【保存版】株の買い方 どこで買う?いくら必要?株式投資の基本を解説 【保存版】株の買い方 どこで買う?いくら必要?株式投資の基本を解説

株を買うには、証券口座を開設し取引を行う必要がある。最近では数百円からでも始めることができる。

老後資金として2000万円が必要だとした金融庁の報告書によって、貯金だけではなく株式投資等を通じた資産運用への関心が高まっている。

今まで株をしていなかった人でもこれを機に「やってみようかな」という気持ちになっているかもしれない。株式投資は、身近な企業への投資であるため親しみも持ちやすいものである。

今回は、株に興味を持ち始めたという方に向け、株式投資の基本的な部分を中心に解説していく

この記事に登場する専門家

目次

  1. 株はどこで買えるのか?
  2. 証券会社の選び方
  3. 口座を開設する
  4. SBI証券で国内株式(現物)を買う場合
  5. 楽天証券で国内株式(現物)を買う場合
  6. 株式市場は24時間営業ではない
  7. 株の選び方
  8. どこで投資情報を集める?
  9. 買う数、金額を決める
  10. 成行注文と指値注文の違い
  11. 初心者におすすめの投資方法
  12. 買い注文の成立までが株の購入
  13. 口座開設の流れ(LINE証券の場合)
  14. 最初は資金どれくらいから始めるべきか?
  15. ミニ株など少額投資がおすすめ
  16. 株の買い方に関するよくある質問

株はどこで買えるのか?

株はどこで買えるのか?

「証券取引所」という言葉は、聞いたことがあるという方の方が多いだろう。日本には、5か所に証券取引所があるのだ。

日本最大の取引所で東証と呼ばれる「東京証券取引所」、大証と言われ先物取引が行われる「大阪証券取引所」、東京・大阪に並び3大証券取引所の一つである「名古屋証券取引所」、九州の企業が中心に上場している「福岡証券取引所(福証)」、そして、新興市場であるアンビシャス市場のある「札幌証券取引所」である。

さらに、東京証券取引所ではその中にプライム市場・スタンダード市場・グロース市場などがある。そこで、株式の取引が行われているのだ。

東証は、以上の課題を踏まえて市場区分の見直しに向けた検討を進め、2022年4月4日に、「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つの市場区分がスタートいたしました。

引用元:市場区分見直しの概要 | JPX 日本取引所グループ

ところが、証券取引所に直接赴き株を購入することはできない。証券取引所は、投資家と投資家の間にある存在と考えていただければ、イメージしやすいだろう。

他の投資家が売りたいと思っている株を、証券取引所を通して購入するのだが、その場合には証券会社を通じて買うことになる。さらに日本の企業のほとんどは、株式会社であるがすべての企業の株を購入することはできない。「上場」して初めて、個人の投資家の売買が可能となるのだ。

株式を売買したい人は、証券会社を通じて証券取引所に注文を出します。証券取引所には、多くの注文が集められ、ルールに基づいて売買が成立します。

引用元:証券取引所の役割|なるほど!東証経済教室

証券会社の選び方

証券会社での取引初心者が証券会社を選ぶ際に重視すべきポイントについて、下記3つを紹介する。

証券会社の選ぶ際に重視すべきポイント

手数料

手数料

ネット証券の場合、取引回数が多くなるため、できる限り手数料が安い証券会社を選ぶとよいだろう。

例えば、SBI証券であれば5万円までの約定代金に対して50円(税抜)の手数料がかかる(※「現物」スタンダードプラン手数料の場合)。これは1注文ごとに発生するため、取引回数を多くすればするほど手数料が増えてしまう。またSBIネオモバイル証券では手数料が月額の定額サービスも利用できる。そのため月の取引回数を把握し、自身の投資スタイルに適したネット証券を選択するとよいだろう。

少額投資ができるか

初心者はまず少額から投資を始めることをおすすめする。

いきなり100株や1,000株の株式を購入するとなると、多くの資金が必要となりリスクも大きいため、なかなか手が出しづらくなるからだ。
しかし、証券会社によっては少額から取引できるサービスを提供している会社もある。

