投資信託,分配金利回り,ポイント
(画像=NET MONEY編集部)

数ある金融商品の中でも、リスクの低さとリターンの大きさで人気の「投資信託」。一体どのように銘柄を選ぶのが正しいのだろうか。つい具体的な数字として表示されている「分配金」の利回りの大きさで、安易に選んでしまってはいないだろうか。

投資信託の銘柄の正しい見極め方、投資信託の正しい手法について見ていこう。

目次

  1. そもそも投資信託とは
  2. 投資信託で得られる利益~基準価額と分配金とは?
  3. 投資信託は分配金利回りだけで選ぶな 注目すべきポイン
  4. 投資信託のメリット
    1. 投資のプロに運用を任せられる
    2. リスク分散ができる
    3. 少ない金額で始められる
  5. 投資信託の種類
    1. インデックスファンド
    2. アクティブファンド
    3. バランスファンド
  6. 投資信託の分配金の種類
    1. 普通分配金
    2. 特別分配金
    3. 普通分配金と特別分配金のどちらがいいか?
  7. 投資信託を選ぶ際のポイント
    1. 3年以上の運用実績があるか
    2. 信託報酬、販売手数料などの諸手数料が安いか
    3. 信頼できるファンドマネージャーか
  8. 毎月分配型投資信託とは
    1. 毎月分配型投資信託のメリット
    2. 毎月分配型投資信託のデメリット
    3. 分配金で安定的に大きく利益をあげるには
  9. 分配金利回りの高さに惑わされるな!
    1. 下落局面では分配金はお得
    2. 分配金利回りでなく、トータルリターンを見よう
  10. 分配金だけじゃない!投資信託の選び方
    1. 初心者におすすめ「債券型」
    2. 中級者におすすめの「REIT型」と「バランス型」
    3. 上級者におすすめの「株式型」
    4. ファンドを選ぶコツ
  11. 投資信託の探し方
  12. 投資信託の購入に適した証券会社
    1. SBI証券
    2. 楽天証券
    3. マネックス証券
    4. 松井証券
  13. 投資信託の分配金にかかる税金は?
  14. 投資信託に関するQ&A
  15. 実際に株式投資を始めてみる

そもそも投資信託とは

株式投資やFXなどは、ある銘柄に対して個人の資産を投資するものだ。一方「投資信託」は、複数の投資家から資金を募り、数百億円、数千億円という巨額の資金を元にプロの投資家が投資を行う。そのため、一人ひとりの出資金が少額だとしても様々な株式や債券に分散投資ができる。このように分散投資ができるためリスクを抑えられることが出来る点が投資信託の大きな魅力だ。(投資信託とは?

金融機関名 投資信託本数 最低積立金額 ポイント
SBI証券 2,660本 100円 Vポイント
Tポイント
Pontaポイント
dポイント
楽天証券 2,665本 100円 楽天証券ポイント
マネックス証券 1,551本 100円 マネックスポイント
松井証券 1,629本 100円 -
2022年11月11日現在
※1:Eco通知(インターネット通知)をご利用のお客さまがインターネットバンキング(三菱UFJダイレクト)からお申し込みの場合
※2:Pontaポイントをためるには一定の条件があります。
※投資信託商品数は三菱UFJ銀行SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券各ページより引用
 

投資信託で得られる利益~基準価額と分配金とは?

投資信託は株式と同じく、それぞれ価格が決められている。それを「基準価額」と呼ぶ。投資信託は多くの投資家からの出資金を合わせて投資を行うが、その出資金のうち投資家に帰属するものを「純資産額」といい、それを出資された口数で割ったもので、「基準価額」が決定される。

投資家から募った出資金を運用して利益が生じた場合、出資口数に合わせて「分配金」が支払われる。「分配金」を投資家に支払うと、当然のことだが「純資産額」は減少し、それに連動して「基準価額」も低くなる。

つまり、投資家は「基準価額」が上がれば、商品を売却するときの差益を期待できる。また運用により利益が生じた場合は「分配金」としての利益を期待できるのだ。

●分配金
投資信託の運用の結果、得られた収益を口数に応じて決算ごとに投資家に分配するお金のこと。分配金を出すかどうか、またはどのくらいの額を出すのかは、投資信託の約款や投資信託協会の規則に基づいて運用会社が決定するため、状況によっては分配金が出ないこともあります。

