仮想通貨(ビットコイン)で儲かる仕組みとは?理由や事例を紹介!
(画像=NETMONEY編集部)

ビットコインをはじめとする仮想通貨投資は本当に儲かるのでしょうか?

仮想通貨投資は、価格が安いときに購入して高いときに売ることで儲かるほか、仮想通貨の運用や無料配布を通じても儲かる方法があります。

今後、ビットコインの希少性が増すことや仮想通貨の実用性が高まる場合、仮想通貨ETFが承認された際には価格への好影響が見込まれます

もちろん、投資にはリスクも伴います。デメリットや注意点を十分に理解し、リスクをできる限り低減させることが重要です。

仮想通貨(ビットコイン)で儲かる仕組み

仮想通貨を安く買って高く売ることで利益を得る以外にも、多くの儲かる方法が存在します。

保有している仮想通貨を貸暗号資産やステーキングサービスを通じて高利率で運用する方法や、エアドロップやミッションに参加してビットコインを無料で獲得する方法があります。

これらの方法は低リスクで実践できるため、初心者でも安心して挑戦することができます

仮想通貨の売買で儲ける方法

仮想通貨を買ったときよりも高い価格で売る、売買差益で儲ける方法があります。仮想通貨で儲ける最もメジャーな方法です。

仮想通貨の価格変動の激しさを利用した短期売買や、買ったあとにほったらかしで長期間での値上がりに期待する長期保有があります。

初心者には長期保有がおすすめです。含み益には課税されませんので、税金の心配をする必要がなく、ほったらかしでの投資が可能だからです。

仮想通貨の売買は、コインチェックやGMOコインといった仮想通貨取引所で行います。

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貸暗号資産(レンディング) で儲ける方法

貸暗号資産(レンディング)を利用して、保有している仮想通貨を貸し出し、その利用料で儲ける方法です。

貸暗号資産とは、保有している仮想通貨を仮想通貨取引所に一定期間貸し出し、その期間終了後に同量の暗号資産と利率に基づいた利用料を受け取るサービスです。新たに資金を投じることなく保有コインを貸し出すだけで利益を得られるため、リスクを抑えて儲けることが可能です。しかし、貸出期間中に取引所が倒産するリスクや、暴落時に途中での解約・売却ができないというデメリットもあります。

対象通貨、年率、貸出期間は、各仮想通貨取引所や時期によってことなります。例えばGMOコインでは、2024年4月25日時点でイーサリアム(ETH)やポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)が貸出可能です。

イーサリアムは年率3%で貸出期間は3ヶ月間、1ETHを貸し出すと1.00756164ETHが3ヶ月後に返還されます。

GMOコインのアプリ画面|貸暗号資産でイーサリアム(ETH)を貸し出す場合の期間、年率、償還予定数量
(出典:GMOコイン)

ポルカドット(DOT)は年率10%で貸出期間は3ヶ月間、1DOTを貸し出すと、1.02520547DOTが3ヶ月後に返還されます。

GMOコインのアプリ画面|貸暗号資産でポルカドット(DOT)を貸し出す場合の期間、年率、償還予定数量
(出典:GMOコイン)

貸暗号資産は、保有通貨を貸出申込みするだけで始められるシンプルな設定が魅力的です。

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ステーキング報酬で儲ける方法

仮想通貨を保有しているだけでステーキング報酬を得ることができ、儲けることが可能です。

ステーキングとは、仮想通貨の保有を通じてブロックチェーンの稼働に貢献することです。その対価として報酬(仮想通貨)を受け取ることができます。貸暗号資産とは異なり、ステーキング中も自由に売却することが可能です。

ステーキングサービスの提供状況は仮想通貨取引所によって異なります。日本でステーキング報酬を提供している主要な取引所には、BITPOINT、SBI VC Trade、GMOコインがあります。

ステーキング報酬は仮想通貨を保有するだけで得られるため、初心者にもおすすめの稼ぎ方です。

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エアドロップで儲ける方法

仮想通貨やトークンが無料で配布されるエアドロップに参加することで、儲けることが可能です。

エアドロップとは、仮想通貨の発行体や仮想通貨取引所が認知度拡大を目的とした広報活動の一環として仮想通貨やトークンを無料で配布するイベントです。特定の条件を満たすことで参加が可能です。

2023年1月19日にCoincheckという大手仮想通貨取引所で暗号資産フレア(FLR)のエアドロップが実施されました。このエアドロップに参加するための条件は、2020年12月12日時点でCoincheckでリップル(XRP)を保有しており、フレアが付与される時点でCoincheck口座を通常通り使用していることでした。

