「楽天証券でつみたてNISAをはじめたいけど、どの銘柄を購入すればよいか分からない」
「複数の銘柄を組み合わせたいけどどうやって決めればいいの?」
本記事では楽天証券のつみたてNISAでおすすめの銘柄や組み合わせをはじめ、楽天証券の特徴まで詳しく解説します。
つみたてNISAにチャレンジしたい人、つみたてNISA口座を開設する金融機関を検討している人、楽天証券のつみたてNISAで何を買えばいいか迷っている人は、ぜひ参考にしましょう。
楽天証券のつみたてNISAのおすすめ銘柄
楽天証券のつみたてNISAで銘柄を選ぶときは、信託報酬が低いインデックスファンドがおすすめです。
ここでは、上記に加えて以下3つの観点からおすすめ銘柄を紹介します。
なお、アクティブファンドに興味がある人は、以下の記事をご覧ください。
高いリターンを狙いたい人におすすめの銘柄
銘柄名 | 分 類 | 基準価格 | 準資産額 | リターン(3年) | 信託報酬 | 買付ランキング |
---|---|---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) |
米国株式 | 2万1,229円 | 2兆1,722億円 | 21.56% | 0.09372% | 1位 |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) |
先進国・新興国株式(広域) | 1万8,606円 | 1兆1,483億7,800万円 | 18.43% | 0.1133% | 2位 |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド (通称 VTI) |
米国株式 | 2万1,756円 | 9,461億1,600万円 | 20.47% | 0.162% | 3位 |
高いリターンを狙いたい人は、全世界株式や米国株式への投資を行っている銘柄がおすすめです。上記は、米国あるいは全世界の高い経済成長性を期待する銘柄です。
ただし、リターンとリスクは表裏一体の関係といわれており、基本的にハイリターンの銘柄はハイリスクでもあります。
そのため、万が一基準価額が下落した場合は、損失リスクも大きくなる点には注意が必要です。
リスクとリターンのバランスをとりたい人におすすめの銘柄
銘柄名 | 分 類 | 基準価格 | 準資産額 | リターン(3年) | 信託報酬 | 買付ランキング |
---|---|---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) |
バランス(固定配分・中リスク) | 1万4,273円 | 2,000億5,100万円 | 8.77% | 0.143% | 10位 |
ニッセイ・インデックス バランスファンド (4資産均等型) |
バランス(固定配分・中リスク) | 1万5,350円 | 314億9,800万円 | 8.52% | 0.154% | 34位 |
楽天・インデックス ・バランス・ファンド (均等型) |
バランス(固定配分・中リスク) | 1万2,816円 | 51億8,600万円 | 6.17% | 0.132% | 91位 |
リスクとリターンのバランスをとりたい人には、4資産均等型や8資産均等型などの銘柄をおすすめします。
ここに挙げた銘柄は、投資対象や投資地域などを鑑みてバランスよく分散投資しています。具体的には、ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の投資割合は次の通りです。
リスクを抑えつつ、一定のリターンを得たい人におすすめの銘柄といえます。
リスクをできる限り抑えたい人におすすめの銘柄
銘柄名 | 分 類 | 基準価格 | 準資産額 | リターン(3年) | 信託報酬 | 買付ランキング |
---|---|---|---|---|---|---|
三井住友・ DC年金バランス30 (債券重点型) |
バランス(固定配分・低リスク) | 1万7,044円 | 190億3,600万円 | 4.13% | 0.242% | 82位 |
DCニッセイワールド セレクトファンド (債券重視型) |
バランス(固定配分・低リスク) | 2万936円 | 268.29億円 | 4.51% | 0.154% | 157位 |
ダイワ・ライフ・ バランス30 |
バランス(固定配分・低リスク) | 1万8,768円 | 244億8,700万円 | 4.30% | 0.198% | 273位 |
可能な限りリスクを抑えながら安定した運用を目指す人には、債券重視型の銘柄がおすすめです。
もちろん、投資信託は金融商品の1つであるため「絶対安全」とは断言できませんが、一般的に債券は株式と比較すると低リスクといわれています。
堅実な運用を希望する人は、これらの銘柄をチェックしてほしいです。
つみたてNISAで銘柄を組み合わせるときの選び方
ここでは、つみたてNISAで銘柄を組み合わせるときの選び方として、以下3つを解説します。
特定の銘柄だけに投資を行うのではなく、資金を分散させて複数の銘柄に投資することでリスクを下げる手法があります。
