「LINE」の関連サービスであるLINE証券は、スマホで投資することに特化したサービスを展開しています。スマホで気軽に投資ができるように少額から投資が始められる単元未満株を全面に押し出しているのが特徴です。
この記事では、LINE証券の特徴や口座開設の方法について詳しく解説します。
LINE証券の特徴
- ネット証券の中でも「スマホを使った投資」に特化したサービス
- 初心者からの評価が高い
- 口座開設が簡単
- 情報収集も発注もすべてスマホで完結
LINE証券とは?
LINE証券は、その名から分かるように「コミュニケーションアプリ「LINE」の関連サービスです。ここでは、LINE証券の特徴を見てみましょう。
LINE証券の基本概要
LINE証券は「LINE」を手がけるLINE株式会社の傘下企業LINE Financial株式会社と野村ホールディングスが出資して設立したLINE証券株式会社が運用しています。LINE証券は、2018年に設立された証券会社ですが、サービス開始から2年で口座開設数は80万口座を突破。短期間でこれほどまで多くの口座数を集めている理由は「スマホを使った投資」に特化したサービスを展開していることにあります。
LINE証券の評価表
LINE証券の評価 | ||
---|---|---|
口コミ評価 | ||
現物手数料 (1日定額制) |
10万円まで | 99円 |
50万円まで | 275円 | |
100万円まで | 535円 | |
NISA・積立NISA | - | |
投資信託数 | 30本 | |
ミニ株 | ◎ | |
口座開設数 | 約80万口座 | |
総合ランキング | 4位 |
LINE証券の特徴やメリット
LINE証券の特徴は「スマホで投資すること」に特化している点です。
①1株単位での購入を前面に押し出している
多くのネット証券で単元未満株の購入ができますがLINE証券では「いちかぶ」というサービス名で投資初心者に株式投資を推進しています。もちろん現物取引や信用取引も可能です。
②取引ツールアプリをインストールしなくてもいい
LINEアプリを経由して取引サイトにアクセスできます。サイトは、発注機能のほかに「割安な銘柄」「好業績予想銘柄」など銘柄選び便利な20種類以上のカテゴリやアナリスト評価、ニュース情報なども用意。また決算速報レポートをLINEで通知してくれる点もメリットです。情報収集も発注もすべてスマホで完結します。
③口座開設が簡単
口座開設もスマホで行います。審査完了の通知は、LINEのメッセージで送信、取引開始できます。
LINE証券の口コミ・評判
LINE証券の口コミ・評判を見ると「1株から購入できるのが初心者にはありがたい」「扱いやすい銘柄がピックアップされているので初心者にぴったり」と初心者からの評価が高いです。またLINEアプリから証券のページにログインできる点を評価する声もありました。一方で「LINEアプリとは独立した専用アプリがあった方が使いやすいと感じた」と、LINE経由のアクセスに批判的な意見も見られました。
\ LINE証券は初心者におすすめ /
LINE証券で口座開設を行う手順
LINE証券で口座を開設するには、LINEアカウントを所持していることが必須条件です。LINEアプリの「ウォレット」タブを押すとLINE証券のアイコンがあります。LINE証券のサイトに移動して口座開設ページを開き「はじめる」ボタンを押下。「利用規約に同意」画面が現れるので画面下の「同意する」にチェックを入れてOKボタンを押すと「必要事項を確認」画面が現れます。
必要なところにチェックを入れてOKボタンを押すと「本人情報入力」画面が出てきます。
個人情報の入力
「本人情報入力」で氏名や生年月日、住所、などの個人情報を入力します。
携帯電話での認証
携帯電話番号の認証画面で携帯電話番号を入力。SMSで6桁の認証番号が送信されたら数字をSMS認証番号入力欄に入力します。
本人確認情報の入力
口座開設には、本人確認書類と個人番号確認書類が必要です。2種類の書類の組み合わせは、以下の通りです。いずれかの組み合わせを用意します。
本人確認書類 | 個人番号確認書類 |
---|---|
個人番号カード(マイナンバーカード) ※両方の書類を兼ねています |
|
運転免許証 | 個人番号通知カード |
運転免許証 | マイナンバー入りの住民票の写し |
「マイナンバーのご提出」画面で以下のいずれかの中から提出する個人番号確認書類を選択します。
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・個人番号通知カード
・住民票
「個人番号カード」「個人番号通知カード+運転免許証」「マイナンバー入りの住民票の写し+運転免許証」のいずれかを所持している場合、顔と個人番号カードか運転免許証を撮影することで本人確認が完了します。顔を撮影したくない場合、あるいは個人番号カードや運転免許証を持っていない場合は、LINE証券からハガキを受け取る方法で本人確認が必要です。
LINE証券の口座開設キャンペーンを上手く活用しよう
LINE証券では、新しく口座を開設して取引を始める人を後押しするキャンペーン企画を積極的に実施しています。
現在行われているキャンペーン
・「LINE証券口座開設+クイズに正解で最大4,000円相当の株がタダで買える!」(2021年9月30日まで)
