IPO, IPO投資
(画像=NETMONEY編集部)

人気が非常に高いため、ほとんどの場合抽選制で購入の可否が決まることになるIPO。特に有名企業や話題となっている企業が上場する際には高い初値が予想されるため、証券会社ごとに割り当てられたIPOをめぐって抽選が非常に激戦となることが予想される。

では、どうすればこのIPO当選確率を上げることが出来るのか。実は、しっかりと各証券会社の抽選の仕組を理解し、事前に準備を行えばいろいろと対策が出来るのだ。以下では、IPO当選確率を上げる方法を紹介していこう。

目次

  1. IPOとは?
  2. IPOの当選確率はどれくらい?
  3. IPOの当選確率を上げるため、どのような準備ができる?
  4. IPO当選確率アップの秘訣1:なるべく多くの証券口座を保有する
    1. IPOネット証券会社比較表
  5. IPO当選確率アップの秘訣2:投資初心者はネット証券で申し込む
  6. IPO当選確率アップの秘訣3:時間差を利用して抽選する
  7. IPO当選確率アップの秘訣4:SBI証券で何度も抽選にチャレンジする
  8. IPO当選確率アップの秘訣5:主幹事証券会社から申し込む
  9. IPO当選確率アップの秘訣6:口座開設数が少ない証券会社から申し込む
  10. IPOの抽選方法
  11. ネット証券各社のIPO抽選の特徴
  12. 実際に証券口座を開設してみる
この記事に登場する専門家

IPOとは?

IPOとは?

IPO(アイピーオー)は「Initial Public Offering」の頭文字をとった言葉で、日本語では「新規公開株」「新規上場株式」などと呼ばれている。IPOとは、未上場の会社が取引所に上場し、株式を誰もが売買できるようにすることだ。

IPO投資では、投資家はまず「株式を買う権利」を入手する。IPO投資は人気なので、抽選が行われることがほとんどだ。抽選の結果、株式を買う権利を手に入れて代金を支払ったら、上場日につく株価(初値)で株式を売却して利益を出す。

もちろん、「株式を買う権利」が必ずしも初値を上回るとは限らない。しかし、上場するぐらいなので、業績が好調で実力のある会社が多い。そのため、IPOは勝率の高い投資手法といわれている。

2021年10月末現在、84社のうち初値がマイナスとなったのはたったの6社だ。中には4倍を超える高いパフォーマンスを記録した銘柄もある。

IPOの当選確率はどれくらい?

IPOの当選確率は、申し込む銘柄や証券会社、申し込む人のステータスによって異なる。目安として、投資初心者が平幹事(幹事については後述)の証券会社から申し込んだ場合、当選確率は小型IPOで0.1~0.5%程度、大型IPOで5~10%程度と考えておくとよい。

上記のように、IPOの当選確率は非常に低いことがわかる。「これでは当たりっこない」と落胆する人もいるかもしれない。しかし、後述する方法を実践することによって、IPOの当選確率を引き上げることが可能である。

それでは、IPOの当選確率を上げるために、どのようなことができるのか見ていこう。

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IPOの当選確率を上げるため、どのような準備ができる?

IPOの当選確率を上げるため、どのような準備ができる?

ここからが本題だ。この魅力的な商品をどうやったら入手出来るのか。まずは、IPOの仕組を理解する必要がある。

IPOは、その都度指定証券会社ごとに購入権が分配される仕組みになっている。つまり新規購入株式が10,000株公開されるなら、指定証券会社A社には5,000株、B社には3,000株、C社には2,000株というように割り振られることになる。割り振られた株式に対して、証券会社ごとに抽選を行い、当選者のみが購入の権利を得るというわけだ。

このような仕組みをきちんと理解して、きちんと対策をしておこう。以下では、IPO当選確率を上げる方法を5つご紹介しよう。

IPO当選確率アップの秘訣1:なるべく多くの証券口座を保有する

IPO当選確率アップの秘訣
(画像=NETMONEY編集部)

IPO当選確率を上げる方法の大原則としては、なるべく多くの証券会社を使って抽選の回数を増やすことである。1回あたりの当選確率は低くても、複数回行うことで確率をあげることは可能だ。