つみたてNISAにおいても分散投資を行うことができますが、単純に複数銘柄に分散してもリスク分散効果は得られないので注意が必要です。
投資対象が異なる銘柄を選ぶ
1つ目は、投資対象が異なる銘柄を選ぶという点です。
つみたてNISAで分散投資を実現する主な手法は以下の通りです。
投資対象の分散 | 株式 or 債券 など |
---|---|
地域の分散 | 国内 or 海外 など |
時間の分散 | 銘柄を買い付けるタイミング |
特に銘柄選択時は「投資対象の分散」と「地域の分散」を意識したいものです。以下に代表的なつみたてNISA銘柄の投資対象や投資地域をまとめました。
銘柄名 | 主な投資対象 | 主な投資地域 |
---|---|---|
楽天・全米株式 インデックス・ファンド |
株式 | 米国 |
ニッセイ日経225 インデックスファンド |
株式 | 日本 |
三井住友・DC年金 バランス30(債券重点型) |
バランス(株式および債券) | 国内外 |
例えば「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と「ニッセイ日経225インデックスファンド」を組み合わせれば、米国と日本という2つの地域に分散投資が可能です。
同様に「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と「三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)」を組み合わせれば、米国株式と債券という2つの投資方針へ投資ができます。
このように、複数銘柄を選ぶときは投資対象が異なる銘柄を組み合わせることが重要です。
できる限り信託報酬が低い銘柄を選ぶ
2つ目は、可能な限り信託報酬が低い銘柄を選ぶという点です。
信託報酬とは、投資信託の管理および運用経費として支払う手数料であり、純資産総額に対する年率で表される。銘柄によって違いはありますが、一般的には0.5~2.0%程度です。
信託報酬が低い銘柄は、高い人気を誇っているものが多く、パフォーマンスも安定している傾向にあります。ただし、中には「フィデリティ・欧州株・ファンド」のようにハイリターンを期待してアクティブファンドを購入する人がいるのも事実です。
ただし、アクティブ型の銘柄は直近のリターンが高くても、将来も同様にリターンが高いという保証はどこにもありません。また、信託報酬が高い点も注意が必要です。
そのため、できるだけ信託報酬が低いインデックス型の銘柄を選ぶことをおすすめします。
無理に2銘柄以上選ぶ必要はない
3つ目は、無理に2銘柄以上を選ぶ必要はないという点です。
そもそも、投資信託自体が分散投資の考えから生まれた金融商品です。一例をあげると「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」という銘柄の投資対象は以下の通りです。
さらに、つみたてNISAの対象ということは、長期の積立や分散投資に適していると金融庁が判断した銘柄ということになります。
そのため、過度に分散投資を意識して2銘柄以上買い付ける必要性は低く、面倒に感じるなら単一の銘柄のみに留めても全く問題はないでしょう。
おすすめ銘柄の組み合わせ(ポートフォリオ)
個別のおすすめ銘柄を解説したところで、おすすめしたい組み合わせについても紹介します。組み合わせる時のポイントは下記の3点です。
銘柄の組み合わせ方により期待できる投資効果が異なります。
また、投資にはリスクが付きものです。そのため、収入や年齢に応じて適切にリスクを調整する必要がある点には注意していただきたいところです。
一般的に年齢が若い方は長期運用が可能なため、許容範囲内であればハイリスクハイリターンの銘柄を購入しても問題ないでしょう。
一方で定年退職などで収入が減少する見込みのある50~60代では、ハイリスクの銘柄よりもリスクを抑えた銘柄で安定的に運用することをおすすめします。
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)とeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の組み合わせ
1つ目の組み合わせは「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」と「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。各銘柄の基本的な情報は以下の通りです。
銘柄名 | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
---|---|---|
基準価額 | 2万1,229円 | 1万4,273円 |
純資産額 | 2兆1,772億円 | 2,000億5,100万円 |
リターン(3年) | 21.56% | 8.77% |
信託報酬 | 0.09372% | 0.143% |
ファンドスコア | (5) | (4) |
買付ランキング | 1位 | 10位 |
積立設定件数ランキング | 1位 | 11位 |
