万円以上約定
※売買問わず
手数料を全額キャッシュバック
Pontaポイントを抽選で500名さまにプレゼント!eMAXIS Slim で積立デビューキャンペーン! 2022/9/1~2022/11/30 以下のすべてを満たす人
・期間中に対象商品(eMAXIS Slim6銘柄)を初めて積立取引で合計3万円以上約定
・期間中にエントリー
・au IDを登録
抽選で500名に2,000Pontaポイントをプレゼント
【エントリー要】信用取引口座開設キャンペーン 期間①:2022/9/1日~9/30
期間②:2022/10/1~10/31
期間③:2022/11/1~11/30
以下のすべてを満たす人
・期間中にエントリー
・信用取引口座を初めて開設
200Pontaポイントをプレゼント
米国株式投資デビュー応援~最大10,000円!米国株式売買手数料キャッシュバックキャンペーン 2022/6/1~2022/11/30 以下のすべてを満たす人
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NISAの有無

auカブコム証券で取り扱っているNISAの種類は以下のとおりです。

NISA (一般NISA) 有り
つみたてNISA 有り
ジュニアNISA 有り

すべてのNISAに対応している点は、auカブコム証券の強みといえます。

SBI証券

引用:SBI証券

手数料が安いネット証券会社として最後に紹介するのは、SBI証券です。

特徴

SBI証券は、SBIグループに属するネット証券会社です。

前述したように、SBI証券は楽天証券とならび「ネット証券業界の2強」の一角です。

SBAグループ はSBI証券のほか、SBIネオモバイル証券というスマホ証券会社や、SBIネオトレード証券という投資経験者向けのネット証券会社なども運営しています。さらに、新生銀行やアプラスなどの銀行関連事業や保険関連事業など、幅広く事業を展開しています。

SBI証券は、単体での保有口座数を発表していません。ただ、SBI証券のほかSBIネオモバイル証券やSBIネオトレード証券などの口座数を合わせると、2022年3月末時点で845万3,000万口座を突破しています。この口座数はネット証券業界でも最多です。

SBI証券の特徴は、手数料の安さやキャンペーンの多さです。また、取り扱っている商品や銘柄数も多く、投資家に常に多くの選択肢をもたらしてくれます。

メリット

SBI証券が持つ最大のメリットは手数料の安さです。

SBI証券では1約定ごとの「スタンダードプラン」と、1日の約定代金合計で計算する「アクティブプラン」という2つの手数料体系を提供しており、どちらも業界で最安の部類に入ります。

また、1日定額型の手数料体系(SBI証券でいうアクティブプラン)の場合、auカブコム証券などを含む他社は国内現物取引や国内信用取引などを含めて合計を算出するところが一般的です。しかし、SBI証券は「国内株式現物取引」「国内株式制度信用取引」「国内株式一般信用取引」それぞれで手数料を計算します。

つまり、他社では「国内株式現物取引」「国内株式制度信用取引」「国内株式一般信用取引」すべてをあわせて100万円まで無料である一方、SBI証券では「国内株式現物取引」で100万円、「国内株式制度信用取引」で100万円、「国内株式一般信用取引」で100万円の合計300万円までは手数料が無料となります。

また、IPOに強い点 やさまざまな金融商品を取り扱っている点、さらにはポイントサービスが充実している点もSBI証券が持つメリットです。

デメリット

SBI証券のデメリットは、システム障害がやや多い点です。SBI証券のシステムは、2021年には38件、2022年1月~9月までに20件の障害を起こしています。

もちろん、他社よりも取り扱っているサービスが多いため、一概に比較できない部分もありますが、この点はあらかじめ把握しておきましょう。

また、SBI証券のスマートフォンアプリは、国内株の取引を行う「SBI証券 株 アプリ 」と米国株の取引きを行う「SB証券 米国株 アプリ 」でわかれています。国内株と米国株両方の取引を行う人にとって、1つのアプリで完結しない点はデメリットといえます。

さらに、SBI証券のスマートフォンアプリはわかりにくく使いづらいという評判が多い点も、投資家にとっては無視できないデメリットの1つです。

手数料

SBI証券の国内株式(現物取引)における手数料は以下のとおりです。

スタンダードプラン 国内株式(現物取引) ※ 1約定ごとの手数料体系

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~5万円以下 55円
~10万円以下 99円
~20万円以下 115円
~50万円以下 275円
~100万円以下 535円
~150万円以下 640円
~3,000万円以下 1,013円
3,000万円超 1,070円

