楽天証券は、楽天市場や東北楽天ゴールデンイーグルスでおなじみの楽天グループ株式会社が提供するネット証券サービスです。インターネットショッピングモールの草分けとして名前に親しみがあるだけに気になっている方もいるのではないでしょうか。確かなバックボーンを持ち、その商品量や使いやすさで、近年人気を集めている証券会社です。
ここでは、楽天証券の口座開設についての基本的な知識や流れなど、知っておきたい情報をまとめて紹介します。
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楽天証券とは?
はじめに楽天証券の基本概要や特徴、メリットなどについて解説します。
楽天証券の基本概要
楽天証券は、1999年に設立されました。楽天株式会社の創業は、1997年なので比較的早い時期から証券事業に取り組んでいたことが分かります。「低コストでお得。はじめてでも使いやすい商品・サービス」をモットーに、2021年には「J.D.パワー個人資産運用ネット証券部門」で顧客満足度No.1を獲得するまでに成長しました。
国内外株式や投資信託、投信積立、FX、外貨建てMMF、債券、金・プラチナ投資など幅広い商品を提供しています。1万円からお任せ資産運用を始めることができる「楽ラップ」というロボアドバイザー商品や100円から始められる投信積立なども魅力です。
楽天証券の特徴やメリット
楽天証券は、手数料の安さが大きな特徴です。ネット証券ではトップクラスの安さを誇り、国内株式で現物手数料ゼロ円からの投資もできます。手数料の種類は「超割コース」「いちにち定額コース」の2つです。
・超割コース
1回の取引金額で手数料が決まり手数料の1%分がポイントバックされます。
・いちにち定額コース
1日の取引金額が合計100万円までであれば手数料は無料となるため、限度枠で何度も売り買いができます。
楽天グループならではのサービスとして楽天ポイントとの連動も大きな魅力です。「投資額に応じたポイント付与」「楽天カード払いでのポイント付与」「楽天銀行口座引き落としでのポイント付与」など、さまざまな方法で楽天ポイントをためることができます。また他のサービスでた まった楽天ポイントを、楽天証券での投資に充てることも可能です。
楽天証券では、楽天グループ利用者が気軽に証券取引を開始できるよう配慮されています。ネット上のフォームから最短5分で口座開設でき、わずか3つのステップで口座開設の手続きが完了。その他、オリジナルツールの提供により確実でスピーディーな情報収集が可能です。
株初心者から熟練者まで、必要に応じた情報を得ながら効果的な投資を行えるように環境が整えられています。
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楽天証券の口コミ・評判
楽天証券の評判はどうでしょうか。ネットの声をご紹介します。
・ツールの画面が見やすく使いやすい
・楽天市場などを使っているので入りやすかった
・手数料が安い
・スマホの画面が見やすい
楽天証券の場合、他の証券会社より敷居が低いと考える人が多いようです。またアプリもわかりやすいという声が多くありました。
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楽天証券で口座開設をするなら押さえておきたい4つのこと
楽天証券で口座開設をする際に知っておきたい主な項目は、以下の4つです。
口座開設の審査基準
各証券会社では、証券取引口座の開設にあたり審査基準を設けています。ただしクレジットカードを作るときのような個人信用情報に関わるものではありません。しかし申し込みの記載に不備があったり現状と異なったりする場合には、開設できないこともあります。具体的な審査基準については、後で詳しく説明していきます。
口座開設にかかる日数
口座開設の手続き自体は、ネット上から短時間で完了できます。しかし実際に取引を開始するには、楽天証券から送付されるIDやパスワードの到着を待たなければなりません。あらかじめ口座開設にかかる日数を確認しておくといつごろから取引ができるようになるのかが分かります。
口座開設キャンペーンの活用について
楽天証券では、証券口座開設にあたって、ユーザーにお得なキャンペーンを随時開催しています。口座を開設するだけでポイント還元されることもありますが、クレジットカード利用などの条件が付帯する場合などもあります。口座開設キャンペーンの利用は基本的に一度限りのため、キャンペーンの機会を逃さずに手続きをするように心がけましょう。
口座開設を行う手順
楽天証券の口座開設は、それほど難しいものではありませんが、あらかじめ手順を押さえておくと安心です。流れを知っておけば必要書類の準備を慌てずに行うことができます。
1:楽天証券で口座開設をする際の審査基準
楽天証券で口座開設をするための条件を見ていきます。
国内居住者か否か
楽天証券に口座開設ができるのは、日本国内に居住している場合に限られます。日本に国籍がある場合でも海外に居住している場合は開設できません。またすでに楽天証券の口座を開設しており海外へ移住する場合には、所定の手続きが必要となります。国内居住者であれば未成年者でもネット上から「未成年口座」の開設申し込みが可能です。
反社会的勢力ではないか
楽天証券に限らず全証券会社に共通する審査基準が反社会的勢力との関わりです。暴力団員・暴力団関係者・総会屋への関連性がある場合には、証券口座の開設はできません。申込時に隠して開設しても、反社会的勢力と判明した時点で取引停止となり強制的に解約されます。楽天証券では、「反社会的勢力に対する基本方針」を示し、その排除に努めることを表明しています。
本人以外からの申し込みではないか
証券口座開設の申し込みについては、未成年口座を除き本人以外は手続きができません。証券会社は 法令により、本人以外の名義を使用した注文を受託してはならないことが定められています。これは、脱税やマネー・ローンダリング、相場操縦などの不公正取引に、架空の名義や他人の名義が使用されるのを防ぐためです。
