三井住友カード株式会社が発行する「三井住友カードデビュープラス」と、株式会社ジェーシービーが発行する「JCB CARD W」は、どちらも入会できる資格に年齢制限が設けられているカードです。

この記事ではそれぞれのカードの特徴や違い、おすすめポイントなどを解説していきます。

三井住友カードデビュープラスの基本情報

(画像=PIXTA)

まずは三井住友カードデビュープラスの基本情報をまとめていきましょう。

年会費 1375円(税込)
※初年度無料、年1度以上の利用で翌年度の年会費無料
ブランド Visa
入会資格 高校生を除く満18~25歳までの人
発行期間 最短翌営業日
利用可能枠 10万~100万円(学生は10万~30万円)
追加カード・搭載電子マネー ETCカード、家族カード、iD搭載可能、iD専用カード、PiTaPa専用カード、WAON専用カード
ETCカード 発行手数料無料、年会費550円(税込)
※初年度無料、年1度以上の利用で翌年度の年会費無料
家族カード 年会費1人目440円(税込)
※初年度無料、年1度以上の家族カードでのショッピング利用で翌年度の年会費無料、2人目440円(税込)
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay(iDとして使える)
タッチ決済 Visaのタッチ決済

三井住友カードデビュープラスの概要

三井住友カードデビュープラスは、満25歳までの人しか申し込みができないクレジットカードです。そのような条件のカードなので、ポイント還元率が高かったり、年に1度でもカードを利用すれば年会費無料になったりと、お得な特典が数多くあります。

追加カードやスマホ決済・タッチ決済なども対応しているものが多いので、クレジットカードを便利でお得に使いたい人にぴったりでしょう。

三井住友カードデビュープラスの主な特徴

三井住友カードデビュープラスの主な特徴は、なんといっても満25歳までの人しか申し込めないところにあります。大学生や専門学生・新社会人に向けたカードとして、発行されているカードと言えます。

三井住友カードに比べていつでもポイントが2倍になるほか、コンビニやマクドナルドでは、さらにお得にポイントを獲得できるのも特徴です。

カード年会費は初年度無料で、次年度からも前年度に一度でもカード利用歴があれば無料になるので、手軽に所持できるでしょう。

JCB CARD Wの基本情報

続いて、JCB CARD Wの基本情報をまとめていきましょう。

年会費 永年無料
ブランド JCB
入会資格 高校生を除く満18~39歳までの人
発行期間 1週間程度
利用可能枠
追加カード・搭載電子マネー ETCカード、家族カード、QUICPay専用カード
ETCカード 発行手数料無料、年会費無料
家族カード 年会費無料
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay(QUICPayとして使える)
タッチ決済

JCB CARD Wの概要

JCB CARD Wは39歳までなら申し込みができるので、三井住友カードデビュープラスよりも幅広い年代の人が所持しやすいカードです。こちらのカードは年会費やETCカード、家族カードなどさまざまなところで無料なのが、うれしいポイントとです。

QUICPayを使えるうえに、スマホ決済にも対応しているので、とても便利に利用できるでしょう。コンビニなどさまざまな店舗が加盟している「JCBオリジナルシリーズパートナー」では、お得にポイントが貯められます。

JCB CARD Wの主な特徴

JCBの一般カードに比べて、ポイント還元率がいつでも2倍になっているのがお得なポイントです。

さきほど説明した「JCBオリジナルシリーズパートナー」の店舗なら、さらにお得になるのでJCBブランドのカードを所持したい人で、ポイントもお得に貯めたい39歳以下の人に特におすすめのカードだと言えます。

コンビニだけでなく、多くの人が利用するAmazonもポイント3倍店舗なので、ネットショッピングが多い人にもぴったりです。

JCB CARD Wの特典一覧

JCB CARD Wに新規入会した人限定で、Amazon.co.jp利用で最大10,000円キャッシュバックされる特典があります。MyJCBアプリにログインすることも条件になっているので、しっかりチェックして利用してみましょう。

JCB CARD Wに入会後、友達を紹介し、紹介された人が指定のURLからカードに入会すれば、最大5000円相当のOki Dokiポイントがプレゼントされる特典もあります。

三井住友カードデビュープラスのおすすめポイント

ここからは三井住友カードデビュープラスのおすすめポイントを紹介していきます。

年会費実質無料

三井住友カードデビュープラスは、年会費1375円(税込)がかかりますが、年に一度でも利用があれば次年度の年会費が無料となります。利用するかわからないなかで所持してしまうと年会費がかかってしまいますが、一度でも利用するあてがあれば無料で所持できるので安心でしょう。

ポイントがとにかく貯まる

三井住友カードデビュープラスではVポイントを貯められますが、三井住友カードの一般カードなどに比べて非常にポイントが貯めやすいのが特徴です。入会から3ヵ月間は200円につき5ポイント、通常でも200円につき2ポイント貯まります。

