高還元率で人気がある「リクルートカード」は、電子マネーなどのチャージに利用することで、さらにお得にポイントをためることができます。この方法を使えば、電子マネーのチャージでポイントが入るので、通常ポイントが付与されない公共料金などの支払いでも、間接的にポイントをためられます。

特にこの方法でポイントをためやすかったのが、リクルートカードとnanacoの組み合わせです。今回は、リクルートカードの特徴や、nanacoをお得にためる方法を紹介します。nanacoをためるときにおすすめのクレジットカードも紹介するので参考にしてみてください。

リクルートカードとは?

(画像=PIXTA)

リクルートカードとは、リクルートホールディングスが発行しているクレジットカードのことです。リクルートホールディングスは、グルメや不動産、人材に関するさまざまな情報サイトを扱っており、このようなサイトでリクルートカードを使うことによってさまざまなメリットがあります。

リクルートカードの概要を紹介

リクルートカードの最大の特徴は、年会費が無料の一般カードにも関わらずポイント還元率が1.2%と非常に高いことです。一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%のことが多いので、2倍以上ポイントをためやすくなっています。

たまるポイントはリクルート独自の「リクルートポイント」であり、ためたポイントをPontaポイントに交換できるだけでなく、リクルートグループのさまざまなサイトや提携している店舗で有効活用できます。

例えば、旅行の情報サイトである「じゃらん」を利用するときにリクルートカードを使うことでポイント10%の還元があったり、ホットペッパーグルメを利用するとポイントが3倍になるプランがあったりなどです。他にもホットペッパービューティなどで利用できます。

 国際ブランド  ISA、Mastercard、JCB
 年会費  無料
 ポイント還元率  1.2%~4.2%
 付帯保険  海外旅行、国内旅行、ショッピング

\年会費永年無料でポイント還元率1.2%!/

リクルートカードのメリットやデメリット

クレジットカードを選ぶときは、どのようなメリットがあるかチェックし、自分のライフスタイルと適しているか判断することが大切。リクルートカードはメリットが多く、人気があるカードですが、デメリットもあります。

ここからはリクルートカードのメリットとデメリットを紹介していきましょう 。

・リクルートカードのメリット

リクルートカードは年会費無料でポイント還元率が高いですが、ポイントの付与対象にもメリットがあります。他のクレジットカードの場合、「200円の利用で1ポイント」(ポイント還元率0.5%の場合)であることが多いです。

この場合、199円の買い物を10回したとしてもポイントは入りません。しかし、リクルートカードの場合は「月の利用額の総額」が対象になります。仮に199円の買い物を10回して1990円の場合は、23.88ポイントになり少数点以下は切り捨てになるため、23ポイントがたまります。

他にも、リクルートカードを一部の電子マネーのチャージに利用することでポイントをた めることができます。例えば、1万円を電子マネーにチャージするとき、ポイント還元率が0.5%のカードであればたまるポイントは50ポイントですが、リクルートカードであれば120ポイントもたまります。

\年会費永年無料!/

公共料金の支払いに対応している電子マネーであれば、リクルートカードを使ってチャージをすることで、実質、毎月の必要な支払いでポイントをためることができるでしょう。毎月1万円、年間12万円の支払いをリクルートカードを使ってチャージした電子マネーで支払えば、1440ポイントたまります。

さらにリクルートカードはリクルート系列のサービスを利用する際にポイント還元率が高くなります。

・ポンパレモール:+3%
・じゃらん:+2%
・ホットペッパービューティ:+2%
・ホットペッパーグルメ:予約1名につき50ポイント

つまり、ポンパレモールを利用したときは「1.2%+3%=4.2%」の還元率になるので、より効果的にポイントをためられるでしょう。

・リクルートカードのデメリット

リクルートカードのデメリットはポイントを活用方法が限られていることです。Pontaポイントに交換することでポイントを有効活用しやすくなっていますが、それ以外は基本的にリクルートグループ内のサイトのみです。

年会費が無料でポイント還元率は1.2%と高いですが、ためたポイントの用途が狭いことが大きなデメリットといえるでしょう。

\年会費永年無料でポイント還元率1.2%!/

リクルートカードはnanacoへチャージできる?

リクルートカードは還元率が1.2%と高く、電子マネーnanacoへのクレジットチャージによるポイント還元でお得でした。他のクレジットカードも基本還元率に合ったポイントを獲得できていましたが、2020年3月12日より、クレジットチャージによるポイント還元がなくなりました。

つまり、リクルートカードを使ってnanacoへチャージすることは可能ですが、ポイントの還元がなくなってしまったのです。現状は、特定のカード以外でnanacoへクレジットチャージをしてもポイントが入ることはありません。

ただし、2020年3月12日より前にクレジットチャージに登録していれば、従来通りにクレジットチャージできポイントも入ります。

\ポイント還元率1.2%!/

nanacoへチャージできるクレジットカードとは

現在、クレジットチャージでポイントが付与されるのは以下のカードのみです。

・セブンカード・プラス【一体型・紐付型】
・セブンカード・プラス(ゴールド)【一体型・紐付型】
・セブンカード
・セブンカード(ゴールド)

2021年5月現在、セブンカードと セブンカード(ゴールド)は、新規申込みを受け付けていません。セブンカード・プラス(ゴールド)は、セブンカード・プラスの利用実績によって案内が送られてくるハイランクのカードです。

つまり、現状では「セブンカード・プラス」のみ申し込めるクレジットカードになっています。

\nanacoにチャージができる!/

nanacoと相性の良いクレジットカードは?

