NFTゲームとは、仮想通貨でも採用されているブロックチェーン技術を活用したオンラインゲームです。ゲーム内のアイテムが資産になる」「ゲーム内通貨を換金できる」「など、従来のオンラインゲームと一線を画す特徴が注目を集めています。
世界的にもプロゲーマーという職種が注目されていますが、NFTゲームの普及にともない、「ゲーム内でお金を稼ぐ」ことがより当たり前になっていくと予想されます。
本記事では、NFTの仕組みや将来性について解説し、人気のNFTゲームを数多くピックアップしてご紹介します。NFTゲームをプレイできる取引所や、NFTゲームの始め方・稼ぎ方もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
NFTとは?
NFT(エヌ・エフ・ティー)は「Non(ノン)-Fungible(ファンジブル) Token(トークン)」の略で、日本語では非代替性トークン」「と呼ばれます。
これまで、インターネットの世界では、簡単にコンテンツを複製(コピー)できることが問題視されてきました。絵画や彫刻など実物が存在するアート作品は、唯一無二のものとして高い価値を持ちます。一方、デジタルアート作品やゲーム内のキャラクター・アイテムなどは、価値を証明しにくい傾向がありました。
しかし、NFTの登場で、デジタルコンテンツを、「非代替性=替えのきかないもの=唯一無二のもの」と証明できるようになりました。これによって、デジタルアート作品やゲーム内のキャラクター・アイテムが、資産としての価値を持つようになったのです。
2021年前半は、NFTバブルと言われるほどNFT市場が盛り上がりを見せました。
2021年3月には、Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏の初ツイートがNFT化されたものが約3億円で落札されました。また、同じく3月に、世界最大のオークションハウスChristie's(クリスティーズ)で、BeepleというデジタルアーティストのNFTアート作品が約75億円で落札され話題となりました。
NFTは、新たな時代の変革を促す存在として、世界中から注目されています。
NFTの必要性
NFTの必要性について、もう少し詳しく見ていきましょう。NFTは、多くの仮想通貨でも採用されているブロックチェーン技術を活用していることが特徴です。
ブロックチェーン(分散型台帳)とは、情報を分散して保存し、ユーザー同士が共同管理するデータベースのようなものです。ブロックチェーンでは、ブロックと呼ばれるデータのかたまりが、チェーン状に保存されていきます。データはすべて暗号化されることから、実質的に「改ざん不可能」といわれており、強固なセキュリティを誇ります。
ブロックチェーンを簡単にまとめると「相互監視できる、改ざん不可能なデータベース」となります。
つまり、ブロックチェーン技術でデジタルコンテンツをNFT化すれば、コンテンツをNFT化した人(多くの場合はアーティストなどコンテンツの作成者)の情報も、その後コンテンツが誰の手に渡ったかも、すべて記録できるのです。
コンテンツそのものはコピーできても、NFTはコピーできません。そのため、取引データを開示すれば、コンテンツがオリジナルだと簡単に証明できます。
芸術家の絵画や高級ブランドのバッグにも、贋作(偽物)は存在します。しかし、絵画やバッグと比べ、デジタルコンテンツは複製しやすく、コピーが出回るリスクが比較的高いことから、オリジナルの価値が認められにくい事情がありました。
しかし、NFTによってオリジナルだと証明できるようになれば、デジタルコンテンツの資産としての価値が高まります。NFTは、今後のデジタル取引のあり方を大きく変えていくことでしょう。
急成長するNFTマーケット市場
NFTの意義は「オリジナルを証明できる」ことにとどまりません。具体的な例をもとに、NFTマーケットで今何が起きているかを解説します。
たとえば、無名のアーティストAがデジタルアート作品を作成し、Bに5万円で販売したとします。その後、Aの作品が世間に評価されて価値が上がり、BはCに100万円で作品を売却しました。このとき、作成者であるAは、メリットを享受できません。評価されて以降の作品の価格が上がったとしても、すでに売却した作品については、5万円しか得られなかったことになります。
しかしNFTマーケットでは、ロイヤリティを設定することで、その後の転売で発生した利益の一部を、作成者が継続的に受け取ることができます。
先ほどの例に当てはめ、Aがアート作品をNFT化し、ロイヤリティを設定してBに売却したケースを見ていきましょう。BがCに100万円で作品を売却したタイミングで、Aは作成者として、利益のうち10万円を受け取れます。Bが受け取るのは、Aが受け取る利益を差し引いた90万円です。さらにCが誰かに作品を転売すれば、そこでもAは利益の一部を受け取れます。
NFTマーケットによって、コンテンツの作成者は、転売(二次売買)でも適切な利益を受け取れるようになりました。たとえば、人気のゲーム内キャラクターやアイテムを生み出せば、大きな資産を築ける可能性もあるのです。
NonFungible.comのレポートによると、NFTの市場規模は2021年に約2兆円に達し、前年の200倍という驚異的な成長を見せました。 NFTの市場規模についてはいくつかの推計値があるものの、世界中の多くの専門家がNFT市場の爆発的な成長に注目しています。
NFTゲーム/GemeFi(ゲームファイ)とは?
