この記事で分かること
  1. ラグジュアリーカードはレストランや旅行での優待サービスをよく利用する方におすすめ
  2. ステータス性をクレジットカードに求めている方においてもラグジュアリーカードはおすすめ
  3. 年会費が高く、特典の使い道も限られるため注意が必要

ラグジュアリーカードの他にもおすすめなカードが見たい方、学生の方、すぐにカードを欲しい方は他の記事も参考にしてみてください。

  1. ハイステータスのラグジュアリーカードの特徴は?
    1. 4種類のカードの違い
    2. ラグジュアリーカード チタン
    3. ラグジュアリーカード ブラック
    4. ラグジュアリーカード ゴールド
    5. ラグジュアリーカード ブラックダイヤモンド
    6. 個人用と法人決済用がある
  2. デザインもかっこいいラグジュアリーカードのメリットは?
  3. メリット①:ワンランク上のグルメ・宿泊・娯楽が味わえる優待サービスが豊富
  4. メリット②:予約やギフトに関する時間を無駄にしないコンシェルジュサービスが充実
  5. メリット③:旅行や傷害や事故に関して手厚いサポートがされた付帯保険が充実
  6. 先に知っておく!ラグジュアリーカードのデメリット
    1. 1.年会費が高い
    2. 2.特典の使い道が限られる
  7. ラグジュアリーカードはこんな人におすすめ
    1. 1.カードの優待サービスをよく利用する人
    2. 2.国内外への出張や旅行が多い人
    3. 3.ステータス性のあるカードを求めている人
  8. ラグジュアリーカードの申し込み手順
  9. まとめ:ラグジュアリーカードは付帯するサービスが充実するカード
  10. ラグジュアリーカードのQ&A

ハイステータスのラグジュアリーカードの特徴は?

ラグジュアリーカードは、2008年にアメリカで誕生したクレジットカード

日本では新生銀行グループのアプラスが発行しており、プラスチックではなく22gの金属でできているのが特徴です。

「好きな人と、好きなものにかこまれ、自分らしく生きること」を基に、その名の通りラグジュアリー(贅沢)なサービスが付帯されています。

ラグジュアリーカードには最高位のブラックダイヤモンドをはじめ、以下の4種類があります。

グジュアリーカードの種類

  1. ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
  2. ゴールドカード(Gold Card)
  3. ブラックカード(Black Card)
  4. チタンカード(Titanium Card)

2022年7月現在、日本国内で発行できる「ワールドエリート」カードは、ラグジュアリーカード4枚にTRUST CLUB ワールドエリートカード(三井住友トラストクラブ株式会社)を加えた5枚しかありません。

ラグジュアリーカードは年会費が最低でも5万5,000円(税込)と高く、世界中の多くのセレブから愛用されている一枚です。

4種類のカードの違い

ラグジュアリーカードのステータスは、チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード、ブラックダイヤモンドの順で高くなります。

以下にラグジュアリーカードから展開されている4つのカードを比較しました。

カード名 チタンカード
ラグジュアリーチタン
ブラックカード
ラグジュアリーブラック
ゴールドカード
ラグジュアリーゴールド
ブラックダイヤモンド
ラグジュアリーブラックダイヤモンド
年会費 5万5,000円(税込) 11万円(税込) 22万円(税込) 非公開
申込条件 20歳以上(学生は不可) 20歳以上(学生は不可) 20歳以上(学生は不可) 非公開
還元率 1.0~2.2% 1.25~2.75% 1.5~3.3% 非公開
マイル換算
(1万円利用時)
60マイル 75マイル 90マイル 非公開
特徴 スタイリッシュで機能的なエントリーカード マットブラックが映えるワンランク上のカード 24金コーティングが輝かしいカード 天然ダイヤモンドを搭載した招待制の最高峰カード
利用可能枠 9,999万円 9,999万円 9,999万円 非公開
電子マネー/スマホ決済 ApplePay、QUICPay、モバイルSuicaなど ApplePay、QUICPay、モバイルSuicaなど ApplePay、QUICPay、モバイルSuicaなど 非公開
付帯保険 海外旅行傷害保険:最高1.2億円
国内旅行傷害保険:最高1億円
ショッピングガーディアン保険:年間最大300万円(購入から90日以内に限る)
交通事故傷害保険:最高1億円
カード不正使用に対する保険:被害額の⼀部または全額を補償
非公開
追加カード ETCカード無料、家族カード(税込1万6,500円) ETCカード無料、家族カード(税込2万7,500円) ETCカード無料、家族カード(税込5万5,000円) 非公開

ラグジュアリーカードは4種類とも縦型のスタイリッシュなデザインで、カード本体が金属でできています。

一般的なプラスチック製のクレジットカードは重量が約5g程度とされているため、重量22gのチタンカードでも4倍以上の重さがあることが分かります。

また、ゴールドカードでは従来の「イエローゴールド」にくわえ、2022年2月に「ローズゴールド(Rose Gold)」が登場しました。

淡くエレガントなピンクと、メタリックなカードのツヤ感が美しく、女性会員のみならず男性会員からも人気を得ています。

ラグジュアリーカードローズゴールド

ラグジュアリーカード チタン

カード名 チタンカード(Titanium Card)
ラグジュアリーチタン
年会費 5万5,000円(税込)
申込条件 20歳以上(学生は不可)
還元率 1.0~2.2%
マイル換算(1万円利用時) 60マイル
電子マネー/スマホ決済 ApplePay、QUICPay、モバイルSuicaなど
国際ブランド Mastercard
付帯保険 海外旅行傷害保険:最高1.2億円
国内旅行傷害保険:最高1億円
ショッピングガーディアン保険:年間最大300万円(購入から90日以内に限る)
交通事故傷害保険:最高1億円
カード不正使用に対する保険:被害額の⼀部または全額を補償

