2021年2月、アメリカの電気自動車メーカー・テスラが、ビットコインを15億ドル(約1,600億円)購入。これまでは「投機」というイメージの強かった暗号資産(仮想通貨)だが、近年、富裕層や機関投資家が資産ポートフォリオに組み込むことが多くなってきている。
そうした状況から、「暗号資産(仮想通貨)でどうやって儲けるの?」や、「暗号資産(仮想通貨)はリスクが大きい?」と疑問に思っている方も多いのではないだろうか。
この記事では、暗号資産(仮想通貨)で儲ける方法について具体的に解説している。
加えて、暗号資産(仮想通貨)を取引するメリット・デメリット、リスクとその対策についても解説している。
実際に仮想通貨取引を始めるにあたりおすすめの取引所を紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。
- 暗号資産(仮想通貨)で儲ける方法
- 暗号資産(仮想通貨)取引におすすめの取引所ランキング
- 暗号資産(仮想通貨)をうまく取引する3つのポイント
- 暗号資産(仮想通貨)に投資するメリット
- 暗号資産(仮想通貨)に投資するデメリット
- 暗号資産(仮想通貨)のリスク
- 暗号資産(仮想通貨)投資のリスクへの対策
- そもそも暗号資産(仮想通貨)とは何か?
- 初心者は何の暗号資産を買うべき?
- ビットコイン(BTC)とは?どこで購入できる?
- ビットコイン(BTC)はどんな時に儲かりやすいの?
- ビットコイン(BTC)おすすめ取引所5選
- 暗号資産(仮想通貨)と株式の違い
- 暗号資産(仮想通貨)についてのアンケート調査結果
- 暗号資産(仮想通貨)に関するQ&A
- ビットコイン(BTC)に関連するQ&A
暗号資産(仮想通貨)で儲ける方法
暗号資産(仮想通貨)で「儲ける」方法は大きく分けて、2つある。株式投資と同様に、値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う方法と、暗号資産の「マイニング」によって報酬を受け取るという方法だ。
この2つの儲ける方法を具体的な11のケースで詳細に解説する。
暗号資産(仮想通貨)の取引で値上がり益で儲けるケース
暗号資産の価格は、株式やFXのように日々、変動している。
例えば、ビットコインの値段は、2010年時点で10,000ビットコインがピザ2枚分(約25ドル)だったと言われている。しかし、2021年3月時点で、1ビットコインの価値は6万ドルに迫る価格になっている。もし、10年前にビットコインを購入していれば、その値上がり益は膨大なものになったであろう。
このように、暗号資産を購入した時より、価格が上昇したタイミングで売却すること利益を得ることができるのだ。また、ビットコインは、0.001といった単位から購入できるため、少額からでも投資することができるだろう。
こうした暗号資産への投資には、「現物取引」と「先物取引」の2種類がある。
暗号資産(仮想通貨)の「現物取引」で儲けるケース
現物取引は、暗号資産を実際に購入もしくは売却する取引を指す。
当然のことながら、売却する場合、事前に暗号資産を保有していることが前提となる。そのため、事前に円やドルなどの法定通貨で暗号資産(仮想通貨)を購入しておかなければならず、現物取引では、手元の資金以上の取引ができないことが特徴となる。
暗号資産(仮想通貨)の「先物取引」で儲けるケース
先物取引は、暗号資産を「将来売買すること」を約束する取引である。実際に売買されるのは、その時点より先のことになるため、取引の時点では決済がされることはない。
例えば、1ビットコイン(以下、BTC)の価格が500万のタイミングで、1ヶ月後に1BTCを売却する約束をしたとする。1ヶ月後の1BTCの価格が、520万円になっていれば、20万円の利益がでるというわけだ。
先物取引には、レバレッジをかけることで手元資金よりも大きな取引をすることができるというメリットがある。その反面、手元資金以上に損失を出してしまうケースがあるため、十分な注意が必要だ。また、取引所によっては先物取引に対応していない場合もある。
暗号資産(仮想通貨)のマイニングで儲けるケース
マイニングとは、「採掘」と訳される単語だが、ビットコイン取引においては、「取引データを承認する作業」のことを意味する。こうした作業に対する報酬は、新たなビットコインで支払われるため、マイニング作業をこなすことで儲けることができるというわけだ。
しかし、実際のマイニング作業には、ハイスペックなPCなどが必要になる。そのため、個人が暗号資産(仮想通貨)の取引で儲けるためには、上述した売買で値上がり益を得るという方法が現実的だろう。
レンディング(貸暗号資産(仮想通貨)サービス)で儲けるケース
レンディングとは、保有している暗号資産を貸し出すことで、賃借料を得るサービスのことだ。たとえば、コインチェックのレンディングでは、最大年率5%を受け取ることができる。
レンディングは、暗号資産(仮想通貨)の売買を繰り返さずとも、ほったらかしで利益を生み出せる優れた仕組みともいえる。
一方で、貸し出し中の暗号資産(仮想通貨)は売買できないため、値上がりした際にすぐに売却できなかったり、値下がりした際にすぐに損切りできなかったりする。レンディングの途中解約が可能なケースもあるが、解約手数料がかかることもあるため、注意が必要だ。
レバレッジ取引で儲けるケース
レバレッジ取引とは、口座に預け入れたお金を担保にし、そのお金の最大2倍の金額を取引する方法を指す。例えば、レバレッジ2倍の場合なら、10万円で20万円分の取引が可能となる。
レバレッジ取引は「差金取引」という仕組みで成立している。差金取引は実際に暗号資産の受け渡しが行われている現物取引などとは異なり、売買の価格差を利用して「買い注文」や、下落相場の時などに先に売っておいて後で買い戻す「空売り」を行うことができる。
ただし、暗号資産(仮想通貨)そのものを保有しているわけではないので、現物取引のように他のウォレットに移動させることは不可能である。
イールドファーミングで儲けるケース
イールドファーミングとは、「DeFiサービス」と呼ばれる中央管理者のいない分散管理型の金融サービスを介して、暗号資産(仮想通貨)の貸借を行うまたは提供することで収入を得る手法を指す。イールドファーミングは、借り手側が支払う手数料や金利が、貸し手に付与される仕組みによって成立している。
さらに、イールドファーミングは「流動性マイニング」によるメリットが大きいといえるだろう。流動性マイニングとは、暗号資産をプラットフォームに提供した際に報酬を受け取る仕組みを指す。ユーザーが暗号資産を預けることによって流動性が高まり、さらに利用者が集まるという好循環が生まれる。
上述したことは、暗号資産銘柄やプラットフォームに大きなメリットがあるため、報酬が支払われる。この報酬は、通常の投資商品よりも利率が大きいという特徴があり、場合によっては数十%~数千%になることもあるだろう。
アービトラージで儲けるケース
アービトラージとは、取引所間の価格差を利用して儲ける方法を指す。暗号資産(仮想通貨)はドルや日本円といった法定通貨とは異なり、流動性が不十分なことも多い。そのため、同じ暗号資産でも取引所によって価格が異なることも珍しくないのだ。
また、アービトラージで儲けるには複数の取引所に登録することが必須となる。一般的に3~4ヵ所の取引所にビットコインを保持しておく必要があるだろう。