NFTゲームとは、ゲーム内のキャラクターやアイテムがNFT化されているオンラインゲームのことです。GemeFi(ゲームファイ)と呼ばれることもあります。
NFTゲームは、単純にゲームをプレイして楽しむだけでなく、オリジナルのキャラクターやアイテムを作ってNFT化できることが特徴です。
オリジナルのキャラクターやアイテムを作って稼いだり、購入したキャラクターやアイテムの価値が高まってから転売して稼いだり、ゲーム内でお金を稼ぐ手段がたくさん用意されています。
また、好成績を残すことで換金可能なトークンを受け取れるNFTゲームも存在します。
NFTゲーム/GemeFi(ゲームファイ)が人気の理由
NFTゲーム/GemeFi(ゲームファイ)が人気を集める理由をもう少し詳しく見ていきましょう。NFTゲームには、世界中のプレイヤーを惹きつける魅力やメリットがあります。ここでは、NFTゲームの5つの魅力・メリットを紹介します。
ゲームを楽しみながらお金を増やせる
NFTゲームでは、Play to Earn(遊んで稼ぐ)」「ことが可能です。
従来のゲームでも、「バトルで勝利する」「一定の成績を残す」「キャラクターを育成してレベルを上げる」などゲーム内の条件を達成すれば、報酬を受け取れることがありました。NFTゲームでも、このようにゲームを楽しみながら報酬を受け取れます。
従来のゲームとNFTゲームの違いは、ゲーム内で受け取った報酬を現実世界のお金に換えられることです。
NFTゲームで稼いだお金は、暗号資産(仮想通貨)として受け取れるため、取引所を通じて簡単に現実世界のお金と交換できます。ゲームでお金を稼ぎ、稼いだお金を日本円で引き出し生活費にあてる、といったことも可能です。
新興国を中心に、NFTゲームで生計を立てる人も登場しています。また、NFTゲームで稼いだお金で生活苦から抜け出したり、事業を立て直したりといった事例もあります。
東南アジアを中心に大きなムーブメントとなっており、例えばフィリピンでは、街中でも多くの人がゲームに興じている姿を見かけるようになったという。そのブームを巻き起こしているのが、ベトナムのスタートアップSky Mavisが開発したNFTゲーム「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」だ。ゲーム内通貨や暗号資産を稼ぎ、それを換金して生活に使う。今や1日の大半をNFTゲームに費やす「専業ゲーマー」が、増えているという。
引用:日経XTREND
デジタルコンテンツに価値をつけられる資産を持てる
NFTゲームでは、ゲーム内のキャラクターやアイテム、土地などのデジタルコンテンツに資産としての価値を持たせることができます。
ゲーム内で販売されるNFT化された土地を取得し、価格が高騰してから売却すれば、売却益を得られます。バーチャル世界での不動産投資ともいえる稼ぎ方です。実際にNFTゲーム内の土地は、現実の不動産と同じく投資対象として注目され、高値で売買されています。
また、自分でオリジナルのキャラクターやアイテムを作成し、販売することもできます。ゲーム内の土地を購入してギャラリーをオープンし、アート作品を展示して気に入ってくれたプレイヤーに売ったり、ギャラリーの入場料を得たりすることもできます。
サービスが終了しても資産価値は失われない
従来のオンラインゲームでは、ゲーム内に通貨に相当するアイテムがあっても、ゲームがサービス終了すれば、換金することはできませんでした。また、ゲーム内通貨を使って購入したキャラクターやアイテムも、同様に価値を失いました。
しかし、NFTゲームのゲーム内通貨や、通貨と交換して得たキャラクターやアイテムは、取引所やマーケットを通じて売買できます。取引所で日本円と交換すれば、日本円にして引き出すことも可能です。
サービスが終了しても資産価値が失われないのは、従来のゲームと一線を画す大きなメリットといえるでしょう。
ゲーム内で不正をされにくい
NFTゲームはブロックチェーン技術を基盤としています。ブロックチェーン技術は、実質的に改ざんが不可能と言われています。そのため、NFTゲームで不正に悩まされる可能性は低いといえます。
ブロックチェーンでは、すべてのデータが暗号化され、ブロックというかたまりが作成されます。ブロックにバックアップされたデータは、過去から現在まで1つの鎖のようにつなげて保管されます。新しいブロックには、過去のブロックの情報が値として組み込まれます。
つまり、あるブロックのデータを改ざんすると、それ以降のすべてのブロックの情報を、一定時間以内に書き換えなければ、整合性が取れなくなるのです。
強固なセキュリティを誇るブロックチェーン技術を基盤としており、不正や迷惑行為に悩まされにくいのもNFTゲームの魅力です。
ゲームのカスタム性が優れている
NFTゲームの中には、カスタム性に優れた自由度の高いゲームがたくさんあります。
たとえば、ゲーム内でオリジナルキャラクターやオリジナルアイテムを作成し、販売したりレンタルしたりすれば、お金を稼ぐことができます。また、自作ゲームを開発してNFTゲーム内で公開し、他のプレイヤーに有料でプレイさせるといったことも可能です。
ゲーム内の土地を転売したり、人に貸し出して賃料を得たり、アイデア次第でさまざまな稼ぎ方ができます。プレイヤー自身でプレイスタイルやゲームの楽しみ方を決められるのもNFTゲームの面白さといえるでしょう。
日本でプレイ可!NFTゲームの人気おすすめランキング
