ビットコインをはじめとした暗号資産(仮想通貨)が急落する中、急上昇を見せて注目を浴びたADAコイン(エイダ/エーダ)。
この記事では、ADAの価格やチャートを分析するとともに、将来性を検証する。
暗号資産(仮想通貨)においても「省エネ」がテーマとなりつつある今、ADAは投資先として大きな魅力があると言えるのではないだろうか。
暗号資産(仮想通貨)ADA(エイダ/エーダ)とは
ADAの市場概要 | |
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時価総額 | ¥7,554,362,424,794(2021年10月29日時点) |
1ADA | 約227円(2021年10月29日時点) |
発行時期 | 2017年9月 |
2021年5月にビットコインをはじめとした多くの暗号資産(仮想通貨)が急落した。このとき、ビットコインに代わって存在感を増したのがADAだ。
ビットコインをはじめとした多くの暗号資産(仮想通貨)と比べてエネルギー消費量の少ないADAは、次世代の暗号資産(仮想通貨)として世界中の注目を集めている。
ADAの価格やチャート
ADAの売買がスタートしたのは2017年だ。2018年に120円を超えたものの、数ヵ月で約16円まで下落。その後は5円を切ることもあり、長らく一桁台を推移していた。
2020年秋ごろから、ビットコインをはじめとした他の暗号資産(仮想通貨)の価格が急上昇し始めた。それにともない、ADAも少しずつ上昇し、2021年2月には約3年ぶりに120円を超えた。
その後も順調に価格が上がり、5月には180円の壁を突破する。
しかし、5月13日にマスク氏がエネルギー消費に関するツイートをしたことで、ビットコインの価格は急落し、他の暗号資産(仮想通貨)もビットコインに引きずられるように下落を始めた。
このとき、逆の値動きを見せたのがADAだ。ADAは、マスク氏の発言後に価格が急上昇し、5月16日には約261円を記録した。その後、ADAも乱高下し、一時は約130円に下落したものの、2021年6月、価格は150円前後を推移している。
2021年、10月現在は220円台と好調だ。
約2年前、ADAは1通貨当たり5円だった。この頃と比べると、たった数年で30倍に価格が上昇している。ADAが5円だった頃に100万円を投資していたら、今は3,000万円を手にしていた計算になる。
エイダはこれからの伸びも期待できるので買い時と言えるかもしれない。
ADA価格まとめ
- 2021年、10月現在は220円=2年前の40倍
- これからの伸びも期待できるので買い時
エイダコイン(ADA)取引でおすすめの国内の暗号資産(仮想通貨)取引所
エイダコイン(ADA)を取り扱っている国内の暗号資産(仮想通貨)取引所は2つしかないことを踏まえたうえで、それぞれの取引所の特徴とメリット・デメリットを解説していく。
取引所名 | 取引手数料 | 取扱通貨数 | 最低取引単位 | レバレッジ取引 |
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1位 | 販売所:無料 取引所:BTC,ETH,XRPはMaker:-0.01%,Taker:0.05% その他はMaker:-0.03%,Taker:0.09% |
26種類 | 販売所:1ADA 取引所:ADAの取扱いなし |
2倍 |
2位 | 無料 | 18種類 | 販売所:0.000001 ADA 取引所:0.01ADA |
- |
取引所名 | 取引手数料 | 取扱通貨数 | 最低取引 単位 |
レバレッジ 取引 |
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1位 | 販売所:無料 取引所:BTC,ETH,XRPはMaker:-0.01%,Taker:0.05% その他はMaker:-0.03%,Taker:0.09% |
26種類 | 販売所:1ADA 取引所:ADAの取扱いなし |
2倍 |
2位 | 無料 | 18種類 | 販売所:0.000001 ADA 取引所:0.01ADA |
- |
GMOコイン
GMOコインの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 26通貨 (BTC,ETH,BCH,LTC,XRP,XEM,XLM,BAT,XTZ,QTUM,ENJ,DOT,ATOM,XYM,MONA,ADA,MKR,DAI,LINK,FCR,DOGE,SOL,ASTR,FIL,SAND,CHZ) |