IPO投資を行う際は、各証券会社の「IPOの実績」「抽選方法」「前受金の有無」に注目したい。

IPO実績が多い証券会社では、IPOに応募できる機会が豊富だ。IPO投資を行う場合、IPO実績の多い証券口座を開設しておくことはもはや必須といえる。

IPO株には限りがあるため、抽選で購入の可否が決まることが多い。証券会社によって抽選方法は様々だが、これから口座を開設する方には、完全平等抽選の証券会社がおすすめだ。

前受金とはIPO抽選に応募するために必要な資金のことで、多くの証券会社では応募の前に100株分の資金を用意する必要がある。しかし、野村證券や岡三オンラインなど、いくつかの証券会社では前受金なしでの応募ができる。前受金が不要な口座から応募することで、コストをかけず当選確率上げることが可能になる。

IPOの当選確率を上げるためにも、これらの特徴をもつ証券会社の口座を複数持っておくことをおすすめする。

IPO投資におすすめの証券会社ランキング

IPO当選確率アップの秘訣2:投資初心者はネット証券で申し込む

投資初心者はネット証券で申し込む

ほとんどの店舗型の証券会社は、担当者が普段から付き合いのあるお客様にねぎらいの意味を込めて魅力的なIPO株を譲る「裁量配分」が行われている。

多くの店舗型の証券会社は割り当てられたIPO株の内、85%から90%は裁量配分に回り、抽選配分は10%~15%しかない。そのため、投資初心者が店舗型の証券会社から申し込むと、当選確率が低くなってしまうのだ。

一方、ネット証券は割り当てられたIPOの全てを平等抽選によって配分する証券会社が多い。また、平等抽選をとらなくても「SBI証券」のように抽選に参加し続けていればいつかは必ず当選するような制度がとられている。

このため、これまであまり投資を行って来なかった人は、ネット証券から申し込むことでIPOの当選確率を上げることができるのだ。「 マネックス証券 」、「 GMOクリック証券 」、「 岡三オンライン 」、「 ライブスター証券(新:SBIネオトレード証券) 」が現在平等抽選を採用している証券会社となっている。

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IPO当選確率アップの秘訣3:時間差を利用して抽選する

時間差を利用して抽選する

通常IPOの抽選日は決まっているが、購入申し込み後に抽選をするタイプの証券会社もある。このような会社の場合、抽選後に購入申し込みを行う会社と比べて数日販売が遅くなることがあるのだ。

後期抽選型のネット証券には、「au カブコム証券」、「GMOクリック証券」、「 楽天証券 」、「松井証券」などがある。この時間差を利用して、当選の機会と確率を上げよう。

IPO当選確率アップの秘訣4:SBI証券で何度も抽選にチャレンジする

IPO当選確率の秘訣
(画像=NETMONEY編集部)

倍率が高くなるIPOは、抽選に外れる方がむしろ多い。だが「SBI証券」は、抽選に外れるたびにポイントが貯まる「IPOチャレンジポイント」制度を採用し、次のIPO抽選の当選確率を上げてくれる助けになる。

個人客への配分予定の30%が、このIPOチャレンジポイントに割り当てられる割合である。この30%分のIPO株は抽選に落ちた申込者のうち、チャレンジポイントが多い順に当選していく。

新規上場株式(既上場銘柄の公募増資・売出は除く)のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じてIPOチャレンジポイントが加算されます。

次回以降のIPOお申し込み時に、IPOチャレンジポイントをご使用いただくことにより、IPOが当選しやすくなるSBI証券のポイントプログラムサービスです。

引用元:IPOチャレンジポイントの増減 - SBI証券

ということは、IPO株の抽選に落ちてチャレンジポイントが貯まれば貯まるほど当選確率はUPする。IPOチャレンジポイントという制度は何度も抽選で落ち続けた人の努力が報われる制度といえる。

IPO当選確率アップの秘訣5:主幹事証券会社から申し込む

主幹事証券会社から申し込む

どの証券会社が「主幹事」になるかは、IPO購入前に必ず確認しておきたい。ほとんどの場合、IPO株は複数の証券会社に分配される。その際、各会社に等しくIPO株が分配されるのではなく、「主幹事」の証券会社がIPO株のおよそ80%を引き受け、残りの20%が他の引受先に分配されることになる。

つまり、「主幹事」の証券会社の口座をから申し込めば当選確率は高くなるというわけだ。IPO株の当選確率を上げるために複数口座を開設する場合には、主幹事になる確率が高い証券会社の口座を開設することが、IPO当選確率を高める必須条件となってくる。