ただし、暗号資産を購入した時点で取引所間の価格差が大きい場合でも、送金している時間などに価格が下落し、損失を抱えてしまうこともあるので注意が必要だ。
NFT取引で儲けるケース
NFTとは、「Non-Fungible Token(ノン ファンジブル トークン)」の略で、「非代替性トークン」を指す。簡単にいうと、複製できない唯一性のあるデジタルデータといったところだろう。NFTは同じデジタルデータでも、どれがオフィシャルなのか、制作者は誰なのか、所有権は誰のものか、などを明確に証明することが可能となる。こういった非代替性の特徴から、デジタルデータに価値を持たせているのだ。
NFTの仕組みには、暗号資産(仮想通貨)と同じくブロックチェーンの技術が使用されている。ブロックチェーン上の情報は、改ざんが非常に困難で、信頼性が高いことは広く知られているだろう。
デジタルアートや音楽、ゲームデータといったNFTは暗号資産と同じく、希少であれば価値が高く、話題になると価格が上昇する。その性質を利用して儲けることができるというわけだ。スポーツの世界でも、NBAとコラボしたトレーディングカードをNFTとしてコレクションするプラットフォームなどがあり、高額なカードは約2,200万円で取引された実績がある。
NFT取引を積極的に行うには、OpenSea(オープンシー)などのマーケットプレイスで売買するのもひとつの手だ。また、デジタルデータはNFT化が可能なので、自分で作品を制作するのも良いだろう。NFTの取引にはビットコイン(BTC)はもちろん、その他にもイーサリアム(ETH)などメジャーな暗号資産が用いられる。
積み立て投資で儲けるケース
ビットコインをはじめとする暗号資産投資を行いたいけど、リスクを懸念してしまう人には積み立て投資がおすすめだ。ビットコインは、0.001といった単位から購入できるため、少額でも始められることだろう。買付タイミングのリスクが低減できることや、少額からでも始められるのは積み立て投資の大きなメリットだ。また、基本的には放置することになるので必要以上に時間を取られることもない。
長期目線で積み立て投資を行い、ビットコインの価値が上がったタイミングで売却すれば、値上がり益で儲けることも可能だ。ただし、暴落などのリスクはあるため、積み立て投資を行う際には負担にならない金額を設定しておくことが重要だ。
ポイントサイトで儲けるケース
ビットコインをはじめとする暗号資産(仮想通貨)は、実はTポイントや楽天ポイントを使用して投資することも可能だ。取引所やウォレットは指定されたところに限定されてしまうが、ポイントを暗号資産と交換するだけなのでほぼノーリスクといえるだろう。
また、楽天ポイント、Tポイント共に、100ポイントから交換できるので少額からの投資も可能だ。つまり、普段の生活で獲得したポイントで積み立て投資も行うことが可能ということになる。
上述したことは、口座を開設する際にポイントサイトを経由することでポイントが付与される仕組みになっている。普段、あまりポイントを使わない人も、ビットコインなどの暗号資産に交換すれば、実質無料で暗号資産を保持することができるだろう。
暗号資産(仮想通貨)取引におすすめの取引所ランキング
ここまで、仮想通貨で儲ける具体的な方法を紹介した。
儲ける方法が分かり、実際に暗号資産(仮想通貨)を購入してみたいと思った方もいるのではないだろうか。
ここでは、暗号資産(仮想通貨)を購入するにあたり、おすすめの取引所をランキング形式で紹介する。
暗号資産の取引や入出金にかかる手数料、取扱通貨数、最低取引金額を基に10社を厳選した。
各取引所についての詳しい解説もあるので、自身の取引スタイルに合った取引所を選んでほしい。
おすすめ取引所ランキング
総合的な評価でのランキングに加えて、手数料や取扱通貨数など各項目に重点を絞ったランキングも紹介するので、暗号資産(仮想通貨)取引所選びの参考にしてほしい。
もしランキングを読んで迷ってる方がいたらランキング1位の「Coincheck」をおすすめする。
Coincheckは、取り扱っている暗号資産(仮想通貨)の銘柄数が国内最大級で、スマホ用アプリの使いやすさ、操作性にも定評があり、初心者でも気軽にスマホでチャートを見ることが可能だ。
初めのうちは、取引に慣れるために、チャートを見る機会を増やすことをおすすめする。
取引が本格化すると、頻繁にチャートを見る必要があるのでアプリの使いやすさは重視すべきである。
最低取引金額も低く、少額から取引を始めやすいので、初心者の方におすすめだ。そのため、とりあえず仮想通貨取引を始めてみたい人、取引操作に不安がある初心者の人は、Coincheckを選ぶと良いだろう。
それでは、ランキング表の10社の中から特におすすめしたい6社について詳しく解説する。それぞれの取引所に向いている人・向いていない人も解説したので自身が当てはまるか確認してほしい。
取り扱い通貨数27種と豊富!「Coincheck(コインチェック)」
Coincheckの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 24通貨 BTC,ETH,ETC,LSK,XRP,XEM,LTC,BCH,MONA,XLM,QTUM,BAT,IOST,ENJ,SAND,DOT,CHZ,LINK,MKR,MATIC,IMX,APE,AXS,WBTC |
取扱通貨数(取引所) | 8通貨 BTC,ETC,LSK,MONA,PLT,FNCT,DAI,WBTC |
最低取引数量(BTC) | 販売所:500円相当額 取引所:500円相当額 |
取引手数料 | 販売所:無料 取引所:無料 |
送金手数料(BTC) | 0.0005 BTC ※コインチェックユーザー間は無料 |
送金手数料(ETH) | 0.005 ETH ※コインチェックユーザー間は無料 |
入金手数料(銀行振込) | 無料 |
入金手数料(コンビニ入金) | 3万円未満:770円 3万円以上30万円以下:1018円 |
入金手数料(クイック入金) | 3万円未満:770円 3万円以上30万円以下:1018円 50万円以上:入金金額×0.11%+495円 |
出金手数料 | 407円 |
レバレッジ取引 | - |
スマホアプリ | Coincheck(ios/Android) |
口座数 | 174万口座(2022年9月末時点) |
取引ツール(PC) | ブラウザ上で使えるツールあり |
貸暗号資産 | ◯ |
積み立て暗号資産 | ◯ |
2021年10月現在、日本国内で取り扱っている暗号資産(仮想通貨)(暗号資産)の種類が多いのはコインチェックだ。コインチェックは27種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っており、ビットコインやイーサリアム、リップルなどの有名なものに加え、知名度の低いアルトコインも数多く取り扱っている。また、アプリダウンロード数No. 1という実績を持つことや、マネックスグループの傘下に入りガバナンス体制やコンプライアンス体制を強化し続けていることなどから、信頼できる取引所であると言える。
これから暗号資産(仮想通貨)投資を始めるなら、複数の投資先から最適な選択肢を選ぶためにも、コインチェックで口座開設しておくといいだろう。スマホアプリでは、それぞれの暗号資産(仮想通貨)別に投資家同士が対話できるチャット画面も用意されている。このような場を活用して情報収集し、投資先を見極めることも大切だ。