年会費が5万5,000円(税込)とラグジュアリーカードの中ではもっともリーズナブルなチタンカード。一ヵ月あたり約4,600円相当でラグジュアリーカードの豊富な特典を受けることができます。

カード本体は22gの完全金属製で、光沢による存在感に加え耐久性にも優れた素材を使用しています。

チタンカードのポイント還元率は1.0%で、一般的なクレジットカードに比べると高還元といえます。

貯まったポイントはキャッシュバックにより月々の支払額に充当することも可能です。賞品交換を活用すればポイント還元率を最大2.2%まで上げることもでき、さらにお得を感じやすいでしょう。

月々の最大利用額は9,999万円で、ラグジュアリーカードには全カード共通の特典もあるため、チタンカードなら年会費を抑えつつ、他のカードと遜色ないサービスを受けることも可能です。

ラグジュアリーカード チタンがおすすめな人

  • 年会費をできるだけ抑えてラグジュアリーカードを持ちたい人
  • はじめての金属製カードを持ってみたい人

ラグジュアリーカード ブラック

カード名 ブラックカード(Black Card)
ラグジュアリーブラック
年会費 11万円(税込)
申込条件 20歳以上(学生は不可)
還元率 1.25~2.75%
マイル換算(1万円利用時) 75マイル
電子マネー/スマホ決済 ApplePay、QUICPay、モバイルSuicaなど
国際ブランド Mastercard
付帯保険 海外旅行傷害保険:最高1.2億円
国内旅行傷害保険:最高1億円
ショッピングガーディアン保険:年間最大300万円(購入から90日以内に限る)
交通事故傷害保険:最高1億円
カード不正使用に対する保険:被害額の⼀部または全額を補償

ラグジュアリーカードのブラックカードは、チタンカードよりもポイント還元率マイル換算が高く設定されています。

ブラックカードのポイント還元率は1.25%で、チタンカードの1.0%よりも0.25%高くなっています。

また、ラグジュアリーカードの利用で貯まったポイントは、1ポイントにつき0.6マイルに換算できます。

対象の航空会社はJALANA・ハワイアン航空・ユナイテッド航空の4社で、交換手数料はかかりません。ブラックカードならポイント還元率が1.25%になることで、1万円の利用につき75マイルが貯まる計算になります。

ラグジュアリーカード ブラックカードがおすすめな人

  • ポイントの高還元率を求めている人
  • マットブラックのシックなカードを持ちたい人

ラグジュアリーカード ゴールド

カード名 ゴールドカード(Gold Card)
ラグジュアリーゴールド
年会費 22万円(税込)
申込条件 20歳以上(学生は不可)
還元率 1.5~3.3%
マイル換算(1万円利用時) 90マイル
電子マネー/スマホ決済 ApplePay、QUICPay、モバイルSuicaなど
国際ブランド Mastercard
付帯保険 海外旅行傷害保険:最高1.2億円
国内旅行傷害保険:最高1億円
ショッピングガーディアン保険:年間最大300万円(購入から90日以内に限る)
交通事故傷害保険:最高1億円
カード不正使用に対する保険:被害額の⼀部または全額を補償

24金をコーティングしたラグジュアリーカードのゴールドカードは、ブラックカードよりもさらにポイント還元率やマイル換算が高くなります。

ゴールドカードならではの魅力は、やはりまばゆいほどの輝きを放つ24金コーティングでしょう。

これはオスカー像やNASAが採用する製造会社によって作られており、ほかにも数々の特許技術が施されています。

24金コーティングが輝く「イエローゴールド」にくわえ、2022年2月に「ローズゴールド(Rose Gold)」が新登場しました。

シックなデザインは男性会員にも好評で、実際に3~4割の男性会員がローズゴールドを選択しています。

ラグジュアリーゴールド

ゴールドカード会員になると、ラグジュアリーカードコンシェルジュのライブチャット機能を利用できます(平日10~18時)。

コンシェルジュサービスは国内外問わず24時間365日問い合わせできるため、施設の予約代行や交通機関の手配など幅広いシーンで活用できるでしょう。

ラグジュアリーカード ゴールドカードがおすすめな人

  • 24金コーティングの高級感あるカードを持ちたい
  • デザインを選びたい(イエローゴールド、ローズゴールド)
  • コンシェルジュサービスのライブチャット機能を活用したい

ラグジュアリーカード ブラックダイヤモンド

カード名 ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
ラグジュアリーブラックダイヤモンド
年会費 非公開
申込条件 非公開
還元率 非公開
電子マネー/スマホ決済 非公開
国際ブランド Mastercard
付帯保険 海外旅行傷害保険:最高1.2億円
国内旅行傷害保険:最高1億円
ショッピングガーディアン保険:年間最大300万円(購入から90日以内に限る)
交通事故傷害保険:最高1億円
カード不正使用に対する保険:被害額の⼀部または全額を補償

