楽天証券,口コミ記事

楽天証券の概要と特徴

1999年に誕生した楽天証券は、楽天グループのネット証券会社です。楽天銀行や楽天カードといったサービスとともに利用すると、楽天経済圏のメリットを享受できる点に強みを持っています。

楽天ポイントを投資信託や国内株式、米国株式などの購入代金と手数料に充てられるポイント投資は、楽天証券の大きな強みの一つです。また、楽天銀行口座の連携サービスであるマネーブリッジを利用すると、入出金の手数料が無料になったり、金利が優遇されたり、取引ごとにポイントを貯められたりと、さまざまな恩恵を受けられます。

そして、楽天証券は手数料の安さも特徴的です。業界最低水準の手数料となっており、投資信託は全銘柄の購入手数料が無料、国内ETFは売買手数料が無料、米国ETFは買付手数料が無料なので、低コストで投資を始めることができます。

また、いちにち定額コースを選択すると、1日の合計取引額が100万円以内なら手数料が0円になるのも大きなメリットです。超割コースであれば、取引手数料の1.0~2.0%が楽天ポイントとして還元されるためお得になります。

もちろん、節税しながら投資できるiDeCoやつみたてNISAにも対応しています。パソコン用トレーディングツール「マーケットスピード」やスマートフォン用トレーディングツール「iSPEED」といった無料ツールも提供されており、さまざまな投資スタイルに対応しているのもおすすめポイントです。投資初心者から中上級者まで満足できる情報も多数発信されており、各種セミナーも開催しているので、投資の知識やスキルを向上させることができます。

※当サイトの口コミ評価・ランキングは弊社が独自に行なった証券会社のイメージ調査の結果と対象となる証券会社の公式サイトの掲載情報を総合的に判断し、作成しています。
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楽天証券の2つの手数料コース

楽天証券を利用する際にかかる手数料は、「超割コース」と「いちにち定額コース」という2種類設定されています。それぞれどのような内容なのか、以下で解説していきます。

※国内株式取引手数料に関して
  • 楽天証券:2023年10月1日(日)発注分から無料化(適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要)

1注文の約定代金で決定する「超割コース」

「超割コース」は、1回の取引金額に応じて手数料が決まるコースです。業界最低水準の手数料や、取引によってポイントが貯まるなど、楽天証券ならではのメリットも数多くあります。

手数料の一覧は以下の通りです。
・現物取引手数料
約定代金 取引手数料
5万円まで 55円(税込)
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 115円(税込)
50万円まで 275円(税込)
100万円まで 535円(税込)
150万円まで 640円(税込)
3,000万円まで 1,013円(税込)
3,000万円超 1,070円(税込)
・信用取引手数料
約定代金 取引手数料
10万円まで 99円(税込)
20万円まで 148円(税込)
50万円まで 198円(税込)
50万円超 385円(税込)

国内株取引手数料は業界最低水準

取引金額によって手数料が決まる「超割コース」ですが、その手数料は業界でも屈指の安さを誇ります。手数料の安さを売りにするSBI証券やauカブコム証券などのネット証券と比較しても遜色なく、楽天証券の大きな強みの一つと言えます。

取引手数料の1~2%ポイントバック

楽天証券の「超割コース」では、取引手数料の1.0~2.0%が楽天ポイントとして還元されます。元々業界最低水準の手数料が、ポイントバックによってさらにお得になります。

ポイントを貯めて株式の購入にも使える

取引手数料のポイントバックで貯めたポイントは、楽天ポイント投資で株式を購入するのにも使えます。ポイントは株式購入代金はもちろん、手数料に充てることもできます。また全額充当だけでなく一部充当も可能なため、使いやすくなっています。

大口取引条件の達成でさらにお得

「1日の新規建約定金額の合計が3,000万円以上」や「1ヵ月の新規建約定金額の合計が3億円以上」など、特定の条件を満たすことで「超割コース(大口優遇)」となり、信用取引手数料が0円、手数料の2%がポイントバックされるなど、さらにお得になります。

1日の約定代金合計で決定する「いちにち定額コース」

「いちにち定額コース」は、その名のとおり1日の取引金額に応じて手数料が決まるコースです。1日の計算は、前営業日の夜間取引+当日の日中取引となっており、「超割コース」とはまた違った魅力を備えたコースとなっています。

手数料の一覧は以下のとおりです。

1日の約定代金合計 取引手数料
100万円まで 0円
200万円まで 2,200円(税込)
300万円まで 3,300円(税込)
以降、100万円ごとに1,100円(税込)追加

取引金額1日当たり100万円まで取引手数料無料!

「いちにち定額コース」の最大の特徴とも言えるのが、1日の取引金額の合計が100万円までは取引手数料が0円という点です。少額の取引を複数行っている人は、そのメリットを最も享受できるでしょう。

デイトレードでさらにお得

購入した銘柄を当日中に売る、または売った銘柄を当日中に買い戻すデイトレードをした場合、「デイトレード割引(日計り取引片道手数料無料)」が適用され、売却・返済手数料が無料になります。この割引適用により、デイトレードのコストを大きく下げることが可能です。

手数料2,200円で取引金額1日当たり200万円までは取引手数料が無料に

「いちにち定額コース」は1日の取引金額の合計が100万円までは手数料が無料ですが、それを超えても200万円までは2,200円の定額です。そのため、一度2,200円を払ってしまえば、200万円以内は手数料無料で何度でも取引できます。

どっちのコースがおすすめ?

「超割コース」と「いちにち定額コース」は、投資スタイルによってメリットが異なります。各コースはどのような人におすすめなのか、詳しく解説します。

「超割コース」と「いちにち定額コース」どっちがお得?