また、信用取引に関する手数料は以下のとおりです。

1約定ごとプラン

約定代金 1約定コース
手数料(税込)
~10万円以下 99円
~20万円以下 148円
~50万円以下 198円
~50万円超 385円

SBI証券では1日定額コースの手数料を提供しています。なお、前述したとおり、SBI証券のアクティブプランでは「国内株式現物取引」「国内株式制度信用取引」「国内株式一般信用取引」の合計ではなく、それぞれ別口で計算されます。

アクティブプラン ※ 1日定額手数料

約定代金 1日定額コース
手数料(税込)
~100万円以下 0円
~200万円以下 1,238円
~300万円以下 1,691円
※ 以降100万円ごとに加算 295円

キャンペーン

SBI証券が実施しているキャンペーンは以下のとおりです。

キャンペーン名 期間 対象者 内容
【CFD(くりっく株365)デビュープログラム】はじめてのお取引で最大50,000円キャッシュバック! - 以下のすべてを満たす人
・エントリー
・指定数量以上の新規決済取引
初めてCFD(くりっく株365)の取引を行った人を対象に、合計数量に応じて最大5万円をキャッシュバック
【投資信託移管入庫手数料はSBIが全額負担!】投信お引越しプログラム! - 以下のすべてを満たす人
・SBI証券へ投資信託の移管入庫を完了
・入庫時期に応じた書類受付期間内に申込書などがSBI証券に到着
投資信託移管の際に移管元金融機関へ支払った出庫手数料をキャッシュバック
Wow!株主デビュー!~米国株式手数料Freeプログラム~ - 以下を満たす人
・インターネットコースで証券総合口座を開設
取引スタートから最大2ヵ月間の取引手数料が無料
25歳以下現物手数料0円プログラム - 以下のすべてを満たす人
・25歳以下
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国内株式現物手数料が0円
25歳以下現物株式手数料無料プログラム 2021/9/1~ ・計算月の1日時点で25歳以下 現物株式手数料が無料
【米国株式移管入庫手数料はSBIが全額負担!】米国株式移管入庫手数料まるっとおまかせプログラム! - 以下のすべてを満たす人
・SBI証券へ米国株式の移管入庫を完了
・入庫時期に応じた書類受付期間内に申込書などがSBI証券に到着
米国株式移管の際に移管元金融機関へ支払った出庫手数料をキャッシュバック
【SBI証券のポイント投資ご紹介プログラム】 - 以下をすべて満たす人
・被紹介者が、新規でSBI証券の口座開設完了
・開設後に「Tカード番号登録」を完了
被紹介者が条件を達成した場合、紹介者にTポイントを5,000ポイントプレゼント
【先物・オプションデビュープログラム】はじめての先物・オプション取引で最大100,000円キャッシュバック! - 以下をすべて満たす人
・エントリー
・指定数量以上の新規決済取引
取引合計数量に応じて、最大10万円をキャッシュバック
【ロボアドデビュープログラム】はじめての運用開始&積立利用で最大2,500円プレゼント - 以下をすべて満たす人
・WealthNavi for SBI証券で初めて運用を開始
・プログラム条件を達成
対象期間終了時点の残高に応じて、最大2,500円をプレゼント

NISAの有無

SBI証券で取り扱っているNISAの種類は以下のとおりです。

NISA (一般NISA) 有り
つみたてNISA 有り
ジュニアNISA 有り

手数料以外に証券会社を選ぶ際のポイント

証券会社を選ぶときは、手数料以外にもチェックしておきたいポイントがあります。ここでは、それらのポイントを紹介します。

銘柄数

1つ目のポイントは銘柄数です。

証券会社を選ぶ際は、取扱銘柄数が多いか確認しましょう。

一例をあげると、SBI証券では5,000超の米国株式の銘柄を取り扱っている 一方で、auカブコム証券は約1,800銘柄 しか取り扱っていません。このように、証券会社によって取扱銘柄数は大きく異なります。

取扱銘柄数の多さは、投資家に豊富な選択肢をもたらし、投資の幅を広げてくれます。そのため、金融商品の取り扱いがあるかだけではなく、銘柄数までチェックすることが重要です。