クレジットチャージでポイントがたまらなくなったので、nanacoと相性が良いクレジットカードは以下の2種類です。

・ためたポイントをnanacoポイントと交換できるカード
・セブンカード・プラスなどセブンカード系列のカード

ここからはこの2種類について詳しく紹介していきます。

JCBカードは全般的にnanacoポイントと相性が良い

JCBカードはカード利用で「Oki Dokiポイント」がたまります。このOki Dokiポイントは200ポイントで1000nanacoポイントに交換できます。Oki Dokiポイントがたまるクレジットカードであれば、nanacoと相性が良いといえるでしょう。

\とにかくポイントが貯まりやすい!/

・JCB カード W

JCBカードの中でも人気があるカード。クレジットチャージでポイントはたまらないものの、年会費無料で還元率は1%と高く、効率良くOki Dokiポイントをためることができます。また、入会後3ヶ月間はポイントが4倍になり、優待店ではポイント還元率が大幅にアップします。

例えば、Amazon・セブンイレブン・ビックカメラではポイント3倍、スターバックスではポイント10倍になります。さらにJCBのインターネットショッピングサイトである「Oki Dokiランド」を経由してショッピングすることで、最大20倍のポイントをた められます。39歳までしか申し込みできないので注意しましょう。

 国際ブランド  JCB
 年会費  無料
 ポイント還元率  1.00%~10.50%
 付帯保険  海外旅行、ショッピング

\とにかくポイントが貯まりやすい!/

セブンカード・プラスがおすすめ

先程の説明の通り、現在では新規申込ができてnanacoクレジットチャージ機能に登録可能、かつチャージの際にnanacoポイントが貯まるのは「セブンカード・プラス」のみです。

※Apple Payのnanacoに登録可能なカードであれば、セブンカード・プラス以外のカードでもクレジットチャージは可能ですが、チャージによるnanacoポイント還元が受けられません。

・セブンカード・プラス

セブンカード・プラスはnanacoの機能が付与されたクレジットカードです。たまるポイントは全てnanacoポイントで、セブン&アイグループの対象店で利用ことでさらにお得にポイントがたまります。

他にもイトーヨーカドーの毎月8日・18日・28日は「ハッピーデー」になり、ほとんどの品が5%割引になるのでお得です。

 国際ブランド  JCB
 年会費  無料
 ポイント還元率  0.5~1%
 付帯保険  海ショッピング

\nanacoにチャージができる!/

・セブンカード・プラス(ゴールド)

セブンカード・プラス(ゴールド)は、セブンカード・プラスの利用状況によってインビテーション(招待)が届く特別なカードです。ゴールドカードですが、セブンカード・プラスと同様に年会費は無料。セブンイレブンなどのセブン&アイグループ店舗であれば、200円で2ポイントたまります。

セブンカード・プラスの基本機能に加え、国内のショッピングガード保険(最高100万円)も付帯されます。普段はセブンカード・プラスと同じように使えるので、負担なく持てるお得なカードといえるでしょう。

 国際ブランド  JCB
 年会費  無料
 ポイント還元率  0.5~1%
 付帯保険  海ショッピング

リクルートカードを作る際によくあるお問い合わせ

ここでは、リクルートカードを作る際によくある質問をQ&Aにしましたので、参考にしてみてください。

 

リクルートカードを使ってnanacoへチャージできますか?
nanacoクレジットチャージサービスへすでに登録してあるリクルートカードはチャージできます。
ただし、2020年3月11日をもってnanacoへのチャージは、リクルートカードの新規登録ができなくなりました。
現在、新規登録できるカードはセブンカード・プラスのみとなっています。
>>セブンカード・プラスの基本情報を見る
セブンカード・プラスは何歳から申し込むことができますか?
原則、18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方は申し込みいただけます。
リクルートカードの年会費はずっと無料ですか?
リクルートカードの年会費は永年無料です。発行手数料もかかりません。
2年目以降も、カードの利用状況に関わらず無料です。
>>リクルートカードの基本情報を見る

使い勝手の良いクレジットカードを選ぼう

今回の紹介の通り、リクルートカードは以前までnanacoとの相性が良く、nanacoのクレジットチャージで1.2%のポイントがたまっていました。しかし、2020年の3月以降はポイントがたまらなくなったので新規でカードを作る際は注意しましょう。

現在では、楽天Edyにリクルートカードでチャージするときはポイントがたまります。このようにクレジットカードの特徴を把握することで、自分のライフスタイルに合わせて有効活用できます。

自分に合った使い勝手が良いクレジットカードを選んで、是非活用してみてください。

専門家コメント及びに記事の監修

新井智美
新井智美
CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員。個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、これまでに1,000件以上の執筆・監修業務を手掛けている。 公式サイト:https://marron-financial.com/

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