(画像:NET MONEY編集部)

目次

  1. マネックス証券の種類別手数料
    1. 取引毎手数料コース
  2. 投資初心者向けマネックス証券の初心者向け金融商品、サービス
    1. 国内株式
    2. 米国株式
    3. 投信・投信つみたて
    4. IPO
    5. EFT
    6. FX
    7. 暗号資産CFD
    8. 債券
    9. ONCOMPASS
    10. マネックス証券は手数料がコースによっては無料でお得に取引できる
  3. マネックス証券に関するQA

主要ネット証券の中でも最低水準の手数料を誇るマネックス証券。現物取引手数料は55円(税込)からで、取引によっては手数料が無料となっているものも多数あります。この記事では、マネックス証券が取り扱う金融商品の種類別の手数料や、投資初心者におすすめの金融商品などを紹介します。

マネックス証券の種類別手数料

マネックス証券の手数料は、1注文の約定金額が5万円以下であれば55円(税込)など、お手頃な価格帯に設定されています。また、IPO(新規公開株)の購入時手数料や単元未満株の買付手数料などが無料となっており、取引によっては手数料の負担を最小限に抑えることも可能です。なお、マネックス証券への入金にかかる手数料は、即時入金サービスや定期自動入金なら無料、銀行振込なら金融機関ごとに定められている振込手数料が発生します。ここからは、マネックス証券が取り扱っている金融商品の種類別手数料を紹介します。

取引毎手数料コース

マネックス証券の取引毎手数料コースは、株式取引の1注文あたりの約定金額に対して手数料がかかる仕組みです。1注文あたりの約定金額が多いほど、手数料の価格が上がります。また、取引毎手数料コースは現物取引と信用取引とで手数料の設定が異なるため、注意が必要です。それでは、現物取引と信用取引の手数料を具体的に見ていきましょう。

現物取引

1注文の約定金額 手数料
5万円以下 50円(税込:55円)
5万円超 10万円以下 90円(税込:99円)
10万円超 20万円以下 105円(税込:115円)
20万円超 50万円以下 250円(税込:275円)
50万円超 100万円以下 487円(税込:535円)
100万円超 150万円以下 582円(税込:640円)
150万円超 3,000万円以下 921円(税込:1,013円)
3,000万円超 973円(税込:1,070円)

信用取引

1注文の約定金額 手数料
10万円以下 90円(税込:99円)
10万円超 20万円以下 135円(税込:148円)
20万円超 50万円以下 180円(税込:198円)
50万円超 350円(税込:385円)

一日定額手数料コース

一日定額手数料コースは、1日の約定金額の合計に対して手数料がかかる仕組みです。設定された合計金額を超えるまでは手数料が上がらないため、小さな金額で数多くの取引を行う場合には、取引毎手数料コースよりもお得に取引できるかもしれません。

また、約定金額300万円ごとの売買を「ボックス」という単位で呼び、月間利用ボックス数が一定数以上になると手数料が割安になる仕組みもあるため、大きな金額の取引にも対応可能です。

内容 手数料
約定金額100万円以下の場合 500円(税込:550円)
約定金額100万円超、300万円ごとに 2,500円(税込:2,750円)
月間利用ボックス数 21回目から 2,250円(税込:2,475円)
月間利用ボックス数 121回目から 1,650円(税込:1,815円)

ワンデイ信用・スペシャル空売り

マネックス証券のワンデイ信用とは、返済期限が当日中の買建てもしくは売建て取引のことを指します。スペシャル空売りは、制度信用などでは売建てできない人気銘柄を売建てられる取引です。これらの信用取引手数料は無料で、取引毎手数料コースと一日定額手数料コースともに、約定金額には含まれません。

内容 手数料
ワンデイ信用 無料
スペシャル空売り 無料

IPOおよびPO

IPOとは新規公開株のことで、新たに上場した企業が発行する株式です。また、既に上場済みながら、新たな株を発行して資金調達をすることをPOと呼びます。これらは値上がりの可能性が高く、利益を出しやすい金融商品として高い人気を誇ります。

IPOやPOの取引を行うためには、予めブックビルディング(需要申告)という株式の金額を決めるステップからの参加が必要です。マネックス証券では、このブックビルディングの参加費はもちろん、購入時手数料も無料です。

内容 手数料
ブックビルディング参加費用 無料
購入時手数料 無料

ワン株(単元未満株)