ラグジュアリーカードの中でも最もランクの高いブラックダイヤモンドは、完全招待制のクレジットカードなので、自分から申請することはできません。

また、招待された人のみが利用できる限定カードであることから、年会費やポイント還元率に関する公式な情報は発表されていません

ブラックダイヤモンドは、天然ダイヤモンドが埋め込まれているのが特徴です。

天然ダイヤモンドは職人が一つ一つ手作業でカットしており、約1時間かけて丁寧に磨き上げられています。

光沢を抑えたマットブラックの券面と、特殊加工によって仕上げられた天然ダイヤモンドは相性が良く、非常にシックな印象を与えることができるでしょう。

ラグジュアリーカード ブラックダイヤモンドがおすすめな人

  • 最高級のカードを持ちたい人
  • 天然ダイヤモンドが埋め込まれた特別な一枚を持ちたい人

個人用と法人決済用がある

ラグジュアリーカードは、個人用だけでなく法人決済用としても発行できます。

法人決済用としてラグジュアリーカードを発行すると、以下のようにさまざまなビジネスシーンで活用できます。

法人決済用ラグジュアリーカードの活用方法

  • 経費決済でポイントを貯める(広告費、出張費、交際費など)
  • 経費精算を簡略化できる(利用情報が明細書に記録され、経理業務が効率化)
  • 年会費を経費計上できる
  • 最大53日間の支払い先送りが可能(キャッシュフローにゆとりが生まれる)
  • 経営者交流会に参加できる(不定期開催)
  • ショッピング利用時と同じ還元率での納税ができる
  • 従業員用追加カードを最大4枚発行できる

ビジネスでは広告費や納税など、大きな出費が必要になる機会が少なくないでしょう。

こうした支払いにラグジュアリーカードの法人用カードを利用すると、ショッピング利用時と同じ還元率でポイントを貯めることができます。貯まったポイントは今後の事業費の一部として活用できるほか、従業員への福利厚生として利用することも可能です。

また、ラグジュアリーカードのゴールドカード会員になると「LCオーナーズコミュニティ」を利用できます。

これは自社の商品やサービスを他の会員向けに特別優待プランとして提供できるもので、PR費用はかからないので、クレジットカードの利用によりビジネスチャンスも拡大できます

デザインもかっこいいラグジュアリーカードのメリットは?

縦型のシンプルなデザインがかっこいいラグジュアリーカードは、年会費が最低でも5万5,000円(税込)かかるハイクラスなクレジットカード。「そこまでの年会費を払うメリットはあるのだろうか?」と疑問に感じる人も少なくないでしょう。

そこでここでは、以下の3つの面からラグジュアリーカードのメリットを解説します。

ラグジュアリーカードのメリット

  1. 優待サービスの充実
  2. コンシェルジュサービスの充実
  3. 付帯保険の充実

ラグジュアリーカードは年会費が高い分、特典が充実しているクレジットカードです。自分自身のライフスタイルに合わせ、活用できそうなシーンを想定してみましょう。

メリット①:ワンランク上のグルメ・宿泊・娯楽が味わえる優待サービスが豊富

ラグジュアリーカードには、主に以下の4つのシーンで活用できる優待サービスが充実しています。

ラグジュアリーカードの優待サービス

  1. レストラン
  2. カフェ&ラウンジアワー
  3. トラベルサービス
  4. 映画館&美術館

ラグジュアリーカードでは「極上のパーソナルサービス」をうたっているように、多忙なユーザーのために細部にまでこだわったサービスが充実しています。日常のライフスタイルから海外旅行まで、幅広いシーンで優待サービスを活用できるのは大きなメリットでしょう。

レストランの優待サービスは対象が国内外で130店舗以上

ラグジュアリーカードはレストランでの優待サービスが充実しており、対象のレストランは国内外130店以上にもおよびます。アメリカ、ハワイ、上海などにも対象店がある(※海外のレストラン優待はゴールドカード会員限定)ため、出張や旅行で海外へ行くときにも利用しやすいでしょう。

レストラン利用を優雅にしてくれるラグジュアリーカードならではのポイントは、以下の4つが挙げられます。

レストランで得られる優待ポイント

  • リムジン送迎
  • コースなどのアップグレード
  • ラグジュアリーダイニング
  • ラグジュアリーアイコン

【ラグジュアリーリムジン】
対象エリア内のレストランへ片道分無料で送迎してくれるサービスです。ブラックカード会員は往路の片道、ゴールドカード会員は往路か復路のいずれかで利用できます。自分自身で交通機関を予約する必要がなく、時間の節約にもつながるでしょう。

【アップグレード】
ラグジュアリーカードの会員なら、指定のレストランで以下のようなサービスを受けることができます。

レストランで受けられるアップグレードサービス

  • コース料理のアップグレード
  • ワインハーフボトル、手土産のプレゼント
  • ワンドリンクサービス

【ラグジュアリーダイニング】
2名以上で所定のコースを予約すると、1名分が無料になるサービスです。たとえば夫婦2人で所定のコースを予約すれば、実質半額で料理を楽しめます。

【ラグジュアリーアイコン】
有名シェフが手がけるディナーを体験できる、ラグジュアリーカード会員ならではのサービスです。話題を集めているダイニングや⼀般アクセスできない会員制レストランなど、スペシャルなレストランで優雅なディナータイムを過ごせます。

カフェ&ラウンジアワー

ラグジュアリーカード会員は、世界的に有名なカフェ「ストリーマーコーヒーカンパニー(STREAMER COFFEE COMPANY)」をお得に利用できます。

ストリーマーコーヒーカンパニーのサービス

  • ドリンク注文で、2杯目のドリンクが無料、もしくは同伴1名のドリンクが無料
  • 通常680円(税込)のLuxury Cafe BEYOND ESPRESSOが1杯無料(※)
※ゴールドカード会員は毎日、ブラックカード会員は月1回利用可能。対象者はカード会員本人に限る。

ストリーマーコーヒーカンパニーのサービスが
得られる対象店舗一覧

 
  • 渋谷店
  • 原宿店
  • 茅場町店
  • 世田谷代田店
  • 東北沢店
  • TENMA WAREHOUSE店
  • 赤坂店
  • 神田店(@MIZUNO TOKYO)