以上のように、当選確率を上げる方法は意外と多く存在する。当選確率を少しでもあげ、IPOの恩恵を受けられるように今のうちから準備をしておくと良いだろう。

\抽選に外れてもチャレンジポイントで次回以降の当選確率UP!/

IPO当選確率アップの秘訣6:口座開設数が少ない証券会社から申し込む

各証券会社にIPOが割り当てられた後、最後にライバルになるのは同じ証券会社からIPOを申し込んだ人たちとなる。そうなった時に当たりやすいと想定されるのは「口座開設数」が少ない証券会社だろう。

当たりやすさはIPO割り当て数にもよるが、例えばSBI証券は595万、マネックス証券は189万、au カブコム証券は120万人が口座開設をしている。(※2020年10月現在)

口座を持っているいくつかの証券会社がIPOの幹事会社に決定し、割り当て数があまり変わらないなら、なるべく口座開設数が少ない証券会社から応募するのがよい。

平等抽選制を採用しているマネックス証券とau カブコム証券のIPO割り当て数が同じで両方から応募する資金的余裕がない場合、au カブコム証券から応募した方が倍当たりやすいことになる。

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IPOの抽選方法

IPOの抽選方法は証券会社によって異なるため、抽選方法の違いを理解して、自分に合った証券会社を選ぶことが大切だ。続いて、IPOの抽選方法として代表的な完全平等抽選について解説し、特徴的な抽選方法を採用している証券会社を紹介する。

完全平等抽選

完全平等抽選

完全平等抽選とは、申し込み口数にかかわらず平等に一票の抽選権が与えられる抽選方法のことだ。申し込み口数にかかわらず、1人の投資家単位で一抽選権が付与される。そのため、資金量が多く余力のある投資家にも、資金量の少ない投資家にも、等しくチャンスが分け与えられる。

完全平等抽選を採用しているのは、マネックス証券やDMM.com証券、GMOクリック証券などだ。

完全平等抽選は、少額でIPO投資をしたい個人投資家にとって安心の抽選方法といえるだろう。IPO投資をするなら、完全平等抽選の証券会社では一通り口座開設しておくようにしたい。

その他の抽選方法

その他の抽選方法

楽天証券やSBI証券では、申し込み口数ごとに一票の抽選権が与えられる。そのため、資金量が多く余力のある投資家にチャンスが巡ってきやすい仕組みになっている。

SBI証券は「IPOチャレンジポイント」という独自の仕組みを採用しており、IPO投資家の人気を博している。

SBI証券では、IPOの抽選に外れたとしても、IPOチャレンジポイントが加算されていく。貯まったIPOチャレンジポイントを次回以降のIPOで使うと、当選確率が上がることになる。具体的には、個人投資家への配分予定量の70%については、申し込み口数に応じて抽選が行われる。この時は、資金余力がありたくさん申し込める投資家が有利になる。

個人投資家への配分予定量のうち残りの30%については、使用したIPOチャレンジポイントが多い投資家へと配分される。この時、申し込み口数が配分の順位に影響することはない。

IPO投資は人気が高く、申し込んだからといってすぐに当選するとは限らない。だからこそ、当選から外れてもチャレンジポイントが貯まるというのは、IPO投資をこれから始める人にとって魅力的な仕組みといえるだろう。

SBI証券で口座開設し、IPOに申し込んでIPOチャレンジポイントを貯めれば、コツコツと当選確率を上げていくことができる。

ネット証券各社のIPO抽選の特徴

最後に、各ネット証券のIPOの特徴をご紹介する。当選確率を上げるためにも、無料で口座開設出来る以下の証券会社はおさえておきたい。

SBI証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
85社 70%完全平等抽選|30%IPOチャレンジP 595万 対応
特徴
IPOチャレンジポイントを利用すれば、必ず当選する時が来る! SBI証券は、2019年度ネット証券最大の82社を引き受け、IPOの引受証券会社としての実績もネット証券では1位を誇る。抽選に外れるたびにポイントが貯まるIPOチャレンジポイント制度や、申込数量に比例して当選確率が上がるシステムなど、何度もIPO獲得に挑戦する人や資金に余裕のある人にお勧めのネット証券となっている。
専門家のコメント
※参考:SBI公式サイト