楽天証券の「超割コース」と「いちにち定額コース」には、それぞれメリットとデメリットが存在します。各コースの特徴を改めて整理してみましょう。

コースの種類 メリット デメリット
超割コース ・国内株取引手数料が業界最低水準
・国内株や外国株の取引手数料が1.0~2.0%ポイントバック
・大口取引条件でさらなる割引あり
・貯めたポイントで株式が購入できる
・取引の条件によっては手数料が高くなるケースがある
・大口取引条件は達成の難度が高め
いちにち定額コース ・1日の取引金額が100万円まで取引手数料無料
・デイトレード割引(日計り取引片道手数料無料)あり
・手数料2,200円(税込)で取引金額200万円まで取引手数料無料
・ポイントバックのサービスがない

「超割コース」と「いちにち定額コース」のどちらのほうがメリットを享受できるのかは、投資スタイルによって変わると言えます。次に、各コースの取引手数料を表で比較してみましょう。

1日の約定代金合計 取引手数料(税込)
超割コース(現物取引) いちにち定額コース
50万円まで 55円~275円 0円
50万円~100万円まで 535円
100万円以上 150万円まで:640円
3,000万円まで:1,013円
3,000万円以上:1,070円
200万円まで:2,200円
300万円まで:3,300円
以降、100万円ごとに1,100円追加

この表から、1日の約定代金が100万円を超える人は「超割コース」、100万円以下の人は「いちにち定額コース」がおすすめと言えます。

超割コース 現物取引がおすすめの人

  • 1回で100万円以上の取引をする人
  • 1日の取引金額が100万円を超えるが、取引回数は少なめの人
  • 楽天ポイントを貯めて活用したい人
  • 超割コース(大口優遇)の達成条件を満たせる人

いちにち定額コースがおすすめの人

  • 1日の取引金額が100万円以下の人
  • 少額の取引を数多く行う人
  • 投資初心者の人
  • 購入回数が少ない中長期投資家の人
  • デイトレーダーの人

手数料コースの変更は後から何度でも可能?

「超割コース」と「いちにち定額コース」は、それぞれ営業日の15:30までにサイト上のマイメニューから手続きすれば、翌営業日の取引からコースを変更することができます。

手数料コースの変更は何度でも可能ですが、執行中の注文がある場合は変更不可となっていますので注意しましょう。

また当月に一度も取引をしていない場合は、即日で手数料コースを変更することが可能です。

手数料の確認はどうやるの?

設定している手数料コースは、楽天証券のサイトにログインし「マイメニュー>お客様情報の設定・変更>各商品に関する設定>国内株式>手数料コースの確認・変更」から確認することができます。

手数料コースや各取引の取引手数料は楽天証券のサイト上に掲載されているので、適宜確認しましょう。

その他の手数料

外国株式の取引手数料

楽天証券が取り扱う外国株式は、米国株式、中国株式、アセアン株式、海外ETFがあります。それぞれの取引手数料について見ていきましょう。

米国株式の手数料

米国株式の取引手数料は以下のとおりです。

約定代金 手数料
2.22米ドル以下 0円
2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満 約定代金の0.495%(税込)
4,444.45米ドル以上 22米ドル(税込)

米国株式では、インタビューや電話、成行指値といった取引方法の違いによる手数料の違いはなく、約定代金に応じて手数料がかかります

また、約定代金が2.22米ドル以下の取引の場合、手数料はかかりません

中国株式の手数料

中国株式の取引手数料は以下のとおりです。

約定代金 手数料
10万円まで 550円(税込)
10万円超~100万円未満 約定代金の0.55%(税込)
100万円以上 5,500円(税込)

中国株式の取引では、約定代金に応じて手数料がかかるようになっており、電話取引の場合は表の料金に加えて別途2,200円(税込)がかかります。

アセアン株式の手数料

アセアン株式の取引手数料は以下のとおりです。

取引区分 手数料
国内手数料 約定代金の1.1%
※最低手数料は550円(税込)
現地手数料 なし
現地諸費用 なし

アセアン株式の取引では、一律で約定代金の1.1%が手数料となり、どれだけ少額の取引であっても、最低550円の手数料がかかります。また電話取引の場合は表の料金に加えて別途2,200円(税込)がかかります。

海外ETFの手数料

海外ETFの手数料は、それぞれの株式と同様の計算方法となります。米国上場ETF/ETNは米国株式、香港上場ETFは中国株式、シンガポール上場ETFはアセアン株式と同じです。

投資信託の取引手数料

楽天証券の投資信託の買付手数料は無料で、外貨建てMFの手数料も無料です。

投資信託の手数料

投資信託の買付手数料は0円です。
※金融商品仲介業者(IFA)と契約している場合、IFA用手数料が適用されます。

 

外貨建てMMFの手数料

外貨建てMMFの手数料は0円です。外貨建てMMFの取引にかかる為替スプレッドは以下のとおりです。

通貨 為替スプレッド
米ドル建てMMF ±25銭
南アフリカランド建てMMF ±30銭
トルコリラ建てMMF ±1円50銭
※外貨建てMMF取引時の為替スプレッドは、14時時点の楽天証券の為替レートが適用されます。

楽天証券ラップサービスの取引手数料

楽天証券ラップサービス(楽ラップ)とは、資産の配分や売買、管理をはじめとする資産運用をロボアドバイザーが自動で行うサービスです。楽ラップを始めるための手数料は0円ですが、運営・管理費用は固定報酬型と成功報酬併用型によって異なります

固定報酬型の手数料

固定報酬型は、毎月の運用資産残高に一定の比率をかけた固定報酬を支払う手数料タイプです。

運用資産の時価評価額 固定報酬率(税込、年率)
投資顧問料 運用管理手数料 合計
1,000万円までの部分 0.165% 0.550% 0.715%
1,000万円以上、5,000万円までの部分 0.495% 0.660%
5,000万円以上、1億円までの部分 0.440% 0.605%
1億円以上の部分 0.385% 0.550%

成功報酬併用型の手数料

成功報酬併用型は、固定報酬型よりも割安な固定報酬に加え、一定期間の運用成果に応じた成果報酬を支払う手数料タイプです。成功報酬併用型は、以下の表の固定報酬額が発生します。

運用資産の時価評価額 固定報酬率(税込、年率)
投資顧問料 運用管理手数料 合計
1,000万円までの部分 0.055% 0.550% 0.605%
1,000万円以上、5,000万円までの部分 0.495% 0.550%
5,000万円以上、1億円までの部分 0.440% 0.495%
1億円以上の部分 0.385% 0.440%