エアドロップに応募することで無料で仮想通貨をもらえるチャンスがあり、獲得した仮想通貨が値上がりをするとさらに儲けることが可能です。

NFTの売買で儲ける方法

NFTの売買で仮想通貨(イーサリアム)を儲ける方法があります。

NFTは、イーサリアム(ETH)を通貨として取引されます。自分でNFTを作成して売ることで仮想通貨を儲けたり、流通しているNFTを購入したときよりも高値で売却して、売買差益で儲ける方法があります。

NFTは、Coincheck NFTAdam byGMOといった日本のマーケットプレイスや、OpenSea(オープンシー)Rarible(ラリブル)といった海外のマーケットプレイスで取引が可能です。

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仮想通貨取引所からビットコインをもらって儲ける方法

仮想通貨取引所からビットコインをもらうことによって儲ける方法があります。

例えば、Cooincheckは「Coincheckリワード」というサービスを提供しています。このサービスは、Coincheckに口座をもっているユーザーが利用可能で、毎日更新されるミッション条件をクリアすることでビットコインを無料で受け取ることができます。

Coincheckアプリ画面|コインチェックリワードへの参加で、ミッション達成時にビットコインがもらえる
(出典:Coincheck)

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bitFlyerでは、bitFlyer経由でインターネットサービスを利用することによりビットコインを獲得できるサービスを提供しています。ネットショッピングや、旅行予約、商品購入、カード発行など多岐にわたる広告があります。

bitFlyer(ビットフライヤー)アプリ画面|インターネットショッピングや予約をビットフライヤー経由ですると、ビットコインがもらえる
(出典:bitFlyer)

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空いている時間にミッションをクリアしたり、普段利用しておりサービスや買い物をbitFlyer経由にするだけでビットコインをもらうことができるため、初心者でも簡単に稼ぐことが可能です。

仮想通貨(ビットコイン)で儲かる理由

仮想通貨が儲かると言われる理由は、価格変動が激しいことや、保有している仮想通貨を高い利率で運用できることなどが挙げられます。

また、ビットコインの希少性仮想通貨の将来性を踏まえると、さらに需要が高まり、価格に好影響を与える可能性があります。

仮想通貨は価格変動が激しいから

仮想通貨投資が儲かる理由の1つは、価格変動が激しいからです。そのため、少額の投資でも売買のタイミングによっては、大きく儲かる可能性があります。

実際に2024年3月24日から4月24日の過去1ヶ月間のビットコインのチャートを見ると、最安値と最高値の差額は約18%あります。

ビットコインチャート、2024年3月24日から4月24日の1ヶ月間で最安値と最高値の差額は約18%
(出典:CoinMarketCap

また、長期で見ると上昇幅はさらに大きくなります。ビットコインの評価額は、2014年4月1日時点で1BTC=4万5823円でしたが、2024年4月18日には1BTC=918万7406円と10年間で約200倍に上昇しました。

ビットコイン全期間の価格チャート
(出典:CoinMarketCap

これほど変動するのは、仮想通貨が法定通貨のように国家に価値を保証されていないためです。投資家の心理が大きく影響し、需要と供給のバランスが変動しやすくなっています

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保有している仮想通貨を運用できるから

仮想通貨が儲かると言われる理由の1つは、運用ができるからです。
貸暗号資産(レンディング)ステーキングによって保有している仮想通貨を高い年率で運用できます。

貸暗号資産の場合、年率は1%~5%が一般的となります。キャンペーン期間中は貸出年率が100%となる場合もあります。例えばSBI VCトレードでビットコインキャッシュ(BCH)を貸し出すと、年率は5.0%(貸出期間:28日間)となります。

SBI VCトレードのアプリ画面|貸暗号資産(レンディング)の対象コインと年率、期間、ステータス
(出典:SBI VCトレード)

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またステーキングの場合、年率は1%~17%となります。例えばBITPOINTでポルカドット(DOT)をステーキングすると、年率は17.5%となります。ただし、ステーキング報酬は月毎に変動があります。

BITPOINTのステーキング実績、ステーキング対象通貨と4月の年率実績
(出典:BITPOINT

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仮想通貨は、銀行に日本円を預けたときに比べて高い利回り・報酬で運用できる可能性があり、仮想通貨自体が値上がりすることでさらに儲かることができます。