「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」は、楽天証券の買付ランキングおよび積立設定件数ランキングにて、どちらも1位を獲得している大人気銘柄です。
S&P500は、米国内で時価総額が大きい主要500社で構成される株価指数であり、ニューヨーク市場における時価総額の約75%をカバーしているといわれています。高い成長性が期待できる米国市場全体の動きと連動するため、高いリターンを得られる可能性があります。
その「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」と組み合わせたいのが「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。この銘柄は以下8つへ12.5%ずつ分散投資しているのが特徴です。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 国内債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内リート
- 先進国リート
この2つの銘柄を組み合わせることにより「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」で高いリターンを狙いつつ、「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」でリスクの分散効果が期待できるでしょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)の組み合わせ
2つ目の組み合わせは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)」です。各銘柄の基本的な情報は以下の通りです。
銘柄名 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) |
---|---|---|
基準価額 | 1万8,606円 | 1万7,044円 |
純資産額 | 1兆1,483億7,800万円 | 190億3,600万円 |
リターン(3年) | 18.43% | 4.13% |
信託報酬 | 0.1133% | 0.242% |
ファンドスコア | (5) | (4) |
買付ランキング | 2位 | 82位 |
積立設定件数ランキング | 2位 | 34位 |
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、先進国や新興国を含む全世界の株式などへ投資を行っています。その中でも米国への投資割合が62.0%と高いため、リターンを狙いつつ高い分散効果も得られるのが特徴です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に組み合わせる銘柄としては「三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)」をおすすめします。
この銘柄は国内外の債券に約65~70%、国内外の株式に約30%、短期金融資産に約5%という投資割合を基本方針としています。そのため、低リスクで安定した資産運用が期待できます。
この2つを組み合わせることで、一定のリターンを狙いつつリスクを抑えた運用が可能となるでしょう。
バランス型なら1銘柄でもOK
「つみたてNISAをはじめたいけど、銘柄を組み合わせるのは難しそう」と感じている人もいるかもしれません。
前述した通り、2つ以上の銘柄を組み合わせることでメリットが得られます。ただし、つみたてNISAの初心者が効果的な組み合わせを考えるのは難しいのも事実です。
そのような人は株式と債券にバランスよく投資する銘柄がおすすめです。具体的にはニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)やeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)などが挙げられます。これらの銘柄であれば、単一でも分散投資の効果を十分に得られるでしょう。
つみたてNISAは無理をして複数組み合わせなくても、銘柄選びを工夫するだけでリスクを抑えた運用が可能です。
楽天証券のつみたてNISAの特徴、メリット
つみたてNISAをはじめるのであれば、ネット証券会社がおすすめですが、その中でも楽天証券でつみたてNISAをはじめれば、以下のメリットを受けられます。
楽天カードで積立投資ができる
楽天証券では、楽天カードでつみたてNISAの積立投資ができます。
つみたてNISAの決済方法は、主に「現金決済」と「クレジットカード決済」の2通りです。銀行や店舗型証券会社ではクレジットカード決済に対応していない場合も多いので、クレジットカード決済をしたいなら、ネット証券会社をおすすめします。
現金決済の場合、口座残高の確認や入金などの口座管理を行わなければなりません。クレジットカード決済であれば、最初に楽天カードを登録しておけば、口座管理作業が不要です。