引用元:金融庁|用語集

投資信託は分配金利回りだけで選ぶな 注目すべきポイント

投資信託は少額資金で分散投資できるのが魅力で、インデックスファンドやアクティブファンド、バランスファンドなどの種類があります。投資信託を選ぶ際は、実績やコストなどに注目が必要です。

投資信託を始める前に、種類やメリット、選ぶ際のポイントなどについて把握しておきましょう。

投資信託のメリット

投資信託のメリットは、少額資金で投資を始められて、リスクを分散できることです。また、管理や運用は投資のプロに任せられます。

ここでは、投資信託のメリットについて見ていきましょう。

投資のプロに運用を任せられる

投資信託のメリットは、投資のプロ(ファンドマネージャー)に運用を任せられることです。投資信託は、投資家から集めた資金をファンドマネージャーが各ファンドの運用方針に従い、投資判断や取引を行うものです。

投資のプロが運用するため、知識がない初心者の方でも安心できます。運用状況については、定期的に報告されます。(ただし、投資商品であるため確実に元本割れしないとは言い切れません。)

SBI証券

リスク分散ができる

投資信託は、リスクを分散できるのもメリットです。個別株投資とは違い、投資信託は複数の銘柄に投資を行います。1つの銘柄に資産を集中させると、投資先の株価が下がった場合に大きな影響を受けます。

分散投資の場合は複数の銘柄に資産を分けて投資するため、1企業の倒産や株価下落の影響が限定的です。投資信託であればリスクを分散して資産運用ができます。

楽天証券

少ない金額で始められる

投資信託のメリットは少額資金で始められることです。証券会社にもよりますが、100円から投資信託の積立投資を始めることが可能です。

「投資初心者なので少ないお金から始めたい」「いきなり数万円~数十万円投じるのには抵抗がある」という方も安心して投資ができます。証券会社によっては、クレジットカード決済にも対応しています。

投資信託の種類

投資信託はインデックスファンド・アクティブファンド・バランスファンドの3種類があり、それぞれで特徴や運用コストが異なります。

ここでは、投資信託の3つの種類について見ていきましょう。

インデックスファンド

インデックスファンド
引用元:三井住友銀行

インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIX、NYダウ、S&P500など特定の指数と連動する投資成果を目指す投資信託のことです。ベンチマークする指数と同じ値動きを目指します。コストが比較的低いのが特徴です。

アクティブファンド

アクティブファンド
引用元:三井住友銀行

アクティブファンドは、ベンチマークする指数の動きを上回る投資成果を目指すファンドのことです。ファンドの種類が多く、テーマや目的に合った投資が可能です。

また、ファンドマネージャーやアナリストなどの人的コストがかかるため、インデックスファンドよりコストが高い傾向にあります。

松井証券

バランスファンド

バランスファンド
引用元:三井住友銀行

バランスファンドは、国内株式や海外株式、債券、REIT、商品など、複数の資産クラスに投資するファンドです。投資先が幅広いため、リスクを抑えた運用が期待できます。運用コストは、インデックスファンドと比較して高い傾向にあります。

投資信託の分配金の種類

投資信託の分配金の種類

投資信託の分配金は、運用益から支払う「普通分配金」と資産を取りくずして支払う「特別分配金」の2種類があります。投資信託に投資をする前に、それぞれの特徴と違いについて理解しておきましょう。

普通分配金

投資信託の普通分配金とは、運用益から支払われる分配金のことです。分配金を支払ったあとの基準価額が投資信託購入時の価格を上回る場合は、普通分配金となります。

普通分配金は配当所得として扱われるため課税対象になります。税率は20.315%(所得税15.315% ※復興特別所得税含む、住民税5%)です。普通分配金は税金がかかるので注意してください。

●普通分配金
追加型株式投資信託の運用の収益に基づいた分配金のこと。課税対象です。

引用元:金融庁|用語集
SBI証券

特別分配金

特別分配金とは元本払戻金のことです。分配金を支払ったあとの基準価額が投資信託購入時の価格を下回る場合、購入時価格を下回った部分が特別分配金(元本払戻金)となります。