続いては、日本でプレイできる人気のNFTゲームベスト4をランキング形式でご紹介します。NFTゲームには色んな種類があるので、興味のあるゲームがあればぜひプレイしてみてください。
1位:今話題のNFTゲーム「STEPN(ステップン)」
STEPN(ステップン/ステプン)は、NFTのスニーカーを購入し、歩いたり走ったりしてお金を稼ぐNFTゲームで、Solana(ソラナ)ブロックチェーン上に構築されています。STEPNは「Move to Earn(動いて稼ぐ)」という新しい考え方を生み出しました。
Forbesによると、2021年12月に始動し、すでに欧米諸国や日本を中心に月間230万人のアクティブユーザーを獲得しています。
STEPNでは、スニーカーのレベルを上げることでお金を稼ぐことができます。また、レベルアップしたスニーカーをNFTマーケットで売却して稼ぐこともできます。
2022年4月には、大手スポーツメーカーASICS(アシックス)とコラボした限定NFTスニーカーがリリースされました。2022年中には、NFTスニーカーのレンタルも開始予定です。
STEPNは、運動不足の解消や健康維持という世界共通のテーマにアプローチするNFTゲームで、今後さらにさまざまなブランドとのコラボが進む可能性もあります。
運動が趣味の人も、これから運動習慣を身につけたい人も、プレイを検討してみてください。
2位:Axie Infinity(アクシー・インフィニティー)
Axie Infinity(アクシー・インフィニティー)は、アクシーというNFT化されたモンスターを育成し、戦わせる対戦型ゲームです。ベトナム発のNFTゲームで、ユーザー数が比較的多いことで知られています。
Axie Infinityでは、成績に応じてお金を稼げるほか、2匹のキャラクターを繁殖させて生まれたキャラクターを売却したり、自分のキャラクターを他のプレイヤーにレンタルしたりして稼ぐこともできます。
Axie Infinityは東南アジアで流行しており、フィリピンではAxie Infinityで生計を立てる人も登場しています。
Axie Infinityをプレイするには、仮想通貨イーサリアムを入手する必要があります。
3位:The Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、メタバース(仮想現実空間/VR空間)でキャラクターを自由に動かしてプレイするサンドボックスゲームの一種です。
サンドボックスゲームとは、攻略順序が存在せず、オープンワールドを自由に移動して遊ぶゲームのことです。従来のサンドボックスゲームでは、Minecraft(マインクラフト)が有名です。
The Sandboxでは、土地を購入後レンタルして地代を得たり、キャラクターやアイテムを作成して売却したり、イベント開催やゲームの開発を通じて他のプレイヤーを呼び込んだりできます。
なお、日本国内の大手取引所コインチェックでは、2022年5月24日から、The Sandbox内で使える仮想通貨SAND(サンド)の取り扱いを開始しました。
4位:Crypto Spells(クリプト・スペルズ)
Crypto Spells(クリプト・スペルズ)は、日本発のNFTゲームで、カードバトルを繰り広げるトレーディングカードゲームです。
カードはNFT化されているため、マーケットを通じて自由に売買できます。また、自分だけのオリジナルカードを発行し、NFTとして資産価値を持たせることも可能です。一般的にカードのレアリティが上がれば、希少価値が高まり、価値は上昇します。
また、Crypto Spellsではギルドを結成でき、所属ユーザーの課金額の15%がギルドオーナーに分配 されます。この仕組みを活用すれば、効率的にお金を稼ぐことが可能です。
Crypto Spellsを始めるには、まず仮想通貨イーサリアムを入手してください。
ゲーム内のNFTアイテムを売買できる「Coincheck NFT」
日本国内の大手取引所コインチェックは、国内初の取引所運営のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を提供しています。マーケットを通じて、ユーザーはゲーム内アイテムと仮想通貨を自由に売買(交換)できます。
「Coincheck NFT」では、人気のNFTゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」や「Crypto Spells(クリプト・スペルズ)」のゲーム内アイテムを売買しています。
ほかにも多くのNFTゲームの取り扱いがあり、今後取り扱いタイトルが増えていく可能性もあるので、ぜひチェックしてみてください。
他にも人気のNFTゲームを紹介
STEPNやAxie Infinityのほかにも、世界中でさまざまなNFTゲームがリリースされています。日本発の人気のNFTゲームもあります。続いては、すでにリリースされた人気のNFTゲームや、今後リリース予定の注目度の高いNFTゲームをご紹介します。
Sorare(ソラレ)
Sorare(ソラレ/ソラーレ)はフランス発のサッカーカードゲームです。実在する選手のカードでチームを作り、ユーザー同士で対戦します。2021年に、ロナウド選手のNFTカードが約3,200万円で販売され、話題になりました。
Sorareの注目ポイントは、現実のサッカー選手の成績がゲームスコアに影響することです。サッカー好きなら、観戦とプレイをリンクさせて楽しめます。ハイスコアを叩き出せば、仮想通貨イーサリアムを稼ぐことができます。