ワン株(単元未満株)とは、通常100株単位で取引される株式を、1株から取引できるようにした金融商品のことです。100株単位での株式購入には数十万円から100万円以上といった潤沢な資金が必要ですが、ワン株なら1万円程度の少額投資が可能になります。有名企業の株式も気軽に購入でき、定期的に買い足すことで中長期的に単元株に到達させることもできます。マネックス証券のワン株は買付手数料が無料で、手軽に始められるのもメリットです。

内容 手数料
ワン株 買付 無料
ワン株 売却 約定代金の0.5%(税込:0.55%)
※最低手数料48円(税込:52円)

立会外分売

立会外分売とは、取引所の取引時間外に、大量の売り注文を小口に分けて複数の投資家に売却する売買手法のことです。多くの場合、前日終値より数%ディスカウントされた価格が提示されるため、購入側は取引所での取引より安い価格で購入申込みができ、上手く活用すれば大きな利益に繋げることもできるでしょう。この立会外分売に関する購入時手数料は無料となっています。

内容 手数料
購入時手数料 無料

投資初心者向けマネックス証券の初心者向け金融商品、サービス

一口に投資と言っても、金融商品の種類は数多くあり、初心者はどれを選べばよいのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。ここからは、投資初心者にもおすすめの金融商品について解説していきます。

国内株式

国内株式とは、その名の通り日本国内の証券取引所に上場している企業の株式のことです。国内株式の取引では、購入時よりも高い金額で売却することによる値上がり益を狙うことができるほか、特定の企業の株主となることで配当金や株主優待を受けられます。成長企業に投資して値上がり益を狙ったり、利用頻度の高い企業の株主になることで優待を便利に使ったりと、投資家それぞれの狙いに合わせて投資先を選ぶことができます。

マネックス証券では、国内株分析ツールの「マネックス銘柄スカウター」が用意されていたり、株主優待に関連した銘柄を簡単に検索できるシステムがあったりと、初心者にも使いやすい設計がなされています。

米国株式

米国株式とは、世界最大の経済大国であるアメリカで取引されている株式のことです。ニューヨーク証券取引所やナスダックなどの取引所が有名で、アマゾンやアップル、コカコーラ、ナイキ、ウォルトディズニーなど世界的に有名な企業に投資できます。

マネックス証券の米国株式の取扱銘柄数は4,906※(2022年10月10日時点)で、スマホアプリから快適に取引できるのが特徴です。日本時間の日中にも米国株式の取引ができるため、時間を気にせず投資できます。

投信・投信つみたて

投信とは投資信託の略で、専門家にお金を預け、それを元手に資産運用をしてもらうことができる金融商品です。どのように資産運用をするかは投信ごとに違いがあり、国内株式を中心にするものや、世界各国の株式に投資するものなどがあるため、自分の目的や好みにあったところを選ぶと良いでしょう。

投信つみたては、毎月や毎日など、予め決めたスケジュールにしたがって投信を買い増ししていく投資方法のことです。一度設定してしまえば、それ以降は手間をかけずに投資を行えます。

マネックス証券では、すべての投資信託の申込手数料が0円となっており、他の証券会社よりもお得に投資信託を購入できます。さらに、投資信託を保有しているだけでポイントが貯まるサービスもあり、2重でお得です。加えて、投資つみたては100円から始められるため、気軽に投資にチャレンジできます。

IPO

IPOとは新規公開株のことで、未上場企業が新規株式の発行や売出しを行い、証券取引所に上場することを指します。値上がりの可能性が高く、利益を出しやすい金融商品として人気を集めています。

IPOを購入するためにはブックビルディングに参加する必要があり、購入できるかは抽選で決まることが一般的です。マネックス証券はブックビルディングの参加費用が無料で、抽選もコンピューターで無作為に行うため、全ての人が平等にチャンスを得られます。また、マネックス証券のIPO引受件数は、全証券会社の中でトップ5の実績を誇ります。

EFT

EFTとは上場投資信託のことを指します。株式のように取引所に上場しており、投資信託のように特定の指数に連動する運用成果を目指す、株式と投資信託の中間のような金融商品です。通常の投資信託よりも保有コストが低く、長期保有に向いているのが特徴です。保有コストは一見するとそこまで高いものではありませんが、時間が経てば経つほど積み重なっていきます。そうした保有コストが低いというのは、金融商品にとって大きなメリットです。

マネックス証券では、ETF投資に関する運用アドバイスが得られる「マネックスアドバイザー」というサービスが用意されていたり、米国ETFの買付手数料が全額キャッシュバックされるキャンペーンが実施されていたりと、手厚いサービスが魅力です。