普通分配金の場合は配当所得として扱われるため課税対象となりますが、特別分配金は実質的に元本の払い戻しで、利益とはみなされないため税金はかかりません。

●元払分配金(特別分配金)
収益分配金には課税扱いとなる「普通分配金」と、非課税扱いとなる「元本払戻金(特別分配金)」の区分があります。これは、受益者が収益分配金を受取る際、イ.当該収益分配金落ち後の基準価額が当該受益者の個別元本と同額または上回っている場合には、当該収益分配金の全額が普通分配金となり、ロ.当該収益分配金落ち後の基準価額が当該受益者の個別元本を下回っている場合には、その下回る部分の額が元本払戻金(特別分配金)となり、当該収益分配金から当該元本払戻金(特別分配金)を控除した額が普通分配金となります。

引用元:金融庁|用語集
楽天証券

普通分配金と特別分配金のどちらがいいか?

普通分配金と特別分配金、2つの分配金がありますが、一般的に良いとされるのは普通分配金です。税金だけを考えれば、非課税の特別分配金のほうが、課税(20.315%)される普通分配金より良いでしょう。

しかし、特別分配金は元本払戻金であり、投資信託の資産を取りくずして支払っています。運用状況や複利効果を考えると、運用益から分配金を支払う普通分配金のほうが健全といえます。

投資信託を選ぶ際のポイント

投資信託を選ぶ際は、運用実績や手数料、ファンドマネージャーに注目してください。これらのポイントを比較することで、良いパフォーマンスが期待できる投資信託を選べます。

ここでは、投資信託を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。

3年以上の運用実績があるか

投資信託を選ぶ際は、3年以上の運用実績があるか確認をしましょう。運用実績が半年や1年など3年未満の場合は、運用期間が短く、パフォーマンスが良い商品か判断が難しいからです。たまたま、その時の市況が良かった可能性もあります。

松井証券

投資信託のパフォーマンスが良く、信頼できる運用実績を残しているか判断するには、最低でも3年以上の運用期間は確認したいところです。3年以上の運用実績を見て問題がなさそうであれば、投資を検討してみても良いでしょう。

信託報酬、販売手数料などの諸手数料が安いか

投資信託には、販売会社に支払う購入時手数料や運用管理費用の信託報酬、投資信託解約時にかかる信託財産留保額などの手数料がかかります。

手数料が高いと、利益が圧迫され、手元に入るお金は少なくなります。特に信託報酬は投資信託を保有している間、日々支払うことになるため、できるだけ安い商品がおすすめです。

ノーロード(購入時手数料無料)の投資信託を選ぶなど、手数料をしっかりと確認したうえで投資先を決めるのがいいでしょう。

信頼できるファンドマネージャーか

投資信託を運用するのはファンドマネージャーです。そのため、ファンドマネージャーが信頼できるかどうかも、投資信託を選ぶうえで重要なポイントです。

投資情報サイトの中には、ファンドマネージャーの名前や経歴を確認できるものもありますので、これまでのファンドマネージャーの経歴や運用実績などを事前に確認しましょう。運用者によって運用成績も変わってくるため、マネージャーの情報を得ることは大切です。

投資信託は、少額資金・低コストで無理なく運用できるため、投資初心者におすすめです。種類によって特徴が異なるため、複数を比較して自分に合った投資信託を選ぶようにしましょう。

毎月分配型投資信託とは

投資信託には毎月「分配金」を受け取れるタイプのものがある。これを「毎月分配型投資信託」と呼ぶ。最近人気の「毎月分配型投資信託」のメリットとデメリットについて見てみよう。

毎月分配型投資信託のメリット

やはり毎月「分配金」を受け取れることは大きなメリットだろう。年に一度のみ「分配金」が支払われるものや、「分配金」が全くないタイプのものも多いなかで、毎月一定額の利益を受け取りたい投資家には、毎月分配型投資信託は嬉しい商品といえる。

毎月分配型投資信託のデメリット

毎月分配型の投資信託は、元本が保証されないというデメリットがある。また、毎月利益が「分配金」にまわされるので、「純資産額」が増えず売却時に利益が出にくいというデメリットもある。

