どの金融機関でつみたてNISAをはじめるか悩んでいる人も多いだろう。あるいはSBI証券でNISA口座を開設したものの、銘柄選びに困っている人もいるはずだ。
SBI証券のつみたてNISAは、取扱銘柄数の豊富さや充実したポイントサービスなど、さまざまな特徴を有している。
そこで今回はSBI証券のつみたてNISAをおすすめする理由や、SBI証券で購入できるおすすめの銘柄を紹介する。
- SBI証券のつみたてNISAがもつ特徴やメリット
- SBI証券で購入できるおすすめのつみたてNISA銘柄
- 知っておきたいおすすめの設定
SBI証券のつみたてNISAをおすすめする7つの理由
SBI証券のつみたてNISAに関する概要は以下の通りだ。
取扱銘柄数 | 195本 |
---|---|
最低積立額 | 100円 |
積立頻度 | ・毎日 ・毎週 ・毎月 |
獲得可能ポイント | ・Tポイント ・Vポイント ・Pontaポイント ・dポイント ・JALマイル |
ポイント投資 | 可能 ※TポイントおよびPontaポイントのみ |
クレジットカード決済 | 可能 |
概要を踏まえたところで、SBI証券のつみたてNISAをおすすめする理由として以下の7項目を解説する。
- 理由① 投資信託の保有でポイントが貯まる
- 理由② クレジットカードで積立投資をするとVポイントが貯まる
- 理由③ 貯めたいポイントは5種類から選べる
- 理由④ TポイントやPontaポイントが投資に使える
- 理由⑤ つみたてNISAの取扱銘柄数No.1
- 理由⑥ 年間40万円の投資枠を使い切れる
- 理由⑦ 積立頻度が毎月、毎週、毎日から選べる
理由①投資信託の保有でポイントが貯まる
SBI証券は、投資信託の保有でポイントが貯まる。しかも競合他社より貯まりやすい。
各社の投資信託保有ポイントに関する概要は以下の通りだ。
社名 | 投資信託保有ポイント 概要 |
---|---|
SBI証券 | 月間平均保有金額の最大0.25%をポイントを還元 ・通常銘柄の場合 1,000万円未満:0.10% 1,000万円以上:0.20% ・SBIプレミアムチョイス銘柄の場合 1,000万円未満:0.15% 1,000万円以上:0.25% ・その他銘柄の場合 ファンド毎にSBI証券が指定した付与率 |
楽天証券 | 毎月末時点の投資信託保有残高が、はじめて基準残高に到達した場合に以下に沿いポイントを還元 10万円に到達:10ポイント 30万円に到達:30ポイント 50万円に到達:50ポイント 100万円に到達:100ポイント 200万円に到達:100ポイント 300万円に到達:100ポイント 400万円に到達:100ポイント 500万円に到達:100ポイント 1,000万円に到達:500ポイント 1,500万円に到達:500ポイント 2,000万円に到達:500ポイント |
マネックス証券 | 月間平均保有金額の最大0.08%をポイントを還元 通常銘柄:0.08% マネックス社指定銘柄:0.0%または0.03% |
例えば、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)という銘柄について、100万円分を1年間保有していた場合、各社で獲得できる年間ポイントは以下となる。
社名 | ポイント還元率 |
---|---|
SBI証券 | 500ポイント 100万円×0.05%=500ポイント |
楽天証券 | 190ポイント |
マネックス証券 | 300ポイント 100万円×0.03%=300ポイント |
理由②クレジットカードで積立投資をするとVポイントが貯まる
なお、こちらの記事ではつみたてNISAのクレジットカード積立てにおすすめしたいクレジットカードなどを詳しく解説している。ぜひ、ご一読いただきたい。
理由③貯めたいポイントは5種類から選べる
SBI証券は貯めたいポイントを5種類から選択可能だ。
以下に、各社で貯められるポイントサービスをまとめた。
社名 | 貯められるポイントサービス |
---|---|
SBI証券 | ・Tポイント ・Vポイント ・Pontaポイント ・dポイント ・JALマイル |
楽天証券 | ・楽天ポイント ・楽天証券ポイント |
マネックス証券 | ・マネックスポイント |
普段利用しているポイントサービスを、つみたてNISAでも使えるのは嬉しいメリットといえるだろう。
理由④ TポイントやPontaポイントが投資に使える
SBI証券はTポイントやPontaポイントをつみたてNISAへの投資に使える。
各社が提供しているポイント投資の概要は以下の通りだ。
社名 | ポイント投資対象 |
---|---|
SBI証券 | ・投資信託のスポット買付け ・投資信託の積立買付 ※つみたてNISAも対象 |
楽天証券 | ・投資信託のスポット買付け ・投資信託の積立買付 ※つみたてNISAも対象 ・国内株式(現物) ・米国株式(現物・円貨) ・バイナリーオプション |
マネックス証券 | ・投資信託のスポット買付け ※つみたてNISAは不可 |
実は、つい最近までつみたてNISAにポイント投資ができるのは楽天証券のみだった。
だが、2023/2/27(月)よりSBI証券がTポイントおよびPontaポイントによる投信積立サービスをスタートさせたのだ。
現在もなお、ポイント投資の対象は楽天証券の方が多い。ただし、その差は徐々に狭まってきているといえるだろう。