また、楽天カードで積立投資を行うと毎月の積立金額に対してポイントが還元される点も嬉しいメリットです。なお楽天証券では、2023年6月買付分からポイント還元率が大幅に改善されています。詳細は次の通りです。
~2023年5月買付分 | 2023年6月買付分~ | |
---|---|---|
楽天カード | 0.2% | 0.5%(0.3%UP) |
楽天ゴールドカード | 0.2% | 0.75%(0.55%UP) |
楽天プレミアムカード | 0.2% | 1.0%(0.8%UP) |
以下の記事ではつみたてNISAのクレジットカード決済におすすめの証券会社について詳しく解説しています。ぜひ参考にして下さい
楽天ポイントが使える
楽天証券のつみたてNISAでは、積立投資に楽天ポイントを利用できます。
楽天証券は、投資家にポイント投資というサービスを提供しており、楽天グループを利用して貯まったポイントを投資に活用できます。ポイント投資の投資対象は以下の通りです。
- 投資信託(つみたてNISA含む)
- 国内株式(現物)
- 米国株式(現物・円貨)
- バイナリーオプション
楽天証券であれば、楽天グループのサービスを利用して獲得した楽天ポイントでつみたてNISAを購入できます。楽天ポイントユーザーはもちろん、現金で投資するリスクを避けたい人には嬉しいサービスといえるでしょう。
以下の記事では、楽天ポイント投資について解説しています。
新しいNISAでは月10万円までポイント付与の対象になる
楽天証券では、新しいNISAにおいて月10万円までポイント付与対象となります。
現行のつみたてNISAの年間投資枠は40万円であるため、約33,333円が毎月の上限金額でした。一方で新しいNISAのつみたて投資枠における年間投資枠は120万円となったため、最大で毎月10万円の積立が可能となります。
ただし、楽天証券を含む多くのネット証券会社のクレジットカード決済は、内閣府令を考慮して毎月10万円が上限となっています。つまり、クレジットカード決済だけでは新しいNISAに移行後も月10万円までしかポイント付与対象とならない可能性が高いです。
そこで注目したいのが「楽天キャッシュ」という楽天グループの電子マネーサービスです。楽天キャッシュは、登録した楽天カードから自動でチャージされる仕組みとなっており、つみたてNISAや新しいNISAの決済方法としても指定ができます。
この楽天キャッシュと楽天カードを組み合わせれば、月15万円までが楽天ポイントの付与対象です。
2023年6月現在、新しいNISAのつみたて投資枠全額(月10万円)がポイント還元対象となるのは、楽天証券のみです(2023年4月13日楽天証券調べ)。
年の途中から始めても投資枠を使い切れる
楽天証券であれば、年の途中から始めてもつみたてNISAの年間投資枠である40万円を使い切れます。
楽天証券のつみたてNISAでは「増額設定」と「ボーナス設定」という機能を提供しています。それぞれの概要は次の通りです。
増額設定 | つみたてNISA口座で年の途中から積立を開始した際に、投資枠を使い切るための機能。 その年に限り、毎月もしくは毎日の積立金額を増額可能。 |
---|---|
ボーナス設定 | 年2回まで指定した金額を増額して積立購入をおこなう設定。 |
これらの機能を活用すれば、今からつみたてNISAをはじめても2023年内に年間投資枠の40万円を使い切れるというわけです。
なお、増額設定やボーナス設定などの機能を提供しているかは金融機関により異なります。一例をあげると、三菱UFJ銀行ではつみたてNISAのボーナス設定に対応してません(2023年6月14日現在)。
このポイントも楽天証券の特徴といえるでしょう。
つみたてNISA対象商品の80%以上を取り扱う
楽天証券はつみたてNISA対象商品の80%以上を取り扱っています。 金融庁が認可したつみたてNISAの対象商品は246本(2023年8月3日現在)ありますが、楽天証券はそのうち194本を取り扱っているのです。
「どの金融機関も同程度のラインナップを揃えているのでは?」と思った人もいるかもしれませんが、つみたてNISAの取扱商品数は、金融機関によって大きく異なります。
以下に代表的な金融機関が取り扱っているつみたてNISA対象商品数をまとめました。
楽天証券 | 194本 |
---|---|
野村證券 | 19本 |
三菱UFJ銀行 | 12本 |
楽天証券では豊富な種類の銘柄の中から、より投資家にマッチした商品を選ぶことができます。
楽天証券でつみたてNISAを始めるときにおすすめの設定
楽天証券でつみたてNISAをはじめるのであれば、おすすめの設定があります。具体的には次の通りです。
これらは必須ではなく、未設定でも投資自体は可能です。ただし、楽天証券の特徴を最大限活かすのであればぜひ設定してみましょう。
楽天ポイントコースへの変更
楽天証券には「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」という2つのコースがありますが、はじめから楽天ポイントコースへ変更しておくことをおすすめします。
口座開設時の初期設定は「楽天証券ポイントコース」となっていますが、「楽天ポイントコース」の方が使い勝手がよいです。