FX

FXとはForeignExchange(外国為替取引)の頭文字をとったもので、通貨を売買して為替差益などの収益を得る外国為替証拠金取引のことです。外国為替取引を証拠金(担保として預け入れる資金)で行うため、少額の資金を元手に大きな利益を狙える可能性があります。

FXは円/ドルのように通貨ペアで売買します。通貨ペアによって買うときの価格と売るときの価格が異なり、その差額をスプレッドといいます。マネックス証券では米ドル0.2銭など取引しやすいスプレッド水準となっており、通貨ラインナップも豊富です。

暗号資産CFD

暗号資産CFDは、暗号資産を元手とした差金決済取引のことです。取引開始時から取引終了時に発生した差額で利益を狙う投資スタイルで、レバレッジをきかせられるので少額の資金でも大きな利益を得られる可能性があります。

マネックス証券ではBTC(ビットコイン)/JPY、BCH(ビットコインキャッシュ)/JPY、XRP(リップル)/JPY、ETH(イーサリアム)/JPYの取引に対応しています。

債券

債権は利金や償還金の支払いスケジュールが決まっている金融商品で、株式などと比べてリターンこそ少ないものの、リスクも少ないのが魅力です。個人向け国債は、債券の中でも特にメジャーなものと言えるでしょう。大きな利益を目指すというよりは、計画的に資産運用をしていきたい人に向いています。

マネックス証券の場合、個人向け国債はもちろん、好利回りの外債など幅広い債券を取り扱っており、希望に合わせて選択することができます。

ONCOMPASS

マネックス証券では、おまかせ資産運用サービス「ONCOMPASS」を提供しています。簡単な質問に答えると自動で投資の運用戦略や配分を提案してくれるうえ、運用や売買なども全てお任せできます。リスク管理に徹底的にこだわったサービスであり、運用も自動化してくれるため、投資初心者におすすめです。また、2020年4月1日以降にONCOMPASSを初めて利用した人には、最大約1年間、手数料の一部をキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。

マネックス証券は手数料がコースによっては無料でお得に取引できる

マネックス証券での各種取引にかかる手数料について解説してきました。マネックス証券では、取引のスタイルによってよりお得な金額で取引できるコースが用意されていたり、商品によって手数料無料のサービスがついていたりなど、他の証券会社と比べてもお得に感じるポイントが数多くあります。少しでも手数料の安い証券会社を選びたいと思っている方は、ぜひマネックス証券の利用を検討してみてください。

マネックス証券に関するQA

最後に、マネックス証券に関するQ&Aを見ていきましょう。

マネックス証券のセキュリティはどうなっている?
マネックス証券では、ログイン後のデータはすべてSSLプロトコルで暗号化されており、情報漏洩を防いでいます。加えて、SSL証明書以上に厳格な世界統一基準の認証を受けるEVSSL証明書も導入されており、Webサイトの高い信頼性を確保しつつ、フィッシング詐欺などを防止。安心して利用できる環境が整っています。
マネックス証券で利用できる顔写真付き本人確認書類は?
マネックス証券での口座開設などで利用できる顔写真付き本人確認書類は、「個人番号カード」「運転免許証」「運転経歴証明書」「パスポート」「住民基本台帳カードや各種福祉手帳」となっています。
マネックス証券でNISA口座を電話で申し込める?
マネックス証券でのNISA口座の開設は、Webサイトのみの対応となっており、電話での申し込みはできません。マネックス証券のHPから手続きを進めましょう。
マネックス証券の総合取引口座の口座開設時間はどれくらい?
総合取引口座の開設の申込方法にはオンラインと郵送の2つがあり、オンラインの場合は2~3営業日程度、郵送の場合は1週間から10日程度で開設できます。ただし、必要書類などに不備があると再提出となって時間が余計にかかってしまうため、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
マネックス証券のメリットは?
マネックス証券の現物取引手数料は55円(税込)からで、主要ネット証券の中でも最低水準を誇り、大きな魅力となっています。ワン株という単元未満株も取り扱っているため、有名企業の株式を手軽な資金で購入することも可能です。投信つみたてではクレカ積立にも対応しており、マネックスポイントが貯まるマネックスカードでクレカ積立を行えば、還元率1.1%でポイントを貯められます。マネックスポイントは株式手数料にあてたり、他のポイントサービスに交換したり、日本赤十字社などに寄付したりと、さまざまな使い道が用意されています。