ポイント還元率

2つ目はポイント還元率です。

証券会社を選ぶ際は、ポイント還元率の高さを確認しましょう。

ネット証券会社の中には、ポイントサービスに力を入れているところも少なくありません。そうした証券会社では、さまざまな取引でポイントが貯まる仕組みを提供しています。

もちろん、証券会社を選ぶうえで、今回紹介した手数料は重要な要素です。ただ、「見かけの安さ」だけではなく、還元されるポイントまで含めて検討を行った方が、よりお得に取引を行うことができます。

そのため、可能な限りポイント還元率が高いネット証券会社を選ぶとよいでしょう。

クレカ積立ができるか

3つ目はクレカ積立ができるかという点です。

証券会社を選ぶ際は、クレカ積立ができるかを確認しましょう。

投資信託や株式では、定期的に一定金額を購入する「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資手法がおすすめです。ただ、入金処理の煩わしさで定期購入を失念してしまう人も少なくありません。そのような人はクレカ積立にしておけば、忘れることなく定期的に商品を買い付けることができます。

また、クレカ積立を行うとポイントを獲得できる証券会社もあります。そうした証券会社を選べば、さらにお得な取引が可能です。

初心者向けの情報の充実度

4つ目は、初心者向けの情報の充実度しているかという点です。

投資で良い成果を出すためには、情報の収集・活用が求められます。とはいえ、投資をスタートしたばかりの初心者には、理解が難しい情報が多いのも事実です。

そのようなとき、初心者向けの情報が充実しているネット証券会社であれば、わかりやすくためになるさまざまな情報を得ることができます。

投資の知識を身につけたい人や投資に関してレベルアップしたい人は、このポイントもチェックしましょう。

つみたてNISAがつかえるか

最後は、つみたてNISAがつかえるかという点です。

つみたてNISAは年間40万円、最大20年間の枠を持つ非課税制度です。このつみたてNISAを使えば、トータルで最大800万円の投資により得た売却益、あるいは分配金が非課税となります。

また、金融庁が長期の積立・分散投資に適した銘柄であるとしたものが対象商品で あるため、投資初心者であっても購入しやすいのが特徴です。

ただし、証券会社によってはつみたてNISAに対応していないところもあります。そのため、これからネット証券会社を選択しようとしている人は、つみたてNISAに対応しているかチェックすることをおすすめします。

どの基準でネット証券を選ぼうか迷ったらまずは手数料を見よう

今回はネット証券会社の手数料を中心に、各社の特徴やメリット・デメリットなどを紹介しました。

現在はさまざまなネット証券会社が存在しており、今回紹介したDMM株をはじめLINE証券やPayPay証券など、IT企業がネット証券業界に参入してくるケースも増えています。

ただし、これから投資を始めようとしている人の多くは、ネット証券会社ごとの特徴や違いがわからず、どの会社にすべきか迷ってしまいがちです。

そのようなときは、この記事を参考にして「手数料」を軸に選ぶことをおすすめします。

ネット証券に関するQA

ここではネット証券に関するよくあるQ&Aを紹介します。

手数料が1番安いネット証券はどこですか?
今回紹介した中で手数料が一番安いネット証券会社は、DMM株です。

DMM株の1約定ごとに関する手数料は、ネット証券業界でも最安水準といえます。ただし、1日定額手数料に対応していない点は注意が必要です。
ポイントで選ぶならどこのネット証券が良いですか?
今回紹介したネット証券会社のうち、ポイントで選ぶなら楽天証券です。

楽天グループのサービスを連携して利用することで「楽天ポイント」の還元率が高くなり、楽天経済圏でのポイントの使い勝手も良くなります。
クレカ積立できるネット証券はどこですか?
クレカ積立できる代表的なネット証券は以下のとおりです。
 

これらのネット証券会社は手数料が安いため、これから投資をスタートする初心者におすすめです。

また、今回紹介したネット証券会社以外では、マネックス証券もクレカ積立に対応しています。

 

つみたてNISAはどのネット証券でもつかえる?
つみたてNISAの対応状況は、ネット証券会社によって異なります。

今回紹介したネット証券会社のつみたてNISA対応状況は以下のとおりです。
  つみたてNISA対応状
DMM株 非対応
GMOクリック証券 非対応
楽天証券 対応済
auカブコム証券 対応済
SBI証券 対応済
ネット証券と総合証券の違いは?
ネット証券と総合証券の主な違いとして、以下の点が挙げられます。
 

ネット証券と総合証券の主な違い

  • ネット証券会社は手数料が安め
  • ネット証券会社は総合証券のように担当者が付かない

それぞれの特徴を把握した上で、証券会社を選ぶとよいでしょう。