コインチェックが向いている人
コインチェックが向いている人はいろいろな通貨の購入を考えている人だ。取扱い通貨数は国内最大級の27種類で、マイナーなアルトコインまで揃っているので上級者も満足できるだろう。
コインチェックが向いていない人
コインチェックが向いていない人はレバレッジ取引をしたい人だ。コインチェックでは現在、レバレッジ取引に対応していないため、現物取引のみとなっている。
Coincheck(コインチェック)の評価ポイント
①国内取引所最多の27通貨を扱っている
②取引手数料が無料
販売手数料、取引手数料が無料の他、入金手数料も銀行振り込みからは無料になる。(コンビニ入金、クイック入金を利用する際には770円~の手数料が必要)
③初心者にも使いやすい作りのアプリ
Coincheckアプリは初心者にも使いやすいシンプルな作りとなっている。2021年7月に累計ダウンロード数が415万を突破し、2021年上半期のアプリダウンロード数でNo.1を獲得した。
取り扱う暗号資産の種類がビットコインを含めて33種類「DMM Bitcoin」
DMM Bitcoinの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 現物:27通貨 (BTC,ETH,XEM,XRP,ETC,LTC,BCH,XLM,MONA,BAT,QTUM,OMG,XTZ,ENJ,XYM,TRX,ADA,DOT,IOST,ZPG,CHZ,AVAX,LINK,MKR,MATIC,FLR,NIDT) 25通貨 (BTC,ETH,XRP,OMG,BAT,QTUM,XLM,MONA,XEM,LTC,ETC,BCH,XTZ,ENJ,XYM,TRX,ADA,DOT,IOST,ZPG,CHZ,AVAX,LINK,MKR,MATIC) |
取引手数料(販売所) | 無料(※) |
取引手数料(取引所) | ー |
最低取引単位(BTC) | 0.0001 BTC(販売所) |
レバレッジ取引 | 2倍 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
送金手数料(BTC) | 無料 |
どの取引所でもビットコインは容易に買うことができるが、将来的に別の暗号資産(仮想通貨)を取引する可能性があるならば、取り扱う暗号資産の種類が多い取引所を選ぶといいだろう。
DMM Bitcoinならビットコインの他に、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムクラシック、ネムなどの計27種類のアルトコインを取り扱っている。暗号資産を今後長く取引したい人や、ビットコインより割安なアルトコインを購入し、将来大幅なキャピタルゲインを狙いたい人には、第一の選択肢となる取引所だろう。
ビットコインをはじめとする取扱銘柄27種類と、取扱銘柄25組についてレバレッジ取引ができるのも魅力だ。レバレッジ倍率は2倍に設定されており、預ける証拠金が少額でもその2倍まで取引ができる。よって、資金が少ない暗号資産初心者でも無理なく始められるだろう。
レバレッジ取引には一定基準のロスカットルールが適用されるため、大幅な損失を回避できる。 初めての暗号資産取引で必ず確認しておきたいのが、取引所のセキュリティ体制だ。DMM Bitcoinでは、顧客の暗号資産の保管場所が物理的に分離されており、コールドウォレット(オフライン)による保管と併せて、外部からの攻撃に対して厳重に備えている。不正アクセス対策として、詳細な設定による2段階認証を取り入れているのも心強い。
また、DMM Bitcoinでは、フォームとLINEによる問い合わせを、土日祝を含めて365日受け付けている。操作方法や取引に不慣れな暗号資産初心者にとっては、うれしいサービスといえるだろう。
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DMM Bitcoinが向いている人
DMM Bicoinが向いている人はアルトコインでレバレッジ取引をしたい人だ。27種類の銘柄を取扱い、通貨ペアは全33種類と豊富に用意されている。
DMM Bitcoinが向いていない人
DMM Bitcoinが向いていない人は取引所形式で取引したい人だ。DMM Bitcoinは販売所形式の取引所なので、自分が指定した価格で取引をするなど購入方法を選択することはできない。
DMM Bitcoinの評価ポイント
①各種手数料が無料
入金はクイック入金が5,000円から、銀行振込は下限なしでともに手数料無料。また、仮想通貨を他の取引所へ送金する場合の手数料も無料だ。
②豊富なレバレッジ可能通貨数
DMM Bitocoinは全27種類の通貨でレバレッジ取引が可能になっている。さらに仮想通貨同士のレバレッジも25種類できるため、通貨ペアは33種類となる。
③LINEでの問い合わせが可能
使い方がわからない場合やトラブルが起きた際、DMM Bitcoinでは24時間365日LINEでの問い合わせを受け付けている。
取引所・販売所どちらも対応「bitFlyer」
ビットフライヤーの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 21通貨 (BTC,ETH,ETC,LTC,BCH,MONA,LSK,XRP,BAT,XEM,XLM,XTZ,DOT,LINK,XYM,MATIC,MKR,ZPG,FLR,SHIB,PLT) |
取扱通貨数(取引所) | 6通貨 (BTC,ETH,BCH,MONA,XRP,XLM) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 0.01~0.15% |
最低取引単位(BTC) | 0.00000001 BTC(販売所) 0.001 BTC(取引所) |
レバレッジ取引 | 2倍 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金:住信SBIネット銀行は無料 住信SBIネット銀行以外は330円 |
出金手数料 | 220円~770円 |
送金手数料(BTC) | 0.0004 BTC |
上述したように、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を売買する場合には、「販売所取引」と「取引所取引」という2つの取引方法がある。
bitFlyerでは、「販売所取引」と「取引所取引」の両方を利用することができるため、「暗号資産(仮想通貨)に慣れるまでは販売所取引で、慣れたら取引所取引でより高度な取引を」というような使い方もできるだろう。
bitFlyer(ビットフライヤー)が向いている人
bitFlyer(ビットフライヤー)が向いている人は初めて口座開設をする人だ。取扱通貨数は21種類あり、レバレッジ取引ができるなど口座を開設しておけば幅広い投資ができる。
bitFlyer(ビットフライヤー)が向いていない人
bitFlyer(ビットフライヤー)が向いていない人は出金手数料が気になる人だ。出金手数料は220円~770円と幅があるが、最高手数料は他社に比べると高めになっている。