また、ラグジュアリーカード会員は高級ホテルや会員制ラウンジなどの優雅な空間を、ラウンジアワーとして利用できます。

仕事の打ち合わせや大切な人との待ち合わせ、仕事終わりの一杯や優雅な読書時間など、さまざまなシーンで活用できるでしょう。

優待内容の一例として、通常20時以降にかかるカバーチャージ(一人あたり税別2,000 円)が無料になるほか、お得なセットメニューも用意されています。

ラウンジアワーの対象施設

  • 東京:アンダーズ東京、ヴィラフォッシュ西麻布、銀座ミュージックバー、ザ・キャピトルバー、ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町、マンダリンオリエンタル 東京
  • 神奈川:インターコンチネンタル横浜 Pier8、リボルバーブーズ&コーヒー
  • 愛知:名古屋プリンスホテル スカイタワー
  • 大阪:コンラッド大阪、セント レジス ホテル 大阪
  • 京都:季の美ハウス、フォーシーズンズホテル京都
  • 兵庫:ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド

トラベルサービス

ラグジュアリーカードは、以下のようにトラベルサービスが非常に充実しているのが特徴です。バカンスとしての海外旅行はもちろん、ビジネスでの出張時に利用できるサービスも多いでしょう。

トラベルに関するサービス一覧

  • VIPホテル優待
  • 空港ラウンジ「プライオリティ・パス」
  • スーパーカーレンタル優待
  • ホテルブランド ステータスマッチ
  • 国際線手荷物無料宅配

【VIPホテル優待】
ラグジュアリーカード会員は、国内外3,000軒以上の宿泊施設でさまざまな優待サービスを受けられます。特典は1滞在あたり平均総額5万5,000円相当で、特典内容は以下のように多岐にわたります。

宿泊施設での優待サービス

  • 会員限定価格や優先予約
  • ルームアップグレード
  • 朝食無料(毎日2名まで)
  • アーリーチェックイン、レイトチェックアウト
  • ウェルカムギフト、100米ドル相当のホテルクレジット付与

ザ・リッツ・カールトン、ハイアットリージェンシー、マンダリンオリエンタルなど、世界的に有名な宿泊施設も利用可能で、各ホテルチェーンのメンバープログラム会員の場合は、さらにポイント獲得やメンバー特典などのメリットが受けられます。

【ホテルブランド ステータスマッチ】
「ホテルブランド ステータスマッチ」とは、東急ホテルズやプリファード ホテルズ&リゾーツの上級会員に無条件で招待されるサービスです。

上級会員に登録すれば、以下のような特典が受けられ、ホテルでの滞在がさらに快適になります。

ホテルブランド ステータスマッチで得られる特典

  • 無料の客室アップグレード
  • アーリーチェックイン、レイトチェックアウト
  • コーテシー(お菓子ボックス)の用意
  • 駐車場代優待

【空港ラウンジ「プライオリティパス」】
ラグジュアリーカード会員は、世界最大のネットワークを誇る空港ラウンジアクセスプログラム「プライオリティ・パス」を利用できます。

利用できる空港ラウンジは148ヵ国、600都市以上、1300ヵ所以上にもおよび、フライト前のひとときをゆったりと過ごせるでしょう。

日本国内の主要空港ラウンジなら、同伴者1名まで無料で利用できます。

また、ラグジュアリーカード会員は、ハワイアン航空のエリート会員ステータスを獲得できます。 エリート会員なら以下のようなサービスを受けられるため、ハワイへ旅行する際は事前に申請しておくといいでしょう。

エリート会員が得られるサービス

  • ボーナスマイルの付与
  • 無料のシートアップグレード
  • 優先搭乗サービス

【国際線手荷物無料宅配】
海外旅行や出張で国際線を利用する際は、出発や帰国時の荷物をカード1枚につき最大3個まで無料宅配してもらえます。 重い荷物を持って移動する手間がなくなるため、旅の快適性もアップするでしょう。

また、海外旅行の際は、現地の滞在ホテルまで優待料金にて手荷物を配送することもできます。

【スーパーカーレンタル優待】
ラグジュアリーカードの会員なら、スーパーカー専門のカーシェアリング「CLUB VELOCITA」を優待価格で利用できます。週末のドライブなど、いつもと違った気分でお出かけしたいときにぴったりでしょう。

また、エイビス・バジェット・グループ、エンタープライズ、アラモレンタカーなどの一般的なレンタカーも、ラグジュアリーカード会員限定の特別価格で利用できます。

映画館&美術館

ラグジュアリーカードは、ライフスタイルに関する優待サービスも充実しています。特に以下の2つのサービスは、普段とは一味違う休日を過ごすのに役立つでしょう。

ライフスタイルにお得なサービス

  • 全国映画館映画鑑賞券をプレゼント
  • 国⽴美術館いつでも無料でアート鑑賞

【全国映画館映画鑑賞券】
全国のTOHOシネマズ、イオンシネマ、ユナイテッド・シネマの劇場かインターネットでチケットを購⼊すると、無料で映画を楽しめる「映画GIFT」がプレゼントされます。