これらの固定報酬額に加え、以下の計算で求められる成功報酬額を支払います。

成功報酬の金額=運用益の積み上げ額×5.50%(税込)

国内債券と外国債券の取引手数料

楽天証券では、国内債券と外国債券の取引手数料はそれぞれ0円です。

ただし、外国債券の取引には別途各通貨に応じて為替スプレッドがかかります。為替スプレッドは以下のとおりです。

通貨 為替スプレッド
オーストラリアドル ±70銭
ニュージーランドドル ±70銭
南アフリカランド ±30銭
トルコリラ ±1円50銭
ロシアルーブル ±8銭

夜間取引、PTS取引、SOR注文の手数料

国内株式の夜間取引、PTS取引、SOR注文の手数料は、「超割コース」「いちにち定額コース」のいずれか選択している手数料コースの手数料体系が適用されます。

国内株式(現物取引)の売買が約定した際は、夜間取引、PTS取引、SOR注文を利用した注文についても、選択している手数料コースの手数料が発生します。

IPO、公募・売出株式の手数料

新規公開株式(IPO)、公募・売買株式の取引手数料は0円です。

立会外分売の手数料

立会外分売の取引手数料は0円です。

貸株サービスの手数料

貸株サービスの取引手数料は0円です。

先物・オプションなどの取引手数料

株価指数先物取引の手数料

株価指数先物取引の取引手数料は以下のとおりです。

銘柄名 1枚当たりの取引手数料(1円未満切り捨て)
日経225先物取引 275円(税込)
日経225ミニ取引 38.5円(税込)
マザーズ先物取引 41.8円(税込)

株価指数オプション取引の手数料

株価指数オプション取引の取引手数料は以下のとおりです。

銘柄名 1枚当たりの取引手数料(1円未満切り捨て)
日経225オプション
日経225 Weeklyオプション
売買代金の0.198%(税込)
最低手数料198円(税込)

商品先物取引の手数料

商品先物取引の取引手数料は以下のとおりです。

銘柄名 1枚当たりの取引手数料(1円未満切り捨て)
標準銘柄 275円(税込)
商品ミニ・スポット銘柄 77円(税込)

海外先物の手数料

海外先物の取引手数料は以下のとおりです。

銘柄名 1枚当たりの取引手数料(米セント未満切り捨て)
株価指数(Equity Index) 米ドル建 $4.95(税込)
円建 ラージタイプ440円(税込)
円建 ミニタイプ(SGX)220円(税込)
円建 ミニタイプ(CME)330円(税込)
エネルギー(Energy)
金属(Metals)
農産物(Agriculture)
米ドル建 ラージタイプ $6.6(税込)
米ドル建 ミニタイプ $4.95(税込)
米ドル建 マイクロタイプ $2.75(税込)

楽天FXの手数料

楽天FXの取引手数料は0円です。ただし、スプレッドは為替市場の状況に応じて変動します。

通貨ペア 通貨ペア(英語表記) スプレッド
原則固定(例外あり)
ドル/円 UDS/JPY 0.2銭
ユーロ/円 EUR/JPY 0.5銭
ポンド/円 GBP/JPY 1.0銭
豪ドル/円 AUD/JPY 0.6銭
NZドル/円 NZD/JPY 1.2銭
ランド/円 ZAR/JPY 0.9銭
カナダ/円 CAD/JPY 1.7銭
スイス/円 CHF/JPY 1.8銭
香港ドル/円 HKD/JPY 2.9銭
SGドル/円 SGD/JPY 4.9銭
Nクローネ/円 NOK/JPY 3.9銭
トルコリラ/円 TRY/JPY 6.8銭
人民元/円 CNH/JPY 0.9銭
メキシコペソ/円 MXN/JPY 0.2銭
ユーロ/ドル EUR/USD 0.4pips
ポンド/ドル GBP/USD 1.0pips
豪ドル/ドル AUD/USD 0.9pips
NZドル/ドル NZD/USD 1.6pips
ドル/スイス USD/CHF 1.6pips
ポンド/スイス GBP/CHF 2.8pips
ユーロ/ポンド EUR/GBP 1.0pips
ユーロ/スイス EUR/CHF 1.6pips
豪ドル/スイス AUD/CHF 2.4pips
NZドル/スイス NZD/CHF 2.8pips
豪ドル/NZドル AUD/NZD 2.8pips
ドル/カナダドル USD/CAD 1.6pips
ユーロ/豪ドル EUR/AUD 1.5pips
ポンド/豪ドル GBP/AUD 1.6pips

CFDの手数料

CFDの取引手数料は0円です。

バイナリーオプションの手数料

バイナリーオプションの取引手数料は0円です。

外国為替の手数料

外国為替の手数料は、為替スプレッドに含まれており、為替スプレッドの内容は以下のとおりです。

通貨 為替スプレッド
米ドル/円 ±25銭
ユーロ/円 ±50銭
イギリスポンド/円 ±70銭
オーストラリアドル/円 ±70銭
ニュージーランドドル/円 ±70銭
カナダドル/円 ±80銭
南アフリカランド/円 ±30銭
トルコリラ/円 ±1円50銭
メキシコペソ/円 ±30銭
ロシアルーブル/円 ±8銭

