JCBゴールドカードのなかでも上位に位置し、招待されないと入会すらできない、招待制(インビテーション)カードが「JCBゴールド ザ・プレミア」です。
この記事では、おすすめのカードと比較した際のJCBゴールド ザ・プレミアの基本情報やデメリット、よい評判や悪い評判など気になるポイントを幅広くご紹介していきましょう。
選ばれたものが持つことができるJCBゴールド ザ・プレミアとは?
まずはJCBゴールド ザ・プレミアとはどのようなカードなのか、特徴や年会費・ポイント還元率など基本情報を解説します。
JCBゴールド ザ・プレミアはJCBゴールド利用者への招待制カード
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドを利用し以下の条件をクリアした人だけが、インビテーションを受けられる招待制のカードです。
JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーション条件
- JCBゴールドを年間100万円以上利用することを、二年連続で達成すること
- 会員専用Webサービスの「MyJCB」に受信できるEメールアドレスが登録されていること
これらを達成していると、2月~3月ごろに招待メールが届きます。年間100万円と聞くとハードルが高そうに思えますが、生活費などをすべてカード払いにすればそれほど難しい条件ではないといえるでしょう。
年会費は年間100万円以上利用していれば、JCBゴールドと同じ11,000円(税込)に
年会費はゴールドカードと同じく11,000円(税込)ですが、それにプラスしてサービス年会費が5,500円(税込)でかかるため、トータルすると16,500円(税込)となります。ただし年間100万円カードを利用すればサービス年会費は無料となるため、実質JCBゴールドと同じ年会費で所持できてお得です。
家族カードはひとり目が無料で所持でき、2枚目以降も1100円(税込)でもてるため、家族みんなでクレジットカードを所持するのにも向いています。
ポイント還元率は0.5%~でポイントの有効期限は5年間
基本のポイントは、1000円で1ポイントとなります。ポイントはOkiDokiポイントというもので、クレジットカードの支払いから1000円ごとに1ポイント付与されるのです。1000円未満のお買い物をしても、無駄なくポイントがつくのがうれしいポイントでしょう。
ポイントは1ポイント=3円でカード利用代金からマイナスしてもらえたり、ポイントを使ってAmazonやスターバックスコーヒーで買い物ができたり、各種マイルに移行できたりと幅広い使用方法があります。
ポイント有効期限が5年ありJCBゴールドの3年より長いので、多くのポイントを貯めやすいのも特徴です。
ショッピング保険は年間500万円まで対応
JCBゴールド ザ・プレミアには、カードで購入した商品が壊れたりなくしたりしたときに、補償されるショッピング保険が付帯しています。購入してから90日間までの商品が対象となり、年間で500万円までの商品が補償されます。高価なものを購入した場合でも対象となることがほとんどでしょう。
カード払いをしたお客様控えがあれば対応してもらえるため、高価なものはとくに控えを保管しておくのがおすすめです。なお1回につき3000円の自己負担金が発生するので、そこには十分に注意しましょう。
JCBゴールド ザ・プレミアのメリットは充実した付帯サービス!
ここからはJCBゴールド ザ・プレミアの充実の優待内容をご紹介していきます。ハイステータスカードらしい、豪華な特典が数多くあるのでチェックしてみてください。
ダイニング30で飲食代が30%オフに
JCBゴールド ザ・プレミアやJCBザ・クラス、プラチナの会員しか受けられない優待サービスがダイニング30です。こちらは何名で利用しても、会計が全員分30%オフになる優待となっています。
料理代金だけでなく飲み物代金などもすべて割引対象なので、大人数で多く飲み物を頼む際にとくにお得になるのが特徴です。対象店舗は全国各地にあるため、高級店での接待などが多い人は便利に使えることでしょう。
充実の海外旅行保険で安心して旅行へ
JCBゴールド ザ・プレミアは、国内や海外の旅に対する傷害保険が充実しています。とくに海外旅行傷害保険は、カードを所持するだけで自動にて付帯します。利用有無に関係なく適用されるのがうれしいポイントです。
さらに家族特約もついていて、家族旅行で海外に行った際に家族に万が一なにかあった場合でも、保険を適用してもらえます。補償内容は以下のとおりです。
補償内容 | 補償額 |
傷害死亡・後遺障害 | 本会員・家族会員:最高1億円 家族特約:最高1000万円 |
障害治療費用 | 本会員・家族会員:300万円まで 家族特約:200万円まで |
疾病治療費用 | 本会員・家族会員:300万円まで 家族特約:200万円まで |
賠償責任 | 本会員・家族会員:1億円まで 家族特約:2000万円まで |
世界各地の空港ラウンジが利用可能なプライオリティ・パスが無料で発行できる
JCBゴールド ザ・プレミアの会員は、プライオリティ・パスが無料で発行されるのがポイントです。プライオリティ・パスは、世界各国に1300か所もあるVIPラウンジで、通常カードで使えるラウンジよりも充実したサーイスが受けられます。以下のような上質なサービスを受けられるので、チェックしてみましょう。
プライオリティ・パスで利用できるサービス
