2022年3月現在、国内で仮想通貨トロンが購入できるのはBIT POINTのみだ。投資する前に、トロンの特徴や今後の展望について知りたいという人も多いのではないだろうか。
この記事では、トロンの過去の値動きを分析し、今後の展望について解説する。
この記事の概要
- トロンとは
- トロンの展望
- トロン取引ができる取引所
・国内でトロンを取り扱うのは「BIT POINT」のみ
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仮想通貨トロンの特徴とは
トロン(TRX)の概要 | ||
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通貨名 | トロン, TRON | |
略称 | TRX | |
取り扱い取引所 | BITPoint | |
現在の価格(9/29現在) | 1トロン=9.61円 | |
時価総額(9/29現在) | 9,823億円 |
トロン(TRON)は、ジャスティン・サン氏を中心とした中国のチームが開発するプラットフォームで、プラットフォーム上の基軸通貨が仮想通貨トロン(TRX)だ。
TRX(ティーアールエックス)は、トロンの1通貨当たりの単位でもある。
トロンは、ゲーム・動画・音楽などのデジタルコンテンツにフォーカスしたプラットフォームだ。トロンのプラットフォームでは、クリエイターとしてデジタルコンテンツを配信したり、ユーザーとしてコンテンツの視聴・保存をしたりできる。
デジタルコンテンツのプラットフォームといえば、YouTubeやニコニコ動画が有名だが、既存のプラットフォームとトロンの違いはどこにあるのか。それは、ブロックチェーン技術が採用されている点だ。
YouTubeは、Googleの子会社が運営しており、仕組みは「中央集権型」と言える。Googleがすべてを管理してくれる安心感がある一方、クリエイターもユーザーも、一定の利用料を徴収されることになる。
一方、トロンには、ユーザー同士が相互に運営に参画するブロックチェーン技術が採用されており、「非中央集権型(分散型)」と言える。トロンでは、クリエイターとユーザーが直接つながれるので、手数料を含めたコストを限りなく抑えられる可能性が高い。
また、トロンでは、配信者が独自に報酬を設定することができ、ユーザーからすると配信者を直接支援できるというメリットがある。
すべての取引記録が暗号化されて記録されるブロックチェーンの技術は、実質的に改ざん不可能といわれている。
登場から現在まで、ブロックチェーンの技術そのものは一度も破られたことがない。このようなブロックチェーン技術を採用しているという点で、トロンは既存のプラットフォームとは一線を画している。
トロンがプラットフォームとして浸透するにつれ、投資対象としてのトロンの価値も上昇していく可能性が高い。
トロン(TRX)とは
- デジタルコンテンツにフォーカスしたプラットフォーム上の基軸通貨のこと
- ユーザー同士が相互に運営に参画するブロックチェーン技術が採用されている
ビットコイン(BTC)とトロン(TRX)の違いは?
ビットコインとトロンにはどのような違いがあるのだろうか?時価総額、歴史、流通量、将来性の4つの観点で比較していく。
トロン(TRON/TRX)を買うならまずはビットコインから?
トロンを買うなら、あわせてビットコインへの投資も検討したい。
仮想通貨の中でも、時価総額や知名度の低いマイナーな通貨を「草コイン」と呼び、トロンも草コインの一種だ。将来的に価格が上昇すれば、元手が数千倍、数万倍になる可能性を秘めている一方で、価値が0円になるリスクもないとは言い切れない。
ビットコインは最初に登場した仮想通貨であり、時価総額も知名度も他の仮想通貨と比べて抜きん出た存在だ。トロンに投資するなら、リスクヘッジとしてビットコインへの投資も検討するといいだろう。
時価総額の違い
ビットコインとトロンの時価総額は次の通りだ。なお、時価総額とは、仮想通貨の相対的な規模をランク付けする方法の1つとされている。
ビットコイン | 87兆6,585億4,906万円 |
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トロン | 6,960億1,750万円 |
ビットコインはすべての仮想通貨の中で時価総額1位、トロンは時価総額25位だ。数千種類にのぼる仮想通貨が存在していると言われている中で、30位以内に入っていることから、トロンも一定の人気を獲得していることがわかる。
一方で、ビットコインはトロンの約126倍の時価総額を誇り、いまだに仮想通貨の中では圧倒的な存在感を示していることがわかるだろう。