理由⑤ つみたてNISAの取扱銘柄数No.1
SBI証券は、つみたてNISAの取扱銘柄数が証券業界で最も多い。
各証券会社のつみたてNISAにおける取扱銘柄数は次の通りである。
社名 | つみたてNISA 取扱銘柄数 |
---|---|
SBI証券 | 195本 |
楽天証券 | 192本 |
マネックス証券 | 169本 |
野村證券 | 7本 |
大和証券 | 26本 |
みずほ銀行 | 12本 |
三菱UFJ銀行 | 12本 |
三井住友銀行 | 4本 |
証券業界の中でも、ネット証券会社はつみたてNISAの取扱銘柄数が豊富な傾向にある。その中でもSBI証券は最も多い銘柄を取り扱っているのだ。
つみたてNISAの銘柄は、それぞれ投資対象や投資方針、さらには保有コスト(信託報酬など)が異なる。そのため、より多くの銘柄を取り扱っている方が自身の投資スタイルとマッチするものを見つけられるだろう。
理由⑥ 年間40万円の投資枠を使い切れる
SBI証券は、つみたてNISAの年間投資枠である40万円を余すことなく使い切れる。
つみたてNISAは、制度上設定時点で40万円を超える設定ができないようになっている。そのため、年の途中でつみたてNISAをはじめた場合、年間投資枠が余ってしまうことがあるのだ。
このようなケースに対応するために、SBI証券は以下2つの機能を提供している。
- ボーナス月設定
- NISA枠ぎりぎり注文
ボーナス月設定とは、通常の積立設定とは別に年2回まで積立金額の増額月を指定できる機能だ。一度設定しておけば、以降は対象月になると自動的に積立金額を増額してくれる。
また、NISA枠ぎりぎり注文とは、年間投資可能枠が積立設定金額以下の場合に、積立注文金額を引き下げて積立買付を行い、可能な限りNISA枠を使い切る機能だ。
なお、つみたてNISAを含む現行NISA制度は抜本的な拡充や恒久化が図られ、2024年から「新しいNISA」として再スタートを切る。現行のつみたてNISAと「新しいNISA」はそれぞれ非課税投資枠を持てるため、2023年内につみたてNISAをスタートすれば最大1,840万円分の投資を非課税にできるのだ。
SBI証券であれば、今からつみたてNISAをスタートしても上記機能を活用して年間投資枠である40万円を可能な限り消化できるのが嬉しいメリットといえるだろう。
理由⑦ 積立頻度が毎月、毎週、毎日から選べる
SBI証券は、つみたてNISAの積立頻度を「毎月」「毎週」「毎日」の3種類から選択できる。
各社の積立頻度は以下の通りだ。
社名 | つみたてNISA 積立頻度 |
---|---|
SBI証券 | ・毎月 ・毎週 ・毎日 |
楽天証券 | ・毎月 ・毎日 |
マネックス証券 | ・毎月 ・毎日 |
他社の積立頻度は「毎月」および「毎日」しか対応していないところが多いが、SBI証券は「毎週」にも対応している。「毎週」を選択すると、月曜日~金曜日の中で好きな曜日に積立てを行える。
なお、クレカ積立ての場合は積立頻度を指定できず、固定で「毎月コースの1日申込」となる点にはご注意いただきたい。
SBI証券のつみたてNISAで初心者におすすめの銘柄10選
つみたてNISAをはじめたばかり、あるいはこれからはじめようとしている初心者は、どの銘柄を購入すべきか悩んでいる人も多いだろう。
つみたてNISAの銘柄を選ぶときは、可能な限り信託報酬などの保有コストが低い「インデックスファンド」を選ぶとよい。ここでは特に初心者におすすめの10銘柄を紹介する。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- iFree NYダウ・インデックス
- ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
- DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
なお、銘柄の選び方や組み合わせ方については、以下の記事で詳しく解説している。ぜひ参考にしてほしい。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500
おすすめ銘柄の1つ目は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」だ。
ここではS&P500をインデックスとする以下3つの銘柄について比較する。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- iFree S&P500インデックス
銘柄名 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | iFree S&P500インデックス |
---|---|---|---|
委託会社名 | 三菱UFJ国際投信 | SBIアセットマネジメント | 大和アセットマネジメント |
基準価格 | 2万1,540円 | 1万9,737円 | 2万3,985円 |
純資産 | 2,216256百万円 | 952,924百万円 | 101,302百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.09372%以内 | 0.0938%程度 | 0.22% |