IPOの実績

IPOとは別名「新規公開株」とも呼ばれ、未上場の企業が新株を発行して上場することを指す。

新規上場時の公募価格は割安に設定されることが多く、上場後値上がりすることで売却益を出しやすいと多くの投資家から注目をされている。

IPOの購入方法は主に抽選に参加することで、注目度が高く人気のあるIPOは当選することが難しい。
当選確率を上げる方法としては、複数の証券会社の口座からできる限り多くの抽選に参加することが効果的と言えるだろう。証券会社ごとに抽選に参加することができるため、複数の口座を利用すればそれだけ抽選への参加回数も増えることになる。

口座を開設する

口座を開設する

株式投資を始めるためには、証券取引所との間に証券会社を仲介させることが必要となる。口座の開設自体は無料なので、まずは試しに口座を作ってみるのもいいだろう。複数社での口座開設も可能だ。口座を持っていなければ、株式の取引はできないので口座開設が株式投資のスタート地点と言えるだろう。

銀行の口座を作るように、個人情報等を入力し身分証明書を送付すれば手続きは完了する。最近ではネット上で身分証のアップロードが可能な場合も多く、画面の指示に従って入力をしていけば誰でも簡単に口座を持つことができる。

証券会社で取引口座(一般口座または特定口座)を開設する場合

●「マイナンバー(個人番号)確認書類」

●「本人確認書類(運転免許証、各種健康保険証、各種年金手帳、パスポート等)」

●「印鑑」

●「金融機関口座」

が必要になります。

引用元:口座開設の時に必要な書類等は?|投資の時間|日本証券業協会

後日、取引に必要なIDやパスワードが送付されるので、それを使いログインをする。自身が投資に回す資金を、その口座に入金をすれば取引を開始できる状態となる。

各証券会社により、取引画面やチャートツールなどに差があるので、まずは1つの口座を作ってみて、より良いものがないか常にアンテナを張り、より使いやすい証券会社に乗り換えるというのもいいだろう。

専門家のコメント

SBI証券で国内株式(現物)を買う場合

SBI証券の概要
手数料
「現物」スタンダードプラン手数料
10万:99円
50万:275円
100万:535円
積立nisa銘柄数 178銘柄
IPO実績(2021年) 122社
投資信託銘柄数 2,676銘柄
外国株 9カ国
米国株取扱銘柄数 4,200銘柄
米国ETF取扱銘柄数 307銘柄
口座開設最短日数 翌営業日

SBI証券での注文の流れ

公式サイトにアクセス(ログイン)した後、上部の「取引」ボタンを押し、「銘柄コード(4桁の数字)」を入力する。銘柄コードは必ず株価と共に必ず表記されているものなので、購入した銘柄を検索して調べておこう。 「株価表示」を押して個別株のページを表示させる。

注文する「株数」「価格(指値・成行・逆指値)」「期間」を入力し、パスワードを入力した後、「注文確認画面へ」ボタンをクリックする。

表示されたページにて注文内容を確認したら、ページ下部にある「注文発注」をクリックして完了する。 また、注文状況は「注文照会」で確認ができる。

楽天証券で国内株式(現物)を買う場合

楽天証券の概要
手数料
「現物」超割コース
10万:99円
50万:275円
100万:535円
積立nisa銘柄数 180銘柄
IPO実績(2021年) 74社
投資信託銘柄数 2,673銘柄
外国株 6カ国
米国株取扱銘柄数 3,966銘柄
米国ETF取扱銘柄数 324銘柄
口座開設最短日数 翌営業日

楽天証券での注文の流れ

公式サイトにアクセス(ログイン)した後、上部の「国内株式」「注文」「買い注文」の順でボタンを押していき、銘柄名・銘柄コードに購入したい株の銘柄コード(4桁の数字)を入力する。

銘柄名を確認し、「市場」、注文する「数量」「価格(指値・成行)」「執行条件」「口座」を入力し、暗証番号を入力した後、「注文内容を確認する」ボタンをクリックする。

表示されたページにて注文内容を確認したら、ページ左下にある「注文」をクリックして完了する。

株式市場は24時間営業ではない

株式市場は24時間営業ではない

株式は24時間365日取引が可能ではない。平日の9時から11時30分(前場)12時30分から15時(後場)の5時間が取引可能時間である。祝日や土日、時間外の取引はできない

最近ではネットでの取引が中心になり、それ以外の時間でも「注文」を出すことは可能である。祝日、土日に買いの注文を出した場合には、翌営業日の9時に買い注文が実行される。

