(画像=monticellllo/stock.adobe.com)

NISAは、国民の資産形成を応援する国の税制優遇制度で、非課税投資枠内の投資で得た利益に対して税金がかかりません。この節税効果によって手元に資産が残りやすくなり、効率的に資産を増やしやすくなることから、投資初心者から上級者まで幅広く人気を集めています。

とはいえ、NISAはほとんどの証券会社が取り扱っているため、どこで口座開設したらいいのか悩んでいる人もいるでしょう。この記事では、楽天証券でNISA口座を開設するメリット、デメリットや開設方法について紹介します。

  1. 楽天証券の会社概要
    1. メリット①:手数料体系がお得
    2. メリット②:選べる投資信託の数が多い
    3. メリット③:国内だけでなく外国の株やETFにも投資できる
    4. メリット④:ポイントを貯めて投資できる
    5. メリット⑤:マネーブリッジで楽天銀行の普通預金金利が上がる
  2. 楽天証券でNISA口座を開設するデメリット
    1. デメリット①:IPOの申し込みはできない
    2. デメリット②:単元未満株(ミニ株)の取引ができない
    3. デメリット③:分配金コースの変更ができない
    4. デメリット④:ポイント付与条件を改悪されることがある
  3. 楽天証券でNISA口座を開設する方法
    1. 総合取引口座を持っていない人のNISA口座開設方法
    2. 証券口座は開設しており、新しくNISA口座を開設する人
  4. 楽天証券のNISA口座で取引を始める方法
    1. ①口座に入金する
    2. ②NISA口座の買付余力を確認する
    3. ③口座区分で「NISA」を選択
    4. ④買付を行う
  5. NISAって何?一般NISAとつみたてNISAの違い
    1. 一般NISA
    2. つみたてNISA
  6. 楽天証券の一般・つみたてNISAにおすすめの投資信託3選
    1. eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
    2. eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
    3. ニッセイ日経225インデックスファンド
  7. 楽天証券の一般NISAのおすすめ日本株3選
    1. 楽天グループ <4755>
    2. 商船三井 <9104>
    3. イオン <8267>
  8. 楽天証券の一般NISAのおすすめ米国株3選
    1. テスラ(TSLA)
    2. アマゾン・ドット・コム(AMZN)
    3. アップル(AAPL)
  9. NISA口座でお得に楽天ポイントを貯めるには?
    1. NISAでポイントを貯める方法①:楽天クレジットカード決済
    2. つみたてNISAでポイントを貯める方法②:ハッピープログラム
  10. 楽天証券のNISA口座に関するよくある質問
    1. NISA口座を楽天証券から他の金融機関に変更するにはどうしたらいいですか?
    2. 楽天証券内で、一般NISA口座からつみたてNISA口座に変更するにはどうしたらいいですか?
    3. 一般NISAとつみたてNISAはどちらがおすすめですか?
    4. つみたてNISAのシミュレーションはできますか?
    5. 楽天証券とSBI証券だとどちらがNISA口座に適していますか?
  11. まとめ

楽天証券の会社概要

会社名 楽天証券株式会社
代表者 代表取締役社長 楠 雄治
本店所在地 東京都港区南青山2-6-21
設立 1999年3月24日
資本金 19,495百万円
公式サイト https://www.rakuten-sec.co.jp/

※2022年7月時点の情報
引用元:会社概要 | 楽天証券について | 楽天証券

楽天グループのネット証券会社である楽天証券は、楽天銀行や楽天カードといった楽天のサービスをセットで利用すると、ポイント還元率が高まるメリットを享受できます。

楽天ポイントを日本株式や米国株式、投資信託などの購入代金と、売買手数料に充てられるポイント投資は、楽天証券の大きな強みの一つです。

また、楽天証券と楽天銀行口座の連携サービスであるマネーブリッジを利用することで、楽天証券と楽天銀行間の入出金手数料が無料になったり、預金口座の金利が優遇されたり、取引をするとポイントを貯められたりと、さまざまな恩恵を受けられます。

そして、楽天証券は手数料の安さも特徴的です。売買手数料は業界最安水準となっており、投資信託はすべての銘柄で購入手数料が無料、国内ETFは99銘柄の売買手数料が無料、米国ETFは一部の銘柄は買付手数料が無料なので、比較的低コストで投資を始められます。

楽天証券でNISA口座を開設するメリット

まずは、楽天証券でNISA口座を開設するメリットを紹介します。

楽天証券でNISA口座を開設するメリット

  1. 手数料体系がお得
  2. 選べる投資信託の数が多い
  3. 国内だけでなく外国株にも投資できる
  4. ポイントを貯めて投資できる
  5. マネーブリッジで楽天銀行の普通預金金利が上がる

以下で詳しく解説します。

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メリット①:手数料体系がお得

株式投資には売買手数料がかかりますが、楽天証券のNISA口座では、手数料体系がお得です。国内株式の取引手数料は買付と売却ともに無料、投資信託は買付手数料が無料となっています。

外国株式も取り扱っており、海外ETF(米国や中国、シンガポール)の買付手数料は、後日全額キャッシュバックされるので、実質無料です。

また、通常の取引と手数料は変わらないものの、以下のように業界最安水準の手数料で外国株式へ投資できます。

業界最安水準の手数料

  • 米国株式(現物)約定代金の0.495%(最低手数料0米ドル、手数料上限22米ドル)
  • 米国株式(信用)約定代金の0.33%(最低手数料0米ドル、手数料上限16.5米ドル)
  • 中国株式約定代金の0.275%(最低手数料550円、手数料上限5,500円)
  • アセアン株式約定代金の1.1%(最低手数料550円)

    ※すべて税込

他社と比較した一覧表も見てみましょう。

  米国株銘柄数 取引手数料 最低手数料 上限手数料
SBI証券 6,000銘柄超 約定代金の 0.495 % 0ドル(約定代金2.02米ドル以下) 22 ドル
楽天証券 4,648銘柄 約定代金の0.495% 0ドル(約定代金2.22米ドル以下) 22 ドル
マネックス証券 4,586銘柄 約定代金の0.495% 0ドル(最低手数料になる約定代金の明記なし) 22 ドル
(2023年12月19日時点)