映画GIFTのプレゼント枚数

  • ゴールドカード会員:月3枚まで
  • ブラックカード会員: 月2枚まで
  • チタンカード会員:月1枚

【国⽴美術館】
国⽴美術館の所蔵作品展を、同伴者1名まで無料で鑑賞できます。

無料で鑑賞できる作品展一覧

  • 東京国⽴近代美術館
  • 京都国⽴近代美術館
  • 国⽴⻄洋美術館
  • 国⽴国際美術館
  • 国⽴映画アーカイブの7階展⽰室

また、ゴールドカード会員、ブラックカード会員なら、以下の企画展も同伴者1名まで無料で鑑賞可能です。

ゴールド以上の会員が無料で鑑賞できる企画展

  • 東京国⽴近代美術館(東京・⽵橋)
  • 国⽴⼯芸館(⽯川県)
  • 国⽴新美術館(東京・六本⽊)

メリット②:予約やギフトに関する時間を無駄にしないコンシェルジュサービスが充実

ラグジュアリーカードは「会員様のわずかな時間も無駄にしない」という哲学のもと、こだわりのコンシェルジュサービスを展開しています。

コンシェルジュサービスは24時間365日利用できるのはもちろん、海外からも利用できます。

ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスならではの特徴としては、自動音声を排除している点が挙げられます。

電話をかければすぐに経験豊富なコンシェルジュと会話でき、自動音声にしたがってボタンを押すなどの手間がかかりません。

コンシェルジュサービスを利用できるシーンは、以下のように多岐にわたります。

コンシェルジュサービスを得られるシーン

  • リサーチや予約代⾏:レストラン、ホテル、欲しい商品を取り扱っているお店、居酒屋、グランピング施設など
  • 感動の瞬間を演出:プロポーズ、記念⽇ディナーやサプライズ、プライベートパーティー、ヘリコプターやクルーザーのチャーターなど
  • ギフトの贈呈:ギフトの選定や宅配⼿配、記念⽇や誕⽣⽇のリマインド、取引先への手⼟産など
  • 各種トラブル対応:旅先で忘れ物をした、真夜中にケガをした、海外旅⾏で⾔葉が通じないなど
  • ビジネスサポート:接待の店選びや予約、出張⽤のホテル予約、タクシーや⾶⾏機の⼿配など

レストランやホテルを予約するときは、「小さい子供と行きたい」「家族向けの施設に行きたい」「大人だけでまったり時間を過ごしたい」など、様々なリクエストを伝えられます。

その他にも、「憧れのギタリストが使っているギターを買える場所を知りたい」「旅⾏先で⾷べた料理を⾷べられるレストランを教えてほしい」など、日常生活の中で生まれたさまざまな要望をコンシェルジュへリクエストできます。

また、ゴールドカード会員は通常の電話やメールサービスに加え、業界有数のライブチャット機能を利用できます(平日10~18時)。ライブチャット機能なら電話が難しいタイミングや移動中でも、時間を無駄にすることなく疑問を解消できるでしょう。

メリット③:旅行や傷害や事故に関して手厚いサポートがされた付帯保険が充実

社会的ステータスが高いクレジットカードだと、それだけセキュリティ面もしっかり強化しておきたいところ。ラグジュアリーカードには主に以下の4つの保険が付帯されており、いざという時でも会員をしっかりサポートしてくれます。

付帯されている保険

  • 旅行に関する保険
  • ショッピング保険
  • 交通事故に関する保険
  • カード不正使用に関する保険

旅行に関する保険

バカンスとしての旅行はもちろんのこと、ビジネスで国内外へ頻繁に出張する人も多いでしょう。そうした人は、以下のとおりラグジュアリーカードの充実した旅行傷害保険を利用できます。

国内旅⾏傷害保険の補償内容

補償内容 補償額
傷害死亡・後遺障害保険⾦ 最⾼1億円
⼊院保険⾦ 1⽇あたり5,000円
通院保険⾦ 1⽇あたり3,000円
航空機遅延費⽤ 乗継遅延費⽤ 、出航遅延、⽋航、搭乗不能費⽤ 、受託⼿荷物遅延費⽤、受託⼿荷物紛失費⽤

国内旅行の場合、ラグジュアリーカードの旅行傷害保険は「利用付帯」となります。

つまり、ラグジュアリーカードにて公共交通機関、ホテル、募集型企画旅⾏などを支払うことで適用されるものであり、「自動付帯」のように持っているだけで適用されるわけではありません。

海外旅⾏傷害保険の補償内容

補償内容 補償額
傷害死亡・後遺障害保険⾦ カード会員:最⾼1億2千万円、家族特約対象者:最⾼1,000万円
傷害治療費⽤保険⾦ 200万円限度
携⾏品損害保険⾦ 1⽇あたり3,000円(1事故⾃⼰負担額3,000円、1旅⾏中100万円限度保険期間中100万円限度)
航空機遅延費⽤ 乗継遅延費⽤ 、出航遅延、⽋航、搭乗不能費⽤ 、受託⼿荷物遅延費⽤、受託⼿荷物紛失費⽤
その他 疾病治療費⽤保険⾦、賠償責任保険⾦、救援者費⽤保険⾦

海外旅行傷害保険は、「傷害死亡・後遺障害保険⾦」の項目が最大1.2億円と高く設定されています。

ラグジュアリーカード会員と⽣計を共にする親族(6親等以内の⾎族、3親等以内の姻族)は「家族特約対象者」として補償を受けられるのも特徴です。

海外ではパスポート盗難をはじめとする日本人の犯罪被害が少なくありません。いつもとは違う環境に身を置くからこそ、充実した旅行保険は安心材料になるでしょう。

ショッピング保険

安心してショッピングを楽しめるよう、ラグジュアリーカードには「ショッピングガーディアン保険」が付帯しています。

ショッピングガーディアン保険とは、国内外を問わずクレジットカードで購入した商品について、破損や盗難などの損害を補償するサービスで、以下の2つを満たす必要があります。

