(画像=PIXTA)

近年、ブロックチェーン技術を活用した分散型取引所であるDEX(デックス)が注目を集めています。仮想通貨Ray(レイ)は、2021年にローンチされたDEX「Raydium(レイディウム)」の基軸通貨です。Raydiumは処理能力の高いDEXであり、今後DEXが浸透しユーザー数を伸ばすに従い、仮想通貨Rayの価格も高騰する可能性があります。

仮想通貨Rayの特徴やこれまでの価格推移、今後の見通しについて解説します。

残念ながらRayは現在(2022/3月現在)国内取引所では取り扱いがなく、海外取引所でしか買えません。 法定通貨である日本円を、直接海外取引所に入金することはできないため国内の取引所から仮想通貨を入金する必要があります。
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仮想通貨Rayとは?

まず、仮想通貨Rayの基本情報やDEXであるRaydiumの特徴について解説していきます。

RAY(レイ)まとめ表
通貨名 RAY(レイ)
シンボル RAY
取り扱い取引所 FTX, Binance, BKEX
現在の価格(12/10現在) 1RAY=916.58円
時価総額(12/10現在) 71,122,229,009円
時価総額ランキング(12/10現在) 125位
公式サイト Raydiumの公式サイト

仮想通貨Rayの基本情報

仮想通貨Ray(レイ)は、2021年に新しく公開された「Raydium(レイディウム)」の基軸通貨です。銘柄識別コードであるティッカーシンボルも仮想通貨名と同じRayです。

DEX自体が注目を集めていることや、RaydiumがSolana(ソラナ)というブロックチェーン上に作られた処理能力の高いDEXであることなどから、仮想通貨Rayに対する期待感も高まっています。

RaydiumはDEX(分散型取引所)の一つ

Raydiumは2021年2月にローンチされたことから、比較的新しいDEXといえます。

DEXとは、ブロックチェーン技術を活用した取引所のことです。ブロックチェーン技術を活用していることから、中央管理者がおらず、契約を自動実行する「スマートコントラクト機能」が実装されています。現在、世界中でたくさんのDEXが登場しており、DEXを通じて仮想通貨を売買することが可能です。

DEXに対し、従来の仮想通貨取引所は、中央集権的な取引所と呼ばれます。従来の仮想通貨取引所では、企業が中央管理者の役割を担い、ユーザーの秘密鍵を管理します。企業が管理してくれるという安心感がある反面、仮想通貨取引所がハッキングされると、仮想通貨が流出してしまうリスクがあります。

実際に、マウントゴックス事件やコインチェック事件など、悪意あるハッカーの攻撃によって仮想通貨が大量に流出する事件が過去に度々発生してきました。

coincheck

一方、DEXでは、秘密鍵をユーザーが自分で管理することから、ハッキングによる流出を心配する必要がありません。取引所のセキュリティ体制等に気を配らなくて済むのが、DEXを利用する大きなメリットです。また、登録手続き等が比較的シンプルで利用しやすいという点もメリットです。

ただし、秘密鍵を紛失してしまうと仮想通貨をウォレットから取り出せなくなってしまうため、注意が必要です。

RaydiumはSolanaブロックチェーンで作られている

Raydiumは、Solanaというブロックチェーン上に作られたDEXです。

Solanaは、独自のコンセンサスアルゴリズムPoH(プルーフ・オブ・ヒストリー)を採用した、高い処理能力を誇るブロックチェーンです。他のブロックチェーンとの互換性を持つことからも、今後ますます活用の幅が広がっていくと予想されます。

SolanaはSolanaブロックチェーン上の基軸通貨である仮想通貨SOLとともに、大きな注目を浴びています。Solanaの注目度が高まるにつれ、Solanaブロックチェーン上に作られたDEXであるRaydiumの知名度も上がる可能性があります。

Raydiumの知名度が上がれば、基軸通貨である仮想通貨Rayの価格上昇も見込めるでしょう。

仮想通貨Rayの価格とチャート

続いて、仮想通貨Rayの過去の価格推移を見ていきましょう。

仮想通貨Rayは、2021年2月のローンチ直後は656円で、すぐに1,293円まで急騰しました。しかし、直後に551円まで下落します。その後、乱高下を繰り返しつつ、5月3日には1,736円に達しました。

しかし5月以降、ビットコインをはじめ多くの仮想通貨が下落します。仮想通貨Rayもつられる形で下落し、5月下旬には376円となりました。その後も低い水準で推移し、7月に277円まで下落します。そこから少しずつ上昇し、8月末から再び急上昇しました。

coincheck

9月13日には1,803円に達し、最高値を記録します。しかし、9月下旬には1,010円まで下落しました。9月から10月にかけては、1,000円台から1,300円台を推移しています。

仮想通貨Rayは公開から間もないにもかかわらず、世界中から注目を集めている仮想通貨です。最高値を記録した後、下落した局面なので、今が買い時と言えるかもしれません。ビットコインやイーサリアムと比べて1通貨あたりの価格が安く、投資しやすいのもメリットです。