将来的に需要が高まる可能性があるから

仮想通貨は将来的に需要が高まる可能性があるため、価値の上昇が期待され、儲かることができます。

例えば、ビットコインは発行上限が2100万枚に設定されており、その希少性から「デジタルゴールド」とも評されます。他にも仮想通貨は、高速で低コストな国際送金での活用決済やビジネスでの活用が進んでいます。

希少性や、金融・ビジネスでの実用性から将来の需要の増加が予想され、価値が上昇することで儲かることができます。

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仮想通貨(ビットコイン)で儲かった事例

過去にビットコイン(BTC)やシバイヌコイン(SHIB)を購入していた場合、どのくらい儲けることができたのかについて解説します。

5年前や10年前にビットコインを購入していた場合、シバイヌコインが50万倍の急騰をする前に購入していた場合は、大きく儲かることができていました。

過去にビットコインを購入していた場合

もし過去にビットコインに投資をして、長期間保有していた場合、少額の投資であっても大きな利益が得られた可能性があります。10年前と5年前にビットコインを購入したケースを例に挙げて説明します。

・10年前に買っていた場合

例えば、10年前にビットコインを1万円分購入した場合、現在(2024年4月18日)の評価額は200万4977円になり、利益は199万4977円になります。

購入時期 2014年4月1日
取得単価 1BTC=4万5823円
保有BTC 約0.2182BTC
現在のBTC価格 1BTC=918万7406円(2024/4/18)
現在の評価額 200万4977円
(+199万4977円)

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・5年前に買っていた場合

もし、5年前にビットコインを1万円分購入した場合、現在(2024年4月18日)の評価額は15万9849円になり、利益は14万9849円になります。

購入時期 2019年4月1日
取得単価 1BTC=57万4756円
保有BTC 約0.0173BTC
現在のBTC価格 1BTC=954万2128円(2024/4/18)
現在の評価額 15万9849円
(+14万9849円)

シミュレーションの結果、1万円分のビットコインを10年前に購入していた場合は約200万円、5年前に購入していた場合は約15万円の利益が得られることが分かりました。

このように、過去にビットコイン(BTC)へ投資をしていた場合、大きく儲かっていたと言えます。

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過去にシバイヌコインを購入していた場合

もし過去にシバイヌコイン(SHIB)を100円分購入していた場合、最高で約5000万円の評価額をつけていました。

シバイヌコイン(SHIB)はミームコインから始まったプロジェクトで、発行当初からほとんど無価値の状態でした。しかし、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏がSNSで言及したことをきっかけに約50万倍の急騰をしました。

この急騰をきっかけに、シバイヌコインの時価総額ランキングで11位にランクインしています(2024年4月19日時点)。

シバイヌコイン(SHIB)の全期間の価格チャート
(出典:CoinMarketCap

シバイヌコイン(SHIB)を始めとするアルトコインは、少額投資であっても大きく儲かっていた可能性があります。

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今後、仮想通貨の価格はどうなる?

今後、仮想通貨の価値上昇に寄与する要因が複数あり、価格の上昇が期待されています。これにより、投資において儲かる可能性があります。

ビットコインの半減期仮想通貨のバーンは、希少性を高める要素です。さらに、仮想通貨の実用性が拡大する場合や、仮想通貨のETFが承認された場合には、価格に好影響が見込まれます。

AI予測によれば、2024年4月26日の価格(1BTC = 6,400USD)からビットコインの価格は上昇するとされています。

ビットコインは半減期の影響で値上がりする可能性がある

ビットコインは過去、半減期のたびに値上がりをし、今回2024年4月20日に半減期を迎え、今後の値上がりが期待されています。

半減期とは、4年ごとにビットコインのマイニング報酬(新規発行量)が半分に減少する仕組みのことです。ビットコインは発行上限が2100万枚に設定されており、その希少性を保つために新規発行量を徐々に減らす必要があります。

過去の半減期は2012年、2016年、2020年に発生し、それぞれの後にビットコインの価値が上昇しました。

ビットコイン(BTC)の全期間の価格チャート
(出典:CoinMarketCap

2024年4月20日に実施された第4回目の半減期の完了に伴い、今後も価値がさらに上昇することが期待されています。

ビットコイン半減期のニュース

 

ビットコインの半減期は約4年ごと、または21万ブロックごとに発生し、マイニング報酬が減少することでBTCのインフレ率を低下させている。今回、4回目の半減期はマイニング報酬をこれまでの「6.25 BTC」⇨「3.125 BTC」に削減された。