トータルリターン(3年) | 23.32% | 23.15% | 23.13% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.0326% | 0.022% | 0.05% |
eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)は、三菱UFJ国際投信が運用する大人気シリーズだ。シリーズの純資産総合計は2022年8月時点で3兆円を突破、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」でも20位以内に6本もランクインしている。
そのシリーズの1つであるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動した投資成果を目指している。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は類似銘柄と比較しても、信託報酬が低くトータルリターンが高いのが特徴といえるだろう。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
おすすめ銘柄の2つ目は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」だ。
ここでは全世界株式をインデックスとする以下3つの銘柄について比較する。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
銘柄名 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド |
---|---|---|---|
委託会社名 | 三菱UFJ国際投 | SBIアセットマネジメント | 楽天投信投資顧問 |
基準価格 | 1万8,843円 | 1万7,807円 | 1万8,272円 |
純資産 | 1,171,413百万円 | 115,065百万円 | 302,803百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.1133%以内 | 0.1102%程度 | 0.195%程度 |
トータルリターン(3年) | 20.56% | 20.29% | 20.24% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.0415% | 0.0022% | 0.05% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)も、信託報酬の低さが魅力だ。また、わずかではあるがトータルリターンも類似銘柄よりも高い。
注目したい点は純資産だ。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、3銘柄の中で最も遅く運用が開始されたが、純資産は群を抜いている。また、SBI証券における2023年5月のランキングでは、以下項目において1位を獲得している点をみても投資家から高く評価されていることがわかる。
- 積立設定金額(月間)
- 積立設定件数(月間)
なお、全世界株式は高い分散投資効果が期待できる点もメリットといえるだろう。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
おすすめ銘柄の3つ目は「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」だ。
ここでは日本を除く全世界株式をインデックスとする以下2つの銘柄について比較する。
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- Smart-i Select 全世界株式インデックス(除く日本)
銘柄名 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | Smart-i Select 全世界株式インデックス(除く日本) |
---|---|---|
委託会社名 | 三菱UFJ国際投信 | りそなアセットマネジメント |
基準価格 | 1万8,950円 | 1万1,439円 |
純資産 | 265,477百万円 | 359百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.1133%以内 | 0.1144% |
トータルリターン(1年) | 10.29% | 10.15% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.0415% | 0.042% |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、日本以外の先進国および新興国の株式市場の値動きと連動する投資効果を目指している。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)との違いは「日本を投資対象としているか否か」という点だ。
ただし、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の日本への投資はわずか5.4%程度だ。そのため、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、ほぼ同様の特徴を有しているといえる。