Sorare は取引所運営の日本国内のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」でも取り扱いがあります。Sorareのトレーディングカードを簡単にマーケットで売買できるのも魅力です。
My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)
My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)は、日本発のNFTのMMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game/マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム)ゲームです。MMORPGとは、大規模な人数のプレイヤーが1つのゲーム世界に参加し、協力しながらプレイするスタイルのRPGゲームのことです。
My Crypto Heroesでは、歴史上のヒーローのNFTとともに、ワールドの制覇を目指します。経験値やレアアイテムを手に入れるためダンジョンでクエストをクリアしたり、大会を通じて他のプレイヤーと対戦したり、さまざまなアクションが可能です。
ヒーローやアイテムはNFT化されているため、資産価値を持ち、マーケットで売買したり、レンタルしたりできます。
BombCrypto(ボムクリプト)
BombCrypto(ボムクリプト)は、ボンバーマンに似たシンガポール発の放置系NFTゲームです。
BombCryptoでは、NFT化されたヒーローを購入し、宝箱を破壊してお金を稼ぎます。キャラクターが勝手に動く放置系ゲームなので、手間をかけずに稼げるのが魅力です。
また、キャラクターはNFT化されているため、マーケットで売買して稼ぐことも可能です。
公式ホームページでは今後のロードマップが公開されており、2022年にも新たなNFTアイテムやレベル、マップが追加される見込みです。
DeFi Kingdoms(ディファイキングダム)
DeFi Kingdoms(ディファイキングダム)は、懐かしいグラフィックを楽しめるドット絵RPGのNFTゲームです。DeFi(分散型金融)とNFTゲーム2つの側面を組み合わせていることが特徴です。
DeFi Kingdomsでは、クエストをクリアすることで、仮想通貨JEWELを稼いだり、アイテムを獲得したりできます。仮想通貨JEWELは取引所で日本円や他の仮想通貨に換金することも可能です。
また、DeFiの側面を持つことから、仮想通貨を預けて利息を受け取ることもできます。
DeFi(ディーファイ/分散型金融)とは、ブロックチェーン技術を活用した中央管理者のいない金融サービスのことです。DeFiが浸透すれば、既存の金融機関を介さずにお金を貸し借りしたり、金融商品を売買したりできるようになるといわれています。
ゲームをプレイして楽しむだけでなく、DeFiについて学べるのもDeFi Kingdomsの魅力です。
Pegaxy(ペガクシー)
Pegaxy(ペガクシー)は、近未来的なデザインのペガ(馬)の順位をプレイヤー同士で競うレースゲームです。14人のレーサーと対戦し、上位3位に入れば、報酬として仮想通貨VISを稼ぐことができます。
Pegaxyではレースの他、ペガを繁殖・育成して売買したり、ペガをレンタルしたりして仮想通貨を稼ぐこともできます。
また、ペガを購入しなくてもレンタルしてプレイできるため、NFTゲームの中では始めるハードルが低いのも魅力です。
Pegaxyは競馬のNFTゲーム版ともいえ、シンプルなルールから、今後より人気が高まっていく可能性があります。
MIR4(ミル4)
MIR4(ミル4)は神秘的で美しいグラフィックの東洋ファンタジーMMORPGです。韓国発のゲームで、世界約170ヵ国、12言語でリリースされました。
MIR4では、キャラクターを細部までカスタマイズできることや、共通の目的を持つプレイヤー同士で協力するシステムなどが人気を集めています。キャラクターの職業は、戦士・法師・道士・武士・石弓士から選べます。
また、大陸に隠された秘密を解き明かすシナリオもMIR4の魅力です。
MIR4をプレイして稼げる黒鉄は、仮想通貨DRACOに交換でき、取引所を通じて日本円で引き出すことも可能です。
Splinterlands(スプリンターランド)
Splinterlands(スプリンターランド)は、アメリカ発のNFTトレーディングカードゲームです。Splinterlandsでは、プレイヤー同士のバトルやクエストで、遊びながら仮想通貨DECを稼ぐことができます。カードを分解した時も仮想通貨DECを受け取れます。
バトルは、対戦ルールやマナキャップ(合計コスト)、属性などさまざまな要素を加味する必要があり、戦略性が高いのが特徴です。一方、バトルそのものは自動で行われるため、カードゲーム初心者でも安心してプレイできます。
Splinterlandsでは、ギルドに入ったりイベントに参加したり、さまざまな楽しみ方が可能です。
Gala Games(ガラ・ゲームス)
Gala Games(ガラ・ゲームス)は、複数のNFTゲームを楽しめるプラットフォーム(プロジェクト)のことです。2022年5月現在11種類のNFTゲームが公開されています。ゲームのいくつかをピックアップしました。
- パズルゲーム「タウンクラッシュ」