bitFlyer(ビットフライヤー)の評価ポイント
①イーサリアム含め21通貨を扱っている
②レバレッジ取引が可能
ビットフライヤーは最大2倍のレバレッジ取引が可能だ。例えば5万円を担保として10万円の取引ができ、通常よりも多くの投資の利益を得ることができる。
③入金手数料が無料
ビットフライヤーは銀行振り込みの手数料が無料である。さらに24時間365日いつでも入金ができる「クイック入金」も住信SBIネット銀行であれば手数料が無料(他社は330円)だ。
高い安全性を誇る「GMOコイン」
GMOコインの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 26通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,BAT,XTZ,QTUM,ENJ,DOT,ATOM,XYM,MONA,ADA,MKR,DAI,LINK,FCR,DOGE,SOL,ASTR,FIL,SAND,CHZ) |
取扱通貨数(取引所) | 9通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,XYM,MONA) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
最低取引単位(BTC) | 0.00005 BTC(販売所) 0.0001 BTC(取引所) |
レバレッジ取引 | 2倍 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
送金手数料(BTC) | 無料 |
GMOコインは東証一部・GMOインターネットのグループ会社である。インターネット時代の黎明期から培ってきたインターネット金融システムの構築・運用ノウハウを背景に、高度なセキュリティ対策を誇る取引所だ。
セキュリティ対策の基本として、法令に基づいて顧客資産を分別管理し、顧客資産と当社資産の日々の算定・照合を徹底している。
同社が誇るセキュリティ対策の要は、コールドウォレット(オフライン)管理とマルチシグ対応の強固なセキュリティだ。即時送付しない暗号資産は通常、コールドウォレットに保管されている。コールドウォレットから暗号資産を移動するには、複数部署で承認を受ける必要がある。同時に複数の秘密鍵を必要とするマルチシグ体制も採用しているため、秘密鍵をそれぞれ異なる場所に保管してリスクヘッジをしているのだ。
GMOコインのホームページでは、「お客様アカウント乗っ取り」と「システムへの侵入」の2つの観点で、サイバー攻撃対策について明記されており、そこからもセキュリティ対策を重視する姿勢と自信がうかがえる。
投資家の目的に合わせて、取引所の現物取引だけでなく、販売所としての利用や暗号資産FXなど、取引形態を自由に選ぶこともできる。最初に、投資目的を明確にしてから取引を開始するといいだろう。値上がりを期待して、ビットコインまたはアルトコインをいくらか保有しておきたい人にも使いやすい取引所だ。
GMOコインが向いている人
GMOコインが向いている人はすぐに取引を始めたい人だ。口座開設には時間がかかる取引所も多いが、GMOコインでは最短10分で取引を開始することができる。
GMOコインが向いていない人
GMOコインが向いていない人は主に販売所形式で取引したい人だ。取引手数料は無料となっているが、実際にはレバレッジとして手数料が発生しており、広めに設定されている。
GMOコインの評価ポイント
①イーサリアム含め26通貨を扱っている
②積み立てが可能
GMOコインでは暗号資産を保有しているだけで暗号資産を得られる「つみたて暗号資産」のサービスを利用できる。最小1,000円か設定でき、毎月自動的に購入可能だ。
③大手GMOグループの高いセキュリティ
GMOコインでは2段階認証や24時間の監視、定期的な脆弱性診断や資産の分別管理など、厳重なサイバー攻撃対策が取られているため、安心して取引できる。
情報セキュリティ格付「A(シングルエー)」取得で安心セキュリティ―「ビットポイント」
ビットポイントの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 18通貨 (BTC,GXE,SHIB,MATIC,KLAY,DEP,JMY,ADA,ETH,TRX,XRP,IOST,DOT,LNK,BCH,BAT,LTC,FLR) |
取扱通貨数(取引所) | 7通貨 (BTC,BCH,ETH,LTC,XRP,BAT,TRX) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
最低取引数量(BTC) | 0.00000001 BTC(販売所) 0.0001 BTC(取引所) |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
送金手数料(BTC) | 無料 |
ビットポイントも安全性が高いと謳っている取引所だ。同社は社内でのシステムの脆弱性テストや第三者によるシステム監査などによって、セキュリティ体制の強化を図ってきた。強固なセキュリティの裏付けとして、2018年10月11日付で情報セキュリティ格付会社のアイ・エス・レーティングから、「A(シングルエー)」の評価を得た。「A」格付は、金融・証券業のセキュリティとして求められる水準であり、安心して取引を行うことができると考えていいだろう。
中でもホットウォレット(オンライン)による暗号資産の管理は、独自の管理システムで対応している。マルチシグ対応・不正な外部侵入に対する防御体制・SLL暗号化の採用と併せて、堅牢なセキュリティ体制の基盤となっている。
BITPOINTが向いている人
BITPOINTが向いている人は保有している通貨をアプリで管理したい人だ。BITPOINTアプリでは自分の保有している通貨の状況をポートフォリオとして、簡単に確認することができる。
BITPOINTが向いていない人
BITPOINTが向いていない人は素早いサポートを求めている人だ。公式のフォームから問い合わせることができるが、返信に時間がかかることがある。
BITPoint(ビットポイント)の評価ポイント
①トロン(TRX)の取扱いがある
トロンは創業者がジャスティン・サンという業界を盛り上げる著名人のため、2017年末にリリースされた際から注目を集めている通貨だ。2021年3月にBitPointが初めて国内で取引を開始した。
②各種手数料が無料
入出金手数料、取引手数料ともに無料。即時入金では24時間すぐに取引をすることができる。
③貸して増やすサービスがある
保有している仮想通貨を取引所へ貸し出すことで賃貸料を受け取れるサービスがある。全部で11種類の通貨が対応している。
日本発として人気のモナコイン(MONA)を購入できる「ビットバンク」
bitbankの概要 | |
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取扱通貨数 | 32通貨 (BTC,XRP,LTC,ETH,MONA,BCC,XLM,QTUM,BAT,OMG,XYM,LINK,MKR,BOBA,ENJ,MATIC,DOT,DOGE,ASTR,ADA,AVAX,AXS,FLR,SAND,APE,GALA,CHZ,OAS,MANA,GRT,RNDR,BNB) |