楽天証券でも自身の責任と資金で取引が行われることを前提としており、ログインID、パスワードなどの情報を他者に開示したり譲渡したりするのを禁じています。本人以外からの申し込みであるのが明らかになった場合には、取引停止や口座解約などの措置を取られる可能性があるため、注意しましょう。
2:楽天証券で口座開設にかかる日数
申し込みフォームへの入力操作は、5分程度で完了できます。口座開設でこれまで時間がかかっていたのは、本人確認書類のアップロードとログインID・パスワードの郵送部分でした。郵送時に本人の所在確認が行われることで本人確認書類との照合がなされていたのです。しかし2020年5月からは、本人確認を電子的に行う「eKYC」が導入されています。
eKYCとは「electronic Know Your Customer」の略で、本人確認を電子的に行う仕組みです。これによりログインID・パスワードがメール送信できるようになったため、口座開設に要する時間が「約5営業日」から「翌営業日~」へ大幅短縮になっています。「eKYC」では口座開設時にスマホで顔写真を撮影し、運転免許証や個人番号カードとの照合を行うことで本人確認をスピーディーに行うことが可能です。
問題なく認証されれば翌営業日以降ログインID・パスワードが送信されます。ただし「eKYC」を使えるのは、運転免許証・個人番号カードのみ。それ以外の本人確認書類を使う場合は、従来の本人確認方法となり、「約5営業日」の日数を要するため、急いでいる人は注意が必要です。
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3:楽天証券の口座開設キャンペーンを上手く活用しよう
楽天証券では、随時キャンペーンを開催しています。過去のキャンペーンも含めて紹介します。
現在行われているキャンペーン
米国株取引手数料(実質)無料プログラム | 2021年7月1日以降に総合口座を開設し、米国株取引(約定)をされた場合、取引手数料を全額キャッシュバック |
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iDeCo秋の口座開設キャンペーン | キャンペーンにエントリーし、期間内にiDeCo口座開設で200ポイントプレゼント。さらに抽選で10名に1万ポイント、500名に1000ポイントをプレゼント |
純金プラチナ積立デビューキャンペーン | キャンペーン対象期間中にはじめて純金プラチナの積立取引を行うと積立合計金額1000円ごとに10ポイントプレゼント(3ヵ月継続) |
楽天銀行口座開設+自動入出金設定でもれなく現金プレゼント | キャンペーン期間中に楽天銀行口座を開設、マネーブリッジ登録で1000円をプレゼント |
過去に行われたキャンペーン
・楽天銀行と楽天証券口座同時開設でもれなく2000ポイントプレゼント(2021年6月1日~ 8月2日)
・新規で総合口座を開設後、証券取引の実施で最大で9万ポイントをプレゼント(2016年)
これから口座開設する方へおすすめのキャンペーン
これから口座開設を考えている証券取引初心者なら「iDeCo秋の口座開設キャンペーン」がおすすめです。「iDeCo」は、運用益だけでなく積立額(掛金)全額が所得控除、受取時も一定額まで対象となるため、所得税・住民税が軽減される節税効果が期待できるので、この機会に開設してみましょう。
また「楽天銀行口座開設+自動入出金設定」もおすすめのキャンペーンです。楽天証券を賢く使うのであれば、楽天銀行口座との連動(マネーブリッジ)がとても便利。同時に開設しておけば資産運用がスムーズにできるでしょう 。
4:楽天証券で口座開設を行う手順
楽天証券で口座開設を行う流れを確認します。
申し込みは5分で完結するので、開設を行いトレードを始める準備をしましょう。
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口座開設の申込
楽天証券のホームページ内の「口座開設」ボタンから申し込みに進みます。
本人確認書類の選択・提出
提出する本人確認書類を選択しアップロードを行います。上述したように運転免許証または個人番号カードがあり、スマホで本人確認ができる場合は「eKYC」を利用できます。
本人情報の入力
氏名・住所などの本人情報を入力。スマホで本人確認を行った場合は、ログインパスワードの登録を行います。
ログインIDの受け取り(メール)
審査完了後、ログイン用IDがメールで送付されます。「書類アップロードで本人確認」の場合は、ログインIDと初期パスワードが郵送されます。
初期設定(マイナンバーの提出)
楽天証券ホームページ内の「ログイン」ボタンからID・パスワードを入力してログインします。取引を始める際に必要な暗証番号、勤務先情報などの初期設定を行うと完了後にマイナンバー登録画面に遷移。マイナンバーの登録をすると取引が可能です。
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楽天証券の口座開設まとめ
証券取引をしたことがない方にとっては、投資を始めるのに戸惑いを感じてしまうかもしれません。しかし、日ごろから慣れ親しんだ楽天グループが提供する証券会社であればハードルも下がってくるでしょう。口座開設の申し込みも簡単で、最短翌営業日には取引ができる点は大きなメリットです。お得なキャンペーンもたくさんあり、楽天ポイントも貯たまります。
楽天利用者はもちろん、それ以外の方も証券会社の口座開設で迷っている場合は、お得に利用できる楽天証券の口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
日系サプライチェーン企業に勤務し、数年前に米国駐在員に。2018年ごろから米国株投資を始めた、兼業投資家。投資ブログ『もみあげの米国株投資─お金で幸せになる!─』やTwitterで、米国株や米国経済にまつわる情報を積極的に発信している。著書『もみあげ流 米国株投資講座』がある。
ブログ:もみあげの米国株投資-お金で幸せになる
Twitter:@momiage0088