大手ネット証券3社の手数料を比較してみると、手数料に大きな差は見られませんでした。

楽天証券を利用することで、業界最安水準で米国株へ投資できるのです。

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メリット②:選べる投資信託の数が多い

2022年7月25日現在、楽天証券では2652件もの投資信託を取り扱っています。そのうちNISA口座で買い付けできるのは、2566件です。

投資信託の中には、国内株式、先進国株式、新興国株式、債券などに投資するファンドの他、それらを組み合わせた分散投資とバランスを重視した商品があります。

他の大手ネット証券と比較した表を確認してみましょう。

証券会社 NISA口座で選択できる投資信託の数
楽天証券 2,566件
SBI証券 2,592件
マネックス証券 1,247件
松井証券 1,624件
auカブコム証券 1,570件
(2023年12月19日時点)

※松井証券とauカブコム証券は全体の投資信託の数を記載。その他は、NISA口座で買付できる投資信託の数を記載。

楽天証券とSBI証券は、ほぼ同じ数の投資信託を取り扱っており、他の3社と比較すると2倍近くも取り扱っています。

取り扱っている投資信託の数が多いことで、自分に合った投資信託を見つけやすくなります。そのため、他の証券会社よりも多く取り扱いのある楽天証券を選ぶのはメリットでしょう。

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メリット③:国内だけでなく外国の株やETFにも投資できる

楽天証券では、日本国内の株式やETFだけでなく、米国株式や中国株式などの外国の株式やETFも取り扱っています。

いずれの外国の株式もNISA口座で取引できます。

米国株式 4,648銘柄
中国株式 1,294銘柄
アセアン株式 243銘柄
(2023年12月19日時点)

※いずれもETFを含む

アセアン株では、シンガポールやマレーシアの市場に上場している株式へ投資できます。

最近では、米国株へ投資できる証券会社が増えてきたものの、中国株式やアセアン株式に投資できるのは少数派です。経済発展の著しいアセアンにNISA口座で投資できるのは、楽天証券の大きなメリットと言えるでしょう。

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メリット④:ポイントを貯めて投資できる

楽天証券では、国内株式の売買手数料や投資信託の保有残高に応じて、楽天ポイントが付与されます。楽天カード決済と楽天キャッシュでの投信積立でもポイントをもらえるため、現金払いの積立よりもお得です。

また、貯めたポイントは、日々の生活の支払いに使ったり、株式投資の一部として利用したりできます。現金の使用を抑えられるので、効率的に資産形成ができるのです。

なお、楽天証券では、得られるポイントを楽天証券ポイントと楽天ポイントのどちらかを選択します。

楽天ポイントコースを選択すると、以下の投資に楽天ポイントを使用できます。

楽天ポイントを使用できる投資

  • 投資信託
  • 日本株式(現物)
  • 米国株式(現物)
  • バイナリーオプション

NISA口座で投資する場合も楽天ポイントを利用できるので、「せっかく貯めたお金が目減りするのは嫌だ」という人にもおすすめです。他にも、JALのJMBマイルに交換して使うこともできます。

日ごろから楽天ポイントを貯めている人にとって、楽天証券でNISA口座を開設するメリットは大きいと言えるでしょう。

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メリット⑤:マネーブリッジで楽天銀行の普通預金金利が上がる

NISA口座と直接関係するわけではありませんが、楽天証券と楽天銀行口座の連携サービスであるマネーブリッジを利用することで、預金金利が上昇する点もメリットです。

通常0.02%のところ、300万円以下の部分は5倍の0.10%、300万円超の部分も2倍の0.04%に引き上げられます。

【楽天銀行の普通預金金利】

通常 マネーブリッジ
0.02% 【300万円以下の部分】
0.10%
【300万円超の部分】
0.04%
(2023年12月19日時点)

日本銀行「主要時系列統計データ表」によると、銀行金利の平均は普通預金で0.002%、定期預金(1000万円以上で1年間)でも0.004%しかありません(ともに2022年7月時点)。マネーブリッジによる優遇金利がいかに高水準かわかるでしょう。

【銀行金利の平均金利(2022年7月)】
  • 普通預金:0.002%
  • 定期預金(※):0.004%

    ※預入金額1,000万円以上、預入期間1年

参考:日本銀行 時系列統計データ検索サイト 預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)

マネーブリッジを連携させたら、ハッピープログラムのエントリーもしてみましょう。楽天証券のさまざまな取引を対象にポイントを受け取れる仕組みになっています。

【楽天証券のハッピープログラム対象取引】
  • 国内株式:手数料100円ごとに1ポイント
  • 外国株式:手数料100円ごとに1ポイント
  • 投資信託:一定の残高達成ごとに10~500ポイント
  • 個人向け国債:買付金額3万円ごとに1ポイント
  • 楽天FX:10万通貨取引ごとに1ポイント
  • 日経225先物取引:手数料100円ごとに1ポイント
  • 日経225オプション:手数料100円ごとに1ポイント

ポイントを貯めながらお得に投資ができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

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楽天証券でNISA口座を開設するデメリット

続いて、楽天証券でNISA口座を開設するデメリットを紹介します。

楽天証券でNISA口座を開設するデメリット

  1. IPOの申し込みはできない
  2. 単元未満株(ミニ株)の取引ができない
  3. 分配金コースの変更ができない
  4. ポイント付与条件を改悪されることがある

以下で詳しく解説します。

デメリット①:IPOの申し込みはできない

IPOとは「Initial Public Offering」の略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。

2021年は125社が新規上場をしましたが、公開価格(上場前に手に入る株価)と初値(上場日に初めて付く株価)の関係を見ると、105勝18敗2分と大きく勝ち越しとなりました。

このように利益を出せる可能性が高いため、IPOの人気は高まっています。とはいえ、楽天証券ではNISA口座を使って、IPOの申し込みはできません。

そもそも、楽天証券のIPO取扱数は、同じ大手ネット証券のSBI証券と比べると多くありません。

証券会社 IPO取扱数
楽天証券 74件
SBI証券 122件
マネックス証券 65件
(2023年12月19日時点)