金・プラチナの手数料

金、プラチナの1取引当たりの手数料は以下のとおりです。

取引の種類 1取引当たりの手数料
積立取引(定額積立、定量積立)
スポット取引
買付 買付代金の1.65%(税込)
売付 売付

楽天証券のその他サービスにかかる手数料

サービス 手数料
情報利用料 口座管理料 0円
マーケットスピード II /マーケットスピード 無料
マーケットスピード(フル板) 無料
マーケットスピード(フル板) 1ヵ月330円(税込)
米国株リアルタイム株価 1ヵ月330円(税込)
無料利用条件あり
中国(香港)株リアルタイム株価 当面の間0円
株式保管 0円
外国債券保管 0円
国内株式、外国株式、
投資信託の振替
(移管)
国内株式 0円
外国株式(米国株式、中国株式) 0円
投資信託 入庫時は0円、出庫時は1銘柄につき3,300円(税込)
入出金(円) 入金 リアルタイム入金サービス利用時のみ無料。それ以外の入金にかかる振込手数料は自己負担。
出金 0円 
外貨入出金 入金 無料(銀行送金手数料は自己負担)
出金 外貨出金する通貨によって異なる。
買取請求手数料 330円(税込)
日本型預託証券(JDR)転換手数料 1銘柄当たり7,700円(税込み) 
個別株主通知 1銘柄当たり3,300円(税込み)
「取引・残高情報」
開示手数料
顧客勘定元帳 最初の半年分1,100円(税込)、以降半年ごとに550円(税込)を追加。
有価証券明細簿
特定口座年間取引報告書 1年につき1,100円(税込)
支払通知書 1年につき1,100円(税込)
投資信託トータルリターン通知書 1年につき1,100円(税込)
振替口座簿
(情報提供請求)
1件につき550円(税込)、請求対象期間が1日を超えるごとに1日につき11円(税込)を追加。
残高証明書 日本語版 1,100円(税込)
英語版 3,300円(税込)
株投資家のコメント
450香港ドルは約6,300円
470香港ドルは約6,580円


中国株の取引手数料では、SBI証券とマネックス証券が楽天証券に一歩リードする形だ。 ただし楽天証券の上限手数料は5,000円と、他の2社よりも安く抑えられている。比較的大きな資金で中国株に投資するなら楽天証券の方が取引ごとに1,500円程度お得になる。 また、楽天証券は中国株でもETF取扱数が豊富だ。米国ETFと同様、海外ETFで安定的な投資をしたいなら楽天証券がおすすめだ。

楽天証券がおすすめなのはこんな人

楽天証券は楽天のサービスを利用している人に特におすすめです。また、少額投資や海外ETF投資を検討している人にも向いていると言えるでしょう。楽天証券に向いている人の特徴を紹介します。

楽天証券がおすすめな人

  • 少額から投資をしたい人
  • 楽天カードを持っている人
  • 楽天銀行口座を持っている人
  • 海外ETF投資をしてみたい人

少額から投資をしたい人

楽天証券のいちにち定額コースなら、1日当たり100万円までの投資なら手数料が無料になります。数万円や数十万円程度の少額投資なら、手数料をかけずに利益を最大化することが可能です。

楽天証券積立投資
(画像=NETMONEY編集部)

さらに楽天証券には、毎月100円から積み立てられる投資信託があります。毎月決まった日に決まった金額が引き落とされ、自動的に投資信託が買い付けられるため、投資初心者でも手軽に始めることができるでしょう。

楽天銀行の口座を開設し、楽天ポイントコースに設定すれば、楽天ポイントを利用して投資信託などを購入することができます。ポイントだけで購入する場合は100ポイントから、現金との併用なら1ポイントから利用可能です。さらに、楽天カード決済で投資信託を購入すると、100円につき最大1ポイントが付与されます。

毎月少額から投資を始めたいという人や、まとまった資金を用意せずに投資をしてみたいという人に楽天証券はおすすめです。

楽天カードを持っている人

楽天カードを持っている方人は、楽天カードクレジット決済で投信積立をすることで、楽天ポイントを貯めることができます。毎月5万円まで、投信積立の決済を楽天カードで行えます。また、毎月の積立額に楽天ポイントや楽天証券ポイントを利用することもでき、決済額に応じて楽天ポイントが付与されます。ポイントを貯めながら投資を行えるため、非常にお得なサービスです。

楽天銀行口座を持っている人

楽天銀行の口座を持っている人も、楽天証券がおすすめです。楽天証券と楽天銀行の口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用すると、普通預金金利が最大年0.10%に優遇されるためです。また、買付け時に楽天銀行から自動入金され、毎日夜間に楽天銀行へ自動出金される自動入出金(スイーブ)という仕組みがあるため、手数料無料で取引を効率化することができます。

そして、取引ごとに楽天銀行口座に楽天ポイントが付与されるため、貯まったポイントを投資や買い物に利用することも可能です。口座のレベルも貯まるため、条件によって手数料無料回数アップをはじめとする特典を受けられます

海外ETF投資をしてみたい人

ETF
(画像=NETMONEY編集部)

楽天証券は海外ETFの取扱本数が多く、また取引手数料0円で買えるものもあり、投資初心者でも挑戦しやすくなっています。さらに、海外ETFを一般NISA口座で買うと買付手数料が全額キャッシュバックされるなど、お得な特典も用意されています。

楽天証券と他社の手数料比較

楽天証券とSBI証券、松井証券、マネックス証券、LINE証券の手数料を比較した表がこちらです。

約定制 定額制
証券会社 1注文当たりの約定代金 1注文当たりの約定代金
~10万円 ~30万円 ~50万円 ~80万円 ~100万円 ~100万円 ~200万円 ~300万円 300万円超
楽天証券 99円 275円 275円 535円 535円 0円 2,200円 3,300円 100万円増加ごとに1,100円
SBI証券 99円 275円 275円 535円 535円 0円 1,238円 1,691円 100万円増加ごとに295円
松井証券 - - - - - 50万円まで:無料
100万円まで:1,100円
2,200円 3,300円 100万円増えるごとに1,100円
※手数料上限……1億円以上:110,000万円
マネックス証券 99円 275円 275円 535円 535円 550円 2,750円 2,750円 100万円増加ごとに2,750円
LINE証券 55円 115円 275円 535円 535円 - - - -

他社と比較して、楽天証券は100万円までの取引手数料が安く抑えられています。一方、100万円以上の取引になると手数料が高い傾向にあると言えます。

楽天証券で手数料を無料にするには

各種手数料が業界最低水準であることが魅力の楽天証券ですが、特定の条件を満たすことで手数料が無料になる場合があり、よりお得にサービスを利用することができます。ここでは、楽天証券で手数料が無料になる条件に関して解説していきます。