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SMBC日興証券

SMBC日興証券
引用元:SMBC日興証券
IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
52社 店頭90%、ネット10%(完全平等抽選) 354万 対応
特徴
三井住友ファイナンシャルの中核をなす「SMBC日興証券」は、国内3大証券の1つに数えられ、その規模・実績ともに日本を代表する証券会社である。IPOの幹事証券会社を担うことが多く、主幹事を務めることも多い。主幹事証券会社になると新規売出の8割を担当するので、IPO投資を検討している方は必見の証券会社である。

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>>SMBC日興証券についての詳細記事を読む

マネックス証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
50社 100%完全平等抽選 194万 対応
特徴
抽選は100%完全平等性、少額投資者や初心者におすすめ!マネックス証券の特徴は、投資資金や申し込みの数量に関わらず平等に当選の権利があることだ。投資資金が少ない、または少額の取引を希望する投資家向きのネット証券会社といえる。IPOの引受証券会社としての実績が多く、サポート体制が充実していることも、IPOを取引する投資家にとっては安心材料となる。

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>>マネックス証券でのIPO投資について詳細記事を読む

岡三オンライン

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
39社 100%完全平等抽選 26万 対応
特徴
岡三証券のお宝IPOを引き受けも?ライバル口座も少なく穴場証券会社!保有資金やIPO注文数に関係なく、平等抽選制が岡三オンラインの取っているスタンスだ。IPOの取り扱いを開始したのが2013年からで、口座数も少なく当選しやすいという点で、こちらも穴場のネット証券と言えよう。

岡三オンラインでは現在ZUU onlineとのタイアップキャンペーンで、新規口座開設でもれなく現金2,000円をプレゼントしている。

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>>岡三証券でIPO投資でのIPO投資について詳細記事を読む

楽天証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
38社 ステージ制(IPOカテゴリー) 624万 対応
特徴
こちらも運用資金が多い人ほど有利な仕組みで運営されている。申告可能株数が預かり資産を元に決定されるためだ。また、購入申し込み後のIPO当選確率は完全平等抽選となっている。

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au カブコム証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
19社 システムによる平等抽選 120万 対応
特徴
三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券会社であり、取扱商品にはお宝IPOも?au カブコム証券は、取引実績や申込数量とは関係なく、1口座に付き1つのIPO抽選権を持つことができる。つまり、家族などの名義で口座を複数個保有している場合は、その分当選確率が上がる。マネックス証券と比較すると取扱い実績は多くないが、三菱UFJフィナンシャル・グループであり、他のネット証券と比べ、豊富なIPO引き受け実績は注目したい。

\システムによる平等抽選/

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>>au カブコム証券でのIPO投資について詳細記事を読む

松井証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
18社 70%完全平等抽選 128万 対応
特徴
松井証券は割り当てられたIPOの7割を完全平等抽選で配分している。1人1票制を採用しているので、資金の多さとIPOの当選確率に関係はない。松井証券の特徴的なところは、他社よりIPOの抽選が遅いということだ。そのため、他社でIPO抽選を受けた後で、松井証券の抽選を受けることができる。

松井証券では口座を新規開設して期間中に合計6000円以上投資信託をつみたてすると、最大10万名様に現金1,000円プレゼントするキャンペーンを2021年12月30日まで開催している。

松井証券に口座を開設して期間中に合計6,000円以上投資信託をつみたてすると、最大10万名様にもれなく現金1,000円プレゼント

引用元:キャンペーン・プログラム一覧 | 松井証券

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GMOクリック証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
1社 100%完全平等抽選 45万 対応
特徴
1人1票制を採用しているので、資金の多さと当選確率に関係はない。また、申し込み株数に関係なく、最低単位株数が割り当てられる。

\100%完全平等抽選!/

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LINE証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
3社(2021年) 機械による完全抽選 50万 対応
特徴
LINE証券は2021年5月からIPOを取り扱っており、穴場と言えるだろう。また、LINE証券は野村證券からIPOの委託が回ってくるので、LINE証券への委託にも期待が持てる

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実際に証券口座を開設してみる

どんな証券会社からIPO株を申し込めば良いのだろうか。

IPO投資の場合は、より当選確率の高い証券会社を選択したい。ネット証券では平等抽選によってIPOを配分するため、投資初心者でもIPOの当選確率を上げることができおすすめだ。