参考:楽天証券 IPO実績2021
参考:SBI証券 IPO実績2021
参考:マネックス証券 IPO実績2021

IPOの主幹事になっている証券会社の場合、他の証券会社よりも購入口数が多く割り当てられるため、当選確率が高まります。一方で主幹事実績が少ない証券会社は当選確率が低くなりやすいので、IPOに積極的に参加したい人にとってはデメリットとなります。

楽天証券は7月25日現在、2022年度のIPOの主幹事になっておらず、IPO投資をするのに最適とは言えません。もし、IPO株を購入する際は、IPO取扱数も多く、主幹事の実績もあるSBI証券から申し込むことをおすすめします。

参考:日本証券業協会
関連記事「IPO投資はなぜ人気なのか?これから始める人のための「IPO」投資の基本」

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デメリット②:単元未満株(ミニ株)の取引ができない

単元未満株(ミニ株)とは、通常は1単元単位での取引が必要な売買を1単元未満で売買できるサービスです。

日本の株式市場では、多くの企業が1単元=100株と設定しています。

株式の中には、株価が1万円を超える銘柄も少なくありません。たとえば、レーザーテック <6920> に投資しようとしたら、180万円近い資金が必要になり、NISA口座の範囲内で投資することはできません。

ただ、ミニ株では単元未満株、つまり100株以下での売買ができるようになります。

この単元未満株の売買は、1年間120万円までと定められているNISA口座で使えると、融通が利いて便利ですが、楽天証券では取引できません。

ちなみに楽天証券では取り扱いはなく、以下のネット証券であれば、NISAの単元未満株の取引ができます。

NISAの単元未満株の取引ができるネット証券

  • SBI証券:S株
  • マネックス証券:ワン株
  • 松井証券
  • auカブコム証券:プチ株

NISA口座は1人につき1つの口座しか開設できません。

そのため、もしもNISA口座で単元未満株の投資をしたい場合は、楽天証券でNISA口座を開設するのではなく、SBI証券やマネックス証券などで口座開設することをおすすめします。

関連記事「ミニ株(単元未満株)とは?メリットやデメリットは?」

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デメリット③:分配金コースの変更ができない

投資信託を保有すると、運用で得られた収益を投資家に分配する「分配金」が得られることがあります。

投資信託における分配金とは、運用によって得られた収益を決算ごとに投資家(投資信託の購入者)に分配するお金のことです。投資家は、運用収益を分配金として受け取るか、もしくは受け取らず再投資するか選べます。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

  メリット デメリット
分配金を受け取る 定期的に現金収入が得られる
複数のパターンがあるので、ライフスタイルに合わせた収入を得られる
分配金を受け取ると運用資産が減少するため、運用効率は下がる
分配金を受け取らず再投資する 再投資の際に購入時手数料の負担や購入手続きといった手間がかからない 再投資の場合でも税金面では分配金を一度受け取った扱いとなるため、再投資する度に源泉徴収で税金がかかる

楽天証券の場合も「分配金の受取コース」と「分配金の再投資コース」の2つから選択可能です。

課税口座(NISA口座ではない)の場合、途中でコースの変更もできますが、NISA口座で保有している投資信託は分配金コースを変更できません。そのため、分配金をどのように受け取るのか、あらかじめ決めておく必要があるのです。

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デメリット④:ポイント付与条件を改悪されることがある

楽天証券でNISA口座を開設する前に知っておきたいのは、楽天ポイントの付与条件や還元率などが変更されるケースがあることです。場合によっては、改悪と捉えられる見直しが行われることもあります。

例えば、2022年4月1日以降、楽天サービスのSPU条件が以下のように変更となりました。

変更前
1. 1ポイント以上を利用して月に500円以上の投資信託を購入すると楽天市場での月間のお買い物が+1%還元
※楽天ポイントコースの設定が必要

変更後
1. 1ポイント以上を利用して月に3万円以上の投資信託を購入すると楽天市場での月間のお買い物が+0.5%還元
2. 1ポイント以上を利用して月に3万円以上の米国株(※米株積立および買付手数料無料海外ETFを除く)を購入すると楽天市場での月間のお買い物が+0.5%還元
※楽天ポイントコースの設定とマネーブリッジの設定が必要

これまでは1ポイント以上を利用して月に500円以上の投資信託を購入すると、1%の還元を得られていましたが、今後は最低でも3万円以上の積立で0.5%の還元となります。

2と組み合わせることで1.0%を狙えますが、米国株を購入する際に手数料がかかります。楽天市場でのお買い物が毎月10万円未満の場合(10万円の0.5%で500円となるため)、手数料に対してポイント還元の恩恵が見合うか検討しましょう。

ここで紹介したのはあくまでも一例で、他にも2022年7月1日に「楽天銀行+楽天カード」のSPU条件と、毎月還元されるポイントの上限数が変更されました。

楽天ポイントの獲得を楽しみながら資産形成を行いたいなら、サービス内容の変更を定期的にチェックするようにしましょう。

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楽天証券でNISA口座を開設する方法

楽天証券でNISA口座を開設したい場合、いくつかの手続きをする必要があります。

1. 楽天証券に新しく口座開設する人
2. 証券口座は開設しており、新しくNISA口座を開設する人

以下で詳しく解説します。

総合取引口座を持っていない人のNISA口座開設方法

まだ楽天証券の口座を開設していない人が、NISA口座を開設する方法を紹介します。

STEP1:口座開設の申込み

まずは、楽天証券の総合口座を開設しましょう。

楽天証券の総合口座を開設するためには、楽天証券のホームページへアクセスし、「口座開設」ボタンを選択します。

すると、「楽天会員の方」と「楽天会員ではない方」の2つのボタンが表示されます。

楽天会員の場合、「楽天会員の方」を選択すると、楽天の会員登録情報を楽天証券の申し込み時に利用できます。

もし、まだ楽天会員になっていない場合、ここで楽天会員になってから口座開設をすることになります。

メールアドレスを入力し、送信ボタンを選択すると、楽天証券からメールが届くので、メール内に添付されているURLから手続きを進めましょう。

STEP2:本人確認を行う

続いて、以下の本人確認書類を提出して、本人確認を行いましょう。

【提出できる本人確認書類】

スマホで本人確認(※) 運転免許証
マイナンバーカード
郵送で本人確認 運転免許証
マイナンバーカード
健康保険証
住民票の写し
印鑑登録証明書
パスポート(2020年2月3日以前に申請したもの)
住民基本台帳カード
在留カード
特別永住者証明書