ただし、証券会社のメンテナンス実行時には注文を出せないこともあるので、そうした情報にも気を配っておくことが必要だ。

SBI証券取引時間

株の選び方

まずは身近な会社から投資

まずは身近な会社から投資

株式投資初心者は、まずは身近な会社に投資をしてみよう。株式投資は企業活動を応援するものである。身近な会社であれば、情報収集がしやすいため、知らない会社に投資するよりもおすすめだ。

普段から利用している商品・サービスの会社や知っている会社の株を買って、株主優待や配当金を受け取れば非常に嬉しい。また、投資をすることで会社や商品・サービスに対する見方がこれまでとは変わる。

知らない会社に投資をすると、消費者の視点で株価を予測することはなかなか難しいものである。しかし、よく知っている会社であれば、「●●の新商品はとても良いから株価が上がる」「■■のサービスを利用している人が周りに増えてきたので株価が上がる」など、消費者の視点で将来性や株価動向を予測することが可能である。身近な会社から投資をすることで、楽しみながら株式投資を学ぶことができる。

株主優待が貰える会社に投資

株主優待が貰える会社に投資

株主優待を実施している会社と実施していない会社がある。株主優待は、株式投資の魅力の1つであるため、優待を実施している会社に投資をしよう。商品やサービスに関わるものや特産品、優待券、カタログギフトなど、さまざまな優待を受け取ることができる。

以下は、主な株主優待銘柄である。

・すかいらーくホールディングス(3197)
優待内容:優待カード(年間4,000円~)
必要株式数:100株~

・タカラトミー(7867)
優待内容:トミカセット、公式通販サイト優待割引
必要株式数:100株~

・ビックカメラ(3048)
優待内容:買物優待券(年間3,000円~)
必要株式数:100株~

株主優待銘柄を探すだけでも楽しむことができる。

成長株に投資

成長株に投資

今後、急激に株価上昇が期待できる成長株に投資するのもおすすめである。成長株を見つけるのは簡単なことではないが「今後●●業界が注目されて■■企業の株価が高騰するかもしれない」「新商品の▲▲が大ヒットして●●の株価が急上昇するかもしれない」など、自分で予想をして投資をする楽しさがあり、当たれば多額の利益を得ることも可能である。

例えば、Eコマースプラットフォーム「BASE」やオンライン決済サービス「PAY.JP」などを展開するBASE(4477)は、コロナ渦でネットショップが注目を集めたこともあり、株価が急上昇した。2020年4月頃までは200円~300円前後を推移していたが、2020年10月には株価が3,000円に到達した。わずか半年間で10倍以上の上昇率である。

成長株投資は、リスクも大きくなるが、当たれば多くのリターンが期待できる。

どこで投資情報を集める?

企業のサイト

投資情報は企業のサイトで収集できる。企業のホームページを見れば、商品・サービスや店舗情報などを確認できる。また、IRサイトには株主・投資家向けの情報が数多く掲載されている。IRの主な情報は、以下のとおりである。

・社長メッセージ
・経営方針
・IR資料(決算短信、有価証券報告書など)
・業績・財務データ
・株式・社債情報
・株主優待情報
・配当情報
・月次営業概況 など

企業サイトからは、投資判断に役立つ非常に多くの情報を集めることができる。

新聞や書籍で学ぶ

新聞や書籍から投資情報を得ることもできる。新聞に載っている企業や商品・サービスのニュースから「●●業界が注目されるかもしれない」「■■企業がM&Aをするから株価に影響するかも」など判断することができる。投資家やアナリストなどの書籍を読めば、株式投資の基礎知識やノウハウを吸収することが可能である。新聞や書籍からも多くのことが学ぶことができる。

普段の生活から

普段の生活の中にも投資に役立つ情報はたくさんある。例えば、子どもたちの間で流行っているおもちゃやキャラクター、食べ物などがあれば、運営元を調べてみよう。子どもたちに人気の商品・サービスは全国に広がり、企業業績を押し上げ、株価が上昇する可能性があるからである。

また、飲食店やスーパーのお客さんの入りを見たり、友人たちの間で流行っているものを調べるなどして、銘柄を探すことも可能である。株式投資のヒントは身近なところにたくさんあるため、普段の生活の中でもアンテナを張っておこう。