取引手数料(販売所) | 無料 (一部銘柄を除く) |
取引手数料(取引所) | Maker:-0.02% Taker:0.12% (一部銘柄を除く) |
最低取引単位(BTC) | 0.00000001 BTC(販売所) 0.0001 BTC(取引所) |
レバレッジ取引 | 取扱なし |
入金手数料 | 0円 |
出金手数料 | 550円/770円(3万円以上) |
送金手数料(BTC) | 0.0006 BTC |
ビットバンクの最大のセールスポイントは、暗号資産(仮想通貨)取引量が国内第1位であることだ。ビットコイン取引のリーディングカンパニーとして、シンプルで使いやすく、高機能なトレーディングプラットフォームを装備していることも、人気の理由の一つだろう。
ビットコインの他に、流通量の多いリップル・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・ライトコインに加えて、日本発のアルトコインであるモナコインも取り扱っている。2018年11月5日には、ビットバンクのホームページで、ビットコインキャッシュ取引量の国内第1位達成が公表されている。
2018年10月に「ICORating」取引所セキュリティレポートで国内第1位の評価を受けており、信頼性も高い取引所だ。
こうした評価の裏付けとなっているのが、コールドウォレットによる顧客資産管理と、ビットコインセキュリティ専門企業「BitGo」との提携によるホットウォレットの安全性確保など、最先端のセキュリティを備えた体制だろう。
bitbankが向いている人
bitbankが向いている人は強固なセキュリティを求める人だ。「ICORating」の取引所セキュリティレポートで高評価をされるなど、最先端のセキュリティを備えている。
bitbankが向いていない人
bitbankが向いていない人は短期レンディングで稼ぎたい人だ。満期が1年となっており中途解約には手数料が発生するため、短期で増やすことは難しい。
bitbank(ビットバンク)の評価ポイント
①最先端のセキュリティ体制
ICORatingという第三者機関が実施する取引所セキュリティレポートで、2018年10月に国内No.1のセキュリティの高さを評価された。オフラインコールドウォレットやマルチシグ機能によって対策を行っている。
②チャートが見やすい
見やすく安定したチャートは24時間リアルタイムで稼働。最新価格をもちろん、指定範囲の最高値・最安値などの確認もできる。
③取引所で取引できる通貨ペアが多い
仮想通貨の代表格とも言えるビットコインをはじめ、豊富なアルトコインの取引が可能。2023年12月時点で37種類の仮想通貨を取り扱っているので、ご自身の好みの銘柄に投資することができるだろう。
取引所と販売所の違い
実際に暗号資産を購入するには、取引所か販売所を利用する必要がある。それぞれの違いについて、解説する。
「販売所取引」では、CoincheckやbitFlyerのような暗号資産(仮想通貨)取引所を相手に取引を行うことになる。 それに対して、「取引所取引」では、暗号資産(仮想通貨)取引所ではなく他の個人投資家を相手に取引を行う。
販売所取引の場合、注文後すぐに売買ができるが、取引所取引では他の投資家が自分と反対の注文(売却したいのならば購入)をすることを待たなければならない。その反面、取引所取引は、販売所取引よりも手数料が安く済むという特徴がある。
暗号資産(仮想通貨)をうまく取引する3つのポイント
ここでは、暗号資産(仮想通貨)取引で少しでも多くの利益を獲得できるように、取引する際のポイントを3つ紹介する。
取引のポイント① 分析を元に判断する
チャートだけを見て「きっとまだ上がるだろう」と安易に考えて投資するのは危険だ。暗号資産(仮想通貨)投資を成功させたいなら、それぞれの暗号資産(仮想通貨)の特徴や将来性について知り、十分に理解を深めてから投資することがポイントだ。
過去の値動きを参考にすることは重要だが、値動きだけにとらわれて投資すると、暴落に見舞われる可能性が高くなる。
「ブリッジ通貨」として期待される暗号資産(仮想通貨)や、書類を電子データ化して管理することに特化した暗号資産(仮想通貨)、ゲーム分野に強みを持つ暗号資産(仮想通貨)など、さまざまな暗号資産(仮想通貨)がある。将来性を自分なりに分析し、しっかり見極めるようにしたい。
取引のポイント② 取引所を複数開設する
暗号資産(仮想通貨)に投資するなら、取引所の破たんリスクや、ハッキングリスクにも注意しておく必要がある。複数の取引所で口座開設し、資産を分散させておくことで、一定のリスクヘッジができるだろう。
また、今後新たに暗号資産(仮想通貨)が上場するタイミングで、上場する取引所で口座開設していないと、すぐに投資できず投資チャンスを逃してしまう可能性がある。複数の取引所に登録しておくことで、新規上場にともなう値上がりの波に乗ってリターンをねらうこともできるだろう。
取引のポイント③ 余剰資金で投資を行う
暗号資産(仮想通貨)は元手を数十倍から数百倍に増やせる可能性がある夢のある投資だ。一方で、暴落が起きると、大きく損をしてしまうリスクをはらんでいる。暗号資産(仮想通貨)に投資するなら、あくまで余剰資金で投資し、生活に支障が出ないよう配慮すべきだ。
また、暗号資産(仮想通貨)以外の投資手法と組み合わせ、暗号資産(仮想通貨)への投資にかたよりすぎないよう工夫するのもいいだろう。複数の投資商品に投資することで、リスク分散の効果も得られる。
暗号資産(仮想通貨)投資のリスクの高さを知り、余剰資金で投資することを徹底したい。
暗号資産(仮想通貨)に投資するメリット
仮想通貨に投資する上でのメリットは次の3つになる。それぞれ詳しく解説していく。
値動きが大きい
ビットコインを始めとした暗号資産(仮想通貨)の魅力の一つは、値動きが大きいことだ。
ビットコインは2020年4月には75万円だったが、2021年4月には689万まで価格が上昇している。たった1年で約9倍になったということだ。仮に2020年4月に100万円を投資していたとしたら、1年後には900万円になり、税金を考慮しなければ800万円の利益が出ていたことだろう。
中には、数ヵ月で15倍になった暗号資産(仮想通貨)もある。現在価格が低い暗号資産(仮想通貨)の中には、将来的に数千倍、数万倍になる暗号資産(仮想通貨)も存在する可能性もある。アメリカの金融大手シティバンクが、ビットコインの価格は約3,300万円になる可能性があるとレポートに記したこともあるほどだ。
株式投資やFXとは比べ物にならないリターンが見込めるのが、暗号資産(仮想通貨)投資の大きな魅力といえるだろう。
現在、世界中には数千種類の暗号資産(仮想通貨)があるが、ビットコインは最初に登場した暗号資産であり、知名度・時価総額ともにトップを誇っている。最初に暗号資産に投資するなら、リスクを抑えるためにも、ビットコインへの投資がおすすめだ。
自分のライフスタイルに合わせて取引を行える
時間帯を問わずに、自分のライフスタイルに合わせて運用できるのもメリットである。株式投資は、株式市場が開いている平日の9時~15時まで、FX取引は平日の24時間しか取引できない。
一方、仮想通貨の場合は、24時間365日取引できるため、平日仕事であっても取引時間に煩わされることなく、自分のライフスタイルに合わせて取引が可能になる。
海外への送金・決済が簡単にできる