- サバイバルゲーム「ウォーキング・デッド・エンパイア」
- 協力型シューティングゲーム「スーペリア」
- 町づくり・農場ゲーム「タウンスター」
- ビジネスの成長発展ゲーム「レガシー」
- ダークファンタジーゲーム「フォーティチュード」
さまざまなジャンル、グラフィックのゲームがあり、今後も新たなタイトルが追加されると考えられます。また、ゲーマー同士のコミュニティに参加したり、仮想通貨GALAでアイテムを売買したりすることも可能です。
StarAtlas(スターアトラス)
StarAtlas(スターアトラス)は、SF映画のような圧巻のグラフィックを誇るNFTゲームです。StarAtlasでは、「人類(MUD)」「異星人(Ustur)」「アンドロイド(ONI)」の3つの派閥からプレイヤーの立ち位置を選択し、プレイをスタートします。
StarAtlasではさまざまなプレイが可能で、資源を採掘したり、他の組織と対戦したり、ミッションを引き受けたり、宇宙ステーションを建設したりします。
まだすべての機能が解放されているわけではなく、2022年中に少しずつ公開されていく見込みです。
元素騎士ONLINE
元素騎士ONLINEは、累計800万ダウンロードを超える人気のMMORPGゲームです。2012年には台湾で「Game of the year金賞」を受賞するなど、日本以外のアジア圏でも人気があります。
そんな人気ゲームが、NFTゲーム(GemeFi)として生まれ変わるとして、大きな話題を呼びました。NFTゲームになると、ダンジョンで獲得したアイテムや、自分で制作した衣装などを、世界中の人々に販売できるようになります。
また、空間内の建物やオブジェクトを自由に編集できる機能の実装も計画されています。2022年10月以降に、NFT化が実行されていく予定です。
今のうちにダウンロードし、プレイに慣れておけば、NFT化されたあとも収益化につなげやすいでしょう。
PolkaFantasy(ポルカファンタジー)
PolkaFantasy(ポルカファンタジー)は、日本発の二次元カルチャーに特化したNFTゲームです。日本発というだけあり、日本人好みのかわいい絵柄が魅力です。
PolkaFantasyでは、ゲーム内で他のプレイヤーと対戦したり、交流したりできます。また、NFTウォレットのギャラリーモードでは、自分のコレクションを飾ったり、カテゴリー別に保存したりできます。
人気クリエイターが参加することで、将来的にコレクションの価値が上昇する可能性もあります。
正式なリリースはまだですが、海外の日本の二次元カルチャーファンからも注目されています。
Illuvium(イルビウム)
Illuvium(イルビウム)は、色鮮やかで美しいグラフィックを持つSFアドベンチャーゲームです。
Illuviumでは、ゲーム内のエイリアンの世界で、イルビアルを捕まえ、進化・融合させてチームを作ります。クエストを完了したりバトルで勝利したりすると、仮想通貨ILVを稼ぐことができます。
また、NFTマーケットプレイスでは、イルビアルの他、農産物やアイテム、土地などを売買できます。
Illuviumはリリース前ですが、2022年5月5日の公式ツイートで、6月2日にランドセールが開始されることが発表されました。ランドオーナーは、ゲーム内で発生する収益の約5%を得られます。今後も、ランドセールや機能のリリースによって、注目度が高まっていくと予想されます。
NFTゲームで稼ぐ!NFTゲームの始め方・稼ぎ方
実際にNFTゲームを始めるには、まず仮想通貨を入手する必要があります。続いては、NFTゲームを始める方法と稼ぐまでの流れを5つのステップで分かりやすく解説していきます。
NFTゲームにおすすめのコインチェックで口座開設する
仮想通貨を入手するには、取引所で口座開設する必要があります。取引所はたくさんありますが、初めて口座開設するなら、日本国内の大手取引所を検討してはいかがでしょうか。
NFTゲームをするなら、「Coincheck NFT」のサービスを提供しているコインチェックがおすすめです。「Coincheck NFT」を利用すれば、NFTゲームで利用できるアイテムを簡単に売買できます。コインチェックは、2022年5月現在、18種類の仮想通貨を取り扱っており、仮想通貨の種類が豊富な取引所でもあります。
コインチェックの口座開設の手順は次の通りです。
- メールアドレスとパスワードを登録しアカウントを作成する。
- 氏名、生年月日、住所などの必要情報を入力する。
- 運転免許証などの本人確認書類を提出し、スマホで顔写真を撮影する。
- セキュリティ強化のため2段階認証を設定し、ログインする。
イーサリアムを購入し「ウォレット」に送金する
取引所で口座開設したら、日本円を入金し、イーサリアムなど知名度の高い仮想通貨を購入します。
NFTゲームでは、それぞれ異なる仮想通貨がゲーム内通貨として使われています。ゲーム内通貨の中には、国内の取引所でまだ取り扱いのない仮想通貨もたくさんあります。
まずはイーサリアムなどどの取引所でも取り扱いのある仮想通貨を購入し、それぞれのゲーム内通貨と交換するのが一般的な流れです。
イーサリアムを購入したら、続いては「ウォレット」を用意します。ウォレットとは、仮想通貨を保管するための財布のようなものです。NFTゲームをするなら、スマホアプリやブラウザで簡単に利用できる「Metamask(メタマスク)」というウォレットがおすすめです。