分配金で安定的に大きく利益をあげるには

「分配金」で安定した利益を上げるためには、「長期に安定的に分配金が支払われる」投資信託を選ぶことが必要だ。つまり、直近の分配金を何ヵ月払うことが可能かを示す「分配余力」ができるだけ長く、リスクの低い債券型やREIT(不動産投資信託)型などが良いだろう。

また過去にも分配金が確かに支払われている実績があるのかなど、銘柄に対する信頼度もチェックしておく必要がある。さらに、マクロ経済環境をよく読んで投資銘柄を選択することも最低限必要といえるだろう。たとえば、アメリカの不動産価格が不安定なときには、アメリカのREIT(不動産投資信託)は避けるべきだろう。

分配金利回りの高さに惑わされるな!

最初にも述べたが、特に投資信託初心者は、「分配金」という具体的な金額の高さで銘柄を選んでしまいがちだ。だが、この「分配金」の額だけに惑わされると、正しい選択ができなくなってしまう。

投資信託は、投資している株式や債券の売買で得た「売却益」や株式の「配当金」、債券の「利子収入」などの収益を得ている。これら収益が、分配金の主な原資となっている。

分配金を払うことで、純資産額は減少する、純資産額が減少した分、基準価額も下がる。これは、基準価額は純資産額を口数で割った値だからだ。つまり、投資信託の運用資金から分配金は支払われていることになる。

純資産額が目減りすると、複利効果が得られなくなってしまう。仮に純資産額100万円の投資信託があったとして、毎年3万円が分配金として支払われるとする。この場合純資産額が97万円となってしまう。分配金として支払われた3万円を再投資できない分、トータルリターンは下がってしまう。

下落局面では分配金はお得

とはいえ、分配金が毎月、毎期支払われることは魅力だ。先ほどの例の逆で、仮に相場が下落局面にあれば、毎期分配金をもらい利益が確定することは嬉しい。分配金により資金を手元においておけるので、投資信託が値下がりしても損をするリスクが下がる。

分配金利回りでなく、トータルリターンを見よう

このように考えると、分配金を基準に選ぶことが悪いというわけではないが、分配金だけで投資信託の購入を検討すべきではないだろう。分配金利回りだけでなく、トータルリターン(売却益と分配金の合計)がより見込めそうな投資信託を選ぶべきだろう。投資信託を選ぶ際は、資産クラスを選んだ上で、短期の実績、中長期の実績いずれでみても、トータルリターンが大きい投資信託を絞り込むとよい。証券会社に口座を開設をして、投資信託の検索機能を使うと、1000本を超える投資信託の中からこれらの条件で絞り込むことができる。

ただし、これまでの実績で高いトータルリターンが出ているからといって、それが今後も継続するとは限らない。 そのため、いくつか投資信託を絞った後に、各投資信託の届け出目論見書や運用報告書などの資料を読み、リターンを上げられている理由を分析していくとよいだろう。

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分配金だけじゃない!投資信託の選び方

投資信託はさまざまな金融商品に分散させて投資を行う投資方法だ。投資レベルに応じて投資信託の種類を選ぶことで、リスク管理を行うことができる。(投資信託の種類

初心者におすすめ「債券型」

投資初心者や投資の経験はあるが投資信託が初めての人には、その中でも最もリスクの低い「債券型」の投資信託がおすすめだ。債券型投資信託は、価格の変動幅が狭く、元本割れの確率が低い投資信託だからである。

主なネット証券の手数料・取り扱う投資信託数(2021年1月18日現在) 
証券会社 加入・移換時の手数料 投資信託 サポート
idecoにおすすめネット証券1位  1位SBI証券 2,829円 83本 おすすめの運用商品を選んでくれるロボアドバイザー
idecoにおすすめネット証券2位  2位楽天証券 2,829円 32本 充実した無料セミナーやスタートガイド
idecoにおすすめネット証券3位  3位マネックス証券 2,829円 27本 土曜日も受付してくれるiDeCo専門スタッフ
4位松井証券 2,829円 40本 電話やメールで投資初心者を優しくサポート
※投資信託商品数はSBI証券楽天証券マネックス証券松井証券各ページより引用
 