※別途スマートフォンで顔写真の撮影が必要

楽天証券の本人確認は、スマートフォンかパソコンから画像をアップロードします。スマートフォンでアップロードすると、ログインIDが翌営業日以降にメールで送られてきますので、最短翌日から取引ができます。

次に、顔写真を撮影します。撮影した本人確認書類や顔写真を、楽天証券で実物かどうかを判定します。

これで、スマートフォンから行う本人確認は完了です。

STEP3:基本情報の入力

本人確認が完了したら、氏名をはじめとするお客様情報を入力しましょう。

なお、楽天会員の場合は、すでに楽天会員に登録している情報がお客様情報として反映されるので、手間を省けます。とはいっても、念のため反映されている情報が間違っていないかどうか確認しましょう。

また、口座の種別(納税方法など)やNISA口座の有無など、個人情報ではない内容もここで選択します。

口座は「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座」の3種類から選択できます。特にこだわりがない人は、確定申告の手間を省ける、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおくと無難です。

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続いて、NISA口座の選択を行います。

NISA口座の選択

  1. つみたてNISAを開設
  2. 一般NISAを開設
  3. 開設を希望しないorあとで登録する

このように3つ選択肢が表示されるので、つみたてNISAか一般NISAの開設を選択しましょう。

また、iDeCoやFX、信用取引口座などの追加サービスの申し込みもここで行います。よく調べてから申し込みを行いたいという人は、口座開設後でも申し込みできるため、後日申し込みを行いましょう。

ここまで入力したら、「内容確認へ」ボタンを選択します。これまでに入力した内容が一覧で表示されるので、誤った情報を入力していないか確認して「内容を確定する」ボタンを選択してください。

STEP4:ログインIDの受け取り

STEP3で記載した内容をもとに、楽天証券で審査を行います。

無事に審査に通過すれば、ログインIDが送付されてきます。早ければ翌営業日に送られてきますが、混み具合によって異なるので、3営業日ぐらいは見積もっておきましょう。

ログインIDが送付されたら、楽天証券のホームページ内にある「ログイン」ボタンに、IDとパスワードを入力し、ログインします。

そして、取引時に必要な暗証番号を決めて、勤務先情報などを入力しましょう。

STEP5:NISA口座での取引開始

ここまでで、楽天証券の総合取引口座の開設は完了しましたが、NISA口座はまだ開設できていません。というのも、NISA口座は楽天証券の審査だけでなく、税務署の審査も行われるためです。

申し込みが殺到しているときや税務署が忙しい時期などは、開設に1ヵ月程度かかることも予想されます。そのため、NISA口座を開設するときは、ゆとりをもって申し込みを行うようにしましょう。

ちなみに、楽天証券のログインページにある「NISA つみたてNISA」>「管理・手続き」のページ内にある「NISA・つみたてNISA口座申込受付/受付状況 お客様の現在の申込/開設状況」から進捗状況を確認できます。

税務署の審査が終わり、無事にNISA口座の開設手続きが完了すると、状況欄には「開設済み」と記載されるので、確認してみましょう。

また、登録したメールアドレス宛にも口座開設完了のお知らせメールが届きます。そのため、普段からチェックするメールアドレスを登録するようにしましょう。

楽天証券では、総合取引口座に入金した資金を、NISA口座にも利用可能です。NISA口座を使って取引する前に、総合取引口座への入金をしておいてください。

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証券口座は開設しており、新しくNISA口座を開設する人

続いて、すでに楽天証券の総合口座をすでに保有している人に向けて、NISA口座開設方法を紹介します。オンラインと郵送の2つから選べますが、返送の手間がかからないオンラインでの手続きがおすすめです。

STEP1:NISA口座に申し込み

楽天証券にIDとパスワードを入力してログインします。NISA口座の開設が初めての人は「はじめてNISA口座を申し込む方」、他社でNISA口座の開設履歴がある人は「過去にNISA口座を開設したことがある方」を選択します。

「つみたてNISA」と「NISA」を選ぶ画面に移りますので、どちらか選択して「申込む」ボタンをクリックしましょう。

STEP2:必要書類を提出する

オンラインで口座開設をする場合、本人確認書類をアップロードします。

【提出できる本人確認書類】

スマホで本人確認(※) 運転免許証
マイナンバーカード
郵送で本人確認 運転免許証
マイナンバーカード
健康保険証
住民票の写し
印鑑登録証明書
パスポート(2020年2月3日以前に申請したもの)
住民基本台帳カード
在留カード
特別永住者証明書

※別途スマートフォンで顔写真の撮影が必要

口座開設をするときにも使っているはずなので、用意しておきましょう。

STEP3:審査が行われる

NISA口座の開設手続きが終わると、登録しているメールアドレス宛に受付完了メールが届きます。

NISA口座の開設には税務署の審査が必要なので、通常の口座開設よりも時間がかかることを知っておきましょう。

STEP4:NISA口座での取引開始

税務署の審査が完了したら、NISA口座が開設されます。楽天証券のサイト内にアクセスし、状況欄に「開設済み」と表示されていたら、取引可能です。

まれにNISA口座の開設ができないことがありますが、他社ですでにNISA口座を開設していることなどが考えられます。他社から楽天証券のNISA口座へ変更したい場合は、後ほど紹介する手順に従って手続きを進めてください。