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バーンが実施されると値上がりする可能性がある

仮想通貨においては、「バーン(Burn=焼却)」と呼ばれるプロセスが行われることがあり、これにより価値の上昇が期待されます。

バーンとは、流通している仮想通貨を市場から除外し、二度と取り出すことができないウォレットに送金することにより実行されます。

この行為は株式市場での自社株買いと似ており、流通量を減らすことで希少性を高め、価値の上昇や安定化を目的として行われます。

過去、シバイヌコイン(SHIB)でバーンが実施され、2021年6月にイーサリアムの共同創設者であるヴィタリク・ブテリン氏が、保有するSHIBトークンの約90%(総額67億ドルに相当)を市場から引き揚げる形でバーンした事例があります。これにより、410兆SHIB以上が流通市場から永久に除外されました。

今後も仮想通貨のバーンが実施される可能性があるため、価値の上昇が期待できます。

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仮想通貨の将来性から値上がりする可能性がある

仮想通貨はその送金速度の速さやコストの低さビジネスでの実用性において将来性が期待されており、今後需要が拡大することで値上がりする可能性があります。

例えば、リップル(XRP)は、リップル社のデータによると、一回の送金がわずか3.3秒で完了し、送金コストは約0.0004ドルと非常に低く抑えられています。これは従来の銀行による国際送金よりも格段に速く、コストも安いです。

また、チェーンリンク(LINK)は、ボーダフォンや住友商事、スペインの通信大手テレフォニカなど、さまざまな業界の企業とビジネス提携を進めています。

このように、金融やビジネスの分野で仮想通貨の活用が進み、将来性の拡大に注目が集まっています。

ETFが承認されると値上がりする可能性がある

仮想通貨の価格に連動するように設計されたETF(上場投資信託)の承認により、価格の上昇が期待されます。

2024年1月10日、アメリカの証券取引委員会(SEC)は、ビットコインの現物ETFを承認しました。ビットコインはETF承認の期待から、承認前から価格が上昇し、ETF承認後はさらに値上がりしました。

ビットコイン(BTC)のETF承認(2024年1月10日)前後の時期の価格チャート
(出典:CoinMarketCap

ETFの承認がもたらす主な効果は、投資資金の流入です。ETFを通じて証券口座から仮想通貨に投資できるようになるため、投資のアクセスが容易になります。

現在、アメリカではビットコインに続いてイーサリアムの現物ETFの申請が行われており、その承認期限は2024年5月23日です。もし承認されれば、ビットコインと同様に価格の上昇が期待されます。

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AIによると今後上昇が予測されている

AIによると、今後のビットコイン価格は上昇が予測されています。ここでは、代表的な2つのAIによるビットコインの価格予測を紹介します。

2つのAI予測で、2024年は、4月の価格(1BTC=64000USD)から最高で220%程度への上昇が予測されています。2030年にかけては、2つのAI予測で大きな差があり、約370%から約730%への上昇が見込まれています。

・Coin Price Forecastによる予測

AI予測サイトのCoin Price Forecastでは、ビットコイン価格は、2024年の4月(1BTC=64000USD)から2024年の年末にかけて221%に上昇2030年までには374%に上昇すると予測されています。

  6月 年末
2024 $97,909 $141,858
2025 $173,791 $212,894
2026 $181,202 $188,854
2027 $213,135 $237,113
2028 $248,598 $254,079
2029 $255,938 $275,133
2030 $256,085 $239,622
2031 $253,969 $268,255
2032 $282,457 $296,580
2033 $310,629 $324,607
2034 $338,519 $352,368
2035 $366,156 $379,887
(引用元:Coin Price Forecast

・DegitalCoinPrice による予測

AI予測サイトのDegitalCoinPriceでは、ビットコイン価格は、2024年の4月(1BTC=64000USD)から2024年は平均価格で209%に上昇2030年にかけて平均価格で737%に上昇すると予測されています。

  最低価格 平均価格 最高価格
2024 $57,734 $133,942 $140,817
2025 $138,125 $150,790 $165,087
2026 $189,323 $232,195 $234,480
2027 $247,103 $285,044 $294,806
2028 $247,103 $285,044 $294,806
2029 $304,892 $335,983 $348,187
2030 $433,637 $471,863 $480,812
2031 $626,212 $655,617 $673,685
2032 $882,453 $910,877 $923,951
2033 $1,204,623 $1,238,120 $1,251,207
※ 小数点以下の数字を切り捨ててています。
(引用元:DegitalCoinPrice