仮想通貨Rayの購入方法

仮想通貨Rayは、2021年12月現在、日本国内の仮想通貨取引所では取り扱いがありません。Rayを購入するには、海外の仮想通貨取引所や、Raydiumを含むDEXを利用する必要があります。

ただし、海外の仮想通貨取引所やDEXは必ずしも安全とは限りません。2018年に、金融庁は認可を受けずに運営する無登録の暗号資産交換業者に対して警告を発しています。DEXであるRaydiumもまた、金融庁の認可を受けていません

仮想通貨取引所やDEXに対する規制なので、海外の仮想通貨取引所やDEXを利用したからといって法律違反になるわけではありませんが、トラブルに巻き込まれないよう注意しつつ、自己責任で投資しましょう。

仮想通貨Rayを購入する手順

  1. 国内の仮想通貨取引所で口座開設し、ビットコインを購入する。
  2. 海外の仮想通貨取引所で口座開設する。
  3. 海外の仮想通貨取引所へとビットコインを送金する。
  4. 海外の仮想通貨取引所で、ビットコイン建てでRayを購入する。

仮想通貨Rayのステーキングをする場合、SolanaのウォレットであるSolletやRaydiumの手続きも必要になります。

海外取引所で取引を開始するためにも、まずは国内取引所で口座を開設することが必要です。

手数料の安い仮想通貨取引所ランキング

ここでは、国内取引所の中でも手数料の安い取引所を紹介します。これから口座開設をしようと考えている方は、参考にしてみてください。

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2023年8月現在
引用元:CoincheckbitFlyerDMM BitcoinGMOコインSBI VC TradeLiquid by QuoineBITPOINT
※1.別途スプレッドあり
※2.BitMatch取引手数料を除く
2023年3月20日現在
引用元:CoincheckbitFlyerDMM BitcoinGMOコインSBI VC TradeLiquid by QuoineBITPOINT

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レバレッジ:25通貨
(BTC,ETH,XEM,XRP,ETC,LTC,BCH,XLM,MONA,BAT,QTUM,OMG,XTZ,ENJ,XYM,TRX,ADA,DOT,IOST,ZPG,CHZ,AVAX,LINK,MKR,MATIC)
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出典:DMM Bitcoin

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■仮想通貨Rayの取扱取引所

2021年12月現在、仮想通貨Rayを取り扱っている海外の仮想通貨取引所は次の通りです。

Binance

binance
(画像=BINANCE公式HPより)

BINANCE(バイナンス)は、中国の仮想通貨取引所です。取扱仮想通貨は100種類を超え、世界最大規模を誇っています。ホームページも日本語にも対応するなど利用しやすいですが、金融庁から無登録暗号資産交換業者として警告を受けているため、取引の際はトラブルに注意し自己責任で売買しましょう。

その他、Rayを取扱う海外取引所

  • FTX
  • BKEX
  • Raydium
  • Serum

仮想通貨Rayの今後の見通しは?

注目度の高まる仮想通貨Rayですが、今後の見通しや将来性についても見ていきましょう。

Solana関連銘柄に注目が集まっている

Solanaは、さまざまな企業やプロジェクトが連携し合う「Solanaエコシステム」の拡大を目指しており、すでに有名企業を含む100以上ものプロジェクトとの連携を発表しています。

Solanaは処理能力が高く他のブロックチェーンとの互換性を持つことから、イーサリアムに取って代わることが期待されています。Solanaを含め、いくつかのブロックチェーンが「イーサリアムキラー」と呼ばれ、しのぎを削っている状況です。

このような背景から、Solana関連銘柄に注目が集まっています。Solanaブロックチェーン上のDEXの基軸通貨である仮想通貨Rayの他、Solanaブロックチェーンの基軸通貨である仮想通貨SOLも投資対象として注目を浴びています。

Solanaの活用が広がることで、Solana関連銘柄である仮想通貨Rayの価格上昇が期待できるでしょう。

Raydiumの普及による価値の上昇

2021年に入り、DEX大手として有名なSushiswap(スシスワップ)が、Raydiumと統合する動きがあることが報じられました。Sushiswapは、Uniswap(ユニスワップ)と並ぶ大手DEXとして知られています。統合によってRaydiumのユーザーが増えれば、仮想通貨Rayの価格も上昇する可能性があります。

SushiswapがRaydiumと統合する理由として、Sushiswapがスケーラビリティ問題を抱えていることが挙げられます。Sushiswapは、Solanaブロックチェーン上のDEXであるRaydiumと統合することで、スケーラビリティ問題の解決を目指しました。