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楽天証券のNISA口座で取引を始める方法

ここからは楽天証券のNISA口座で取引を始める方法について紹介します。

楽天証券のNISA口座で取引を始める方法

  1. 口座に入金する
  2. NISA口座の買付余力を確認する
  3. 口座区分で「NISA」を選択する
  4. 買付を行う

詳しく見ていきましょう。

①口座に入金する

NISA口座で取引をする前に、まずは総合取引口座に入金しましょう。

楽天証券の入金方法は以下の3種類があります。

楽天証券の入金方法

  1. マネーブリッジらくらく入金
  2. リアルタイム入金
  3. 通常振込入金

それぞれの特徴を表でまとめましたので、確認してみましょう。

入金方法 対応銀行 手数料 入金の反映 申込み 特徴
マネーブリッジらくらく入金 楽天銀行 無料(楽天証券が負担) 即時 必要 ワンクリックで入金が完了します。
リアルタイム入金 楽天銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、PayPay銀行、セブン銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、広島銀行 無料(楽天証券が負担) 即時 不要 楽天証券のウェブサイトから、各銀行のネットバンキングサービスを呼び出して入金します。
通常振込入金 ほぼすべての金融機関 ご利用の金融機関で所定の手数料がかかります※1 毎営業日9:00~15:00の間で入金が反映されます。 不要 お客様ごとに振込み入金専用の銀行口座がございます。この専用口座にご資金をお振込みください。

引用:楽天証券 入金方法比較表

中でもおすすめは、「マネーブリッジらくらく入金」です。ほぼ24時間、リアルタイムに振込み手数料無料で入金が可能であり、手間がかかりません。

それぞれの入金方法の特徴や対応銀行などの詳細は、楽天証券の公式サイトで確認できます。

②NISA口座の買付余力を確認する

買付に必要な資金を入金したら、IDとパスワードを入力して楽天証券にログインします。

次にNISA口座で使える、買付余力の確認をしましょう。

買付余力の確認

  • 国内株式 NISA購買余力
  • 投資信託 NISA買付可能額
  • 外国株式 NISA買付可能額

このように、NISAで使える金額が表示されますので、チェックしましょう。

③口座区分で「NISA」を選択

日本株や投資信託、米国ETFを買う場合、それぞれに対応したメニューを選択しましょう。

日本株式や外国株式、投資信託をNISA口座で買う場合は、楽天証券のホームページにログインして取引したいメニューをクリックします。

投資したい銘柄を選択したら、数量や注文方法などの注文に必要な情報を入力し、口座区分ではNISAにチェックを忘れないようにしましょう。

④買付を行う

これまでの内容に従って取引を進めていれば問題なく買付を行えます。

ただ、最後に、購入する銘柄を間違えていないか、指値で注文しようとしているのに成行になっていないかなどの確認をしましょう。

注文内容に間違いがなければ、注文するボタンを選択してください。

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NISAって何?一般NISAとつみたてNISAの違い

NISAには3つの種類があり、「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」と分けられています。

このうち、ジュニアNISAは未成年を対象とした口座であり、2024年には廃止が決定しているため、一般NISAとつみたてNISAについて解説します。

一般NISA

一般NISAは、2014年に開始された非課税制度で、年間120万円の投資金額に対する運用益が非課税となる制度です。非課税期間は最長5年間であるため、最大600万円の非課税枠を利用できることになります。

金融商品を売却したときの売買益だけでなく、企業の出す配当金や投資信託の分配金によって得られた利益にも税金がかかりません。

また、現行の一般NISAは2024年以降、制度の変更が決定されており、2024年以降は「新NISA」となります。新NISAの変更点を以下で確認しましょう。

新NISAの変更点

  • 1階部分と2階部分に分かられる
  • 1階部分は毎年20万円、2階部分は毎年102万円が非課税枠になる
  • 1階部分は積立による利用に限定
  • 1階部分を利用しなければ、2階部分は利用できない
  • 1階部分の対象商品は、金融庁の基準をクリアした投資信託とETFのみ

1階部分を利用すると2階部分を利用できるようになる仕組みです。現行の一般NISAは非課税枠を一括投資で利用できますが、新NISAになると1階部分が組み込まれるため、積立投資も必須となります。

1階部分の投資対象である金融商品は、金融庁が定める基準をクリアした投資信託とETFに限られます。一般NISAにつみたてNISAの要素が加わったと考えるとわかりやすいかもしれません。

ちなみに、過去にNISA口座にて運用経験があって、2階部分では上場株式のみに投資をする場合は、1階部分は利用せずに2階部分を利用できます。

参照:金融庁 一般NISAの概要
参照:金融庁 新しいNISAの概要

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つみたてNISA

つみたてNISAは、2018年1月からスタートした少額からの長期、積立、分散投資を支援するための非課税制度です。年間40万円を上限として投資金額に対する運用益が最長20年間非課税となります。

投資方法は積立に限定されており、対象商品も金融庁の基準をクリアした長期投資に適している投資信託とETFに限定されています。

【投資対象となる条件(株式投資信託)】
  • 販売手数料は0円(ノーロード)
  • 信託報酬は一定水準以下(例:国内株のインデックス投信の場合0.5%以下)に限定
  • 顧客一人ひとりに対して、その顧客が過去1年間に負担した信託報酬の概算金額を通知すること
  • 信託契約期間が無期限または20年以上であること
  • 分配頻度が毎月でないこと
  • ヘッジ目的の場合などを除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

これらの条件をすべて満たせないと、投資対象商品とはなりません。

2022年7月21日現在、つみたてNISAの対象商品は213本となっており、投資家は豊富な選択肢から投資する商品を選択できます。

2024年からの制度変更に伴い、つみたてNISAの非課税期間は、5年間延長されることが決定しました。結果、非課税枠は2042年までとなるため、2023年までにつみたてNISAの口座を開設すれば、最大800万円(40万円×20年)の非課税枠を最大限利用できます。

一般NISAとつみたてNISAの違いをまとめると以下の表のとおりです。

  一般NISA つみたてNISA
非課税金額
(投資可能金額)
年間120万円 年間40万円
非課税期間 最長5年間 最長20年間
金融商品 国内株式や海外株式、投資信託、REIT、ETFなど 金融庁の基準をクリアした投資信託とETF