買う数、金額を決める

買う数、金額を決める

お目当ての銘柄が見つかったら、次は買いの注文を行うことになる。しかし、ただ「買い」をクリックすればいいというわけではない。各企業の株価が異なっていることは説明するまでもないが、日本の株式の最小購入単位は100株であることが多い。

中には、ミニ株と呼ばれるさらに少ない単位での購入が可能な証券会社もあるが、基本的には100株単位での購入になることを覚えておこう。

その企業の株価は、取引時間中であれば常に動いている。その株価に100をかけた金額が、その銘柄を保有するために必要な最低資金となる。加えて、証券会社への手数料として、一定額を支払うことになる。

買い注文をするためには「どれだけ買うのか」を入力しなければならないのだ。もちろん、基本的には入金した金額以上の取引はできないので、予算の範囲内で購入することとなる。

成行注文と指値注文の違い

成行注文と指値注文の違い

株式を購入するためには、成行注文と指値注文を使い分けなくてはいけない。成行注文とは、その時の価格で売買を行う注文方法である。つまり、株価が500円であればその金額であなたは株を保有することになるのだ。

それに対し、指値注文は価格を指定して、その価格になった時に注文が成立する注文方法である。例えば、ある企業の株価が現在800円の場合、「500円になったら買う」と指定して注文を出すのが指値注文である。

実際に株価が500円になった場合には注文が成立し、500円で株式を保有することになる。ただし、その価格に達さない場合には注文は成立しないので、注文を出しただけでは保有することにならないので注意してほしい。

買いの場合で説明をしてきたが、売り注文も同様にその時の価格で売る成行注文と、一定価格まで上昇したら売る指値注文がある。初心者はなかなか指値注文をどこに設定したらいいかわからないという場合も多いだろう。

どちらにもメリットとデメリットはあるが、各証券会社の注文ツールにより、注文方法も異なるので本番取引の前に、自身の使いやすいツールを見つけておくことが大切だ。

逆指値注文とは

逆指値注文とは、指定した価格以上になれば購入し、以下になれば売却するという通常の指値注文とは逆の注文方法のことを言う。

メリットとしては株価が暴落した際に自動的に売付の注文が出るため、ある程度リスクを管理することができる。 小まめにチャートを確認できない場合などに損失を抑えることができるため、状況に合わせて活用しよう。

初心者におすすめの投資方法

株式取引が初心者である場合の投資方法について、下記3つを紹介する

初心者におすすめの投資方法

順張り

順張り

順張りとは株価が上昇している場合に、その流れに合わせて株式を購入する手法。現在の株価がさらに上昇を続けると予想した場合に用いる。

株価が上昇、または下降するタイミングに合わせて売買するため、初心者でも判断しやすく購入しやすい。

中長期での投資

中長期での投資

一時的に利益が出た場合やマイナスになった場合でも決済せずに、銘柄の中長期的な成長を見込み、その株を保有し続ける投資方法
中長期での投資のメリットはリターンが大きくなることだ。また取引回数も少ないため手数料があまりかからないことも特徴である。

ただし株価が下がり続けた場合、利益がマイナスになるというデメリットも。中長期での投資を行う場合はメリット、デメリットを把握した上で行うことをおすすめする。

分散投資

分散投資

分散投資とは投資先を「国内株式、外国株式、金、債権」などに分けて資産を分ける手法である。

1つの商品に資産をすべて投資した場合、その商品が暴落すると大きな損失を受けることになる。だが、さまざまな投資先に資産を分散させておけば、1つの商品価格が大幅に下がった場合でも資産全体への損失は少なくできる。

分散投資は資産を分散させてリスクを低くし安定したリターンが狙えるため、特に投資初心者におすすめの手法である。

専門家のコメント

買い注文の成立までが株の購入

先述したように、注文が「成立」して初めて、株の購入が完了する。指値注文をしている場合には、指定した価格に達さない限りは注文が成立しないので、注文を出しただけでは株を購入したことにはならないのだ。取引時間中の成行注文であれば、注文を出すとその価格で株を保有することになる。

株を買うときのコツ

初心者が株を購入するにあたって、まずは購入したい銘柄の情報収集をすることが大事だ。どんなに安定している企業でも株価は上下を繰り返しながら動いていくため、できるだけ割安になったタイミングを狙おう。