中級者におすすめの「REIT型」と「バランス型」

投資信託をすでに行ったことがある人や、株式投資などの経験がある人には、「不動産投資信託(REIT型)」や債権や株式などを組み合わせた「バランス型」がおすすめだ。

どちらもある程度のリスクはあるものの、その分債券型に比べるとリターンを見込めるため、見極める目がある程度備わっている中級者におすすめの投資信託といえる。

SBI証券

上級者におすすめの「株式型」

投資信託の中では最もリスクが高い「株式型」は、投資信託上級者におすすめの種類だ。リスクが大きい分、大きな利益も期待できる。積み上げてきた経験を上手に活用して、ある程度大きなリスクをとっても、リターンを期待している人には向いているだろう。

ファンドを選ぶコツ

どのタイプの投資信託を選択するときにも、押さえておきたいポイントがある。それは「信託報酬が安い」こと「資産規模が大きい」こと、そして「流動性が高い」ことだ。

利回りがよいファンドでも、信託報酬が高ければ、受け取れる利益がそのぶん少なくなってしまう。信託報酬が年1%未満のファンドを選ぶようにしよう。

また、資産規模の大きさはファンドの信頼性の高さと比例するし、資産規模が大きければ、複利効果でさらなる利益も期待できる。さらに、流動性が高いファンドは、そのファンドを自分が売却したいときに売却できることの保証にもなる。売却時まで考慮に入れるならば、流動性の高さは押さえておくべきポイントといえよう。

投資信託とNISAは相性が良いことで知られている。NISAについて詳しく知りたい方はこちらをチェック。
NISA口座おすすめランキング、銀行と証券どっちがおすすめ?

投資信託の探し方

投資レベルに合わせた選び方の方針が分かったところで、実際のファンドを選んでいこう。証券会社によって取り扱いファンド数は異なるが、それぞれ数百、数千の銘柄があり、どれを選んでよいか非常に迷うところである。

そのようなときは、 先ほど説明した証券会社の検索機能の他に、証券会社のホームページで提供される「投資信託の探し方」を利用するのも一つの手だ。例えば マネックス証券 では簡単な数個の質問の答えをクリックするだけで、最適なファンドを提示してくれるものだ。お手軽におすすめファンドが分かるので、是非一度試してみよう。

投資信託の購入に適した証券会社

ローリスクで安定した利益を期待できる「投資信託」を購入するなら、どの証券会社が良いだろうか。口座開設費・管理費ともに無料のネット証券の中から、おすすめの証券会社を紹介しよう。

(2017年5月2日時点) 投資信託 ノーロード 積立投資最低額
SBI証券 2492本 1128本 500円
楽天証券 2424本 1109本 1,000円
マネックス証券 990本 546本 1,000円
au カブコム証券 1018本 583本 500円
株投資家のコメント

投資信託の購入に適した証券会社

投資信託の購入に適した証券会社

投資信託を始めるのにおすすめなのが「SBI証券」「楽天証券」「松井証券」です。どの証券会社も低コストで投資ができ、取引などに応じてポイントが貯まります。投資情報も豊富でツールやサポートも充実しています。

ここでは、投資信託の購入に適した証券会社について見ていきましょう。

「SBI証券」 - 投資信託取扱数が最多!Tポイントも貯まる

1位: SBI証券

                      
SBI証券
投資信託数 2492本
ノーロード 1128本
積立投資最低額 500円
SBI証券

SBI証券は、投資信託取扱本数が2,600本を超えています(2021年9月20日時点)。取扱本数が豊富なため、自分の投資方針に合った商品を選ぶことが可能です。

「毎日」「毎週」「毎月」など買付タイミングを自由に設定でき、最低100円から積立ができる「投信積立」サービスを利用すれば、無理なく資産形成を始められます。

また、取引に応じてTポイントが貯まり、貯まったTポイントは日常のお買い物だけでなく、投資信託の買付に利用できます。買付手数料0円の投資信託が多く、投資情報も充実しているため初心者の方におすすめです。

SBI証券では現在、口座開設と条件達成で最大20万円をキャッシュバックするキャンペーンを10月30日まで開催している。

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「楽天証券」 - 投資信託の積立決済で楽天ポイントが貯まる!