ウォレットを用意したら、取引所で購入した仮想通貨をウォレットに送金しましょう。
プレイしたいNFTゲームを選ぶ
続いて、プレイしてみたいNFTゲームを選びます。
コインチェックの「Coincheck NFT」では、人気のNFTゲームが紹介されているので、最初はその中から選ぶのもおすすめです。ゲーム内アイテムをマーケットプレイスで簡単に売買できるので、稼ぎやすいというメリットがあります。
NFTゲームで稼ぐことが目的なら、ゲーム内でどのような稼ぐ方法」「があるのかを確認しておきましょう。自分に向いている稼ぎ方ができるかをチェックすることが大切です。
せっかくなら、プレイを楽しみながら稼げるのがベストです。自分の得意分野を考慮して、NFTゲームを選んでみてください。
NFTゲームのアカウントを作成しゲームをプレイする
NFTゲームを選んだら、公式サイトからアカウントを作成し、実際にゲームをプレイします。NFTゲームでは、たとえば次のような方法で稼ぐことができます。
- クエストを達成して稼ぐ。
- バトルに勝利して稼ぐ。
- 試合やレースで好成績を残して稼ぐ。
- キャラクターを育成し、売却して稼ぐ。
- キャラクターを繁殖させ、売却して稼ぐ。
- オリジナルのキャラクターやアイテムを作成し、売却して稼ぐ。
- 土地やキャラクター、アイテムを転売して稼ぐ。
- 土地やアイテムを購入し、貸し出して(レンタルして)稼ぐ。
NFTゲームで稼いだ仮想通貨は、取引所を通じて日本円と交換することも可能です。
Coincheck NFTでNFTアイテムを売買する
NFTゲームをプレイしてアイテムを入手したら、日本国内のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」で売買に挑戦しましょう。たとえば、次のようなアイテムを売買することができます。
- カード
- キャラクター
- アイテム
- デジタルドレス
- 仮想空間の土地
- デジタルアート
NFTゲームやNFTマーケットでは、値上がりしそうなアイテムを先んじて入手したり、値上がりしたタイミングを見極めて売却したりすることで、効率的に稼ぐことができます。
NFTゲームで稼ぐには?利益を狙うときのポイントを紹介
取引所で口座開設し、NFTゲームを始めれば、さまざまな手段で仮想通貨を獲得できます。続いては、NFTゲームで利益を狙うときのコツをご紹介します。
報酬として得られる仮想通貨に注目する
NFTゲームで稼ぎたいなら、報酬として得られる仮想通貨が何かを必ずチェックしておきましょう。
仮想通貨は値動きの激しい資産です。仮に、NFTゲームでとある仮想通貨をたくさん稼いだとしても、日本円に換金する前に値下がりしてしまうと、たくさん稼いだメリットが薄れてしまいます。小まめに引き出すことで、値下がりリスクに備える方法もありますが、手数料や手間がかかります。
できれば、知名度が高く時価総額の大きい仮想通貨を報酬として稼げるNFTゲームを選びましょう。
NFTゲームで報酬として受け取れる仮想通貨の中でおすすめなのは、イーサリアムです。イーサリアムは、最初の仮想通貨でもあるビットコインに次ぐ知名度・時価総額(時価総額2位:2022年6月時点)を誇る仮想通貨です。ビットコインと同じく、価値がゼロになるリスクは限りなく低いといわれています。
また、イーサリアムはさまざまな分野での活用が検討されており、将来性のある仮想通貨です。NFTゲームでイーサリアムを稼ぎ、稼いだイーサリアムが値上がりすれば、資産形成のスピードが加速します。
NFTアイテムの価値を見極める
NFTゲームでは、ゲーム内のクエストやバトルで稼ぐこともできます。しかし、大きく稼ぎたいなら、NFTアイテムの売買を積極的に行いましょう。売買で大きく稼ぐには、NFTアイテムの価値を正しく見極めることが大切です。
色んなNFTゲームを実際にプレイしながら、NFTアイテムの価値が決まる要素を分析してみてください。希少性、デザイン性、現実世界での注目度など、色んな要素がNFTアイテムの価値に影響します。
現在人気のNFTゲームだけでなく、今後注目される可能性の高いNFTゲームを早めにプレイし、稼ぎ時を逃さないようにするのもポイントです。
NFTアイテムの購入には、初期投資が必要です。投資額をどのくらいで回収できる見込みがあるのか、NFTゲームやNFTアイテムに将来性はあるのか、しっかり分析してから購入しましょう。
また、NFTアイテムの中には、土地など値動きの激しいものも存在します。短期的な値動きの傾向を読み解き、売買をくりかえして利益を積み上げる稼ぎ方もあります。
得意分野で勝負する
ゲーム自体を楽しめなければ、効率よくお金を稼ぐことはできません。人間は楽しいこと、好きなことでこそ、本来の力を発揮できます。
また、長く継続しないと、まとまったお金を稼げないことも多々あります。
色んなNFTゲームをプレイし、楽しみながら長く継続できるNFTゲームを探してください。得意分野のゲームを長く継続すれば、効率的に稼げる可能性が高まります。
また、自由度の高いNFTゲームを選び、オリジナルのキャラクターやアイテム、ゲームを開発するのもおすすめです。NFTマーケットでは、自分自身の創造性を発揮し、世界市場で勝負できます。ヒットを記録すれば、爆発的に稼げる可能性もあります。
NFTゲームを日々プレイしてプレイヤーのニーズや動向を把握するとともに、SNSを通じて情報収集にも努めましょう。
NFTゲームに将来性はある? 今後の見通しは?