また、逆に上昇を続けている銘柄についても、一度上昇トレンドに乗るとしばらく続く可能性があるため、買い時とも言える。こちらは少々投機性の高い購入の仕方となるので、株価が落ち始めたと感じたらすぐに売却するか、売却する価格設定をきちんと定めておくことが必要になる。

初心者はまず長期的に保有することを考えて、売却益ではなく株主優待や配当金での収益を目指すのが良いだろう。株主優待や配当金を目的に購入する場合には、保有期間や株数などの条件を予め確認しておくことが大切である。

口座開設の流れ(LINE証券の場合)

証券口座の開設方法や実際の購入手順は各証券会社によって異なるが、大まかな流れは同じとなる。
ここではLINE証券を例に紹介しよう。

口座開設手順①:本人情報入力

まずは名前や生年月日等の本人情報を入力。

LINE証券-口座解説①

引用元:LINE証券 | スマホで投資するならLINE証券。(株・ETF/REIT・投資信託)

口座開設手順②:携帯電話番号を入力&SMS認証

次にご自身の携帯電話番号を入力し、SMS認証を済ませる。

LINE証券-口座解説②

引用元:LINE証券 | スマホで投資するならLINE証券。(株・ETF/REIT・投資信託)

口座開設手順③:本人確認書類のご登録

お手元にある本人確認書類の中から、可能な組み合わせを選択。尚、マイナンバーの提出は後日でも可能です。

LINE証券-口座解説③

引用元:LINE証券 | スマホで投資するならLINE証券。(株・ETF/REIT・投資信託)

口座開設手順④:暗証番号の設定

6桁の自分の好きな番号を登録する。忘れないようにメモをしておくことをおすすめします。

LINE証券-口座解説④

引用元:LINE証券 | スマホで投資するならLINE証券。(株・ETF/REIT・投資信託)

口座開設手順⑤:口座申込完了

以上で申込完了です。審査通過後、取引手続きに関する案内が届きます。

LINE証券-口座解説⑤

引用元:LINE証券 | スマホで投資するならLINE証券。(株・ETF/REIT・投資信託)

最初は資金どれくらいから始めるべきか?

現在投資している金額をお知らせください。
現在投資している金額をお知らせください。

いきなり本番の取引をすることはお勧めできない。まずはシミュレーション(デモトレード)等を活用し、十分な知識と経験を積んでほしい。最近では、デモトレードでも実際に存在する銘柄の取引が可能なものもある。

何度でも失敗のできるデモトレードで十分自信をつけ、初めて本番の取引を行ってほしい。最初の資金としては、もちろん用意できる金額は人それぞれだが、一つの銘柄だけではなくリスク回避のために複数銘柄を保有できるくらいの資金を用意してから始めるようにしたいところだ。

一つの銘柄だけ保有していては、リスクが大きすぎる。違う分野で、複数に分け購入することをお勧めしたい

ミニ株など少額投資がおすすめ

株には通常「単元株」という売買単位が決まっており、ほとんどの株式が100株から取引できるようになっている。

しかし、証券会社によっては「単元未満株」のサービスがあり、10株や場合によっては1/100の価格である1株での取引も可能となる。このサービスは各社名称が異なりつつも総称して「ミニ株」と呼ばれることが多く、株価の高い銘柄や投資初心者でも気軽に購入することができる。

「ミニ株」を提供している証券会社は各社サービス内容がさまざまだが、LINE証券の「いちかぶ」では1株数百円から株を購入することができる。取扱銘柄も1,000銘柄以上と豊富だ。
他にも、日中の取引コストが業界最低水準の0.4%~1.0%であることや、東証の取引時間外にも売買ができるなどサービス内容が優れている。

株の買い方に関するよくある質問

株はどうやって買うの?

まずは証券会社で口座を開設しよう。
証券会社で口座を開設したら、欲しい銘柄を検索し、必要な株数を選択して証券口座に入金した資金、またはクレジットカードで購入することができる。

何株から買えるの?

基本的に国内株式は100株単位で購入することができる。表示されている株価は1株あたりの価格になるため、購入価格は100をかけた金額となる。 ミニ株(単元未満株)を取り扱っている証券会社では、1株や10株など100株以内でも取引できるので、自分の欲しい銘柄があるか確認してみよう。

株はどこで買えるの?