海外への送金・決済が簡単にできるという点も仮想通貨のメリットだ。仮想通貨を利用すればいつでもすぐに海外に送金することができ、決済としての機能もある仮想通貨を利用すれば、クレジットカードを持っていなくても海外通販で買い物をすることが可能になる。手数料がかからない仮想通貨も存在するため、世界中で手軽に使えるというは魅力の1つといえるだろう
暗号資産(仮想通貨)に投資するデメリット
仮想通貨に投資する上でのデメリットは次の3つになる。こちらもそれぞれ詳しく解説していく。
大きく損をしてしまうリスクがある
暗号資産(仮想通貨)への投資は魅力的だが、気をつけておかなければならないリスクもある。それは、値動きが激しいからこそ、大きく損をしてしまうリスクがあることだ。
2018年には、暗号資産(仮想通貨)流出事件の影響を受けて、ビットコインをはじめ多くの暗号資産が下落した。ビットコインは2020年秋以降の価格上昇で、当時の高値をあっさり突破したが、いまだに当時の高値を更新できていない暗号資産(仮想通貨)も存在する。
上昇トレンドにある時は、ついついより大きなリターンを求めて買い増ししたくなるものだが、暴落リスクに備え、高値づかみしないよう細心の注意を払って投資することが大切だ。
また、証拠金を預けることで元手の数倍の取引が可能となるレバレッジ取引は、よりハイリスク・ハイリターンな投資法として知られている。取引所によってはビットコインでもレバレッジ取引が可能だが、くれぐれもレバレッジのかけすぎには注意しておきたい。
レバレッジ取引は損失が大きくなる可能性がある
レバレッジ取引は大きな利益を狙えまるが、その分、大きな損失を出す可能性がある。
例えば現物取引の場合、100万円で100万円分のビットコインを購入し、ビットコインの価格が10%下がったら、損失は10万円で済む。一方、100万円をレバレッジ4倍で取引した場合、損失は40万円になってしまう。
仮想通貨は価格変動が大きいことから、一気に価格が上がることもあれば、逆に一気に下がることもあり、現物取引と比べて損失が膨らみやすいので注意が必要だ。場合によっては、預けていた証拠金を上回る損失が生じることもある。
税率が高い
仮想通貨の運用をする際は、確定申告のことも考慮しておいたほうがよいだろう。仮想通貨で得た利益は「雑所得」の扱いになる。雑所得に対しては、所得が増えるほど税率も高くなる累進課税が適用され、税率は5~45%になる。これに住民税10%も合わさると最大55%になることもある。
一方、株やFX取引で得た利益には、申告分離課税が適用され、税率は20%(所得税15%+住民税5%)となる。また、損失を3年間繰り越すこともできるので、翌年以降の利益から損失を差し引くことで所得税を軽減することも可能。
このように、株やFX取引などと比べて仮想通貨の税制は不利で、手元に残る利益が少なくなってしまうのがデメリットだ。
暗号資産(仮想通貨)のリスク
暗号資産(仮想通貨)への投資を始めるならば、そのリスクも理解しておかなければならない。暗号資産(仮想通貨)への投資には、株式投資などで一般的な「価格変動リスク」「流動性リスク」などに加えて、 「ウォレットの破損リスク」や「サイバー攻撃による盗難リスク」などが存在する。
それぞれのリスクについて詳しく見ていこう。
ウォレットの破損リスク
パソコンやスマートフォンにウォレットを作る場合、紛失や破損によって、口座自体が二度と使用できなくなってしまう可能性がある。オンライン上にウォレットを作る場合は、暗号資産の運用・管理サービス業者側の不手際などによって、被害を受ける可能性があることに留意が必要だ。
サイバー攻撃による盗難リスク
2018年1月26日、暗号資産取引所「Coincheck」が外部からのハッキング攻撃を受け、580億円相当の暗号資産(仮想通貨)「NEM(ネム)」が盗難された。こうした事件に代表されるように、サイバー攻撃により、保有する暗号資産を失う可能性がある。
法規制・税制の変更リスク
今後、暗号資産に対する日本政府の法規制・税制が変更される場合がある。それに伴い、価格変動リスク増加や取引の制限・停止、税負担の増加といった問題が発生する可能性があることには留意が必要だ。
暗号資産(仮想通貨)投資のリスクへの対策
上述の3つのリスクに対して適切に適切な対策を打つことが重要である。ここでは具体的な対策を3つ紹介する。
少額な金額や余剰資金で投資する
様々なリスクを回避するためには、投資金額そのものを小さくしたり、余剰資金で投資をすることで、損害を小さくするといった対策が必要だろう。
コールドウォレットを活用する
ウォレットの破損リスクに対しては、コールドウォレットを活用することで、インターネットにつながらないオフライン環境下で暗号資産(仮想通貨)を保管するが望ましい。
法律・税制の専門家と相談する
法規制・税制の変更リスクへの対応策としては、法規制・税制の最新動向を追うことや、法律・税制の専門家に相談することが望ましい。
そもそも暗号資産(仮想通貨)とは何か?
暗号資産(仮想通貨)とは、一般の通貨のように紙幣や硬貨といった実体を持たず、インターネットを通じて取引される通貨である。法定通貨は、各国の中央銀行によって管理されているが、暗号資産(仮想通貨)では管理するための中央集権的な組織は存在しない。そのため、プロックチェーンと呼ばれる技術を用いて、ユーザー同士で取引の情報が管理されるようになっている。
現在では、多くの暗号資産(仮想通貨)が存在しており、その数は1,000種類以上存在するといわれている。代表的なものとしては、ビットコインがあるが、そのほかにも、イーサリアムやリップルといった暗号資産(仮想通貨)が知られている。
なお法律上、暗号資産(仮想通貨)は「暗号資産」と呼ばれている。当初は、暗号資産(仮想通貨)と呼ばれていたが、G20など国際社会で暗号資産と呼ばれることが増えたため、2020年の法改正により、暗号資産に統一された。
初心者は何の暗号資産を買うべき?
ここまで、仮想通貨取引所おすすめランキングや儲けるポイント、仮想通貨取引におけるメリット・デメリットを解説してきた。仮想通貨を始めてみたいと思って頂けただろうか。
仮想通貨は種類が豊富なため、どの仮想通貨を選べば良いかと疑問に思っているかもしれない。
ここでは、初心者におすすめの銘柄を3つ紹介する。
ビットコイン(BTC)
ビットコインは、仮想通貨(暗号資産)でも代表的な通貨の1つで、知名度や時価総額が数多くある仮想通貨の銘柄の中で1位になっている。また、ビックカメラやコジマなどがビットコインでの決済を導入しているように、決済機能のある仮想通貨にもなっている。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、ビットコインに続き、時価総額が2番目に高い仮想通貨(暗号資産)だ。指定した条件を満たすことで、契約や業務を自動で行ってくれる「スマートコントラクト」という機能を兼ね備えており、今話題のNTF取引において中心に使用されている銘柄となっている。
リップル(XRP)
リップル(XRP)は、Ripple社という管理主体が存在することが特徴の仮想通貨(暗号資産)だ。国際送金を得意としている銘柄で、送金の手数料が少なく送金までの時間がかなり短いなど、送金システムとしての需要が今後伸びていくと予想される。
ビットコイン(BTC)とは?どこで購入できる?