実際に、金融経済メディア『ZUU online』等を運営する株式会社ZUUの代表取締役 冨田和成氏は著書『プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?』にて "IPO株が欲しいならネット証券が狙い目" と解説している。

もし主幹事がネット証券なら、個人投資家としてはラッキーです。なぜなら、店頭販売をしないネット証券なら割り当てられるIPO株をそのまま抽選に出してくれからです。仮に主幹事がネット証券ではない場合にも、委託幹事にネット証券があれば狙う価値はあります。

最近では、 SBI証券を中心にネット証券も主幹事の引き受け部門を強化しています。また企業も多くの個人投資家に株を持ってほしいという思惑があるため、ネット証券を主幹事に使うケースが増えています。 この「思惑」の理由は主に2つで、 1つは小口でいろいろな人に自社の株を持ってもらうことでファンを増やしたいという意図があります。また、特定の大口の投資家に依存すると、その投資家が売却する際のリスクが大きく株価の上下動が激しくなるので、株主を分散させることで、それを防ぎたいというねらいもあります。

人気のIPO株を高確率で取得するためにも、複数のネット証券口座を開設してみてはいかがだろうか。

■口座開設数1位、IPO取扱数1位、投信本数1位、外国株取扱国数1位

■口座開設数2位、外国株や投資信託に強く、マーケットスピードも使える

■米国株の取扱に強く、IPO取扱数2位、ミニ株も取引できる、手数料も安い

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■2021年5月からIPOが始まった期待の証券会社

SBI証券が向いている人

SBI証券が向いている人

SBI証券が向いている人は投資を始めて間もない投資初心者の方です。取引手数料が安く、取扱い銘柄が豊富なため上級者として成長するまでしっかりと使い続けることができます。

SBI証券が向いていない人

SBI証券が向いていない人

SBI証券が向いていない人は新規上場株式を購入したい方です。SBI証券の利用者が非常に多いため他の証券会社よりIPO抽選の当選確率が低くなってしまいます。

SBI証券のメリット

SBI証券のメリット

  • 手数料が安い
  • 大手だからこその安心感がある
  • 取引に応じてTポイントがつく

手数料が安い

手数料が他のネット証券会社と比べてもダントツで安く、1日定額制で0円である。上場企業の9割が100万円以下で購入できるので、ほとんど全ての銘柄を手数料を気にすることなく、購入することができます。

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5年前から株取引を行っていますが、少額取引の手数料が安いことからSBI証券を選びました

\業界最低水準の運営管理手数料/

大手だからこその安心感がある

SBI証券はSBIグループの中核企業であり、万が一の倒産のリスクもかなり低い、優秀な企業である。他のSBIグループのサービスも使えてお得である。

取引に応じてTポイントがつく

取引に応じてTポイントがつく

SBI証券はTポイントと連携することによって、取引をしながらお得にポイントを貯められることができる。日常Tポイントをよく使用する人は口座を開いて損はない。

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Tポイントと提携していて、Tポイント投資が可能だったり取引をすることでポイントを貯めることができてお得です。

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スプレッドの狭さは業界でも最狭水準であり、簡単に始められるので嬉しい。

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SBI証券のデメリット

SBI証券のデメリット

  • デモ取引がない
  • 米国株日本株の取引アプリが別
  • IPOの取扱数が多いが、倍率が高い

SBI証券では仮想資金をを使って取引シミュレーションを行うデモ取引を利用できません。損失を出しても実際の資産に影響がないため、デモ取引は初心者にとって嬉しい機能でしょう。

ただしSBI証券ではデモ口座がない代わりに、数百円の1株単位から株を購入することができます。失敗しても大きな損失には繋がらないので、少額から取引を始めてみましょう。

また、SBI証券では国内株と米国株の取引アプリが分かれています。1つのアプリでまとめて取引できるわけではないのでその点は面倒に感じるかもしれません。

そしてIPOの取扱い銘柄数が多い(2021年 86社)ものの、逆に多くの投資家がSBI証券で申し込みをするため当選確率が高くないという点もデメリットの一つです。しかし、IPOで当選するためには複数の証券会社から申し込みをするのが基本路線です。SBI証券でも申し込み、他の証券会社での申し込みも行うと良いでしょう。