2021年は高額なNFT取引がニュースで取り上げられ、NFTバブルともいわれました。NFTの未来を楽観視する声も多い一方で、バブルの崩壊を懸念する声もあります。NFTゲームに将来性はあるのでしょうか。
結論からいうと、バブルが崩壊しても、NFT技術がコモディティ化して世の中に浸透していく可能性は高いと考えられます。
1999年に始まったITバブルは衰退しましたが、IT業界の成長は今も続いており、インターネットやパソコンは私たちの生活になくてはならないものとなりました。NFTバブルが崩壊し、注目度の高さも含めNFTに異次元の高値がつく状態は落ち着いても、NFTそのものはさまざまな業界で活用が進むと考えられます。
ゲーム・エンタメ業界の大手企業がNFT事業を本格化
ゲーム・エンタメ業界の大手業界が、続々とNFT事業に乗り出しています。
ドラクエやファイナルファンタジーなどの人気シリーズを手掛ける大手ゲームメーカーのスクウェア・エニックスは、2021年10月にNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」をリリースしました。「資産性ミリオンアーサー」は、発売当初からアクセスが集中してトラブルが発生するほど注目を集めました。
スクウェア・エニックスは、2022年に入り、ブロックチェーン・エンタテインメント事業部を新設しました。「資産性ミリオンアーサー」の知見を活かし、NFT分野に本格参入していく構えです。
また、DMM Bitcoinの会長亀山敬司氏は、2022年4月に次のようなツイートをしました。NFTゲーム(BCG/ブロックチェーンゲーム)分野への意欲がうかがえます。
「DMM Meta事業開始するよ。
DMM Bitcoinの会長亀山敬司氏
・Token経済圏の構築
・BCG開発/プラットフォーム構築
・各種NFTサービスの開発
ボードメンバーとして事業企画に関わってくれる仲間、協力パートナーともに募集しているから、興味ある人はDMM Metaの笠松までDMしてね。」
多くのタレントが所属するエイベックスは、2022年2月にNFTゲーム「The Sandbox」に「エイベックスランド(仮称)」を作る構想を発表しました。土地のセールも実施され、浜崎あゆみやピコ太郎などの関連NFTアイテムとメタバース内の土地がセットになった多くのタレントが所属するエイベックスは、「プレミアムLAND」は、約1時間で完売したといいます。
ミクシィは、サッカーJリーグなどを配信する動画ストリーミングサービスを手掛けるDAZNと共同で、NFTゲームを含むNFT事業を本格化させると表明しています。ミクシィが特に注目するのは、スポーツエンターテイメント市場です。
2022年に入ってからも多くの企業がNFT事業への参入を表明しており、今後、ますますNFTゲーム業界は盛り上がっていくと予想されます。
ブロックチェーン技術・仮想通貨市場とのシナジー効果
NFTゲームは、ブロックチェーン技術と深く関連しています。
多くの仮想通貨やNFTゲームで利用されているブロックチェーンは、あらゆる業界での活用が期待されています。
たとえば、食品・物流業界でのトレーサビリティ(追跡可能性)への応用です。ブロックチェーンを活用すれば、生産者から販売業者まで関わった業者をすべて記録し、食品の安全性を消費者に分かりやすく伝えられるようになります。
また、ブロックチェーン技術は、銀行や保険会社が担う金融仲介業務とも深く関連しています。
ブロックチェーン技術の活用が広まるにつれ、NFTゲーム業界や仮想通貨市場も一緒に成長していくことが期待されます。仮想通貨の価値が上昇すれば、NFTゲームで得た仮想通貨の資産価値も高まります。
NFTゲームに関する口コミや評判を紹介
NFTゲームに関心があっても、まだ一般ユーザーに広く普及しているとはいえないため、不安を覚える方もいるでしょう。続いては、NFTゲームに関する口コミをご紹介します。
NFTゲームの良い口コミ
まず、NFTゲームの良い口コミをいくつかご紹介します。
3月17日
高松 健二|ビッコレ編集長@taka_bikkore
STEPNのガバナンストークンが爆上がり中!
FTXに上場されて早速30%↑
伸びてるNFTゲームは熱量が段違いですね
高松も3足購入して毎日実践しています
1日7000円程度まで稼げるほど成長しました😀
どんどんNFTの靴を育成して歩いて稼いでいきます👍
#STEPN
人生初のNFT購入しました🔥
cotak🗽@cotak08270621
NFTゲームのキャラクターです❗️
数量限定の物ってワクワクします!
まだ出来て間もないゲームなので少し経てば爆益になるかも…🤤
何よりゲームが面白いです😆
「稼げる」という口コミ、「ゲーム自体が面白い」という口コミ、どちらもありました。
NFTゲームの悪い口コミ
続いては、NFTゲームの悪い口コミをいくつかご紹介します。
5月26日
タイスケ/NFTゲーマー@Taisuke_game
【NFTゲームのクオリティー】
正直なところ、現状ではNFTゲームのクオリティーは高くない。普通のゲームの方が圧倒的に面白い。NFTゲームを遊んでいる人は、面白いからというより、稼げる可能性があるから遊んでいる段階。でもNFTゲームのクオリティーはこの数年で飛躍的に上がると思う☺️
NFTゲームやってる人います??