投資方針として日本を対象とするか否かで上記銘柄を選ぶとよいだろう。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
おすすめ銘柄の4つ目は「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」だ。
ここでは全米株式をインデックスとする以下2つの銘柄について比較する。
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
銘柄名 | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
---|---|---|
委託会社名 | SBIアセットマネジメント | 楽天投信投資顧問 |
基準価格 | 1万2,484円 | 2万2,032円 |
純資産 | 159,830百万円 | 963,629百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.0938%程度 | 0.162%程度 |
トータルリターン(1年) | 10.68% | 10.66% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.022% | 0.05% |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、楽天・全米株式インデックス・ファンドと比較しても信託報酬の低さが魅力だ。
なお1つ目に紹介した「S&P500」と「全米株式」は、どちらも米国株式への投資を行っているのが共通点だ。
ただし、前者は米国の主要産業を代表する大型株500社で構成されているが、後者は米国株式市場の大型株から小型株までを対象とし、投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしている。
そのため、より分散効果を期待するのであれば「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」がおすすめといえる。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
おすすめ銘柄の5つ目は「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」だ。
ここでは先進国株式をインデックスとする以下3つの銘柄について比較する。
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- たわらノーロード 先進国株式
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド
銘柄名 | eMAXIS Slim先進国株式インデックス | たわらノーロード 先進国株式 | SBI・先進国株式インデックス・ファンド |
---|---|---|---|
委託会社名 | 三菱UFJ国際投信 | アセットマネジメントOne | SBIアセットマネジメント |
基準価格 | 2万2,469円 | 2万4,215円 | 1万7,588円 |
純資産 | 476,428百万円 | 323,829百万円 | 16,457百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.09889%以内 | 0.09889%以内 | 0.1022%程度 |
トータルリターン(3年) | 22.23% | 22.21% | 20.79% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.0349% | 0.05% | 0.025% |
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指す銘柄だ。
eMAXIS Slimシリーズということでご多分に漏れず、投資家から高い評価を得ている。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」で5位という実績は、その人気の証といえるだろう。
対象インデックスの国および地域としては米国が74.2%を占めており、その後イギリス(4.4%)やカナダ(3.8%)が続いている。
なお、最近「eMAXIS Slimシリーズ」と誤認して「eMAXISシリーズ」を購入する人が増加しているようだ。「eMAXIS Slimシリーズ」と比較すると「eMAXISシリーズ」は信託報酬が高い。
具体的には「eMAXIS 先進国株式インデックス」は、信託報酬が0.66%以内となっている。銘柄名が類似しているため、十分注意してほしい。
iFree NYダウ・インデックス
おすすめ銘柄の6つ目は「iFree NYダウ・インデックス」だ。
ここではダウ・ジョーンズ工業株価平均をインデックスとする以下3つの銘柄について比較する。
- iFree NYダウ・インデックス
- eMAXIS NYダウインデックス
- たわらノーロード NYダウ