初心者におすすめの仮想通貨で紹介した3つの銘柄の中でも、特に人気が高いのはビットコイン(BTC)である。
そもそもビットコイン(BTC)とは何なのか。どこで購入できるのか。
ここからはビットコイン(BTC)について詳しく解説していく。
ビットコイン(BTC)とは?
ビットコイン(BTC)とは、2008年10月に「サトシ・ナカモト」と名乗る人物がインターネット上でビットコイン論文を公開したのがきっかけで登場した世界で最初の暗号資産(仮想通貨)である。
2021年9月、中米エルサルヴァドルが世界で初めて、ビットコインを法定通貨に採用したことを発表した。また、2022年4月には中央アフリカ共和国がビットコインを法定通貨に採用したと発表し、2022年6月現在では、ビットコインは2ヵ国の法定通貨となっている。
2022年5月時点で時価総額70兆円を超えるビットコインは、流通量が多く国内外問わず飲食店やインターネットサービスなどで利用できるようになっている。
ビットコイン(BTC)はどこで購入できる?
国内でビットコインの取引ができるのは、主に以下の2ヵ所である。
仮想通貨販売所
仮想通貨販売所では、ユーザー同士ではなく運営元と直接取引を行うことができる。そのため、自分の好きなタイミングで売買をすることが可能である。
取引所では、買い手が見つからないと売買をすることができないので、取引に時間がかかってしまうことも少なくない。一方、販売所ではボタン1つで即時に売買を行うことができる。運営元と直接取引を行える安心感や利便性が高いことから、初心者の利用が多いことも特徴の1つになっている。
ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を売買する場合には、「販売所取引」と「取引所取引」という2つの取引方法がある。仮想通貨投資を始めたばかりの初心者の場合、慣れるためにも販売所での取引から始めた方がよいだろう。
仮想通貨取引所
仮想通貨取引所では、ユーザー(仮想通貨保持者)同士で仮想通貨の取引ができる。取引形態の幅も広く、金額や枚数を指定する方法の「指値注文」や、現在の相場に合わせて購入する「成行注文」などがある。
仮想通貨取引所を利用する最大のメリットは、スプレッド手数料(差額)が安いことだろう。販売所では購入と売却の価格に差があるので、1ビットコインを取引する際に販売所への手数料として数十万円が発生してしまう場合もある。
それに対して取引所は、仮想通貨を売りたい人と買いたい人での取引になるので、1ビットコインを取引する際の差額が生じにくいという特徴があり、取引の際に発生する手数料が数千円程度であることも多い。
ビットコイン(BTC)はどんな時に儲かりやすいの?
購入方法の基本がわかったところで、一般的にビットコインが儲かりやすいといわれるタイミングについて解説する。
当然のことながら、ビットコインを含む暗号資産(仮想通貨)で儲けるには、購入した時の価格よりも高い時に売却する必要がある。つまり、価格上昇が起きている時は儲かりやすいということになる。そのため、ビットコインで儲けるには価格が上昇しているタイミングに注視しておくことが重要だ。
以下に、価格上昇が起きる主なタイミングを紹介する。
ビットコインに関するポジティブなニュースが出たとき
ビットコインに限らず、一般的に暗号資産はポジティブなニュースがでたときは儲かりやすい傾向がある。例えば、「大手企業の決済サービスにビットコインを採用した」など、信頼性の高さを示唆するようなニュースが出た際には価格上昇が起こりやすい。
逆に、どこかの国で暗号資産の取引が制限されたり、取引所がクラッキング被害を受けたりするなどのユーザーが不安になるようなニュースが出ると暗号資産の価格は下がってしまう傾向が見られる。
このように、ビットコインをはじめとした暗号資産は情報により値動きが左右されるという特徴がある。情報による価格変動が起きやすいことは、デメリットとも言えるが、同時に稼ぎやすいと見ることもできる。ビットコインに関するポジティブなニュースが出た際は、価格上昇が起こりやすいので儲かりやすいと考察して、タイミングをはかるのもひとつの手だ。
しかし、ビットコインに関するポジティブなニュースが出れば、価格が必ず上昇するということではないので、取引するタイミングはしっかりと見極めたい。
仮想通貨自体がアップデートされるとき
仮想通貨自体がアップデートされるときも、ビットコインの価格上昇が見られることが多い。アップデートとは例えばブロックに入れるトランザクション(取引履歴)のフォーマットを整理し、より多くのデータをブロックに入れることを可能にしたSegwit(Segregated Witness)などのことを指す。
仮想通貨は、常に新しい技術を取り入れながら安全性や利便性を向上させるべく、進歩している。仮想通貨自体がアップデートされ、不正な取引が行われるリスクが減少すれば、ビットコインの価格が上昇する可能性も高い。
暗号資産(仮想通貨)取引を行う上で、セキュリティや送金速度などの利便性は、高ければ高いほど良いと言える。上述したようなことからも仮想通貨がアップデートされるときも、儲かりやすいタイミングのひとつと考察できる。
ビットコイン(BTC)おすすめ取引所5選
ここまでを踏まえてビットコイン(BTC)取引を始めたいと思った方に、おすすめの取引所5選を紹介する。
暗号資産(仮想通貨)と株式の違い
これから暗号資産(仮想通貨)への投資を始めようとしている人の中には、すでに株式投資などの経験がある人も多いだろう。暗号資産(仮想通貨)と株式では、投資を行う上で異なる点があり、ここでは2つ紹介する。
暗号資産(仮想通貨)への投資を始める前に、その違いを理解しておいた方がよいだろう。
取引時間の長さ
日本の株式を取引する場合、原則として、取引可能時間は朝9時~15時までとなっている(その間11時30分から12時30分までの昼休みあり)。これに対して、暗号資産(仮想通貨)取引所では、24時間365日取引することができる。
「時間を気にせず取引できる」という点では、暗号資産(仮想通貨)の方が自由度が高いと言えるだろう。一方で、「常に価格変動が気になってしまう」というデメリットもある。
ボラティリティの大きさ
ボラティリティとは価格変動の幅を意味する。
ボラティリティが大きければ短期間で大きな利益を狙うことができるが、その反面大きな損失を出してしまう可能性もある。暗号資産(仮想通貨)のボラティリティは株式よりも遥かに大きいので注意する必要があるだろう。
上述したように、ビットコインの価格は、この10年間で大きく上昇した。しかし、今現在もその価格は大きく変動しており、1日の間に価格が数十万変動することもある。
それに対し、株式の場合、それほど極端な価格変動は起こらない。特に日本株の場合は、価格の変動が一程度を超えると取引が停止される「ストップ安」「ストップ高」という制度があるため、損失が想定を大きく上回るという事態は起きにくいと言えるだろう。ちなみに、アメリカの株式市場には、「ストップ安」「ストップ高」は存在しない。
暗号資産(仮想通貨)についてのアンケート調査結果
ZUU online編集部では当ページの作成にあたり、暗号資産(仮想通貨)に関して株式会社ZUUが独自調査を行い、客観的な統計データによる執筆を行っております。
アンケートの概要 | |
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実施期間 | 2021年10月 |
調査対象 | 暗号資産(仮想通貨)取引所で口座を有する国内の20歳以上の男女 |
有効回答件数 | 1,000件 |
暗号資産(仮想通貨)について
Q.暗号資産(仮想通貨)の投資に魅力を感じる点はなんですか?