ゾロ×ブログ×仮想通貨@3_2_1fire
以前試しにカードゲームやってみましたが、英語表記だしルールが分からず退場しました(笑)
面白いのあったら教えてくださいませ~
#NFT
「ゲーム自体はあまり面白くない」という意見もあるようです。また、NFTゲームには英語表記だけのゲームも多いため、言語が障壁となることもあるようです。
NFTゲームが抱える問題・今後の課題について
「NFTゲームは実際に稼げる」というプレイヤーの声もある一方で、NFTゲームに課題やリスクがあるのも事実です。続いては、NFTゲームの問題点や、今後の課題を4つの視点から解説していきます。
マネーロンダリング防止のため規制が強化される可能性がある
マネーロンダリング(資金洗浄)とは、違法行為等で得た資金の出どころを分からなくする手順のことです。2022年2月、アメリカの財務省は、NFTがマネーロンダリングのために悪用される可能性があるとして、警戒感を示しました。
仮想通貨もNFTも、新しく登場した技術です。だからこそ、今後は法律の整備など国による規制が強化されることが予想されます。
しかし、規制強化によって、より安全に取引できる環境が整うともいえます。
参照:CoinPost|米財務省、NFTによるマネロンに警戒
日本国内において賭博法にあたる可能性がある
NFT化されたキャラクターやアイテムを受け取れる有償ガチャなどは、ギャンブル性があるとみなされ、賭博罪に該当する可能性があると指摘されています。
日本の刑法には、賭博罪が規定されており、賭博をすると50万円以下の罰金または科料を支払わなければなりません。賭博とは一般的に「金銭や物品を賭けて勝敗を争うこと」です。
NFTゲームの開発者は、賭博罪に該当しないようゲームを設計する必要があります。同時に、NFTゲームをプレイするユーザーも、賭博にあたらないか注意をはらってプレイすることが望ましいでしょう。
NFTゲームがサービス終了することがある
NFTがブームとなり、世界中で数えきれないほどのNFTゲームが開発されています。現在は、NFTゲームが乱立している状態で、中にはサービスを終了したゲームもあります。
NFTゲームをプレイする時は、サービス終了の情報にアンテナを張っておきましょう。
また、1つのNFTゲームだけをプレイするのではなく、複数のNFTゲームをプレイすることで、サービス終了による痛手を軽減することもできます。
ゲーム開始までに労力がかかる
NFTゲームを始めるには、取引所で口座開設し、仮想通貨を入手した上で、ウォレットに送金しなければなりません。従来のゲームと比べると、開始するまでのハードルが高いといえるでしょう。また、公式サイトが英語表記のNFTゲームも多く、アカウント作成に苦労して挫折してしまうケースもあります。
初めてNFTゲームをするなら、日本語表記のサイトがあるゲームを選んだり、日本のプレイヤーが多い人気のゲームを選んだりしましょう。
NFTゲームで楽しみながら資産形成を
NFTゲームは「遊んで稼ぐ」という新たな概念を生み出しました。今のうちにNFTゲームを始めておけば、NFTゲーム業界の成長とともに、効率よく資産形成できる可能性があります。
一方で、法律が整備されていないなど、NFTゲームには課題や注意点があります。また、仮想通貨の値動きによって、稼いだ仮想通貨の価値も変わります。
しっかりと情報にアンテナを張り、余裕資金でNFTゲームを楽しむなど、リスクを抑える工夫をしましょう。NFTゲームを上手に活用し、楽しみながら資産形成に取り組んでみてください。
NFTゲームに関するよくあるQ&A
- NFTゲームを始めるのにお金は必要ですか?
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無料で始められるNFTゲームと、キャラクターやアイテムの購入に初期投資が必要なNFTゲームがあります。しかし、アカウントは無料で作成できるゲームがほとんどなので、まずはアプリやブラウザから登録してみると良いでしょう。
NFTゲームで本気で稼ごうと思うなら、一定の初期投資が必要で、最初は初期投資を回収するために稼ぐことになります。初期投資を回収したあと、NFTゲームを継続してプレイすれば、資産を増やすことができます。 - NFTゲームは未成年でも始められますか?
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NFTゲームは、未成年でも始められます。
しかし、NFTゲームで稼ぐには、仮想通貨の購入が必要で、そのためには取引所で口座開設しなければなりません。未成年では口座開設できないケースもあるため、取引所の年齢要件をよく確認しましょう。
また、2022年4月より、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。それにともない、口座開設できる年齢を20歳以上から18歳以上に変更するとしている取引所もあります。 - NFTゲームでの利益には税金はかかりますか?
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NFTゲームで稼いだ利益は基本的には「雑所得」となり、所得税・住民税がかかります。所得税は、所得に応じて5%から45%の税率が適用され、所得が大きいほど所得税率も上がります。住民税は、市町村によりますが、所得の約10%が目安です。
一般的にNFTでは、次のようなタイミングで、税金がかかる可能性があります。・NFTアイテムを購入したとき(購入に使用する仮想通貨が、仮想通貨の購入時より値上がりしていたとき)
・購入したNFTアイテムを高値で売り、売却益が出たとき
・オリジナルのNFTアイテムを作成して売り、売却益が出たとき
・クエストやバトルで仮想通貨を稼いだとき
・NFTアイテムのレンタルで収入を得たとき - NFTゲームは危険ですか?
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NFTゲームがすべて危険というわけではありません。しかし、注意点を守って利用しないと、損をするリスクはあります。
たとえば、NFTゲームを始めるため取引所で口座開設する時は、セキュリティに注力している安全な取引所を選びましょう。また、人気のNFTゲームを選び、サービス終了などの情報にはアンテナを張ってください。さらに、NFTアイテムを購入するときは、あくまで生活に支障が出ない範囲で、余裕資金で購入することが大切です。 - NFTゲームはスマホでもできますか?
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多くのNFTゲームはスマホでもプレイできます。専用アプリをダウンロードできるゲームも多いので、スキマ時間などにゲームをプレイして仮想通貨を稼ぐことができます。
- NFTゲームなんの略?
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NFTは「Non-Fungible Token」の略で、日本語では「非代替性トークン」と呼ばれます。
NFTの登場で、デジタルコンテンツを「非代替性=替えのきかないもの=唯一無二のもの」と証明できるようになりました。デジタルアート作品やゲーム内のキャラクター・アイテムが、資産としての価値を持つようになったのです。