口座を開設し簡単なクイズに2問正解すると3株分の購入代金がプレゼントされるキャンペーンです。購入できる銘柄は、対象銘柄の中から選びます。さらに口座開設の翌月までに1万円以上の株を購入すると現金1,000円がもらえます。
過去に行われたキャンペーン
これから口座開設する方へおすすめのキャンペーン(2021年6月11日以降に口座開設した人が対象)
・「口座開設から最大30日 いちかぶ取引コストが0円!」
口座開設完了日から30日間、LINE証券が指定する銘柄(グループA)いちかぶの取引について、場中取引時間帯の取引コストが0円になります。時間内なら何度でも売買ができます。
LINE証券で口座開設をするなら押さえておきたい4つのこと
LINE証券の口座開設を開設するときには、以下のような注意点があります。
口座開設の審査基準
一般的に証券総合口座を開設する際に問われるのは「年齢や居住地」「反社会的勢力でないか」「本人や家族が外国政府の公的地位などに該当していないか」といった点です。申込フォームに職業を記入する欄はありますが、保有資産などを問われることはありません。また所定の必要書類を提出しているかも審査の対象になります。
口座開設にかかる日数
ネット証券の口座開設には、口座開設を申し込む方法としてネットと郵送が用意されています。ネット申込では、申し込みが即日で完了し早ければ翌営業日に口座開設完了の通知メールが届くことも多い傾向です。一方で郵送の場合は、証券会社と申込者の間で郵便物のやりとりが発生するため、申し込んでから口座開設が完了するまで1週間ほどかかることもあります。
なおLINE証券の口座開設は、スマホを使った申込方法のみです。
口座開設キャンペーンの活用について
各証券会社は、口座開設を促進するためのキャンペーンを行っています。例えば口座を開設すると現金が口座に振り込まれたり口座開設から1ヵ月以内に取引を行うと手数料がキャッシュバックされたりするなどといったものです。口座開設キャンペーンを上手に活用しお得に投資を始めてみましょう。
口座開設を行う手順
口座開設をする前に口座開設の手順をチェックしておきましょう。特に本人確認書類と個人番号確認書類は、必ず提出しなければならないため、あらかじめ用意しておくことが重要です。どのような書類を本人確認書類・個人番号確認書類として使うかにより途中で手順が変わることもあるので注意しましょう。
LINE証券で口座開設をする際の審査について
LINE証券で口座開設をする際の審査について具体的に見ていきましょう。
どのような人が審査に落ちてしまうのか
LINE証券の口座開設画面に進むと利用規約への同意を求められます。規約には、口座開設の申し込みに関して以下を満たしていることを条件としています。
・日本国籍を保有し日本に住む70歳以下の成人
・日本国内で利用できるLINEアカウントを持っている
・日本国内向けの携帯電話番号を持っている
・日本語でコミュニケーションが取れる
・過去に金銭の授受などでLINE証券と問題が生じていない
・LINE証券が定める本人確認書類と個人番号などを提出する
また社会的勢力でないことの確約に関する同意も求められます。利用規約に同意すると「20歳以上70歳以下である」「日本国籍を持っている」「外国の重要な公的地位ではない」ことの確認を求められます。つまり上記の項目を満たさないと口座を開設できません。国籍や年齢、反社会的勢力や外国の要人ではないことについては、多くの証券会社に共通した条件です。
しかしLINE証券に特有の条件として「LINEアカウントを持っていること」「国内向けの携帯電話番号を持っていること」が挙げられます。そもそもLINEアカウントを持っていないと口座開設画面に入ることができません。こうした事項をクリアしたうえで本人情報入力に必要事項を記入し本人確認書類や個人番号確認書類を提出することが必要です。
それでも審査に落ちてしまう場合、書類の不備で追加アップロードがなされていなかったり虚偽の内容を記入したとみなされたりした可能性があります。また本人情報入力画面には、職業を選択する欄はありますが資産や収入を記載する欄はないため、資金力は審査基準に設けられていない可能性が高いでしょう。
つまり本人情報を正しく入力し指定された提出書類を正しく提出していれば審査に落ちることはほとんどないと考えられます。
審査に落ちてしまったらどうしたら良いのか
基本的に証券会社は、審査に落ちた理由を公開していません。また審査基準は、各証券会社で異なるため、申し込みした証券会社の審査に落ちても別の証券会社で審査に通る可能性があります。
LINE証券で口座開設にかかる日数
口座開設手順の中で「かんたん本人確認」を行うと、最短で申込日の翌営業日から取引が開始できます。「かんたん本人確認」とは、個人番号カード(マイナンバーカード)または運転免許証と申込者の顔をスマホのカメラで撮影することで本人確認を行うものです。「かんたん本人確認」を行わない場合は、LINE証券から送付されるハガキの受け取りによって本人確認をすることになります。
この場合、申し込みから口座開設まで最短4営業日かかる点は押さえておきましょう。
LINE証券の口座開設まとめ
LINE証券は、ネット証券の中でも「スマホ」に特化した証券会社です。大きな資金がなくても株式や投資信託などが始められるように工夫されており、注文ツールもシンプルで使いやすく設計されています。また口座開設もほぼスマホで完結可能です。口座を持つには、LINEアカウントを持っていることが条件となるため、普段からLINEをよく使っている人で投資に興味がある人に向いています。