2位: 楽天証券

                      
楽天証券
投資信託数 2424本
ノーロード 1109本
積立投資最低額 1,000円
楽天証券

楽天証券の投信積立を楽天カードクレジット決済にすると、決済額100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まります。

クレジット決済は毎月5万円まで設定できるため、月に最大500ポイントを獲得可能です。貯まった楽天ポイントは、楽天市場などで使えるだけでなく、投資信託の買付に利用できます。

2021年9月20日時点の投資信託取扱本数は2,600を超えています。投資信託以外にも、株式や債券、CFD、先物・オプション、FXなど幅広い商品を取り扱う人気のネット証券です。普段から楽天グループのサービスを利用している方におすすめです。

>> 楽天証券の詳細はこちら

「マネックス証券」 - 初心者が投資信託を始めやすい!

3位: マネックス証券

                      
マネックス証券
投資信託数 990本
ノーロード 546本
積立投資最低額 1,000円

投資信託取り扱い本数990本、ノーロード546本の「マネックス証券」は、本数は「楽天証券」や「SBI証券」と比べると少ないが、積立投資信託が1,000円から始められたり、先ほど述べたように適切な投資信託を提示してくれる方法があったりと初心者が始めやすい環境が整っている。

マネックス証券では、クイズに正解&NISA口座開設等で2,000円相当プレゼントするキャンペーンを4月15日(月)まで開催している。

>> マネックス証券の詳細はこちら

「松井証券」 - 投資信託の購入手数料が無料!

4位: 松井証券

松井証券

松井証券は1,500本以上の投資信託を取り扱い(2021年8月時点)、すべての投資信託で購入手数料は無料です。3つのロボアドバイザーが最適なポートフォリオを提案するサービスがあり、投資初心者をサポートしてくれます。

100円から投資できるため、まずは少額資金で始めたい方も安心です。

投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは商品と交換できます。コストを抑えて運用したい方におすすめです。

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※購入手数料無料はETF、ETN、REITを除きます。

投資信託の分配金にかかる税金は?

投資信託では、そのファンドを売却したときに生じる差益(キャピタルゲイン)と、利益分配型投資信託の分配金(インカムゲイン)に対して課税される。だが、証券口座を開設する場合に口座の種類を「特定口座の源泉徴収あり」と選択しておけば、利益から源泉徴収されて口座に振り込まれるので、自分で確定申告の手続きをする必要はない。

また、一つの証券会社で複数の口座を所有しており、一方の口座では利益が、他方の口座では損失が出た場合、また配当控除がある場合にも「損益通算」することでトータルの利益で課税額を算出することができるが、この場合にも「特定口座の源泉徴収あり」を選択しておけば、確定申告の必要が生じない。

ローリスクの投資信託を生かしきるためにも、投資信託向きの証券会社で「特定口座の源泉徴収あり」口座を開設し、目先の利益の「分配金」で判断せずに、長期的利益である「トータルリターン」で判断するようにしよう。

投資信託に関するQ&A

Q. 投資信託の分配金とは?

投資信託の分配金とは、投資家から募った出資金を運用して利益が生じた場合に出資口数に合わせて支払われるもの。

Q.利回りとは?

投資信託における「利回り」とは、一般に投資金額に対する年単位の収益の割合のこと。これは値上がりした分だけではなく、その期間に受け取った分配金も含めて計算する。このような分配金を含めた投資信託の利回りは「トータルリターン」と呼ばれることも多い。

Q. 毎月分配型投資信託とは?

毎月分配金を受け取れるタイプの投資信託。毎月1回決済があるため複利効果が薄れてしまう一方で、自分のお小遣いとなり生活に余裕が生まれることがある。分配金は毎月以外にも年に1回、2回など受け取るタイミングを自分で決めることができるので、自分のライフスタイルに合わせて選択する。

Q. おすすめの投資信託の選び方は?

初心者には価格の変動幅が狭く、元本割れの確率が低い「債券型」、中級者には債券型に比べるとリターンを見込める「REIT型」と「バランス型」、上級者にはリスクが大きい分、大きな利益も期待できる「株式型」がおすすめ。

投資信託の手数料はどのようなものがある?

①投資信託を購入する際に「販売手数料」、②投資信託を手放す(換金時)際に「信託財産留保額」がかかる。
③「信託報酬」は保有している期間中、日々差し引かれる。

金融機関によって異なるので事前に確認することが必要である。

 

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