ショッピング保険の条件

  • 購⼊⽇から90⽇以内であること
  • 破損・盗難などの損害総額が年間300万円以内であること

1回の事故につき3,000円の自己負担額が必要となるため、被害額をすべてカバーしてもらえるわけではありません。また、他に加入している保険で損害額を補償してもらえる場合、実際の損害額を限度として、ラグジュアリーカードの補償額を合算することもできます。

ただし、現金や小切手、携帯電話やノート型パソコンなど、ショッピング保険の補償対象外となる項目もあります。また、ラグジュアリーカード会員の故意や重大な過失による損害は、補償の対象にはなりません。

交通事故に関する保険

日常生活の中で交通事故に遭った場合、ラグジュアリーカードの交通事故傷害保険により補償を受けられます。ただし、対象となるのはゴールドカード会員のみで、チタンカード会員やブラックカード会員は利用できません。また、交通事故傷害保険にくわえ、賠償責任保険も付帯されます。

補償内容は以下のように多岐にわたり、最高で1億円まで補償を受けられます。

交通事故傷害保険の補償内容

  • 交通事故によるケガ
  • 交通事故による死亡または後遺障害
  • ⽇常⽣活中に⽣じた法律上の賠償責任

ただし、ハンググライダー、気球、パラシュート、サーフボード、ジェットコースターなど、レクリエーションを目的とした乗り物は交通事故傷害保険の対象にはなりません。自動車や自転車、電車やエスカレーターなど、一般的な「交通乗用具」に該当する場合に限り、補償の対象となります。

カード不正使用に関する保険

最高で9,999万円まで決済可能なラグジュアリーカードだと、便利な半面、不正利用に対する不安も少なくないでしょう。

一般社団法人日本クレジット協会が公表している「クレジットカード不正利用被害の発生状況」によると、クレジットカードの不正利用による被害総額は、以下のとおり年々増加傾向にあります。

クレジットカード不正利用被害額

  • 2017年:236.4億円
  • 2018年:235.4億円
  • 2019年:274.1億円
  • 2020年:253.0億円
  • 2021年:330.1億円
参考:日本クレジット協会 | クレジットカード不正利用被害の発生状況

ラグジュアリーカードでは、万が⼀不正使⽤被害に遭った場合に、被害額の⼀部または全額を補償してもらえます。不正利用による被害を防ぐためには、IDやパスワードを使いまわさないなどの対策も効果的です。

先に知っておく!ラグジュアリーカードのデメリット

充実した優待サービスや付帯保険などメリットが多いラグジュアリーカードですが、使い方によってはデメリットに感じられることがあるのも事実です。後になって「思っていたのと違った」とならないためにも、事前に以下の3つのデメリットを把握しておきましょう。

ラグジュアリーカードのデメリット

  1. 年会費が高い
  2. 特典の使い道が限られる
  3. 一部使えない店舗あり

1.年会費が高い

マスターカードの最高ランク「ワールドエリート」に該当するラグジュアリーカードは、年会費が以下のように高く設定されています。

年会費

  • チタンカード:5万5,000円(税込)
  • ブラックカード:11万円(税込)
  • ゴールドカード:22万円(税込)

レストランや旅行先などで優待サービスを利用すればさまざまなお得なサービスを受けられますが、利用回数が少ないと年会費ほどのお得を実感できない可能性もあるでしょう。

たとえば、ショッピングだけで年会費以上のポイントを獲得するには、単純計算でそれぞれ以下の金額を利用する必要があります。

年会費以上のポイントを得るための利用額

  年会費 ポイント還元率 年会費以上のポイントを獲得するための利用額
チタンカード 5万5,000円(税込) 1.0~2.2% 250~550万円
ブラックカード 11万円(税込) 1.25~2.75% 400~880万円
ゴールドカード 22万円(税込) 1.5~3.3% 666.7~1466.7万円

ラグジュアリーカードの審査内容や審査基準は、具体的には一切公開されていません。しかし、マスターカードの最高位「ワールドエリート」であることや年会費が高額に設定されていることをふまえると、審査は年会費無料のクレジットカードなどに比べて厳しいことが予想されます。

2.特典の使い道が限られる

ラグジュアリーカードではレストランやカフェ、映画館や美術館などでお得な優待サービスを利用できますが、各施設は東京や大阪など大都市圏に集中しています。そのため、地方に住んでいる人や、大都市へ行く機会が少ない人にとっては「特典の使い道が少ない」と感じられる可能性もあるでしょう。

特典が得られる都市

  • レストラン:対象となる約130店のうち、75店が東京都内に集中
  • ラウンジサービス:対象施設があるのは東京、神奈川、愛知、大阪、京都、兵庫のみ
  • 美術館:対象施設があるのは東京、京都、大阪、石川のみ

しかし、地方都市に住んでいる人でも、日本国内の大都市や海外へ旅行することで、ホテルのグレードアップや空港のラウンジ利用といったメリットを実感できます。

ラグジュアリーカードはこんな人におすすめ

ここまで解説したメリットやデメリットを踏まえると、ラグジュアリーカードは以下のような人におすすめです。

ラグジュアリーカードがおすすめな人

  1. カードの優待サービスをよく利用する人
  2. 国内外への出張や旅行が多い人
  3. ステータス性のあるカードを求めている人

1.カードの優待サービスをよく利用する人

ラグジュアリーカードは優待サービスが充実しているため、優待サービスをよく利用する人であれば年会費以上のお得を実感することが可能です。映画や美術館鑑賞など、休みの日に活用できる優待サービスはもちろん、日常生活をサポートしてくれる優待サービスも充実しています。