- フリードリンク・アルコール・軽食などを楽しめる
- Wi-Fiや電源が使える
- 雑誌や新聞がチェックできる
- シャワールームが使える
- マッサージチェアーが使える
通常サービスを受けるには会費を支払う必要がありますが、JCBゴールド ザ・プレミア会員は最上級のプレステージ会員になれます。
通常ゴールド会員から+1%のポイントの優遇も
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドよりもポイントが優遇されているのもうれしいポイントです。年間で一定金額以上カードを使った人が、自動で登録される「JCBスターメンバーズ」というサービスがあり、さまざまな特典を受けられます。
こちらはゴールド会員でも入れますが、JCBゴールド・ザ・プレミアの会員はゴールド会員よりも1.0%アップの優遇が受けられるのです。
全国の宿泊施設をお得に利用できる
JCBプレミアムステイプランという、厳選されたホテルや旅館をお得に利用できます。プライベートな旅行で楽しめる高級旅館や、出張などで便利に利用できるビジネスホテルなど、幅広く揃っているので宿泊する機会の多い人は便利に活用できるでしょう。
JCB lounge京都の無料利用
観光名所である京都駅のビル内に「JCB Lounge 京都」があります。JCBゴールドザプレミアはこの京都駅のラウンジも利用することができます。
空港ラウンジのようにさまざまなサービスが受けられるため、京都に旅行に行ったときにはぜひ立ち寄りたいポイントです。
会員専用デスクは丁寧な対応がウリ
カードのお問合せができるインフォメーションダイヤルと、JCBプレミアムステイプランの予約ができるリザベーションダイヤルが備えられている、JCBゴールド ザ・プレミアの会員専用のデスクが用意されています。丁寧に対応してもらえるのが魅力です。
自分で宿泊優待を探さなくても、デスクサービスに任せれば最適なプランが見つかるのは嬉しいですね。
JCBゴールド ザ・プレミアのよい評判
反対にJCBゴールド ザ・プレミアのよい評判は、どのようなものがあるのでしょうか。以下より詳しくチェックしてみましょう。
● カードのデザインは高級感があって素敵です。
JCB Lounge 京都はゆったりとすごせるため、気軽に利用できるのもうれしいポイントでした。
コストパフォーマンスの高い準プラチナカードの位置づけです。
JCBゴールド ザ・プレミアは、券面に高級感がありかっこいいことをメリットにあげている人が多いのです。さらにゴールドカードと同じ年会費で、さまざまな優遇が受けられることに、メリットを感じている人が多いことがわかります。会員しか使えないラウンジやデスクがあることも、上質感を覚えるポイントだといえるでしょう。
JCBゴールド ザ・プレミアのデメリット
ここからはJCBゴールド ザ・プレミアに挙げられるデメリットも紹介していきましょう。
基本還元率は0.5%と一般的なカードと同じ
さきほどポイントについてまとめたとおり、ポイントは1000円ごとに1ポイントとなっています。このポイントはどのように利用するかによって還元率が変わっていきますが、ほかのカードと比較すると還元率は低めとなっています。
たとえばAmazonでの買い物は1ポイント=3.5円として使えるため、還元率は0.35%となるのです。ポイント還元率の目安が0.5%であることが多いことを考えると、低めの設定といえるでしょう。
取得までに最低2年を要する
いくら高収入で安定していたとしてもインビテーションカードであるがために、所持したいと思っても2年は待たなくてはいけないのもデメリットです。
逆にいうと2年間しっかりと利用の実績を作ることで招待されるため、かなり高収入でないと所持できないクレジットカードに比べれば、間口が広いともいえます。
しかし、現在は2021年8月31日までに入会すると、招待を受けるまでに通常2年間かかるところがなんと最短6ヶ月で招待を受けることができるキャンペーンが行われています。
この機会を逃さずに誰よりも早くJCBゴールドザプレミアを手に入れましょう。
JCBゴールド ザ・プレミアの悪い評判
JCBゴールド ザ・プレミアを使用している人があげている、悪い評判についてご紹介していきましょう。
● 取得まで2年かかっていたが、昨今半年で100万円の使用で招待がもらえるキャンペーンが実施されたのが、これまで2年かけてやっと所持できた会員からするとうれしくない状況です。2年かけてようやく所持できるというハードルの高さが魅力にもかかわらず、その魅力が損なわれてしまいました。
● ポイント還元率がそれほど高いわけでもないので、所持し続けるか悩んでいます。
JCBゴールド ザ・プレミアはインビテーションカードなので、招待された人だけがもっているというハードルの高さに魅力を感じている会員も多いのです。そのため新会員を取り込むためのハードルを下げるキャンペーンを実施されることに、嫌悪感を覚えている会員も少なからずいます。また好きだから使っているけれど、ポイント還元率はほかのカードの方が高いという評判もありました。
まとめ
今回の記事ではJCBゴールド ザ・プレミアの特徴やメリット、デメリットや利用者の評判についてご紹介していきました。特別感のあるインビテーションカードにもかかわらず、比較的低いハードルで所持することが魅力のクレジットカードです。興味のある方はまず、JCBゴールドカードから申し込んでみてはいかがでしょうか。