歴史から見る違い
ビットコインとトロンを、それぞれの歴史から比較してみよう。
ビットコインは、最初の仮想通貨であり、すべての仮想通貨の中で最も長い歴史を持つ。ビットコイン開発のきっかけは、2008年にSatoshi Nakamotoと名乗る謎の人物がインターネット上に投稿した論文だ。2009年にはビットコインのソフトウェアが開発・公開され、すぐに価格がつき、今にいたる。
一方、トロンは2017年に公開された比較的新しい仮想通貨だ。ジャスティン・サン氏が率いる中国のチームが、デジタルコンテンツの配信等のサービスを提供するプラットフォームとして開発した。ビットコインと比較すると、トロンは明確な目的を持って開発されたと言えるだろう。
流通量の違い
ビットコインとトロンの流通量を知るため、2021年9月時点の循環サプライ(市場や一般の人々の手で流通する通貨数の最大近似値)を見てみよう。
ビットコイン | 1,883万BTC |
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トロン | 716億5,966万TRX |
流通量で注意したいのが、流通量が多すぎると、希少性が薄れ暴落するリスクもあるということだ。流通量が多いことが、投資家にとってメリットとは限らない。ビットコインはその点を考慮し、流通量が増えすぎないよう設計されている。
ビットコインとトロンの将来性の違い
ビットコインは2021年9月、中米のエルサルバドルで法定通貨として採用された。今後このような動きが広がれば、ビットコインは決済手段として一定の地位を築くことになるだろう。一方で、後発の仮想通貨と比べると、処理速度が遅いことや電力消費量が多いことなど、課題も抱えている。
トロンは、ゲーム・動画・音楽などのデジタルコンテンツにフォーカスしたプラットフォームで、ビットコインと同じくブロックチェーン技術を採用している。今後、デジタルコンテンツがますます普及するに従い、トロンの人気も高まっていくと予想される。
YouTubeやニコニコ動画といった既存のプラットフォームが、将来的にはブロックチェーン技術を採用したトロンへと置き換わっていく可能性もある。
トロン(TRON/TRX)の価格推移
続いて、チャートを元にトロンのこれまでの価格推移を見ていこう。
2020年秋ごろから、ビットコインをはじめ多くの仮想通貨の価格が上昇した。トロンは少し遅れて、2021年に入ってから上昇を始めている。
2021年1月1日には2.8円だったところ、4月15には18円にまで上昇した。たったの数ヶ月で、約6.4倍になったことがわかる。その後、4月25日には一時11円にまで下がり、5月6日に再び17円まで上昇した。
しかし、5月以降の他の仮想通貨の下落と同調してトロンも下落し、5月23日には7円になった。これには、テスラ社およびスペースXのCEOイーロン・マスク氏による、ビットコインの電力消費を懸念するツイートが影響している。
トロンは7月20日には6円にまで下がったが、その後は反転を見せ、9月15日には13円まで回復した。9月26日現在は、10円前後で推移している。
【2021年】トロン(TRON/TRX)の今後の見通し・予想と特徴
これまで、日本国内でトロンに投資できる仮想通貨取引所はビットポイントだけだった。しかし、2021年9月13日に、仮想通貨取引所を運営するフォビジャパン株式会社がトロンの取り扱いを開始することがわかった。トロンに投資できる国内の取引所が2つに増えたことで、日本での関心もますます高まると予想される。
また、2021年9月21日には、ドイツの取引所がトロンの上場を決定したと発表した。動画コンテンツの需要が高まる中、世界的にもトロンへの関心が高まっていることがうかがえる。
さらに、トロンはゲーム開発の分野でプラットフォームとして浸透することを計画している。eスポーツなどゲーム業界が世界的に盛り上がりを見せる中で、プラットフォームとして浸透することに成功すれば、投資対象としてのトロンの価値もより高まっていくと考えられる。
トロンの値動きから見る今後の展望
続いて、トロンのこれまでの値動きを分析し、今後の値動きを予測してみよう。
トロンは2017年に公開され、当初は0.2円台で、1円を切る状況が続いた。2017年から2018年にかけては、仮想通貨が世間の注目を浴びて急激に値上がりした。この時期を「仮想通貨バブル」と呼ぶ。
トロンは、公開後すぐに仮想通貨バブルの波に乗り、2018年に入り価格が急上昇した。一時は、約25円に達した。たった数ヵ月で125倍になったということだ。公開後約0.2円のとき、トロンに10万円投資していたとすれば、数ヵ月後には元手が1,250万円になっていた計算になる。そう考えると、いかに急激な値上がりであったかがわかるだろう。