参照:金融庁 つみたてNISAの概要

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楽天証券の一般・つみたてNISAにおすすめの投資信託3選

こちらでは、楽天証券の一般NISAやつみたてNISAを活用して投資する際におすすめの投資信託を紹介します。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

アメリカの代表的な株価指数であるS&P500(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資信託です。

S&P500は、米国株式市場全体の時価総額の約80%を占めています。そのため、S&P500の動きは米国経済の動向そのものと見なされています。

信託報酬は0.097%と低く、長期間運用する投資信託に適しています。

トータルリターン(2021年7月26日~2022年7月25日) 12.33%
純資産(2022年7月25日) 13,448.88億円
信託報酬 0.0968%
運用会社 三菱UFJ国際投信

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

全世界の株式に投資する投資信託であり、投資初心者でも手軽に分散投資を実践できます。

購入・売却のどちらでも手数料は無料で、信託報酬率(年率、税込)は0.1144%と低コストのため、人気が高い投資信託です。

トータルリターン(2021年7月26日~2022年7月25日) 6.57%(1年)
純資産(2022年7月25日) 5,997.04億円
信託報酬 0.1144%
運用会社 三菱UFJ国際投信

ニッセイ日経225インデックスファンド

日経平均株価(225種・東証)の動きに連動する成果を目標に運用を行う投資信託です。海外株式と比べて、ここ数年のリターンは低めですが、身近な企業だからこそ投資への親近感も湧くでしょう。

国内株式インデックスファンドの中でも手数料が非常に安く、国内株へ投資したい人にぴったりの商品です。

トータルリターン(2021年7月26日~2022年7月25日) 8.57%(1年)
純資産(2022年7月25日) 6,268.14億円
信託報酬 0.162%
運用会社 ニッセイアセットマネジメント株式会社

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楽天証券の一般NISAのおすすめ日本株3選

続いて、楽天証券の一般NISAでおすすめする日本株を3つ紹介します。

なお、このランキングは楽天証券の一般NISAランキングから抜粋したものです。

楽天グループ <4755>

インターネットショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天グループ。

クレジットカードや証券、銀行、保険などの金融サービスや、旅行のオンライン予約サイト「楽天トラベル」など、ネットサービスを総合的に提供しています。

第4の通信会社として楽天モバイルを展開しているものの、赤字が続いている状況であり、黒字転換するかどうかが注目されています。

楽天グループでは株主優待を導入しています。株式保有数に応じて以下の金額分の楽天キャッシュ(電子マネー)と、楽天トラベルで利用できる国内宿泊1,500円クーポン1枚がもらえます。

株式保有数に応じた株主優待

  • 100~999株保有:保有期間に応じて500円または1,000円
  • 1,000~4,999株保有:   〃    1,000円または1,500円
  • 5,000~9,999株保有:   〃    1,500円または2,000円
  • 1万株以上保有:   〃    2,000円または2,500円

普段から楽天のサービスを使う人には大きなメリットとなるでしょう。

商船三井 <9104>

日本郵船 <9101> や川崎汽船 <9107> とともに、日本の3大会社のひとつである商船三井。

自動車や資源、エネルギーなどを船で世界各国に届けており、世界で初めて大型カーフェリーによる実岸壁での自動離着桟に成功するなど、高い技術力が魅力です。

2022年7月21日に発表した業績予想によると、2023年3月期の純利益は前期比1.2%減の7,000億円と予想を発表しました。従来の予想は5,000億円だったので、大幅な上方修正と言えます。

前年から大きく上昇している海運株ですが、その要因は国際的な海運の運賃の高騰です。運賃が高騰しても船を使って輸送するしかなく、結果として営業利益が上がり、好業績となり、株価が高騰するのです。

過去2年の株価を見ると、最安値は2020年7月の500円台。その後は右肩上がりに推移し、現在は3,500円前後で推移しています。

イオン <8267>

ショッピングセンターで有名なイオンは、株主優待で個人投資家人気の高い銘柄のひとつです。2月末、8月末に100株以上を保有する株主に優待カード(半期100万円を限度とする買物金額に対し3%の比率で返金)を発行する予定です。

なお、返金率は保有している株式の数によって異なり、500株以上で4%、1,000株以上で5%、3,000株以上で7%と定められています。また、2月末の時点で3年以上継続して保有している株主に対しては、保有株数に応じてギフトカードが贈呈されます。

イオンを頻繁に利用する人にとっては、見逃せない株主優待です。

2022年7月6日に発表した決算では、営業収益が2兆2,032億円(前年同期比 2.3%増)となり、営業利益や経常利益などの段階利益も過去最高を更新しました。

世界的な原料価格や原油価格高騰を背景に、他社メーカーは相次いで生活必需品の値上げに踏み切りました。しかし、イオンでは6月末までプライベートブランド(PB)の価格を据え置いたことで、人気を集めています。

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楽天証券の一般NISAのおすすめ米国株3選

最後に、一般NISA口座では米国株も投資できるため、おすすめの米国株を3つ紹介します。こちらも楽天証券内のランキングから抜粋したものとなります。

テスラ(TSLA)

会社名 TESLA.inc
銘柄名 TSLA
株式市場 NASDAQ(ナスダック)
株価 805.30USドル(2022年7月25日現在)
配当金 0
主なサービス 電気自動車(EV車)
エネルギー製品のサービス

イーロン・マスク氏が率いるテスラは、主に高性能な電気自動車の販売を行っています。

アメリカ発の企業ですが、最近では東京や神奈川、大阪などの日本の都市部に「テスラ・ストア」というディーラーが進出しています。最先端のEV技術と環境問題に優しい電気自動車の銘柄ということもあり、米国株の中でも注目されている成長株の一つです。

2013年は1株当たり7.5ドルだったテスラ株は、2020年には1株当たり880.02ドル(約9万円)と大幅に上昇しました。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)

会社名 Amazon.com, Inc.(アマゾン・ドット・コム・インク)
銘柄名 AMZN
株式市場 NASDAQ(ナスダック)
株価 121.42USドル(2022年7月25日現在)
配当金 0
主なサービス Amazon.com(ECサイト)
Amazon Prime(会員制サービス)
Amazon Kindle(電子書籍)
Amazon Go(レジなしコンビニ)