優待サービス一覧

  • 家事代⾏サービス:富裕層向けの家事代行サービス「ミニメイド・サービス」を優待価格で利用できる。30年以上の豊富な実績にもとづき、プロフェッショナルが掃除を中⼼にサポート。
  • バイリンガル・ベビーシッター:英会話やピアノレッスンなどを組み合わせられる「ケアファインダー」を優待価格でお試し可能。
  • プライベートジム:100名限定の完全会員制のプライベートジム「CLUB100」にて、マンツーマントレーニングを受けられる。
  • 名⾨ゴルフ場優待・予約サービス:ゴルフ発祥の地とされる「セント・アンドリュース」をはじめ、日本国内外の名門コースを予約できる。

2.国内外への出張や旅行が多い人

ラグジュアリーカードは国内外のホテルや空港など、旅行や出張で活用できる優待サービスが充実しています。特にホテルでは、国内外3,000以上にのぼるホテルで多数の特典を受けられるため、旅行で疲れた体をしっかり癒やすことができるでしょう。

たとえば海外旅行でハワイに出かける場合、以下のようにさまざまなシーンで優待サービスを利用できます。

ハワイで活用できるラグジュアリーカードの優待サービス(一例)

利用シーン 該当施設 優待サービスの内容
飛行機 ハワイアン航空(ステータスマッチ3) ラグジュアリーカード会員は、ハワイアン航空のエリート会員ステータスを獲得可能。 無料のアップグレードや優先搭乗サービスにくわえ、ボーナスマイルが付与される。
ホテル アウトリガー リーフ ワイキキ ビーチリゾート(Outrigger Reef Waikiki Beach Resort) ハワイのワイキキ ビーチに佇むリゾートホテル。クラブ ダイヤモンドヘッドのオーシャンビュー、オーシャンフロント、スイートでの宿泊で、朝食や夕食の前菜、ワインや地元のクラフトビール、看板カクテルなどの飲み放題サービスを用意。シティビュー以上なら、アップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトはもちろん、スパで10%割引も受けられる。
レストラン Chef Mavro ホノルルにあるハワイアン料理をメインにしたレストラン。ゴールドカード会員なら往路か復路いずれかの片道、ブラックカード会員なら往路の片道で「ラグジュアリーリムジン」を利用できる。

また、海外旅行先での万が一のトラブルの際には、「傷害死亡・後遺障害保険⾦」として最⾼1.2億円までカバーされる海外旅⾏傷害保険が付帯します。

3.ステータス性のあるカードを求めている人

マスターカードの最高ランク「ワールドエリート」に該当するラグジュアリーカードは、クレジットカードのステータス性を重視する人にもおすすめです。

ラグジュアリーカードは日本初の縦型金属製クレジットカードであるだけでなくクラフトマンシップにこだわり抜いた一枚です。世界で77の特許を取得しており、カードの種類ごとに以下のようなデザイン性を備えています。

ラグジュアリーカードのデザイン

  • チタンカード:スタイリッシュかつモダンな印象
  • ブラックカード:重厚感のあるマットブラック
  • ゴールドカード:輝かしい24金コーティング
  • ブラックダイヤモンドカード:天然ダイヤモンドを搭載

カード表面のMastercardのロゴは、精巧な先端技術によって1枚ずつ削り出され、高品質なレーザー彫刻によって光沢を生みだしています。また、カード番号や名前をカード裏面に印字することで、全体的にスマートな印象を与えることができます。

ラグジュアリーカードで利用できる国際ブランドはMastercardの一つのみで、VISAやJCB、アメックスなどを選ぶことはできません。マスターカードには5つのランクがあり、今回紹介した4つのラグジュアリーカードは全て最上位の「ワールドエリート」に該当します。

マスターカードの5ランクと特徴
ランク 特徴
ワールドエリート 最高ランク。世界中のどこにいても、都合にあわせた最上級のサービスを受けられる。
ワールド 高額な支払いに対応し、ワールドMastercard会員としての特権を受けられる。
プラチナ 日常的な買い物だけでなく、高額な支払いにも対応。
ゴールド 信用実績がある人向けの一枚。保険やサービスで各種特典を用意。
スタンダード 最もスタンダードな一枚。一人暮らしを始めるなど、最初に持つカードとして最適。

セキュリティ対策として、パラジウムコーティングを施した最新⼩型ICチップを搭載。ステータス性があるだけでなく、安全性確保のためにさまざまな工夫がなされています。

ラグジュアリーカードの申し込み手順

続いて、ラグジュアリーカードの実際の申込方法を解説します。

ここでは最もシンプルなチタンカードを例に手順を紹介しますが、基本的な流れは他のカードも変わりません。

ただし、招待制のブラックダイヤモンドは自分からは申請できず、ラグジュアリーカードからの案内を待つ必要があります。

ラグジュアリーカードはサービスが充実!メリット・デメリットを解説

はじめに公式サイトにアクセスし、チタンカード、ブラックカード、ゴールドカードの下にある「カードの申込み」を選択します。

ラグジュアリーカードはサービスが充実!メリット・デメリットを解説

「個人カードのお申し込み」、「法人決済用カードのお申し込み」から該当する方をクリックします。ここでは「個人カードのお申し込み」を想定して続きの手順を解説します。

申し込み手順は、以下の6ステップに分かれます。

申し込みの手順

  1. 規約同意
  2. 申込情報入力
  3. 確認
  4. 本人限定受取郵便
  5. お支払口座登録
  6. ステータス確認
ラグジュアリーカードはサービスが充実!メリット・デメリットを解説

まずは登録を希望するメールアドレスを入力し、「個人情報の取扱いに関する同意条項」及び「会員規約」を確認します。内容に問題なければ「規約等に同意のうえ、次へ」をクリックしましょう。