「現物取引」はいちにち定額コースで無料

楽天証券の手数料コースの一つである「いちにち定額コース」では、現物取引の1日の取引金額合計が100万円までは手数料が無料です。もう一つのコースである「超割コース」でも、「1日の新規建約定代金合計が3,000万円以上」といった条件を満たすことで適用される大口優遇になることで、1取引当たり10万円までは手数料が無料になります。

「信用取引」もいちにち定額コースで無料

信用取引に関しても現物取引と同様で、「いちにち定額コース」を選択すれば1日100万円までは手数料無料で取引ができます。さらに「超割コース」で大口優遇が適用されると、取引金額にかかわらず手数料が無料になります。

貸株金利収入を得る「貸株サービス」

保有している株式を楽天証券に貸し出すことで貸株金利を受け取ることができる貸株サービスは、手数料無料で利用することができます。楽天証券には年率1%以上の銘柄が599、年率20%以上の銘柄が1あり、例えば年率1%の銘柄を100万円貸し出せば、年間1万円の貸株金利を得ることができます。
※2022年5月16日時点

手軽に分散投資ができる「投資信託」

楽天証券では多数のノーロードファンドを取り扱っており、それを対象とすれば手数料をかけずに投資信託の買付を行うことができます。また積立設定は100円からとなっており、少ない元手からでも投資が可能です。さらに楽天証券の場合、楽天カードクレジットで決済することで、100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まるため、よりお得です。

値上がり益が期待できる「IPO(新規公開株式)」

IPO
(画像=NETMONEY編集部)

楽天証券は、リスクが低く短期間で利益を出すことができるとして人気のIPO(新規公開株式)の取引手数料が無料です。高い倍率の抽選になるケースが多いIPOは、証券会社によっては長く取引をしている投資家のほうが抽選に当たりやすくなる設定になっているところもありますが、楽天証券では初心者もベテランも関係なく平等に抽選が行われます。手数料がかからず、さらに利益も出しやすいことから、投資初心者におすすめです。

前日終値より安く株を買える「立会外分売」

証券取引所の取引時間外に売り出される株式である立会外分売は、前日終値よりもディスカウントされるのが一般的であり、それを狙えばより安い値段で株式を購入することができます。楽天証券では、立会外分売の取引手数料が無料になっているため、お得に取引を実行することが可能です。

手堅く運用が可能な「国内債券・外国債券」

債権とは、国や企業などが資金を借り入れるために発行する有価証券のことです。定められた期限になると額面全額が払い戻されるため、最終的に損をすることがなく、さらに期限を迎えるまで利子がもらえる、手堅い投資手法の一つと言えるでしょう。

楽天証券では日本国債や米国国債を始めとして、数多くの債権を取り扱っており、それらを手数料無料で取引することができます

「信用取引」1日の新規建約定金額合計額3,000万円以上

楽天証券の超割コースの場合、大口優遇の条件を達成すれば約定金額にかかわらず手数料が0円になります。

「まいにち判定」では、信用取引で1日の新規建約定金額合計額が3,000万円以上の場合に大口優遇の条件を達成できます。また、信用取引で1ヵ月の新規建約定金額の合計が3億円以上、本日15:30時点の信用建玉残高が3,000万円以上の場合でも条件達成となり、手数料無料となります。

まいにち判定の場合、条件達成の翌営業日から大口優遇が適用され、3ヵ月間優遇が持続します。

「貸株」1ヵ月の平均残高3,000万円以上

超割コースの大口優遇達成条件は他にもあります。「まいつき判定」では、貸株の1ヵ月の平均残高が3,000万円以上の場合に大口優遇の条件を達成し、手数料が無料となります。

まいつき判定の場合、条件達成の翌月から大口優遇が適用され、3ヵ月間優遇されます。

「投資信託」1ヵ月の平均残高3,000万円以上

超割コース(大口優遇)の「まいつき判定」では、投資信託の1ヵ月の平均残高が3,000万円以上の場合にも条件達成となり、手数料無料となります。条件達成の翌月から3ヵ月間、手数料無料の大口優遇が適用されます。

楽天証券NISAは株や投資信託の手数料が無料

NISA
(画像=NETMONEY編集部)

NISAとは少額投資非課税制度という税制優遇制度のことで、一定期間、一定金額内であれば投資で得た利益を非課税で受け取ることができます。楽天証券ならNISAやつみたてNISAの手数料が無料です。その内容を詳しく見ていきましょう。

NISA手数料

楽天証券NISAは、国内株式の買付と売却の手数料が無料です。また、投資信託は買付手数料が無料海外ETFは買付手数料が全額キャッシュバックされるため、実質無料となります。

NISA口座で取引した金融商品は、年間120万円の範囲内なら最長5年間非課税となります。楽天証券なら手数料も無料なので、利益を最大化することが可能です。なお、楽天証券のNISAの手数料無料期間に期限はありませんNISA口座内での約定代金は、いちにち定額コースの約定代金に含まれないので安心です。

つみたてNISA手数料

楽天証券のつみたてNISAは、口座開設料や管理料が無料、買付手数料も無料となっています。つみたてNISAでは、毎年40万円を上限として最長20年間、非課税で投資することが可能です。

楽天証券つみたてNISA
(画像=NETMONEY編集部)

iDeCoは諸々手数料がかかる

iDeCo
(画像=NETMONEY編集部)

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、毎月決まった額を積み立てた資金を、老後の公的年金に加えて受給できる私的年金制度のことです。

楽天証券のiDeCoの場合、楽天証券に支払う口座管理手数料(運営管理手数料)は残高や積立額、期間にかかわらず無料です。ただし、他の金融機関などに支払う必要のある手数料がいくつか存在します。その内容は以下のとおりです。

手数料の種類 支払先 手数料(税込)
加入時・移換時の手数料 国民年金基金連合会 2,829円
口座管理手数料 国民年金基金連合会 105円/月
楽天証券 0円
信託銀行 66円
給付手数料 信託銀行 440円/1回
還付手数料 国民年金基金連合会 1,048円/1回
信託銀行 440円/1回