ジェフ・べゾス氏が創業したAmazonの最も代表的な事業は、世界最大規模のオンラインショッピングサイトです。

2020年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、日常の買い物をはじめとして移動の制限を受け、巣ごもり需要が増えました。結果、2020年にAmazonの株価は大きく上昇しました。

自分が買い物に行かなくても、欲しいものがすぐに手に入るオンラインショッピングが中心ですが、他にも動画や音楽、電子書籍を楽しめるサブスクリプションサービスがあります。

アップル(AAPL)

会社名 APPLE.inc
銘柄名 AAPL
株式市場 NASDAQ(ナスダック)
株価 0.23USドル
配当金 0
主なサービス スマートフォン、パソコン、ウェアラブルアクセサリーの設計や製造、販売
上記に関連するソフトウェアの開発
App StoreやApple TVなどの提供

アップルはiPhoneやMacといったデバイスだけでなく、iPhoneなどのデバイスを起点に、周辺サービスも提供しています。

アップルの周辺サービス

  • AirpodsやApple Watchといったウェアラブル端末の販売
  • ケーブルやケースなどアクセサリの販売
  • App Storeの手数料
  • Apple TVやゲーム、iCloudなどのサブスクリプション

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NISA口座でお得に楽天ポイントを貯めるには?

NISAで楽天ポイントを貯める方法は2つあります。

NISAで楽天ポイントを貯める方法

  1. 楽天クレジットカード決済
  2. ハッピープログラム

順に解説します。

NISAでポイントを貯める方法①:楽天クレジットカード決済

楽天証券でつみたてNISAを楽天カードで決済すると、積立金額に対して1.0%分の楽天ポイントが還元されます。仮に年間40万円をすべて楽天カードで決済すると、4,000円分の楽天ポイントが付与される計算です。

ただし、楽天カードを使って決済したときのポイント還元率は、2023年11月からは「楽天証券が受け取る代行手数料が0.4%未満の銘柄」は0.5%~1.0%のポイントが付与されます。

【2022年9月以降に楽天カード決済のポイント還元率が0.5%~1.0%となる銘柄の例】

ファンド名 信託報酬 うち代行手数料
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968% 0.0374%
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 0.1144% 0.0462%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.132% 0.055%

これらのファンドは、楽天証券のNISAランキング上位3銘柄です。

これらの銘柄に積み立てる場合、「楽天キャッシュ決済」を使ったほうがポイント還元率は高いです。楽天キャッシュ決済は、2022年6月買付分より始まったサービスで、オンライン電子マネーである楽天キャッシュでつみたてNISAの代金を決済できるようになります。

2023年以降も楽天キャッシュへのチャージで受けられる0.5%のポイント還元は残るため、2022年8月買付分以降は楽天キャッシュ決済を利用したほうがお得にポイントを貯められるでしょう。

つみたてNISAでポイントを貯める方法②:ハッピープログラム

ハッピープログラムは楽天銀行と楽天証券の口座を連携させるサービスです。このサービスを利用すると、楽天証券で行ういろいろな取引に楽天ポイントが付与されます。

例えば、投資信託の残高も対象で、以下の条件を満たすたびに楽天ポイントが付与されます。

【ハッピープログラムの楽天ポイント進呈条件(投信残高)】

月末時点で投信残高が初めて以下の金額に到達するともらえるポイント

【ハッピープログラムの楽天ポイント進呈条件(投信残高)】
  • 10万円:10ポイント
  • 30万円:30ポイント
  • 50万円:50ポイント
  • 100万円:100ポイント
  • 200万円:100ポイント
  • 300万円:100ポイント
  • 400万円:100ポイント
  • 500万円:100ポイント
  • 1,000万円:500ポイント
  • 1,500万円:500ポイント
  • 2,000万円:500ポイント

ハッピープログラムは以下の手順で設定できます。楽天銀行口座をすでに持っている人は、ぜひハッピープログラムを利用しましょう。

楽天銀行口座を持っていない人は、この機会に開設を検討してはいかがでしょうか。

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【ハッピープログラムの設定方法】
  1. 楽天銀行と楽天証券をマネーブリッジ(※)で連携
  2. 30万円:30ポイント
  3. 楽天銀行でハッピープログラムにエントリー

    ※マネーブリッジ:楽天銀行と楽天証券間の入出金を自動的に行うサービス

楽天証券のNISA口座に関するよくある質問

ここからは楽天証券のNISA口座に関するよくある質問について順に解説します。

楽天証券のNISA口座に関するよくある質問

  1. NISA口座を楽天証券から他の金融機関に変更するにはどうしたらいいですか?
  2. 楽天証券内で、一般NISAからつみたてNISA口座に変更するにはどうしたらいいですか?
  3. 一般NISAとつみたてNISAはどちらがおすすめですか?
  4. つみたてNISAのシミュレーションはできますか?
  5. 楽天証券とSBI証券だとどちらがNISA口座に適していますか?

NISA口座を楽天証券から他の金融機関に変更するにはどうしたらいいですか?

楽天証券から他の金融機関へNISA口座を変更する場合は、以下の3つの手順で行いましょう。

手順1:勘定廃止通知書を取得する

まずは楽天証券から、「勘定廃止通知書」を発行してもらいましょう。

スマートフォンもしくはパソコンから楽天証券にログインし、「NISA つみたてNISA」をタップし、手続きを進めます。

手順2:NISA口座申込書類を請求し返送する

楽天証券から「勘定廃止通知書」が届いたら、新しくNISA口座を開設する金融機関にNISA口座申込書類を請求しましょう。

必要事項を記入したら、「NISA口座申込書」「勘定廃止通知書」「マイナンバー通知届出書」の3つを返送します。

手順3:NISA口座開設手続きの完了を待つ

返送した書類をもとに、新しい証券会社と税務署で審査が行われます。

審査通過には1~2週間程度かかるため、余裕をもって手続きをしましょう。

楽天証券内で、一般NISA口座からつみたてNISA口座に変更するにはどうしたらいいですか?