しかし、2018年1月に、悪意ある第三者のハッキング攻撃によって仮想通貨ネム(NEM)が大量に流出した。この事件をきっかけに、仮想通貨バブルが崩壊し、ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨が下落に転じた。
トロンも仮想通貨バブルの崩壊とともに急落し、5円を切る事態になった。その後、韓国の大手仮想通貨取引所「Bithumb(ビッサム)」への上場により再び価格が急上昇し、一時は約10円にまで回復するも、再び下落に転じた。2018年半ば以降は、1円台~4円台を推移する状況が続いた。
2020年秋から、ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨の価格が上がり始めたが、2020年中はトロンに目立った値動きはなかった。
だが、2021年3月に日本国内の仮想通貨取引所「ビットポイント(BITPoint)」でトロンの取り扱いが始まることが決まった。その期待感からか、2021年に入ってから価格が上昇し始め、2月には久しぶりに5円を突破。4月には約18円にまで価格が上昇した。
しかし、5月にテスラ社CEOのイーロン・マスク氏のツイートが話題になり、仮想通貨の多くが下落した。問題となったツイートは、ビットコインが大量のエネルギーを消費することに懸念を示し、ビットコインを利用したテスラ車の購入を停止するという内容だった。
このニュースを受け、ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨が下落し、トロンの価格も急落。2021年6月現在、トロンの価格は約8円だ。
トロンの今後の値動きを正確に予測することはできないが、注目したいのは1通貨当たりの価格が現在一桁という点だ。2021年6月現在、1通貨当たりの価格は、ビットコインが約400万円、イーサリアムが約28万円だ。それと比べれば、トロンの価格は非常に低く、伸びしろがあると考えることもできる。
トロンの過去の高騰とこれからの高騰を予測
トロンは過去に、数ヵ月で125倍という驚異的な高騰を記録している。当時の最高値である約25円の水準には、その後一度も達していない。現在のトロンの価格は約8円なので、今のうちにトロンに投資しておき、過去の水準まで価格が回復すれば、大きなリターンが得られることになる。
また、プラットフォームとしてのトロンに対する期待感も大きい。トロンの利用者が増え、多くのクリエイターやユーザーがトロンを活用してデジタルコンテンツを配信するようになれば、必然的に基軸通貨であるトロンの価格も上昇する可能性が高い。
トロンを保有するメリットとデメリット
トロンは今後値上がりする可能性を秘めている一方、投資する際はデメリットも把握しておきたい。続いて、トロンを保有するメリットとデメリットを解説する。
トロンを保有するメリット
トロンを保有するメリットは、トロンが持つ将来性だ。非中央集権型でコストを安く抑えられるトロンは今後、YouTubeに代わるプラットフォームとして浸透するかもしれない。
トロンは、Samsung、BitTorrent、Obikeといった大手企業と業務提携していることでも知られている。プラットフォームの発展とともに、投資対象としての魅力が増していくと予測できる。
トロンは送受金処理においても優れている。送受金時の処理数は、ビットコインで秒間5件、イーサリアムで秒間25件といわれているが、トロンは秒間2,000件と、非常に処理性能が高いことがわかる。
トロンを保有するデメリット
トロンを保有するデメリットは、開発者のジャスティン・サン氏に関する不穏なニュースだ。
サン氏は北京大学、アメリカのペンシルバニア大学で学び、リップル研究所で働いた後に起業し、音楽ストリーミングサービス「Peiwo」で大成功を収めている。絵に描いたような輝かしい経歴の持ち主だ。
しかし、中国政府の管理下におかれ、中国を離れることが禁止されているという情報もある。中国経済誌では、トロンを通じて違法な資金調達を行ったと非難する記事が掲載されたこともある。
違法ギャンブルサービス、違法ポルノビジネスへの関与についても言及されており、サン氏は疑惑を否定しているが、事実は定かではない。今後、警察がサン氏の捜査を進める可能性も否定できない。
開発者であるサン氏の振る舞いや発言がトロンの値動きに影響を及ぼすことがないとは言い切れない。トロンに投資する場合、サン氏の動向には注目しておくようにしたい。
トロンの取引におすすめの取引所とは?