証券会社を通して購入することができる。証券会社は取扱銘柄や特色などが会社ごとに異なるので、開設前によく見比べておくことが大切だ。 対面取引より手数料が格段に安くなるため、ネット証券で口座開設することをおすすめする。

株主になるにはいくら必要?

ミニ株(単元未満株)を利用した場合、数百円から株主になることができる。

株主優待はいくら必要?

ミニ株(単元未満株)でも優待を受けられるものはあるが、株数によって優待内容が変わることもあるため、確認が必要である。銘柄によるが、10万以下でも充分な優待を受けられるものもある。

株式とは?

企業が事業に必要な資金を集める方法の一つ。株式を発行し、それを他の会社や個人から買ってもらうことで、資金を調達することができる。投資の見返りとして、株主に配当金や優待券などを提供している会社もある。

売買代金ランキング(2022年6月)

買い(2022年6月)

順位 前月比 コード 銘柄名
1 1570 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
2 6920 レーザーテック
3 9984 ソフトバンクグループ
4 8035 東京エレクトロン
5 9107 川崎汽船
6 new 6619 ダブル・スコープ
7 9101 日本郵船
8 99833 ファーストリテイリング
9 7203 トヨタ自動車
10 new 9501 大阪チタニウムテクノロジーズ

売り(2022年6月)

順位 前月比 コード 銘柄名
1"" 1570 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
2 6920 レーザーテック
3 9984 ソフトバンクグループ
4 8035 東京エレクトロン
5 9107 川崎汽船
6 new 6619 ダブル・スコープ
7 9983 ファーストリテイリング
8 9101 日本郵船
9 7203 トヨタ自動車
10 new 1357 NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
引用:SBI証券公式HP 
 

2022年6月のSBI証券における「買い」の売買ランキング1位は、NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が5月の2位から返り咲き。6月の日経平均は、月足で見ると上下に比較的長いヒゲがある陰線となりました。実体部分はあまり長くないものの、ヒゲ部分を考慮すれば6月は1ヵ月で2,900円近い値動きが生じています。大きな値動きを背景に、日経平均連動のレバレッジ型の同ファンドが買われました。

2位は5月に1位のレーザーテック<6920>が順位を落としました。レーザーテックは5月の株価上昇を契機にランキング1位となりました。しかし2021年の上昇とは逆に、2022年は下落トレンドが続く中で6月は月足で陰線を形成して下落。6月は1ヵ月を通じて下落が続き、ランキング1位から陥落しています。

3位はソフトバンクグループ<9984>で、5月と変わりません。

4位以下では6位にダブル・スコープ<6619>が初のランクイン。同銘柄は6月の始値1,125円から終値2,271円と約2倍に上昇。6月一杯上昇が続き、買いが買いを呼ぶ展開となりました。また10位の大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>も初のランクイン。5月からの急騰が6月も続いた結果、10位ながら初のランクインを果たしました。

6月も上位10銘柄のランキングの顔ぶれは大きな変化はありません。しかし6位ダブル・スコープ、10位大阪チタニウムテクノロジーズが、株価の大幅な伸びを背景にランクインを果たしました。両銘柄のランクインが7月以降も続くのか注目されます。

プロフィール

”石井僚一”

・石井僚一

金融・投資ライター

大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家・ライターに。 株式市場の解説や個別銘柄の財務分析、IPO関連記事を得意としている。株式会社ZUUでは長くIPO記事を担当。
複数媒体に寄稿しており、Yahoo!トップページに掲載実績あり。

各証券会社のイメージ調査結果

ZUU online編集部では当ページの作成にあたり、各証券会社のユーザー満足度とは別に各社のイメージに関しても株式会社ZUUが独自調査を行い、客観的な統計データによる執筆を行っております。

証券会社のイメージ調査の概要

実施時期 2021年4月
調査の概要 証券会社各社のイメージに関するアンケートの収集
調査対象 証券口座を有する国内の20歳以上の男女
有効回答数 500件
実査期間 株式会社クロス・マーケティング

イメージ調査の結果

証券会社の積極性に関するイメージ調査結果 証券会社の信頼性に関するイメージ調査結果 証券会社の社会貢献に関するイメージ調査結果 証券会社の将来性に関するイメージ調査結果 証券会社への親近感に関するイメージ調査結果 証券会社の経済情報発信に関するイメージ調査結果 証券会社への敷居の高さに関するイメージ調査結果
コメントしている専門家
コメントしている専門家