銘柄名 | iFree NYダウ・インデックス | eMAXIS NYダウインデックス | たわらノーロード NYダウ |
---|---|---|---|
委託会社名 | 大和アセットマネジメント | 三菱UFJ国際投信 | アセットマネジメントOne |
基準価格 | 2万8,372円 | 3万5,884円 | 2万2,787円 |
純資産 | 50,834百万円 | 45,497百万円 | 12,101百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.2475% | 0.66%以内 | 0.2475% |
トータルリターン(3年) | 20.98% | 20.44% | 20.94% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.05% | 0.1% | 0.05% |
iFree NYダウ・インデックスは、米国の株式に投資しダウ・ジョーンズ工業株価平均の動きに連動した投資成果を目指す銘柄だ。
ダウ・ジョーンズ工業株価平均とは、米国を代表する優良30銘柄から算出した株価指数であり、株価が高い銘柄の影響を受けやすいという特徴がある。
米国市場の中でも、特に厳選された企業に投資したいという人にはおすすめの銘柄だ。
ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
おすすめ銘柄の1つ目は「ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型」だ。
ここでは「4資産均等型」をインデックスとする以下3つの銘柄について比較する。
- ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
- eMAXISバランス(4資産均等型)
- つみたて4資産均等バランス
銘柄名 | ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型 | eMAXISバランス(4資産均等型) | つみたて4資産均等バランス |
---|---|---|---|
委託会社名 | ニッセイアセットマネジメント | 三菱UFJ国際投信 | 三菱UFJ国際投信 |
基準価格 | 1万5,542円 | 1万5,228円 | 1万4,354円 |
純資産 | 31,982百万円 | 6,863百万円 | 16,575百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.154%以内 | 0.55%以内 | 0.242%以内 |
トータルリターン(3年) | 9.20% | 8.92% | 9.27% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.05% | 0.1% | 0.05% |
ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型は、国内外の株式および債券へ分散投資を行う。具体的な基本投資割合は以下の通りだ。
- 国内株式 25%
- 国内債券 25%
- 先進国株式 25%
- 先進国債券 25%
一般的に債券は株式を超えるリターンは期待できない分、リスクも低いといわれている。
そのため、安定した投資を目指す人にはおすすめの銘柄だ。
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
おすすめ銘柄の8つ目は「DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)」だ。
ここでは「債券重視型」とよばれる以下3つの銘柄について比較する。
- DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
- 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
銘柄名 | DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型) | 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) | 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型) |
---|---|---|---|
委託会社名 | ニッセイアセットマネジメント | 三井住友DSアセットマネジメント | 楽天投信投資顧問 |
基準価格 | 2万1,131円 | 1万7,208円 | 1万1,266円 |
純資産 | 27,095百万円 | 19,261百万円 | 4,149百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.154% | 0.242% | 0.223% |
トータルリターン(3年) | 4.81% | 4.33% | 1.92% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.05% | 0.05% | 0.05% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)の基本投資割合は以下の通りだ。
- 国内債券インデックス 45%