続いて、楽天証券内で一般NISAからつみたてNISAに変更する手順を解説します。

手順1:区分変更の申込書類を請求する

スマートフォンもしくはパソコンから楽天証券にログインし、「NISA つみたてNISA」、「口座開設・区分変更」の順に選択し、「区分変更」の申込書類を請求します。

手順2:申込書類に必要事項を記入し、返送する

申込書類が届いたら、記入して返送します。

手順3:手続きが完了したら取引する

申込書類に不備がなければ、楽天証券から通知が来るので、確認しましょう。

以上で楽天証券内で一般NISAからつみたてNISAに変更する手続きは完了です。

なお、一般NISAとつみたてNISAは、年ごとにどちらかを選択できますが、同じ年に併用することはできません。

また、一度切り替えた場合、一般NISAからつみたてNISA、つみたてNISAから一般NISAのどちらも、翌年まで切り替えはできないので注意してください。

一般NISAとつみたてNISAはどちらがおすすめですか?

一般NISAとつみたてNISAは、それぞれどんな人におすすめなのか、端的にまとめました。

まず、株式投資をしたい人は、一般NISAがおすすめです。

つみたてNISAは投資対象が金融庁の基準をクリアした投資信託とETFに限定されており、個別株式への投資はできません。したがって、日本や米国の個別株への投資を検討している人は一般NISAを選びましょう。

反対に、老後の資産形成のために投資を活用したい人や長期間非課税枠を利用したい人は、つみたてNISAがおすすめです。

つみたてNISAの非課税期間は最長20年間であり、一般NISAの5年間と比較すると長期間非課税の恩恵を受けられます。また、非課税となるトータルの金額はつみたてNISAが800万円、一般NISAが600万円と、つみたてNISAの方が多くなります。

「使う時期は未定だが、まとまったお金を用意したい」「老後に備えて資産形成したい」という人は、つみたてNISAを開設しましょう。

この記事でも紹介したように、一般NISAとつみたてNISAは同時に使うことはできませんが、1年ごとであれば変更できます。

例えば、「一般NISAをやってみたけど、うまくいかなかったからつみたてNISAにしよう」というように、とりあえずやってみて合わなければ変更するということも可能です。

特に、初めて投資を行う人は、実際に投資をして気付くこともたくさんあります。そのため、まずは一般NISAで試してみて、何か違うなと思ったらつみたてNISAに変更するという柔軟な考え方も大切です。

ただし、NISA口座の変更ができるのは1年単位です。2022年のNISA口座を使用して買付した場合は、2023年分のNISA口座以降でしか変更できないため注意しましょう。

つみたてNISAのシミュレーションはできますか?

積立投資は長期投資であるため、毎月の積立金額で将来に大きな差が出ます。

楽天証券では、将来必要な金額を手に入れるために、現段階からどのくらい積立投資をしたらいいのか、公式サイトでシミュレーションしてくれます。

毎月の積立資金が将来に与える影響を楽天証券の積立シミュレーションを使って試算しました。

同じ期間、同じリターンで設定した場合、毎月の積立金額が2万円程度変わるだけで、将来の結果は大きく異なります。

「今の積立で将来いくら貯まるのだろうか?」と思った人は、積立シミュレーションで確認してみましょう。もし、思ったように貯まっていなければ、積立金額を増やせるよう取り組みを行う必要があります。

楽天証券とSBI証券だとどちらがNISA口座に適していますか?

ネット証券の中でも、大手として知られているSBI証券と楽天証券のどちらを使ってNISA口座を開設しようか悩んでいる人もいるでしょう。

取引手数料や投資信託の本数では両社に大きな差はありませんが、IPO株や単元未満株 (1株単位での投資)に投資したい人はSBI証券、楽天ポイントを貯めている人は楽天証券を利用することをおすすめします。

SBI証券と楽天証券の違いについて、表にまとめましたので、確認してみましょう。

証券会社 証券会社 楽天証券
国内株式取引手数料 10万円まで 99円 99円
50万円まで 275円 275円
100万円まで 535円 535円
アクティブプランと
いちにち定額コース
の手数料
プラン名 アクティブプラン いちにち定額コース
100万円まで 0円 0円
200万円まで 1,238円 2,200円
300万円まで 1,691円 3,300円
以降100万円ごと +295円 +1,100円
米国株式取引手数料 約定代金の0.495% 約定代金の0.495%
米国株式銘柄数 6,000銘柄以上 4647銘柄
取扱外国株 9カ国 6カ国
投資信託本数 2705本 2652本
IPO実績 122件 74件
単元未満株 〇(S株) △(買取請求のみ)
NISA/つみたてNISA
iDeCo
口座開設数 840万口座以上
(SBI証券、SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIO)
800万口座以上
ポイント投資 Tポイント
Pontaポイント
dポイント
Vポイント
楽天ポイント
クレジットカード投資 三井住友カード 楽天カード
新規口座開設キャンペーン 米国株式信用口座開設で200円相当の米ドルプレゼント!キャンペーン 米国株取引手数料(実質)無料プログラム
投信積立での楽天キャッシュ決済開始記念キャンペーン
ロボアド WealthNavi
SBIラップ
楽ラップ
投資情報サービス 会社四季報
バロンズ・ダイジェスト
会社四季報
日経テレコン
バロンズ・ダイジェスト
公式サイト 公式サイト 公式サイト
(2023年12月19日時点)

※手数料はすべて税込

まとめ

本記事では、楽天証券でNISA口座を開設する手順や取引方法について解説してきました。NISAは非課税投資枠内の投資で得た利益に対して税金がかからずお得な制度であるため、投資家から人気を集めています。

楽天証券のNISAは、取扱金融商品が豊富だったり、ポイントを貯めることができたりします。楽天経済圏を利用している人であれば、特におすすめできる証券会社です。

とはいえ、NISA口座を開設できるのは1つの金融機関のみ。1年に1度は口座変更できるものの、手間がかかるため、よく検討してからNISA口座の申し込みを行いましょう。