長期投資を前提とするiDeCoは、口座管理手数料の有無がコストの大小に直結します。楽天証券は口座管理手数料が無料であるため、長期的に見てもおすすめです。

プラスαでお得なサービス

業界最低水準の手数料で、お得に取引ができることが魅力の楽天証券ですが、通常の取引に関する部分以外にも、プラスαでお得になるサービスが多数あります。ここでは、お得なサービスについて解説します。

超割コース ポイントプログラムとは

楽天証券には「超割コース ポイントプログラム」というサービスがあり、通常で取引手数料の1%、大口優遇適用の場合は2%のポイントバックを受けることができます。貯まったポイントは、楽天ポイント投資で次の投資に回すことも可能です。取引をすればするほど、次の投資がしやすくなる楽天証券ならではのサービスです。

手数料0円ETFとは

手数料0円ETFとは、対象となる銘柄のETFの売買手数料が0円になるサービスです。楽天証券にある2つ手数料コース「超割コース」と「いちにち定額コース」のどちらにも適用されます。

このサービスはキャンペーンなどの期間限定のものではないため、いつでもサービスを受けられる点が魅力です。

デイトレード専用の「いちにち信用」とは

証券会社から資金や株式を借りて行う信用取引では、手数料や金利、貸株料といった諸々のコストがネックになりがちです。しかし楽天証券には、当日中に返済するデイトレード用の「いちにち信用」というサービスがあり、それを利用すれば取引にかかる手数料は0円、金利・貸株料は年率0~1.9%まで抑えることが可能です。余分なコストをかけずに、デイトレードを行うことができます。

楽天証券を利用する5つのメリット

楽天証券を利用する主なメリットは以下のとおりです。

楽天証券の5つのメリット

  • 手数料が安く低コストで取引ができる
  • 楽天証券の利用で楽天経済圏がよりお得になる
  • 本格的な投資環境をつくる「取引ツール」を利用できる
  • 投資情報メディア「トウシル」やレポートなど投資情報が豊富
  • 東証時間外でも取引ができる「PTS取引」が利用可能

業界最低水準の手数料の安さや、楽天経済圏がお得になるさまざまな特典など、楽天証券ならではのメリットが多数あります。ここからは、5つのメリットについて具体的に解説していきます。

手数料が安く低コストで取引ができる

楽天証券の「いちにち定額コース」 は、1日の約定代金が100万円までなら手数料無料です。「超割コース」も手数料は55円(税込)からと、業界最低水準の手数料の安さとなります。ほかにも、投資信託やIPO、立会外分売、貸株サービスなど、手数料無料の金融商品が多数用意されています。

手数料が安ければ、それだけ多くの利益を確保することが可能になります。業界最低水準の低コストで投資を行えるのが、楽天証券の大きなメリットです。

楽天証券の利用で楽天経済圏がよりお得になる

楽天証券ならではのメリットとして、楽天経済圏がさらにお得になる点が挙げられます。楽天市場や楽天銀行をはじめとする楽天サービスで、ポイントアップや金利アップといった特典を受けることができるのです。特典の内容を具体的に見ていきましょう。

投資信託にポイントを使うとSPUの対象になる

投資信託や国内株式(現物)、米国株式(円貨決済)、バイナリーオプションでポイント投資を行うと、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になります。

ポイント投資とは、貯めた楽天ポイントを利用して投資を行う仕組みのことで、ポイント投資を利用すると楽天市場での買い物が最大ポイント+1倍にアップします。

ポイント投資
(画像=NETMONEY編集部)

ポイント投資を行うためには、楽天証券口座を楽天ポイントコースに設定する必要があります。投資で日々の買い物がお得になる、楽天証券ならではのサービスです。

口座連携サービス「マネーブリッジ」で預金金利やポイントがお得

マネーブリッジ
(画像=NETMONEY編集部)
楽天証券口座と楽天銀行口座を連携する「マネーブリッジ」を利用すると、楽天銀行の普通預金金利が最大年0.10%にアップします。楽天銀行の通常の普通預金金利は0.02%ですので、金利が5倍になるということです。 また、楽天証券口座と楽天銀行口座の自動入出金(スイーブ)を利用することで、手数料無料で効率的な取引を実現できます。「ハッピープログラム」にエントリーすれば、取引に応じてポイントも貯まるためお得です。
ハッピープログラム
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楽天カードクレジット決済で投信積立をするとポイントが貯まる

楽天証券では、投資信託積立の引き落とし方法で楽天カードのクレジット決済を選択できます。毎月5万円までをクレジットカード決済にすることができ、楽天ポイントが100円につき1ポイント付与されます。貯めたポイントは楽天市場などでの買い物に利用したり、ポイント投資に利用したりすることが可能です。

本格的な投資環境をつくる「取引ツール」

楽天証券は本格的な投資環境を整えるトレーディングツールを無料で提供しています。リアルタイムに情報更新されるため、初心者から中上級者まで満足して使うことができるでしょう。ここでは、パソコン用とスマートフォン用のトレーディングツールの概要を紹介します。

高性能パソコンツール「MARKETSPEEDⅡ」

マーケットスピード
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WindowsやMacのパソコンに対応した「マーケットスピード」という取引ツールは、機能が豊富で使い勝手の良さが高く評価されています。

中でも「MARKETSPEEDⅡ」は高性能のパソコン用トレーディングツールです。取引に必要な情報が一画面に集約されており、分析機能が強化されたチャートやヒートマップ機能、自動で効率的に注文を実行できるアルゴ注文機能などが搭載されています。また、武蔵という板発注ツールが搭載されているため、ドラッグ&ドロップで直感的に取引を行えます。プロも納得の機能を無料で利用できるメリットは大きいでしょう。

外出先でも手軽に情報収集や取引ができるアプリ「iSPEED」

iPhoneやAndroidのスマートフォンに対応した「iSPEED」という株アプリは、外出先でも本格的な取引や情報収集ができる点が魅力です。

投資情報画面を自分好みにカスタマイズできる機能や、マーケット情報をワンタップで確認できる機能、最大2,000銘柄をお気に入り登録できる機能、15種類のテクニカルチャートをカスタマイズできる機能など、対応機能は多岐に渡ります。現物取引や信用取引にも対応しており、シンプル注文もしくはプロ注文の2種類のモードから設定可能です。