- 外国債券インデックス 20%
- 国内株式インデックス 20%
- 外国株式インデックス 10%
- 短期金融資産 5%
銘柄名が示す通り債券を中心とした投資方針となっている。慎重かつ安定的に運用したいという人におすすめしたい銘柄だ。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
おすすめ銘柄の9つ目は「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」だ。
ここでは「8資産均等型」とよばれる以下3つの銘柄について比較する。
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- eMAXISバランス(8資産均等型)
- たわらノーロード バランス(8資産均等型)
銘柄名 | eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) | eMAXISバランス(8資産均等型) | たわらノーロード バランス(8資産均等型) |
---|---|---|---|
委託会社名 | 三菱UFJ国際投信 | 三菱UFJ国際投信 | アセットマネジメントOne |
基準価格 | 1万4,366円 | 2万6,079円 | 1万3,953円 |
純資産 | 201,750百万円 | 45,634百万円 | 46,479百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.143%以内 | 0.55%以内 | 0.1435%以内 |
トータルリターン(3年) | 10.19% | 9.79% | 9.29% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.05% | 0.1% | 0.05% |
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の基本投資割合は以下の通りだ。
- 国内株式 12.5%
- 先進国株式 12.5%
- 新興国株式 12.5%
- 国内債券 12.5%
- 先進国債券 12.5%
- 新興国債券 12.5%
- 国内リート 12.5%
- 先進国リート 12.5%
このように幅広い地域および投資対象に分散投資をしているため、リスクを抑えた運用が期待できる。また、類似銘柄の中でもeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は最も信託報酬が低い。こちらの点も魅力といえるだろう。
eMAXIS Slim新興国株式インデックス
おすすめ銘柄の10個目は「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」だ。
ここでは新興国の株式をインデックスとする以下3つの銘柄について比較する。
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド
- iFree 新興国株式インデックス
銘柄名 | eMAXIS Slim新興国株式インデックス | SBI・新興国株式インデックス・ファンド | iFree 新興国株式インデックス |
---|---|---|---|
委託会社名 | 三菱UFJ国際投信 | SBIアセットマネジメント | 大和アセットマネジメント |
基準価格 | 1万3,256円 | 1万3,050円 | 1万7,909円 |
純資産 | 114,120百万円 | 21,160百万円 | 11,507百万円 |
信託報酬(税込)/年 | 0.189%以内 | 0.176%程度 | 0.374% |
トータルリターン(3年) | 13.25% | 13.60% | 17.12% |
投信マイレージポイント付与率(年率) | 0.05% | 0.02% | 0.05% |
eMAXIS Slim新興国株式インデックスが投資対象とする主な国および地域と、その構成比率は以下の通りだ。
- 中国 31.3%
- インド 15.3%
- 台湾 13.8%
- 韓国 10.7%
- ブラジル 5.8%
- サウジアラビア 4.8%
- 南アフリカ 3.5%
- メキシコ 2.2%
- インドネシア 2.2%
- その他 10.4%
一般的に新興国株式はハイリスクかつハイリターンといわれている。そのため、高いリターンを期待する人にはおすすめの銘柄といえる。
このeMAXIS Slim新興国株式インデックスは、信託報酬が低いeMAXIS Slimシリーズであり投資家からの人気が高い点も、おすすめしたい理由の1つだ。
SBI証券のつみたてNISAでおすすめの買い方
SBI証券のつみたてNISAは「現金(口座引落し)」あるいは「クレジットカード」での決済に対応しているが、おすすめしたいのは「クレジットカード決済(クレカ積立て)」だ。
SBI証券でクレカ積立てを行うと、積立金額に対して一定のポイントが還元される。現金決済の場合は、積立金額に対するポイント還元は一切ない。月々のポイントはわずかでも年間にするとそれなりに大きなポイントとなるため、もらわない手はないだろう。
なお、SBI証券は複数のクレジットカード決済に対応しているが、最もおすすめしたいのが東急カードによるクレカ積立てだ。東急カードであれば積立金額に対してポイントを獲得できるのも嬉しい点だ。