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楽天証券が向いている人

楽天証券が向いている人

楽天証券が向いている人は投資初心者の方です。手数料が安く、楽天ポイントを使って投資もでき、初心者でもわかりやすいツールを提供しています。

楽天証券が向いていない人

楽天証券が向いていない人

楽天証券が向いていない人は投資について対面で相談したい方です。楽天証券はネット証券であるため、実店舗を構えていません。そのため、対面で人に相談することができません。

楽天証券のメリット

楽天証券の評判

楽天証券のメリット

  • 手数料の安さ
  • 楽天ポイントが投資で使える
  • 気軽に投資信託を始められる

手数料の安さ

楽天証券では50万円まで手数料が無料であり株を買う際に手数料を気にすることなく投資することが可能です。そのため、投資初心者の方で少額投資を考えている方にはおすすめです。

楽天ポイントが投資で使える

楽天ポイントが投資で使える

楽天証券では楽天グループ共通の楽天ポイントを投資信託などの商品に使うことができます。そのため、楽天ポイントが貯まっているいる方は実質無料で投資をすることが可能です。

気軽に投資信託を始められる

楽天証券は幅広いラインナップの中から投資信託を選ぶことができるほか、楽天ポイントを利用して投資ができます。そのため、気軽に投資が始められることがメリットです。

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手数料が安いのはもちろんのことですが、株式などの購入につき、楽天ポイントがたまること、楽天ポイントを使って投資信託や株式を購入できることがあり、助かっています。楽天ユーザーであれば、ポイント(通常ポイントのみになりますが)を有効に活用することができます。取り扱っている投資信託の数にも不満はなく、これからも愛用したいと思える証券会社です

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楽天証券を使い始めてまだ2ヶ月程度ですが、楽天ポイントを投資に活用できる点に非常に満足しています。基本的には楽天ポイントを現金化するのは難しいので、普段は通販サイトでの買い物に使用していました。毎月決まった金額分のポイントを消化できるのがとても便利です。

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私は株式投資を初めていくつかの証券口座を開設しましたが、楽天証券が一番使いやすいと思いました。国内株はもちろん、海外株も豊富に取り扱っています。楽天ポイントで投資信託を買うこともできるので初心者から投資歴が長い人でもいいサービスだと思います。

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楽天証券のデメリット

楽天証券のデメリット

  • ミニ株投資ができない
  • IPO取扱数がやや少ない
  • 取扱っている外国株のエリアが限定的
  • クレカ積立の還元率が一部0.2%に引き下げ

SBI証券やマネックス証券ではミニ株の取引は可能ですが、楽天証券では対応しておらずその代わりに楽天ポイントを使った少額投資が可能となります。

IPO銘柄数が他の証券会社と比較してやや少ないこともデメリットとして挙げられます。しかし、楽天証券のIPOは完全平等抽選のため申し込みをしたすべての人に当選の可能性が等しくあるのは個人投資家からしたら嬉しいことでしょう。

楽天証券で取扱っている外国株銘柄は、米国株、中国株、ASEAN(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)株となります。欧州株や豪州株など、これら以外の外国株に投資したい人は、他の証券口座を開設する必要があるでしょう。

また楽天証券は2022年の9月より、積み立て額の1%を還元していたクレジットカードによる投資信託積立の還元率を、一部の投資信託について0.2%に引き下げるとしています。クレカ積立を考えている人にとっては、このポイント還元率引き下げはデメリットでしょう。

\ポイントを活用して投資したい人向き!/

マネックス証券が向いている人

マネックス証券が向いている人

マネックス証券が向いている人は米国株投資を積極的にしたい方です。マネックス証券は証券会社の中で、米国株取扱銘柄数が5,000超なので、米国株に投資する方は開設するべき口座です。

マネックス証券が向いていない人

マネックス証券が向いていない人

マネックス証券が向いていない人は海外投資を幅広く試してみたい方です。SBI証券では米国や中国以外にも9ヶ国を取り扱っているのに対し、マネックス証券は米国株と中国株のみで、他社に比べて外国株式の取扱が少なくなっています。

マネックス証券のメリット

マネックス証券のメリット

  • アナリストによるレポートが充実している
  • 米国株取扱銘柄数5,000超

アナリストによるレポートが充実している

マネックス証券はアナリストによるレポートが豊富であり、株式投資に必要な情報取得できる。

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マネックス証券は専門家のレポートがあり、役立つ情報ばかりである。