Q.暗号資産(仮想通貨)取引を始めた(始めようとしている)理由・目的は何ですか?
Q.最も期待している暗号資産(仮想通貨)を教えてください。
Q.実際に暗号資産に投資している金額をお知らせください。
暗号資産取引所について
Q.口座開設を検討した暗号資産(仮想通貨)取引所を教えてください。
Q.実際に口座を開設した暗号資産(仮想通貨)取引所をお知らせください。
Q.メインで利用している暗号資産(仮想通貨)取引所をお知らせください。
Q.今利用している暗号資産(仮想通貨)取引所を選んだ理由をお知らせください。
暗号資産(仮想通貨)に関するQ&A
暗号資産について紹介するときによくある質問をまとめた。暗号資産取引を始めようか迷っている人はぜひ参考にしよう。
- 暗号資産(仮想通貨)とは何か?
- 中央集権的な組織による管理下におかれず、ユーザー間で取引情報を管理するインターネットを通じて取引きされるデジタル通貨。
「資金決済に関する法律」において定義された財産的価値である。
- 「暗号資産」「仮想通貨」の違いは何か?
- 同じ意味である。
最初の暗号資産といわれるビットコインが出現した当初は「仮想通貨」と呼ばれていたが、”法定通貨であるとの誤認を避ける”、”国際的には暗号資産(Crypto asset=クリプトアセット)と呼ばれる”との観点から、法改正により「暗号資産」との呼称となった。
- ビットコイン(BTC)は値動きが激しい理由は何か?
- ビットコインの歴史は浅く、今までとは異なる理由で大きく価格が変動することがある。
下落要因として、オンラインゆえのハッキング問題による信用度低下、新たな法規制によ対する市場停滞の不安感などがある。
高騰要因としては、急激な知名度向上がある。
技術的にも先進的であり、新たな市場が生み出されることによる期待感だ。
一例として、ビットコインを利用した新サービス展開は”今後、需要が高まる”として、市場を刺激することがある。
- 仮想通貨の利益はどこから発生する?
- 市場価格が安い時に買って、高い時に売ることで利益が発生する仕組みなっている。 例えば、1BTCが100万円の時に購入し、1BTCが200万円になった時に売れば、1BTCあたり100万円の利益が発生する。
実際の取引では、仮想通貨は0.00001BTCなどの小数点単位でも購入することができるため、500円などの少額でも購入できる。
購入する金額が多いほど大きな利益を狙えるが、その分損失する金額も大きくなるリスクもあるため、慣れないうちは少額から投資を始めることをおすすめする。
- 暗号資産(仮想通貨)で利益を出す方法な何か?
- 主に「キャピタルゲイン」「マイニング」である。
「キャピタルゲイン」は値上がり益のことで、暗号資産を購入時より高い価格で売却することで利益を得られる。
さらに「キャピタルゲイン」を得る取引方法には現物取引、先物取引がある。
「マイニング」は暗号資産に用いられているブロックチェーン技術に必要な”取引データを承認する作業”のことで、コンピューターを用いて「マイニング」に貢献することで報酬を得られる。
- 暗号資産(仮想通貨)では何ができる?
- 暗号資産はインターネット上で送金・支払決済・投資に利用することができる。
なお決済で利用可能な代表的な仮想通貨としてはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)の4つが存在する。
ビットコイン(BTC)に関連するQ&A
ビットコイン(BTC)について紹介するときによくある質問をまとめた。ビットコイン(BTC)取引を始めようか迷っている人はぜひ参考にしよう。
- ビットコインを少ししか持っていなくても儲けることは可能?
- 可能である。
ビットコインで儲けるための画一的な方法は存在しないが、まずは少額から始めて投資に慣れるのが第一歩だ。その要因として、ビットコインに限らず暗号資産(仮想通貨)は大きく値動きすることがある。特に初心者は、いきなり高額の投資をしてしまうと儲けるどころか損失を出してしまう可能性も高いだろう。
ビットコインで儲けるには、まずは少額から投資することを心掛けることが重要だ。
- ビットコインは絶対儲かるの?
- 絶対とは言い切れない。
暗号資産(仮想通貨)投資に限ったことではないが、投資の世界に絶対は存在しない。ただし、投資信託やFXなどのように参入者が多いものに比べると、暗号資産は値動きの幅が大きいという特徴がある。その分、大きく儲かる可能性もあるだろうが、損失も大きくなることを認識しておく必要がある。
- 仮想通貨で儲けたら税金はどうなる?
- 暗号資産(仮想通貨)で1年間に20万円以上儲けると、確定申告が必要となる。
ビットコインやアルトコインなどの暗号資産の取引で、20万円を超える利益が出た場合は確定申告(青色申告)が必要となる。また、利益が20万円以下の場合でも、「給与所得」や「退職所得」以外の所得金額との合計が年間20万円を超える場合には確定申告が必要になるので注意が必要だ。
さらに、暗号資産は2017年以降「雑所得」として扱われるようになった。そのため、累進課税の方式で儲けたら儲けた分だけ税金は増加する。
- 仮想通貨で実際に儲けた人は?
- 国内外問わず存在する。
ビットコイン登場初期など、早い段階から暗号資産投資を始めた人にその傾向が多く見られる。日本では元ライブドアの社長の「堀江貴文」氏、お笑い芸人の「松本人志」氏、「吉村崇」氏などが仮想通貨で儲けたことは広く知られている。
海外だと、投資家のロジャー・バー氏が暗号資産で儲けたことも有名だ。ロジャー・バー氏はビットコイン界の神と呼ばれており、現在は日本に移住している。