リアルタイムで気になる銘柄のニュースが届く株アラート機能や、最短ワンタップで発注できるエクスプレス注文機能などを活用すれば、スピーディな株取引を実現できるでしょう。Apple Watchとの連携も可能なので、いつでもどこでも情報を獲得できます

投資情報メディア「トウシル」やレポートなど投資情報が豊富

投資のヒントやお金との付き合い方など、投資にまつわる情報を日々発信している「トウシル」を無料で閲覧できます。初心者はもちろんのこと、上級者も投資の知識を深めることが可能です。トウシルはYouTubeも配信しており、人気アナリストによるマーケット情報の解説やセミナー動画が公開されています。

また、楽天証券セミナーが定期的に各地で無料開催されているため、分からないことや悩みを直接相談することもできます。

東証時間外でも取引ができる「PTS取引」

PTS取引とは、証券取引所を経由せず株式が売買できる私設取引システムです。東京証券取引所の営業時間外でも、現物取引や信用取引を行うことができます。PTS取引の対象時間は8:20~16:00と17:00~23:59で、16時までの買付であれば、配当や株主優待の権利を通常どおり得ることが可能です。

楽天証券でPTS取引をする場合の追加手数料は0円で、「超割コース」「いちにち定額コース」いずれか選択した手数料コースの手数料が適用されます。

楽天証券を利用する5つのデメリット

さまざまなメリットを持つ楽天証券ですが、

楽天証券のデメリット

  • 商品数の多さはトップではない
  • ネット証券ゆえに相談ができない
  • 計画的な運用が必要

など、デメリットとなる部分もあります。

ここでは、楽天証券のデメリットについて解説していきます。

単元未満株式は買取請求による換金のみ

単元未満株式とは、銘柄ごとに決まった1単元未満の株数で取引できる株式のことです。ミニ株とも呼ばれ、1株から購入できるため、1単元購入しようと思うと大きな金額がかかる著名大手企業の株も購入できるようになります。

この単元未満株式は、数百円から数千円といった少額の資金で投資ができるのが強みではありますが、楽天証券の場合は取引所での売却ができず、株主名簿管理人に買取請求の取り次ぎをして売却する以外に方法がないのでデメリットです。

IPOの取扱実績が他社と比べて少ない

低リスクで利益を出しやすいIPOですが、その分人気は高く、高倍率の抽選で当選しなければ、IPO投資にチャレンジすることはできません

当然のことながら、より多くのIPOの抽選に参加すればそれだけ当選する確率も上がっていくわけですが、楽天証券のIPO取扱実績は他社に比べるとやや少なく、その点はデメリットになっていると言えるでしょう。

ただし、本気でIPO投資に取り組むのであれば、複数社で口座を開設し、少しでも当選確率を上げるのが一般的です。楽天証券のIPO取扱実績が極端に低いわけでもありませんので、安心してください。

他社と比べると外国株の取り扱いがやや少ない

楽天証券では、「米国株」「中国株」「シンガポール株」「インドネシア株」「タイ株」「マレーシア株」の6ヵ国の外国株を取り扱っています。証券会社の中には外国株の取り扱いが1,2ヵ国というところも少なくないため、決して少なくはありません。

しかし、SBI証券では「韓国株」や「ロシア株」などを含む9ヵ国を扱っており、楽天証券がNo.1の実績ではありません

対面証券のように対人相談はできない

楽天証券はネット証券であるため、対面証券のように担当者からアドバイスをもらったり投資について相談したりできる対人相談がありません

特に投資に不慣れな場合、担当者からいろいろとアドバイスを受けることで、より安心して投資に臨める部分も少なくないため、対人相談ができないのはデメリットと言えるでしょう。

ただし楽天証券をはじめとするネット証券は、実店舗を持たず対人相談がない分、手数料が安くなっているという面もあります。手数料を取るか、対人相談を取るか、自身の考えや状況に合わせて選択することが大切です。

投資に使えるのは通常ポイントのみ

楽天証券の強みの一つに、ポイントバックのサービスとそのポイントを使った投資がありますが、すべてのポイントが投資に使えるわけではありません。期間限定ポイントや他サービスから交換したポイント、有効期限切れのポイントなど、投資に使えないポイントもあるため、しっかりと計画を立てて使っていく必要があります。

楽天証券が向いている人の特徴と理由

楽天証券のメリット・デメリットを知ったところで、ここからは楽天証券を選ぶのに向いている人の特徴と理由について開設していきます。

少額資金で投資を始めたい人

楽天証券の「いちにち定額コース」では、1日の取引金額が100万円までは手数料がかかりません。そのため、あまり予算をかけずに少額資金で投資を始めたい人にとっては、とてもお得と言えるでしょう。ただし、1回の取引代金に応じて手数料がかかる「超割コース」であっても、業界最低水準の設定となっているため、100万円以上の取引をすると損をしてしまう、ということはありません。

海外ETFへの投資を考えている人

楽天証券では、米国市場、中国市場、シンガポール市場のETFを取り扱っており、株式や通貨、不動産や再建など、その銘柄数も業界トップクラスです。数多くの選択肢があるのは投資にとってかなりのメリットであり、海外ETFへの投資を検討する場合、楽天証券の利用は絶対に検討すべきと言っても過言ではありません。

向いていない人もいる!