次の記事では、SBI証券におけるつみたてNISAの買い方を詳しく解説している。つみたてNISA購入時の参考にしてほしい。
SBI証券のつみたてNISAでおすすめの設定
SBI証券でつみたてNISAにチャレンジするのであれば、おすすめしたい設定がある。ここでは、以下3つの設定について紹介する。
- メインポイントの設定
- 東急カードの登録
- 住信SBIネット銀行連携サービスへの登録
メインポイントの設定
SBI証券はさまざまなポイントサービスに対応している。どのポイントを選ぶべきかは人によっても異なるが、迷っている人にはTポイントおよびPontaポイントをおすすめしたい。この2つのポイントサービスであれば、つみたてNISAに対してポイント投資ができる。
どのポイントを利用するかは「メインポイント設定」で設定可能だ。設定方法は以下の通りである。
- SBI証券のWebサイトにログインする。
- ホーム画面に表示される「メインポイントを選ぶ >」ボタンをクリックする。
- 「メインポイント設定」画面に遷移する
- 「設定したいポイント」から任意のポイントを選択する
なお、メインポイントは上記画面からいつでも変更可能だ。忘れずに設定しておこう。
東急カードの登録
あらかじめ東急カードを登録しておけば、つみたてNISAの積立設定時にスムーズにクレジットカード決済を指定できる。
設定方法は以下の通りだ。
- SBI証券のWebサイトにログインする。
- こちらのページより「クレカ登録はこちら」をクリックする。
- カード登録画面で各種規約を確認、同意する。
- 取引パスワードを入力してカード会員認証ボタンをクリックする。
- 東急カードのページへ遷移するのでカード会員認証を行う。
なお、かんたん積立アプリでもクレジットカードの登録ができる。
- アプリ右下のボタンをクリックする。
- メニューが表示された後に「クレジットカード登録・変更」をクリックする。
- SBI証券のWebサイト(投信(積立買付)画面)へ遷移する。
- 「クレジットカード決済の設定状況」の「登録する」リンクをクリックする。
- 以降の流れは前述した手順と同様だ。
以降の流れは前述した手順と同様だ。
住信SBIネット銀行連携サービスへの登録
つみたてNISAと直接関係するわけではないが、SBI証券と同一グループである住信SBIネット銀行の口座を連携しておくと、スムーズな入出金が可能となる。
設定方法は以下の通りだ。
- 住信SBIネット銀行Webサイトから「SBIハイブリッド預金」を申し込む。
- 申込内容を確認の上、画面に従いSBI証券のWebサイトへログインする。
- 各種規程を確認、同意する。
15時までに申し込みが完了した場合は当日17時から、15時以降に申し込みが完了した場合は翌営業日17時から「預り金自動スィープサービス」を利用可能だ。
なお、住信SBIネット銀行連携サービスを利用するためには住信SBIネット銀行の口座が必要となる。SBI証券を利用するのであれば、住信SBIネット銀行の口座もあわせて開設しておくとよいだろう。
SBI証券のつみたてNISAでよくある質問
- SBI証券と楽天証券のどっちがおすすめですか?
- クレジットカード決済をするならどのカードがおすすめですか?
- 引き落としはどこから行うのがおすすめですか?
- SBI証券と楽天証券のどっちがおすすめですか?
- おすすめの証券会社は、人によって異なる。
普段から楽天グループ関連のサービスを利用している人、あるいは楽天ポイントを貯めたい・使いたい人には楽天証券がおすすめだ。
上記に該当しないのであればSBI証券をおすすめしたい。
SBI証券のつみたてNISAは、証券業界最多の取扱銘柄数を誇っている。また、利用ポイントを選択できたり、スマートフォンアプリでつみたてNISAの取引が完結する。これらの点を踏まえると、SBI証券の方が高い利便性を有しているといえるだろう
- クレジットカード決済をするならどのカードがおすすめですか?
- SBI証券のつみたてNISAでクレジットカード決済をするのであれば、東急カードがおすすめだ。
- 引き落としはどこから行うのがおすすめですか?
- つみたてNISAを現金決済する場合、引き落とし口座は住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金を使用するのがおすすめだ。 SBIハイブリッド預金であれば定期的な資金移動を自動的に行える。残高確認や入金手続きなどの口座管理が楽になるため、ぜひ利用をご検討いただきたい。
SBI証券のつみたてNISAはおすすめ!
今回はSBI証券のつみたてNISAをおすすめする理由や、おすすめの銘柄を紹介した。
SBI証券はつみたてNISAの取扱銘柄数が証券業界で最も多く、信託報酬が低い銘柄も数多く取り扱っている。そのため、個々の投資スタイルや方針にマッチした銘柄を見みつけやすい点が魅力だ。
また、ポイントサービスに力を入れている点もSBI証券の特徴といえるだろう。
TポイントやPontaポイントなど、自分自身で利用したいポイント(メインポイント)を選択できる点など、利用者に嬉しいサービスが豊富である。
NISA口座をどの金融機関で開設するか迷っている人は、SBI証券を選択肢に追加することをおすすめしたい。