ラグジュアリーカードはサービスが充実!メリット・デメリットを解説

続いて、申込に必要な情報を入力していきます。主な入力項目は、以下のとおりです。

入力項目

  • 氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • 住所
  • 連絡先
  • 運転免許証の有無
  • 家族構成
  • 職業や収入
  • 追加カード(家族カード、ETCカードの有無を選択)

入力が完了したら「確認」の画面に進み、入力内容に誤りがないことを確認したうえで「送信」をクリックします。

入力内容によっては年収証明書が必要となるケースもあり、その場合はラグジュアリーカードを発行している株式会社アプラスから連絡があります。

送信内容に基づいてラグジュアリーカードの審査が行われ、審査を通過した場合は「本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」にてカードが郵送されます。

本人限定受取郵便では、受け取りの際に本人確認書類(顔写真付き、住所、氏名及び生年月日の記載のあるもの)を提示しなければなりません。カードの受け取りには、時期によって4週間程度かかることもあります。

まとめ:ラグジュアリーカードは付帯するサービスが充実するカード

この記事の内容をまとめると、ラグジュアリーカードは付帯サービスが充実しているクレジットカードです。

ラグジュアリーカードで受けられる優待サービス

利用シーン 優待サービスの内容
レストラン ●「ラグジュアリーリムジン」で、サービス提供エリア内の場所からレストランの片道を無料送迎
●「ラグジュアリーアップグレード」で、コース料理のアップグレード、ワインハーフボトルのプレゼント、ワンドリンク提供など
カフェ&ラウンジアワー ●STREAMER COFFEE COMPANY (ストリーマーコーヒーカンパニー)で、2杯目のドリンク無料、または同伴1名のドリンク無料。
●全国14ヵ所のラウンジ施設で、優待メニューを用意。
トラベルサービス ●国内外3,000軒以上の宿泊施設で、会員限定価格、ルームアップグレード、朝食無料、アーリーチェックインやレイトチェックアウトなどの特典
●空港ラウンジ「プライオリティ・パス」により、148ヵ国、600都市以上、1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用可能。日本国内の主要空港ラウンジなら同伴者1名まで無料。
映画館&美術館 ●チタンカード会員は月1枚、ブラックカード会員は月2枚、ゴールドカード会員は月3枚の「全国映画館映画鑑賞券」をプレゼント
●国⽴美術館の所蔵作品展鑑賞が、同伴者1名まで無料。ゴールドカード会員、ブラックカード会員は企画展も同伴者1名まで無料

「どの施設がいいかわからない」、「施設を事前に予約しておきたい」といったときは、コンシェルジュサービスを利用すると便利です。

コンシェルジュサービスでは予約代行はもちろんのこと、ギフトの贈呈やトラブル対応などにも対応しているため、日常生活のさまざまなシーンで役立ちます。

また、コンシェルジュサービスは、自動音声なしで直接コンシェルジュと通話できるだけでなく、ゴールドカード会員なら業界有数のライブチャット機能を利用できます(平日10~18時)。

思い立った時にすぐにコンシェルジュに相談することで、大切な時間を有意義に過ごせるでしょう。

ラグジュアリーカードのQ&A

最後に、ラグジュアリーカードに関するよくある質問を、Q&A形式で紹介します。年会費が最低でも5万5,000円と高いラグジュアリーカードだからこそ、不明点は事前にクリアにしておきましょう。

ラグジュアリーカードの使えない店は?
ラグジュアリーカードは金属製カードであるため、一部のカードリーダーでは利用できない可能性があります。使用の可否はお店や各店舗によって異なるため、一概に定義できません。また、金属製カードは静電気を帯びやすく、静電気によって読み取りがうまくいかないこともあります。
ラグジュアリーカードの年会費は?
チタンカードは5万5,000円、ブラックカード会員は11万円、ゴールドカードは22万円です。最高ランクのブラックダイヤモンドは完全招待制のクレジットカードで、年会費は公表されていません。家族カードはチタンカードは1万6,500円、ブラックカード会員は2万7,500円、ゴールドカードは5万5,000円で発行可能です。
ラグジュアリーカードのポイントは貯まる?使える?
ラグジュアリーカードの還元率は、チタンカードは1.0~2.2%、ブラックカードは1.25~2.75%、ゴールドカードは1.5~3.3%です。日常のショッピング利用で貯まったポイントを賞品交換することで、還元率を高くできます。

また、モバイル決済やモバイルSuicaへのチャージでも、通常のショッピングと同じ還元率でポイントが付与されます。貯まったポイントはAmazonギフト券をはじめとする各種電子ギフトやクーポン、クオカードや図書カードNEXTといった各種ギフト券に交換できます。
ラグジュアリーカードのメリットは?
ラグジュアリーカードのメリットとしては、各種優待サービスや付帯保険、コンシェルジュサービスが充実していることが挙げられます。特に出張やプライベートで頻繁に旅行する人にとっては、メリットを感じやすいクレジットカードでしょう。

また、ラグジュアリーカードはマスターカードの最高ランク「ワールドエリート」に該当することから、持っているだけでステータスになりえる一枚です。
ラグジュアリーカードのデメリットは?
ラグジュアリーカードは年会費が最低でも5万5,000円(税込)と高く、優待サービスを十分に活用できないと年会費相当のお得を実感できない可能性があります。優待サービスを利用できるのは東京をはじめとする大都市圏に集中しているため、地方在住の人にとっては活用するシーンが限られてしまうでしょう。また、金属製カードであることから、一部店舗によっては利用できないこともあります。