AIが用いる予測要素には違いがあるため、価格予想には幅がありますが、現在の価格より上昇すると見込まれています。

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仮想通貨(ビットコイン)で失敗しないために注意するべきこと

仮想通貨(ビットコイン)で失敗しないためには、セキュリティ対策と価格変動の激しさに対するリスク管理が必要です。また、税金について理解しておくことは、申告漏れや追徴課税を防ぐ上で重要です。

注意点を理解し実践することで、失敗のリスクを減らしながら投資をスタートできます。

金融庁の登録を受けた仮想通貨取引所を利用する

仮想通貨投資を始める際は、必ず金融庁の登録を受けた仮想通貨取引所(暗号資産交換業者)を利用しましょう。登録を受けた取引所は高いセキュリティ基準を満たし、トラブル発生時の対応窓口も設けています。

金融庁は、取引所に顧客から預かる暗号資産の95%以上をコールドウォレットなどで管理することを義務付けており、ハッキングリスクを低減しています。また、仮想通貨取引所が倒産した場合には、顧客の暗号資産が優先的に返還される規定があります。

仮想通貨取引でトラブルが発生した場合、登録を受けた取引所なら一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)に相談が可能です。しかし、無登録の取引所では金融庁や財務局の監督がなく、利用者保護を図ることが難しいです。

なお、金融庁は登録を受けていない業者について以下のような説明をしています。

日本の居住者を相手に、株取引やFX取引、暗号資産取引などの金融商品取引業・暗号資産交換業を行う者は、日本の法令に基づき、登録を受ける必要があります。
登録にあたっては、虚偽表示や誇大広告の禁止や投資者等から預かった資産の分別管理、トラブル時の対応窓口の設置、システムの安全稼働のための管理など、投資者等の保護のための態勢を整備することが求められます。
登録を受けていない「無登録業者」は、投資者等の保護のための態勢が確保されているか当局では確認できず、登録を受けている業者と同等の態勢が整っていない可能性が高いと考えられます。
また、預けた資金を出金しようとしたときに、これまで出金ができていたにもかかわらず、出金の拒否や法外な出金手数料を請求されたりするほか、これまで連絡が取れていたのに急に連絡が取れなくなるなどといったトラブルに遭ったという声が多く寄せられています。

引用元:金融庁|無登録業者との取引は要注意!!~ 無登録業者との取引は高リスク ~

セキュリティやトラブル時の対応といった観点から、仮想通貨取引には必ず、金融庁の登録を受けた仮想通貨取引所(暗号資産交換業者)を利用しましょう。

仮想通貨の価格変動リスクに備える

仮想通貨は価格変動が激しいため、大きなリターンを期待できる一方で、資産が大きく減少するリスクも伴います。そのため、初心者はこの価格の変動リスクに備える必要があります。

変動リスクへの備え方は「余剰資金で投資する」、「少額投資から始める」、「レバレッジ取引をしない」の3つです。

備え方1:必ず余剰資金で投資する

仮想通貨投資には、日常生活や短期的に必要な資金を使わず、余剰資金のみを使用しましょう。生活費を投資して大きく損をすると、生活を維持できなくなるからです。

備え方2:少額投資から始める

仮想通貨投資は、少額取引から始めましょう。少額から始めることで、リスクを抑えながら仮想通貨取引に慣れることができるからです。

例えば、一度にまとまった資金を投資すると、高値での一括投資による損失リスクが大きくなります。しかし、定期的に均等な金額を投資することで、仮想通貨の平均購入価格を抑え、リスクを避けることができます

少額ずつ、時間をかけて分散投資を行うことで、仮想通貨の価格変動が大きいというリスクに対処しましょう。

備え方3:レバレッジ取引を避ける

初心者は、レバレッジ取引をしない方が安全です。レバレッジを利用すると、小さな市場の変動が大きな損失につながるリスクがあるからです。

仮想通貨市場は予測が難しく、経験豊富な投資家であっても予期せぬ損失を被ることがあります。したがって、初心者はレバレッジを避け、市場の動きに慣れることから始めるべきです。

まずは、余剰資金で現物取引を経験し、仮想通貨の相場や取引の仕組みをしっかりと理解してから、レバレッジ取引を行うようにしましょう。

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税金について理解する

仮想通貨を始める際には、税金について理解しましょう。課税対象となる利益を誤って理解していなかったたために、申告漏れや追徴課税を受けたケースがあります。

仮想通貨投資において課税される利益と、その税率について解説します。

理解しておくべき仮想通貨の税金

・課税対象となる利益

仮想通貨投資で課税される利益には、主に以下の4つがあります。
(参考:国税庁|暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(情報)(令和5年12月)