取扱通貨数(取引所) | 9通貨 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM(現物取引)、XLM(現物取引)、XYM(現物取引)、MONA(現物取引) |
最低取引数量(BTC) | 販売所:1ADA 取引所:ADAの取扱いなし |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | 2倍 |
メリット
- 東証1部上場のGMOが運営しているので安心できる
- 入出金・送金・取引手数料が無料
- 口座開設が早い
デメリット
- スプレッドが広い
- 追証がある
- 取引規制(売り・買い)がある
ADAを取り扱っている日本国内の暗号資産(仮想通貨)取引所でおすすめの取引所はGMOコインだ。 エイダコインを含め26種類を扱っており、入金・出金手数料も無料となっているので、余計な支出を抑えながらADA以外の銘柄も豊富に取引することができる。ADAを購入するなら、GMOコインで口座開設をするのがおすすめだ。
GMOコインは東証一部・GMOインターネット <9449>のグループ会社である。インターネット時代の黎明期から培ってきたインターネット金融システムの構築・運用ノウハウを背景に、高度なセキュリティ対策を誇る取引所だ。
セキュリティ対策の基本として、法令に基づいて顧客資産を分別管理し、顧客資産と当社資産の日々の算定・照合を徹底している。
同社が誇るセキュリティ対策の要は、コールドウォレット(オフライン)管理とマルチシグ対応の強固なセキュリティだ。即時送付しない暗号資産は通常、コールドウォレットに保管されている。コールドウォレットから暗号資産を移動するには、複数部署で承認を受ける必要がある。同時に複数の秘密鍵を必要とするマルチシグ体制も採用しているため、秘密鍵をそれぞれ異なる場所に保管してリスクヘッジをしているのだ。
GMOコインのホームページでは、「お客様アカウント乗っ取り」と「システムへの侵入」の2つの観点で、サイバー攻撃対策について明記されており、そこからもセキュリティ対策を重視する姿勢と自信がうかがえる。
2021年10月に株式会社ZUUが行った暗号資産取引所のイメージ調査では、メインで利用している暗号資産(仮想通貨)取引所のランキングでコインチェックに僅差で勝ち、GMOコインが1位となった。
Q.メインで利用している暗号資産(仮想通貨)取引所をお知らせください。
投資家の目的に合わせて、取引所の現物取引だけでなく、販売所としての利用や暗号資産FXなど、取引形態を自由に選ぶこともできる。最初に、投資目的を明確にしてから取引を開始するといいだろう。値上がりを期待して、ビットコインまたはアルトコインをいくらか保有しておきたい人にも使いやすい取引所だ。
引用元:GMOコイン
GMOコインが向いている人
GMOコインが向いている人はすぐに取引を始めたい人だ。口座開設には時間がかかる取引所も多いが、GMOコインでは最短10分で取引を開始することができる。
GMOコインが向いていない人
GMOコインが向いていない人は主に販売所形式で取引したい人だ。取引手数料は無料となっているが、実際にはレバレッジとして手数料が発生しており、広めに設定されている。
GMOコインの評価ポイント
①エイダコインを含め26通貨を扱っている
②積み立てが可能
GMOコインでは暗号資産を保有しているだけで暗号資産を得られる「つみたて暗号資産」のサービスを利用できる。最小1,000円か設定でき、毎月自動的に購入可能だ。
③大手GMOグループの高いセキュリティ
GMOコインでは2段階認証や24時間の監視、定期的な脆弱性診断や資産の分別管理など、厳重なサイバー攻撃対策が取られているため、安心して取引できる。
評価:★★★★
引用元:GooglePlay Store
他の国内取引所と違って、トレンド、オシレーター表示があるので便利です。この厳選されたオシレーターは、レバレッジ取引の経験値が上がる気がします。。。願わくば、ワンタッチで3つの画面設定を切り替えられるようにしてほしい。各分足も。横画面の表示も改善求む!!指の運びが上に行ったり、右下に行ったりも忙しい!