さまざまな強みを持つ楽天証券ですが、例えばIPO取扱実績や外国株の取扱数などでは、他のネット証券に劣っている部分もあります。そうした投資にチャレンジしてみたいと考えている人は、楽天証券でなんとかしようとするよりも、他社を利用したほうが効果的と言えるでしょう。

1つの証券会社に固執するのではなく、それぞれの強みや特徴を理解したうえで、足りない部分を補うような形で証券会社を比較するのがおすすめです。

【比較】楽天証券 VS SBI証券

約定制・定額制の手数料

約定制 定額制
1注文の約定代金 楽天証券 SBI証券 1日の約定代金合計 楽天証券 SBI証券
5万円まで 55円 55円 100万円まで 0円 0円
10万円まで 99円 99円 200万円まで 2,200円 1,238円
20万円まで 115円 115円 300万円まで 3,300円 1,691円
50万円まで 275円 275円 300万円超 100万円増加ごとに1,100円 100万円増加ごとに295円
100万円まで 535円 535円
150万円まで 640円 640円
3000万円まで 1,013円 1,013円
3000万円超 1,070円 1,070円

IPO取扱銘柄数

楽天証券のIPO取扱実績は、2021年が74件、2020年が38件です。

対してSBI証券は、2021年が122件、2020年が85件です。

SBI証券は2021年3月通期の全新規上場会社数のうち、約93.0%の銘柄を取り扱っており、IPOに関してはSBI証券がかなり大きな強みを持っていると言えます。

米国株の取扱銘柄数

楽天証券の米国株の取扱銘柄数は4,829銘柄です。(2023年8月29日時点)

対してSBI証券は5,002銘柄です。

単純な数値で言えばSBI証券のほうが勝っていますが、そもそも取扱銘柄数が1,000~2,000銘柄という証券会社も多い中で、楽天証券の取扱銘柄数も十分に多いと言えるでしょう。またアップルやマイクロソフト、テスラといったアメリカを代表する銘柄も取り扱っていますので、どちらか一方の証券会社を利用すると損、ということはありません。

デモ口座

デモ口座とは、架空の資金を使って実際の取引を体験できる練習用のシステムのことです。

楽天証券はFXのデモ口座に対応しており、本番を始める前に十分に練習をすることが可能です。

一方SBI証券にはデモ口座がなく、いきなり本番から始めなければなりません。

投資に慣れている人であれば問題ありませんが、投資初心者やはじめて投資に挑戦する人にとっては、デモ口座の有無は大きな差に感じるはずです。

米国株と日本株のスマートフォンアプリ

楽天証券には専用のスマートフォンアプリ「iSPEED」があり、1つのアプリで米国株と日本株両方の取引が実行可能です。

対してSBI証券では、米国株と日本株でそれぞれ別のアプリを利用しなければならず、情報収集や保有株の状況確認なども、都度該当のアプリを立ち上げて操作しなければなりません。

アプリを利用した取引のしやすさという面では、楽天証券の方が優れていると言えるでしょう。

楽天証券に関するQ&A

楽天証券の手数料体系はどうなっている?
楽天証券の手数料体系は、約定制の「超割コース」と定額制の「いちにち定額コース」の2種類です。「いちにち定額コース」は、1日の約定代金が100万円までなら手数料が無料です。また、「超割コース」の手数料は55円(税込)からと業界最低水準を誇り、手数料の1.0~2.0%が楽天ポイントとしてポイントバックされます。

1日の取引金額が100万円を超えるかどうかで、手数料コースを選択することをおすすめします。
楽天証券の手数料を他社と比較すると安い?
楽天証券の手数料は他社に比べても安く、業界最低水準となっています。

例えば約定制の手数料コースの場合、楽天証券は10万円までが99円(税込)ですが、マネックス証券は5万円超10万円以下99円になります。

定額制の場合、楽天証券は100万円までの取引は手数料無料ですが、松井証券は手数料無料の範囲が50万円までだったり、マネックス証券は100万円までの手数料が550円(税込)だったりと差があります。ただし、100万円以上の取引になると楽天証券の手数料はやや高めの傾向となっています。
楽天証券がおすすめの人は?
楽天証券は以下のような人に特におすすめできる証券会社です。

・楽天カードを持っている人
・楽天銀行口座を持っている人
・楽天経済圏を普段から利用している人
・楽天ポイントを貯めたい、使いたい人
・少額から投資をしたい人
・海外ETF投資をしてみたい人
・投資情報を豊富に提供している証券会社を利用したい人
楽天証券はポイントで投資ができる?
楽天証券はポイント投資に対応しています。楽天市場などで貯めた楽天ポイントを、投資信託の買付代金や、国内株式(現物取引)と米国株式(円貨決済)の購入代金と手数料として使うことができます。
楽天証券の口座は誰でも開設できるの?
楽天証券の口座開設には審査があります。また、総合口座(成年口座)は満18歳以上から開設できますが、満18歳未満の未婚者を対象とした未成年口座は、親権者の口座がなければ開設できません。それぞれの条件を満たし、審査に通過すれば口座が開設されます。
楽天証券の口座開設までどれくらいかかる?
楽天証券の口座開設に要する時間は、最短翌営業日です。

スマートフォンで本人確認できる「eKYC」が実装されたため、口座開設の手続きの際にスマートフォンで本人の顔写真を撮影すれば、最短翌営業日から取引できるようになります。

スマートフォンで本人確認をしない場合は、約5営業日が口座開設までの期間の目安となります。
楽天証券の口座開設で用意するものは?
個人で口座開設する場合、本人確認書類の提出が必要です。以下の書類のいずれか1点の提出が必要になるため、あらかじめ準備しておきましょう。

・運転免許証
・健康保険証
・住民基本台帳カード(氏名、住居、生年月日の記載のあるもの)
・住民票の写し
・在留カード
・特別永住者証明書
・印鑑登録証明書

証券会社イメージ調査の概要

ZUU online編集部では当ページの作成にあたり、各証券会社のイメージに関して株式会社ZUUが独自調査を行い、客観的な統計データによる執筆を行っております。

・実施期間:2021年4月

・調査の概要:各証券会社のイメージに関するアンケートの収集

・調査対象:証券会社で口座を有する国内の20歳以上の男女

・有効回答件数:500件

・実査機関:株式会社クロス・マーケテイング

 
響煇嚆矢(ひびき・こうし)
響煇嚆矢(ひびき・こうし)
2011年に数十万円を元手に株式投資をスタートし、日本株のトレードで2018年には運用資産5億円を達成した敏腕投資家。

■公式ブログ:Be a pioneer
■公式Twitter:@hibiki_koshi