米国株取扱銘柄数5,000超

マネックス証券は米国株投資に向いている証券会社であり、米国株投資向けのアプリが優秀である。米国株投資を考えている人は必ず開設すべき口座である。

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マネックス証券は米国株投資にかなり強く、役立っています。

\米国株のラインナップが豊富!/

マネックス証券のデメリット

マネックス証券のデメリット

  • 外国株の取り扱いが少ない
  • 日本株の売買手数料が少し高い

外国株の取り扱いが少ない

マネックス証券は、多彩な金融商品を取りそろえており通常の取引では他の証券会社と比較して遜色がない。ただ外国株式については、米国株と中国株のみなのが惜しいところ。例えばSBI証券では米国や中国以外にも韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアの9ヵ国を取り扱っている。

そのため海外投資を幅広く試してみたい場合は、マネックス証券は少し物足りなく感じられるだろう。

国内と国外、あるいは先進国と新興国のように、異なる国・地域の資産・通貨を組み合わせて投資を行うことで、例えばある地域の経済状況の変化等によって、保有している特定の資産・銘柄が値下がりした場合には、他の資産や銘柄の値上がりでカバーする、といったように、保有している資産・銘柄の間で生じる価格変動のリスク等を軽減することができます。

引用元:リスク|投資の基本|金融庁

日本株の売買手数料が少し高い

日本株の売買手数料を比較した場合、マネックス証券は他の証券企業よりもやや高めに設定されている。例として人気の高いSBI証券・楽天証券と比較してみよう。

取引金額 マネックス証券 SBI証券 楽天証券
1約定制10万円 99円 99円 99円
1約定制50万円 275円 275円 275円
1約定制100万円 535円 535円 535円
1日定額制10万円 550円 0円 0円
1日定額制50万円 550円 0円 0円
1日定額制100万円 550円 0円 0円

売買の回数が増えるごとに手数料が発生し、重なれば金額も大きくなる。こまめに取引を行いたい人は、手数料に注意する必要があるだろう。

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手数料が少し高いため、コストを気にする人にはあまりおすすめではない。

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松井証券が向いている人

松井証券が向いている人

松井証券が向いている人は取引コストを抑えたい方です。初期の段階から他のネット証券よりも手数料が安く設定されており、50万円まで手数料が無料であるため、コストを気にせず投資できます。

松井証券が向いていない人

松井証券が向いていない人

松井証券が向いていない人は投資信託を行いたい方です。他のネット証券会社が投資信託を2,500本程度扱っているのに対し、松井証券で取り扱う本数は2021年8月3日時点で1,507本と他社と比べて、投資信託の取扱が少ないです。

IPO投資に関するQ&A

IPO株はなぜ当たらないのか?

当選確率が小型IPOで0.1~0.5%程度、大型IPOで5~10%程度と低いからです。

IPOの当選確率を上げるためには?

主幹事の証券会社を狙うことや複数の証券会社で抽選をすること、SBI証券のチャレンジポイント制度を有効活用するなどが挙げられます。

IPO投資におすすめの証券会社は?

取扱銘柄数が多く、チャレンジポイント制度のあるSBI証券や主幹事の確率が高いSMBC日興証券がおすすめです。

投資初心者がネット証券で申し込みをすべき理由は?

店舗型の証券会社では裁量配分が行われているため、平等抽選をするネット証券の方が当選確率が高いからです。

IPOの抽選方法は?

申し込み口数に関わらず平等に1票の抽選権が与えられる完全平等抽選と申し込み毎に口数が与えられる方法があります。

調査の算定基準

当ページの証券口座ランキングは、株式会社ZUUによる証券会社のユーザー満足度のアンケート調査を元に、客観的な統計データによる算出を行っております。

アンケート調査の概要

実施時期 2020年4月~2021年3月
調査の概要 IPO抽選についてのユーザー情報収集
調査対象 証券口座を有する国内の20歳以上の男女
有効回答数 84件
調査会社 株式会社クラウドワークス

IPOの抽選に当選した時幾つの会社で応募しましたか?

全体 回答数(84)
1社 38 45.2
2社 15 17.9
3社 14 16.7
4社 4 4.8
5社 6 7.1
6社 0 0.0
7社以上 7 8.3

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