BITPOINT(ビットポイント)
ビットポイントの概要 | |
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取扱通貨数(販売所) | 18通貨 (BTC,GXE,SHIB,MATIC,KLAY,DEP,JMY,ADA,ETH,TRX,XRP,IOST,DOT,LNK,BCH,BAT,LTC,FLR) |
取扱通貨数(取引所) | 8通貨 (BTC,ADA,ETH,TRX,XRP,LTC,BCH,BAT) |
最低取引数量(ADA) | 0.000001 ADA(販売所) 0.01ADA(販売所) |
取引手数料(販売所) | 無料 |
取引手数料(取引所) | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
レバレッジ取引 | - |
メリット
- TRX(トロン)の取扱いがある
- ポートフォリオを閲覧できる
- アルトコインでレバレッジ取引できる
デメリット
- 取扱通貨数が少ない
- スプレッドが広い
- 問い合わせの返信が遅いことがある
エイダを取り扱っているBITPOINTは取扱通貨数も18種類と多くはないものの、入出金手数料も無料な優良な取引所である。
国内でまだ取り扱いを行っていない通貨を、いち早く取り扱う傾向にあるので今後もADAのような暗号資産を他の取引所より早く取り扱ってくれるかもしれない。
\ADA取引におすすめはBITPOINT!/
BITPOINTが向いている人
BITPOINTが向いている人は保有している通貨をアプリで管理したい人だ。BITPOINTアプリでは自分の保有している通貨の状況をポートフォリオとして、簡単に確認することができる。
BITPOINTが向いていない人
BITPOINTが向いていない人は素早いサポートを求めている人だ。公式のフォームから問い合わせることができるが、返信に時間がかかることがある。
BITPoint(ビットポイント)の評価ポイント
①トロン(TRX)の取扱いがある
トロンは創業者がジャスティン・サンという業界を盛り上げる著名人のため、2017年末にリリースされた際から注目を集めている通貨だ。2021年3月にBitPointが初めて国内で取引を開始した。
②各種手数料が無料
入出金手数料、取引手数料ともに無料。即時入金では24時間すぐに取引をすることができる。
③貸して増やすサービスがある
保有している仮想通貨を取引所へ貸し出すことで賃貸料を受け取れるサービスがある。全部で11種類の通貨が対応している。
評価:★★★★
引用元:GooglePlay Store
アプリが重いのがネック。 板取引もアプリからはできません。 気づかず高いスプレッドを払い続けている人も多いのではないのでしょうか? ただその点を抜いて考えると送金無料なのはとてもすばらしいし、開設だけでも3000円分配布があったりと仮想通貨に投資を始めるには良いと思う。
ADAの将来性は?
カルダノを開発したのは、イーサリアムの開発にも携わった天才数学者チャールズ・ホスキンソン氏だ。同氏は現在、IOHKのCEOとして、カルダノのプラットフォーム上の技術開発を手掛けている。
そのほか、カルダノの運営には、カルダノ財団やエマーゴといった組織もかかわっている。
ホスキンソン氏は、ADAに関して、分散型金融DeFi(ディーファイ)分野に積極的に進出する意向を示している。DeFiとは、スマートコントラクト(自動契約)を活用し、金融仲介を自動で行う次世代の金融システムのことだ。
将来的にDeFiが浸透すれば、銀行や生命保険会社の仲介業務が存在しなくなるといわれている。
スマートコントラクトによって送金したり、保険金を受け取ったりできるようになれば、仲介業務は消えてしまうというわけだ。
金銭的にも時間的にもコストをかけることなく、自由に金銭の受け渡しができることによる利便性の向上は、はかり知れない。2020年は、未来の金融システムのあり方としてDeFiが大きな注目を浴びた。
ADAはスマートコントラクト機能を備えていることから、DeFiの分野に進出するという点は現実味を帯びている。
DeFiにおいては、同じくスマートコントラクト機能を持つイーサリアムが先行しているが、ホスキンソン氏は後発だからといって必ずしも不利とは限らないという見解を示している。
詳細はまだ伏せられているが、今後ADAがDeFiの分野に乗り出すと同時に、価格が急上昇する可能性は十分にあり得る。前述したエネルギー消費の観点からも、ADAは興味深い投資対象と言える。
マスク氏は、ビットコインの電力消費の1%未満になる他の暗号資産(仮想通貨)を検討しているともほのめかしている。
ホスキンソン氏によれば、ADAはエネルギー効率の観点から非常に優れており、ビットコインの0.01%以下のエネルギーの消費で取引の認証ができるという。
世界的にも暗号資産(仮想通貨)とエネルギー消費が一大テーマとなりつつある今、“省エネルギー”な暗号資産(仮想通貨)であるADAの将来性は十分と言えるだろう。