2021年6月現在、日本国内の仮想通貨取引所でトロンを取り扱っているのはビットポイント(BITPoint)だ。ビットポイントは、上場企業であるリミックスポイントの子会社だ。社長の小田玄紀氏は、「はじめてのビットコイン投資」「ゼロからわかる仮想通貨入門」など多数の著書を持つ。
仮想通貨取引所ビットポイント(BITPoint)概要
ビットポイント(BITPoint)の概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 25通貨 (BTC, BCH, ETH, LTC, XRP, BAT, TRX, ADA, JMY, DOT, LNK, DEP, IOST, KLAY, SHIB, POL, FLR, GXE, ATOM, TON, TSUGT, OSHI, SOL, DOGE, AVAX) |
取扱通貨数(取引所) | 18通貨 (BTC, BCH, ETH, LTC, XRP, BAT, TRX, ADA, IOST, DEP, SHIB, SOL, JMY, DOT, GXE, TON, DOGE, AVAX) |
最低取引数量(TRX) | 0.000001 TRX(販売所) 0.01 TRX(取引所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
ビットポイントはトロンのほか、ビットコイン、イーサリアム、リップルなど25種類の仮想通貨を取り扱っている。
ビットポイントは、レバレッジをかけて元手の数倍で取引できるサービスや、仮想通貨を貸して仮想通貨を受け取る貸仮想通貨サービスなど、さまざまなサービスを行っているのも特徴だ。
ビットポイント(BITPoint)の特徴
トロンのキャンペーンが充実
ビットポイントは国内で最初にトロンの取り扱いを始めた取引所というだけあって、トロンを受け取れるお得なキャンペーンを度々実施している。過去には、口座開設する、一定額以上の現物取引をするなどの条件を満たすと、トロンがプレゼントされる「トロン(TRX)がもらえる!夏の口座開設キャンペーン」「TRX(トロン)がもらえる!取引キャンペーン」などが開催された。
今後も魅力的なキャンペーンが実施される可能性があるので、公式ホームページをこまめにチェックしたい。
手数料がとにかく安い
ビットポイントでは、取引手数料・即時入金手数料・入出金手数料・口座管理料など各種手数料がすべて0円に設定されている。手数料を抑えて投資できるのも大きな魅力だ。
ただし、仮想通貨の売値と買値の差であるスプレッドは存在する。スプレッドは仮想通貨投資の実質的なコストともいえるので、スプレッドを確認してトロンに投資するようにしたい。
投資初心者も投資経験者も使いやすいアプリやツール
ビットポイントのスマホアプリ「BITPOINT」をダウンロードすれば、スマホでいつでも気軽に取引ができる。シンプルな画面で、直感的に操作できることから、投資初心者にも人気がある。
投資経験者は、WEB取引ツールの「TradingView」を使うことで、一般的な価格チャートだけでなく、さまざまなチャート表示や分析が可能となる。
取引量が多い
ビットポイントは、イーサリアム・ビットコインキャッシュ・ライトコインの3つの部門で、2020年8月の国内取引量No.1となった。多くの投資家に支持されている人気の仮想通貨取引所だといえるだろう。
トロンのレバレッジ取引ができる
ビットポイントは、現物取引だけでなく、レバレッジ取引にも対応している。レバレッジ取引では、証拠金を入れることで、元手の数倍の取引が可能となる。
ビットポイントのレバレッジは最大2倍で、ビットコイン・トロン・リップル・イーサリアムの4つの通貨で取引できる。トロンに投資して効率よく利益をねらいたいなら、レバレッジ取引に挑戦するのもいいだろう。
紹介プログラムがある!
ビットポイントには「紹介プログラム」があり、家族や友達を紹介することで、双方がプレゼントを受け取れるのもうれしい点だ。紹介した人は1,000円分、紹介された人は条件達成で1,500円分のプレゼントを受け取れる。仮想通貨投資に興味を持っている人が身近にいるなら、ぜひ活用を検討したいところだ。
これからも注目が集まる仮想通貨のトロン
トロンの公式サイトでは、今後のトロンの開発ロードマップが描かれている。クリエイターが独自トークンを開発できる仕組みの整備や、オンラインゲーム開発プラットフォームの実用化など、いくつかのステージがあり、開発はまだ半ばといったところだ。未完だからこそ、成長の可能性があり、トロンの価格が値上がりする余地が見込める。
また、2021年3月のビットポイントへの上場で、トロンの価格は急上昇した。日本国内の仮想通貨取引所で今後取り扱いが増える際に、価格が上昇する可能性が高い。今のうちにトロンを保有しておけば、取り扱いが増えた際にリターンを狙えるかもしれない。
値動きの激しいアルトコインで収益を獲得しよう
仮想通貨で最も有名なのは、最初の仮想通貨でもあるビットコインだ。ビットコイン以外の仮想通貨は総称してアルトコインと呼ばれており、トロンのほか、イーサリアム、リップルなどがある。
すでに価格が約400万円に達しているビットコインに対し、アルトコインの中には、トロンのようにまだまだ価格が低い仮想通貨も存在する。価格の低いアルトコインを今のうちに購入し、値動きの波を読むことで、将来的に元手を数十倍、数百倍に増やせる可能性がある。
トロンをはじめとしたアルトコイン投資は、夢のある投資と言えるだろう。