例えば、楽天グループが提供しているSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になるのは、楽天ポイントコースのみです。
また、楽天証券ポイントの使用方法は以下3つに限定されています。
- 投資信託の購入
- JALのJMBマイルへの交換
- 楽天ポイントへの交換
そのため、はじめから楽天ポイントコースにしておくことをおすすめします。
楽天ポイントコースへの変更方法は以下の通りです。
- PCサイトにログイン後「マイメニュー」へ進む。
- お客様情報の設定・変更「ポイント設定・SPU」から「ポイント設定・SPU」画面を表示する。
- 現在のコースが表示されているため「楽天ポイントコースに変更する」をクリックする。
- 楽天会員ログインを行い、確認画面で取引暗証番号を入力する。
以上でポイントコースの変更は完了となります。
楽天カードの登録
楽天ポイントを貯めている人は、楽天カードもぜひ登録しておきましょう。月10万円の投資分までポイント付与の対象となるほか、楽天証券では2023年6月買付分からポイント還元率も大幅に改善されています。
楽天カードの登録設定に関する手順は以下の通りです。
- つみたてNISAの引き落とし方法を指定する画面で「楽天カードクレジット決済」をクリックする。
- 表示された画面に「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」を登録する。
楽天キャッシュのチャージ設定
楽天証券のつみたてNISAは「現金決済」と「クレジットカード決済」に加えて「楽天キャッシュ決済」に対応しています。
2024年からスタートする新しいNISAの「つみたて投資枠」では月額10万円までの積立が可能となりますが、クレジットカード決済では10万円までが上限となっています。この楽天キャッシュを併用することで月額15万円の積立額すべてをポイント還元の対象にできるため、設定しておくことをおすすめします。
また、楽天キャッシュは一度登録しておけば残高をオートチャージしてくれるため、残高確認や入金処理から解放される点もメリットといえるでしょう。
楽天キャッシュのチャージ設定に関する手順は以下の通りです。
- つみたてNISAの引き落とし方法を指定する画面で「楽天キャッシュ(電子マネー)」をクリックする。
- 「楽天キャッシュの設定」画面が表示されるため「楽天キャッシュの設定へ」ボタンをクリックする。
- 楽天会員でログインする。
- チャージ元の楽天カードを登録する。
- 楽天キャッシュ残高をキープする金額を入力し「上記金額で設定する」ボタンをクリックする。
楽天銀行との連携
楽天証券は楽天銀行との口座連携サービスである「マネーブリッジ」を提供しています。マネーブリッジのメリットは以下の通りです。
- 普通預金金利が最大0.18%(大手銀行の約100倍)
- 楽天証券口座 ⇔ 楽天銀行口座間で自動入出金が可能(手数料無料)
マネーブリッジの設定方法は以下の通りです。
- (楽天銀行口座を持っていない場合)楽天銀行口座を開設する。
- (楽天証券口座を持っていない場合)楽天証券口座を開設する。
- 楽天証券にログインする。
- 「マイメニュー」から「マネーブリッジ」または「楽天銀行連携(マネーブリッジ)」をクリックする。
- マネーブリッジ設定画面にて「申込」ボタンをクリックする。
なお、マネーブリッジ設定時は楽天証券口座と同一名義の楽天銀行口座が必要となるので注意して下さい。
ハッピープログラムへのエントリー
楽天証券利用時はハッピープログラムへのエントリーも行いましょう。
ハッピープログラムは以下5つの会員ステージが用意されており、ステージごとにさまざまな特典を受けられます。
- ベーシック
- アドバンスト
- プレミアム
- VIP
- スーパーVIP
ハッピープログラムへエントリーしておけば、ATM手数料や他行振込手数料が無料となります。さらに楽天ポイントの獲得倍率がアップするのも魅力の1つといえるでしょう。
なお、ハッピープログラムは以下の手順でエントリー可能です。
- 楽天証券の口座を開設する。
- マネーブリッジに申し込みを行う。
- 楽天銀行にログインし楽天会員リンク登録を行う。
登録無料なので、忘れずに設定しておきましょう。
楽天証券でつみたてNISAを始めてみよう!
今回は楽天証券のつみたてNISAについて、おすすめ銘柄や組み合わせを紹介しました。
楽天証券のつみたてNISAがもつ特徴は以下の通りです。
- 楽天カードで積立投資ができる
- 楽天ポイントが使える
- 新しいNISAでは月10万円までポイント付与の対象になる
- 年の途中から始めても投資枠を使い切れる
- つみたてNISA対象商品の80%以上を取り扱う
特に取扱銘柄数の豊富さは魅力であり、個々の投資戦略にマッチする銘柄を購入できるでしょう。
つみたてNISA口座を開設する金融機関に迷っている人は、楽天証券も候補の1つとして追加することをおすすめします。
なお、以下の記事では楽天証券におけるつみたてNISAの始め方ややるべきことを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。