1. 仮想通貨を売却して得た売買差益

例えば、100万円分のBTCを購入し、それを130万円になったタイミングで売却するとします。このとき課税対象となるのは、利益の30万円となります。

2. 仮想通貨を他の仮想通貨に交換した際の利益

100万円で購入したビットコインを、130万円に評価額が上がったときに、イーサリアムに交換するとします。このとき、ビットコインは一度、売却したとみなされます。そのため、課税対象となるのは、ビットコインの売却益の30万円となります。

3. 暗号資産で商品を購入したときの評価額と取得額の差額

100万円で購入したビットコインが130万円に値上がりしたときに、130万円分のビットコインで商品を購入するとします。このときもビットコインは一度、売却したとみなされます。そのため、課税対象となるのは、ビットコインの売却益の30万円となります。

4. ステーキング報酬や貸出からの利回り、マイニング報酬などで売買以外で得た仮想通貨の利益

売却益の他にも、ステーキング報酬や暗号資産の貸出(レンディング)、マイニング報酬、エアドロップなどで仮想通貨を得た場合、得たときの時価が利益として課税対象になります。

・税率

仮想通貨から得られる利益は雑所得として扱われ、他の所得と合わせて総合課税の対象となります。所得税は累進課税で最大45%、住民税10%を加えると合計で最大55%の税率が適用されます。

所得金額と所得税の税率は以下の表の通りです。

課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

税金について理解することで、申告漏れや追徴課税を受けるといった失敗を防ぎましょう。

仮想通貨に関する、よくある質問と回答

仮想通貨の始め方に関するよくある質問とその回答を紹介します。

仮想通貨はいくらから購入できる?
仮想通貨取引所によって、最低取引金額は異なり、一部の取引所では500円から購入が可能です。販売所と取引所では最低取引金額が異なることがありますので、注意が必要です。以下で、各仮想通貨取引所における現物ビットコインの最低取引金額を一覧で紹介します。
  販売所 取引所
Coincheck 500円相当額 0.005 BTC以上 かつ 500円(相当額)以上から
bitFlyer 0.00000001 BTC 0.001 BTC
DMM Bitcoin 0.0001 BTC 0.01 BTC
(※ BitMatch注文)
GMOコイン 0.00001 BTC 0.0001 BTC
LINE BITMAX 1円相当額 -
BITPOINT 買い:500円以上
売り:0.00000001BTC
0.0001BTC
SBI VC Trade 0.0001 BTC 0.000001BTC
BitTrade 買い:0.0005 BTC
売り: 0.0005 BTC
【指値】
0.00001 BTC かつ 2 JPY
【成行】
買い: 2 JPY
売り: 0.00001 BTC
bitbank 0.00000001 BTC 0.0001 BTC
Zaif 0.0001 BTC 0.0010 BTC
  販売所 取引所
Coincheck 500円相当額 0.005 BTC以上 かつ
500円(相当額)以上から
bitFlyer 0.00000001 BTC 0.001 BTC
DMM Bitcoin 0.0001 BTC 0.01 BTC
(※ BitMatch注文)
GMOコイン 0.00001 BTC 0.0001 BTC
LINE BITMAX 1円相当額 -
BITPOINT 買い:500円以上
売り:0.00000001BTC
0.0001BTC
SBI VC Trade 0.0001 BTC 0.000001BTC
BitTrade 買い:0.0005 BTC
売り: 0.0005 BTC
【指値】
0.00001 BTC かつ 2 JPY
【成行】
買い: 2 JPY
売り: 0.00001 BTC
bitbank 0.00000001 BTC 0.0001 BTC
Zaif 0.0001 BTC 0.0010 BTC
初心者におすすめの投資方法は?
初心者におすすめの投資方法は仮想通貨の積立投資です。これは、リスクを低減しながら仮想通貨を運用できるためです。積立投資では時間分散を利用することで、仮想通貨の価格変動のリスクを低減します。さらに、長期保有を通じて、貸暗号資産やステーキングを利用した高利率での運用が可能になります。
仮想通貨は少額投資でも儲かる?
仮想通貨は、価格変動の激しさから少額投資でも大きく儲ける場合があります。
例えば、ビットコインは、2014年4月1日の評価額は1BTC=4万5823円でしたが、2024年4月18日には1BTC=918万7406円と10年間で約200倍に上昇しました。
また、シバイヌコイン(SHIB)は約50万倍値上がりした例もあります。

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