スケーラビリティ問題を解決

スケーラビリティ問題とは、ユーザーが増えることにより、手数料(ガス代)が高騰したり、処理の遅延が発生したりする現象のことです。

仮想通貨の中では、ビットコインやイーサリアムが有名で、時価総額もビットコインが1位、イーサリアムが2位です。ビットコインは最初に登場した仮想通貨です。イーサリアムは、ビットコイン以外の仮想通貨アルトコインの中で最も知名度が高く、「ブロックチェーン開発の王様」とも呼ばれています。

coincheck

しかし、ビットコインやイーサリアムは、ユーザーが増えたことでスケーラビリティ問題に悩まされています。スケーラビリティ問題によって、時間的・金銭的コストがかからないという仮想通貨の長所を活かすことができなくなりました

Sushiswapは、イーサリアムブロックチェーン上に作られたDEXであり、スケーラビリティ問題が発生したことから、処理能力の高いSolanaとの統合を目指したと考えられます。

今後、イーサリアムからSolanaへと移行する動きが生まれれば、Solanaブロックチェーン上のDEXであるRaydiumの存在感が増し、仮想通貨Rayの価格も上昇する可能性があります。

仮想通貨Rayの特徴

続いて、仮想通貨Rayの価格に大きく影響を及ぼすRaydiumの魅力的な特徴を3つ紹介していきます。

手数料が安い

もともとDEXは、従来の仮想通貨取引所と比べて手数料が安い傾向があります。そんなDEXの中でも、Raydiumは特に手数料が安く、処理速度が速いことで知られています。

Raydiumの手数料が安く処理速度が速い理由は、ブロックチェーンSolanaの処理能力が高いからです。1秒あたりのトランザクション処理数を比較すると、ビットコインは6~7、イーサリアムは13~15であるのに対し、Solanaは5万で、圧倒的な処理能力を誇っていることがわかります。

Raydiumでは、イーサリアム上に作られたDEXのような、スケーラビリティ問題も発生していません

オーダーブックが使える

オーダーブックとは、買いたい価格と数量、売りたい価格と数量を集計した「板情報」が表示されたリストのことです。オーダーブックは日本語では「取引板」と呼ばれ、ユーザーが投資判断をする上で重要な役割を果たしています。

中央集権型の仮想通貨取引所では、ユーザーはオーダーブックを利用できることがほとんどです。しかし、多くのDEXではAMM(オートマーケットメーカー)が採用されており、オーダーブックを利用することができませんでした。このことが、DEXの普及を妨げる一因ともなっていました。

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Raydiumは、同じくSolanaブロックチェーン上のDEXである「Serum(セラム)」と接続することで、オーダーブックを利用できるようにしました。DEXでありながら、従来の中央集権的な仮想通貨取引所と似た使い勝手を実現しており、ユーザーからも高い支持を獲得しています。

オーダーブックが使えることで、Raydiumのユーザーは今後ますます増えていくと見込まれています。

イールドファーミングやステーキングで稼げる

Raydiumでは、イールドファーミングやステーキングで報酬としてのRayを稼ぐことが可能です。

イールドファーミングとは、DEXに仮想通貨を貸し出して流動性を提供する見返りとして、一定の金利を得られる仕組みのことです。

DEXが登場した当時はユーザーが少なく、流動性の確保が難しいことが課題でした。流動性が低いと、ユーザーが希望するタイミングで取引が成立せず、結果的にユーザーに敬遠されてしまいます。しかし、イールドファーミングによってユーザーが殺到し、DEXは流動性を確保することに成功しました。

ステーキングとは、仮想通貨を保有しブロックチェーンネットワークに参加することで報酬を得られる仕組みのことです。

もともと仮想通貨では、レートが安い時に買ってレートが上がってから売ることで売却益を出すキャピタルゲイン狙いの投資手法が一般的でした。しかし、イールドファーミングやステーキングによって、預貯金の預金利息や株式の配当金のように、仮想通貨でもインカムゲインを得られるようになりました。

イールドファーミングやステーキングでは、基本的に仮想通貨を長期保有することになります。また、リスクを抑えて投資したい投資家にも適していることから、Raydiumのユーザーがますます増加すると見込めます。

仮想通貨Rayの抱える問題

世界中から注目を浴びているDEXですが、すでに100種類を超えており、競争が激化しています。Solanaブロックチェーン上に作られたRaydiumは処理能力も高く、今後の成長が期待されるDEXですが、大手DEXであるUniswapやSushiswapほどユーザーが多いわけではありません。

Raydiumが生き残れなければ、仮想通貨Rayの価値も下がる可能性があります。仮想通貨Rayに投資するなら、RaydiumやSolanaの動向をチェックしておきましょう。

仮想通貨Rayの今後まとめ

Solanaブロックチェーン上のDEXであるRaydiumは、今後ますます注目度が高まり、ユーザー数が増加する可能性があります。それに伴い、基軸通貨である仮想通貨Rayの価格の上昇が見込めるでしょう。2021年ローンチの比較的新しい仮想通貨であり、価格も1,000円台で推移していることから、今のうちに仮想通貨Rayに投資しておくといいかもしれません。