ADAの過去の高騰とこれからの高騰
ADAは、売買開始時に一度高騰した。2017年末から2018年1月にかけて、ADAの価格は約3円から約120円まで急上昇。数ヵ月で約40倍になったことがわかる。しかし、ここから急落し、その後は長らく低い水準をさまようことになった。
ADAの2度目の高騰は、他の暗号資産(仮想通貨)と同じく2020年秋以降に起きた。2020年は、約10円から約20円まで上昇し、約2倍となった。その後、2021年に入ってからも上昇傾向が続き、マスク氏の発言を受けて5月に急上昇した。
ビットコインは2022年2月現在、約490万円だが、ADAは約130円だ。価格差は歴然で、ADAにはまだまだ伸びしろがあると言えるだろう。
今後、ホスキンソン氏がDeFi分野への進出に関する具体的な情報を開示すれば、一気に価格が急上昇する可能性もある。また、エネルギー消費の観点からも価格が上昇する可能性は十分にある。
マスク氏がADAに関する肯定的な態度を示すようなことがあれば、再び価格が急上昇することもあるだろう。
暗号資産(仮想通貨)は値動きが激しい資産であり、影響力のある人物の発言によって、数時間から数日の間に価格が急上昇することもあり得る。そのときに投資のタイミングを逃してしまうことがないよう準備しておくようにしたい。
ADAを保有するメリットとデメリット
続いて、ADAの特徴や値動き、将来性を踏まえて、ADAに投資するメリット・デメリットを解説する。
ADAを保有するメリット
ADAを保有するメリットは、将来性だ。ADAはエネルギー効率のいい暗号資産(仮想通貨)であり、DeFi分野に進出する可能性が高い。
どちらも今後の暗号資産(仮想通貨)において避けては通れないテーマで、その意味でADAは計り知れない成長可能性を秘めていると言えるだろう。
また、ビットコインやイーサリアムと比べて、1通貨当たりの価格が小さいのもADAの魅力だ。時価総額が大きく、取引量の多いビットコインやイーサリアムは、価格が0円になる可能性は低いものの、急激に値上がりする可能性も低い。現在の価格から数十倍、数百倍に上昇することはまずないだろう。
その点、1通貨当たり約150円のADAは、成長可能性を秘めている。今後のADAの利用拡大とともに、価格が急上昇することは十分あり得る。
今のうちにADAに投資しておくことで、資産を数倍から数十倍に増やせるという夢を見ることができるだろう。
ADAを保有するデメリット
ADAのデメリットは、日本国内の取引所で取り扱いが少ない点だ。海外の取引所ではADAを購入できるが、金融庁の登録を受けていないなど、不安がつきまとう。
今後、ADAを取り扱う日本国内の暗号資産(仮想通貨)取引所が登場するのを心待ちにしたい。
海外の取引所での取り扱いは?
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所の中でも最大級の規模を誇るバイナンスでもADAを取り扱っている。バイナンスは中国の暗号資産(仮想通貨)取引所で、150種類以上の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っており、ADAも含まれる。
日本にいても、バイナンスで口座開設すればADAの購入が可能だ。翻訳はやや心もとないが、日本語のホームページもある。
しかし、バイナンスはまだ金融庁の登録を得ていない。2018年には、無登録で営業している件について、金融庁から警告を受けている。
このような点を踏まえると、バイナンスを利用することは可能だが、トラブルに巻き込まれた際には自己責任で対処しなければならない。
主要な暗号資産(仮想通貨)から投資を始めるのも1つ
まずは金融庁の登録を受けた日本国内の取引所で口座開設し、ビットコイン(BTC)などの主要な暗号資産(仮想通貨)で投資の経験を積んでからADAなどのアルトコインの投資を始めるのもよいだろう。
日本国内の取引所の中で、コインチェックは取り扱っている暗号資産(仮想通貨)の種類が多い。2022年3月現在、17種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている。
取り扱っている暗号資産(仮想通貨)の種類や数は、取引所によって大きく異なる。中には、取り扱っている暗号資産(仮想通貨)が4種類という国内取引所もある。
その中で、コインチェックは暗号資産(仮想通貨)の種類を多く取りそろえることに注力している。もちろん、金融庁の登録も受けている。
2022年3月現在、ADAの取り扱いを開始するという情報はないが、将来的に取り扱う可能性もあるため、今のうちに口座開設しておけば、暗号資産(仮想通貨)投資の経験を積むことができる。
暗号資産(仮想通貨)は値動きが激しく、いきなり高額を投資するのは危険だ。最初は少額から投資をスタートし、徐々に投資額を増やしていくことで、投資感覚を身につけていく必要がある。
その意味では、ADAへの投資を始める前に、他の暗号資産(仮想通貨)で経験を積んでおくのもいいだろう。