さらにコンビニやマクドナルドでは+2%のポイント還元があり、毎月5万円ごとの利用でボーナスポイントがもらえます。

サポート体制・セキュリティ対策も万全で、ポイントUPモールも充実

三井住友カードデビュープラスには、不正使用検知システムがあります。24時間365日モニタリングされているほか、ネットショッピングの際もパスワードで本人確認を行うなどセキュリティ対策も万全です。安心して利用できるのがうれしいポイントです。

またVポイントの優待サイトであるポイントUPモールも充実していて、最大ポイントが20倍も貯まります。

JCB CARD Wのおすすめポイント

続いて、JCB CARD Wのおすすめポイントも紹介していきましょう。

ポイントがいつでも2倍

JCB CARD Wは、通常のJCBカードに比べていつでもポイントが2倍なのが特徴です。ただJCBカード自体はそれほどポイント還元率がよくないため、ポイントを重視するならほかのブランドのカードがよいかもしれませ。JCBカードを所持したい人で、少しでもポイント還元率が高いものがよいなら、JCB CAED Wがおすすめです。

JCB優待店でさらに高還元

スターバックスやセブンイレブン、ビックカメラなど、JCB優待店での買い物ならさらにプラスしてポイントを獲得できます。JCB優待店に入っている店舗が、よく利用する店舗ならお得にポイントが貯められるでしょう。

ETCカード発行手数料・年会費無料

JCB CARD Wのうれしい特徴の一つとして、ETCカードが発行手数料も年会費も無料なことです。クレジットカードを所持すると同時に、ETCカードも使いたいという人には、うれしいポイントでしょう。

三井住友カード デビュープラスとJCB CARD Wはどっちがお得?

三井住友カードデビュープラスと、JCB CARD Wについての特徴やおすすめポイントなどを紹介してきました。ここからは、実際にどちらがお得に使えるのか、スペックなどを比較してみましょう。

基本スペックを比較

  三井住友カードデビュープラス JCB CARD W
年会費 1375円(税込)
※初年度無料、年1度以上の利用で翌年度の年会費無料
永年無料
ブランド Visa JCB
入会資格 発行期間  
発行期間 最短翌営業日 1週間程度
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay(iDとして使える) Apple Pay、Google Pay(QUICPayとして使える)
タッチ決済 Visaのタッチ決済

基本スペックの大きな違いを比較すると、やはり三井住友カードデビュープラスは、満25歳までの人しか入会できないところがネックです。26歳以上の人は悩むまでもなく、JCB CARD Wしか申し込めません。

逆に三井住友カードデビュープラスは最短で翌営業日に発行されたり、タッチ決済でVisaのタッチ決済が使えたりするので、25歳までで申し込める人にはおすすめです。

マイル・ポイント還元率で比較

  三井住友カードデビュープラス JCB CARD W
マイル ANA JAL、ANA、ANA SKYコイン、デルタ航空
ポイント還元率 1.0%~ 0.6%~

三井住友カードデビュープラスもJCB CARD Wも、それぞれの一般カードと比較すると高還元率が魅力ですが、三井住友カードデビュープラスのほうが、さらにポイントを獲得しやすくなっています。

ただ交換できるマイルの幅はJCB CARD Wのほうが多いため、マイルを活用することが多い人は、JCB CARD Wを選ぶのもよいでしょう。

付帯保険で比較

続いてそれぞれのカードに付帯している保険について比較します。

三井住友カードデビュープラス JCB CARD W
年間100万円までのショッピング補償 最高2000万円の海外旅行傷害保険、100万円限度の海外ショッピングガード保険

三井住友カードデビュープラスには旅行保険が付帯していないので、よく旅行をする人や少しでも手厚い補償がほしい人は、JCB CARD Wがおすすめです。

日常での使い勝手で比較

日常での使い勝手については、どのような店舗で買い物することが多いのかが基準になります。さまざまな店舗で少しでもポイントを多く獲得したい人は、三井住友カードデビュープラスが向いています。Amazonを利用する機会が多いなら、JCB CARD Wが向いているでしょう。

旅行での使い勝手で比較

海外で使用することが多いなら、海外旅行傷害保険が付帯しているJCB CARD Wがおすすめです。以下のような内容で付帯しているため、チェックしておきましょう。

保険の種類 保険金額
死亡後遺障害 最高2000万円
傷害治療費用 1回の事故につき100万円限度
疾病治療費用 1回の病気につき100万円限度
賠償責任 1回の事故につき2000万円限度
携行品損害 1旅行中20万円限度
保険期間中100万円限度
救援者費用等 100万円限度
補償対象旅行期間 3ヵ月

まとめ

この記事では、三井住友カードデビュープラスと、JCB CARD Wの特徴や違いについて解説をしました。どちらも入会条件に年齢制限がありますが、その分お得なポイントも豊富です。カードを作る際の条件に当てはまっているという人は、ぜひチェックしてみましょう。